JPH06100029A - 蓋付きカップ容器 - Google Patents

蓋付きカップ容器

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JPH06100029A
JPH06100029A JP26919492A JP26919492A JPH06100029A JP H06100029 A JPH06100029 A JP H06100029A JP 26919492 A JP26919492 A JP 26919492A JP 26919492 A JP26919492 A JP 26919492A JP H06100029 A JPH06100029 A JP H06100029A
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JP
Japan
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container
lid
heat
cup
content liquid
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JP26919492A
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Kazuko Yamase
和子 山勢
Kazuo Ogita
一夫 荻田
Keizo Oya
啓造 大屋
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YAMAMURA SHOJI KK
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
YAMAMURA SHOJI KK
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 持ち運び時に内容液が毀れることがなく、し
かも炭酸飲料の収納に適した新規な蓋付きカップ容器を
提供する。 【構成】 内面にヒートシール性を有するカップ状の容
器本体2と、この容器本体2の開口部に熱融着して取り
付けられるシート状の蓋材3とで構成する。蓋材3は基
材の紙に切込みαを設けるとともにこの切込みαを被覆
するヒートシール層を内面に設ける。店頭等において容
器本体2に内容液を入れ、蓋材3を取り付けて容器1を
形成すると、密閉状態になるので持ち運び時にこぼれる
ことがない。また、飲用時には切込みの部分にストロー
を差し込む。内容液が炭酸飲料である場合には、切込み
αの部分が安全弁として機能するので、内圧が高まって
破裂することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、店頭等においてディス
ペンサーから飲料を小分けして販売する際に好適に使用
される蓋付きカップ容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ファーストフード店、コンビニエ
ンスストア等において炭酸飲料を始めとする各種の飲料
をディスペンサーから小分けして販売する場合、紙又は
プラスチックからなるカップ状の容器本体とこれに被せ
るプラスチック製の蓋とで構成される蓋付きカップ容器
が一般に広く使用されている。そして、通常この蓋には
ストロー用の切込みが設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の蓋
付きのカップ容器は、蓋を容器本体に被せて止めるだけ
であって密封が不完全であるため、持ち運び時に内容液
がこぼれる恐れがあり、また、内容液が炭酸飲料である
場合には、時間が経つと炭酸の気が抜けて味が落ちると
いう問題点があった。
【0004】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、持ち運び
時に内容液がこぼれることがなく、しかも炭酸飲料の収
納に適した新規な蓋付きカップ容器を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の蓋付きカップ容器は、内面にヒートシール
性を有するカップ状の容器本体と、この容器本体の開口
部に熱溶着して取り付けられるシート状の蓋材とからな
り、該蓋材は紙を基材とし、該基材を貫通する切込みを
備えるとともに、該切込みを被覆するヒートシール層を
内面に有することを特徴としている。
【0006】
【作用】上述の構成からなる蓋付きカップ容器は、容器
本体に内容液である飲料を入れた後、容器本体の上部に
蓋材が熱溶着により取り付けられて密閉状態となる。そ
して、蓋材におけるヒートシール層の厚みと切込みの形
状を工夫しておくことにより、内容液が炭酸飲料である
場合に切込みの部分が安全弁として機能する。また、切
込みの部分は、ストローの突き刺し口としての役目を果
たす。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例である蓋付きカップ
容器を示す斜視図、図2は図1のX−Xにおける一部断
面図、図3は蓋材の平面図である。
【0008】これらの図に示されるように、蓋付きカッ
プ容器1は、カップ状の容器本体2とこの容器本体2の
中に飲料を入れた後でその開口部に取り付けられたシー
ト状の蓋材3とからなる。
【0009】容器本体2は、板紙2aの内面にヒートシ
ール層としてポリエチレン層2bを被覆してなる加工紙
で形成され、上部開口に外向きのフランジ部21を有す
るカップ形状をしている。なお、上方開口部にカール部
を有する形態のものでもよい。本発明における容器本体
2は従来の紙カップと同様のものでよいが、内面にヒー
トシール性を有している必要がある。したがって、使用
する加工紙としては、上記の他に、例えば外側から順に
ポリエチレン層/紙/アルミ箔/ポリエステルフィルム
/ポリエチレン層を積層したような加工紙を始めとし
て、内面にヒートシール層を有する加工紙が使用され
