JPH06100195A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06100195A
JPH06100195A JP4277730A JP27773092A JPH06100195A JP H06100195 A JPH06100195 A JP H06100195A JP 4277730 A JP4277730 A JP 4277730A JP 27773092 A JP27773092 A JP 27773092A JP H06100195 A JPH06100195 A JP H06100195A
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JP
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image
roller
conveyor belt
image forming
transfer
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JP4277730A
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English (en)
Inventor
Takeshi Todome
剛 留目
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】搬送ベルトの片寄りを防止して画像の色ズレを
解決した画像形成装置を提供する。 【構成】平行に設けられた駆動ロ−ラ16と従動ローラ
17に掛け渡されて中途部が各感光体ドラム2Y,2
M,2C,2BKに対向するよう張設された無端状の搬
送ベルト12の両側縁内側に前記ローラ17の端面に接
触することにより搬送ベルト12の走行方向と交差する
方向の動きを規制する寄り止めガイド部24を設けたも
のにおいて、駆動ロ−ラ16に寄り止めガイド部24を
保持する寄り止めガイド部保持ガイド25を設けること
で、寄り止めガイド部24が寄り止めローラ17の端面
を越えるのを防止する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カラー複写機や、ビ
ジネスカラー複写機など、複数の感光体を用いて用紙な
どの転写材上に画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィスのカラー指向に応えて、
カラー複写機が登場してきた。
【0003】このカラー複写機の方式の1つに感光体ド
ラム4連タンデム方式がある。この方式は、4本の感光
体ドラムを平行に並べ、それぞれの感光体ドラム上に、
イエロー,マゼンダ,シアン,ブラックのトナーを用い
てトナー像を形成し、1枚の転写材に順次このトナー像
を転写し、カラー画像を得る方式である。
【0004】さて、この4連タンデム方式では、搬送ベ
ルトに載せられた転写材が、次々と、4つの感光体に接
触してトナー像が転写される。
【0005】また、カラー画像の形成以外の時は、例え
ば、黒色の画像のみ形成する場合は、イエロー,マゼン
ダ,シアンの3本のドラムにはトナー像を形成せず、ブ
ラックのトナーによるトナー像形成して転写材に転写す
ることにより黒色のみの画像を得るようにしている。
【0006】しかしながら、転写材は搬送ベルトによっ
て4本の感光体ドラムに運ばれるが、この搬送ベルトに
片寄りが生じると、転写材もこれに準じて片寄り状態と
なり、色ズレが生じる。
【0007】従来、これを規制する手段の1つとして、
ベルトの両側縁内側に帯状の寄り止めガイド部を設けこ
れを従動ローラの端面と接触させながらベルトを搬送す
る方法がある。しかし、この方法では、片寄り力が大き
い場合には、寄り止めガイド部が従動ローラ端面を乗り
越えてしまい、主走査方向の画像の色ズレを起こすとい
った問題があった。
【0008】また、単色の画像のみ必要とされる場合で
も、他の3本の感光体ドラムに、転写材が接触して行く
ため、感光体ドラム上に残留する不必要な色のトナーが
転写材に付着し、画像の品位を落とすことがあり、ま
た、不必要な接触によって、感光体寿命が短くなる問題
があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種の画像形
成装置にあっては、搬送ベルトの片寄りによる主走査方
向の画像の色ズレを起こすことがあるといった問題があ
った。
【0010】また、単色画像形成時において他色トナ−
が転写材に付着し、画像の品位を落とすとともに、転写
材との不必要な接触によって感光体寿命が短くなるとい
った問題があった。
【0011】本発明は、上記事情に基づきなされたもの
で、第1の目的とするところは、搬送ベルトの片寄りを
防止して画像の色ズレを解決した画像形成装置を提供し
ようとするものである。
【0012】また、第1の目的とするところは、単色画
像形成時における他色トナ−の汚れによる画像の品位の
低下を防止しするとともに、転写材との不必要な接触に
よって感光体寿命が短くなるのを防止し得るようにした
画像形成装置を提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記第1の目
的を達成する第1の手段として、順次配設される複数の
像担持体にそれぞれ対応して設けられ、その各像担持体
上にそれぞれ画像を形成する複数の画像形成手段と、前
記各像担持体に対して順次転写材を搬送する搬送手段
と、前記各像担持体にそれぞれ対応して設けられ、前記
搬送手段で搬送される転写材に対して前記各像担持体上
に形成された画像をそれぞれ転写する複数の転写手段と
を具備してなる画像形成装置であって、前記搬送手段
が、平行に設けられた複数のローラと、これらロ−ラに
掛け渡されて中途部が前記前記各像担持体に対向するよ
う張設された無端状の搬送ベルトと、この搬送ベルトの
両側縁内側の少なくとも一方に設けられ前記ローラの端
面に接触することにより搬送ベルトの走行方向と交差す
る方向の動きを規制する寄り止めガイド部と、前記ロ−
ラに前記寄り止めガイド部が巻き掛けられる状態に設け
られ、かつローラの直径Dmm、前記寄り止めガイド部
の厚さtmmとしたとき、(D−4t)mm≦(直径
d)mm≦(D−2t)mmを満足する寸法の寄り止め
ガイド部保持ガイドとを具備してなる構成としたもので
ある。
【0014】上記第1の目的を達成する第2の手段とし
て、順次配設される複数の像担持体にそれぞれ対応して
設けられ、その各像担持体上にそれぞれ画像を形成する
複数の画像形成手段と、前記各像担持体に対して順次転
写材を搬送する搬送手段と、前記各像担持体にそれぞれ
対応して設けられ、前記搬送手段で搬送される転写材に
対して前記各像担持体上に形成された画像をそれぞれ転
写する複数の転写手段とを具備してなる画像形成装置で
あって、前記搬送手段が、平行に設けられた複数のロー
ラと、これらロ−ラに掛け渡されて中途部が前記前記各
像担持体に対向するよう張設された無端状の搬送ベルト
と、この搬送ベルトの両側縁内側の少なくとも一方に設
けられ前記ローラの端面に接触することにより搬送ベル
トの走行方向と交差する方向の動きを規制する寄り止め
ガイド部と、この寄り止めガイド部と接触状態を保つロ
ーラのローラ部の長さと同等もしくはそれ以上の長さを
有し前記寄り止めガイド部と接触状態を保つローラに対
し前記搬送ベルトを挟み込む状態で転接する押えロ−ラ
とを具備してなる構成としたものである。
【0015】上記第1の目的を達成する第3の手段とし
て、順次配設される複数の像担持体にそれぞれ対応して
設けられ、その各像担持体上にそれぞれ画像を形成する
複数の画像形成手段と、前記各像担持体に対して順次転
写材を搬送する搬送手段と、前記各像担持体にそれぞれ
対応して設けられ、前記搬送手段で搬送される転写材に
対して前記各像担持体上に形成された画像をそれぞれ転
写する複数の転写手段とを具備してなる画像形成装置で
あって、前記搬送手段が、平行に設けられた複数のロー
ラと、これらロ−ラに掛け渡されて中途部が前記前記各
像担持体に対向するよう張設された無端状の搬送ベルト
と、この搬送ベルトの両側縁内側の少なくとも一方に設
けられ前記ローラの端面に接触することにより搬送ベル
トの走行方向と交差する方向の動きを規制するとともに
幅方向の圧縮弾性率PW 、長さ方向の圧縮弾性率PL の
とき、PW <PL なる材料で構成した寄り止めガイド部
とを具備してなる構成としたものである。
【0016】上記第1の目的を達成する第4の手段とし
て、順次配設される複数の像担持体にそれぞれ対応して
設けられ、その各像担持体上にそれぞれ画像を形成する
複数の画像形成手段と、前記各像担持体に対して順次転
写材を搬送する搬送手段と、前記各像担持体にそれぞれ
対応して設けられ、前記搬送手段で搬送される転写材に
対して前記各像担持体上に形成された画像をそれぞれ転
写する複数の転写手段とを具備してなる画像形成装置で
あって、前記搬送手段が、平行に設けられた複数のロー
ラと、これらロ−ラに掛け渡されて中途部が前記前記各
像担持体に対向するよう張設された無端状の搬送ベルト
と、この搬送ベルトの少なくとも曲部でこのベルトの両
側縁の少なくとも一方と常時接触する寄り止め規制板と
を具備してなる構成としたものである。
【0017】本発明は、上記第2の目的を達成する手段
として、順次配設される複数の像担持体に対応して設け
られ、その各像担持体上にそれぞれそれぞれ異なる色の
画像を形成する複数の画像形成手段と、前記各像担持体
に中途部が対向するように張設され前記前記各像担持体
に対して順次転写材を搬送する搬送ベルトを有する搬送
手段と、前記各像担持体にそれぞれ対応して設けられ、
前記搬送手段で搬送される転写材に対して前記各像担持
体上に形成された画像をそれぞれ転写する複数の転写手
段とを具備してなりカラー画像形成と単色画像形成が可
能な画像形成装置であって、カラー画像形成時において
はそのカラ−画像に対応した色の画像形成を行う画像形
成手段に対応した像担持体に接触し、単色画像形成時に
おいてはその単色画像に対応した色の画像形成を行う画
像形成手段に対応した像担持体に接触するように前記搬
送ベルトの張設位置を変化させる手段とを具備してなる
構成としたものである。
【0018】
【作用】第1の手段の画像形成装置によれば、寄り止め
ガイド部と接触しないローラにD(ローラに直径)−4
t(寄り止めガイド部の厚さ)≦直径dmm≦D(ロー
ラに直径)−2t(寄り止めガイド部の厚さ)を満足す
る保持ガイドを寄り止めガイド部に接触するように設け
ることで、寄り止めガイド部をつけたベルトが変形して
寄り止めローラの端面を越えるのを防止することが可能
となる。
【0019】第2の手段の画像形成装置によれば、寄り
止めガイド部と接触状態を保つローラのローラ部の長さ
と同等もしくはそれ以上の長さを有し前記寄り止めガイ
ド部と接触状態を保つローラに対し前記搬送ベルトを挟
