JPH0317945Y2 - - Google Patents

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JPH0317945Y2
JPH0317945Y2 JP1984011358U JP1135884U JPH0317945Y2 JP H0317945 Y2 JPH0317945 Y2 JP H0317945Y2 JP 1984011358 U JP1984011358 U JP 1984011358U JP 1135884 U JP1135884 U JP 1135884U JP H0317945 Y2 JPH0317945 Y2 JP H0317945Y2
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rotary table
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inner cylinder
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JP1984011358U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、主として採石等を破砕して細粒化
し、所定粒度の砂を製造するのに好適な製砂機に
関する。
従来の製砂機で砕砂を製造しようとする場合、
原料投入口より供給された原料は、製砂機内に配
設されたテーブルとローラ等からなる破砕機構に
より圧縮粉砕された後に、適宜な破砕物排出機構
により外部に排出される。
しかして、前記圧縮粉砕の過程で発生する粗粒
分(約1mm以下の粒子)は、所定の空気取入口か
ら導入された空気により、製砂機上部に配設され
た分級機に気流輸送され、この分級機にて分級さ
れた粗粒分中に含まれる比較的粗い粒子(88μm
〜1mm)は、シユートにて系外へ排出される。
一方、分級機にて分級された微粉分(88μm以
下の粒子)は、前記気流により系外へ排出され、
別途に設けられた集塵機にて集塵されるようにな
つている。
しかしながら、従来の製砂機では、分級のため
の空気流の胴内風速が充分でなく、製品中へ不要
な微粉分が多く混入するといつた欠点を有してい
た。
本考案は上述の如き実情に鑑みて考案されたも
のであつて、充分な胴内風速が得られるように構
成した製砂機を提供することを目的とするもので
ある。
本考案の特徴は、機外から円筒状の胴体内に原
料を供給する原料供給機構と、供給された原料を
破砕する胴体下方に設けられた胴体と同軸状に回
転中心を有する円盤状の回転テーブル、及び該回
転テーブルに圧接して配置された複数のローラと
から構成された原料破砕機構と、破砕物を機外に
排出する上記原料破砕機構より更に胴体下方に設
けられた破砕物排出機構とをそれぞれ有する製砂
機であつて、前記原料破砕機構と破砕物排出機構
との間に位置する胴体側壁に気流分級用の空気取
入口を設け、かつ、胴体の内部であつて前記原料
破砕機構の上方に、該原料破砕機構を構成する上
記回転テーブルの径よりは小さいが、該回転テー
ブルに圧接して配置された上記複数のローラを覆
う内径を有する直円筒状の内筒を、該ローラの大
部分を覆う程度に回転テーブルに近接させ、かつ
該回転テーブルと同軸状に配設し、該内筒と前記
胴体との間隙を気流分級用の空気流通路とすると
共に、該空気流通路に沿つて気流輸送された粒子
を粗い粒子と微粉粒子とに分離するセパレータを
上記内筒の上部に配置し、該セパレータによつて
分離された粗い粒子はセパレータ下部に連設した
シユートによつて機外に排出し、微粉粒子はセパ
レータ上方に設けた空気排出口から空気と伴に排
出するように構成したことにある。
以下、本考案を竪形製砂機に適用した一実施例
に付き図面を参照して説明する。
第1図は本考案に係る竪形製砂機1の構造を概
略的に示すものであつて、この製砂機1は、原料
供給機構2と、原料破砕機構3と、分級機構4
と、破砕物排出機構5とをそれぞれ具備してい
る。
第1図において、7は製砂機1の胴体(ケーシ
ング)であり、この胴体7の中間部には原料供給
機構2としての原料投入口8が設けられ、外部の
所定場所から投入される原料9が前記原料投入口
