JPH06100582A - 新規化合物js49、その使用および製造 - Google Patents
新規化合物js49、その使用および製造Info
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- JPH06100582A JPH06100582A JP25305092A JP25305092A JPH06100582A JP H06100582 A JPH06100582 A JP H06100582A JP 25305092 A JP25305092 A JP 25305092A JP 25305092 A JP25305092 A JP 25305092A JP H06100582 A JPH06100582 A JP H06100582A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 抗腫瘍性を有する新規な化合物を提供する。
【構成】 次式(I)で示される化合物JS49または
その酸付加塩。 【化1】 上記式(I)で示される化合物JS49またはその酸付
加塩を有効成分として含む抗腫瘍剤。ストレプトミセス
属に属し、JS49の生産能を有する菌株を適当な培地
で培養し、その培養物より化合物JS49を得る。この
方法により上記式(I)で示される化合物JS49を製
造することができる。
その酸付加塩。 【化1】 上記式(I)で示される化合物JS49またはその酸付
加塩を有効成分として含む抗腫瘍剤。ストレプトミセス
属に属し、JS49の生産能を有する菌株を適当な培地
で培養し、その培養物より化合物JS49を得る。この
方法により上記式(I)で示される化合物JS49を製
造することができる。
Description
【0001】〔発明の背景〕
【産業上の利用分野】本発明は新規物質に、さらに詳し
くは抗腫瘍性を有する新規化合物JS49に関する。
くは抗腫瘍性を有する新規化合物JS49に関する。
【0002】
【従来の技術】抗腫瘍物質に関しては、既に多数のもの
が医薬として実用化されている。一般に、化学物質の生
理活性はその化学構造に依存するところが大きいため、
抗腫瘍性を有する新規な化合物に対しては、不断の希求
があると言えよう。
が医薬として実用化されている。一般に、化学物質の生
理活性はその化学構造に依存するところが大きいため、
抗腫瘍性を有する新規な化合物に対しては、不断の希求
があると言えよう。
【0003】〔発明の概要〕
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の希求
に応えるものである。
に応えるものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明による
新規化合物は、次式(I)で示される化合物JS49ま
たはその酸付加塩である。
新規化合物は、次式(I)で示される化合物JS49ま
たはその酸付加塩である。
【化2】 本発明は、また、この物質の使用に関する。すなわち、
本発明による抗腫瘍剤は、上記式(I)で示される化合
物JS49またはその酸付加塩を有効成分として含有す
るものである。本発明は、さらにまた、この物質の製造
法に関する。すなわち、本発明による上記式(I)で示
される化合物JS49の製造法は、ストレプトミセス属
に属し、JS49の生産能を有する菌株を適当な培地で
培養し、その培養物より化合物JS49を得ること、を
特徴とするものである。
本発明による抗腫瘍剤は、上記式(I)で示される化合
物JS49またはその酸付加塩を有効成分として含有す
るものである。本発明は、さらにまた、この物質の製造
法に関する。すなわち、本発明による上記式(I)で示
される化合物JS49の製造法は、ストレプトミセス属
に属し、JS49の生産能を有する菌株を適当な培地で
培養し、その培養物より化合物JS49を得ること、を
特徴とするものである。
【0005】〔発明の具体的説明〕新規化合物JS49 1)化学構造 本発明による新規化合物JS49は、前記の式(I)で
示される化学構造を有する。この化学構造は、プロトン
核磁気共鳴スペクトル(図1)および炭素13核磁気共
鳴スペクトル(図2)の解析により、さらに、マススペ
クトルより判明した分子量および分子式より、決定され
たものである。 2)物理化学的性状 1)融点:131〜135℃ 2)比旋光度:〔α〕21 D+183° (c0.555、
メタノール中) 3)溶解性:メタノール、エタノールに可溶。クロロホル
ム、アセトン、酢酸エチルに微溶。ヘキサン、水に不
溶。 4)Rf値:0.23 吸着剤:メルク社製「シリカゲル60F254 」 展開溶媒:クロロホルム‐メタノール(5:1) 5)高分解能マススペクトル(m/z):(M+H)+
