JPH06100421B2 - 乾燥装置 - Google Patents

乾燥装置

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JPH06100421B2
JPH06100421B2 JP11223489A JP11223489A JPH06100421B2 JP H06100421 B2 JPH06100421 B2 JP H06100421B2 JP 11223489 A JP11223489 A JP 11223489A JP 11223489 A JP11223489 A JP 11223489A JP H06100421 B2 JPH06100421 B2 JP H06100421B2
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drying
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pan
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JP11223489A
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茂樹 近藤
国男 武谷
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Ube Corp
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Ube Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明の乾燥装置は、湿式粉砕後の湿潤原料,スラリ状
原料,泥状原料等の湿潤粉粒体を乾燥,解砕と同時に分
級する装置であり、特に粒径分布に拡がりのある湿潤粉
粒体の乾燥,解砕,分級に好適である。
[従来の技術] 従来、湿潤原料を乾燥するには、スプレイドライヤ,流
動床ドライヤ,ロータリドライヤ等が使用されている。
スプレイドライヤは、スラリ状の微粒子乾燥に適する
が、乾燥後の製品は造粒されてしまい粉末を得るには不
適当である。また、流動床ドライヤは、その原理から考
えて粒状の原料には適するが、粉状のものには適しな
い。ロータリドライヤは、さらに大粒径の粒〜塊状の原
料の乾燥に適する。
[発明が解決しようとする課題] 以上述べた従来機の乾燥においては、乾燥粉末を得よう
とするとき、乾燥後に解砕や分級が必要となり、余分な
工程が加わり設備費,操業経済性が劣る。
[課題を解決するための手段] そこで、本発明の乾燥装置においては、粒径に拡がりが
あり、粉末を多量に含んだ湿潤原料を乾燥と同時に分級
まで同時に達成するもので、 回転軸心が鉛直方向に設置されており、下方へ向かって
拡径する円錐形状を多段に有し、駆動装置によって回転
される旋回皿と、 該旋回皿と同軸で該旋回皿を囲繞し、かつ、上方に向か
って延設する環形状のケーシングと、 前記旋回皿の外周環状空間部および多段の旋回皿間の空
隙より乾燥用熱ガスを内部に注入する取入口と、 該取入口の直下に乾燥後の粗粉を排出するスクリュコン
ベヤと、 前記ケーシングに湿潤原料用の供給口と、 前記ケーシング上部に乾燥微粉分の吸引排出口とを具備
する乾燥装置であって、 前記吸引排出口の下部に分級機を設け、 前記旋回皿のうち最下段の旋回皿を除く旋回皿の共通軸
を昇降,回転自在に油圧シリンダおよびスラスト軸受を
介して軸承し、最下段の旋回皿および前記共通軸を回転
駆動する駆動手段を設けた構成とした。
[作用] 本発明の乾燥装置においては、回転する多段の旋回皿の
頂上中心上へ供給された湿潤原料は、遠心力により落下
しながらスパイラル状に外周側へ移動していく過程で、
各段の旋回皿と旋回皿との空隙から導入される熱ガスと
熱交換し、徐々に乾燥されながら最下段の旋回皿の外周
へ達する。ここで、外周環空間部に設けた熱ガス取入口
から高速で上昇する熱ガスに吹き上げられて再び旋回皿
上へ落下し、前述の動作を繰返し、次第に乾燥が進行し
ていく。乾燥後の原料のうち、微粉分は乾燥装置の上部
に設けた分級機を通り抜けて排出口から装置外へ去り、
集塵装置等で回収される。
一方、乾燥の終了した分級機を通過できない粗粒を乾燥
装置から排出するためには、一時的に最下段を除いた各
段の旋回皿を油圧シリンダを操作することにより上昇さ
せて、最下段の旋回皿とその上の旋回皿との空隙を大き
くしてやり、熱ガス全量のうち、全空隙を通過する風量
を大とし、逆に旋回皿の外周環状空間部の熱ガス取入口
を通過する風量を小として、両者の配分割合を変更する
