JP2000159560A - 無機質板の製造方法 - Google Patents
無機質板の製造方法Info
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Abstract
能に優れた無機質板を提供する。 【解決手段】 無機質板のスクラップ材をセメント材料
に添加配合して無機質板を製造する方法において、スク
ラップ材は、粒径 500μm以上の粒子が30wt%以下
である粒度分布を有する。
Description
の製造方法に関するものである。さらに詳しくは、この
出願の発明は、スクラップ材の積極的な利用を図りつ
つ、性能に優れた無機質板を提供することのできる無機
質板の製造方法に関するものである。
外装材には、耐久性等の諸性能に優れたセメント系無機
質板が広く用いられている。この無機質板は、一般に、
セメント、珪砂等の珪酸質原料、及びパルプ等の繊維成
分を主成分とするセメント材料を水に分散してスラリー
とし、これを抄造、加圧脱水成形した後に、オートクレ
ーブ養生により養生硬化して製造されている。
物処理等の要請が高まっており、上記無機質板も決して
例外ではない。そこで、建築物の修理、撤去等によって
産業廃棄物として排出される無機質板をはじめ、無機質
板の製造工程において発生する不良品、さらにはトリミ
ング屑等の、いわゆるスクラップ材を無機質板の製造に
積極的に利用するという試みが始まっている。粉砕した
スクラップ材をセメント材料に添加配合して無機質板を
製造するというものである。
ップ材をセメント材料に添加配合して製造した無機質板
には、性能上一つの大きな問題が指摘された。すなわ
ち、スクラップ材の添加量を増加すると、養生硬化後の
無機質板の強度並びに耐凍害性が低下するというのであ
る。これまでの経験に基づくと、スクラップ材の添加量
は、全固形分重量の12wt%が限界であり、これを超
えて添加配合した場合には、必要性能を満たす無機質板
は実現不可能となる。
質板は、かなりの量にのぼりつつあり、12wt%以下
の添加量では廃材削減を効果的に実現するのは難しい。
焼け石に水のごとしである。この出願の発明は、以上の
通りの事情に鑑みてなされたものであり、従来のスクラ
ップ材を添加配合する無機質板の製造についての上記欠
点を解消し、スクラップ材の積極的な利用を図りつつ、
性能に優れた無機質板を提供することのできる無機質板
の製造方法を提供することを目的としている。
の課題を解決するものとして、無機質板のスクラップ材
をセメント材料に添加配合して無機質板を製造する方法
において、スクラップ材は、粒径 500μm以上の粒子が
30wt%以下である粒度分布を有することを特徴とす
る無機質板の製造方法(請求項1)を提供する。
固形分重量の20wt%以下添加配合すること(請求項
2)を好ましい態様として提供するものでもある。以
下、実施例を示しつつ、この出願の発明の無機質板の製
造方法についてさらに詳しく説明する。
解決するために鋭意検討を加えた結果、スクラップ材の
粒度分布が養生後の無機質板の強度及び耐凍害性に影響
を与えることを突き止め、この出願の発明を完成した。
すなわち、無機質板の製造に際してセメント材料に添加
配合するスクラップ材の粒度分布を粒径 500μmの粒子
が30wt%以下とすることにより、従来用いられてい
たスクラップ材と同一の添加量での比較において、養生
後の無機質板の強度及び耐凍害性の低下は起こらず、所
定性能が保持され、また、必要性能を維持できるスクラ
ップ材の限界添加量が増加する。しかも無機質板の生産
性は、従来と同等ともなる。そのような粒度分布を有す
るスクラップ材は、特にその作製方法に制限はなく、た
とえば、粉砕時間を従来よりも長くすることにより実現
することができる。
界添加量は、粒度分布の結果として、上記の通りに従来
の全固形分重量の12wt%より増加する。ただ、その
ような粒度分布ではあっても、養生後の性能に全く影響
を与えないことはなく、スクラップ材の添加量が全固形
分重量の20wt%を超えると、養生後の無機質板の強
度及び耐凍害性にやはり低下が見られる。ただ、若干の
低下が認められても必要性能を満たしている限り、無機
質板は製品たり得る。また、スクラップ材の利用率とい
う観点からすれば、添加量はできるだけ多いのが好まし
い。したがって、スクラップ材の添加量は、無機質板に
要求される性能を考慮して適宜決めることができる。一
応の目安として、全固形分重量の20wt%以下が例示
される。
従来通りの組成及び配合比を有するものを使用すること
ができる。ポルトランドセメント等のセメント、珪砂等
の珪酸質原料、及びパルプ等の繊維成分を主成分とする
ものが例示される。製造工程も同様であり、たとえば、
抄造、加圧脱水成形、及びオートクレーブ養生という一
般的な工程を適用することができる。
い。製造する無機質板のセメント材料の組成、配合等と
照合し、また、得られる無機質板の性能を考慮して適宜
なものを選択することができる。好ましくは、スクラッ
プ材は、その組成が製造する無機質板のそれにほぼ匹敵
するものを選択する。次にこの出願の発明の無機質板の
製造方法の実施例を示す。
に限定されないことは言うまでもない。
示す組成及び配合とした原料混合物を調整し、水に分散
