JPH11312241A - パターン検査装置 - Google Patents

パターン検査装置

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JPH11312241A
JPH11312241A JP10120407A JP12040798A JPH11312241A JP H11312241 A JPH11312241 A JP H11312241A JP 10120407 A JP10120407 A JP 10120407A JP 12040798 A JP12040798 A JP 12040798A JP H11312241 A JPH11312241 A JP H11312241A
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JP
Japan
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pattern
glass
inspection
inspection work
image
Prior art date
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Pending
Application number
JP10120407A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Hakoishi
清治 箱石
Toru Ida
徹 井田
Takefumi Okamoto
武文 岡本
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Nippon Avionics Co Ltd
Original Assignee
Nippon Avionics Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11312241A publication Critical patent/JPH11312241A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラスコーティングが正しく行われているか
否かを検査する。 【解決手段】 照明光は、光ガイド4a,4b,4c、
シリンドリカルレンズ5a,5b,5cを通って検査ワ
ーク1に照射される。ワーク1を上下から照らすと、ガ
ラス13が形成されるべきパターン12上でガラス13
が欠落した場合、カメラ3で撮像した画像ではパターン
12が欠落する。ガラス13が形成されるべきでないパ
ターン12上にガラス13が形成された場合、マスタパ
ターンでは除かれているパターン12が撮像した画像に
現れる。マスタパターンと撮像した画像を比較回路10
で比較することにより、ガラスコーティングの異常を検
出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板上にパターン
が形成されたワークを検査するパターン検査装置に係
り、特に基板上にコーティングされたガラス等の透明材
料が正しく形成されているか否かを検査するパターン検
査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、基板上に形成されたパターン
をTVカメラで撮像して自動的に検査する技術が提案さ
れている(例えば、特願平8−96569号)。図4は
特願平8−96569号に記載された従来のパターン検
査装置のブロック図である。カメラ21によって撮像さ
れた検査ワーク30の濃淡画像は、A/D変換器26で
ディジタル化され、ディジタル化された画像データは、
2値化処理回路27によって2値化処理されて2値画像
のデータに変換される。そして、この2値画像データが
図示しない判定手段によって基準となるマスタパターン
データと比較されることにより、パターン検査が実施さ
れる。このパターン検査装置では、光ガイド22a,2
2b、シリンドリカルレンズ23a,23bによる照明
光を偏光フィルタ24a,24bによって一定方向の偏
光とし、偏光フィルタ25によってパターン32からの
反射光をカットし、基板31からの反射光のみをカメラ
21に入射させることにより、基板31とパターン32
の明暗の差を大きくして、正しい2値画像を得ている。
【0003】ところで、厚膜IC等の集積回路では、回
路保護のためにセラミック基板上にガラスコーティング
を施すことが知られている。このようなガラスコーティ
ングを施す場合、保護すべき回路パターンはガラスで覆
われ、外部との接続のためのボンディングパッド等はガ
ラスで覆われることなく露出している必要がある。しか
し、図4に示した従来のパターン検査装置では、ガラス
コーティングが正しく行われているか否かを検査するこ
とはできない。その理由は、カメラ側の偏光フィルタに
よってパターンからの反射光をカットしているため、保
護すべきパターン上のガラスが欠落したり、ボンディン
グパッド上にガラスが飛び散ったりしたとしても、撮像
の結果得られた2値画像には変化が生じないからであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来のパ
ターン検査装置では、ガラスコーティングが正しく行わ
れているか否かを検査することができないという問題点
