JPH0598406A - 溶融金属めつき方法および装置 - Google Patents
溶融金属めつき方法および装置Info
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- JPH0598406A JPH0598406A JP25921591A JP25921591A JPH0598406A JP H0598406 A JPH0598406 A JP H0598406A JP 25921591 A JP25921591 A JP 25921591A JP 25921591 A JP25921591 A JP 25921591A JP H0598406 A JPH0598406 A JP H0598406A
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- pot
- dross
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 連続溶融亜鉛めっき鋼板の表面のドロス欠陥
を、めっき浴のAl濃度を高めることなく、解消する。 【構成】 めっきポット7をドロス堆積部とめっき部と
の二重構造としてめっきを行うことにより、めっき時の
ストリップ3およびシンクロール4の近傍のめっき浴を
清澄に保つ。前記二重構造は、従来のめっきポット7の
上に小型のポット3を浮上させて固定し、該小型のポッ
ト3の側面または底部に開口部2を設けた構造とし、小
型のめっきポット1から従来のめっきポット7へのドロ
スの排出を可能とする。
を、めっき浴のAl濃度を高めることなく、解消する。 【構成】 めっきポット7をドロス堆積部とめっき部と
の二重構造としてめっきを行うことにより、めっき時の
ストリップ3およびシンクロール4の近傍のめっき浴を
清澄に保つ。前記二重構造は、従来のめっきポット7の
上に小型のポット3を浮上させて固定し、該小型のポッ
ト3の側面または底部に開口部2を設けた構造とし、小
型のめっきポット1から従来のめっきポット7へのドロ
スの排出を可能とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融金属めっき方法お
よび装置に関する。さらに具体的には、本発明は、めっ
きポットの底部に堆積したボトムドロスがめっき浴中に
巻き上げられてストリップの表面に付着することに起因
する鋼板の外観不良を防止することができる溶融金属め
っき方法および装置に関する。
よび装置に関する。さらに具体的には、本発明は、めっ
きポットの底部に堆積したボトムドロスがめっき浴中に
巻き上げられてストリップの表面に付着することに起因
する鋼板の外観不良を防止することができる溶融金属め
っき方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】既によく知られているように、現在、北
米やカナダでは、冬期の自動車スリップ事故防止のた
め、岩塩散布による道路の凍結防止対策がなされてい
る。かかる岩塩散布により自動車車体は苛酷な腐食環境
にさらされることになり、高耐食性の表面処理鋼板が使
用されつつある。したがって、外装用の鋼板についても
溶接性・加工性が冷延鋼板並みの特性を有し、かつ耐食
性にも優れた合金化処理鋼板が注目されている。しか
も、外装用鋼板であるために塗装後の高鮮映性といった
美観性も要求されるなど、ますます仕様の厳しい材料が
求められるようになっている。
米やカナダでは、冬期の自動車スリップ事故防止のた
め、岩塩散布による道路の凍結防止対策がなされてい
る。かかる岩塩散布により自動車車体は苛酷な腐食環境
にさらされることになり、高耐食性の表面処理鋼板が使
用されつつある。したがって、外装用の鋼板についても
溶接性・加工性が冷延鋼板並みの特性を有し、かつ耐食
性にも優れた合金化処理鋼板が注目されている。しか
も、外装用鋼板であるために塗装後の高鮮映性といった
美観性も要求されるなど、ますます仕様の厳しい材料が
求められるようになっている。
【0003】ところで、溶融金属めっきライン、例えば
溶融亜鉛めっきラインでは、めっきのままの状態の通常
の溶融亜鉛めっき鋼板と、めっき後合金化処理する合金
化処理鋼板 (ガルバニール鋼板) とが製造されるが、一
般にこの2種類の鋼板は、生産性向上の観点から、同一
のラインにおいて適宜切り換えられることにより連続的
に製造される。
溶融亜鉛めっきラインでは、めっきのままの状態の通常
の溶融亜鉛めっき鋼板と、めっき後合金化処理する合金
