JPH0596928A - 車両用自動空気調和装置 - Google Patents
車両用自動空気調和装置Info
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- JPH0596928A JPH0596928A JP26365191A JP26365191A JPH0596928A JP H0596928 A JPH0596928 A JP H0596928A JP 26365191 A JP26365191 A JP 26365191A JP 26365191 A JP26365191 A JP 26365191A JP H0596928 A JPH0596928 A JP H0596928A
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- JP
- Japan
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- air
- vehicle
- sensor
- inside air
- indoor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 単一のセンサで車両の室内気温を確実に測定
することができる車両用自動空気調和装置を得ることが
目的である。 【構成】 クーラブロア40はエバポレータ42へ室内
空気を送給しており、この作動により負圧が生じる位置
に内気センサ46が設置されている。また、内気センサ
46の近傍には内気センサ用モータ50及びファン52
が配設されており、制御装置32によってクーラブロア
40が停止している場合にのみこれらを作動させてい
る。従って、クーラブロア40が作動している場合には
その負圧により吸気され内気センサ46が室内気温を測
定し、クーラブロア40が停止ている場合には内気セン
サ用モータ50、ファン52で強制的に吸気され内気セ
ンサ46が室内気温を測定する。従って、単一の内気セ
ンサ46で室内気温を確実に測定できる。
することができる車両用自動空気調和装置を得ることが
目的である。 【構成】 クーラブロア40はエバポレータ42へ室内
空気を送給しており、この作動により負圧が生じる位置
に内気センサ46が設置されている。また、内気センサ
46の近傍には内気センサ用モータ50及びファン52
が配設されており、制御装置32によってクーラブロア
40が停止している場合にのみこれらを作動させてい
る。従って、クーラブロア40が作動している場合には
その負圧により吸気され内気センサ46が室内気温を測
定し、クーラブロア40が停止ている場合には内気セン
サ用モータ50、ファン52で強制的に吸気され内気セ
ンサ46が室内気温を測定する。従って、単一の内気セ
ンサ46で室内気温を確実に測定できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に設置された熱交
換器へ車両の室内空気又は室外空気を導風すると共に車
両の室内気温を内気検出手段によって検出し、この検出
値に基づいて熱交換器の作動を制御してこれを通過した
後の空気を車両室内へ送給する車両用自動空気調和装置
に関する。
換器へ車両の室内空気又は室外空気を導風すると共に車
両の室内気温を内気検出手段によって検出し、この検出
値に基づいて熱交換器の作動を制御してこれを通過した
後の空気を車両室内へ送給する車両用自動空気調和装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】車両、例えばバスにおける自動空気調和
装置は、車室内の気温を所望の温度に維持するために、
室内気温を検出するための内気センサを備えている。こ
の内気センサによって外気温や日射の強さ等による外部
条件により変化する現在の室内気温を検出し、これが設
定した所望の気温となるように制御している。
装置は、車室内の気温を所望の温度に維持するために、
室内気温を検出するための内気センサを備えている。こ
の内気センサによって外気温や日射の強さ等による外部
条件により変化する現在の室内気温を検出し、これが設
定した所望の気温となるように制御している。
【0003】ここで、内気センサを用いた場合、常に室
内空気を内気センサに送給する必要があるが、その方式
としては空気調和ユニットにおける空気流路に生じる負
圧を利用して室内空気を吸い込み内気センサへ送給する
アスピレータ方式と、モータ及びファンを用いて強制的
に室内空気を吸い込み内気センサへ送給するモータ・フ
ァン方式とがあり、既に本件出願人により前者に係る構
成が案出されている(一例として、実開昭62−880
7号公報参照)。
内空気を内気センサに送給する必要があるが、その方式
としては空気調和ユニットにおける空気流路に生じる負
圧を利用して室内空気を吸い込み内気センサへ送給する
アスピレータ方式と、モータ及びファンを用いて強制的
に室内空気を吸い込み内気センサへ送給するモータ・フ
ァン方式とがあり、既に本件出願人により前者に係る構
成が案出されている(一例として、実開昭62−880
7号公報参照)。
【0004】この構造を簡単に説明すると、図3に示さ
れるようにバス100の天井部102の後方側に設けら
れたエバポレータ104とエアコンブロア106とは吸
気ダクト108で連通されている。この吸気ダクト10
8のエアコンブロア106近傍には、一方の端部に内気
センサ110が配置されたエアダクト112の他方の端
部が接続されている。この内気センサ110は筒状とさ