465.2219、C23H33N2O8 理論値 465.2237 6)分子式:C23H32N2O8 7)紫外吸収スペクトル:図3に示す。 λmax nm(ε): メタノール中;267(27000),345(270
00) 0.01規定水酸化ナトリウム‐メタノール中;249
(24000),340(27000) 8)赤外吸収スペクトル(KBrディスク法):図4に示
す。 νmax cm-1:3400,1650,1585 9)プロトン核磁気共鳴スペクトル(500メガヘルツ、
重DMSO中):図1に示す。 10) 炭素13核磁気共鳴スペクトル(125メガヘル
ツ、重DMSO中):図2に示す。 式(I)で示される化合物は、塩基性の窒素原子の位置
において酸付加塩があり得る。本発明化合物は、これら
の付加塩をも包含するものである。酸付加塩を形成すべ
き酸としては、例えば無機酸、例えば塩酸、硫酸、硝
酸、リン酸など、あるいは有機酸、例えば酢酸、プロピ
オン酸、マレイン酸、オレイン酸、パルミチン酸、クエ
ン酸、コハク酸、酒石酸、フマル酸、グルタミン酸、パ
ントテン酸、ラウリルスルホン酸、などをあげることが
できる。なお、酸付加塩を医薬として使用する場合に
は、酸は薬学上許容されるものでなければならない。
示される化学構造を有する。この化学構造は、プロトン
核磁気共鳴スペクトル(図1)および炭素13核磁気共
鳴スペクトル(図2)の解析により、さらに、マススペ
クトルより判明した分子量および分子式より、決定され
たものである。 2)物理化学的性状 1)融点:131〜135℃ 2)比旋光度:〔α〕21 D+183° (c0.555、
メタノール中) 3)溶解性:メタノール、エタノールに可溶。クロロホル
ム、アセトン、酢酸エチルに微溶。ヘキサン、水に不
溶。 4)Rf値:0.23 吸着剤:メルク社製「シリカゲル60F254 」 展開溶媒:クロロホルム‐メタノール(5:1) 5)高分解能マススペクトル(m/z):(M+H)+
465.2219、C23H33N2O8 理論値 465.2237 6)分子式:C23H32N2O8 7)紫外吸収スペクトル:図3に示す。 λmax nm(ε): メタノール中;267(27000),345(270
00) 0.01規定水酸化ナトリウム‐メタノール中;249
(24000),340(27000) 8)赤外吸収スペクトル(KBrディスク法):図4に示
す。 νmax cm-1:3400,1650,1585 9)プロトン核磁気共鳴スペクトル(500メガヘルツ、
重DMSO中):図1に示す。 10) 炭素13核磁気共鳴スペクトル(125メガヘル
ツ、重DMSO中):図2に示す。 式(I)で示される化合物は、塩基性の窒素原子の位置
において酸付加塩があり得る。本発明化合物は、これら
の付加塩をも包含するものである。酸付加塩を形成すべ
き酸としては、例えば無機酸、例えば塩酸、硫酸、硝
酸、リン酸など、あるいは有機酸、例えば酢酸、プロピ
オン酸、マレイン酸、オレイン酸、パルミチン酸、クエ
ン酸、コハク酸、酒石酸、フマル酸、グルタミン酸、パ
ントテン酸、ラウリルスルホン酸、などをあげることが
できる。なお、酸付加塩を医薬として使用する場合に
は、酸は薬学上許容されるものでなければならない。
【0006】JS49の製造 1)概要 化合物JS49は現在のところ微生物の培養によっての
み得られているが、類縁化合物の合成化学的修飾によっ
て製造することも、あるいは全合成化学的に製造するこ
ともできよう。また、遺伝子工学的手法によることもで
きよう。すなわち、化合物JS49の産生に関与する遺
伝子を適当な微生物に導入し、この様な形質転換微生物
を培養し、この培養物から得ることも可能であろう。微
生物の培養による場合の菌株としては、例えば、ストレ
プトミセス属に属するJS49生産能を有するものが使
用される。具体的には、本発明者らの分離したストレプ
トミセス・ビオラセウスニガー(Streptomyces violac
eusniger)JS49株がJS49を生産することが本発
明者らによって明らかにされているが、その他の菌株に
ついては、抗生物質生産菌単離の常法によって適当なも
のを自然界より分離することが可能である。また、スト
レプトミセス・ビオラセウスニガーJS49株を含めて
JS49の生産菌を放射線照射その他の変異処理に付し
て、JS49の生産能を高める余地も残されている。遺
伝子工学的手法もまた可能であることは前記したところ
である。
み得られているが、類縁化合物の合成化学的修飾によっ
て製造することも、あるいは全合成化学的に製造するこ
ともできよう。また、遺伝子工学的手法によることもで
きよう。すなわち、化合物JS49の産生に関与する遺
