JPH06100279A - マンコンベア制御装置 - Google Patents
マンコンベア制御装置Info
- Publication number
- JPH06100279A JPH06100279A JP4252927A JP25292792A JPH06100279A JP H06100279 A JPH06100279 A JP H06100279A JP 4252927 A JP4252927 A JP 4252927A JP 25292792 A JP25292792 A JP 25292792A JP H06100279 A JPH06100279 A JP H06100279A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- time
- passenger
- starting
- man conveyor
- conveyor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B50/00—Energy efficient technologies in elevators, escalators and moving walkways, e.g. energy saving or recuperation technologies
Landscapes
- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 マンコンベアの省エネルギと機械寿命の長期
化を可能とする。 【構成】 この発明のマンコンベア制御装置は、乗客検
出手段の乗客検出信号に基づいて運転開始停止制御手段
がマンコンベアを起動し、一定時間の運転の後停止する
制御を行なう。そしてこの起動時間は、演算手段によっ
て、検出状態記憶手段の乗客検出状態情報と運転状態記
憶手段の運転状態情報とを基にして、起動停止回数が減
少する方向の適切起動時間を演算し、運転予約手段がそ
の演算結果に基づいて運転開始停止制御手段の起動後の
運転時間を時間帯別に設定する。こうして、起動停止が
頻繁に繰り返されるために起こる消費電力の増加を抑
え、起動ストレスに起因する機械寿命の短命化を抑え
る。
化を可能とする。 【構成】 この発明のマンコンベア制御装置は、乗客検
出手段の乗客検出信号に基づいて運転開始停止制御手段
がマンコンベアを起動し、一定時間の運転の後停止する
制御を行なう。そしてこの起動時間は、演算手段によっ
て、検出状態記憶手段の乗客検出状態情報と運転状態記
憶手段の運転状態情報とを基にして、起動停止回数が減
少する方向の適切起動時間を演算し、運転予約手段がそ
の演算結果に基づいて運転開始停止制御手段の起動後の
運転時間を時間帯別に設定する。こうして、起動停止が
頻繁に繰り返されるために起こる消費電力の増加を抑
え、起動ストレスに起因する機械寿命の短命化を抑え
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、一方の乗場または他
方の乗場付近の乗客を検出してマンコンベアを自動的に
起動し、一定時間だけ運転した後停止するマンコンベア
制御装置に関する。
方の乗場付近の乗客を検出してマンコンベアを自動的に
起動し、一定時間だけ運転した後停止するマンコンベア
制御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えばエスカレータのようなマン
コンベア制御装置では、上部乗場または下部乗場付近の
乗客を検出してマンコンベアを自動的に起動し、一定時
間だけ運転した後に停止するようにした図３に示す構成
のものが知られている。この従来のマンコンベア制御装
置は、乗客が乗場付近に近づくとその乗客を検出する上
部乗客検出装置１または下部乗客検出装置２によって乗
客を検出すると、この検出信号を信号線３，４を介して
制御装置５に伝送する。制御装置５では、この検出信号
を受信して、信号線６を介してマンコンベア７を起動
し、乗客を上へ、あるいは下へ運ぶ。そしてその後、前
記検出装置１，２が一定時間以上乗客を検出しなくなる
と、制御装置５はタイマ管理の下で信号線６を介してマ
ンコンベア７を停止させるようにしている。
コンベア制御装置では、上部乗場または下部乗場付近の
乗客を検出してマンコンベアを自動的に起動し、一定時
間だけ運転した後に停止するようにした図３に示す構成
