JPH09264722A - 外観検査方法およびその装置 - Google Patents

外観検査方法およびその装置

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JPH09264722A
JPH09264722A JP8073355A JP7335596A JPH09264722A JP H09264722 A JPH09264722 A JP H09264722A JP 8073355 A JP8073355 A JP 8073355A JP 7335596 A JP7335596 A JP 7335596A JP H09264722 A JPH09264722 A JP H09264722A
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JP8073355A
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Shinji Yomoto
眞次 四本
Kazuo Takashima
和男 高島
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より鮮明な電子部品の画像取り込みを行い、
より正確な外観検査を可能にするテーピング装置におけ
る外観検査方法およびその装置を提供する。 【解決手段】 キャリアテープ12のポケット部12a
に載置されたIC18を照明手段32により照明し、I
C18からの反射光を偏光フィルタ51を通して撮像カ
メラ31で撮像して、電子部品の画像取り込みを行う。 【効果】 より正確な外観検査が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置のIC、
固定抵抗器、コンデンサ等の電子部品をテ ピング作業
するテーピング装置において前記電子部品の外観検査を
する外観検査方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器に内蔵されるプリント基
板への電子部品実装は自動化されており、電子機器の製
造工程で自動実装機が盛んに使用されている。この自動
実装機に電子部品を自動的に供給できるようにするた
め、電子部品をテーピングした状態で使用しているが、
この電子部品をテーピングした状態にするのがテーピン
グ装置である。このテーピング装置の従来例としてIC
をテーピングするテーピング装置を図3〜図5を参照し
て説明する。ここで、図3はテーピング装置1の概略正
面図で、図4はテーピング装置1の概略平面図で、図5
は図3、図4に示すテーピング装置1における、ICの
マーク外観検査装置およびICのリード外観検査装置の
要部概略図である。
【0003】まず、図3に示すように、テーピング装置
1は、筐体11内に設置された、キャリアテープ12
(電子部品を収納する凹状収納部がテープの長手方向に
列設されている)が巻かれているキャリアテープリール
13、筐体11の上方に設置された、キャリアテープ1
2の表面に接着させるカバーテープ14が巻かれている
カバーテープリール15、筐体11の外部に設置され
た、キャリアテープ12にカバーテープ14が接着され
た後のテープ16を巻き取る巻き取りテープリール1
7、IC18をキャリアテープ12に供給するIC供給
部19、キャリアテープに収納されたIC18のマーク
外観を検査するマーク外観検査装置20およびキャリア
テープ12の表面にカバーテープ14を接着する封止部
21等で概略構成されている。更にこのテーピング装置
1の概略平面図である図4に示すように、テーピング装
置1のIC供給部19へはIC18が自動搬送系22に
載置されて搬送される構成となっており、この自動搬送
系22の途中にIC18のリード外観を検査するリード
外観検査装置23とIC18の位置決め装置部24が設
けられている。また、テーピング装置1には、マーク外
観検査装置20やリード外観検査装置23からの画像を
入力画像信号として受け、画像処理をし、記憶された基
準となるパターン情報を基にして入力画像信号の良否判
定する画像処理装置25が設けられている。
【0004】次に、マーク外観検査装置20やリード外
観検査装置23の詳細を説明する。なお、マーク外観検
査装置20やリード外観検査装置23はIC18の検査
対象箇所が異なるだけで、外観検査装置自体の構造はほ
ぼ同様であるので、ICのマーク外観検査装置20につ
いてのみを図5を参照して説明する。マーク外観検査装
置20はキャリアテープ12に収納させたIC18を撮
像する撮像カメラ31と照明手段32と遮蔽板33で構
成されている。照明手段32はLED光源34にてIC
18を上方より照明する上方照明部32aとLED光源
34にてIC18を斜めより照明し、レーザマーキング
等で形成された溝構成のICマーク撮像時にICマーク
の輪郭を明確化するための斜め照明部32bとで構成さ