伝子を適当な微生物に導入し、この様な形質転換微生物
を培養し、この培養物から得ることも可能であろう。微
生物の培養による場合の菌株としては、例えば、ストレ
プトミセス属に属するJS49生産能を有するものが使
用される。具体的には、本発明者らの分離したストレプ
トミセス・ビオラセウスニガー(Streptomyces violac
eusniger)JS49株がJS49を生産することが本発
明者らによって明らかにされているが、その他の菌株に
ついては、抗生物質生産菌単離の常法によって適当なも
のを自然界より分離することが可能である。また、スト
レプトミセス・ビオラセウスニガーJS49株を含めて
JS49の生産菌を放射線照射その他の変異処理に付し
て、JS49の生産能を高める余地も残されている。遺
伝子工学的手法もまた可能であることは前記したところ
である。
【0007】2)生産菌株JS49株 JS49生産能を有するストレプトミセス属の菌株とし
て本発明者らの見出しているJS49株は、下記の内容
のものである。 (1) 由来および寄託番号 JS49株は、群馬県で採取した土壌から分離されたも
のであり、平成4年9月7日に工業技術院微生物工業技
術研究所に寄託されて、「微工研条寄第3997号」
(FERM BP−3997)の番号を得ている。 (2) 菌学的性状 JS49株の菌学的性状は以下の通りである。本菌株の
“特徴づけ”は『特許庁産業別審査基準記載』の方法に
よった。本菌株の基生菌糸は分断しない。気菌糸は長い
主軸を形成し、それより不規則に分枝した先端に、10
〜50個またはそれ以上からなるコンパクトな4〜9回
転の螺旋状の胞子鎖を形成する。胞子は非運動性で、培
養初期はシースに覆われ胞子形態は不鮮明であるが、培
養3週間に及ぶと胞子がシースから突出し、円形あるい
は楕円形を呈し、幅0.6〜0.8、長さ0.8〜1.
0μmで、胞子表面はいぼ状である。菌核、胞子のう、
その他の特殊形態は観察されない。細胞壁化学型はI型
である。培養性状は表1に示す。集落表面の菌叢色は灰
色系列であるが、培養が長期に及ぶと黒湿化する。裏面
色は不鮮明色を呈し、pHで変化しない。拡散性色素は
認められない。生理的性状は、表2に示す。本菌株は、
中温性で炭素源はシュクロース、ラムノース以外利用す
る。本菌株の形態的性状と細胞壁化学型から本菌株はス
トレプトミセス(Streptomyces、以後S.と略す。)属
に位置する。上述の諸性状を基に「細菌名承認リスト、
1980」およびそれ以後の有効名リストに記載された
S属の種について検索し、近縁種を選出した。S.ビオ
ラセウスニガーの診断的性状を比較すると本菌株とS.
ビオラセウスニガーの性状はよく一致しており、炭素源
の資化能のみ異なっている(表3)。従って本菌株は
S.ビオラセウスニガーに最も近似であるので、本菌株
JS49はS.ビオラセウスニガーに含まれる一菌株と
同定し、ストレプトミセス・ビオラセウスニガー(Stre
ptomyces violaceusniger)JS49株と称する。
て本発明者らの見出しているJS49株は、下記の内容
のものである。 (1) 由来および寄託番号 JS49株は、群馬県で採取した土壌から分離されたも
のであり、平成4年9月7日に工業技術院微生物工業技
術研究所に寄託されて、「微工研条寄第3997号」
(FERM BP−3997)の番号を得ている。 (2) 菌学的性状 JS49株の菌学的性状は以下の通りである。本菌株の
“特徴づけ”は『特許庁産業別審査基準記載』の方法に
よった。本菌株の基生菌糸は分断しない。気菌糸は長い
主軸を形成し、それより不規則に分枝した先端に、10
〜50個またはそれ以上からなるコンパクトな4〜9回
転の螺旋状の胞子鎖を形成する。胞子は非運動性で、培
養初期はシースに覆われ胞子形態は不鮮明であるが、培
養3週間に及ぶと胞子がシースから突出し、円形あるい
は楕円形を呈し、幅0.6〜0.8、長さ0.8〜1.
0μmで、胞子表面はいぼ状である。菌核、胞子のう、
その他の特殊形態は観察されない。細胞壁化学型はI型
である。培養性状は表1に示す。集落表面の菌叢色は灰
色系列であるが、培養が長期に及ぶと黒湿化する。裏面
色は不鮮明色を呈し、pHで変化しない。拡散性色素は
認められない。生理的性状は、表2に示す。本菌株は、
中温性で炭素源はシュクロース、ラムノース以外利用す
る。本菌株の形態的性状と細胞壁化学型から本菌株はス
トレプトミセス(Streptomyces、以後S.と略す。)属
に位置する。上述の諸性状を基に「細菌名承認リスト、
1980」およびそれ以後の有効名リストに記載された
S属の種について検索し、近縁種を選出した。S.ビオ
ラセウスニガーの診断的性状を比較すると本菌株とS.