み込む状態で転接する押えロ−ラを設けることで、寄り
止めガイド部が寄り止めローラ端面を乗り越えるのを防
止することが可能となる。
【0020】第3の手段の画像形成装置によれば、寄り
止めガイド部の幅方向W、長さ方向Lにおいて、ガイド
部部材の圧縮弾性率PがPW >PL なる材料で構成した
ガイド部を設けることで、幅方向には圧縮弾性率PW が
大きいので寄り止めガイドローラによって寄り止めガイ
ド部が力を受けても変形し難く、長さ方向の圧縮弾性率
PL は小さいので小さい径のローラにも密着状態で巻き
付き、寄り止め防止が可能となる。
【0021】第4の手段の画像形成装置によれば、ロー
ラに掛け渡したベルトの曲率で両側縁の少なくとも一方
と常時接触する寄り止め規制板を有することで、ベルト
の片寄り・蛇行を規制することが可能となる。
【0022】第2の目的を達成する手段の画像形成装置
によれば、搬送ベルトをカラー画像形成時において全て
の各像担持体に接触させ、単色画像形成時においては1
つの像担持体に接触するように張設位置を変化させるこ
とにより、単色画像形成時における他色トナ−の汚れに
よる画像の品位の低下を防止するとともに、転写材との
不必要な接触によって感光体寿命が短くなるのを防止す
ることが可能となる。また、カラー画像形成時と単色画
像形成時とで画像形成に関する処理速度を変えることに
より、単色印字時の印字枚数を増加させることが可能と
なる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0024】まず、第1の実施例について、図1ないし
図5を参照して説明する。
【0025】図1は画像形成装置としての4連タンデム
方式のカラー複写機の構成を概略的に示すものである。
このカラー複写機は、順次平行状態に配設された4つの
像担持体としての感光体ドラム2Y,2M,2C,2B
Kと、これら各感光体ドラム2Y,2M,2C,2BK
にそれぞれ対応して設けられ、その各2Y,2M,2
C,2BK上にそれぞれ画像を形成する複数の画像形成
手段150Y,150M,150C,150BKと、前
記感光体ドラム2Y,2M,2C,2BKに対して順次
用紙からなる転写材8を搬送する搬送手段200と、前
記感光体ドラム2Y,2M,2C,2BKにそれぞれ対
応して設けられ、前記搬送手段200で搬送される転写
材8に対して前記感光体ドラム2Y,2M,2C,2B
K上に形成されたトナ−画像をそれぞれ転写する複数の
転写手段としての転写ロ−ラ5Y,5M,5C,5BK
を有する。
【0026】また、4組の画像形成手段150Y,15
0M,150C,150BKは固体走査ヘッド1Y,1
M,1C,1BK,等倍結像光学系などからなる記録部
と、帯電装置3Y,3M,3C,3BK、現像装置4
Y,4M,4C,4BK、クリーニング装置6Y,6
M,6C,6BK、除電装置7Y,7M,7C,7BK
などからなる画像形成部からなっている。
【0027】イエロ−画像形成手段150Yについて説
明すると、図示しない印字制御部から送られてくるイエ
ロ−の画像データにしたがって固体走査ヘッド1Yが感
光体ドラム2Yに対して露光光を出力する。この固体走
査ヘッド1Yは、主走査方向ライン上に微小な発光部が
等間隔に配設された構造を持ち、印字すべきパターンに
応じて印字制御部から送られてくるオン−オフ信号に応
じて、主走査方向ラインの個別発光部を点灯制御するこ
とにより、この発光部の光を1対1に結像する等倍結像
光学系によって、感光体ドラム2Y上に光を結像して露
光を行なう。
【0028】なお、具体的には、固体走査ヘッド1Yに
は解像度444DPIのLEDヘッドアレイを、等倍結
像光学系にはセルフォックレンズアレイを用いた。
【0029】感光体ドラム2Yの周囲には、感光体ドラ
ム2Yの表面を帯電する帯電装置3Y、現像装置4Y、
転写装置5Y、クリーニング装置6Y、除電装置7Yが
配設されている。
【0030】感光体ドラム2Yは、駆動モータ(図示し
ない)により、V0 の外周速度で回転駆動される。この
感光体ドラム2Yは、感光体ドラム2Yの表面に接して
設けられている導電性を有する帯電ローラからなる帯電
装置3Yによって表面が帯電される。なお、この帯電ロ
ーラは、感光体ドラム2Yの表面に接触することによっ
て回転している。
【0031】感光体ドラム2Yの表面は、有機系光導電
体によって形成されている。この光導電体は、通常は高
抵抗であるが、光が照射されると、光照射部の比抵抗が
変化する性質を持っている。そこで、帯電したイエロ−
感光体ドラム2Yの表面に、イエロ−印字パターンに応
じた光を、固体走査ヘッド1Yから等倍結像光学系を通
して照射することによって、イエロ−印字パターンの静
電潜像が感光体ドラム2Yの表面に形成される。
【0032】静電潜像とは、帯電によって感光体ドラム
2Yの表面に形成される像であり、固体走査ヘッド1Y
からの光照射によって、光導電体の被照射面の比抵抗が
低下し、感光体ドラム2Y表面の帯電した電荷が流れ、
一方、固体走査ヘッド1Yからの光照射されなかった部
分の電荷が残留することによって形成される、いわゆる
ネガ潜像である。
【0033】このようにして帯電された感光体ドラム2
Y上の露光位置に、固体走査ヘッド1Yの光が結像さ
れ、潜像が形成された感光体ドラム2Yは、現像位置ま
でV0の速度で回転する。そして、この現像位置で、感
光体ドラム2Y上の潜像は、現像装置4Yによって可視
像であるトナー像化される。
【0034】現像装置4Y内には、イエロ−染料を含み
樹脂にて形成されるイエロ−トナーが準備されている。
イエロ−トナーは、現像装置4Yの内部で攪拌されるこ
とで摩擦帯電し、感光体ドラム2Y上に帯電した帯電荷
と同極性の電荷を持つ。感光体ドラム2Yの表面が現像
装置4Yを通過していくことにより、帯電が除去された
潜像部にのみイエロ−トナーが静電的に付着して、潜像
がイエロ−トナーによって現像される(反転現像)。
【0035】イエロ−のトナー像が形成された感光体ド
ラム2Yは、引続き外周V0 で回転し、転写位置の地点
で転写装置5Yによって、給紙系によりタイミングを取
って供給された搬送ベルト12上の転写材(用紙)8上
にトナー像が転写される。
【0036】給紙系は、ピックアップローラ9、フィー
ドローラ10、および、レジストローラ11からなる。
ピックアップローラ9によって、給紙カセット39内か
ら持ち上げられた転写材8は、フィードローラ10によ
って1枚だけレジストローラ11に搬送される。レジス
トローラ11は、転写材8の姿勢をただした後、転写材
搬送ベルト12上に送る。レジストローラ11の外周速
度、転写材搬送ベルト12の周速は、感光体ドラム2Y
の周速V0 と等速になるように設定されている。転写材
8は、その一部をレジストローラ11に保持された状態
で、感光体ドラム2Yと等速のV0 で転写材搬送ベルト
12と共に感光体ドラム2Yの転写位置に送られる。
【0037】転写位置において、転写材8と接した感光
体ドラム2Y上のイエロ−トナー像は、転写装置5Yに
よって、感光体ドラム2Yから離脱して転写材8上に転
写され、この結果、イエロ−印字信号に基づく印字パタ
ーンのイエロ−トナー像が転写材8上に形成される。
【0038】転写装置5Yは、半導電性を有する転写ロ
ーラによって構成されている。この転写ローラは、転写
材搬送ベルト12の裏側から、感光体ドラム2Yに静電
的に付着しているイエロ−トナーの電位と逆極性を有す
る電界を供給する。この電界は、転写材搬送ベルト1
2、および、転写材8を通して感光体ドラム2Y上のイ
エロ−トナー像に作用し、その結果、感光体ドラム2Y
から転写材8へトナー像を転写する。
【0039】こうして、イエロ−トナー像を転写した転
写材8は、次にマゼンダ画像形成手段150Mに、さら
にシアン画像形成手段150Cに、さらにブラック画像
形成手段150BKに順次供給される。
【0040】なお、マゼンダ画像形成手段150M、シ
アン画像形成手段150C、ブラック画像形成手段15
0BKは、上述したイエロ−画像形成手段150Yにお
けるイエロ−(Y)を、マゼンダ(M)、シアン
(C)、ブラック(BK)に置き換えた、同じ構成部材
および作用より成り立っているので、説明を簡略化する
ため、これらの画像形成手段については説明を省略す
る。
【0041】さて、イエロ−転写位置、マゼンダ転写位
置、シアン転写位置、ブラック転写位置を順次通過し
て、色重ね画像を形成した転写材8は、定着装置13へ
と送り込まれる。
【0042】定着装置13は、ヒータを組み込んだヒー
トローラから構成されており、転写材8上に電荷力によ
って載っているだけのトナー像を加熱することにより、
色重ねしたトナー像を溶融して、転写材8への永久定着
を行なう。定着の完了した転写材8は、送り出しローラ
14によって排紙トレイ15に搬出される。
【0043】一方、転写位置を通過した各色の感光体ド
ラム2Y,2M,2C,2BKは、そのまま外周速度V
0 にて回転駆動され、クリーニング装置6Y,6M,6
C,6BKによって残留トナーや紙粉がクリーニングさ
れ、さらに、除電装置7Y,7M,7C,7BKの除電
ランプで表面の電位が一定にされ、必要に応じて再び帯
電装置3Y,3M,3C,3BKからの一連のプロセス
に入る。
【0044】また、転写材8を搬送した転写材搬送ベル
ト12は、エンドレス構造を有していて、定着装置13
側の駆動ローラ16と転写材供給口側の従動ローラ17
とによって保持されている。駆動ローラ16は、図示し
ない駆動モータからその駆動力を伝達され、前述したよ
うに感光体ドラムの外周速度V0 とベルト外周速度が等
速になるように駆動されている。
【0045】一方、従動ローラ17は、ローラ両側の軸
部に転写材搬送方向と平行な方向に移動可能な機構を持
ち、転写材搬送方向と反対方向に圧縮スプリング18に
よって、転写材搬送ベルト12に引張り荷重を加えるべ
く押圧されている。従動ローラ17が転写材搬送方向と
平行な方向に移動可能とする機構は、フレームに設けら
れた長穴(図示しない)と、これを摺動し、かつ、従動
ローラ17を回転可能とする従動ローラ保持部材21か
ら構成される。
【0046】転写材搬送ベルト12は、転写材8を定着
装置13に送り出した後、ベルト表面に付着した残留ト
ナーや紙粉がベルトクリーニング装置22によってクリ
ーニングされ、必要に応じて次の転写材8を搬送する。
【0047】また、単色印字の場合は、上述した任意の
単色の記録部・画像形成部による作像を行なう。このと
き、選択された色以外の記録部・画像形成部は動作を行
なわないようになっている。
【0048】次に、図2ないし図5を参照して前記転写
材8を搬送する搬送手段200について説明する。
【0049】搬送手段200は、平行に設けられたベル
ト駆動ローラ16と寄り止めローラを兼ねた従動ローラ
17とに掛け渡されて中途部が前記感光体ドラム2Y,
2M,2C,2BKに対向するよう張設された無端状の
転写材搬送ベルト(以後、単に搬送ベルトという)12