れている。
【0005】次に、上記のテーピング装置1の動作に関
して説明する。まず、キャリアテープ12が間歇的走行
により、キャリアテープリール13から巻き取りテープ
リール17に向けて送られ、IC供給部19において、
キャリアテープ12のIC18を収納する凹状収納部、
所謂ポケット部12a(図5を参照)にIC18が載置
される。一方、自動搬送系22に載置されたIC18が
位置決め装置24で所定の位置決めが行われ、更にリー
ド外観検査装置23でリードの外観検査が行われて、順
次IC供給部19に搬送されてくる。IC18を収納し
たキャリアテープ12がマーク外観検査装置20に来る
と、ここでIC18のマーク外観検査が行われ、その後
カバーテープリール15より送られてくるカバーテープ
14が封止部21でキャリアテープ12の表面に接着さ
れ、続いて巻き取りテープリール17に巻き取られてゆ
く。
【0006】なお、リード外観検査装置23やマーク外
観検査装置20での外観検査時の画像信号は画像処理部
25に送られ、画像処理されて、予め記憶されている基
準となる所定のリードやマークのパターンとの比較がさ
れて良否判定される。もし、リード外観検査装置23で
リード不良となると、そのIC18は自動搬送系より除
去され、マーク外観検査装置20でマーク不良がでる
と、そのIC18はキャリアテープ12より除去され、
予め準備されていたリード、マーク共に良品のIC18
が不良品の代わりにキャリアテープ12に載置され、そ
の後、封止部21に送られてカバーテープ14が接着さ
れる。
【0007】上記のようなテーピング装置1における問
題は、IC18のマークやリードの外観検査において、
鮮明な画像を確実に取り込むことが難しいということで
ある。マークに関しては、散乱反射光等による輪郭の歪
みやマークとマークの背景色となるICパッケージとの
色相分別性が悪いことによるマークの輪郭が不鮮明等で
のマーク画像の正確な取り込みができない虞がある。ま
たリードに関しては、リードの反射が大きく、ハレーシ
ョンを起こして輪郭が歪んだり、反射の大きいリード表
面上のゴミやリード表面の多少の凹凸等による不正確な
輪郭となったりして、リード画像の正確な取り込みがで
きない虞がある。
【0008】更に、リードに関しては、キャリアテープ
12のIC18を収納するポケット部12a側壁へのI
Cリードの映り込みの問題がある。この問題はポケット
部12aの側壁が僅かに傾斜していることに起因し、こ
の側壁に図6、図7に示すようなリードの映り込み像が
現れる。ここで、図6は、キャリアテープ12のポケッ
ト部12aにIC18が精度よく載置された状態でのI
Cリード18aの側壁12bへの映り込み像、即ち反射
像18bを示したものである。この様にICリード18
aと反射像18bとの間に充分な間隔のある状態では撮
像部カメラ31に取り込まれるICリード18aの画像
は反射像18bの影響が殆どなく、正確な画像認識が可
能となる。しかし、通常はキャリアテープ12のポケッ
ト部12aにIC18が傾いて載置されている場合が多
い。このポケット部12aにIC18が傾いて載置され
た状態の、図6にA部を示したのが図7である。この様
な状態で撮像すると、ICリード18aが見かけ上、長
くなったり、又は曲がったりした画像が撮像部カメラ3
1で取り込まれ、画像の誤認識が起こる。
【0009】上記のような問題の対策として、従来のテ
ーピング装置1ではマーク外観検査装置20やリード外
観検査装置23のLED光源34位置の最適化、照度の
最適化を行い、しかも撮像部カメラ31で取り込んだ画
像情報を画像処理装置25内で複雑な画像処理手法を用
いて所定のパターンとの比較をして、外観検査の良否判
定を行っている。しかし、この従来のテーピング装置1
での外観検査の良否判定は、良否判定の正確さの面で不
充分であり、更なる正確さの向上が要求されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述したテ
ーピング装置における外観検査方法とその装置における
問題点を解決することをその目的とする。即ち本発明の
課題は、より鮮明な電子部品の画像取り込みを行い、よ
り正確な外観検査を可能にするテーピング装置における
外観検査方法およびその装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の外観検査方法お
よびその装置は、上述の課題を解決するために提案する
ものであり、テーピング装置でテーピングされる電子部
品の外観検査方法において、電子部品の画像を得ること
ができるように電子部品を照明手段により照明し、電子
部品の外観を偏光フィルタを通して撮像カメラにより撮
像することを特徴とするものである。また、上記の照明
手段を偏光照明光による照明手段とし、偏光照明光の偏
光の向きと合わせた偏光フィルタを通して撮像カメラに