化処理鋼板 (ガルバニール鋼板) とが製造されるが、一
般にこの2種類の鋼板は、生産性向上の観点から、同一
のラインにおいて適宜切り換えられることにより連続的
に製造される。
【0004】しかし、ストリップの連続溶融亜鉛めっき
を行っている溶融亜鉛めっき槽内では、ストリップのFe
がめっき浴中に溶出してFeZn7 を主成分とするドロスが
生成し、このドロスはめっき槽の底部にボトムドロスと
して堆積する。
を行っている溶融亜鉛めっき槽内では、ストリップのFe
がめっき浴中に溶出してFeZn7 を主成分とするドロスが
生成し、このドロスはめっき槽の底部にボトムドロスと
して堆積する。
【0005】図4は、このような溶融亜鉛めっきに際し
てのボトムドロス8の生成およびめっき浴中への巻上げ
の様子の略式説明図である。同図において、スナウト6
を経てめっきポット13に送られてきたストリップ3はシ
ンクロール4を周回しながらめっきされ、めっき終了後
はスナップロール5、5を経てめっきポット13から取り
出される。このとき、めっき浴内を浮遊する浮遊ドロス
15は次第にめっきポット13の底部に溜まり、ボトムドロ
ス8を形成する。なお、浮遊ドロス15の一部は浴内のAl
と化合して、めっき浴の頂部にトップドロス14として浮
遊する。
てのボトムドロス8の生成およびめっき浴中への巻上げ
の様子の略式説明図である。同図において、スナウト6
を経てめっきポット13に送られてきたストリップ3はシ
ンクロール4を周回しながらめっきされ、めっき終了後
はスナップロール5、5を経てめっきポット13から取り
出される。このとき、めっき浴内を浮遊する浮遊ドロス
15は次第にめっきポット13の底部に溜まり、ボトムドロ
ス8を形成する。なお、浮遊ドロス15の一部は浴内のAl
と化合して、めっき浴の頂部にトップドロス14として浮
遊する。
【0006】このように堆積したボトムドロス8は、シ
ンクロール4の下部付近で生じるストリップ3の随伴流
によってめっき浴中に巻上げられてストリップ3の上側
表面に付着することがある。
ンクロール4の下部付近で生じるストリップ3の随伴流
によってめっき浴中に巻上げられてストリップ3の上側
表面に付着することがある。
【0007】前述のように、めっき鋼板に対する仕様が
厳しくなった現在、そのようなボトムドロス8のストリ
ップ3の表面への付着が発生すると、プレス時にプレス
ブツと称する表面不均一部分が生じ、塗装後の美観性
(例えば鮮映性) が著しく害されるばかりでなく、局部
電池を形成して耐食性を低下させる原因となる表面欠陥
が生じ、めっき鋼板に品質欠陥を生じさせるのである。
厳しくなった現在、そのようなボトムドロス8のストリ
ップ3の表面への付着が発生すると、プレス時にプレス
ブツと称する表面不均一部分が生じ、塗装後の美観性
(例えば鮮映性) が著しく害されるばかりでなく、局部
電池を形成して耐食性を低下させる原因となる表面欠陥
が生じ、めっき鋼板に品質欠陥を生じさせるのである。
【0008】従来、ストリップ3の表面へのドロス付着
を防止すべく、ボトムドロス8の生成を抑制する一般的
な方法として、めっき浴内のAl分を富化し、下記反応に
よりFe2Al5をトップドロス14として浮上回収する方法が
ある。
を防止すべく、ボトムドロス8の生成を抑制する一般的
な方法として、めっき浴内のAl分を富化し、下記反応に
よりFe2Al5をトップドロス14として浮上回収する方法が
ある。
【0009】2FeZn7+5Al→Fe2Al5+14Zn しかし、Alはめっき皮膜の合金化を抑制する作用がある
ことから、製造の対象が合金化処理鋼板の場合には可及
的少ない量に制限しているのであり、トップドロス14の
浮上促進のためAlを添加すると、その一部がめっき浴に
残り、合金化不良を起こし品質低下の問題を生じさせ
る。
ことから、製造の対象が合金化処理鋼板の場合には可及
的少ない量に制限しているのであり、トップドロス14の
浮上促進のためAlを添加すると、その一部がめっき浴に
残り、合金化不良を起こし品質低下の問題を生じさせ
る。
【0010】特に、前述したように、合金化処理鋼板に
おいても優れた鮮映性を得ることができる表面性状が強
く求められている現状からは、Al添加によらずにドロス
付着を防止できる手段が強く求められている。
おいても優れた鮮映性を得ることができる表面性状が強
く求められている現状からは、Al添加によらずにドロス
付着を防止できる手段が強く求められている。
【0011】特公昭57−58434 号公報には、溶融亜鉛め
