JPH0599634A - 外観検査装置 - Google Patents

外観検査装置

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JPH0599634A
JPH0599634A JP3289225A JP28922591A JPH0599634A JP H0599634 A JPH0599634 A JP H0599634A JP 3289225 A JP3289225 A JP 3289225A JP 28922591 A JP28922591 A JP 28922591A JP H0599634 A JPH0599634 A JP H0599634A
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taping
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chip resistor
chip
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直利 市村
Yoshitaka Hikami
好孝 氷上
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DAKKU ENG KK
DATSUKU ENG KK
Seiwa Sangyo Co Ltd
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DAKKU ENG KK
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Seiwa Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テーピング用テープのカバーテープの影響を
受けることなく、検体の像を一定の大きさの安定状態で
得るようにした外観検査装置を提供する。 【構成】 チップ抵抗器Rをテーピングしたテーピング
用テープ1が走行する途中に走行ガイド24を設ける。
走行ガイド24には外方へ湾曲するガイド面36を設
け、テーピング用テープ1のカバーテープ3を緊張させ
る。テーピング用テープ1は浮き上がり防止ガイド2
5、26によりガイド面36からの浮き上がりを防止す
る。ガイド24、25、26によりガイドされて走行す
るテーピング用テープ1内のチップ抵抗器Rを照明手段
21、22により照明し、撮像装置23で撮像する。撮
像に際し、カバーテープ3を緊張させているので、その
影響を受けることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、角板形チップ固定抵抗
器、チップ形コンデンサ等の検体をテーピング後のリー
ル巻き取り作業、若しくは外観検査作業等において搬送
する途中で、この検体の外観を検査するようにした外観
検査装置、特に、テーピング用テープの走行をガイドす
る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】角板形チップ固定抵抗器等のチップ状電
子部品は、これをプリント基板等に自動実装機により実
装するが、この自動実装機にチップ状電子部品を容易に
供給することができるように、チップ状電子部品をテー
ピングしている。従来、チップ状電子部品のテーピング
に用いるテーピング用テープとしては、チップ状電子部
品を収納するための凹入部を打抜き加工により形成した
タイプと絞り加工により形成したタイプとがある。
【0003】図15(a)、(b)は前者のタイプのテ
ーピング用テープを示し、(a)は一部平面図、(b)
は縦断面図である。図15(a)、(b)に示すよう
に、テーピング用テープ1は収納用テープ2とカバーテ
ープ3とから構成され、収納用テープ2はテープ本体4
とボトムテープ5とから構成されている。テープ本体4
は紙製、若しくは透明なプラスチック製で、チップ状電
子部品Rを収納するための穴6と送り穴7が長手方向に
沿って打抜き加工により列設され、このテープ本体4の
裏面に光透過性を有する薄紙製のボトムテープ5が接着
