JPH0597488A - 雲母含有繊維強化物製造におけるセピオライトの使用 - Google Patents

雲母含有繊維強化物製造におけるセピオライトの使用

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スラリーにセピオライトを添加してシートの
薄層間接着性および均質性を改良することを目的とす
る。 【構成】 a)無機結合剤、強化繊維、保持繊維、雲
母、無機濾過助剤、凝集助剤、または分散助剤、および
所望により他の通常用いられる添加剤を含む水性スラリ
ーの製造; b)あらかじめ水を除去することによる、製品の湿式成
形; c)成形製品の硬化;の工程を含む雲母含有繊維強化生
成物の製造方法におけるセピオライトの使用において、
最終生成物中、セピオライト濃度が0.1〜10%にな
るような濃度で、初期水性スラリーにレオロジカルグレ
ードのセピオライトを添加することを特徴とする、セピ
オライトの使用。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
【0001】本発明は雲母含有繊維強化物製造における
セピオライト(sepiolite;海泡石)の利用に関する。特
に、シートの薄層間接着性および均質性を実質的に改良
する目的で、例えば、ポルトランドセメントまたは明ば
んセメント、けい酸カルシウムなどの、水中で硬化する
無機結合マトリックスを含む生産物の製造におけるセピ
オライトの利用に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】平板
または波板シートなどの繊維強化製品の通常の製造方法
は、強化繊維を含む、水中で硬化し得る無機結合剤の水
性スラリーの水の除去であり、ついで原料中に凝集助剤
を添加し、水が除去されたら、環境条件中で反応させる
か、原料をオートクレーブ工程にかけるか、またはその
他の緩和な加熱工程にかけるものである。
【0003】しかし、繊維強化製造方法には、ハッチェ
ック−マッツァ(Hatzcheck-Mazza)法およびマグナニ
(Magnani)法などの他の製造方法もあり、最も良く利用
されるのはハッチェック法である。ハッチェック法で
は、水性パルプを通常4〜20%の固体濃度で製造し、
このパルプを回転円筒状フィルターを具備するタンクに
移す。この回転フィルターは繊維強化生成物を集め、こ
れを輪になったフェルト製コンベアーベルトに移し、薄
いシートを形成させる。このフェルトは、水を排出させ
る真空タンクを通過させ、最終的にこのシートを二次成
形シリンダーまたはマンドレルに移動させる。シートを
連続的に巻取り、所望の厚さのプレートを生成させる。
これを軸方向に切断し、成形シートを切り取る。もし、
波状シートが所望の場合は、得られた平坦なシートを適
当に成型する。最終的に無機結合剤をセットする。
【0004】10年前までは、使用繊維は通常石綿繊維
であったが、これらの繊維は適切な注意を払って使用さ
れない場合は健康のために危険であるとの理由で廃止さ
れた。これに代わって、石綿無含有生成物を、ポリアク
リロニトリル、ポリビニルアルコール、ポリプロピレ
ン、ポリアミド、またはポリエステル繊維、またはアル
カリ耐性ガラス繊維またはウォラストナイトなどの無機
合成有機繊維を使用して製造していた。しかしながら、
これらの繊維は石綿繊維が持っている水除去工程または
スラリー濾過中に無機凝集剤の微細な粒子を保持するレ
チクルまたは網を形成する能力を持っていない。このた
めに、レチクル生成可能な保持繊維の組成中には、例え
ばショッパー−リーグラー度(Shopper Riegler Scale)
で20°から70°の精製度のセルロースパルプが含ま
れている。別種の例えばフィブリル化ポリプロピレンな
どのポリオレフィンの合成パルプのような保持繊維も使
用し得る。同様に、硫酸アルミニウムなどの加工助剤お
よび、例えば、ポリアクリルアミド類などの分散助剤も
用いることができる。
【0005】しかしながら、このようにして製造された
繊維強化シートは、温度および/または湿度の変化の急
激な環境中で寸法不安定性または表面または縁で亀裂す
る傾向などの重大な欠点を有する。このような場合、ハ
ッチェック装置または繊維強化生成物のシートに通常使
用されるその他の装置に供給するスラリーに、比較的安