っきポット内に、該めっきポットをめっき部と反応部と
に2分割し、その上部は開閉可能であって、さらにその
下部が解放された隔壁を設けた溶融亜鉛めっきポットが
提案されている。図5は、この提案にかかる溶融亜鉛め
っきポットの略式説明図であり、めっきポット13の内部
には、シンクロ−ル4が設置された空間とボトムドロス
8が堆積する空間とを遮断する隔壁16が設けられてい
る。そして、ボトムドロス8が堆積する空間に設けられ
た撹拌機17を運転することにより、ボトムドロス8を浮
上させてトップドロス14として回収することが提案され
ている。なお、図5の図中符号は図4で用いた図中符号
と同じである。
っきポット内に、該めっきポットをめっき部と反応部と
に2分割し、その上部は開閉可能であって、さらにその
下部が解放された隔壁を設けた溶融亜鉛めっきポットが
提案されている。図5は、この提案にかかる溶融亜鉛め
っきポットの略式説明図であり、めっきポット13の内部
には、シンクロ−ル4が設置された空間とボトムドロス
8が堆積する空間とを遮断する隔壁16が設けられてい
る。そして、ボトムドロス8が堆積する空間に設けられ
た撹拌機17を運転することにより、ボトムドロス8を浮
上させてトップドロス14として回収することが提案され
ている。なお、図5の図中符号は図4で用いた図中符号
と同じである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この特公昭57
−58434 号公報により提案された溶融亜鉛めっき槽によ
っても、前記隔壁16の下部は開放されたままであり、か
つめっき用槽および反応用槽間を対流循環させるため、
撹拌機17の運転によりめっき槽中に巻き上げられたドロ
スが前記隔壁16の下部および上部開口より、シンクロ−
ル4が設置された領域に混入してしまい、ストリップ3
の表面への付着を防止する効果が不十分であった。
−58434 号公報により提案された溶融亜鉛めっき槽によ
っても、前記隔壁16の下部は開放されたままであり、か
つめっき用槽および反応用槽間を対流循環させるため、
撹拌機17の運転によりめっき槽中に巻き上げられたドロ
スが前記隔壁16の下部および上部開口より、シンクロ−
ル4が設置された領域に混入してしまい、ストリップ3
の表面への付着を防止する効果が不十分であった。
【0013】かくして、本発明の目的は、めっきポット
の底部に堆積したボトムドロスがめっき浴中に巻き上げ
られてストリップの表面に付着することに起因する鋼板
の外観不良を防止することができる溶融金属めっき方法
および装置を提供することにある。
の底部に堆積したボトムドロスがめっき浴中に巻き上げ
られてストリップの表面に付着することに起因する鋼板
の外観不良を防止することができる溶融金属めっき方法
および装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、めっきポ
ット内の流体力学的な検討結果に基づき、上記課題を解
決するため種々検討を重ねた結果、以下に列記する内容
の基礎的事項を確認した。
ット内の流体力学的な検討結果に基づき、上記課題を解
決するため種々検討を重ねた結果、以下に列記する内容
の基礎的事項を確認した。
【0015】ドロス欠陥の要因は、浮遊ドロスがスト
リップの表面に付着し、ガスワイピング等による目付量
コントロール後にもめっき皮膜に残存する現象であるこ
と、 シンクロールとストリップとの接触面に挟まったドロ
スはストリップの表面に押込まれてさらに強固に付着し
てしまうため、ガスワイピングを行っても除去できなく
なること、 したがって、ドロス欠陥を防止するためには、ドロス
のストリップ表面への付着を防止することが重要かつ有
効であること、および ドロス欠陥に結び付く、ストリップ表面へのドロスの
付着の主たる原因は、100 μm程度の粒径が比較的大き
なボトムドロスが主体であり、このボトムドロスがめっ
きポットの底部に堆積し、シンクロール等のめっき浴中
回転体および随伴流の影響により、浮遊し付着すること
である。
リップの表面に付着し、ガスワイピング等による目付量
コントロール後にもめっき皮膜に残存する現象であるこ
と、 シンクロールとストリップとの接触面に挟まったドロ
スはストリップの表面に押込まれてさらに強固に付着し
てしまうため、ガスワイピングを行っても除去できなく
なること、 したがって、ドロス欠陥を防止するためには、ドロス
のストリップ表面への付着を防止することが重要かつ有