され、穴6が閉塞されて凹入部8が形成されている。カ
バーテープ3は透明なプラスチックフィルム製で上記収
納用テープ2の凹入部8を閉塞することができるような
幅に設定されている。そして、収納用テープ2の凹入部
8にチップ状電子部品Rを順次供給し、カバーテープ3
を収納用テープ2の表面に重ね、両者を熱融着し、若し
くはあらかじめ塗布された接着剤により接着することに
より、チップ状電子部品Rを封入することができる。
【0004】図16は後者のタイプのテーピング用テー
プを示す縦断面図である。図16に示すように、テーピ
ング用テープ1は収納用テープ2とカバーテープ3とか
ら構成される。収納用テープ2は透明なプラスチックフ
ィルムからなるテープにチップ状電子部品Rを収納する
ための凹入部8が長手方向に沿って絞り加工により列設
されると共に、送り穴(図示省略)が長手方向に沿って
打抜き加工により列設されている。カバーテープ3は図
15(a)、(b)に示すテーピング用テープ1の場合
と同様に形成されている。そして、収納用テープ2の凹
入部8にチップ状電子部品Rを順次供給し、カバーテー
プ3を収納用テープ2の表面に重ね、両者を熱融着、若
しくは接着することにより、チップ状電子部品Rを封入
することができる。
【0005】上記チップ状電子部品Rは自身が正常であ
るばかりでなく、テーピング用テープ1に正常な姿勢で
収納しなければ自動実装機によりプリント基板に実装す
る際、トラブルが生じる。このようなトラブルを未然に
防止するには、チップ状電子部品Rの外観、すなわち、
外形輪郭および表面の状態等を検査する必要がある。従
来、チップ状電子部品Rの外観を検査するには、上記の
ようにテーピング用テープ1にチップ状電子部品Rを封
入してリールに巻き取り、このテーピング用テープ1を
別のリールに巻き替え、再びリールに巻き取る際、走行
するテーピング用テープ1のカバーテープ3上から肉眼
で外観の良、不良について判断している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、電子
部品は益々微小化しつつあり、例えば、角板形チップ固
定抵抗器は、数mm角ないし1mm角程度の大きさになりつ
つあり、上記従来例のような肉眼による検査方式では、
電子部品の微小化に対応することができない。また、最
近では1分間に1000個程度の高速の検査速度が求め
られているが、肉眼による検査方式では、このような検
査速度を到底実現することができない。また、肉眼によ
る検査方式では、疲労による検査ミスの発生も懸念され
る上に、検査コストもかさみ、チップ状電子部品のコス
トを上昇させる要因ともなる。更に、肉眼による検査速
度はチップ状電子部品のテーピング速度に比べてはるか
に遅いため、一度巻き取ったテーピング用テープ1を肉
眼で追随することができる速度で再度、巻き替えながら
外観検査を行う必要があり、テーピング作業工程とは別
に検査工程を独立して設ける必要があった。
【0007】また、近年、光センサや静電容量センサを
用いてテーピング状態の電子部品を検査する装置が実用
化されているが、この装置では電子部品の有無等の単純
な検査しか行うことができない。
【0008】本発明は、上記のような従来の問題を解決
するものであり、撮像装置を用いてチップ状電子部品等
の検体の像を得ることができ、したがって、検体の微小
化および検査速度の高速化に対応することができ、しか
も、検体の像をテーピング用テープのカバーテープの影
響を受けることなく、一定の大きさの安定状態で得るこ
とができ、したがって、検体の検査精度を高めることが
できるようにした外観検査装置を提供することを目的と
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の技術的手段は、収納用テープとカバーテープ
からなり、検体をテーピングしたテーピング用テープが
走行する途中で、上記検体を照明手段により照明して撮
像装置により撮像するに際し、湾曲状態に突出し、上記
テーピング用テープをそのカバーテープが緊張するよう
にガイドする湾曲ガイド面を有する走行ガイドを備えた
ものである。
