JP2000159560A - 無機質板の製造方法 - Google Patents

無機質板の製造方法

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JP2000159560A
JP2000159560A JP33301898A JP33301898A JP2000159560A JP 2000159560 A JP2000159560 A JP 2000159560A JP 33301898 A JP33301898 A JP 33301898A JP 33301898 A JP33301898 A JP 33301898A JP 2000159560 A JP2000159560 A JP 2000159560A
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scrap material
cement
inorganic board
inorganic plate
scrap
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Hidetaka Honda
英隆 本田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B18/00Use of agglomerated or waste materials or refuse as fillers for mortars, concrete or artificial stone; Treatment of agglomerated or waste materials or refuse, specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone
    • C04B18/04Waste materials; Refuse
    • C04B18/16Waste materials; Refuse from building or ceramic industry
    • C04B18/167Recycled materials, i.e. waste materials reused in the production of the same materials
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクラップ材の積極的な利用を図りつつ、性
能に優れた無機質板を提供する。 【解決手段】 無機質板のスクラップ材をセメント材料
に添加配合して無機質板を製造する方法において、スク
ラップ材は、粒径 500μm以上の粒子が30wt%以下
である粒度分布を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、無機質板
の製造方法に関するものである。さらに詳しくは、この
出願の発明は、スクラップ材の積極的な利用を図りつ
つ、性能に優れた無機質板を提供することのできる無機
質板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、住宅等の外壁材、屋根材等の
外装材には、耐久性等の諸性能に優れたセメント系無機
質板が広く用いられている。この無機質板は、一般に、
セメント、珪砂等の珪酸質原料、及びパルプ等の繊維成
分を主成分とするセメント材料を水に分散してスラリー
とし、これを抄造、加圧脱水成形した後に、オートクレ
ーブ養生により養生硬化して製造されている。
【0003】近年、製造物については、省資源化、廃棄
物処理等の要請が高まっており、上記無機質板も決して
例外ではない。そこで、建築物の修理、撤去等によって
産業廃棄物として排出される無機質板をはじめ、無機質
板の製造工程において発生する不良品、さらにはトリミ
ング屑等の、いわゆるスクラップ材を無機質板の製造に
積極的に利用するという試みが始まっている。粉砕した
スクラップ材をセメント材料に添加配合して無機質板を
製造するというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スクラ
ップ材をセメント材料に添加配合して製造した無機質板
には、性能上一つの大きな問題が指摘された。すなわ
ち、スクラップ材の添加量を増加すると、養生硬化後の
無機質板の強度並びに耐凍害性が低下するというのであ
る。これまでの経験に基づくと、スクラップ材の添加量
は、全固形分重量の12wt%が限界であり、これを超
えて添加配合した場合には、必要性能を満たす無機質板
は実現不可能となる。
【0005】他面、産業廃棄物等として排出される無機
質板は、かなりの量にのぼりつつあり、12wt%以下
の添加量では廃材削減を効果的に実現するのは難しい。
焼け石に水のごとしである。この出願の発明は、以上の
通りの事情に鑑みてなされたものであり、従来のスクラ
ップ材を添加配合する無機質板の製造についての上記欠
点を解消し、スクラップ材の積極的な利用を図りつつ、
性能に優れた無機質板を提供することのできる無機質板
の製造方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この出願の発明は、上記
の課題を解決するものとして、無機質板のスクラップ材
をセメント材料に添加配合して無機質板を製造する方法
において、スクラップ材は、粒径 500μm以上の粒子が
30wt%以下である粒度分布を有することを特徴とす
る無機質板の製造方法(請求項1)を提供する。
【0007】またこの出願の発明は、スクラップ材を全
固形分重量の20wt%以下添加配合すること(請求項
2)を好ましい態様として提供するものでもある。以
下、実施例を示しつつ、この出願の発明の無機質板の製
造方法についてさらに詳しく説明する。
【0008】