ビオラセウスニガーの性状はよく一致しており、炭素源
の資化能のみ異なっている(表3)。従って本菌株は
S.ビオラセウスニガーに最も近似であるので、本菌株
JS49はS.ビオラセウスニガーに含まれる一菌株と
同定し、ストレプトミセス・ビオラセウスニガー(Stre
ptomyces violaceusniger)JS49株と称する。
【0008】 表1. 培養性状 培地 集落表面の菌叢色 集落の裏面色 拡散性色素 シュクロース・ 灰色系列 淡黄色 なし 硝酸塩寒天 グルコース・ア 灰色系列 淡黄味茶色 なし スパラギン寒天 淡黄色 グリセリン・ア 灰色系列 淡黄色 なし スパラギン寒天 無機塩・スターチ寒天 灰色系列 明茶味灰色 なし 明黄色 チロシン寒天 白色系列 淡黄色 なし 栄養寒天 白色系列 淡黄色 なし イースト・麦芽寒天 灰色系列 淡黄味茶色 なし 暗黄味橙色 オートミール寒天 灰色系列 淡黄色 なし 明茶味灰色
【0009】 表2. 生理的性状 生育温度範囲 20〜37℃ 最適温度 20〜30℃ メラニン様色素 チロシン寒天 − ペプトン・イースト鉄寒天 − トリプトン・イースト・ブロス − スターチの加水分解 + ゼラチンの液化 − 脱脂粉乳のペプトン化 + 脱脂粉乳の凝固 − 硝酸塩の還元 − 炭素源の資化 D‐グルコース + L‐アラビノース + D‐キシロース + D‐フラクトース + シュクロース − L‐ラムノース − ラフィノース + i‐イノシトール + D‐マンニット +
【0010】 表3. 本菌株と近縁種との比較 本菌株 ストレプトミセス・ JS49 ビオラセウスニガー 胞子鎖形態 螺旋状 + + 胞子表面 いぼ状 + + 菌叢色 灰色 + + 裏面色 不鮮明色 + + pH感受性 − − 拡散性色素産生 − − pH感受性 − − メラニン色素産生 − − スターチの加水分解 + + 硝酸塩の還元 − − 生育温度 10℃ − − 37℃ + + 45℃ − − 炭素源の資化 アラビノース + + キシロース + + イノシトール + + マンニット + + ラムノース − + ラフィノース + + シュクロース − + フラクトース + +
【0011】培養/JS49の生産 化合物JS49は、ストレプトミセス属に属するJS4
9生産菌を適当な培地で好気的に培養し、その培養物か
ら目的物を採取することにより製造することができる。
培地は、JS49生産菌が利用し得る任意の栄養源を含
有するもので有り得る。具体的には、例えば、炭素源と
してグルコース、フラクトース、マルトース、スターチ
および油脂類などが使用でき、窒素源として大豆粉、綿
実粕、乾燥酵母、酵母エキスおよびコーンスティープリ
カーなどの有機物ならびにアンモニウム塩または硝酸
塩、例えば、硫酸アンモニウム、硝酸ナトリウムおよび
塩化アンモニウムなどの無機物が利用できる。また、必
要に応じて、塩化ナトリウム、塩化カリウム、燐酸塩、
重金属塩など無機塩類を添加することができる。発酵中
の発泡を抑制するために、常法に従って適当な消泡剤、
例えばシリコーン油を添加することもできる。培養方法
としては、一般に行なわれている抗生物質の生産方法と
同じく、好気的液体培地培養法が最も適している。培養
温度は、20〜37℃が適当であるが、25〜30℃が
好ましい。この方法でJS49の生産量は、振盪培養、
通気攪拌培養ともに培養2〜4日間で最高に達する。こ
のようにして、JS49の蓄積された培養物が得られ
る。培養物中では、JS49はその一部は菌体中に存在
するが、その大部分は培養濾液中に存在する。このよう
な培養物からJS49を採取するには、合目的的な任意
の方法が利用可能である。その一つの方法は、溶解性の
原理に基づくものであって、具体的には、培養濾液中の
JS49についてはこれを水不混和性かつJS49が可
溶の溶媒、例えば酢酸エチル等で分配し、酢酸エチル可
溶の画分を採取する方法、あるいは菌体内のJS49に
ついては濾過、遠心分離などで得た菌体集体をメタノー
ル、エタノール、アセトンなどで抽出処理して回収する
方法などがある。菌体を分離せずに培養物そのままを上
記の抽出操作に付すこともできる。適当な溶媒を用いた
向流分配法も抽出の範疇に入れることができる。培養物
からJS49を採取する他の一つの方法は、吸着の原理
に基づくものであって、既に液状となっているJS49
含有物、例えば培養濾液あるいは上記のようにして抽出
操作を行なうことにより得られる抽出液を対象として、
適当な吸着剤、例えばシリカゲル、活性炭、「ダイヤイ
オンHP−20」(三菱化成社製)などを用いて目的の