【0010】また、上記技術的手段において、湾曲ガイ
ド面にテーピング用テープを沿わせるようにテーピング
用テープの浮き上がりを防止する浮き上がり防止ガイド
を備えたものである。そして、上記浮き上がり防止ガイ
ドとしてローラを用いるのが好ましい。
【0011】また、上記走行ガイドおよび浮き上がり防
止ガイドを、走行するテーピング用テープとの摩擦によ
り静電気が発生しない材料により形成するのが好まし
い。
【0012】上記テーピング用テープの収納用テープと
しては、紙製、若しくはプラスチック製のテープ本体に
穴が列設され、上記テープ本体に光透過性を有する薄紙
製、若しくはプラスチック製のボトムテープが接着され
て凹入部が形成されたものを用い、または透明なプラス
チックからなり、凹入部が絞り加工により形成されたも
のを用いることができる。また、黒色のテーピング用テ
ープを用いた場合には、可視光に替え、赤外線、紫外
線、X線等を用いて検体を照明することができる。ま
た、上記検体を連続的に搬送し、または間歇的に搬送す
ることができる。
【0013】上記検体としては、角板形チップ固定抵抗
器、チップ形コンデンサ等の電子部品のほか、錠剤等の
固形物を挙げることができる。
【0014】
【作用】したがって、本発明によれば、テーピング用テ
ープを走行させて検体を搬送する途中で、走行ガイドの
湾曲ガイド面でテーピング用テープをガイドしてカバー
テープを緊張させる。この状態で検体を照明手段により
照明して撮像装置により撮像することにより、カバーテ
ープの影響をほとんど受けることなく、検体の像を一定
の大きさの安定状態で得ることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について図面を
参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例に
おける外観検査装置を示す一部破断正面図、図2は同外
観検査装置を示す一部破断側面図、図3は図1における
走行ガイドの一部拡大図、図4は図2における走行ガイ
ドの一部拡大図、図5は同外観検査装置を適用したテー
ピング用テープの巻き替え装置を示す全体概略構成図、
図6はテーピング用テープに対する本発明の外観検査装
置の配置説明図、図7は角板形チップ固定抵抗器の外観
検査動作説明図、図8、図9はそれぞれ同外観検査装置
による撮像例の平面図、図10は同外観検査装置により
得られる映像の説明図、図11は同外観検査装置による
外観検査状態説明図、図12は比較例による外観検査状
態説明図である。
【0016】図10に示すように、検体である角板形チ
ップ固定抵抗器(以下、単にチップ抵抗器という)R
は、セラミック等からなる基板の外面に抵抗体となる炭
素皮膜が形成され、この炭素皮膜に所望の溝が形成され
て抵抗値が調整され、炭素皮膜がガラス等からなるコー
ト層R1により保護され、両端部に電極R2がめっき等
により形成され、表面側のコート層R1上に抵抗値の表
示R3が印刷等により施されている。
【0017】このチップ抵抗器Rは上記のように、例え
ば、図15(a)、(b)に示す収納用テープ2をその
送り穴7を利用して間歇的に走行させる途中で、各凹入
部8に順次供給し、その後、カバーテープ3を収納用テ
ープ2の表面に重ね、両者を熱融着、若しくは接着する
ことによりテーピングすることができる。このようにチ
ップ抵抗器Rをテーピングしたテーピング用テープ1は
巻き取りリールに巻き取る。そして、巻き替えを行う。
【0018】上記テーピング用テープ1を巻き替えるに
は、図5および図6に示すように、テーピング用テープ
1を巻き取っている巻き取りリール11を支持台12に
回転可能に支持させる。この巻き取りリール11に巻き
取られているテーピング用テープ1をその送り穴7を利
用して送り装置13により走行させ、モータ(図示省
略)により回転されている巻き取りリール14に巻き取
る。そして、テーピング用テープ1の走行の途中で、本
発明の外観検査装置15によりチップ抵抗器Rの外観を
検査する。なお、図5において、符号16は外観検査装
置15に接続された画像処理装置、17は画像をモニタ
するためのテレビである。