ことによって、旋回皿の外周環状空間部の上昇流速を弱
めて、乾燥原料をスクリュコンベヤへ落下させ、スクリ
ュコンベヤで装置外へ排出する。
落下がほぼ完了した後は、再び旋回皿を元の高さに復起
してから新しい湿潤原料を投入して、もとの乾燥運転を
継続する。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例について説明す
る。
第1図は本発明の乾燥装置の実施例を示す全体縦断面図
であり、第2図は部分拡大断面図、第3図は乾燥装置内
の原料の流動状態説明図である。第1図中の矢印はガス
流れを示し、第3図の細線矢印はガス流れ、太線矢印は
粗粒の動きを示す。
図において、1はケーシング、2は架台、2aは架台、3
は減速電動機、4はピニオン、5はガースギヤ、6は旋
回皿で上から順に6a,6b,6c,6d,6eの旋回皿が多段にある
間隙を保って折重なっている。7は旋回皿6a〜6d用の回
転軸、8はスラスト軸受、9は油圧シリンダ、10は熱ガ
ス供給用のブレードリング、11は湿潤原料の供給口、12
は分級機、13は乾燥微粉の吸引排出口、14は熱ガス供給
口、15はスクリュコンベヤである。
円筒形状のケーシング1の下部中央には最下段の旋回皿
6eが軸受61,軸受カバー62,架台2aで支持軸承され、最下
段の旋回皿6eのボス63の外周にガースギヤ5が架台2aで
支持された減速電動機3の出力軸にとりつけられたピニ
オン4と噛合しており、回転駆動されるよう構成されて
いる。
一方、ボス63の中空部には旋回皿6a,6b,6c,6dを支持す
る回転軸7がスラスト軸受8と油圧シリンダ9に連結さ
れる。油圧シリンダ9は架台2に固設される。回転軸7
は油圧シリンダ・ロッドの昇降に伴ない上下動すると同
時に、ボス63の内面に設けたキー溝63aにはまり込むキ
ー7aを介して回転できるようになっている。
そして、最下段の旋回皿6eの外周には円環状の熱ガス供
給用ブレードリング10が固設され、その下方には乾燥粗
粒の排出用のスクリュコンベヤ15が連結配設される。一
方、ケーシング1の下部に設けられた熱ガス供給口14よ
り装置内に導入した熱ガスは、内部で分岐して、ひとつ
はブレードリング10を上方へ、もうひとつは各段の旋回
皿同志の間隙6X,6X,6X,6Yを通り抜けて上方へ流れ
る。ケーシング1の中間部には最上段旋回皿6aへ湿潤原
料を散布できるように原料供給口11が設けられており、
図のように、例えばスクリュコンベヤ15を使用して水平
に供給しても良いし、傾斜させて重力作用により落下さ
せても良い。
ケーシング1の上部中央には、分級機として回転式セパ
レータ12が鉛直軸回りに旋回皿6と同一方向に回転でき
るよう軸受12a,12aによって軸承され、可変電動機12cに
よって駆動される。
回転式セパレータ12のさらに上部には、回転式セパレー
タ12を通過した乾燥微粉を吸引排出させる吸引排出口13
があり、図示しない集塵装置,吸引フアンと連結されて
いる。
以上のように構成された本発明の乾燥装置の作動につい
て説明する。吸引フアン,回転式セパレータ12,減速電
動機3,スクリュコンベヤ15を駆動した状態で湿潤原料を
供給口11より旋回皿6に投入すると、原料は旋回皿6に
よりスパイラル状に下方へ落下していく。この間、各段
の間隙6X,6X,6X,6Yより熱ガスと熱交換し、ブレード
リング10より上向きの高速の熱ガスと当接し、反転して
上方へ吹き上げられる。この状態が第3図に示した状態
で、乾燥の進行とともに原料は各々の粒径に独立して流
動化し始め、粒径大の粒子(粗粒という)は、ブレード
リング10で吹き上げられた後、回転式セパレータ12に達
することなく装置内の途中で浮上エネルギを失なって再
び旋回皿6の上へ落下し、以後同様な循環を繰り返す。
一方、乾燥して粒径大なる粒子から分離した微粉は、回
転式セパレータ12まで運ばれ、ここで所定の分級点を規
定する回転数で回転している回転式セパレータ12の羽根
12dへ向かい、微粉は通り抜けて吸引排出口13より装置
外へ排出される。セパレータ羽根12dに当接してはね飛
ばされ通過することのできない粒子(中粒という)は、
再び旋回皿6へ落下し、前述の循環を繰り返す。この循
環の際の旋回皿6への落下の衝撃により、粗粒に付着し
た微粉の分離、すなわち、解砕が行なわれる。
以上のようにして、一定時間経過後(これを乾燥時間と
いう)、装置内に貯まった分級点以上の粒径を持つ中粒
および粗粒を排出するには、最下段の旋回皿6eを除いた
旋回皿6a,6b,6c,6dの回転軸7を、油圧シリンダ9を操
作して上昇させ、間隙6Yを拡張する(間隙6X,6X,6X
不変)。そうすると、熱ガス供給口14より入る熱ガス全