を有した構成となっている。
【0050】また、従動ローラ17は、従動ローラ圧縮
スプリング18(図1参照)によって押圧され搬送ベル
ト12に張力を付与させている。
【0051】さて、搬送ベルト12は、その両側縁内側
に厚さtmm、幅Lmmの帯状の寄り止めガイド部24を有
している。この搬送ベルト12への寄り止めガイド部2
4の固定は接着剤を使用している。
【0052】転写材搬送ベルト12の寄り止めガイド部
24は、その内側の寸法が従動ローラ17のローラ部長
さと等しくなるように固定されている。つまり、ベルト
駆動時に搬送ベルト12に固定された寄り止めガイド部
24は、従動ローラのローラ部端面に常に摺動してお
り、これによって、ベルトの片寄り、蛇行を抑制してい
る。
【0053】しかし、従来は、図48および図49に示
すように、搬送ベルト12に固定された寄り止めガイド
部24を単に従動ローラ17の端面に常に摺動させるの
みの構成となっている。このため、搬送ベルト12の精
度が著しく悪い場合、また、搬送ベルト12が変形やね
じれのある状態でローラ16,17に巻き掛けられ駆動
された場合など、片寄り力は大きくなり、従動ローラ1
7の端面部エッジを乗り越えて、片寄りが発生すること
があった。そこで、この状態での寄り止めガイド部24
を観察したところ次のことが判明した。
【0054】つまり、図50に示すように、寄り止めガ
イド部24の内側(寄り止めローラ端面と接触をしてい
る面)が従動ローラ17の端面に乗り上げて、かつ、駆
動ローラ16側の寄り止めガイド部24が、従動ローラ
17側に引っ張られて変形しているのである。本実験で
は、搬送ベルト12の材質は、厚さ0.1mmのPET
(ポリエチレンテレフタレ−ト)フィルム、寄り止めガ
イド部24の材質は、厚さt=1mm、幅L=4mmのウレ
タンゴムを使用した。
【0055】駆動ローラ16側は寄り止めガイド部24
が直接接触しないように、寄り止めガイド部24内側の
長さよりも短くしてある。つまり、従動ローラ17のロ
ーラ部長さより駆動ローラ16のローラ部長さは短い。
【0056】これは、(1)駆動ローラ16のローラ部
長さと、従動ローラ17のローラ部長さを正確に一致さ
せて作ることは不可能であること、(2)駆動ローラ1
6のローラ端面部と従動ローラ17のローラ端面部を完
全に平行な状態に配設する事は不可能であること、がそ
の理由である。
【0057】上記の理由(1)が搬送ベルト12に与え
る影響は、仮に駆動ローラ16のローラ部長さが従動ロ
ーラ17のローラ部長さより長い場合、寄り止めガイド
部24は、飽くまで従動ローラ17のローラ部長さを基
準に決められているので、駆動ローラ16に常に乗り上
げ、搬送ベルト12に不必要な応力が発生する。これ
は、搬送ベルト12の疲労による割れにつながる。
【0058】上記の理由(2)が搬送ベルト12に与え
る影響も同様である。つまり、従動ローラ17の端面よ
り駆動ローラ16の端面が出ていれば、寄り止めガイド
部24は常に駆動ローラ16に乗り上げるか、必要以上
の圧縮力が加えられることになる。これは、上記に加え
寄り止めガイドの疲労につながる。
【0059】さて、これらの理由により、搬送ベルト1
2の寄り止めガイド部24は、駆動ローラ16部では搬
送ベルト12への接着力だけの力しか受けていない。つ
まり、従動ローラ17部、寄り止めガイド部24が従動
ローラ17端面を乗り越えようとすれば、搬送ベルト1
2の縁は容易に変形できることになる。
【0060】そこで、この実施例においては、図2およ
び図3に示すように、駆動ローラ16の両端部に寄り止
めガイド24,24を保持するロ−ラ状の寄り止めガイ
ド部保持ガイド25,25を設けた。
【0061】これら寄り止めガイド部保持ガイド25,
25は、別部材の中空ロ−ラからなり駆動ローラ16の
両端支軸部16a,16aに回転可能かつローラ部16
bの端面両側に密着して設けられている。
【0062】寄り止めガイド部保持ガイド25の幅A
は、寄り止めガイド部24を充分に保持できるように寄
り止めガイド部24の幅Lの2倍(本実施例では、4mm
の2倍の8mm)とし、直径dは実験によって求めた。
【0063】実験は寄り止めガイド部保持ガイド25の
直径dをいろいろ変形させたときに、従動ローラ17を
寄り止めガイド部24が乗り越えるかどうかを検証した
ものである。
【0064】表1に寄り止めガイド部保持ガイドの直径
と寄り止めガイド乗り上げ抑制効果の実験結果を示す。
【0065】
【表1】 これによると、寄り止めガイド部保持ガイド25の直径
dは,従動ローラ17の直径Dmmから寄り止めガイドの
厚さtmmを両半径方向に差し引いた(D−2t) mm 以
下から、(D−4t)mmを越える値で効果的に片寄りを
抑制した。この実験結果は、寄り止めガイド部24が寄
り止めガイド部保持ガイド25に接触して搬送ベルト1
2が変形できない状態を実現する直径(D−2t)か
ら、搬送ベルト12が変形して寄り止めガイド部24が
従動ローラ17を乗り越えられる状態を実現する直径
(D−4t)までの状態を示している。
【0066】また、実験によると、寄り止めガイド部保
持ガイド25の直径が(D−2t)以上の時も効果はあ
ったが、この状態は逆に寄り止めガイド部24に圧縮力
を生じさせるので、ベルト12と、寄り止めガイド部2
4の疲労を考えると望ましくなく、採用しなかった。
【0067】以上詳述したように寄り止めガイド部保持
ガイド25,25を設け、その直径dを(D−2t)以
下(D−4t)を越える値とする事で、良好な寄り止め
ガイド乗り上げ抑制効果がえられるものである。
【0068】図4および図5はこの実施例の変形例を示
すもので、別部材の中空ロ−ラからなる寄り止めガイド
部保持ガイド25に代えて、駆動ローラ16の両端部に
寄り止めガイド部保持ガイド26,26を一体的に形成
したものである。
【0069】表2は、駆動ローラ段付き形状による寄り
止めガイド部保持ガイド26,26の直径dと寄り止め
ガイド乗り上げ抑制効果の実験結果である。
【0070】
【表2】 これから明らかなように、寄り止めガイド部保持ガイド
26を設け、その直径を(D−2t)以下(D−4t)
を越える値とする事で、前述の寄り止めガイド部保持ガ
イド25を設けた場合と同様に寄り止めガイド乗り上げ
抑制効果が得られることがわかる。
【0071】つぎに、第2の実施例について図6を参照
して説明する。
【0072】搬送ベルト12への寄り止めガイド部2
4,24の固定は接着剤27を使用している。
【0073】また、搬送ベルト12の寄り止めガイド部
24,24の内側の寸法Bが従動ローラ17のローラ部
17bの長さSと等しくなるように固定されている。つ
まり、ベルト駆動時に搬送ベルト12の両側縁部内側に
固定された寄り止めガイド部24,24は、従動ローラ
17のローラ部17aの端面に常に摺動しており、これ
によって、搬送ベルト12の片寄り、蛇行を抑制してい
る。
【0074】従来は、接着剤27の接着代Eは寄り止め
ガイド部24の幅Lと同じであり、接着剤27は、寄り
止めガイド部24と同様に従動ローラ17に接触してい
る。このため、搬送ベルト12を長時間駆動した場合、
搬送ベルト12に固定された寄り止めガイド部24,2
4は、従動ローラ17のローラ部17aの端面に常に摺
動しており、これによって寄り止めガイド部24の接着
部が疲労を受け接着剤27が剥がれたり、接着剤27が
従動ローラ17部端面に移動したりする問題が生じた。
【0075】前者は、接着剤27として、硬化するエポ
キシ系の接着剤を使用した場合であり、後者は、接着剤
27として両面テープを使用した場合である。前者の場
合は、剥がれた接着剤27が搬送ベルト12とローラ1
7との間に挟まって、搬送ベルト12内側を傷つけベル
トの寿命を短くした。後者の場合は、両面テープの糊が
従動ローラ17端部に付着し、これに寄り止めガイド部
24が従動ローラ17の1周毎、周期的に接触し周期的
な負荷変動となった。
【0076】そこで、この実施例においては、図6に示
すように、接着代Eを寄り止めガイド部24の幅Lより
狭くするとともに従動ローラ17の端面に接触しないよ
うに外側に設け、寄り止めガイド部24の内側に空隙G
を形成するようにした。
【0077】この構造にすることによって、両面テープ
を接着剤として使用した場合、両面テープの糊がはみ出
して従動ローラ17に付着することがなくなり周期的な
負荷変動が防止された。また、塗布後に硬化するエポキ
シ系の接着剤を使用した場合、接着剤の付いていない部
分が適度に圧縮されて、片寄り防止するとともに、接着
剤を保護し、従来のように接着層が剥がれることがなく
なった。
【0078】つぎに、第3の実施例について図7ないし
図10を参照して説明する。
【0079】この実施例では、従動ローラ17の上に、
搬送ベルト12を挟んで、従動ローラ17よりローラ部
長さの長い寄り止めガイド押し付けローラ28を配設し
た。図7に寄り止めガイド押し付けローラの配設状態を
示す斜視図を、図8は同じく平面図を、図9に同じくベ
ルト断面方向からみた図を示す。
【0080】寄り止めガイド押し付けローラ28は、金
属ローラで、従動ローラ17よりもローラ長を長くする
ことで寄り止めガイド部24が従動ローラ17に乗り上
げることを防止するようにした。
【0081】具体的には、図9に示すように寄り止めガ
イド押し付けローラ28のローラ部28aの長さCは、
従動ローラ17のローラ部長さSmmに左右の寄り止めガ
イド部24の幅2Lの2倍を加えた(S+4L)mmとし
て用いた。これにより、寄り止めガイド部24は、従動
ローラ17に乗り上げることができず、効果的な搬送ベ
ルト12の片寄り防止が実現できる。
【0082】図10は、この実施例の応用例で、駆動ロ
ーラ16を寄り止めローラとして、駆動ローラ16の上
に搬送ベルト12を挟んで駆動ローラ16よりローラ部
長さの長い寄り止めガイド押し付けローラ28を配設し
てもよい。この場合、従動ローラ17を寄り止めローラ
とした場合と同様に、寄り止めガイド押し付けローラ2
8の長さは、駆動ローラ16のローラ部長さより長い必
要がある。
【0083】つぎに、第4の実施例について図11およ
び図12を参照して説明する。
【0084】寄り止めガイド部24による搬送ベルト1
2の片寄り抑制効果は、(1)寄り止めガイド部24の
厚さを厚くする。(2)寄り止めガイドを硬い材料にす
る。(3)寄り止めローラの外径を大きくし寄り止めガ
イドの接触面積を広くする。(4)搬送ベルト12の張
力を大きくする。等により高くなる。
【0085】しかし、(1)の寄り止めガイド部24の
厚さを厚くするというのは、ガイド部材の厚さを大きく
することで寄り止めガイド部24との接触面積を広く
し、片寄り力を抑制しようとするものであり、(3)の
寄り止めローラの外径を大きくし寄り止めガイドの接触
面積を広くすることに通じる。
【0086】(2)の寄り止めガイドを硬い材料にする
というのは、片寄り力に反発する寄り止めローラからの