【0019】外観検査装置15は本実施例では図1、図
2から明らかなように、第1の照明手段21と、第2の
照明手段22と、撮像装置23と、走行ガイド24と、
浮き上がり防止ガイド25、26等から構成されてい
る。
【0020】第1の照明手段21はハロゲンランプ等の
光源(図示省略)と、この光源から放出された光を導く
光ファイバ27とからなる。そして、光ファイバ27の
出射部28が走行ガイド24に沿って走行するテーピン
グ用テープ1の凹入部8内のチップ抵抗器Rの外形輪郭
の映像を得ることができるように走行ガイド24の穴2
9部においてチップ抵抗器Rをその下方から照明するよ
うに配置されている(図6参照)。第2の照明手段22
はハロゲンランプ等の光源(図示省略)と、この光源か
ら放出された光を導く光ファイバ30とからなり、光フ
ァイバ30の出射部31には照明角度可変用の反射ミラ
ー32が設けられている。第2の照明手段22はその出
射部31がテーピング用テープ1の凹入部8内のチップ
抵抗器Rの表面状態の映像を得ることができるようにチ
ップ抵抗器Rをカバーテープ3の上方から照明するよう
に配置され、しかも、テーピング用テープ1の走行方
向、すなわち、チップ抵抗器Rの搬送方向に沿って間隔
を置いて一対配置されている。
【0021】撮像装置23はテーピング用テープ1、す
なわち、チップ抵抗器Rの上方において、一対の光ファ
イバ30の出射部31の間で配置されている。この撮像
装置23はケース33内に1台の撮像カメラ(CCDカ
メラ)34が備えられ、この1台の撮像カメラ34によ
りチップ抵抗器Rの外形輪郭と表面状態を同時に撮像す
ることができるようになっている。撮像装置23はチッ
プ抵抗器Rの外形輪郭と表面状態を撮像するため、搬送
されるチップ抵抗器Rの直上に配置するので、第2の照
明手段22によるチップ抵抗器Rの表面の照明は斜め方
向となる。この場合、チップ抵抗器Rを一方向から照明
すると、チップ抵抗器Rの表面全体を均一な明るさに照
明することができないおそれがあるが、上記のように撮
像装置23の両側の2方向から照明することにより、チ
ップ抵抗器Rの表面全体を均一な明るさに照明すること
ができる。このため、上記のように各第2の照明手段2
2の出射部31は反射ミラー32により光ファイバ30
から出射される光を図7に示すように、撮像装置23の
下方に集めることができるように構成されている。撮像
装置23の撮像カメラ34は少なくとも一つのチップ抵
抗器Rの全体形状を撮像することができる視野を有し、
かつ検査対象であるチップ抵抗器Rの表面状態を把握す
ることができる程度の解像度を有するものであれば任意
のものを採用することができる。この撮像装置23は図
8に示すように、一視野で2個のチップ抵抗器Rを撮像
するようにしてもよく、または図9に示すように、一視
野で1個のチップ抵抗器Rを撮像するようにしてもよ
く、または一視野で3個以上のチップ抵抗器Rを撮像す
るようにしてもよい。
【0022】走行ガイド24は図1ないし図4に示すよ
うに、上面側、すなわち、第2の照明手段22および撮
像装置23側にテーピング用テープ1の走行を案内する
ガイド溝35が形成され、ガイド溝35の底面がガイド
面36となっている。ガイド溝35、すなわち、ガイド
面36は第2の照明手段22および撮像装置23側へ突
出するように湾曲されている。
【0023】浮き上がり防止ガイド25と26は走行ガ
イド24に対するテーピング用テープ1によるチップ抵
抗器Rの搬入側と搬出側に設けられている。搬入側と搬
出側の浮き上がり防止ガイド25と26はローラからな
り、それぞれ支持部37に基部が回動可能に軸支された
アーム38の先端に回動可能に支持され、ばね(図示省
略)の弾性により走行するテーピング用テープ1をカバ
ーテープ3側から走行ガイド24のガイド面36に対し
て加圧し、テーピング用テープ1がガイド面36から浮
き上がるのを防止している。走行ガイド24、浮き上が
り防止ガイド25、26はテーピング用テープ1の走行
に伴う摩擦により静電気が発生しない材料により形成さ
れているのが好ましい。
【0024】以上の構成において、以下、その動作につ