JS49を吸着させ、その後、適当な溶媒にて溶離させ
ることによってJS49を得ることができる。このよう
にして得られたJS49溶液を減圧濃縮乾固すれば、J
S49粗標品が得られる。このようにして得られたJS
49の粗標品を更に精製するためには、上記の抽出法お
よび吸着法にゲル濾過法、高速液体クロマトグラフィー
などを必要に応じて組合せて必要回数行なえばよい。例
えば、シリカゲルなどの吸着剤、「セファデックスLH
−20」(ファルマシア社製)などのゲル濾過剤を用い
たカラムクロマトグラフィー、「YMCパック」(山村
科学社製)などを用いた高速液体クロマトグラフィーお
よび向流分配法を適宜組合せて実施することができる。
具体的には、例えば、JS49粗標品を「セファデック
スLH−20」カラムに対し、クロロホルム‐メタノー
ル(1:1)混合液で活性画分を溶出させ、濃縮乾固す
るとJS49の純品が得られる。得られる粗精製あるい
は精製JS49は、必要に応じ、常法によって前記した
ような酸付加塩の形にすることができる。
9生産菌を適当な培地で好気的に培養し、その培養物か
ら目的物を採取することにより製造することができる。
培地は、JS49生産菌が利用し得る任意の栄養源を含
有するもので有り得る。具体的には、例えば、炭素源と
してグルコース、フラクトース、マルトース、スターチ
および油脂類などが使用でき、窒素源として大豆粉、綿
実粕、乾燥酵母、酵母エキスおよびコーンスティープリ
カーなどの有機物ならびにアンモニウム塩または硝酸
塩、例えば、硫酸アンモニウム、硝酸ナトリウムおよび
塩化アンモニウムなどの無機物が利用できる。また、必
要に応じて、塩化ナトリウム、塩化カリウム、燐酸塩、
重金属塩など無機塩類を添加することができる。発酵中
の発泡を抑制するために、常法に従って適当な消泡剤、
例えばシリコーン油を添加することもできる。培養方法
としては、一般に行なわれている抗生物質の生産方法と
同じく、好気的液体培地培養法が最も適している。培養
温度は、20〜37℃が適当であるが、25〜30℃が
好ましい。この方法でJS49の生産量は、振盪培養、
通気攪拌培養ともに培養2〜4日間で最高に達する。こ
のようにして、JS49の蓄積された培養物が得られ
る。培養物中では、JS49はその一部は菌体中に存在
するが、その大部分は培養濾液中に存在する。このよう
な培養物からJS49を採取するには、合目的的な任意
の方法が利用可能である。その一つの方法は、溶解性の
原理に基づくものであって、具体的には、培養濾液中の
JS49についてはこれを水不混和性かつJS49が可
溶の溶媒、例えば酢酸エチル等で分配し、酢酸エチル可
溶の画分を採取する方法、あるいは菌体内のJS49に
ついては濾過、遠心分離などで得た菌体集体をメタノー
ル、エタノール、アセトンなどで抽出処理して回収する
方法などがある。菌体を分離せずに培養物そのままを上
記の抽出操作に付すこともできる。適当な溶媒を用いた
向流分配法も抽出の範疇に入れることができる。培養物
からJS49を採取する他の一つの方法は、吸着の原理
に基づくものであって、既に液状となっているJS49
含有物、例えば培養濾液あるいは上記のようにして抽出
操作を行なうことにより得られる抽出液を対象として、
適当な吸着剤、例えばシリカゲル、活性炭、「ダイヤイ
オンHP−20」(三菱化成社製)などを用いて目的の
JS49を吸着させ、その後、適当な溶媒にて溶離させ
ることによってJS49を得ることができる。このよう
にして得られたJS49溶液を減圧濃縮乾固すれば、J
S49粗標品が得られる。このようにして得られたJS
49の粗標品を更に精製するためには、上記の抽出法お
よび吸着法にゲル濾過法、高速液体クロマトグラフィー
などを必要に応じて組合せて必要回数行なえばよい。例
えば、シリカゲルなどの吸着剤、「セファデックスLH
−20」(ファルマシア社製)などのゲル濾過剤を用い
たカラムクロマトグラフィー、「YMCパック」(山村
科学社製)などを用いた高速液体クロマトグラフィーお
よび向流分配法を適宜組合せて実施することができる。
具体的には、例えば、JS49粗標品を「セファデック
スLH−20」カラムに対し、クロロホルム‐メタノー
ル(1:1)混合液で活性画分を溶出させ、濃縮乾固す
るとJS49の純品が得られる。得られる粗精製あるい
は精製JS49は、必要に応じ、常法によって前記した
ような酸付加塩の形にすることができる。
【0012】JS49の用途 現在、ヒト・パピローマウィルス(HPV)は、子宮頸
癌等との関連が強く示唆されているが、JS49は、マ