8を介して胴体7内に導入されるようになつてい
る。
前記原料破砕機構3は、胴体7の下部に配設さ
れたテーブル10とローラ11とからなり、テー
ブル10は適宜な駆動手段12により回転される
駆軸動13の上端に固着されている。また、ロー
ラ11は前記テーブル10の上面で、胴体7内の
円周方向に複数個配設されている。なお、このロ
ーラ11は軸14に枢着され、基部11aの上方
を加圧装置15により圧縮ばね等の適宜手段にて
加圧され、また前記基部11aの下方を調整ボル
ト16により加圧装置15により加圧に対抗して
支持されている。
前記分級機構4は、胴体7内の上部に設けられ
たセパレータ18と、胴体7の下部に設けられた
空気取入口19と、前記セパレータ18の上方に
設けられた空気排出口20とからなつている。ま
た、胴体7の内部であつて前記原料破砕機構3の
上方には、第1図に示す如く、該原料破砕機構3
を構成する回転テーブル10の径よりは小さい
が、該回転テーブル10に圧接して配置された複
数のローラ11を覆う内径を有する直円筒状の内
筒22を、該ローラ11の大部分を覆う程度に回
転テーブル10に近接させ、かつ該回転テーブル
10と同軸状に配設すると共に、該内筒22の上
部に前記セパレータ18を収納配置した。
しかして、空気取入口19から送給される清浄
空気は、第1図において矢印Aで示すように、テ
ーブル10と胴体7との間隙部Bを介して、胴体
7と内筒22との間の空気流通路Cを通つて上昇
し、セパレータ18の上部からセパレータ18内
に入り、さらに上昇して空気排出口20から微粉
分と一緒に外部に送り出されるようになつてい
る。なお、セパレータ18の下部には分級された
比較的粗い粒子を落下させるセパレータシユート
18aが設けられている。
前記破砕物排出機構5は、前記テーブル10の
下部に固着され、駆動軸13によりテーブル10
と共に回転する製品排出用かき板23と、このか
き板23により移動・集積される製品を製砂機1
の外部所定位置に排出する製品排出口24とから
なつている。
次に、上述の如き構成の製砂機1の動作に付き
説明する。
まず、原料投入口8から胴体7内に投入された
原料9はテーブル10上に落下し、駆動軸13で
回転されるテーブル10の遠心力により周縁方向
に移動し、テーブル10とローラ11との間の破
砕部26で圧縮、破砕される。これにより、原料
9は所定の粒度に破砕され、胴体7とテーブル1
0との間の間隙部Bを通つて下方へ落下し、かき
板23により排出口24を介して製品として回収
される。
破砕された原料のうち比較的粒度の小さい粗粒
分は、空気取入口19より送入された所要量の清
浄空気によつて、前記間隙部Bにおいて気流分級
される。そして、胴体7と内筒22との間の空気
流通路Cを通つて第1図の矢印Aで示す如くセパ
レータ18に運搬され、粗粒分のうちの比較的粗
い粒子はセパレータシユート18aから回収さ
れ、微粉分は排出口20を介して系外へ排出され
る。
このように構成した製砂機1によれば、空気取
入口19からの清浄空気の風量が一定であつて
も、胴体7内に円筒22を設けて空気流通路Cの
断面積を小さくしたので、胴体7内における気流
速度が増加することになる。この結果、前記間隙
部Bにおける気流分級にて従来の場合よりも多量
の粗粒分を分級できるため、セパレータ18及び
排出口20を介して排出される粗粒分が多くな
る。一方、この粗粒分のうち有用な比較的粗い粒
子はセパレータシユート18aを介して回収する
ことができるので、製品に不要な微粉分のみ除去
できることになる。従つて、製品中に不要な微粉
分が減少するため、最適粒度分布の製品を得るこ
とができる。
本考案者が行なつた実験結果(原料:安山岩)
によれば、内筒を具備しない従来の製砂機を用い
た場合の粒度分布は、JISは満足するが74μm篩
による洗い試験で失われる量が12〜14%と多く、
JISを満足しなかつた。この時の胴内風速は
1.8Nm/Sであつた。
内筒22を具備する本考案の製砂機1を用いた
場合、粒度分布はもちろん74μm篩による洗い試
験においても失われる量が5〜7%とJISを満足
した。この時の胴内風速は6.1Nm/Sであつた。
これから明らかなように、本考案の製砂機1に
よれば従来の場合に比べて製品中の微粉分が少な