いて説明する。図5および図6に示すように、巻き取り
リール11からチップ抵抗器Rをテーピングしたテーピ
ング用テープ1を繰り出し、このテーピング用テープ1
を送り穴7を利用して送り装置13により走行させ、巻
き取りリール14に巻き取る。この走行の途中で、図
1、図2および図7に示すように、外観検査装置15に
よりチップ抵抗器Rの外形輪郭と表面状態を検出する。
すなわち、下部の第1の照明手段21の出射部28によ
り走行ガイド24の穴29からチップ抵抗器Rを光透過
性のボトムテープ5側の背後から照明し、チップ抵抗器
Rの周縁における影の発生を防止してチップ抵抗器Rの
外形輪郭を明確に浮かび上がらせることができ、上部の
一対の第2の照明手段22の出射部31によりチップ抵
抗器Rの表面全体を透明のガバーテープ3上から均一に
明るく照明することができる。そして、第1の照明手段
21の光と第2の照明手段22のチップ抵抗器Rによる
反射光を撮像カメラ34に導き、図10に示すように、
チップ抵抗器Rの外形輪郭Fと表面状態Sを同時に撮像
することができる。チップ抵抗器Rの検出方法の一例と
しては、撮像装置23により得られた映像を画像処理
し、あらかじめ良品のデータとこのデータからの許容誤
差をメモリに登録しておき、撮像したチップ抵抗器Rの
映像をメモリ上で比較する。このほか、チップ抵抗器R
の外形輪郭の直線性を判断するなどの検出方法を採用す
ることもできる。そして、上記のように撮像装置23の
一視野で複数個のチップ抵抗器Rの外観を検査すること
ができ(図8参照)、また、一視野で1個のチップ抵抗
器Rの外観を検査することができ(図9参照)、特に、
一視野で複数個のチップ抵抗器Rの外観を検査すること
により、テーピング用テープ1の走行のスピードアップ
に対応することができる。
【0025】ここで、走行するテーピング用テープ1に
は巻き取りリール11に巻き取られていたことによる巻
癖が付いており、水平(直線)方向に走行すると、図1
2に示すように、カバーテープ3にしわが発生して波打
つ。また、カバーテープ3を収納用テープ2に熱融着す
る際の不具合により同様にカバーテープ3にしわが発生
して波打つ。このようにカバーテープ3が波打つと、こ
れがレンズの役割を果たし、チップ抵抗器Rを撮像装置
23で撮像する際、その大きさFが異なり、検出不能と
なる。そこで、本発明実施例のように、テーピング用テ
ープ1を走行ガイド24の外方へ湾曲するガイド面36
に沿って走行させることにより、カバーテープ3のしわ
を除去して緊張させることができ、図11に示すよう
に、チップ抵抗器Rの大きさFがほぼ一定となるので、
検出可能となる。また、上記のように走行ガイド24、
浮き上がり防止ガイド25、26をテーピング用テープ
1との摩擦により静電気が発生しない材料で形成するこ
とにより、凹入部8内のチップ抵抗器Rの姿勢を安定さ
せることができる。
【0026】チップ抵抗器Rの外形輪郭および表面状態
が正常であり、かつチップ抵抗器Rがテーピング用テー
プ1の凹入部8内に正常な状態で収納されている場合に
は外観検査結果が正常であるので、テーピング用テープ
1を送り装置13により走行させ、外観検査作業を続行
する。本発明により検出可能な不良例としては、チップ
抵抗器Rがテーピング用テープ1の凹入部8に収納され
ていない状態、チップ抵抗器Rが表裏反転してテーピン
グ用テープ1の凹入部8に収納されている状態、チップ
抵抗器Rがテーピング用テープ1の凹入部8に収納さ
れ、更にチップ抵抗器Rの一部がテープ本体4とボトム
テープ5の間に入り込んだ状態、チップ抵抗器Rがテー
ピング用テープ1の凹入部8に起立した状態で挿入され
ている状態、チップ抵抗器Rの外縁部が欠けている状
態、チップ抵抗器Rが割れている状態、チップ抵抗器R
の電極R2のめっき不良状態、チップ抵抗器Rのコート
層R1が欠けている不良状態、チップ抵抗器Rの抵抗値
の表示R3の不良状態等である。このほか、抵抗値の異
なるチップ抵抗器Rが混入している場合もあり、このよ
うな各種の不良が検出されると、テーピング用テープ1
の走行を停止させ、その場でボトムテープ5を破り、正
常なチップ抵抗器Rを収納し直し、ボトムテープ5を補