効であること、および ドロス欠陥に結び付く、ストリップ表面へのドロスの
付着の主たる原因は、100 μm程度の粒径が比較的大き
なボトムドロスが主体であり、このボトムドロスがめっ
きポットの底部に堆積し、シンクロール等のめっき浴中
回転体および随伴流の影響により、浮遊し付着すること
である。
【0016】本発明者らは、これらの事項をもとにさら
に検討を重ねた結果、シンクロールの直下であって前記
随伴流の影響を受ける部位に、ボトムドロスを堆積させ
ることがない構造のめっきポットを用いて溶融金属めっ
きを行うことにより、上記課題を解決することができる
ことを知見し、本発明を完成した。
に検討を重ねた結果、シンクロールの直下であって前記
随伴流の影響を受ける部位に、ボトムドロスを堆積させ
ることがない構造のめっきポットを用いて溶融金属めっ
きを行うことにより、上記課題を解決することができる
ことを知見し、本発明を完成した。
【0017】ここに、本発明の要旨とするところは、め
っきポット内に軸支されたシンクロールを介してストリ
ップを連続的に通板・浸漬して溶融金属めっきを行う溶
融金属めっき方法であって、前記めっきポットの側面部
および/または底面部に開口部を少なくとも1つ設ける
とともに、前記めっきポットを包囲するドロス堆積ポッ
トを前記めっきポットの外部に設置して、前記溶融金属
めっきを行うことを特徴とする溶融金属めっき方法であ
る。
っきポット内に軸支されたシンクロールを介してストリ
ップを連続的に通板・浸漬して溶融金属めっきを行う溶
融金属めっき方法であって、前記めっきポットの側面部
および/または底面部に開口部を少なくとも1つ設ける
とともに、前記めっきポットを包囲するドロス堆積ポッ
トを前記めっきポットの外部に設置して、前記溶融金属
めっきを行うことを特徴とする溶融金属めっき方法であ
る。
【0018】上記の本発明にかかる溶融金属めっき方法
において、さらに、前記シンクロールおよび/またはめ
っきポットを昇降移動させ、前記シンクロールと前記め
っきポットの底部との距離を調整することが望ましい。
において、さらに、前記シンクロールおよび/またはめ
っきポットを昇降移動させ、前記シンクロールと前記め
っきポットの底部との距離を調整することが望ましい。
【0019】別の面からは、本発明は、溶融金属を収容
するめっきポットと、該めっきポット内で軸支されてス
トリップを搬送するシンクロールとを有する溶融金属め
っき装置であって、(i)前記めっきポットを包囲して設
置されるとともに前記溶融金属を収容するドロス堆積ポ
ットと、(ii)前記めっきポットの側面部および/または
底面部に少なくとも1つ設けられた開口部とを組合わせ
て有することを特徴とする溶融金属めっき装置である。
するめっきポットと、該めっきポット内で軸支されてス
トリップを搬送するシンクロールとを有する溶融金属め
っき装置であって、(i)前記めっきポットを包囲して設
置されるとともに前記溶融金属を収容するドロス堆積ポ
ットと、(ii)前記めっきポットの側面部および/または
底面部に少なくとも1つ設けられた開口部とを組合わせ
て有することを特徴とする溶融金属めっき装置である。
【0020】上記の本発明にかかる溶融金属めっき装置
において、前記シンクロールおよび/または前記めっき
ポットは、上下方向に昇降自在であることが望ましい。
において、前記シンクロールおよび/または前記めっき
ポットは、上下方向に昇降自在であることが望ましい。
【0021】
【作用】以下、本発明を作用効果とともに詳述する。
【0022】本発明では、めっきポット内に軸支された
シンクロールを介してストリップを連続的に通板・浸漬
して溶融金属めっきを行う通常の溶融金属めっきの際
に、前記めっきポットの側面部および/または底面部
に、ドロスをめっき浴とともに排出するための開口部を
少なくとも1つ設けるとともに、前記めっきポットを包
囲するドロス堆積ポットを前記めっきポットの外部に設
置して、前記溶融金属めっきを行う。
シンクロールを介してストリップを連続的に通板・浸漬
して溶融金属めっきを行う通常の溶融金属めっきの際
に、前記めっきポットの側面部および/または底面部
に、ドロスをめっき浴とともに排出するための開口部を
少なくとも1つ設けるとともに、前記めっきポットを包
囲するドロス堆積ポットを前記めっきポットの外部に設
置して、前記溶融金属めっきを行う。
【0023】めっきポット内でストリップのめっきを行
うことによりめっきポット内にドロスが生成され、該ド