のものが知られている。この従来のマンコンベア制御装
置は、乗客が乗場付近に近づくとその乗客を検出する上
部乗客検出装置１または下部乗客検出装置２によって乗
客を検出すると、この検出信号を信号線３，４を介して
制御装置５に伝送する。制御装置５では、この検出信号
を受信して、信号線６を介してマンコンベア７を起動
し、乗客を上へ、あるいは下へ運ぶ。そしてその後、前
記検出装置１，２が一定時間以上乗客を検出しなくなる
と、制御装置５はタイマ管理の下で信号線６を介してマ
ンコンベア７を停止させるようにしている。
【０００３】そしてこのような従来のマンコンベア制御
装置では、自動起動後の運転時間をそのマンコンベアの
設置現場の状況に合わせて一律的に設定するようになっ
ており、時間帯別に自動的に運転時間を可変とする機能
を備えたものはなかった。
装置では、自動起動後の運転時間をそのマンコンベアの
設置現場の状況に合わせて一律的に設定するようになっ
ており、時間帯別に自動的に運転時間を可変とする機能
を備えたものはなかった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のマンコンベア制御装置では、乗客を検出してマン
コンベアを自動的に起動するときの運転時間が一律的に
決定されており、時間帯別に異なるものに設定する機能
がなかったために、利用者が時間帯によって多少する場
合、特に平均的な利用者の利用周期が起動時間より少し
だけ長くなるような状況では、起動回数が頻繁になる。
そして、マンコンベアの消費電力は起動時に大きいため
に、起動回数が多くなればそれだけ消費電力も大きくな
り、省エネルギ効果が効かなくなることがあり、加え
て、電動機に対する起動電流が大きいために、起動停止
回数が頻繁になると機械的なストレスが各部に大きくか
かり、機械寿命を短くする恐れもある問題点があった。
従来のマンコンベア制御装置では、乗客を検出してマン
コンベアを自動的に起動するときの運転時間が一律的に
決定されており、時間帯別に異なるものに設定する機能
がなかったために、利用者が時間帯によって多少する場
合、特に平均的な利用者の利用周期が起動時間より少し
だけ長くなるような状況では、起動回数が頻繁になる。
そして、マンコンベアの消費電力は起動時に大きいため
に、起動回数が多くなればそれだけ消費電力も大きくな
り、省エネルギ効果が効かなくなることがあり、加え
て、電動機に対する起動電流が大きいために、起動停止
回数が頻繁になると機械的なストレスが各部に大きくか
かり、機械寿命を短くする恐れもある問題点があった。
【０００５】この発明はこのような従来の問題点に鑑み
なされたもので、乗客の到来周期の時間帯別の変化に応
じて起動時間を可変調節し、起動停止回数が多くなり過
ぎず、しかも連続運転の場合よりも省エネルギ効果を維
持することができるマンコンベア制御装置を提供するこ
とを目的とする。
なされたもので、乗客の到来周期の時間帯別の変化に応
じて起動時間を可変調節し、起動停止回数が多くなり過
ぎず、しかも連続運転の場合よりも省エネルギ効果を維
持することができるマンコンベア制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は、一方の乗場
または他方の乗場付近の乗客を検出して、自動的にマン
コンベアを起動して一定時間だけ運転した後に停止する
マンコンベア制御装置において、一方の乗場付近または
他方の乗場付近に設置された乗客検出手段と、前記乗客
検出手段が乗客を検出したときに、マンコンベアを起動
して一定時間運転する運転開始停止制御手段と、前記乗
客検出手段が検出する検出回数を日付、曜日、時刻との
対応で記憶する検出状態記憶手段と、前記運転開始停止
制御手段のマンコンベアの運転起動回数を日付、曜日、
時刻との対応で記憶する運転状態記憶手段と、前記検出
状態記憶手段の情報と運転状態記憶手段の情報とを基に
して、各時間帯別のマンコンベアの起動後の適切な運転
時間を起動停止回数が減少する方向で演算する演算手段
と、前記演算手段の演算結果に基づいて前記運転開始停
止制御手段の起動後の運転時間を時間帯別に設定する運
転予約手段とを備えたものである。
または他方の乗場付近の乗客を検出して、自動的にマン
コンベアを起動して一定時間だけ運転した後に停止する
マンコンベア制御装置において、一方の乗場付近または