反作用力を大きくしようとするものであり、また、現状
使用しているゴム製の寄り止めガイド部24で生じる、
片寄り力によるゴムの変形がなくなり、硬い材料にすれ
ばそれだけしっかりと片寄りが抑えられ信頼性が向上す
る。
【0087】(4)の搬送ベルト12の張力を大きくす
るというのは、搬送ベルト12の張力を大きくすること
によって、ガイド部材が寄り止めローラに乗り上げるの
を防ぐという意味である。
【0088】しかし、従来のウレタンゴム等を使用した
寄り止めガイド部24では、寄り止めガイドの厚さを厚
くすると、長さ方向の圧縮弾性率が小さくなり、寄り止
めローラに巻き付き難くなる。そして、同じ寄り止めロ
ーラに巻き付けるためには搬送ベルト12の張力を大き
くしなくてはならない。これは条件(4)にあてはまる
が、搬送ベルト12からみれば、大きな張力を加えるこ
とはベルトへの負荷が増えること電力、寿命が短くなる
という問題が生じる。
【0089】また、同様の材料を使用して、条件(2)
を満足させようとすると、やはり厚さ厚くするとか、材
料自体硬いものを使わなくてはならない。これはやは
り、ローラに巻き付きにくい問題を誘発する。また、条
件(3)については、装置自体が大きくなる問題があ
る。
【0090】つまり、ガイド部材の材質が、幅方向W、
長さ方向Lにおいて、弾性率PがPW >PL なるものが
望ましいことになる。幅方向の弾性率PW は大きいので
片寄り力に反発する寄り止めローラからの大きな反作用
力が得られ、また、現状使用しているゴム製の寄り止め
ガイドで生じる。片寄り力によるゴムの変形がなくな
り、しっかりと片寄りが抑えられ信頼性が向上する。な
おかつ、長さ方向の弾性率PL は小さいので小さな外径
のよろにも容易に巻き付かせることができる。これは、
ベルトに加える張力も大きくする必要がなくなることも
意味する。
【0091】さて、この様に硬さに異方性を有する材料
は現在すでにSRFFと呼ばれる材料で実現されてい
る。SFRRとは、Short fiber Reinfoced Rub
ber (短繊維強化ゴム)の略であり、ゴムの繊維との複
合材料である。この繊維の並び方を配向というが、この
配向を制御してこの複合材料を作ると弾性率に異方性を
持たせたゴムを作ることができる。図11に、幅方向に
繊維を配向させたSFRRの模式図を、表3に繊維を配
向した場合と繊維抜きの場合の弾性率データを示す。
【0092】
【表3】 この弾性率は繊維抜きのゴム(本実施例ではCRゴムを
用いた)のデータを1とした相対値で示している。繊維
の材料はアラミドであり、重量比20%の場合のデータ
である。このように、繊維を幅方向に配向することによ
って、幅方向の弾性率を2倍にして、なおかつ、長さ方
向の弾性率はほとんど変化しない材料を作ることができ
る。
【0093】さて、実際にこの材料を用いて寄り止めガ
イド部24を試作し実験した結果を図12を用いて説明
する。図12は、横軸に寄り止めガイド部24の厚さ
を、縦軸に抑制できた片寄り量をプロットしたものであ
る。○印は繊維抜きのCRゴムを寄り止めガイド材料と
した場合の実験結果、□印は上記の説明で用いたSFR
Rを寄り止めガイド部材料とした場合の実験結果であ
る。寄り止めガイド部24の幅は4mmとした。
【0094】この結果からわかるように、SFRRを用
いた場合は、CRゴムを用いた場合と比較して約1.2
〜1.5の片寄り規制効果が得られる。つまり、同じ厚
さの寄り止めガイドを用いると、1.2〜1.5倍の片
寄り量を持つ搬送ベルト12の片寄りを抑制することが
できる。なおかつ、長さ方向には弾性率がほとんど変化
しないので巻き付けるローラの外径を大きくする必要が
なく、また、搬送ベルト12の張力も大きくする必要が
ない。
【0095】このように、SFRRを用いると、弾性率
に異方性を持たせる事ができ、これを寄り止めガイド部
24として使用することによって、薄くても片寄り抑制
力の高いガイドが得られる。また、SFRRに限らず、
弾性率に異方性を持った材料を寄り止めガイドに使用す
る事で同等の効果が得られる。
【0096】つぎに、第5の実施例を図1、図13およ
び図14を参照して説明する。
【0097】駆動ローラ16は、金属ローラに半径方向
1mmの厚さのウレタンゴムを焼き付けたローラを使用
している。ゴムローラを使用しているのは、搬送ベルト
12を滑ることなく搬送するためである。先に説明した
が、転写材8は搬送ベルト12によって、4つの感光体
ドラム2Y,2M,2C,2BKに搬送され画像を転写
される。転写材8は、搬送ベルト12と同じ距離だけ移
動するので、搬送ベルト12に駆動ローラ16との間で
滑りが生じると、転写材8は本来あるべき位置より送れ
た位置にいることになり、これによって色ズレが生じ
る。
【0098】さて、駆動ローラ16をゴムローラとする
ことで搬送ベルト12との静摩擦係数が増加する。さら
に信頼性を高めるには、さらに静摩擦係数を増加させれ
ば良い、つまり、ゴムを柔らかくして、さらに厚さを厚
くすれば良いことになる。しかし、ゴムを柔らかくし
て、厚さを厚くすると、ローラの加工精度が低下する。
先にも述べたが、転写材8は搬送ベルト12によって搬
送される。
【0099】駆動ローラ16の外径精度が悪いと、この
外周面の周速に従って搬送されている搬送ベルト12の
周速に速度差が生じることになる。つまり、駆動ローラ
16の外径精度が悪いということは、ローラのA点とB
点での半径距離が異なっているということである。駆動
ローラ16は、そのシャフトから駆動力を伝達され回転
するが、半径距離が異なるA点とB点では、速度が異な
る。そして、このA点・B点に巻き付いた搬送ベルト1
2の速度もまた違ってくる。こうして色ズレの原因とな
る。
【0100】さて、そうすると外径精度が良くて、かつ
搬送ベルト12との静摩擦係数が大きなローラが望まし
いということになる。一般に外径精度(全周フレ・円筒
度・同軸度等)の点からみて、ゴムローラは金属ローラ
に及ばない。逆に、静摩擦係数の点からみると、ゴムロ
ーラは金属ローラに勝る。
【0101】そこで、この実施例においては、ゴムロー
ラと同等の静摩擦係数が得られる金属ローラを駆動ロー
ラ16として用いた。このローラは、製品名マイクロ・
グリップ・ローラと呼ばれ、金属ローラの外径をあらか
じめ精度良く仕上げ、その後、ローラにマスク、エッチ
ングを施し、ローラの外周面にドット状の微小突起30
…を等ピッチ間隔で残すことにより、ローラのグリップ
を高めたものである(ローラおよびその製造法;特公平
3−256950号;出願人 加藤発条(株))。
【0102】この駆動ローラ16の表面の微小突起30
の突起状態模式図を図13に、突起パターン模式図を図
14に示す。
【0103】この方式は、予めローラの外径精度を仕上
げた状態で内側にエッチングを施すため、従来の溶射式
の高摩擦ローラに比較して外径精度が良く、またグリッ
プ部は一体の突起物であるために後からグリップ部を設
ける溶射式に比較して耐久性にも優れている。表4に各
種方式を用いた紙送りロールの特性比較を示す。
【0104】
【表4】 この表からもわかるように、紙に対する摩擦係数も、ゴ
ムローラの1に対して1.3と優れている。実際に、本
実施例で用いたベルト材料PETフィルムとの静摩擦係
数を測定したところ、ゴムローラ;0.986、マイク
ロ・グリップ・ローラ;1.124であった。
【0105】さて、このローラを駆動ローラ16として
用いて、突起形状を変えたローラでベルトの搬送力を測
定した結果を表5に示す。
【0106】
【表5】 測定は、ベルト張力3Kg〜7Kg、突起パターンピッ
チ0.2〜1.0mmとし、滑りがあった場合、または1
0万回のベルト回転までベルトに影響何等かの影響があ
ったものは×、そうでないものは○として示している。
【0107】その結果突起先端形状がφ20〜180μ
m 、突起高さが20〜120μm のローラが適している
ことがわかった。なお、突起形状がφ20μm 以下のも
のはエッチングでの実現が困難であったため実験してい
ない。また、突起形状がφ180μm 以上でベルトが滑
り易い状態となった。突起高さが20μm以下のものも
エッチングでの実現が困難であったため実験していな
い。また、突起高さが120μm を越えると、10万回
にいたらずベルト内側に亀裂が生じた。
【0108】なお、突起パターンピッチが2.0mmを越
えるとベルトのグリップ力が低下するのを実験にて確認
したため、今回は0.2〜2.0mmのパターンピッチで
試験を行なった。このように、突起先端形状がφ20〜
180μm 、突起高さが20〜120μm 、突起パター
ンピッチの0.2〜2.0 mm の高摩擦ローラを駆動ロ
ーラ16として用いることにより、搬送ベルト12を滑
りなく、かつ等速度で走行させることができた。
【0109】つぎに、第6の実施例を図15ないし図2
0を参照して説明する。
【0110】この実施例では搬送ベルト12の片寄りの
防止方法として、別のアプローチを用いた。つまり、搬
送ベルト12の両側縁(ベルトエッジ)を直接抑える方
法である。
【0111】すなわち、図15および図16に示すよう
に、駆動ローラ16の両側に、ベルト12の両側縁に摺
動するように2枚の寄り止め規制板31a,31bを設
けたものとなっている。
【0112】本実施例では、一方の寄り止め規制板31
aは固定されており、もう一方の寄り止め規制板31b
は圧縮スプリング32により寄り止め規制板31a方向
に付勢されて搬送ベルト12の一側縁を押し付けるよう
になっている。
【0113】また、寄り止め規制板31a,31bに
は、駆動ローラ16が回転できるように駆動ローラシャ
フト16aが通過する穴が開けられており、寄り止め規
制板31a,31bの位置は、最も片寄り抑制に効果が
あるベルトの曲率部に設けた。
【0114】搬送ベルト12の幅と全く同じように2枚
の寄り止め規制板31a,31bを配置する事で搬送ベ
ルト12の片寄りを抑制することは難しいが、搬送ベル
ト12は常に圧縮スプリング32によって付勢された可
動の寄り止め規制板31bによって押され、もう一方の
固定された寄り止め規制板31aの方に押し付けられる
ので、ベルトエッジは安定して、寄り止め規制板31a
に接触して搬送されることになる。
【0115】なお、この圧縮スプリング32の付勢力が
必要以上に強いと、ベルトエッジに大きな負荷が加えら
れ、駆動の負荷となり、ベルト寿命に影響を及ぼすこと
になる。本実施例では、ベルト材料が厚さ0.1mmのP
ET、ベルト張力3〜4Kgにおいて、圧縮スプリング
32が1.5Kg以下の力で押すように圧縮スプリング
の力を調節した。
【0116】さて、搬送ベルト12の片寄りに対して、
何の対策もしなかった場合のベルトの片寄りと、本方式
の寄り止め規制板31を用いた場合の搬送ベルトの走行
状態を測定した結果を図17および図18に示す。図1
7は、何の対策もしなかった場合の結果であり、図19
は寄り止め規制板31a,31bを同じベルトに用いた