ロスはめっきポット内を浮遊するが、該ボトムドロス
は、ストリップの随伴流の影響を受けて、前記めっきポ
ットの側面部および/または底面部に少なくとも1つ設
けられた開口部からドロス堆積ポットへ排出され、最終
的に、前記ドロス堆積ポットの底部でボトムドロスとし
て堆積する。このとき、ドロス堆積ポット内は、シンク
ロール等の回転体の影響を殆ど受けないためにめっき浴
の流れが著しく抑制されており、ドロスは殆どドロス堆
積ポット内を浮遊することなくドロス堆積ポットの底部
に堆積する。
うことによりめっきポット内にドロスが生成され、該ド
ロスはめっきポット内を浮遊するが、該ボトムドロス
は、ストリップの随伴流の影響を受けて、前記めっきポ
ットの側面部および/または底面部に少なくとも1つ設
けられた開口部からドロス堆積ポットへ排出され、最終
的に、前記ドロス堆積ポットの底部でボトムドロスとし
て堆積する。このとき、ドロス堆積ポット内は、シンク
ロール等の回転体の影響を殆ど受けないためにめっき浴
の流れが著しく抑制されており、ドロスは殆どドロス堆
積ポット内を浮遊することなくドロス堆積ポットの底部
に堆積する。
【0024】したがって、めっきポットの底部、すなわ
ちシンクロールの直下であってめっき浴の随伴流の影響
を受ける部位におけるボトムドロスの堆積を防止するこ
とができるとともに、ドロス堆積ポットの底部に堆積し
たボトムドロスはめっき浴中を殆ど浮遊しないため、前
記ボトムドロスのストリップの表面への付着、および該
付着に起因した鋼板の外観不良を防止することが可能と
なる。
ちシンクロールの直下であってめっき浴の随伴流の影響
を受ける部位におけるボトムドロスの堆積を防止するこ
とができるとともに、ドロス堆積ポットの底部に堆積し
たボトムドロスはめっき浴中を殆ど浮遊しないため、前
記ボトムドロスのストリップの表面への付着、および該
付着に起因した鋼板の外観不良を防止することが可能と
なる。
【0025】前記開口部の大きさ、形状、設置数等は特
に限定を要するものではない。前述のように、該開口部
はめっきポットからドロス堆積ポットへのボトムドロス
の排出を行うためのものであり、かかる目的を達成でき
るものであればよい。なお、めっきポットの材質として
は、例えばステンレス鋼や純鉄等、めっき浴中での使用
を勘案して適宜決定すれなよい。
に限定を要するものではない。前述のように、該開口部
はめっきポットからドロス堆積ポットへのボトムドロス
の排出を行うためのものであり、かかる目的を達成でき
るものであればよい。なお、めっきポットの材質として
は、例えばステンレス鋼や純鉄等、めっき浴中での使用
を勘案して適宜決定すれなよい。
【0026】本発明において、前記めっきポットを包囲
するドロス堆積ポットを前記めっきポットの外部に設置
する手段も特に限定を要するものではない。適宜手段に
より、めっきポットを包囲するようにして該めっきポッ
トの外部にドロス堆積ポットを設置すればよい。
するドロス堆積ポットを前記めっきポットの外部に設置
する手段も特に限定を要するものではない。適宜手段に
より、めっきポットを包囲するようにして該めっきポッ
トの外部にドロス堆積ポットを設置すればよい。
【0027】ただし、前記シンクロールおよび/または
めっきポットを昇降移動させ、前記シンクロールと前記
めっきポットの底部との距離を調整自在とすれば、前記
シンクロールと前記めっきポットの底部との間のめっき
浴の流速を調整することが可能となるため、前記ボトム
ドロスのドロス堆積ポットへの排出を確実に行うことが
でき、好適である。なお、シンクロールおよび/または
めっきポットを昇降自在に設置することにより、特にス
トリップの破断時には、シンクロールの直下の空間を拡
大して板通しを容易に行うこともできる。
めっきポットを昇降移動させ、前記シンクロールと前記
めっきポットの底部との距離を調整自在とすれば、前記
シンクロールと前記めっきポットの底部との間のめっき
浴の流速を調整することが可能となるため、前記ボトム
ドロスのドロス堆積ポットへの排出を確実に行うことが
でき、好適である。なお、シンクロールおよび/または
めっきポットを昇降自在に設置することにより、特にス
トリップの破断時には、シンクロールの直下の空間を拡
大して板通しを容易に行うこともできる。
【0028】本発明にかかる溶融金属めっき装置は、以
上の説明からも明らかなように、溶融金属を収容するめ
っきポットと、該めっきポット内で軸支されてストリッ
プを搬送するシンクロールとを有する溶融金属めっき装