他方の乗場付近に設置された乗客検出手段と、前記乗客
検出手段が乗客を検出したときに、マンコンベアを起動
して一定時間運転する運転開始停止制御手段と、前記乗
客検出手段が検出する検出回数を日付、曜日、時刻との
対応で記憶する検出状態記憶手段と、前記運転開始停止
制御手段のマンコンベアの運転起動回数を日付、曜日、
時刻との対応で記憶する運転状態記憶手段と、前記検出
状態記憶手段の情報と運転状態記憶手段の情報とを基に
して、各時間帯別のマンコンベアの起動後の適切な運転
時間を起動停止回数が減少する方向で演算する演算手段
と、前記演算手段の演算結果に基づいて前記運転開始停
止制御手段の起動後の運転時間を時間帯別に設定する運
転予約手段とを備えたものである。
【０００７】
【作用】この発明のマンコンベア制御装置では、一方の
乗客検出手段または他方の乗客検出手段が乗客を検出し
て運転開始停止制御手段がマンコンベアを起動し、一定
時間の運転の後停止する制御を行なう。そしてこの起動
時間は、演算手段によって、検出状態記憶手段の乗客検
出状態情報と運転状態記憶手段の運転状態情報とを基に
して、各時間帯別のマンコンベアの起動停止回数が減少
する方向で演算し、運転予約手段がその演算結果に基づ
いて前記運転開始停止制御手段の起動後の運転時間を時
間帯別に設定する。
乗客検出手段または他方の乗客検出手段が乗客を検出し
て運転開始停止制御手段がマンコンベアを起動し、一定
時間の運転の後停止する制御を行なう。そしてこの起動
時間は、演算手段によって、検出状態記憶手段の乗客検
出状態情報と運転状態記憶手段の運転状態情報とを基に
して、各時間帯別のマンコンベアの起動停止回数が減少
する方向で演算し、運転予約手段がその演算結果に基づ
いて前記運転開始停止制御手段の起動後の運転時間を時
間帯別に設定する。
【０００８】こうして、乗客の到来周期が極端に長い閑
散時間帯では、短い起動時間となるように設定し、乗客
の到来周期が比較的短くなる時間帯では、例えば基底時
間の２倍程度に長くすることによって、先の乗客がマン
コンベアを降りて少しだけ停止すると、すぐ次の乗客が
来るためにまた起動するという利用状況のために起動停
止頻度が高くなる場合を避けることができ、起動停止が
頻繁に繰り返されるために起こる消費電力の増加を抑
え、起動ストレスに起因する機械寿命の短命化を抑え
る。
散時間帯では、短い起動時間となるように設定し、乗客
の到来周期が比較的短くなる時間帯では、例えば基底時
間の２倍程度に長くすることによって、先の乗客がマン
コンベアを降りて少しだけ停止すると、すぐ次の乗客が
来るためにまた起動するという利用状況のために起動停
止頻度が高くなる場合を避けることができ、起動停止が
頻繁に繰り返されるために起こる消費電力の増加を抑
え、起動ストレスに起因する機械寿命の短命化を抑え
る。
【０００９】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説
する。
する。
【００１０】図１はこの発明の一実施例としてエスカレ
ータに関するシステム構成を示している。この図１に示
すように、この実施例のマンコンベア制御装置は、従来
例と同じように上下の乗場付近に乗客が立っているのを
検出する上部乗客検出装置１、下部乗客検出装置２と、
これらの検出装置１，２からの検出信号を信号線３，４
を通して受信し、マンコンベアの起動停止を制御する制
御装置８とを備えていて、この制御装置８からの起動停
止信号を信号線６を通してマンコンベア７に伝達し、そ
の起動停止を制御するようになっている。
ータに関するシステム構成を示している。この図１に示
すように、この実施例のマンコンベア制御装置は、従来
例と同じように上下の乗場付近に乗客が立っているのを
検出する上部乗客検出装置１、下部乗客検出装置２と、
これらの検出装置１，２からの検出信号を信号線３，４
を通して受信し、マンコンベアの起動停止を制御する制
御装置８とを備えていて、この制御装置８からの起動停
止信号を信号線６を通してマンコンベア７に伝達し、そ
の起動停止を制御するようになっている。
【００１１】この実施例のマンコンベア制御装置はま
た、後述するようにマンコンベアの設置場所に応じて列
車ダイヤ情報、開店閉店時刻情報その他の情報を外部か
ら入力するための外部信号処理部９を備えていて、通信
線１０を通して制御装置８に入力するようになってい
る。