価な鉱物資源である雲母を添加することによって寸法不
安定性を許容し得る程度にまたは取り除きさえできる。
【0006】しかしながら、雲母は亀裂の問題の解決を
可能にし、平板シートの製造の場合には好結果をもたら
すかもしれないが、雲母の使用もまたいまだ未解決の問
題を生ぜしめる。最大の問題点はハッチェック法によっ
て製造された繊維強化生成物のプレート間の薄層間接着
性の減少である。この方法では、平板または波状シート
を巻取りながら一連のシートを製造し、二次成形シリン
ダーの上にフェルトが集積し、所望の厚さになったら、
自動的に切断する。ついで、生成したプレートを成形工
程を通過させ、波板シートを得る。この工程の間に、プ
レートを浮き上がらせる減圧システムによって、シート
は成形工程に移動するか、平板なプレートの場合は巻き
上げられる。薄層間接着性が良好でない場合に、雲母を
使用すると、波板化工程中にシートを生成する湿潤シー
トの分離が生じる。すなわち、プレートは不合格である
として製造工程から排除されるか、さもなければプレー
トが波板化される時、または平板の巻き上げ時に問題を
起こす局部的な剥離が発生する。この不合格プレートの
増加は生産性の減少および最終製品の価格の増大につな
がる。
【0007】
【発明の記載】上記記載の雲母の使用により生じた問題
はセピオライトを使用することにより解決することがで
きる。驚くべきことに、セピオライト、さらに具体には
レオロジカルグレードセピオライトは、初期スラリーの
繊維およびセメントの均質化の改良のほかに、ヨーロッ
パ特許出願第0252210号に記載されたように、雲
母がない混合物の製造方法における微粒子の保持および
湿シートの排水制御を改良することを発見した。このこ
とは、雲母をクラッキングを排除するために繊維で補強
した生成物の配合に使用するときに得られる最高によい
寸法の安定性をもった波形シートの製造での離層の問題
を実質的に解決することを可能にした。同様に、セピオ
ライトの使用は繊維で補強した生成物のプレートの表面
の一様性および特性を改良し、すなわちより均質な表面
をもつシート、特に塗装が表面の不規則性を強調するこ
とになるような場合における平滑な塗装プレートについ
て重要な特性が得られるようにする。さらに、セピオラ
イトの使用は補強した繊維の配向性の減少および薄層間
の接着を改良すると共に繊維で補強した生成物のプレー
トの機械的耐性およびその十字(corss)切断強度を改
良する。
【0008】本発明は、既に上記で記載したように、 a)以下の成分の水性スラリーの製造:(1)ポルトラ
ンド・セメント、アルミナ・セメント(aluminous ceme
nt)または珪酸カルシウムのような水中で硬化する無機
結合剤、(2)補強繊維、(3)保持繊維、(4)濾過
改良無機添加剤、凝集剤または分散剤および一般にこれ
らの生成物に通常使用される任意の添加剤、(5)雲
母、 b)水を予じめ除去することによる粒子の湿式成形、 c)成形した製品の硬化 からなる雲母含有繊維で補強した生成物の製造方法にお
けるセピオライト、さらに具体的にはレオロジカルグレ
ードセピオライトの用途に関する。具体的には、本発明
は最終生成物中のセピオライトの量が0.1−1.0%
であるような濃度で初期水性スラリーにセピオライトを
加えることにより特徴づけられる。特に適当なセピオラ
イト生成物は、粒径25ミクロンより小さいセピオライ
ト50%以上、および6%固体濃度で水中において5,
000cp(ブルックフィールド、5rpm、25℃)
より高い密度を含むことを特徴とするヨーロッパ特許第
85200094−4号またはスペイン特許第5353
17号、第534891号および第534838号に記
載されたようにして得られたレオロジカルグレードセピ
オライトである。この生成物の比表面積は120m2
gより大きく、340m2/g(N2、BET)に達する
ことができる。セピオライト繊維の寸法は長さが0.2
−2μm、幅が100−300オングストローム、厚さ
が50−100オングストロームに変化する。
【0009】一般的に使用される補強繊維は、アスベス
ト、セルロース、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリエ
ステル、ポリビニルアルコール、ポリアクロニトリルお
よびアクリル繊維から選択される。それらの部分では、
保持繊維はアスベスト、セルロース・パルプ(20−7