置であって、(i)前記めっきポットを包囲して設置され
るとともに前記溶融金属を収容するドロス堆積ポット
と、(ii)前記めっきポットの側面部および/または底面
部に少なくとも1つ設けられた開口部とを組合わせて有
する溶融金属めっき装置である。
上の説明からも明らかなように、溶融金属を収容するめ
っきポットと、該めっきポット内で軸支されてストリッ
プを搬送するシンクロールとを有する溶融金属めっき装
置であって、(i)前記めっきポットを包囲して設置され
るとともに前記溶融金属を収容するドロス堆積ポット
と、(ii)前記めっきポットの側面部および/または底面
部に少なくとも1つ設けられた開口部とを組合わせて有
する溶融金属めっき装置である。
【0029】上記の本発明にかかる溶融金属めっき装置
において、前述のように、前記シンクロールおよび/ま
たは前記めっきポットを上下方向に昇降自在として設置
することが望ましいが、このように設置する手段も何ら
限定を要するものでない。公知手段を適宜利用して行え
ばよく、例えばエアージャッキまたは油圧ジャッキを用
いる手段を例示することができる。
において、前述のように、前記シンクロールおよび/ま
たは前記めっきポットを上下方向に昇降自在として設置
することが望ましいが、このように設置する手段も何ら
限定を要するものでない。公知手段を適宜利用して行え
ばよく、例えばエアージャッキまたは油圧ジャッキを用
いる手段を例示することができる。
【0030】さらに、本発明を実施例を参照しながら詳
述するが、これは本発明の例示であって、これにより本
発明が限定されるものではない。
述するが、これは本発明の例示であって、これにより本
発明が限定されるものではない。
【0031】
【実施例】図1および図2は、本発明にかかる溶融金属
めっき装置の一実施例を示す、それぞれ略式説明図であ
る。
めっき装置の一実施例を示す、それぞれ略式説明図であ
る。
【0032】図1において、めっきポット1(深さ:10
00mm) の内部には、スナウト6を経て供給されるストリ
ップ3を通板するためのシンクロール4が軸支されてい
る。ストリップ3は、シンクロール4を周回した後、ス
ナップロール5、5を経て、めっきが行われ、再びめっ
きポット1外に搬出される。
00mm) の内部には、スナウト6を経て供給されるストリ
ップ3を通板するためのシンクロール4が軸支されてい
る。ストリップ3は、シンクロール4を周回した後、ス
ナップロール5、5を経て、めっきが行われ、再びめっ
きポット1外に搬出される。
【0033】本発明にかかる溶融金属めっき装置におい
ては、めっきポット1の外部に、該めっきポット1を包
囲するドロス堆積ポット7が設置され、めっきポット1
の内部のみならず、めっきポット1の外面〜ドロス堆積
ポット7の内面により構成される空間にもめっき浴が収
容されている。
ては、めっきポット1の外部に、該めっきポット1を包
囲するドロス堆積ポット7が設置され、めっきポット1
の内部のみならず、めっきポット1の外面〜ドロス堆積
ポット7の内面により構成される空間にもめっき浴が収
容されている。
【0034】なお、シンクロール4のロール胴長方向の
縦断面を模式的に示す図2から明らかなように、本実施
例においては、めっきポット1はめっきポット上下エア
ジャッキ11、11により、シンクロール4はスナップロー
ル5、5を連結するシンクロール等連結軸10、10に接続
されたシンクロール等支持アーム9を介してシンクロー
ル上下エアジャッキ12、12により、それぞれ上下方向に
昇降自在に設置されている。
縦断面を模式的に示す図2から明らかなように、本実施
例においては、めっきポット1はめっきポット上下エア
ジャッキ11、11により、シンクロール4はスナップロー
ル5、5を連結するシンクロール等連結軸10、10に接続
されたシンクロール等支持アーム9を介してシンクロー
ル上下エアジャッキ12、12により、それぞれ上下方向に
昇降自在に設置されている。
【0035】さらに、図1に示す本実施例では、めっき
ポット1の側面部に、該めっきポット1内で発生したド
ロスをドロス堆積ポット7へ排出するための、直径50mm
の円形の開口部2、2が設けられている。
ポット1の側面部に、該めっきポット1内で発生したド
ロスをドロス堆積ポット7へ排出するための、直径50mm
の円形の開口部2、2が設けられている。
【0036】この本発明にかかる溶融金属めっき装置を
用いて、ストリップの合金化溶融亜鉛めっきを行った。
溶融亜鉛めっきに際しては、シンクロールとめっきポッ