より撮像する第1の撮像と、偏光照明光の偏光の向きと
異なる向きにした偏光フィルタを通して撮像カメラによ
り撮像する第2の撮像とを行って電子部品の外観検査を
することができる。
【0012】本発明の外観検査装置は、テーピング装置
でテーピングされる電子部品の外観検査装置において、
電子部品を照明する照明手段と、電子部品を撮像する撮
像カメラと、電子部品からの光を偏光する偏光フィルタ
とを有することを特徴とするものである。また、電子部
品を照明する照明手段を偏光照明光による照明手段とす
ることができる。
【0013】以下に本発明の作用について述べる。本発
明の外観検査装置は、外観検査する電子部品と電子部品
を撮像する撮像カメラ間の光軸上に偏光フィルタを挿入
することで、電子部品の表面に光の散乱反射が生じ易い
部分があっても、撮像カメラで得られる画像の歪は殆ど
無くなり、鮮明な画像を取り込めるため、より正確な外
観検査の良否判定が可能となる。
【0014】また、本発明の外観検査装置は、被検査物
体の表面で直接的に反射する直接反射光を含む通常画像
とこのような直接反射光を含まない無反射画像とを偏光
の利用により選択的に得られるようにする技術を用い、
通常画像が得られる第1の撮像と無反射画像が得られる
第2の撮像とによる外観検査で、より正確な外観検査の
良否判定が可能となる。ここで、第1の撮像は、照明手
段の照明光を偏光照明光とし、撮像カメラのレンズの前
にある偏光フィルタの偏光の向きを偏光照明光の偏光の
向きに合わせた状態で電子部品の撮像を行うもので、ハ
レーションの起こる虞はあるが立体感のある画像が得ら
れるものである。一方、第2の撮像は、撮像カメラのレ
ンズの前にある偏光フィルタの偏光の向きを偏光照明光
の偏向の向きと異なる向きとして撮像を行うもので、色
相分別性やハレーションの面で優れた画像が得られるも
のである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的実施の形態
例につき、添付図面を参照して説明する。なお従来技術
の説明で参照した図3中の構成部分と同様の構成部分に
は、同一の参照符号を付すものとする。
【0016】実施の形態例1 本実施の形態例はテーピング装置における外観検査方法
およびその装置に本発明を適用した例であり、これを従
来のテーピング装置の概略正面図と概略平面図である図
3、図4と図1を参照して説明する。本実施の形態例の
テーピング装置の基本構成は図3、図4に示す従来のテ
ーピング装置1と同様なので説明を省略し、本実施の形
態例のテーピング装置におけるICのリードやマークの
外観検査をする外観検査装置の構造を図1を参照して説
明する。
【0017】まず、外観検査装置50は、図1に示すよ
うに、撮像カメラ31、照明手段32、遮蔽板33およ
び撮像カメラ用レンズ31aと照明手段32との間に挿
入された偏光フィルタ51等により構成されている。上
述した撮像カメラ31はキャリアテープ12のポケット
部12aに収納されている、少なくとも1個のIC18
全体を確実に撮像できる視野を有し、しかも検査対象で
あるICのマーク異常や、ICのリード異常を確実に把
握できる解像度を有するものとする。また、照明手段3
2はLED光源34にてIC18を上方より照明する上
方照明部32aと、LED光源34にてIC18を斜め
より照明する斜め照明部32bとで構成されている。上
方照明部32aはキャリアテープ12のポケット部12
aに収納されているIC18を均一に照明するためのも
のである。この均一照明のために、上方照明部32aに
は複数個のLED光源が最適位置に設置され、各LED
光源の明るさを最適化する等の方法がとられている。斜
め照明部32bはレーザマーキング等で形成された溝構
成のICマーク撮像時にICマークの輪郭を明確化する
ためのものである。なお、図面は省略したが、照明手段
32より上方には室内光等の外光が撮像カメラ31に入
らないようにする遮光筒等があって、照明手段32と偏
光フィルタ51と撮像カメラ31を覆っており、また照
明手段32とキャリアテープ12との間からの室内光等
の外光による撮像への影響は殆ど無い構造をとってい
る。
【0018】次に、本実施の形態例のテーピング装置に
おける外観検査装置50による外観検査方法に関して説
明する。まず、図3および図4に示すように、キャリア
テープ12が間歇的走行により、キャリアテープリール
13から巻き取りテープリール17に向けて送られ、I
C供給部19において、キャリアテープ12のIC18
を収納する凹状収納部、所謂ポケット部12a(図1を
参照)にIC18が載置される。一方、自動搬送系22
に載置されたIC18が位置決め装置24で所定の位置
決めが行われ、更に従来のリード外観検査装置23の代
わりに設置した上記の外観検査装置50でリードの外観
検査が行われて、順次IC供給部19に搬送されてく
る。IC18をポケット部12aに収納したキャリアテ