た、後述するようにマンコンベアの設置場所に応じて列
車ダイヤ情報、開店閉店時刻情報その他の情報を外部か
ら入力するための外部信号処理部９を備えていて、通信
線１０を通して制御装置８に入力するようになってい
る。
【００１２】この発明の実施例の特徴を成す制御装置８
は、図２に詳しく示すような機能構成であり、上下の乗
客検出装置１，２からの乗客検出信号を受け付ける乗客
検出信号入力部１１と、この乗客検出信号入力部１１か
らの検出信号を受けて、日時情報と対応させて記憶する
検出状態記憶部１２と、乗客検出信号を受けてマンコン
ベア７を一定時間起動して停止する制御信号を出力し、
また起動時間を演算する演算制御回路１３と、この演算
制御回路１３の起動停止信号を受けてマンコンベア７の
起動停止を行なう運転開始停止制御部１４と、演算制御
回路１３の起動停止制御信号の出力を日時情報と対応さ
せて記憶する運転状態記憶部１５を備えている。
は、図２に詳しく示すような機能構成であり、上下の乗
客検出装置１，２からの乗客検出信号を受け付ける乗客
検出信号入力部１１と、この乗客検出信号入力部１１か
らの検出信号を受けて、日時情報と対応させて記憶する
検出状態記憶部１２と、乗客検出信号を受けてマンコン
ベア７を一定時間起動して停止する制御信号を出力し、
また起動時間を演算する演算制御回路１３と、この演算
制御回路１３の起動停止信号を受けてマンコンベア７の
起動停止を行なう運転開始停止制御部１４と、演算制御
回路１３の起動停止制御信号の出力を日時情報と対応さ
せて記憶する運転状態記憶部１５を備えている。
【００１３】制御装置８はさらに、演算制御回路１３が
求めた演算結果としての時間帯別の起動時間、また外部
信号処理部９から入力される列車ダイヤ情報に合わせた
起動停止予約などの運転予約情報を生成する運転予約回
路１６を備えている。
求めた演算結果としての時間帯別の起動時間、また外部
信号処理部９から入力される列車ダイヤ情報に合わせた
起動停止予約などの運転予約情報を生成する運転予約回
路１６を備えている。
【００１４】次に、上記構成のマンコンベア制御装置の
動作について説明する。
動作について説明する。
【００１５】先の乗客の到来を検出してマンコンベア７
を自動的に起動し、一定時間経過しても次の乗客を検出
しない時に停止する場合、その基準起動時間Ｔ０は通
常、マンコンベア７の設置されている場所において、一
方の端の乗客をマンコンベア７に乗せて他方の端まで運
ぶのに必要な所要時間より若干長めの時間とする。そし
て、乗客がこの基準起動時間Ｔ０よりもずっと長い時間
に一度しか利用しないような閑散時間帯では、基準起動
時間Ｔ０に設定して運転すれば、頻繁な起動停止がなさ
れないので、十分な省エネルギ効果が期待できる。
を自動的に起動し、一定時間経過しても次の乗客を検出
しない時に停止する場合、その基準起動時間Ｔ０は通
常、マンコンベア７の設置されている場所において、一
方の端の乗客をマンコンベア７に乗せて他方の端まで運
ぶのに必要な所要時間より若干長めの時間とする。そし
て、乗客がこの基準起動時間Ｔ０よりもずっと長い時間
に一度しか利用しないような閑散時間帯では、基準起動
時間Ｔ０に設定して運転すれば、頻繁な起動停止がなさ
れないので、十分な省エネルギ効果が期待できる。
【００１６】ところが、時間帯が移って、乗客の到来す
る時間間隔が短くなりだすと、先の乗客がマンコンベア
７に乗って運ばれた後、少しの時間がたつと次の乗客が
またマンコンベア７に乗るようになり、頻繁にマンコン
ベア７の起動停止が繰り返されることになる。そこで、
このような時間帯には、マンコンベア７の起動時間を基
準起動時間Ｔ０の２倍程度の時間Ｔ１にすることによっ
て、多大な電力を消費する起動停止の回数を少なくして
消費電力量を削減し、加えて、起動ストレスに起因する
機械寿命の短縮化を防止することができる。
る時間間隔が短くなりだすと、先の乗客がマンコンベア
７に乗って運ばれた後、少しの時間がたつと次の乗客が
またマンコンベア７に乗るようになり、頻繁にマンコン
ベア７の起動停止が繰り返されることになる。そこで、
このような時間帯には、マンコンベア７の起動時間を基
準起動時間Ｔ０の２倍程度の時間Ｔ１にすることによっ
て、多大な電力を消費する起動停止の回数を少なくして
消費電力量を削減し、加えて、起動ストレスに起因する
機械寿命の短縮化を防止することができる。
【００１７】そしてさらに時間帯が移って、乗客がひっ