量は変わらず、間隙6Yから流入するガス量が増加するの
でブレードリング10から入る熱ガス量が減少し、ブレー
ドリング10の流入面積は変わらないのでブレードリング
10から入るガス流速が減少し、粗粒は吹き上げ力より重
力が打ち克って落下し、スクリュコンベヤ15へ向かう。
ブレードリング10上部の乾燥粒子がこのようにして排出
された後、再び最下段旋回皿6eを元の状態まで上昇させ
てから、湿潤原料を投入する。乾燥時間と落下時間は、
湿潤原料の含有水分の度合によって乾燥時間を選択し、
例えば、乾燥時間3分〜5分、落下時間10秒〜20秒のよ
うに設定する。
本実施例では、乾燥終了後の中粒,粗粒の排出では、最
下段旋回皿6eを下降させて間隙6Yを拡大して、ブレード
リング10の風量を低下して流速を落とす方策を採用した
が、このほかにも、回転軸7を上昇させることによっ
て、ブレードリング10の通過面積を拡大してブレードリ
ング通過流速を低下させて落下させる方策としてもよ
い。
以上説明したように、本発明では、原料は旋回皿の回転
によってケーシング内面への衝突や吹き上げ後の旋回皿
への再落下の衝撃により、解砕され、かつ、熱ガスによ
る流動化状態で乾燥されるので、粒子単独での効率良い
乾燥が実現できる。
また、旋回皿と分級機の旋回方向が同一方向で、装置内
部で固気2相流の安定した渦流が形成され、旋回皿と分
級機に至る途中とで一次分級が実施されるので(換言す
れば、粗粒は分級機まで到達しないで旋回皿へ戻るこ
と)、分級機の効率が良い。
さらに、流動化状態を促進するために、ブレードリング
通過風量を増し、通過流速を増加させるために最下段旋
回皿6eを上昇させ、間隙6Yを減少することもできる。
[発明の効果] 本発明の乾燥装置においては、 湿式粉砕後のスラリ状湿潤粒子混合体を乾燥,解砕同時
処理できるとともに、微粉と粗粉とを別系統で入手でき
る。
また、その分級点も分級機の回転数を外部から遠隔指令
により自由に任意に選定し得る。
そして、乾燥には気流による流動化乾燥を実施している
ので、乾燥効率が高く、乾燥容積も小さくて良いので設
備費等経済性も優れている。
また、粗粒を微粉除去後に再粉砕することもできるの
で、この場合は後続の粉砕機容量を小さくできるととも
に微粉の過粉砕を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の乾燥装置の実施例を示す全体縦断面
図、第2図は部分拡大断面図、第3図は原料の流動状態
説明図である。 1……ケーシング、3……減速電動機、 4……ピニオン、5……ガースギヤ、 6……旋回皿、6e……最下段旋回皿、 6X……間隙(一定)、6Y……間隙(可変)、 7……回転軸、8……スラスト軸受、 9……油圧シリンダ、10……ブレードリング、 11……湿潤原料の供給口、 12……分級機(回転式セパレータ)、 13……吸引排出口、14……熱ガス供給口、 15……スクリュコンベヤ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸心が鉛直方向に設置されており、下
    方へ向かって拡径する円錐形状を多段に有し、駆動装置
    によって回転される旋回皿と、 該旋回皿と同軸で該旋回皿を囲繞し、かつ、上方に向か
    って延設する環形状のケーシングと、 前記旋回皿の外周環状空間部および多段の旋回皿間の空
    隙より乾燥用熱ガスを内部に注入する取入口と、 該取入口の直下に乾燥後の粗粉を排出するスクリュコン
    ベヤと、 前記ケーシングに湿潤原料用の供給口と、 前記ケーシング上部に乾燥微粉分の吸引排出口とを具備
    する乾燥装置であって、 前記吸引排出口の下部に分級機を設け、 前記旋回皿のうち最下段の旋回皿を除く旋回皿の共通軸
    を昇降,回転自在に油圧シリンダおよびスラスト軸受を
    介して軸承し、最下段の旋回皿および前記共通軸を回転
    駆動する駆動手段を設けたことを特徴とする乾燥装置。
JP11223489A 1989-05-02 1989-05-02 乾燥装置 Expired - Lifetime JPH06100421B2 (ja)

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CN110542291A (zh) * 2019-09-09 2019-12-06 安徽家思特涂料有限责任公司 一种树脂废品回收用烘干装置
CN111195601A (zh) * 2020-02-14 2020-05-26 郭爱秀 一种稻谷筛选烘干装置

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