があった。本発明は、上記課題を解決するためになされ
たもので、ガラスコーティングが正しく行われているか
否かを検査することができるパターン検査装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のパターン検査装
置は、請求項1に記載のように、検査ワークを上方から
照らす第1の照明手段と、検査ワークを下方から照らす
第2の照明手段と、検査ワークを上方から撮像する撮像
手段と、基板上に形成されたパターンのうち透明材料に
覆われた部分の画像を検査の基準となるマスタパターン
として予め記憶し、このマスタパターンと撮像手段で撮
像した被測定パターンとを比較することにより、透明材
料の形成が正しく行われているか否かを検査する画像処
理手段とを有するものである。このように検査ワークを
上方からだけでなく下方からも照らすと、撮像した画像
では透明材料に覆われたパターンのみが現れる。したが
って、透明材料が形成されるべきパターン上で透明材料
が欠落すると、撮像した画像ではこのパターンが欠落
し、透明材料が形成されるべきでないパターン上に透明
材料が形成されると、マスタパターンでは除かれている
パターンが撮像した画像に現れる。こうして、透明材料
のコーティングの異常を検出することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施
の形態となるパターン検査装置のブロック図である。本
実施の形態のパターン検査装置は、検査ワーク1を載せ
るX−Yテーブル2と、検査ワーク1を撮像するカメラ
3と、図示しないハロゲンランプから放出された光を伝
搬させる複数本の光ファイバからなる光ガイド4a,4
b,4cと、その先端が円柱の一部のような形状をした
シリンドリカルレンズ5a,5b,5cと、検査の基準
となるマスタパターンとカメラ3で撮像した被測定パタ
ーンとを比較する画像処理装置6と、検査結果を表示す
るための表示装置7とから構成されている。
【0007】次に、本実施の形態のパターン検査装置の
動作を説明する。光源となるハロゲンランプ(不図示)
から発せられた光は、光ガイド4aで束ねられた複数の
光ファイバによってシリンドリカルレンズ5aに導か
れ、レンズ5aから検査ワーク1に照射される。同様
に、他のハロゲンランプ(不図示)から発せられた光
は、光ガイド4bで束ねられた複数の光ファイバによっ
てシリンドリカルレンズ5bに導かれ、レンズ5bから
検査ワーク1に照射される。
【0008】2組の光ガイド4a,4b、シリンドリカ
ルレンズ5a,5bを使って2方向から斜方照射するの
は、突起物となるパターン12によって陰ができないよ
うにするためである。シリンドリカルレンズ5a、5b
は図示しない保持アームに取り付けられており、この保
持アームによって照射角度をワーク1の垂直方向に対し
て例えば30〜60°の範囲で変化させることができる
ようになっている。
【0009】さらに、別のハロゲンランプ(不図示)か
ら発せられた光は、光ガイド4cで束ねられた複数の光
ファイバによってシリンドリカルレンズ5cに導かれ、
レンズ5cから検査ワーク1に照射される。この検査ワ
ーク1に対する裏面からの照明を可能にするために、検
査ワーク1を載置するX−Yテーブル2としては、例え
ば検査ワーク1の両端を支える2本のガイドレール状の
テーブルが使用されている。検査ワーク1を裏面から照
らす理由については後述する。
【0010】画像処理装置6内のA/D変換器8は、カ
メラ3によって撮像された検査ワーク1の濃淡画像をデ
ィジタル化する。ディジタル化された画像データは、2
値化処理回路9によって2値化処理されて2値画像のデ
ータに変換される。そして、この2値画像データが比較
回路10によって基準となるマスタパターンのデータと
比較されることにより、検査が実施され、検査結果が表
示装置7の画面に表示される。
【0011】検査対象となる検査ワーク1としては、例
えばセラミック基板11上にパターン12が形成され、
このパターン12の少なくとも一部を覆うように透明材
料であるガラス13が形成された厚膜ICあるいは薄膜
IC等の集積回路がある。本実施の形態では、この検査
ワーク1をハロゲンランプ、光ガイド4a,4b及びシ
リンドリカルレンズ5a,5bからなる第1の照明手段
によって上方から照らし、更にハロゲンランプ、光ガイ
ド4c及びシリンドリカルレンズ5cからなる第2の照
明手段によって下方から照らしている。
【0012】このような第1、第2の照明手段を用いる
ことにより、下方からの照明光に対して光透過性を有す
るセラミック基板11が「明」、下方からの照明光を遮
断するパターン12が「暗」となる図2の濃度ヒストグ
ラムで示すような濃淡画像がカメラ3で得られ、且つこ
れらの明暗の差を従来のパターン検査装置よりも大きく
することができるので、図2の濃度ヒストグラムの2峰
の谷点aをしきい値として2値化処理を実施すれば、正
しい2値画像を得ることができる。
【0013】ただし、ガラス13で覆われていないパタ
ーン12については、2値画像を得ることはできない。
つまり、銀等の金属を含むペースト材料からなるパター
ン12は上方からの照明光を正反射するので、ガラス1
3で覆われていない場合、パターン12からの反射光が
カメラ3に直接入射する。したがって、ガラス13で覆