きりなしに到来するような混雑時にはマンコンベア７を
連続運転に切り替えるならば、少しの間だけ乗客の利用
が途絶えたような場合にマンコンベア７を停止すること
によって、またすぐに再起動しなければならなくなり、
無駄な起動停止を行なうことを防止することができるよ
うになる。
きりなしに到来するような混雑時にはマンコンベア７を
連続運転に切り替えるならば、少しの間だけ乗客の利用
が途絶えたような場合にマンコンベア７を停止すること
によって、またすぐに再起動しなければならなくなり、
無駄な起動停止を行なうことを防止することができるよ
うになる。
【００１８】このような考察に基づいて、この実施例の
マンコンベア制御装置は、次のような処理によって時間
帯別に起動時間を可変設定し、無駄な起動停止回数を低
減し、省エネルギの実現と共に機械寿命の長期化を図る
のである。
マンコンベア制御装置は、次のような処理によって時間
帯別に起動時間を可変設定し、無駄な起動停止回数を低
減し、省エネルギの実現と共に機械寿命の長期化を図る
のである。
【００１９】すなわち、検出状態記憶部１２は、乗客検
出信号入力部１１から入力される上部乗客検出装置１お
よび下部乗客検出装置２による乗客検出信号を、その発
生日時と対応させて逐一、記憶していく。
出信号入力部１１から入力される上部乗客検出装置１お
よび下部乗客検出装置２による乗客検出信号を、その発
生日時と対応させて逐一、記憶していく。
【００２０】また運転状態記憶部１５は、演算制御回路
１３によって制御されるマンコンベア７の起動停止回数
をその発生日時と対応させて逐一、記憶していく。
１３によって制御されるマンコンベア７の起動停止回数
をその発生日時と対応させて逐一、記憶していく。
【００２１】そこで、一定期間が経過した時点、例えば
１週間の実績を記憶させれば、次に、演算制御回路１３
は１週間前の同じ曜日の各時間帯別、例えば３０分おき
の乗客検出人数とマンコンベア７の１日の起動回数とを
検出状態記憶部１２、運転状態記憶部１５の記憶情報に
基づいて算出する。そして、起動回数が所定値以上、例
えば１日に３００回以上発生しているようであれば、起
動停止回数が多すぎるとして、特に３０分間で１０人以
上が利用する時間帯については、起動時間を基準起動時
間である１分間からその２倍に当たる２分間に延長する
設定を運転予約回路１６に行なう。そしてさらに、３０
分間の利用人数が３０人を超えるようになる時間帯では
連続運転にする設定を運転予約回路１６に行なう。
１週間の実績を記憶させれば、次に、演算制御回路１３
は１週間前の同じ曜日の各時間帯別、例えば３０分おき
の乗客検出人数とマンコンベア７の１日の起動回数とを
検出状態記憶部１２、運転状態記憶部１５の記憶情報に
基づいて算出する。そして、起動回数が所定値以上、例
えば１日に３００回以上発生しているようであれば、起
動停止回数が多すぎるとして、特に３０分間で１０人以
上が利用する時間帯については、起動時間を基準起動時
間である１分間からその２倍に当たる２分間に延長する
設定を運転予約回路１６に行なう。そしてさらに、３０
分間の利用人数が３０人を超えるようになる時間帯では
連続運転にする設定を運転予約回路１６に行なう。
【００２２】こうして、閑散時間帯と、少し利用客が多
くなる時間帯と、さらには混雑時間帯とで起動時間を可
変設定し、それぞれ基準起動時間、その２倍の起動時
間、連続運転というように時間帯別に設定し、これに基
づいてマンコンベア７の運転を行なうようにすることに
より、閑散時間帯で停止時間を長くして省エネルギ効果
を図り、また中間の利用状態の時間帯では頻繁な起動停
止の繰り返しを避けて起動回数を低減させ、機械寿命が
短縮化されてしまうのを防ぎ、省エネルギ効果と機械の
長寿命化を図るのである。
くなる時間帯と、さらには混雑時間帯とで起動時間を可
変設定し、それぞれ基準起動時間、その２倍の起動時
間、連続運転というように時間帯別に設定し、これに基
づいてマンコンベア７の運転を行なうようにすることに
より、閑散時間帯で停止時間を長くして省エネルギ効果
を図り、また中間の利用状態の時間帯では頻繁な起動停
止の繰り返しを避けて起動回数を低減させ、機械寿命が
短縮化されてしまうのを防ぎ、省エネルギ効果と機械の
長寿命化を図るのである。
【００２３】なお、この発明は上記の実施例に限定され
ることはなく、１日の起動停止回数が何回以上になれば