場合の結果である。
【0117】このように、寄り止め規制板31a,31
bを用いることによって、搬送ベルト12の片寄りを抑
制することができることが確認された。
【0118】また、搬送ベルト12の両端縁部が寄り止
め規制板31a,31bと摺動し易くするため、その接
触領域に低摩擦抵抗の表面処理をする事も効果がある。
図19にその斜視図を示す。図中33が、低摩擦抵抗を
有する表面処理部である。なお、可動側の寄り止め規制
板31bの方の表面処理部33は図面中では省略してあ
る。
【0119】無処理のステンレス板とPERフィルムと
の摩擦抵抗値は、測定の結果0.665であった。これ
に対し、通常の板材である鉄板にフッ素コーティングを
施したものは摩擦係数が0.687となり、表面性の良
い材料費の高いステンレス板を使用しなくても、フッ素
コーティングを施した鉄板で同等の摩擦係数が得られ、
使用することができる。なお、ステンレス板にフッ素コ
ーティングをすれば、さらに摩擦係数の低いものが得ら
れるのはいうまでもない。
【0120】また、この変形例として寄り止め規制板3
1a,31bに直接低摩擦抵抗の表面処理をする方法の
ほかに、図20に示すように寄り止め規制板31a,3
1bと搬送ベルト12両側縁の間に低摩擦係数のシート
34,34を挟んでも同等の効果が得られる。なお、可
動側の寄り止め規制板31bの方のシート34は図面中
では省略してある。
【0121】この場合、シート34が固定されれていな
いと、搬送ベルト12の縁部でシート34が回転してし
まう可能性があるため、シート34を少々大きめにし
て、寄り止め規制板31a,31bに固定することが望
ましい。この固定方向に特に制約はなく、最も簡単なの
は、接着テープによる固定であろう。図中35,35は
その固定用接着テープである。
【0122】なお、応用例として、本実施例では駆動ロ
ーラ16の部分に対応して設けたが、従動ローラ17部
分や、搬送ベルト12の縁部全体あるいは水平部分と摺
接するような寄り止め規制板を設けても良い。
【0123】以上説明したように、搬送ベルト12の少
なくとも一部と寄り止め規制板31a,31bが常に接
触して走行するように配置することによって、効果的な
搬送ベルト12の片寄り抑制が実現できるものである。
【0124】つぎに、第7の実施例を図21ないし図2
6を参照して説明する。
【0125】この実施例では搬送ベルト12の片寄りの
防止方法として、別のアプローチを用いた。つまり、図
21および図22に示すように搬送ベルト12の両側縁
内側に摺動ガイド36,36を設け、これら内側摺動ガ
イド36,36と搬送ベルト12のエッジを直接抑える
方法である。
【0126】また、搬送ベルト12の内側に摺動ガイド
36,36を設けることによって、寄り止め規制板31
a,31bとの接触面積が大きくなり、片寄り抑制力が
大きくなった。この摺動ガイドを、ベルト内側に設ける
事には、感光体ドラム長さなど、搬送ベルト12外側の
装置に幅方向の制約を受けることがないというメリット
がある。
【0127】搬送ベルト12の片寄りに対して、何の対
策もしなかった場合の搬送ベルト12の片寄りと、本方
式の内側摺動ガイド36,36と、寄り止め規制板31
a,31bを用いた場合の搬送ベルト12の走行状態を
測定した結果を、図23、図24に示す。図23は何の
対策もしなかった場合の結果であり、図24は内側摺動
ガイド36,36と寄り止め規制板31a,31bを同
じ搬送ベルト12に用いた場合の結果である。
【0128】このように、内側摺動ガイド36,36と
寄り止め規制板31a,31bを用いることによって、
搬送ベルト12の片寄りを容易に抑制することができる
ことが確認された。
【0129】また、搬送ベルト12の両端縁部と内側摺
動ガイド36,36が寄り止め規制板31a,31bと
摺動し易くするために、その接触領域に低摩擦抵抗の表
面処理をする事も効果がある。図25にその斜視図を示
す。図中33が、低摩擦抵抗を有する表面処理部であ
る。なお、可動側の寄り止め規制板31bの方の表面処
理部33は図面中では省略してある。
【0130】また、この変形例として寄り止め規制板3
1a,31bに直接低摩擦抵抗の表面処理をする方法の
ほかに、図26に示すように寄り止め規制板31a,3
1bと搬送ベルト12両側縁の間に低摩擦係数のシート
34,34を挟んでも同等の効果が得られる。なお、可
動側の寄り止め規制板31bの方のシート34は図面中
では省略してある。図中35は、その固定用接着テープ
である。
【0131】以上説明したように、搬送ベルト12と内
側摺動ガイド36,36の少なくとも一部と寄り止め規
制板31a,31bが常に接触して走行するように配設
することによって、効果的な搬送ベルト12の片寄り抑
制が実現できるものである。
【0132】つぎに、第8の実施例を図27ないし図3
2を参照して説明する。
【0133】この実施例では搬送ベルト12の片寄りの
防止方法として、別のアプローチを用いた。つまり、図
27および図28に示すように搬送ベルト12の両側縁
外側に摺動ガイド37,37を設け、これら外側摺動ガ
イド37,37と搬送ベルト12のエッジを直接抑える
方法である。
【0134】搬送ベルト12の片寄りに対して、何の対
策もしなかった場合の搬送ベルト12の片寄りと、本方
式の外側摺動ガイド37,37と、寄り止め規制板31
a,31bを用いた場合の搬送ベルト12の走行状態を
測定した結果を、図29、図30に示す。図29は何の
対策もしなかった場合の結果であり、図30は外側摺動
ガイド37,37と寄り止め規制板31a,31bを同
じ搬送ベルト12に用いた場合の結果である。
【0135】このように、外側摺動ガイド37,37と
寄り止め規制板31a,31bを用いることによって、
搬送ベルト12の片寄りを容易に抑制することができる
ことが確認された。
【0136】また、搬送ベルト12の両端縁部と外側摺
動ガイド37,37が寄り止め規制板31a,31bと
摺動し易くするために、その接触領域に低摩擦抵抗の表
面処理をする事も効果がある。図25にその斜視図を示
す。図中33が、低摩擦抵抗を有する表面処理部であ
る。なお、可動側の寄り止め規制板31bの方の表面処
理部33は図面中では省略してある。
【0137】また、この変形例として寄り止め規制板3
1a,31bに直接低摩擦抵抗の表面処理をする方法の
ほかに、図26に示すように寄り止め規制板31a,3
1bと搬送ベルト12両側縁の間に低摩擦係数のシート
34,34を挟んでも同等の効果が得られる。なお、可
動側の寄り止め規制板31bの方のシート34は図面中
では省略してある。図中35は、その固定用接着テープ
である。
【0138】以上説明したように、搬送ベルト12と外
側摺動ガイド37,37の少なくとも一部と寄り止め規
制板31a,31bが常に接触して走行するように配設
することによって、効果的な搬送ベルト12の片寄り抑
制が実現できるものである。
【0139】つぎに、第9の実施例を図33を参照して
説明する。
【0140】この実施例では、前記内側摺動ガイド3
6,36を搬送ベルト12に固定する接着層27の接着
代を内側摺動ガイド36の幅より狭くするとともに寄り
止め規制板31a,31bに接触しないように設け、寄
り止め規制板31a,31bの内側に空隙Gを形成する
ようにした。
【0141】この構造にすることによって、両面テープ
を接着剤として使用した場合、両面テープの糊がはみ出
して寄り止め規制板31a,31bに付着することはな
かった。また、塗布後に硬化するエポキシ系の接着剤を
使用した場合、接着剤の付いていない部分が適度に圧縮
されて、片寄りを防止するとともに、接着層を保護し、
従来のように接着層がはがされることがなくなった。
【0142】また、前述の外側摺動ガイド37,37を
搬送ベルト12に固定する際にも前記隙間Gが形成され
るように接着層27を形成する事は勿論である。
【0143】つぎに、第10の実施例を図1、図34な
いし図41を参照して説明する。
【0144】カラー画像形成時においては、各画像形成
手段150Y,150M,150C,150BKを全て
動作させて各感光体ドラム2Y,2M,2C,2BK上
にイエロ−,マゼンダ,シアン,ブラックのトナ−像が
形成する。一方、搬送ベルト12を有する搬送手段20
0によって転写材8を各感光体ドラム2Y,2M,2
C,2BKに順次接する状態に搬送するとともに、転写
手段としての転写装置5Y,5M,5C,5BKによっ
て各感光体ドラム2Y,2M,2C,2BK上に形成さ
れたトナー像を転写材8に転写するようになっている。
【0145】また、単色画像形成装置の場合は、イエロ
−,マゼンダ,シアンの3種類の画像形成手段150
Y,150M,150Cは動作を行なわないので、従っ
て、この3色のトナーは転写材8に転写されず、動作を
行なうブラック画像形成手段150BKにより形成され
る黒トナー像のみ転写されることになる。
【0146】しかし、この単色画像形成時において、回
転動作を行なわない3種類の感光体ドラム2Y,2M,
2Cにも転写材8は接して通過するので、転写材8によ
って感光体ドラム2Y,2M,2Cに摺動傷が生じた
り、感光体ドラム2Y,2M,2Cの寿命を短くすると
いう問題があった。
【0147】また、カラー画像形成時には、色トナーが
4色重ねられて転写材8に転写され、それが定着装置1
3に搬送される。充分に4色重なったトナーを溶かす必
要性から、定着装置13では加熱時間を必要時間確保す
るように転写材8の搬送スピードが決定されている。一
方、黒単色画像形成の場合には、転写材8には黒トナー
だけしか転写されていないので、カラー画像形成時に必
要とされる定着時間より短い時間で定着する事ができ
る。このように、カラー画像形成装置では、カラー画像
形成時の転写材搬送速度が基準になっているので、黒単
色画像形成をした場合必要以上の時間を費やし、ユーザ
に黒単色画像形成が遅いと感じさせる問題点があった。
【0148】この実施例においては、カラー画像形成時
と黒単色画像形成時とで転写材8の搬送経路を変化させ
て上記問題点を解決するようにしたものである。
【0149】図34に示すように、駆動ロ−ラ16およ
び従動ロ−ラ17に掛渡された搬送ロ−ラ12は、駆動
ロ−ラ16側に設けられた第1のテンション機構40
と、従動ロ−ラ17側に設けられた第2のテンション機
構41とによって所定の張力が付与されるようになって
いる。
【0150】上記第1のテンション機構40は、駆動ロ
−ラ16に搬送ベルト12を介して転接し、カラー画像
形成時に搬送ベルト12へ必要な張力を発生させる第1
テンションローラ50を有する。通常は、カラーモード
に設定されている。
【0151】また、第1テンションローラ50はその両
端の軸50aが第1テンションローラ軸受51で保持さ
れており、この第1テンションローラ軸受51には駆動
ローラ16へ搬送ベルト12を押し付ける方向に引張ス
プリング59が掛けられている。また、軸受51は、第