0℃でのショッパー−リーグラー精製段階の長短繊
維)、綿または高度フィブリル化ポリプロピレン繊維か
ら選択される。雲母、例えば、白雲母、金雲母または黒
雲母は通常スラリーの固体重量の少なくとも0.25
%、最大20%、好ましくは0.5−10重量%のパー
セントで使用される。特に好ましい濃度範囲は0.5−
3%である。一般に、スラリーの固体濃度は5−50%
である。
【0010】レオロジカルグレードセピオライトは、ス
ラリーの固体濃度が1−20%になるまで高速せん断撹
拌機、例えばパドル撹拌機、ヒドロパルパーズ、ターボ
撹拌機または円状撹拌機で粉末または他の形のあらかじ
め水中に分散した初期のスラリーに加えることができ
る。セピオライトの予備分散物の製造では、ポリりん酸
型の分散剤または陽イオン性、陰イオン性または非イオ
ン性ポリアクリルアミドのような有機分散剤が粘土を分
散する目的で使用することができる。一般的に、陰イオ
ン性ポリアクリルアミドは0.001−0.015%の
固体に基づく濃度で使用するのが好ましい。さらに、濾
過を改良するための目的では、MMMFまたはウォラト
スナイトのような有機繊維は0.2−4%の固体に基づ
く濃度で使用する。本発明を次の実施例によって最も具
体的詳細に説明する。しかしながら、本実施例は本発明
の範囲を限定するものではなく、本発明は専ら請求範囲
により決定される。
【0011】
【実施例】
実施例1 第1表に示す組成物では繊維で補強した生成物の波形シ
ートを1つの方法ではセピオライトおよび他の方法では
コロイド状充填剤のマイクロシリカを使用して製造し
た。15%スラリーを製造し、通常のハッチェク(Hatz
chek)機械に注ぎ、こうして形成した薄さ6.2mmの
シートを通常の方法で波形にした。波形シートを28日
間室温で硬化させ、1,100kg/m3より大きい密
度をもち、第1表に示した特性をもつシートが得られ
た。 第1表:実施例1で製造された繊維で補強した生成物の配合および特徴 配合1 配合2 ポルトランド・セメント(P−450) 91.0 91.0 ポリビニルアルコール繊維 1.5 1.5 セルロース・パルプ52° ショッパーリーグラー 3.6 3.6 雲母 1.5 1.5 マイクロシリカ 2.4 − セピオライト* − 2.4 機械的耐性(kg/cm2) 480 540 密度(kg/m3) 1,300 1,310 離層 あり なし 表面均一性 正常 非常によい *トルサ・ソシエダード・アノニマの市販名パジェルS−9
【0012】実施例2および3 これらの実施例は実施例1に記載されたように製造され
た波形シートの特性におけるセピオライト/雲母比の効
果を示した。 第2表:種々のセピオライト/雲母比での繊維で補強した生成物の配合および 特徴 配合3 配合4 ポルトランド・セメント 91.6 90.0 ポリビニルアルコール繊維 1.5 1.5 セルロース・パルプ 3.6 3.6 雲母 1.5 1.5 セピオライト* 1.8 3.4 波形シートの特性 ひずみ強度 520 510 密度(kg/m3) 1,360 1,300 離層 なし なし 表面均一性 非常によい 非常によい *トルサ・ソシエダード・アノニマの市販名パジェルS−9
【0013】実施例4 繊維補強セメントシートを通常の微小化セピオライトお
よびマイクロシリカと対照してレオロジカルグレードセ
ピオライトを使用して第3表に示した組成物で製造し
た。スラリーを固体の6%濃度で製造し、2個の回転フ
ィルターのついた通常のハッチェク機械に注ぎ、2kg
/cm2の圧力で厚さ6.2mmのシートを得た。シー
トを28日間室温で硬化した。第3表は粉の回収相対的
効率およびシートの最終特性を述べる。 第3表:通常のセピオライトおよびマイクロシリカと対照的してレオロジカル グレードセピオライトで得られた繊維で補強した生成物の配合および特徴 配合5 配合6 配合7 ポートランド・セメント(%) 87.3 88.8 89.8 PVA繊維(%) 1.2 1.2 1.2 セルロース・パルプ(%) 3.5 3.5 3.5 雲母(%) 3.0 3.0 3.0 マイクロシリカ(%) 5.0 − − 微小化セピオライト1(%) − 3.5 − レオロジカルグレードセピオライト2(%) − − 2.5 粉回収効率3(%) 100 97.8 104 密度(kg/m3) 1448 1447 1402 水吸収(%) 29.9 31.3 30.4 ひずみ強度(kg/cm2) 134 129 133 垂直方向のひずみ強度(kg/cm2)(A) 174 172 167 平行方向のひずみ強度(kg/cm2)(B) 94 86 99 A/B比 1.86 1.99 1.84 1:通常の微小化セピオライト 2:トルサ・ソシエダード・アノニマの市販名パジェル