く、かつ所定規格の粒度構成範囲内の製品を製造
することができる。
なお、原料9及び製品粒度に応じて、内筒22
の外径及び全長を変化させることによつて、所望
の粒度分布の製品を製造することが可能である。
以上の如く本考案は、胴体の内部であつて原料
破砕機構の上方に、該原料破砕機構を構成する回
転テーブルの径よりは小さいが、該回転テーブル
に圧接して配置された複数のローラを覆う内径を
有する直円筒状の内筒を、該ローラの大部分を覆
う程度に回転テーブルに近接させ、かつ該回転テ
ーブルと同軸状に配設し、この胴体と内筒との間
の間隙部を気流分級用の空気流通路としたもので
あるから、従来のものに比べて空気流通路の断面
積が小さくなり、分級用空気の胴内風速(流通速
度)が増大するので、同一風量であつても微粉分
を多く除去することができる。この結果、不要な
微粉分の混入量の極めて少ない最適な粒度分布の
製品を得ることができる。
また、粗粒分の中でも特に比較的粗い粒子は、
製品への混入が可能なので、歩留りの向上、すな
わち原料投入量に対する製品量の割合の増大、及
び目的に応じた粒度分布の調整を行ない易いとい
う利点を有する。しかも、従来のものと同程度の
微粉分が混入した製品を希望する場合には、胴内
風量を従来より少なくできるため、清浄空気送風
用の風車や微粉の集塵機(何れも図示せず)を小
容量のものを使用すれば済み、経済的に有利であ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案を適用した製砂機の一実施例を説
明するためのものであつて、第1図は製砂機の構
成を概略的に示す縦断面図である。 1……竪形製砂機、2……原料供給機構、3…
…原料破砕機構、4……分級機構、5……破砕物
排出機構、7……胴体(ケーシング)、19……
空気取入口、20……空気排出口、22……内
筒、B……間隙部、C……空気流通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機外から円筒状の胴体内に原料を供給する原料
    供給機構と、供給された原料を破砕する胴体下方
    に設けられた胴体と同軸状に回転中心を有する円
    盤状の回転テーブル、及び該回転テーブルに圧接
    して配置された複数のローラとから構成された原
    料破砕機構と、破砕物を機外に排出する上記原料
    破砕機構より更に胴体下方に設けられた破砕物排
    出機構とをそれぞれ有する製砂機であつて、前記
    原料破砕機構と破砕物排出機構との間に位置する
    胴体側壁に気流分級用の空気取入口を設け、か
    つ、胴体の内部であつて前記原料破砕機構の上方
    に、該原料破砕機構を構成する上記回転テーブル
    の径よりは小さいが、該回転テーブルに圧接して
    配置された上記複数のローラを覆う内径を有する
    直円筒状の内筒を、該ローラの大部分を覆う程度
    に回転テーブルに近接させ、かつ該回転テーブル
    と同軸状に配設し、該内筒と前記胴体との間隙を
    気流分級用の空気流通路とすると共に、該空気流
    通路に沿つて気流輸送された粒子を粗い粒子と微
    粉粒子とに分離するセパレータを上記内筒の上部
    に配置し、該セパレータによつて分離された粗い
    粒子はセパレータ下部に連設したシユートによつ
    て機外に排出し、微粉粒子はセパレータ上方に設
    けた空気排出口から空気と伴に排出するように構
    成したことを特徴とする製砂機。
JP1135884U 1984-01-30 1984-01-30 製砂機 Granted JPS60124644U (ja)

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JP1135884U JPS60124644U (ja) 1984-01-30 1984-01-30 製砂機

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JPS60124644U JPS60124644U (ja) 1985-08-22
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