修するなどにより不良なチップ抵抗器Rを交換する。そ
の後、テーピング用テープ1を走行させ、外観検査作業
を続行する。
【0027】このように1箇所に配置した撮像装置23
でチップ抵抗器Rの外形輪郭と表面状態の両方を同時に
撮像することにより、表面状態の映像を常に外形輪郭と
一体的に把握することができる。これにより抵抗値の捺
印不良等のチップ抵抗器Rの表面状態を外形輪郭との関
係で把握することが可能となり、テーピング用テープ1
の凹入部8内にチップ抵抗器Rがランダムな状態で収納
されている場合でも、表面状態の良否を高速で判断する
ことができる。したがって、テーピング用テープ1の走
行速度を低下させることなく、従来どおりの処理速度を
維持することができる。しかも、光学倍率を上げること
により、チップ抵抗器Rの微小化に対応することができ
る。また、撮像装置23は一台用いればよいので、構成
を簡素化し、検査コストを低下させることができる。ま
た、構成を簡素化しているので、既存の巻き替え装置等
に簡単に付設することができる。
【0028】次に、本発明の第2の実施例について図面
を参照しながら説明する。図13は本発明の第2の実施
例における外観検査装置を示す一部破断正面図、図14
は同外観検査装置を示す一部破断側面図である。本実施
例においては、図13、図14に示すように、撮像装置
23はケース33内に外形輪郭用の第1の撮像カメラ
(CCDカメラ)34aと表面状態用の第2の撮像カメ
ラ(CCDカメラ)34bが支持されている。第1の撮
像カメラ34aと第2の撮像カメラ34bの前方にはそ
れぞれハーフミラー39と反射ミラー40が支持され、
ハーフミラー39により光の一部を透過させて第1の撮
像カメラ34aに導き、残る一部を反射させ、更に反射
ミラー40により反射させて第2の撮像カメラ34bに
導くことができるようになっている。その他の構成は上
記第1の実施例と同様である。本実施例によれば、第1
と第2の別々の撮像カメラ34aと34bによりチップ
抵抗器Rの外形輪郭と表面状態を同時に撮像するように
しているので、チップ抵抗器Rの表面のコントラストが
悪くても外形輪郭と表面状態を確実に同時に撮像するこ
とができる。
【0029】なお、上記各実施例においては、図15
(a)、(b)に示すテーピング用テープ1を用いた場
合について説明したが、図16に示すテーピング用テー
プ1を用いた場合についても適用することができ、この
ほか、検体を外部から透視できるものであれば、いかな
る形式のテーピング用テープであってもよい。また、検
体の検査表面が下面である場合には、第1の照明手段2
1と第2の照明手段22および撮像装置23の配置を入
れ替えればよい。また、第1の照明手段21、第2の照
明手段22の形状、配置形態並びに配置台数は上記実施
例に限定されるものではなく、このほか、4方向、全方
向等、それぞれの目的に応じて適宜選択することができ
る。また、第1と第2の撮像カメラ34aと34bはハ
ーフミラー39と反射ミラー40を用いることなく、例
えば、斜め方向に配置して検体の外形輪郭と表面状態を
撮像するようにしてもよい。また、検体の他方の面や側
面(端面)を検査する必要がある場合には、撮像装置2
3の撮像カメラの台数を増やすことができ、または上記
各実施例の外観検査装置15とは別の箇所に照明手段と
撮像装置を配置することもできる。また、走行ガイド2
4に湾曲したガイド面36を有する反射ミラーを用いる
ことにより検体の表面状態に限らず、底面状態および側
面状態を検査することもできる。また、チップ抵抗器R
等の電子部品に限らず、錠剤やカプセル等を検査対象と
することもでき、この場合、走行ガイド24、浮き上が
り防止ガイド25、26は静電気の発生を防止する材料
により形成しなくてもよい。また、黒色のテーピング用
テープを用いた場合には、可視光に替えて赤外線、紫外
線、X線等を用いることができる。このほか、本発明
は、その基本的技術思想を逸脱しない範囲で種々設計変
更することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、テ
ーピング用テープを走行させて検体を搬送する途中で、