起動時間の可変設定演算を行なうようにするかについて
は特に限定されることがなく、設置場所に依存する。ま
た時間帯別の起動時間の設定は２段階だけでなく、３段
階以上とすることもできる。また、基準数値、比較数値
はすべて例示したものであって、それ以外の数値を用い
ることもできる。また同じ曜日であっても、休日と通常
日とでは乗客の利用状態が異なるので、休日の場合には
他の休日の実績を参考にして時間帯別の運転予約を作成
するようにしてもよい。
ることはなく、１日の起動停止回数が何回以上になれば
起動時間の可変設定演算を行なうようにするかについて
は特に限定されることがなく、設置場所に依存する。ま
た時間帯別の起動時間の設定は２段階だけでなく、３段
階以上とすることもできる。また、基準数値、比較数値
はすべて例示したものであって、それ以外の数値を用い
ることもできる。また同じ曜日であっても、休日と通常
日とでは乗客の利用状態が異なるので、休日の場合には
他の休日の実績を参考にして時間帯別の運転予約を作成
するようにしてもよい。
【００２４】さらに、時間帯別の起動時間の可変設定機
能として、特に駅構内に設置されるマンコンベアのよう
に、列車到着時刻から少しの間は大勢の人が利用する
が、しばらくすると利用する乗客数が急激に減少するよ
うな場所では、列車の到着ダイヤを組み込んでおいて、
列車が到着する時刻になると一定時間、例えば５分間は
連続運転し、その後は乗客を検出して自動的に起動停止
動作するモードで運転するように切り替えるような運転
予約を行なうようにすることもできる。
能として、特に駅構内に設置されるマンコンベアのよう
に、列車到着時刻から少しの間は大勢の人が利用する
が、しばらくすると利用する乗客数が急激に減少するよ
うな場所では、列車の到着ダイヤを組み込んでおいて、
列車が到着する時刻になると一定時間、例えば５分間は
連続運転し、その後は乗客を検出して自動的に起動停止
動作するモードで運転するように切り替えるような運転
予約を行なうようにすることもできる。
【００２５】またさらに、この発明は、ムービングウォ
ークのようなマンコンベア装置に対しても等しく適用す
ることができる。
ークのようなマンコンベア装置に対しても等しく適用す
ることができる。
【００２６】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、乗客の
利用状況に応じて起動時間を可変設定し、起動停止回数
の多い時間帯では起動時間を長くすることによって起動
停止回数を低減するようにしているので、省エネルギ効
果を維持しながらも、起動停止が頻繁に起こる場合に生
じる機械寿命の短縮化を避けることができ、省エネルギ
と寿命の長期化を可能とする。
利用状況に応じて起動時間を可変設定し、起動停止回数
の多い時間帯では起動時間を長くすることによって起動
停止回数を低減するようにしているので、省エネルギ効
果を維持しながらも、起動停止が頻繁に起こる場合に生
じる機械寿命の短縮化を避けることができ、省エネルギ
と寿命の長期化を可能とする。
【図１】この発明の一実施例の機能ブロック図。
【図２】上記実施例における制御装置の詳しい機能ブロ
ック図。
ック図。
【図３】従来例の機能ブロック図。
１ 上部乗客検出装置 ２ 下部乗客検出装置 ７ マンコンベア ８ 制御装置 １１ 乗客検出信号入力部 １２ 検出状態記憶部 １３ 演算制御回路 １４ 運転開始停止制御部 １５ 運転状態記憶部 １６ 運転予約回路
Claims (1)
- 【請求項１】 一方の乗場または他方の乗場付近の乗客
を検出して、自動的にマンコンベアを起動して一定時間
だけ運転した後に停止するマンコンベア制御装置におい
て、 一方の乗場付近または他方の乗場付近に設置された乗客
検出手段と、 前記乗客検出手段が乗客を検出したときに、マンコンベ
アを起動して一定時間運転する運転開始停止制御手段
と、 前記乗客検出手段が検出する検出回数を日付、曜日、時
刻との対応で記憶する検出状態記憶手段と、 前記運転開始停止制御手段のマンコンベアの運転起動回
数を日付、曜日、時刻との対応で記憶する運転状態記憶
手段と、 前記検出状態記憶手段の情報と運転状態記憶手段の情報
とを基にして、各時間帯別のマンコンベアの起動後の適
切な運転時間を起動停止回数が減少する方向で演算する
演算手段と、 前記演算手段の演算結果に基づいて前記運転開始停止制