SC 3:マイクロシリカで得られた値に対する相対効率 レオロジカルグレードセピオライトの使用は粉回収の良
効率が得られること、それと同時にハッチェク機械の作
用に対して垂直および平行方向のひずみ強度の改良を可
能にした。これらの改良ではレオロジカルグレードセピ
オライト濃度がマイクロシリカの半分で使用しているこ
とに注目すべきである。さらに、レオロジカルグレード
セピオライトの添加が強度には作用しないで生成物の密
度を減少させることを可能にし、それにより重量単位あ
たりのシートがより多数得られること、方法をさらに適
合させることを可能にするすることが認められた。レオ
ロジカルグレードセピオライトは低濃度の使用時でさえ
通常のセピオライトで得られるものよりも顕著によい改
良が繊維セメントにおいてえられることを可能にした。
レオロジカルグレードセメントで得られたシートの離層
はけっして観察されなかった。
【0014】実施例5 この実施例はレオロジカルグレードセピオライトおよび
マイクロシリカを使用して得られたシートの特性に対す
るシート成形圧力の効果を示す。配合は5%マイクロシ
リカに対してレオロジカルグレードセピオライト2.5
%を使用し、3および4kg/cm2のプレートの成形
圧力を使用して実施例4のように製造した。得られたシ
ートの特徴を第4表および第5表に示した。 第4表:成形圧力3kg/cm2でのマイクロシリカと対照したレオロジカル グレードセピオライトで得られた繊維で補強した生成物の配合および特徴 配合8 配合9 マイクロシリカ(%) 5 − レオロジカルグレードセピオライト(%) − 2.5 粉回収効率(%) 100 104 密度(kg/cm3) 1496 1495 水吸収(%) 28.2 27.0 ひずみ強度(kg/cm2) 137 143 垂直方向のひずみ強度(kg/cm2)(A) 181 187 平行方向のひずみ強度(kg/cm2)(B) 93 99 A/B比 1.96 1.88 第5表:形成圧力4kg/cm2でのマイクロシリカは対照してレオロジカル グレードセピオライトで得られた繊維で補強した生成物の配合および特徴 配合9 配合10 マイクロシリカ(%) 5 − レオロジカルグレードセピオライト(%) − 2.5 粉回収効率(%) 100 104 密度(kg/cm3) 1494 1555 水吸収(%) 28.3 24.4 ひずみ強度(kg/cm2) 139 145 垂直方向のひずみ強度(kg/cm2)(A) 184 187 平行方向のひずみ強度(kg/cm2)(B) 94 104 A/B比 1.96 1.80 シートの成形圧力が増加したとき、セピオライトで得ら
れたシートの強度はマイクロシリカでのシートの強度以
上に増加し、それと同時に平行方向と垂直方向との比を
減少させ、水吸収を減少させることが観察され、最終シ
ートの良い特性が生じた。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 24:26 D 2102−4G 14:16) 2102−4G (72)発明者 アントニオ・アルバレス・ベレンゲル スペイン28034マドリツド、フエルミン・ カバジエロ58−17ア番 (72)発明者 ロバート・デイー・ギロン イギリス、イングランド、ランカシヤー・ エフワイ6・8エイチビー、プルトン・ ル・フイルド、ローウイツク・ドライブ32 番

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)無機結合剤、強化繊維、保持繊維、
    雲母、無機濾過助剤、凝集助剤、または分散助剤、およ
    び所望により他の通常用いられる添加剤を含む水性スラ
    リーの製造; b)あらかじめ水を除去することによる、製品の湿式成
    形; c)成形製品の硬化;の工程を含む雲母含有繊維強化生
    成物の製造方法におけるセピオライトの使用において、
    最終生成物中、セピオライト濃度が0.1〜10%にな