してスラリーとした後に、抄造、加圧脱水成形、及びオ
ートクレーブ養生し、硬化させて無機質板を得た。スク
ラップ材には、パルプ等の繊維成分が添加配合された繊
維強化セメント板の廃材を使用した。得られた無機質板
について曲げ強度及び耐凍害性について測定した。その
結果を表1に合わせて示した。
用し、200cycleにおける膨張率(%)を測定した。表1
の結果の通りに、粒径 500μm以上の粒子が30wt%
以下の粒度分布を有するスクラップ材を添加配合した実
施例1及び実施例2の無機質板は、十分な曲げ強度及び
耐凍害性を有し、性能に優れていることが確認された。
一方、粒径500μm以上の粒子が30wt%を超えて含
有する、従来の無機質板の製造方法に用いられていたス
クラップ材を添加配合した比較例1及び比較例2の場合
には、無機質板の曲げ強度及び耐凍害性はいずれも低下
した。
ップ材の添加量を全固形分重量の25.0%とした以外は実
施例1及び実施例2と同様にして無機質板を製造し、曲
げ強度及び耐凍害性についても同様に測定した。得られ
た無機質板の性能は、曲げ強度及び耐凍害性のいずれに
おいても実施例1及び実施例2の無機質板に比べ低下が
見られた。しかしながら、スクラップ材の添加量を考慮
すれば、そのような性能の低下は、製品として許容され
る範囲にあると考えることもできる。
明によって、スクラップ材の積極的な利用が図られると
同時に、性能に優れた無機質板を十分な生産性において
提供することが可能となる。
Claims (2)
- 【請求項1】 無機質板のスクラップ材をセメント材料
に添加配合して無機質板を製造する方法において、スク
ラップ材は、粒径 500μm以上の粒子が30wt%以下
である粒度分布を有することを特徴とする無機質板の製
造方法。 - 【請求項2】 スクラップ材を全固形分重量の20wt
%以下添加配合する請求項1記載の無機質板の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33301898A JP2000159560A (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | 無機質板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33301898A JP2000159560A (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | 無機質板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000159560A true JP2000159560A (ja) | 2000-06-13 |
Family
ID=18261374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33301898A Pending JP2000159560A (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | 無機質板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000159560A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006273624A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd | 無機質成形体の粉砕物の粒度測定方法及び無機質成形体 |
KR20160137121A (ko) * | 2015-05-22 | 2016-11-30 | 안동대학교 산학협력단 | 선반 스크랩을 포함하는 섬유보강 시멘트 복합체의 제조방법 및 이에 의해 제조된 섬유보강 시멘트 복합체 |
-
1998
- 1998-11-24 JP JP33301898A patent/JP2000159560A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006273624A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd | 無機質成形体の粉砕物の粒度測定方法及び無機質成形体 |
JP4625354B2 (ja) * | 2005-03-28 | 2011-02-02 | ケイミュー株式会社 | 無機質成形体の粉砕物の粒度測定方法及び無機質成形体 |
KR20160137121A (ko) * | 2015-05-22 | 2016-11-30 | 안동대학교 산학협력단 | 선반 스크랩을 포함하는 섬유보강 시멘트 복합체의 제조방법 및 이에 의해 제조된 섬유보강 시멘트 복합체 |
KR101681606B1 (ko) | 2015-05-22 | 2016-12-01 | 안동대학교 산학협력단 | 선반 스크랩을 포함하는 섬유보강 시멘트 복합체의 제조방법 및 이에 의해 제조된 섬유보강 시멘트 복합체 |
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