1テンションローラホルダー53に設けられた駆動ロー
ラ16の軸方向が長寸となる長孔45を滑るように配設
されている。
【0152】この構造により、第1テンションローラ5
0は搬送ベルト12をしっかりと駆動ローラ16に押さ
えることができる。
【0153】また、第1テンションローラホルダー53
の他端には引張スプリング54が配設してあり、第1テ
ンションローラ50が搬送ベルト12を外側から内側へ
押しつける構造となっている。なお、引張スプリング5
4の他端には、CPU56によってその動作を制御され
るアクチュエータ55に連結されており第1テンション
ローラ50が垂直位置からθ1 の角度で回動変位できる
ようになっている。
【0154】また、上記第2のテンション機構41は、
従動ロ−ラ17に搬送ベルト12を介して転接し、黒単
色画像形成に搬送ベルト12へ必要な張力を発生させる
ために用いられる第2テンションローラ57を有する。
【0155】第2テンションローラ57は、その両端の
軸57aが第2テンションローラ軸受58で保持されて
おり、この第2テンションローラ軸受58には従動ロー
ラ17へ搬送ベルト12を押し付ける方向に引張スプリ
ング59が掛けられている。また、軸受58は、第2テ
ンションローラホルダー57に設けられた従動ローラ1
7の軸方向が長寸となる長孔46を滑るように配設され
ている。
【0156】この構造により、第2テンションローラ5
7は搬送ベルト12をしっかりと従動ローラ17に押さ
えることができる。
【0157】また、第2テンションローラホルダー60
の他端には引張スプリング61が配設してあり、第2テ
ンションローラ57が搬送ベルト12を外側から内側へ
押しつける構造となっている。なお、引張スプリング6
1の他端には、CPU56によってその動作を制御され
るアクチュエータ62に連結されており第2テンション
ローラ57が垂直位置からθ2 の角度で回動変位できる
ようになっている。
【0158】つぎに、第1テンションローラ50と第2
テンションローラ57の動作について説明する。図35
に動作制御のフローチャートを示す。
【0159】まず、スタートボタンが押されると、指定
された画像形成が、カラー画像か黒単色画像かを判断す
る。カラー画像の場合は、予め設定されているカラー画
像用のプロセススピードに設定され、各種モータも同様
にカラー用の設定に切り替えられる。
【0160】つぎに、第1テンションローラ50が搬送
ベルト12に張力を加えるように設定されている位置に
アクチュエータ55が動作を実行し、これと同時に第2
テンションローラ57が搬送ベルト12に張力を加えな
いように設定されている位置にアクチュエータ62が動
作を実行する。
【0161】本実施例では、カラー時には、図36で示
すように、第1テンションローラ50が垂直位置から6
0°の位置(θ1 =60°)に、第2テンションローラ
57が垂直位置から0°の位置(θ2 =0°)にセット
されるように制御した。
【0162】また、黒単色の場合は、図37で示すよう
に、第1テンションローラ50が垂直位置から0°の位
置(θ1 =0°)に、第2テンションローラ57が垂直
位置から60°の位置(θ2 =60°)にセットされる
ように制御した。
【0163】この角度は、各感光体ドラム2Y,2M,
2C,2BK間の距離70mm、第4番目の感光体ドラム
2BKと駆動ローラ16との間の距離40mm、第1番目
の感光体ドラム2Yと従動ローラ17と間の距離52mm
の時、第3番目の感光体ドラム2Cと搬送ベルト12と
の距離が2mm以上となるように位置を設定するための角
度となっている。
【0164】この第3番目の感光体ドラム2Cと搬送ベ
ルト12の距離2mmというのは、第3番目の感光体ドラ
ム2Cの表面に転写材8が悪影響を及ぼさない距離、例
えば転写材8の反りなどによる感光体ドラムへの接触等
が生じない距離を実験で求めて決定した距離である。
【0165】しかして、アクチュエータ55,56が設
定された位置に動作を実行すると、カラーの画像形成が
開始される。
【0166】一方、黒単色の画像形成の場合、予め設定
されている黒単色画像用のプロセススピードに設定さ
れ、各種モータも同様に黒単色用の設定に切り替えられ
る。本実施例では、黒トナー一色を充分に定着装置13
で転写材8に定着できるカラー画像形成時の2倍のプロ
セススピードに設定した。
【0167】つぎに、第1テンションローラ50が搬送
ベルト12に張力を加えないように設定されている位置
にアクチュエータ55が動作を実行し、これと同時に第
2テンションローラ57が搬送ベルト12に張力を加え
ないように設定されている位置にアクチュエータ62が
動作を実行する。この位置は、図37を用いて先に説明
した位置である。そして、アクチュエータ55・56が
設定された位置に動作を実行すると、黒単色の画像形成
が開始される。
【0168】つぎにイエロ−,マゼンダ,シアンの転写
装置5Y,5M,5Cの構造について説明する。
【0169】この3つの転写装置5Y,5M,5Cの構
造は同じなのでイエロ−転写装置5Yを例に説明し、マ
ゼンダ,シアンの転写装置5M,5Cについては説明を
省略する。
【0170】すなわち、図38および図39に示すよう
に、イエロ−転写装置5Yは、転写ローラ63、絶縁性
の転写ローラ軸受64、ベルトユニットフレーム67に
設けられた感光体軸方向が長寸となる長孔65、転写ロ
ーラ軸受64に配設された圧縮スプリング66から構成
される。転写ローラ63の両端の軸63a,63aは転
写ローラ軸受64によって回転可能な状態に保持されて
いる。
【0171】この軸受64はベルトユニットフレーム6
7に設けられた感光体軸方向が長寸となる長孔65に嵌
合し、長孔65内を摺動可能な構造になっている。ま
た、軸受64は一端をベルトユニットフレーム67に固
定された圧縮スプリング66によって感光体ドラム軸方
向に押し付けられている。これによって、転写ローラ6
3には搬送ベルト12を感光体ドラム2Yに密着させる
上向きの押圧力が発生する。
【0172】つぎに、ブラックの転写装置2BKの構造
について説明する。
【0173】すなわち、図40および図41に示すよう
に、ブラック転写装置5Bkは、転写ローラ63Bk、
絶縁性の転写ローラ軸受64Bk、ベルトユニットフレ
ーム67に設けられた孔65Bk、転写ローラ軸受64
Bkに配設された圧縮スプリング66Bkから構成され
る。
【0174】ブラック転写ローラ63Bkの両端の軸6
3a,63aは転写ローラ軸受64Bkによって回転可
能な状態に保持されている。この軸受64Bkはベルト
ユニットフレーム67に設けられた孔65Bkに嵌合
し、この孔65Bkはブラック転写ローラ63Bkが適
切なニップ幅を持つような位置に設定されている。これ
によって、転写ローラ63BKには搬送ベルト12を感
光体ドラム2BKに密着させる上向きの押圧力が発生す
る。
【0175】さて、カラー画像形成の場合、先に説明し
たように第1テンションローラ50によって搬送ベルト
12に張力が加えられ、第2テンションローラ57は解
除された状態にある(図36の状態)。このとき、搬送
ベルト12は、水平状態にあり、転写ローラ5Y,5
M,5C,5BKは4つの感光体ドラム2Y,2M,2
C,2BKに接触して動作する。
【0176】一方、黒単色画像形成の場合は、逆に第2
テンションローラ57によって搬送ベルト12に張力が
加えられ、第1テンションローラ50は解除された状態
にある(図37の状態)。このとき、搬送ベルト12の
感光体ドラム2Y,2M,2C,2BKとの対向面は、
第2テンションローラ57によって給紙側が押し下げら
れるが黒用転写ローラ63BKの位置は固定されている
ので、黒用感光体ドラム2BKしか搬送ベルト12と接
触しない。
【0177】イエロ−,マゼンダ,シアン用の各転写ロ
ーラ63…は第2テンションローラ57によって押し下
げられた搬送ベルト12によって下側に押し下げられ
る。転写ローラ63…に押圧力を与えているの圧縮バネ
66は搬送ベルト12の下側への移動量を吸収できるス
トロークを持っている。本実施例では、イエロー転写ポ
イントで6mm、マゼンダ転写ポイントで4mm、シアン転
写ポイントで2mmの距離を各感光体ドラム2Y,2M,
2Cから離すようにした。つまり、この場合の搬送ベル
ト12は黒用感光体ドラム2BKだけに接触して動作す
る。
【0178】このようにして、黒単色画像形成時は他の
3つの感光体ドラム2Y,2M,2Cと搬送ベルト12
が接触しないので、転写材8にそれらの感光体ドラム2
Y,2M,2Cからの残留トナーが移動してかぶりとし
て画像の品位を低下したり、停止している感光体ドラム
2Y,2M,2Cに転写材8と搬送ベルト12とが摺動
していくことによって感光体ドラム2Y,2M,2Cの
表面に摺動傷を発生させることがない。
【0179】また、カラー画像形成時よりも黒単色画像
形成時のプロセススピードを早くすることによって従来
カラー画像形成装置でいわれていた、「単色複写機に比
較して、黒単色印字のスピードが遅い」という問題点も
解決することができる。
【0180】つぎに、第11の実施例を図1、図42な
いし図44を参照して説明する。
【0181】この実施例は、装置の異常時に前記搬送手
段200および転写装置5Y,5M,5C,5BKを組
み込んだ転写材搬送ユニット210を自動的に降下さ
せ、ユーザーのジャム処理を容易にすることができるよ
うにしたものである。
【0182】すなわち、図中67は搬送手段200の構
成部材である駆動ロ−ラ16および従動ロ−ラ17や転
写装置5Y,5M,5C,5BK(図中、マゼンタ転写
装置5M、シアン転写装置5Cは省略してある)等を組
み付けたユニットフレームであり、このユニットフレー
ム67には垂直方向が長寸となる長孔47,47が設け
てあり、これら長孔47,47に軸受(図示しない)を
介して2本のユニットフレームガイドシャフト68,6
8が通されている。
【0183】これら2本のユニットフレームガイドシャ
フト68,68はスライドフレーム70にその両端部が
固定されているので、ベルトユニットフレーム67はス
ライドフレーム70に対して上下方向に移動可能な構造
となっている。
【0184】従来は、図51および図52に示すよう
に、スライドフレーム70には、昇降用アーム74が内
側に配置されている。昇降用アーム74は昇降レバーシ
ャフト71に固定されており、このシャフト71は昇降
レバー軸受(図示しない)を介して回転可能な状態にス
ライドフレーム70に配設されている。昇降用アームa
74は、リンク連結部75を介して昇降アーム80のリ
ンク連結部79へリンク78で繋がれている。
【0185】昇降アーム80も昇降レバーシャフト81
に固定されており、このシャフト81は昇降レバー軸受
を介して回転可能な状態にスライドフレーム70に配設
されているので、昇降用アームa74の回転に準じて昇
降アーム80も同様の角度回転運動をする。昇降レバー