御手段の起動後の運転時間を時間帯別に設定する運転予
約手段とを備えて成るマンコンベア制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4252927A JPH06100279A (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | マンコンベア制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4252927A JPH06100279A (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | マンコンベア制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06100279A true JPH06100279A (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=17244109
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4252927A Pending JPH06100279A (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | マンコンベア制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06100279A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004035453A1 (ja) * | 2002-10-16 | 2004-04-29 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | 乗客コンベヤの制御装置 |
| JP2006188314A (ja) * | 2005-01-04 | 2006-07-20 | Toshiba Elevator Co Ltd | 乗客コンベア制御装置 |
| WO2012059630A1 (en) * | 2010-11-02 | 2012-05-10 | Kone Corporation | Control arrangement for controlling a people mover |
| JP2014031253A (ja) * | 2012-08-03 | 2014-02-20 | Toshiba Elevator Co Ltd | 乗客コンベアの制御装置 |
| CN104709809A (zh) * | 2013-12-17 | 2015-06-17 | 东芝电梯株式会社 | 乘客输送机 |
| CN113581987A (zh) * | 2021-07-28 | 2021-11-02 | 广州广日电梯工业有限公司 | 人员运输设备的节能控制方法及装置、设备、存储介质 |
| JP2022025627A (ja) * | 2020-07-29 | 2022-02-10 | 東芝エレベータ株式会社 | 運転制御装置および運転制御システム |
-
1992
- 1992-09-22 JP JP4252927A patent/JPH06100279A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004035453A1 (ja) * | 2002-10-16 | 2004-04-29 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | 乗客コンベヤの制御装置 |
| CN100340468C (zh) * | 2002-10-16 | 2007-10-03 | 三菱电机株式会社 | 乘客运送带的控制装置 |
| JP2006188314A (ja) * | 2005-01-04 | 2006-07-20 | Toshiba Elevator Co Ltd | 乗客コンベア制御装置 |
| WO2012059630A1 (en) * | 2010-11-02 | 2012-05-10 | Kone Corporation | Control arrangement for controlling a people mover |