    るような濃度で、初期水性スラリーにレオロジカルグレ
    ードのセピオライトを添加することを特徴とする、セピ
    オライトの使用。
  2. 【請求項2】 製品が波状シートに成形されるものであ
    る、請求項1記載の雲母含有繊維強化生成物の製造法に
    おけるセピオライトの使用。
  3. 【請求項3】 スラリーの固体濃度が、0.25〜20
    %である、請求項1記載の雲母含有繊維強化生成物の製
    造法におけるセピオライトの使用。
  4. 【請求項4】 強化繊維が、セルロース、ポリアミド、
    ポリプロピレン、ポリエステル、ポリビニルアルコー
    ル、ポリアクリロニトリル、またはアクリル樹脂であ
    る、請求項1記載の雲母含有繊維強化生成物の製造法に
    おけるセピオライトの使用。
  5. 【請求項5】 強化繊維がプロピレン繊維からなってい
    るものである、請求項1記載の雲母含有繊維強化生成物
    の製造法におけるセピオライトの使用。
  6. 【請求項6】 保持繊維が、ショッパー−リーグラー度
    で20〜70°の精製度を有し、その濃度が、スラリー
    中の固体の0.5%より大である、ロングファイバーセ
    ルロースパルプ、またはショートファイバーセルロース
    パルプである、請求項1記載の雲母含有繊維強化生成物
    の製造法におけるセピオライトの使用。
  7. 【請求項7】 保持繊維が、コットンパルプ、または高
    度フィブリル化ポリプロピレン繊維である、請求項1記
    載の雲母含有繊維強化生成物の製造法におけるセピオラ
    イトの使用。
  8. 【請求項8】 無機結合剤が、ポルトランドセメント、
    明ばんセメント、ある種の水硬セメント、またはけい酸
    カルシウムである、請求項1記載の雲母含有繊維強化生
    成物の製造法におけるセピオライトの使用。
  9. 【請求項9】 レオロジカルグレードのセピオライトを
    粉末状で初期スラリーに添加するものである、請求項1
    〜8のいずれか1項記載の雲母含有繊維強化生成物の製
    造法におけるセピオライトの使用。
  10. 【請求項10】 レオロジカルグレードのセピオライト
    が、水中にあらかじめ分散された初期スラリーに高剪断
    撹拌機、かい形撹拌機、ハイドロパルパー(hydropulpe
    r)、ハイドロディスインテクレーターを用いて、または
    再循環混合機中で、1〜20%の固体濃度で添加される
    ものである、請求項1〜8のいずれか1項記載の雲母含
    有繊維強化生成物の製造法におけるセピオライトの使
    用。
  11. 【請求項11】 レオロジカルグレードのセピオライト
    をあらかじめ分散する際に、ポリりん酸型の分散剤また
    はカチオン性、アニオン性、または非イオン性ポリアク
    リルアミドのような有機分散剤を使用してクレーの分散
    を容易にするものである、請求項1〜8、および10の
    いずれか1項記載の雲母含有繊維強化生成物の製造法に
    おけるセピオライトの使用。
  12. 【請求項12】 初期スラリー中に、アニオン性のポリ
    アクリルアミドを、処方の固体に基づいて0.001お
    よび0.015%の濃度で添加するものである、請求項
    1〜11のいずれか1項記載の雲母含有繊維強化生成物
    の製造法におけるセピオライトの使用。
  13. 【請求項13】 固体に対して0.2〜4%を構成する
    量の有機繊維、MMMF、またはウォラストナイトを用
    いて、濾過を改善するものである、請求項1〜12のい
    ずれか1項記載の雲母含有繊維強化生成物の製造法にお
    けるセピオライトの使用。
  14. 【請求項14】 波状シートの密度が、1100kg/
    3より高いものである、請求項1〜13のいずれか1
    項記載の雲母含有繊維強化生成物の製造法におけるセピ
    オライトの使用。
JP9210691A 1990-04-24 1991-04-23 雲母含有繊維強化物製造におけるセピオライトの使用 Expired - Lifetime JPH0747501B2 (ja)

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