ウス正常細胞にHPV遺伝子をトランスフェクトした形
質転換株の形態を正常形態に復帰させる活性を有する。
従って、本発明による化合物JS49は、抗腫瘍活性を
有するという点で有用である。 (1)生物活性 JS49は、2〜100ng/mlの濃度範囲で、HPVty
pe16の遺伝子をマウス正常繊維芽細胞NIH3T3に
トランスフェクトした細胞の形態を正常形態に復帰させ
た。上記のように、本発明のJS49は抗腫瘍活性を示
すことが明らかにされた。従って、本発明のJS49は
抗腫瘍剤として使用することができる。 (2)抗腫瘍剤 このように、本発明のJS49はヒトの腫瘍、特に悪性
腫瘍に対して抗腫瘍性を示すことが明らかにされた。従
って、本発明化合物は、抗腫瘍剤もしくは腫瘍治療剤と
して使用することができる。抗腫瘍剤としての本発明化
合物は、合目的的な任意の投与経路で、また、採用投与
経路によって決る剤型で投与することができる。薬剤と
しては、製薬上許容される担体あるいは希釈剤で希釈さ
れた形態が普通である。抗腫瘍剤として本発明化合物を
実際に投与する場合には、これらを注射用蒸留水または
生理食塩水に溶解して注射する方法が代表的なものの一
つとして挙げられる。具体的には、腹腔内注射、皮下注
射、静脈または動脈への血管内注射および注射による局
所投与などの方法がある。剤型としては、上記したよう
な注射剤の他に、懸濁剤、錠剤、顆粒剤、散剤、カプセ
ル剤、軟膏剤、クリーム剤等の形態を採用することがで
きる。これらの製剤を製造するには、製薬上許容される
担体あるいは希釈剤等、具体的には溶剤、可溶化剤、等
張化剤、保存剤、抗酸化剤、賦形剤、結合剤、滑沢剤、
安定剤等を添加することができる。溶剤としては、上記
したように注射用蒸留水、生理食塩水等が代表的であ
り、可溶化剤としては、例えばエタノール、ポリソルベ
ート剤が、賦形剤としては、例えば乳糖、デンプン、結
晶セルロース、マンニトール、マルトース、リン酸水素
カルシウム、軽質無水ケイ酸、炭酸カルシウム等が、結
合剤としては、例えばデンプン、ポリビニルピロリド
ン、ヒドロキシプロピルセルロース、エチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、アラビアゴム等が、
崩壊剤としては、例えばデンプン、カルボキシメチルセ
ルロースカルシウム等が、滑沢剤としては、例えばステ
アリン酸マグネシウム、タルク、硬化油等が、安定剤と
しては、例えば乳糖、マンニトール、マルトース、ポリ
ソルベート類、マクロゴール類、ポリオキシエチレン硬
化ヒマシ油等があげられる。また、必要に応じて、グリ
セリン、ジメチルアセトアミド、70%乳酸ナトリウ
ム、界面活性剤、塩基性物質(例えば、エチレンジアミ
ン、エタノールアミン、炭酸ナトリウム、アルギニン、
メグルミン、トリスアミノメタン)を添加することもで
きる。これらの成分を用いて、注射剤、錠剤、顆粒剤、
カプセル剤等の剤型に製造することができる。本発明化
合物の投与量は、動物試験の結果および種々の状況を勘
案して、連続的または間欠的に投与した時に総投与量が
一定量を越えないように定められる。具体的な投与量
は、投与方法、患者または被処理動物の状況、例えば年
齢、体重、性別、感受性、食餌、投与時間、併用する薬
剤、患者またはその病気の程度に応じて変化することは
言うまでもなく、また、一定の条件のもとにおける適量
と投与回数は、上記指針を基にして専門医の適量決定試
験によって決定されなければならない。具体的には、成
人1日当り0.01〜1g程度である。
癌等との関連が強く示唆されているが、JS49は、マ
ウス正常細胞にHPV遺伝子をトランスフェクトした形
質転換株の形態を正常形態に復帰させる活性を有する。
従って、本発明による化合物JS49は、抗腫瘍活性を
有するという点で有用である。 (1)生物活性 JS49は、2〜100ng/mlの濃度範囲で、HPVty
pe16の遺伝子をマウス正常繊維芽細胞NIH3T3に
トランスフェクトした細胞の形態を正常形態に復帰させ
た。上記のように、本発明のJS49は抗腫瘍活性を示
すことが明らかにされた。従って、本発明のJS49は
抗腫瘍剤として使用することができる。 (2)抗腫瘍剤 このように、本発明のJS49はヒトの腫瘍、特に悪性
腫瘍に対して抗腫瘍性を示すことが明らかにされた。従
って、本発明化合物は、抗腫瘍剤もしくは腫瘍治療剤と
して使用することができる。抗腫瘍剤としての本発明化
合物は、合目的的な任意の投与経路で、また、採用投与
経路によって決る剤型で投与することができる。薬剤と
しては、製薬上許容される担体あるいは希釈剤で希釈さ