| CN103249665A (zh) * | 2010-11-02 | 2013-08-14 | 通力股份公司 | 用于控制人员运输工具的控制装置 |
| US8783437B2 (en) | 2010-11-02 | 2014-07-22 | Kone Corporation | Control arrangement for controlling a people mover |
| EP2635516A4 (en) * | 2010-11-02 | 2017-05-31 | Kone Corporation | Control arrangement for controlling a people mover |
| JP2014031253A (ja) * | 2012-08-03 | 2014-02-20 | Toshiba Elevator Co Ltd | 乗客コンベアの制御装置 |
| CN104709809A (zh) * | 2013-12-17 | 2015-06-17 | 东芝电梯株式会社 | 乘客输送机 |
| JP2022025627A (ja) * | 2020-07-29 | 2022-02-10 | 東芝エレベータ株式会社 | 運転制御装置および運転制御システム |
| CN113581987A (zh) * | 2021-07-28 | 2021-11-02 | 广州广日电梯工业有限公司 | 人员运输设备的节能控制方法及装置、设备、存储介质 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR200401834Y1 (ko) | 탑승인 이동 컨베이어 | |
| US4631467A (en) | Escalator passenger flow control | |
| EP3505478A1 (en) | An automatic elevator calling system and a method for controlling automatic calling elevator | |
| JPH06100279A (ja) | マンコンベア制御装置 | |
| US4162719A (en) | Elevator system | |
| US8783437B2 (en) | Control arrangement for controlling a people mover | |
| KR870009941A (ko) | 엘리베이터의 표시장치 | |
| CA2484152A1 (en) | Method of controlling a lift installation, and a lift installation | |
| US5869795A (en) | Elevator floor arrival correction control | |
| EP1680341A1 (en) | Automatic passenger conveyor slow speed operation | |
| JP2014061971A (ja) | 乗客コンベア | |
| US10167172B2 (en) | Passenger conveyor with deep sleep mode | |
| JP2002160884A (ja) | 乗客コンベアの制御装置 | |
| JPS6319759B2 (ja) | ||
| JP2004224548A (ja) | エスカレータシステム | |
| JPS62269882A (ja) | 乗客コンベアの運転装置 | |
| JPWO2003097507A1 (ja) | マンコンベアの自動運転装置 | |
| JPS58212577A (ja) | 乗客コンベヤの自動運転装置 | |
| JP2001040940A (ja) | 自動ドアの開閉制御装置 | |
| JPS5882094A (ja) | 扇風機の制御装置 | |
| KR100356517B1 (ko) | 엘리베이터의 속도패턴 발생 방법 | |
| KR960002254B1 (ko) | 정전시 엘리베이터의 비상구출운전 제어방법 및 장치 | |
| JPH01299177A (ja) | エレベータの制御装置 | |
| JPS627108B2 (ja) | ||
| JP2003137481A (ja) | エレベーターのかご内ファン自動運転装置及びその自動運転方法 |