ト底部との間隔を小さくし、めっき浴流を強化して、め
っきポット底部へのドロス堆積の原因となるめっき浴の
淀みを生じさせなかった。
用いて、ストリップの合金化溶融亜鉛めっきを行った。
溶融亜鉛めっきに際しては、シンクロールとめっきポッ
ト底部との間隔を小さくし、めっき浴流を強化して、め
っきポット底部へのドロス堆積の原因となるめっき浴の
淀みを生じさせなかった。
【0037】なお、めっき浴の有効Al濃度は、実測値で
0.09〜0.11重量%であり、めっき中の通板速度は115m/m
inで一定とした。
0.09〜0.11重量%であり、めっき中の通板速度は115m/m
inで一定とした。
【0038】一方、比較例として、図4に示す従来の溶
融金属めっき装置を用いて、同一のめっき条件で同一の
組成のストリップに合金化溶融亜鉛めっきを行った。
融金属めっき装置を用いて、同一のめっき条件で同一の
組成のストリップに合金化溶融亜鉛めっきを行った。
【0039】本発明にかかる溶融金属めっき方法および
装置、従来の溶融金属めっき方法および装置により得ら
れた合金化溶融亜鉛めっき鋼板から、板幅×100mm の試
料をそれぞれ50枚ずつ採取して、シンクロールとの接触
面側のドロス付着個数を測定し、平均値を算出した。結
果を図3にグラフで示す。
装置、従来の溶融金属めっき方法および装置により得ら
れた合金化溶融亜鉛めっき鋼板から、板幅×100mm の試
料をそれぞれ50枚ずつ採取して、シンクロールとの接触
面側のドロス付着個数を測定し、平均値を算出した。結
果を図3にグラフで示す。
【0040】図3から明らかなように、従来の方法およ
び装置により得られた試料では、めっき処理量が増加す
るにつれてドロス付着量が増加する傾向が明確に表れた
のに対し、本発明にかかる方法および装置によれば、め
っき処理量が3万トン/月を超えてもドロス付着個数は
1個/幅×100mm 未満であり、ストリップ表面へのドロ
スの付着を大幅に抑制することができたことがわかる。
び装置により得られた試料では、めっき処理量が増加す
るにつれてドロス付着量が増加する傾向が明確に表れた
のに対し、本発明にかかる方法および装置によれば、め
っき処理量が3万トン/月を超えてもドロス付着個数は
1個/幅×100mm 未満であり、ストリップ表面へのドロ
スの付着を大幅に抑制することができたことがわかる。
【0041】なお、本発明例においてはめっきポット1
の底部に、従来例においてはめっきポット13の底部に、
ステンレス鋼製パイプを固定し、これらの底部へのボト
ムドロスの堆積量の違いを測定した。その結果、本発明
例では全くボトムドロスの堆積が認められなかったが、
従来例では最大部で120m、平均で60mmの深さでボトムド
ロスが堆積していた。
の底部に、従来例においてはめっきポット13の底部に、
ステンレス鋼製パイプを固定し、これらの底部へのボト
ムドロスの堆積量の違いを測定した。その結果、本発明
例では全くボトムドロスの堆積が認められなかったが、
従来例では最大部で120m、平均で60mmの深さでボトムド
ロスが堆積していた。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
例えば合金化溶融亜鉛めっきにおいて近年最大の品質課
題であるドロス付着量の低減を、めっき浴中Al濃度を上
昇させることなく流体力学的作用により、解決すること
が可能となった。
例えば合金化溶融亜鉛めっきにおいて近年最大の品質課
題であるドロス付着量の低減を、めっき浴中Al濃度を上
昇させることなく流体力学的作用により、解決すること
が可能となった。
【0043】さらに、本発明にかかる溶融金属めっき装
置では、ストリップ破断時の板通しが容易になり作業効
率も向上する。
置では、ストリップ破断時の板通しが容易になり作業効
率も向上する。
【0044】かかる効果を有する本発明の意義は極めて
著しい。
著しい。
【図1】本発明にかかる溶融金属めっき方法およびめっ
き装置の一例を模式的に示す略式説明図である。
き装置の一例を模式的に示す略式説明図である。
【図2】本発明にかかる溶融金属めっき装置の一例にお
いて、シンクロール4のロール胴長方向の縦断面を模式
的に示す略式説明図である。
いて、シンクロール4のロール胴長方向の縦断面を模式
的に示す略式説明図である。
【図3】実施例の結果を示すグラフである。
【図4】従来の溶融金属めっき方法およびめっき装置の
一例を模式的に示す略式説明図である。
一例を模式的に示す略式説明図である。