ープ12が従来のマーク外観検査装置20に換えて設置
した上記の外観検査装置50部に来ると、ここでIC1
8のマーク外観検査が行われ、その後カバーテープリー
ル15より送られてくるカバーテープ14が封止部21
でキャリアテープ12の表面に接着され、続いて巻き取
りテープリール17に巻き取られてゆく。
【0019】なお、リードの外観検査をする外観検査装
置50やマークの外観検査をする外観検査装置50で撮
像された画像信号は入力画像信号として画像処理部25
に送られ、画像処理されて、予め記憶されている基準と
なる所定のリードやマークのパターンと入力画像信号と
の比較がなされて、外観検査の良否判定が行われる。も
し、リードの外観検査でリード不良となると、そのIC
18は自動搬送系より排除され、マーク外観検査でマー
ク不良が出ると、そのIC18はキャリアテープ12よ
り排除され、予め準備されていたリード、マーク共に良
品のIC18が不良品の代わりにキャリアテープ12に
載置され、その後、封止部21に送られてカバーテープ
14が接着される。
【0020】また、上述したテーピング装置において、
図4のリード外観検査装置23の代わりに外観検査装置
50を設置したが、この外観検査装置50は用いず、上
述した図4のマーク外観検査装置20の代わりに設置し
た外観検査装置50だけを用い、IC18を撮像した画
像信号を画像処理装置25に入れ、画像処理法を行い、
予め記憶されている基準となる所定のマークとリードの
パターンとを比較することで、マークとリードの外観検
査の良否判定を行わせる外観検査方法をとることもでき
る。
【0021】上述した外観検査装置50を用いて、IC
のリードやマークの外観検査を行うと、撮像カメラへの
入射光は偏光された光のみとなり、撮像カメラ31では
歪みの少なく、鮮明なリードマークの画像信号が得られ
るので、この画像信号による入力画像信号と予め記憶さ
れている基準となる所定のリードやマークのパターンと
を比較することで、より正確な外観検査の良否判定が可
能となる。
【0022】実施の形態例2 本実施の形態例はテーピング装置における外観検査方法
および外観検査装置に本発明を適用した例であり、これ
を従来のテーピング装置の概略正面図と概略平面図であ
る図3、図4と図2を参照して説明する。本実施の形態
例のテーピング装置の基本構成は図3、図4に示す従来
のテーピング装置1と同様なので説明を省略し、本実施
の形態例のテーピング装置におけるICのリードやマー
クの外観検査をする外観検査装置を図2を参照して説明
する。
【0023】まず、外観検査装置60は、図2に示すよ
うに、撮像カメラ31、照明手段である照明手段32、
遮蔽板33および撮像カメラ用レンズ31aと照明手段
32との間に挿入された偏光フィルタ61等により構成
され、基本構成は実施の形態例1とほぼ同様である。た
だ、外観検査装置60では、照明手段32は光源として
従来の単色であるLED光源の代わりに波長範囲の広い
白色光源等を用い、この白色光源からの光を偏光フィル
タ63を用いて偏光照明光し、この偏光照明光で電子部
品を照明している。なおここで、外観検査装置60の照
明手段32のスペース上の問題や白色光源の大きさの問
題がある時は、外部の白色光源の光をグラスファイバ等
を利用して電子部品の近くまで導く照明手段32構成と
してもよい。更に外観検査装置60における偏光フィル
タ61は外観検査をするIC18と撮像カメラ31との
間の光軸に直交する平面内で矢印Aのように回転し、偏
光の向きが変えられる構造となっている。
【0024】次に、本実施の形態例のテーピング装置に
おける外観検査装置60による外観検査方法に関して説
明する。まず、本実施の形態例1で述べた外観検査方法
と同様に、図3および図4に示す従来のマーク外観検査
装置20やリード外観検査装置23の代わりに上述した
外観検査装置60を設置した状態とし、本実施の形態例
1で述べたと同様にして外観検査を行う。ただし、リー
ド外観検査装置23の代わりに設置した外観検査装置6
0では、第1の撮像による外観検査方法をとり、マーク
外観検査装置20の代わりに設置した外観検査装置60
では、第2の撮像による外観検査方法をとる。
【0025】また、上述したリード外観検査をする外観
検査装置60を用いず、上述したマーク外観検査をする
外観検査装置60だけを用い、偏光照明光の直接反射光
を含む光による撮像での第1の外観検査法と、偏光照明
光の直接反射光を含まない光よる撮像での第2の外観検
査法を行わせ、この2回のIC18の画像信号を順次画
像処理装置25に送り、この二つの入力画像信号と予め
記憶させた基準となる所定のマークとリードのパターン
とを比較することで、リードとマークの外観検査の良否
判定を行わせる外観検査方法をとることもできる。
【0026】上述した外観検査装置60を用いて、第1
の撮像によるリード外観検査を行うと、散乱反射光によ