われていないパターン12の濃度は、濃度ヒストグラム
上のセラミック基板11であるべき峰に含まれるので、
このような濃淡画像を2値化処理すると、ガラス13で
覆われていないパターン12が欠落する(パターンを示
す値に変換されるべき部分が基板を示す値に変換され
る)。
【0014】これに対し、ガラス13で覆われたパター
ン12の部分では、上部のガラス13によって乱反射が
発生し、パターン12からの反射光量が低下するため、
上述のように正しい2値画像が得られる。以上のような
特性を利用して、本実施の形態では、セラミック基板1
1上に形成されたパターン12のうちガラス13に覆わ
れた部分の2値画像をマスタパターンとして比較回路1
0に予め記憶させておき、ガラス13が正しく形成され
ているか否かを検査する。
【0015】今、上方から見たときに図3(a)のよう
な平面図で描かれる検査ワーク1の良品に対して、カメ
ラ3で撮像する検査ワーク1は図3(b)のような状態
であったとする。検査ワーク1の良品では、パターン1
2のうちボンディングパッド14の部分のみガラス13
で覆われることなく露出している。上記マスタパターン
は、検査ワーク1の設計時のCADデータからガラス1
3に覆われていない部分のパターン12を除くか、ある
いは図3(a)の検査ワーク1の良品をカメラ3で撮像
し2値化処理して作成すればよい(図3(c))。
【0016】これに対し、図3(b)の検査ワーク1で
は、ガラスコーティングが施されるべき部分15におい
てガラス13が欠落し、ガラスコーティングが施される
べきでない部分16においてガラス13の飛び散りによ
りボンディングパッド14が覆われている。この検査ワ
ーク1をカメラ3で撮像して2値化処理すれば、図3
(d)のような2値画像が得られる。
【0017】このように、図3(b)の検査ワーク1を
撮像した結果得られた図3(d)の2値画像と図3
(c)のマスタパターンには相違が生じるので、これら
を比較回路10で比較することにより、ガラスコーティ
ングの異常を検出することができる。
【0018】なお、本実施の形態では、セラミック基板
11上にパターン12が形成され、このパターン12の
少なくとも一部を覆うようにガラス13が形成された検
査ワーク1を例にとって説明したが、基板が光透過性の
材料からなり、パターンが光を遮蔽する材料からなり、
コーティングされたパターンが「暗」、基板が「明」と
なる図2の濃度ヒストグラムが得られるものであれば、
他の検査ワークでもよい。また、ガラス以外の透明材料
が形成された検査ワークでもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、請求項1に記載のよう
に、第1の照明手段、第2の照明手段、撮像手段及び画
像処理手段からパターン検査装置を構成することによ
り、ガラス等の透明材料が正しく形成されているか否か
を検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態となるパターン検査装置
のブロック図である。
【図2】 図1のカメラによって撮像された濃淡画像の
濃度ヒストグラムの一例を示す図である。
【図3】 図1のパターン検査装置によるガラスの検査
を説明するための図である。
【図4】 従来のパターン検査装置のブロック図であ
る。
【符号の説明】
1…検査ワーク、2…X−Yテーブル、3…カメラ、4
a、4b、4c…光ガイド、5a、5b、5c…シリン
ドリカルレンズ、6…画像処理装置、7…表示装置、8
…A/D変換器、9…2値化処理回路、10…比較回
路、11…セラミック基板、12…パターン、13…ガ
ラス。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上にパターンが形成され、このパタ
    ーンの少なくとも一部を覆うように透明材料が形成され
    た検査ワークを撮像して、該透明材料の形成が正しく行
    われているか否かを検査するパターン検査装置であっ
    て、 検査ワークを上方から照らす第1の照明手段と、 検査ワークを下方から照らす第2の照明手段と、 検査ワークを上方から撮像する撮像手段と、 前記基板上に形成されたパターンのうち前記透明材料に
    覆われた部分の画像を検査の基準となるマスタパターン
    として予め記憶し、このマスタパターンと撮像手段で撮
    像した被測定パターンとを比較することにより、透明材
    料の形成が正しく行われているか否かを検査する画像処
    理手段とを有することを特徴とするパターン検査装置。
JP10120407A 1998-04-30 1998-04-30 パターン検査装置 Pending JPH11312241A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101867589B1 (ko) * 2017-12-27 2018-06-15 주식회사 세코닉스 투명체 검사장치
WO2018146890A1 (ja) * 2017-02-09 2018-08-16 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法および記録媒体

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