シャフト71のフロント側には、昇降レバー(図示しな
い)が固定してあり、これを回転することによりベルト
ユニットフレーム67は上下方向に移動する。
【0186】また、昇降用アーム74には引張スプリン
グ77が連結してあり、ベルトユニットフレーム67が
上げられた位置で、昇降用アーム74はベルトユニット
フレーム67に設けられたアームストッパー76に接触
し位置決めがなされる。このとき昇降アームabは垂直
状態より2°傾いた状態で引張スプリング77に引っ張
られているので昇降レバー73を離してもその状態が維
持される。一方、昇降レバー73によってベルトユニッ
トフレーム67を下げた状態にした場合は、ベルトユニ
ットの自重によってベルトユニットは下がった状態に維
持される。一方、スライドフレーム70は、2本のスラ
イド軸受(図示しない)を介して本体フレーム85に固
定されたスライドシャフト84によってフロント側に引
き出せる構造になっている。
【0187】一方、転写材8のジャム検知は回転レバー
と光センサーを組み合わせた検知手段によって検知さ
れ、このセンサーは従動ローラ前センサー、定着装置前
センサー、定着装置後センサー(いずれも図示しない)
として配設されている。従動ローラ前センサーは、給紙
部から従動ローラまでに発生する給紙の以上を検出し、
定着装置前センサーは転写材搬送ベルト上で発生する給
紙の検出、定着装置後センサーは定着装置で発生する給
紙の異常を検出する。
【0188】そして、従来においては、図51に示す転
写材8のジャム処理時には、ユーザが昇降レバ−シャフ
ト71に連結された昇降レバー(図示しない)を回動変
位させることにより、図51に示す昇降用ア−ム74を
引張りスプリング77の不勢力に抗して垂直状態から傾
斜状態に回動変位させ、この昇降用ア−ム74とリンク
78を介して連結されている昇降用ア−ム80も同時に
垂直状態から傾斜状態に回動変位させる。
【0189】そして、搬送ベルト12が各感光体ドラム
2Y,2M,2C,2BK(図中、感光体ドラム2M,
2Cは省略してある)に接触してトナ−像転写可能状態
にある図51の状態から、搬送ベルト12が各感光体ド
ラム2Y,2M,2C,2BK(図中、感光体ドラム2
M,2Cは省略してある)から離間した図52の状態
に、昇降用ア−ム74,80によって支承されているユ
ニットフレ−ム67を下げる。
【0190】さらに、昇降レバーを水平方向に引くこと
でスライドフレーム70毎フロント側に引き出して転写
材8の排除を行なっていた。
【0191】このジャム検出は図53に示すフローチャ
ートによって行なわれている。
【0192】すなわち、スタートボタンが押されると、
従動ローラ前センサーに入力信号があるまで時間をカウ
ントし、予め設定されれた時間まで入力信号がない場合
は給紙部で異常が発生したことをコントロールパネルに
表示する。
【0193】予め設定されれた時間までにセンサーに入
力信号があると、更に、定着装置前センサーに入力信号
があるまで時間をカウントし、予め設定された時間まで
に入力信号がない場合は転写部での異常が発生したこと
をコントロールパネルに表示する。予め設定されれた時
間までにセンサーに入力信号があると、更に、定着装置
後センサーに入力信号があるまで時間をカウントし、予
め設定された時間までに入力信号がない場合は定着部で
の異常が発生したことをコントロールパネルに表示す
る。
【0194】予め設定された時間までにセンサーに入力
信号があると異常は発生しておらず処理を終了する。
【0195】なお、検出センサーは通常、レバーが光セ
ンサーの光を遮る状態になっている。転写材8が通過す
るとこのレバーが転写材8によって押されて回転し光セ
ンサーの遮光が解除される。この光センサーの遮光が解
除されたとき入力信号が発生するように構成されてい
る。転写材8が通過した後は、レバーは自重でもとの光
センサーの光を遮る状態に復帰する。
【0196】しかし、カラー画像形成装置は、単色画像
形成装置と比較して複雑であり、昇降レバーの位置もわ
かり難く、装置に不慣れなユーザにとってユニットを一
旦下側に降下させて更に引き出すのは手間がいるという
問題点があった。
【0197】そこで、この実施例ではジャムなどの装置
の異常時に搬送手段200および転写装置5Y,5M,
5C,5BKを組み込んだ転写材搬送ユニット210を
自動的に降下させ、ユーザーのジャム処理を容易にする
ことができるようにしたものである。
【0198】図42および図43にその概略機構を示
す。図中89はユニットフレーム67の給紙側に固定さ
れたラック、90はユニットフレーム67の排紙側に固
定されたラック、91は給紙側の本体フレーム85に固
定されたピニオン、92は排紙側の本体フレーム85に
固定されたピニオン、93はピニオン91と排紙側ギア
98に掛けられたタイミングベルト、94はピニオン9
1を回転させるモーターギア、95はモーター、96は
マイクロスイッチ、98は排紙側ギアである。
【0199】先に説明したジャム検出センサーによっ
て、ジャムの発生を検出すると、画像形成の動作は中断
され、モーター95に信号が送られる。この信号はモー
ターギア94を右回転させる信号であり、このモーター
ギア94と噛合している給紙側ピニオン91は左回転す
る。更にこのピニオン91と嵌合している給紙側ラック
86はピニオン91の回転に従って下側に移動する。
【0200】一方、ピニオン91と排紙側ギア98はタ
イミングベルト93で連結されているので、ピニオン9
1が左回転すると排紙側ギア98も左回転する。この排
紙側ギア98と噛合している排紙側ピニオン92は右回
転する。このピニオン92と噛合している排紙側ラック
90はピニオン92の回転に従って下側に移動する。
【0201】モータ95の信号はマイクロスイッチ93
のスイッチが入るまで回転を続ける。このマイクロスイ
ッチ93は、スライドフレーム70にベルトフレーム6
7が接触する位置でスイッチ93が入るように位置決め
されている。この制御フローチャートを図44に示す。
【0202】以上説明したように、簡単な機構により装
置の異常時に転写材搬送ユニット210を自動的に降下
させ、ユーザーのジャム処理を容易にすることができ
る。
【0203】つぎに、第12の実施例を図1、図45な
いし図47を参照して説明する。
【0204】前述したように、従来においては、転写材
8のジャム処理時には、ユーザーが昇降レバーを回転し
て転写材搬送ユニット210を下側に降ろし、更に昇降
レバーを引くことでスライドフレーム70ごとフロント
側に引き出して転写材の排除を行なっていた。
【0205】また、従来においては、ジャム処理が終了
すると、昇降レバーを押してスライドフレーム70を装
置本体に戻し、更に昇降レバーを回転させてベルトフレ
ーム67を上昇させて転写材搬送ユニット210を定位
置に戻していた。
【0206】しかし、カラー画像形成装置は、単色画像
形成装置と比較して複雑であり、かつ精密な装置であ
る。装置に不慣れなユーザーは、つい力が入りすぎて、
昇降レバーを回しすぎると昇降レバーストッパー76が
変形するという問題点があった。この昇降ア−ムストッ
パー76が変形すると、搬送ベルト12が定位置に設定
せず、これによって転写不良が発生する。つまり、高品
質な画像を維持するためにも、ユーザーの手間を省くた
めにも、ジャム処理時は最小限、装置を触れる構造が望
ましいわけである。
【0207】この実施例は、ジャム処理終了時には自動
的に転写材搬送ユニット210が上昇する機構を用い
た。
【0208】すなわち、ジャム処理が終了し、装置本体
の扉が閉められると、モーター95に信号が送られる。
この信号はモータギア94を左回転させる信号であり、
このモータギア94と噛合している給紙側ピニオン91
は右回転する。更にこの給紙側ピニオン91と噛合して
いる給紙側ラック89はピニオン91の回転に従って上
側に移動する。一方、ピニオン91と排紙側ギア98は
タイミングベルト93で連結されているので、ピニオン
91が右回転すると排紙側ギア98も右回転する。この
排紙側ギア98と噛合している排紙側ピニオン92は左
回転する。
【0209】このピニオン92と噛合している排紙側ラ
ック92はピニオン92の回転に従って上側に移動す
る。モータ95の信号はマイクロスイッチ106、排紙
側マイクロスイッチ107のスイッチが入るまで回転を
続ける。このマイクロスイッチ106,107は、感光
体ドラム5Y,5M,5C,5BKに搬送ベルト12が
接触する位置でスイッチが入るように位置決めされてい
る。この制御フローチャートを図47に示す。
【0210】以上説明したように、簡単な機構により装
置のジャム処理終了時に転写材搬送ユニット210を図
45に示す状態から図46に示す状態となるように自動
的に上昇させ、ユーザーのジャム処理を容易にすると共
に装置の精度を保つことができる。
【0211】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果を奏す
る。
【0212】請求項1の画像形成装置によれば、寄り止
めガイド部と接触しないローラにD(ローラに直径)−
4t(寄り止めガイド部の厚さ)≦直径dmm≦D(ロ
ーラに直径)−2t(寄り止めガイド部の厚さ)を満足
する保持ガイドを寄り止めガイド部に接触するように設
けることで、寄り止めガイド部をつけたベルトが変形し
て寄り止めローラの端面を越えるのを防止することが可
能となる。
【0213】請求項2の画像形成装置によれば、寄り止
めガイド部と接触状態を保つローラのローラ部の長さと
同等もしくはそれ以上の長さを有し前記寄り止めガイド
部と接触状態を保つローラに対し前記搬送ベルトを挟み
込む状態で転接する押えロ−ラを設けることで、寄り止
めガイド部が寄り止めローラ端面を乗り越えるのを防止
することが可能となる。
【0214】請求項3の画像形成装置によれば、寄り止
めガイド部の幅方向W、長さ方向Lにおいて、ガイド部
部材の圧縮弾性率PがPW >PL なる材料で構成したガ
イド部を設けることで、幅方向には圧縮弾性率PW が大
きいので寄り止めガイドローラによって寄り止めガイド
部が力を受けても変形し難く、長さ方向の圧縮弾性率P
L は小さいので小さい径のローラにも密着状態で巻き付
き、寄り止め防止が可能となる。
【0215】請求項4の画像形成装置によれば、ローラ
に掛け渡したベルトの曲率で両側縁の少なくとも一方と
常時接触する寄り止め規制板を有することで、ベルトの
片寄り・蛇行を規制することが可能となる。
【0216】請求項5の画像形成装置によれば、搬送ベ
ルトをカラー画像形成時において全ての各像担持体に接
触させ、単色画像形成時においては1つの像担持体に接
触するように張設位置を変化させることにより、単色画
像形成時における他色トナ−の汚れによる画像の品位の
低下を防止するとともに、転写材との不必要な接触によ
って感光体寿命が短くなるのを防止することが可能とな
る。また、カラー画像形成時と単色画像形成時とで画像