る画像の歪は殆ど無くなり、鮮明な画像を取り込めると
同時に、偏光照明光がICリード18aで反射してでき
るポケット部12aの側壁12bに映り込む反射像18
b(図6参照)から撮像カメラ31に入射する直接反射
光量は2度の反射で少なくなり、ICリード18aから
撮像カメラ31に入射する直接反射光量とに大きな差が
出るので、画像処理部25での反射像18bによるリー
ド外観検査の誤判定が少なくなる。従って第1の外観検
査法でのリード外観検査で、より確実なリード外観検査
の良否判定が可能となる。また、上述した外観検査装置
60を用いて、第2の撮像によるマーク外観検査を行う
と、散乱反射光による画像の歪は殆ど無くなり、鮮明な
画像を取り込めると同時に、マークの色相分別性が良く
なってマークの輪郭が鮮明となり、より確実なマーク外
観検査の良否判定が可能となる。
【0027】以上、本発明を2例の実施の形態例により
説明したが、本発明はこれら実施の形態例に何ら限定さ
れるものではない。例えば、上記の実施の形態例では電
子部品としてICを用いて説明したが、トランジスタ、
ドイオード、固定抵抗器、コンデンサ等のテーピングし
て使用される部品等であってもよい。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のテーピング装置における外観検査方法とその装置は、
外観検査する電子部品と電子部品を撮像する撮像カメラ
間の光軸上に偏光フィルタを挿入することで、より鮮明
な電子部品の画像取り込みが可能となり、従ってより正
確な外観検査が可能となる。また、偏光照明光の照明手
段により電子部品を照明し、偏光照明光の偏光の向きと
同じ向きとした偏光フィルタを通した撮像による外観検
査法と、偏光照明光の偏光の向きと異なる向きとした偏
光フィルタを通した撮像による外観検査法の特徴を生か
した電子部品の外観検査を行うことで、より正確な外観
検査が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態例1の外観検査装
置の概略図である。
【図2】本発明を適用した実施の形態例2の外観検査装
置の概略図である。
【図3】従来のテーピング装置の概略正面図である。
【図4】従来のテーピング装置の概略平面図である。
【図5】従来の外観検査装置の概略図である。
【図6】ICがキャリアテープのポケット部に精度よく
載置された例を示す概略平面図である。
【図7】ICがキャリアテープのポケット部に傾いて載
置された例の図6のA部を示す概略平面図である。
【符号の説明】
1…テーピング装置、11…筐体、12…キャリアテー
プ、12a…ポケット部、12b…側壁、13…キャリ
アテープリール、14…カバーテープ、15…カバーテ
ープリール、16…テープ、17…巻き取りテープリー
ル、18…IC、18a…ICリード、18b…反射
像、19…IC供給部、20…マーク外観検査装置、2
1…封止部、22…自動搬送系、23…リード外観検査
装置、24…位置決め装置、25…画像処理装置、31
…撮像カメラ、31a…撮像カメラ用レンズ、32,6
2…照明手段、32a…上部照明部、32b…斜め照明
部、33…遮蔽板、34…LED光源、50,60…外
観検査装置、51,61,63…偏光フィルタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーピング装置でテーピングされる電子
    部品の外観検査方法において、 前記電子部品の画像を得ることができるように前記電子
    部品を照明手段により照明し、前記電子部品の外観を偏
    光フィルタを通して撮像カメラにより撮像することを特
    徴とする外観検査方法。
  2. 【請求項2】 前記照明手段を偏光照明光による照明手
    段とし、前記電子部品を偏光照明光で照明することを特
    徴とする、請求項1記載の外観検査方法。
  3. 【請求項3】 前記偏光照明光の偏光の向きと合わせた
    前記偏光フィルタを通して前記撮像カメラにより撮像す
    る第1の撮像と、前記偏光照明光の偏光の向きと異なる
    向きにした前記偏光フィルタを通して前記撮像カメラに
    より撮像する第2の撮像とを行って前記電子部品の外観
    検査をすることを特徴とする、請求項1および請求項2
    記載の外観検査方法。
  4. 【請求項4】 テーピング装置でテーピングされる電子
    部品の外観検査装置において、 前記電子部品を照明する照明手段と、 前記電子部品を撮像する撮像カメラと、 前記電子部品からの反射光を偏光する偏光フィルタと、 を有することを特徴とする外観検査装置。
  5. 【請求項5】 前記電子部品の前記照明手段が偏光照明
    光による照明手段であることを特徴とする、請求項4記
    載の外観検査装置。
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