れた形態が普通である。抗腫瘍剤として本発明化合物を
実際に投与する場合には、これらを注射用蒸留水または
生理食塩水に溶解して注射する方法が代表的なものの一
つとして挙げられる。具体的には、腹腔内注射、皮下注
射、静脈または動脈への血管内注射および注射による局
所投与などの方法がある。剤型としては、上記したよう
な注射剤の他に、懸濁剤、錠剤、顆粒剤、散剤、カプセ
ル剤、軟膏剤、クリーム剤等の形態を採用することがで
きる。これらの製剤を製造するには、製薬上許容される
担体あるいは希釈剤等、具体的には溶剤、可溶化剤、等
張化剤、保存剤、抗酸化剤、賦形剤、結合剤、滑沢剤、
安定剤等を添加することができる。溶剤としては、上記
したように注射用蒸留水、生理食塩水等が代表的であ
り、可溶化剤としては、例えばエタノール、ポリソルベ
ート剤が、賦形剤としては、例えば乳糖、デンプン、結
晶セルロース、マンニトール、マルトース、リン酸水素
カルシウム、軽質無水ケイ酸、炭酸カルシウム等が、結
合剤としては、例えばデンプン、ポリビニルピロリド
ン、ヒドロキシプロピルセルロース、エチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、アラビアゴム等が、
崩壊剤としては、例えばデンプン、カルボキシメチルセ
ルロースカルシウム等が、滑沢剤としては、例えばステ
アリン酸マグネシウム、タルク、硬化油等が、安定剤と
しては、例えば乳糖、マンニトール、マルトース、ポリ
ソルベート類、マクロゴール類、ポリオキシエチレン硬
化ヒマシ油等があげられる。また、必要に応じて、グリ
セリン、ジメチルアセトアミド、70%乳酸ナトリウ
ム、界面活性剤、塩基性物質(例えば、エチレンジアミ
ン、エタノールアミン、炭酸ナトリウム、アルギニン、
メグルミン、トリスアミノメタン)を添加することもで
きる。これらの成分を用いて、注射剤、錠剤、顆粒剤、
カプセル剤等の剤型に製造することができる。本発明化
合物の投与量は、動物試験の結果および種々の状況を勘
案して、連続的または間欠的に投与した時に総投与量が
一定量を越えないように定められる。具体的な投与量
は、投与方法、患者または被処理動物の状況、例えば年
齢、体重、性別、感受性、食餌、投与時間、併用する薬
剤、患者またはその病気の程度に応じて変化することは
言うまでもなく、また、一定の条件のもとにおける適量
と投与回数は、上記指針を基にして専門医の適量決定試
験によって決定されなければならない。具体的には、成
人1日当り0.01〜1g程度である。
【0013】
1)培養 使用した培地は、下記の組成の成分を1リットルの水に
溶解して、pH7.4に調整したものである。 デキストリン 30g グルコース 3g ソーヤフレーク 20g 炭酸カルシウム 3g 塩化コバルト 0.01g 50リットル容ジャーファーメンターに上記培地30リ
ットルを調製、殺菌したものへ、ストレプトミセス・ビ
オラセウスニガーJS49株を接種し、27℃にて3日
間、通気攪拌培養を行なった。 2)JS49の採取 上記の条件で培養後、培養液(30リットル)を遠心分
離し、菌体と上清とに分け、上清については、ダイヤイ
オンHP−20(三菱化成社製)のカラムに通液してJ
S49を吸着させ、充分水洗した後、メタノールで溶出
し、溶出液を濃縮後、更にシリカゲル(和光純薬社製
「ワコーゲルC200」)のカラムに吸着させ、クロロ
ホルム‐メタノール混液(4:1)で活性画分を溶出し
た(画分(1))。菌体については、アセトンでJS4
9を抽出し、抽出液を濃縮後、酢酸エチルで分配し、酢
酸エチル層及び水層を得、各層を更に下記の操作に付し
た。酢酸エチル層は、濃縮後、シリカゲルカラムに吸着
させ、クロロホルム‐メタノール混液(4:1)で活性
画分を溶出した(画分(2))。水層は、クロロホルム
‐メタノール混液(10:1)で抽出し、濃縮後、シリ
カゲルカラムに吸着させ、クロロホルム‐メタノール混
液(4:1)で活性画分を溶出した(画分(3))。画
分(1)〜(3)を合わせて濃縮してD−ODS−7・
S−7カラム(山村科学社製)を用いた高速液体クロマ
トグラフィーに付し、水‐アセトニトリル混液(65:
35)で溶出した。溶出液を濃縮後、セファデックスL
H−20のカラムを用いたゲル濾過に付し、クロロホル
ム‐メタノール混液(1:1)で展開し、活性画分を濃
縮乾固してJS49の純品17.1mgを得た。
溶解して、pH7.4に調整したものである。 デキストリン 30g グルコース 3g ソーヤフレーク 20g 炭酸カルシウム 3g 塩化コバルト 0.01g 50リットル容ジャーファーメンターに上記培地30リ