走行ガイドの湾曲ガイド面でテーピング用テープをガイ
ドしてカバーテープを緊張させる。この状態で検体を照
明手段で照明して撮像装置で撮像することにより、カバ
ーテープの影響をほとんど受けることなく、検体の像を
一定の大きさの安定状態で得ることができる。したがっ
て、検体の微小化および検査速度の高速化に対応するこ
とができ、しかも、検体の検査精度を高めることができ
る。
【0031】また、湾曲ガイド面にテーピング用テープ
を沿わせるようにテーピング用テープの浮き上がりを防
止する浮き上がり防止ガイドを備えることにより、外観
検査の確実性を得ることができ、上記浮き上がり防止ガ
イドとしてローラを用いることにより、テーピング用テ
ープ等の損傷等を防止することができる。
【0032】また、走行ガイドおよび浮き上がり防止ガ
イドをテーピング用テープとの摩擦により静電気が発生
しない材料により形成することにより、検体が電極等の
導電部を有する場合に、テーピング用テープ内において
姿勢が不安定になるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における外観検査装置を
示す一部破断正面図
【図2】同外観検査装置を示す一部破断側面図
【図3】図1における走行ガイドの一部拡大図
【図4】図2における走行ガイドの一部拡大図
【図5】同外観検査装置を適用したテーピング用テープ
の巻き替え装置を示す全体概略構成図
【図6】テーピング用テープに対する本発明の外観検査
装置の配置説明図
【図7】同外観検査装置による角板形チップ固定抵抗器
の外観検査動作説明図
【図8】同外観検査装置による撮像の一例を示す平面図
【図9】同外観検査装置による撮像の他の例を示す平面
【図10】同外観検査装置により得られる映像の説明図
【図11】同外観検査装置による外観検査状態説明図
【図12】比較例による外観検査状態説明図
【図13】本発明の第2の実施例における外観検査装置
を示す一部破断正面図
【図14】同外観検査装置を示す一部破断側面図
【図15】 (a)テーピング用テープの一例を示す一部平面図 (b)同テーピング用テープを示す縦断面図
【図16】テーピング用テープの他の例を示す縦断面図
【符号の説明】
1 テーピング用テープ 2 収納用テープ 3 カバーテープ 4 テープ本体 5 ボトムテープ 8 凹入部 13 送り装置 15 外観検査装置 21 第1の照明手段 22 第2の照明手段 23 撮像装置 24 走行ガイド 25 浮き上がり防止ガイド 26 浮き上がり防止ガイド 34 撮像カメラ 36 湾曲ガイド面 R 角板形チップ固定抵抗器(検体)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納用テープとカバーテープからなり、
    検体をテーピングしたテーピング用テープが走行する途
    中で、上記検体を照明手段により照明して撮像装置によ
    り撮像するに際し、湾曲状態に突出し、上記テーピング
    用テープをそのカバーテープが緊張するようにガイドす
    る湾曲ガイド面を有する走行ガイドを備えた外観検査装
    置。
  2. 【請求項2】 湾曲ガイド面にテーピング用テープを沿
    わせるようにテーピング用テープの浮き上がりを防止す
    る浮き上がり防止ガイドを備えた請求項1記載の外観検
    査装置。
  3. 【請求項3】 浮き上がり防止ガイドがローラである請
    求項2記載の外観検査装置。
  4. 【請求項4】 走行ガイドおよび浮き上がり防止ガイド
    が走行するテーピング用テープとの摩擦により静電気が
    発生しない材料により形成された請求項1ないし3のい
    ずれかに記載の外観検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011121614A (ja) * 2009-12-11 2011-06-23 Toyo Jidoki Co Ltd 袋詰め包装方法及び袋詰め包装機

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