【発明の実施の形態】この出願の発明者は、上記課題を
解決するために鋭意検討を加えた結果、スクラップ材の
粒度分布が養生後の無機質板の強度及び耐凍害性に影響
を与えることを突き止め、この出願の発明を完成した。
すなわち、無機質板の製造に際してセメント材料に添加
配合するスクラップ材の粒度分布を粒径 500μmの粒子
が30wt%以下とすることにより、従来用いられてい
たスクラップ材と同一の添加量での比較において、養生
後の無機質板の強度及び耐凍害性の低下は起こらず、所
定性能が保持され、また、必要性能を維持できるスクラ
ップ材の限界添加量が増加する。しかも無機質板の生産
性は、従来と同等ともなる。そのような粒度分布を有す
るスクラップ材は、特にその作製方法に制限はなく、た
とえば、粉砕時間を従来よりも長くすることにより実現
することができる。
【0009】この出願の発明においてスクラップ材の限
界添加量は、粒度分布の結果として、上記の通りに従来
の全固形分重量の12wt%より増加する。ただ、その
ような粒度分布ではあっても、養生後の性能に全く影響
を与えないことはなく、スクラップ材の添加量が全固形
分重量の20wt%を超えると、養生後の無機質板の強
度及び耐凍害性にやはり低下が見られる。ただ、若干の
低下が認められても必要性能を満たしている限り、無機
質板は製品たり得る。また、スクラップ材の利用率とい
う観点からすれば、添加量はできるだけ多いのが好まし
い。したがって、スクラップ材の添加量は、無機質板に
要求される性能を考慮して適宜決めることができる。一
応の目安として、全固形分重量の20wt%以下が例示
される。
【0010】この出願の発明においてセメント材料は、
従来通りの組成及び配合比を有するものを使用すること
ができる。ポルトランドセメント等のセメント、珪砂等
の珪酸質原料、及びパルプ等の繊維成分を主成分とする
ものが例示される。製造工程も同様であり、たとえば、
抄造、加圧脱水成形、及びオートクレーブ養生という一
般的な工程を適用することができる。
【0011】スクラップ材は、特にその種類に制限はな
い。製造する無機質板のセメント材料の組成、配合等と
照合し、また、得られる無機質板の性能を考慮して適宜
なものを選択することができる。好ましくは、スクラッ
プ材は、その組成が製造する無機質板のそれにほぼ匹敵
するものを選択する。次にこの出願の発明の無機質板の
製造方法の実施例を示す。
【0012】もちろんこの出願の発明は、以下の実施例
に限定されないことは言うまでもない。
【0013】
【実施例】(実施例1及び2、比較例1及び2)表1に
示す組成及び配合とした原料混合物を調整し、水に分散
してスラリーとした後に、抄造、加圧脱水成形、及びオ
ートクレーブ養生し、硬化させて無機質板を得た。スク
ラップ材には、パルプ等の繊維成分が添加配合された繊
維強化セメント板の廃材を使用した。得られた無機質板
について曲げ強度及び耐凍害性について測定した。その
結果を表1に合わせて示した。
【0014】なお、耐凍害性については、ASTM-B法を適
用し、200cycleにおける膨張率(%)を測定した。表1
の結果の通りに、粒径 500μm以上の粒子が30wt%
以下の粒度分布を有するスクラップ材を添加配合した実
施例1及び実施例2の無機質板は、十分な曲げ強度及び
耐凍害性を有し、性能に優れていることが確認された。
一方、粒径500μm以上の粒子が30wt%を超えて含
有する、従来の無機質板の製造方法に用いられていたス
クラップ材を添加配合した比較例1及び比較例2の場合
には、無機質板の曲げ強度及び耐凍害性はいずれも低下
した。
【0015】
【表1】
【0016】(実施例3)表1に示したように、スクラ
ップ材の添加量を全固形分重量の25.0%とした以外は実
施例1及び実施例2と同様にして無機質板を製造し、曲
げ強度及び耐凍害性についても同様に測定した。得られ
た無機質板の性能は、曲げ強度及び耐凍害性のいずれに
おいても実施例1及び実施例2の無機質板に比べ低下が
見られた。しかしながら、スクラップ材の添加量を考慮
すれば、そのような性能の低下は、製品として許容され
る範囲にあると考えることもできる。
【0017】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この出願の発
明によって、スクラップ材の積極的な利用が図られると
同時に、性能に優れた無機質板を十分な生産性において
提供することが可能となる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機質板のスクラップ材をセメント材料
    に添加配合して無機質板を製造する方法において、スク
    ラップ材は、粒径 500μm以上の粒子が30wt%以下
    である粒度分布を有することを特徴とする無機質板の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 スクラップ材を全固形分重量の20wt
    %以下添加配合する請求項1記載の無機質板の製造方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006273624A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd 無機質成形体の粉砕物の粒度測定方法及び無機質成形体
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KR101681606B1 (ko) 2015-05-22 2016-12-01 안동대학교 산학협력단 선반 스크랩을 포함하는 섬유보강 시멘트 복합체의 제조방법 및 이에 의해 제조된 섬유보강 시멘트 복합체

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