【図5】特公昭57−58434 号公報により提案された溶融
亜鉛めっきポットの略式説明図である。
亜鉛めっきポットの略式説明図である。
1:めっきポット 2:めっきポット
開口部 3:ストリップ 4:シンクロール 5:スナップロール 6:スナウト 7:ドロス堆積ポット 8:ボトムドロス 9:シンクロール等支持アーム 10:シンクロール
等連結軸 11:めっきポット上下エアジャッキ 12:シンクロール
等上下エアジャッキ 13:従来のめっきポット 14:トップドロス 15:浮遊ドロス 16:隔壁 17:撹拌機
開口部 3:ストリップ 4:シンクロール 5:スナップロール 6:スナウト 7:ドロス堆積ポット 8:ボトムドロス 9:シンクロール等支持アーム 10:シンクロール
等連結軸 11:めっきポット上下エアジャッキ 12:シンクロール
等上下エアジャッキ 13:従来のめっきポット 14:トップドロス 15:浮遊ドロス 16:隔壁 17:撹拌機
Claims (4)
- 【請求項1】 めっきポット内に軸支されたシンクロー
ルを介してストリップを連続的に通板・浸漬して溶融金
属めっきを行う溶融金属めっき方法であって、前記めっ
きポットの側面部および/または底面部に開口部を少な
くとも1つ設けるとともに、前記めっきポットを包囲す
るドロス堆積ポットを前記めっきポットの外部に設置し
て、前記溶融金属めっきを行うことを特徴とする溶融金
属めっき方法。 - 【請求項2】 さらに、前記シンクロールおよび/また
はめっきポットを昇降移動させ、前記シンクロールと前
記めっきポットの底部との距離を調整することを特徴と
する請求項1記載の溶融金属めっき方法。 - 【請求項3】 溶融金属を収容するめっきポットと、該
めっきポット内で軸支されてストリップを搬送するシン
クロールとを有する溶融金属めっき装置であって、(i)
前記めっきポットを包囲して設置されるとともに前記溶
融金属を収容するドロス堆積ポットと、(ii)前記めっき
ポットの側面部および/または底面部に少なくとも1つ
設けられた開口部とを組合わせて有することを特徴とす
る溶融金属めっき装置。 - 【請求項4】 前記シンクロールおよび/または前記め
っきポットは、上下方向に昇降自在である請求項3記載
の溶融金属めっき装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25921591A JPH0598406A (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 溶融金属めつき方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25921591A JPH0598406A (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 溶融金属めつき方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0598406A true JPH0598406A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=17331000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25921591A Withdrawn JPH0598406A (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 溶融金属めつき方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0598406A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102345083A (zh) * | 2010-08-05 | 2012-02-08 | 宝山钢铁股份有限公司 | 不转动式热镀锌沉没辊 |
-
1991
- 1991-10-07 JP JP25921591A patent/JPH0598406A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102345083A (zh) * | 2010-08-05 | 2012-02-08 | 宝山钢铁股份有限公司 | 不转动式热镀锌沉没辊 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990107 |