形成に関する処理速度を変えることにより、単色印字時
の印字枚数を増加させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】4連タンデム方式カラー画像形成装置の概略
図。
【図2】第1の実施例における寄り止めガイド部保持ガ
イドとローラの状態を示す斜視図。
【図3】同じく寄り止めガイド部保持ガイドとローラの
状態を一部省略して示す平面図。
【図4】同じく変形例の斜視図。
【図5】同じく変形例の一部省略して示す平面図。
【図6】第2の実施例における寄り止めガイド部の接着
部分を示す断面図。
【図7】第3の実施例における寄り止めガイド押し付け
ローラの配設状態を示す斜視図。
【図8】同じく寄り止めガイド押し付けローラの配設状
態を示す正面図。
【図9】同じく寄り止めガイド押し付けローラの配設状
態を示す平面図。
【図10】同じく応用例の斜視図。
【図11】第4の実施例における幅方向に繊維を配向さ
せたSERRの模式図。
【図12】同じく片寄り量抑制データを示す説明図。
【図13】第5の実施例における微小突起の突起形状模
式図。
【図14】同じく微小突起の突起パターン模式図。
【図15】第6の実施例における寄り止め規制板を用い
た状態を示す斜視図。
【図16】同じく寄り止め規制板を用いた状態の平面
図。
【図17】対策なしのベルト走行状態の試験結果を示す
説明図。
【図18】寄り止め規制板を用いたベルト走行状態の試
験結果を示す説明図。
【図19】同じく表面処理を施した寄り止め規制板を用
いた状態の斜視図。
【図20】同じく低摩擦シートと寄り止め規制板を用い
た状態の斜視図。
【図21】第7の実施例における内側摺動ガイドと寄り
止め規制板を用いた状態の斜視図。
【図22】同じく一部省略して示す正面図。
【図23】対策なしのベルト走行状態の試験結果を示す
説明図。
【図24】内側摺動ガイドと寄り止め規制板を用いたベ
ルト走行状態の試験結果を示す説明図。
【図25】同じく表面処理を施した寄り止め規制板を用
いた状態の斜視図。
【図26】同じく低摩擦シートと寄り止め規制板を用い
た状態の斜視図。
【図27】第8の実施例における外側摺動ガイドと寄り
止め規制板を用いた状態の斜視図。
【図28】同じく外側摺動ガイドと寄り止め規制板を用
いた状態の正面図。
【図29】対策なしのベルト走行状態の試験結果を示す
説明図。
【図30】外側摺動ガイドと寄り止め規制板を用いたベ
ルト走行状態の試験結果を示す説明図。
【図31】同じく表面処理を施した寄り止め規制板を用
いた状態の斜視図。
【図32】同じく低摩擦シートと寄り止め規制板を用い
た状態の斜視図。
【図33】第9の実施例における摺動ガイド部接着部分
の断面図。
【図34】第10の実施例における転写材搬送路切り替
え機構の概略正面図。
【図35】同じく動作制御のフローチャート。
【図36】同じくカラー画像形成時の状態概略図。
【図37】同じくブラック単色画像形成時の状態概略
図。
【図38】イエロー,マゼンダ,シアンの転写装置の概
略的正面図。
【図39】同じく概略的側面図。
【図40】ブラックの転写装置の概略的正面図。
【図41】同じく概略的側面図。
【図42】第11の実施例における転写材搬送ユニット
の自動降下機構の概略図。
【図43】同じく転写材搬送ユニットの自動降下状態を
示す概略図。
【図44】自動降下機構の制御を示すフローチャート。
【図45】第12の実施例における転写材搬送ユニット
の自動上昇機構の概略図。
【図46】転写材搬送ユニットの自動上昇機構の概略
図。
【図47】自動上昇機構の制御を示すフローチャート。
【図48】従来の寄り止めガイド部とローラの状態を示
す斜視図。
【図49】同じく平面図。
【図50】同じく寄り止めガイド乗り上げの状態を示す
状態図。
【図51】同じく転写材搬送ユニットの昇降機構の概略
図。
【図52】同じく転写材搬送ユニットの下降状態を示す
概略図。
【図53】同じくジャム検出のフローチャート。
【符号の説明】
1Y,1M,1C,1BK…固体走査ヘッド、2Y,2
M,2C,2BK…感光体ドラム(像担持体)、3Y,
3M,3C,3BK…帯電装置、4Y,4M,4C,4
BK…現像装置、5Y,5M,5C,5BK…転写装置
(転写手段)、6Y,6M,6C,6BK…クリーニン
グ装置、7Y,7M,7C,7BK…除電装置、8…転
写材、9…ピックアップローラ、19…フィードロー
ラ、11…レジストローラ、12…転写材搬送ベルト、
13…定着装置、14…送り出しローラ、15…排紙ト
レイ、16…駆動ローラ、17…従動ローラ(寄り止め
ローラ)、18…従動ローラ圧縮スプリング、24…寄
り止めガイド部、25…寄り止めガイド部保持ガイド
(従動)、26…段付き寄り止めガイド部保持ガイド
(一体)、27…寄り止めガイド接着層、28…寄り止
めガイド押し付けローラ、31a…寄り止め規制板(固
定)、31b…寄り止め規制板(可動)、150…画像
形成手段、200…搬送手段、210…転写材搬送ユニ
ット。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 順次配設される複数の像担持体にそれぞ
    れ対応して設けられ、その各像担持体上にそれぞれ画像
    を形成する複数の画像形成手段と、 前記各像担持体に対して順次転写材を搬送する搬送手段
    と、 前記各像担持体にそれぞれ対応して設けられ、前記搬送
    手段で搬送される転写材に対して前記各像担持体上に形
    成された画像をそれぞれ転写する複数の転写手段と、を
    具備してなる画像形成装置であって、 前記搬送手段が、 平行に設けられた複数のローラと、 これらロ−ラに掛け渡されて中途部が前記前記各像担持
    体に対向するよう張設された無端状の搬送ベルトと、 この搬送ベルトの両側縁内側の少なくとも一方に設けら
    れ前記ローラの端面に接触することにより搬送ベルトの
    走行方向と交差する方向の動きを規制する寄り止めガイ
    ド部と、 前記ロ−ラに前記寄り止めガイド部が巻き掛けられる状
    態に設けられ、かつローラの直径Dmm、前記寄り止め
    ガイド部の厚さtmmとしたとき、(D−4t)mm≦
    (直径d)mm≦(D−2t)mmを満足する寸法の寄
    り止めガイド部保持ガイドと、を具備してなることを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 順次配設される複数の像担持体にそれぞ
    れ対応して設けられ、その各像担持体上にそれぞれ画像
    を形成する複数の画像形成手段と、 前記各像担持体に対して順次転写材を搬送する搬送手段
    と、 前記各像担持体にそれぞれ対応して設けられ、前記搬送
    手段で搬送される転写材に対して前記各像担持体上に形
    成された画像をそれぞれ転写する複数の転写手段と、を
    具備してなる画像形成装置であって、 前記搬送手段が、 平行に設けられた複数のローラと、 これらロ−ラに掛け渡されて中途部が前記前記各像担持
    体に対向するよう張設された無端状の搬送ベルトと、 この搬送ベルトの両側縁内側の少なくとも一方に設けら
    れ前記ローラの端面に接触することにより搬送ベルトの
    走行方向と交差する方向の動きを規制する寄り止めガイ
    ド部と、 この寄り止めガイド部と接触状態を保つローラのローラ
    部の長さと同等もしくはそれ以上の長さを有し前記寄り
    止めガイド部と接触状態を保つローラに対し前記搬送ベ
    ルトを挟み込む状態で転接する押えロ−ラと、を具備し
    てなることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 順次配設される複数の像担持体にそれぞ
    れ対応して設けられ、その各像担持体上にそれぞれ画像
    を形成する複数の画像形成手段と、 前記各像担持体に対して順次転写材を搬送する搬送手段
    と、 前記各像担持体にそれぞれ対応して設けられ、前記搬送
    手段で搬送される転写材に対して前記各像担持体上に形
    成された画像をそれぞれ転写する複数の転写手段と、を
    具備してなる画像形成装置であって、 前記搬送手段が、 平行に設けられた複数のローラと、 これらロ−ラに掛け渡されて中途部が前記前記各像担持
    体に対向するよう張設された無端状の搬送ベルトと、 この搬送ベルトの両側縁内側の少なくとも一方に設けら
    れ前記ローラの端面に接触することにより搬送ベルトの
    走行方向と交差する方向の動きを規制するとともに幅方
    向の圧縮弾性率PW 、長さ方向の圧縮弾性率PL のと
    き、PW <PL なる材料で構成した寄り止めガイド部
    と、を具備してなることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 順次配設される複数の像担持体にそれぞ
    れ対応して設けられ、その各像担持体上にそれぞれ画像
    を形成する複数の画像形成手段と、 前記各像担持体に対して順次転写材を搬送する搬送手段
    と、 前記各像担持体にそれぞれ対応して設けられ、前記搬送
    手段で搬送される転写材に対して前記各像担持体上に形
    成された画像をそれぞれ転写する複数の転写手段と、を
    具備してなる画像形成装置であって、 前記搬送手段が、 平行に設けられた複数のローラと、 これらロ−ラに掛け渡されて中途部が前記前記各像担持
    体に対向するよう張設された無端状の搬送ベルトと、 この搬送ベルトの少なくとも曲部でこのベルトの両側縁
    の少なくとも一方と常時接触する寄り止め規制板と、を
    具備してなることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 順次配設される複数の像担持体に対応し
    て設けられ、その各像担持体上にそれぞれそれぞれ異な
    る色の画像を形成する複数の画像形成手段と、 前記各像担持体に中途部が対向するように張設され前記
    前記各像担持体に対して順次転写材を搬送する搬送ベル
    トを有する搬送手段と、 前記各像担持体にそれぞれ対応して設けられ、前記搬送
    手段で搬送される転写材に対して前記各像担持体上に形
    成された画像をそれぞれ転写する複数の転写手段と、を
    具備してなりカラー画像形成と単色画像形成が可能な画
    像形成装置であって、 カラー画像形成時においてはそのカラ−画像に対応した
    色の画像形成を行う画像形成手段に対応した像担持体に
    接触し、単色画像形成時においてはその単色画像に対応
    した色の画像形成を行う画像形成手段に対応した像担持
    体に接触するように前記搬送ベルトの張設位置を変化さ
    せる手段と、を具備してなることを特徴とする画像形成
    装置。
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