ットルを調製、殺菌したものへ、ストレプトミセス・ビ
オラセウスニガーJS49株を接種し、27℃にて3日
間、通気攪拌培養を行なった。 2)JS49の採取 上記の条件で培養後、培養液(30リットル)を遠心分
離し、菌体と上清とに分け、上清については、ダイヤイ
オンHP−20(三菱化成社製)のカラムに通液してJ
S49を吸着させ、充分水洗した後、メタノールで溶出
し、溶出液を濃縮後、更にシリカゲル(和光純薬社製
「ワコーゲルC200」)のカラムに吸着させ、クロロ
ホルム‐メタノール混液(4:1)で活性画分を溶出し
た(画分(1))。菌体については、アセトンでJS4
9を抽出し、抽出液を濃縮後、酢酸エチルで分配し、酢
酸エチル層及び水層を得、各層を更に下記の操作に付し
た。酢酸エチル層は、濃縮後、シリカゲルカラムに吸着
させ、クロロホルム‐メタノール混液(4:1)で活性
画分を溶出した(画分(2))。水層は、クロロホルム
‐メタノール混液(10:1)で抽出し、濃縮後、シリ
カゲルカラムに吸着させ、クロロホルム‐メタノール混
液(4:1)で活性画分を溶出した(画分(3))。画
分(1)〜(3)を合わせて濃縮してD−ODS−7・
S−7カラム(山村科学社製)を用いた高速液体クロマ
トグラフィーに付し、水‐アセトニトリル混液(65:
35)で溶出した。溶出液を濃縮後、セファデックスL
H−20のカラムを用いたゲル濾過に付し、クロロホル
ム‐メタノール混液(1:1)で展開し、活性画分を濃
縮乾固してJS49の純品17.1mgを得た。
【図1】JS49の重DMSO中における500メガヘ
ルツプロトン核磁気共鳴スペクトルを模写したものであ
る。
ルツプロトン核磁気共鳴スペクトルを模写したものであ
る。
【図2】JS49の重DMSO中における125メガヘ
ルツ炭素13核磁気共鳴スペクトルを模写したものであ
る。
ルツ炭素13核磁気共鳴スペクトルを模写したものであ
る。
【図3】JS49のメタノール中(実線)および0.0
1規定水酸化ナトリウム‐メタノール中(破線)での紫
外吸収スペクトルを模写したものである。
1規定水酸化ナトリウム‐メタノール中(破線)での紫
外吸収スペクトルを模写したものである。
【図4】JS49のKBrディスク法による赤外吸収ス
ペクトルを模写したものである。
ペクトルを模写したものである。
Claims (3)
- 【請求項1】次式(I)で示される化合物JS49また
はその酸付加塩。 【化1】 - 【請求項2】請求項1に記載の化合物を有効成分として
含有する抗腫瘍剤。 - 【請求項3】ストレプトミセス属に属し、JS49の生
産能を有する菌株を適当な培地で培養し、その培養物よ
り化合物JS49を得ることを特徴とする、請求項1に
記載の化合物JS49の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25305092A JPH06100582A (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 新規化合物js49、その使用および製造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25305092A JPH06100582A (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 新規化合物js49、その使用および製造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06100582A true JPH06100582A (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=17245790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25305092A Pending JPH06100582A (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 新規化合物js49、その使用および製造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06100582A (ja) |
-
1992
- 1992-09-22 JP JP25305092A patent/JPH06100582A/ja active Pending
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