る。或いは、内面にヒートシール性を有するプラスチッ
ク製のカップ容器を使用することも可能である。
【0010】一方、蓋材3は基材である紙3aの内面に
ヒートシール層としてポリエチレン層3bを被覆した加
工紙からなるもので、容器本体2のフランジ部21より
若干大きめの円形状をしており、その略中央に板紙3a
の厚み部分のみを貫通するU字形の切込みαを備えてい
る。このような切込みαを備えた蓋材3は、予め原反の
紙3aに切込みαを打ち抜いておき、その内面にポリエ
チレン層を押出し塗布加工した後、個々の円形状の蓋材
3として打ち抜くことにより作製することができる。
【0011】上記の蓋付きカップ容器1は、店頭等にお
いてディスペンサーから飲料を小分けして販売する際に
好適に使用される。この場合、容器本体2と蓋材3は別
々の状態で店頭等に供給される。そして、通常は容器本
体2の中にまず氷を入れ、次いでディスペンサーから飲
料を注ぎ入れた後、容器本体2の上部開口を覆うように
して蓋材3を被せ、容器本体2のフランジ部21に蓋材
3を当接させた状態でヒートシールすることにより図1
に示す密閉状態の蓋付きカップ容器1が形成される。な
お、店頭等には所定のヒートシール機を備えつけておく
必要がある。
【0012】このようにして店頭等で作成された蓋付き
カップ容器1は、密閉状態になっているので、持ち帰り
時や宅配時において内容液がこぼれることがない。そし
て、中の飲料を飲むに際しては、切込みαで囲まれた部
分にストローを突き刺して飲むことができる。
【0013】また、内容液が炭酸飲料である場合、持ち
帰りや宅配の間に容器の内圧が高まったり、特に容器が
揺れて急激に内圧が高くなったりすると、熱溶着した部
分で破裂して噴き出すことが考えられるが、上記の蓋付
きカップ容器1では、蓋材3の内面に被覆するポリエチ
レン層3bを適切な厚みにしておくことにより、切込み
αの部分が僅かに破断して徐々に圧力を逃がすように作
用する。そして、圧力が少し程度抜けると、切込みαの
線幅が小さいので炭酸の気が一度に抜けてしまうことも
ない。
【0014】ここで、ヒートシール層としてのポリエチ
レン層3bの厚みは、50〜90μmが好ましい。50
μm未満にすると容器本体2との熱溶着強度が弱くな
り、切込みαの部分が安全弁として作用する以前に破裂
する恐れがある。特に容器本体2が紙カップである場合
には、フランジ部やカール部に胴巻きの重なりによる段
差があるためこの部分から破裂することが多い。また、
90μmを越えるとヒートシール層自体が厚くなり、ス
トローの突き刺しに支障が出てしまう。
【0015】なお、切込みαの形状としては、一点に内
圧が集中するようなものは好ましくなく、上記実施例の
ようなU字形か、或いは、図4に示すような交差しない
十字形が好ましい。また、切込みのサイズは破断し始め
る内圧と関係があるので、いずれの形状であっても、所
望とする内圧で切込みαが破断し始めるようにその寸法
を適宜決めるようにすればよい。
【0016】また、炭酸飲料を入れる場合を想定して蓋
材3の切込みαを設けておけば、飲料の種類によって蓋
材3を代える必要がないので、店頭等においての取扱い
上好都合である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の蓋付きカ
ップ容器は、内面にヒートシール性を有するカップ状の
容器本体と、この容器本体の開口部に熱溶着して取り付
けられるシート状の蓋材とからなり、該蓋材は紙を基材
とし、該基材を貫通する切込みを備えるとともに、該切
込みを被覆するヒートシール層を内面に有する構成にな
っているので、容器本体に内容液を入れた後で蓋材をヒ
ートシールして取り付けることにより密閉状態となるこ
とから、持ち運び時に容器が揺れても内容液がこぼれる
ことがなく、しかも飲用時に際しては切込みの部分にス
トローを差し込んで飲むことができる。
【0018】また、蓋材におけるヒートシール層の厚み
と切込みの形状を適宜設定しておくことにより、内容液
が炭酸飲料の場合に切込みの部分が安全弁として機能す
るので、容器が破裂して内容液が噴き出すことがなく、
また炭酸の気が一気に抜けてしまうこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である蓋付きカップ容器を示
す斜視図である。
【図2】図1のX−Xにおける一部断面図である。
【図3】蓋材の平面図である。
【図4】蓋材の他の例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 蓋付きカップ容器 2 容器本体 3 蓋材 3a 紙(基材) 3b ポリエチレン層(ヒートシール層)
フロントページの続き (72)発明者 大屋 啓造 東京都新宿区西新宿4丁目3番13号 三関 ビル内山村商事株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面にヒートシール性を有するカップ状
    の容器本体と、この容器本体の開口部に熱溶着して取り
    付けられるシート状の蓋材とからなり、該蓋材は紙を基
    材とし、該基材を貫通する切込みを備えるとともに、該
    切込みを被覆するヒートシール層を内面に有することを
    特徴とする蓋付きカップ容器。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008512307A (ja) * 2004-09-08 2008-04-24 エドマンズ,メリッサ 容器カバー及びそのディスペンサー
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WO2023224131A1 (ja) * 2022-05-20 2023-11-23 株式会社Ky7 蓋体、蓋体付き容器、蓋体と容器の組み合わせ

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