れ、その軸方向の一方の端部が室内に露出している。従
って、エバポレータ104を通過した後の空調空気(冷
気)がエアコンブロア106によって吸気されると、吸
気ダクト108内に負圧が生じ、この負圧により室内空
気が内気センサ110へ吸気されるように構成されてい
る。
れるようにバス100の天井部102の後方側に設けら
れたエバポレータ104とエアコンブロア106とは吸
気ダクト108で連通されている。この吸気ダクト10
8のエアコンブロア106近傍には、一方の端部に内気
センサ110が配置されたエアダクト112の他方の端
部が接続されている。この内気センサ110は筒状とさ
れ、その軸方向の一方の端部が室内に露出している。従
って、エバポレータ104を通過した後の空調空気(冷
気)がエアコンブロア106によって吸気されると、吸
気ダクト108内に負圧が生じ、この負圧により室内空
気が内気センサ110へ吸気されるように構成されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
造によると、エアコンブロア106が停止している場合
(即ち、バスにおける自動空気調和装置のように床置き
式のヒータユニットと天井置き式のクーラユニットとが
別々に配設されている構造では、一般に冷房時にはクー
ラユニットを用いて冷房し、暖房時にはヒータユニット
で暖房する。この暖房時において、湿度が高い場合には
クーラユニット及びヒータユニットをそれぞれ作動させ
て除湿冷暖房を行うが、室内空気が乾燥している場合に
は除湿する必要がないのでクーラ用のブロアは停止され
る。)には、吸気ダクト108に負圧が生じないため、
内気センサ110へ適切に室内空気を吸気させることが
難しく、室内気温の測定が困難になるという問題点が生
じる。
造によると、エアコンブロア106が停止している場合
(即ち、バスにおける自動空気調和装置のように床置き
式のヒータユニットと天井置き式のクーラユニットとが
別々に配設されている構造では、一般に冷房時にはクー
ラユニットを用いて冷房し、暖房時にはヒータユニット
で暖房する。この暖房時において、湿度が高い場合には
クーラユニット及びヒータユニットをそれぞれ作動させ
て除湿冷暖房を行うが、室内空気が乾燥している場合に
は除湿する必要がないのでクーラ用のブロアは停止され
る。)には、吸気ダクト108に負圧が生じないため、
内気センサ110へ適切に室内空気を吸気させることが
難しく、室内気温の測定が困難になるという問題点が生
じる。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、単一のセンサ
で車両の室内気温を確実に測定することができる車両用
自動空気調和装置を得ることが目的である。
で車両の室内気温を確実に測定することができる車両用
自動空気調和装置を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両に設置さ
れた熱交換器と、この熱交換器へ車両の室内空気を導風
する第1の導風手段と、前記車両の室内気温を検出する
内気検出手段と、を備え、前記内気検出手段による検出
値に基づいて前記熱交換器の作動を制御して前記熱交換
器を通過した後の空気を車両室内へ送給する車両用自動
空気調和装置であって、前記第1の導風手段の作動によ
り負圧が生じる位置に前記内気検出手段を設け、該内気
検出手段の近傍に該内気検出手段へ前記車両の室内空気
を導風する第2の導風手段を設け、前記第1の導風手段
の停止時に前記第2の導風手段を作動させる制御手段を
設けたことを特徴としている。
れた熱交換器と、この熱交換器へ車両の室内空気を導風
する第1の導風手段と、前記車両の室内気温を検出する
内気検出手段と、を備え、前記内気検出手段による検出
値に基づいて前記熱交換器の作動を制御して前記熱交換
器を通過した後の空気を車両室内へ送給する車両用自動
空気調和装置であって、前記第1の導風手段の作動によ
り負圧が生じる位置に前記内気検出手段を設け、該内気
検出手段の近傍に該内気検出手段へ前記車両の室内空気
を導風する第2の導風手段を設け、前記第1の導風手段
の停止時に前記第2の導風手段を作動させる制御手段を
設けたことを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明によれば、第1の導風手段が作動すると
車両の室内空気が熱交換器へ導風されるが、この際第1
の導風手段回りに負圧が生じる。この負圧が生じる位置
に内気検出手段が設けられているので、この負圧により
車両の室内空気は内気検出手段へ吸気されて車両の室内
気温が検出される。そして、この内気検出手段が検出し
た検出値に基づいて熱交換器の作動が制御されてこれを
通過した後の空気(空調空気)が車両室内へ送給され
る。
車両の室内空気が熱交換器へ導風されるが、この際第1
の導風手段回りに負圧が生じる。この負圧が生じる位置
に内気検出手段が設けられているので、この負圧により
車両の室内空気は内気検出手段へ吸気されて車両の室内
気温が検出される。そして、この内気検出手段が検出し
た検出値に基づいて熱交換器の作動が制御されてこれを
通過した後の空気(空調空気)が車両室内へ送給され
る。
【0009】一方、第1の導風手段が停止している場合
には、制御手段によって内気検出手段の近傍に設けられ
た第2の導風手段が作動される。このため、第2の導風
手段によって内気検出手段へ車両の室内空気が導風され
る。従って、この場合においても、内気検出手段によっ
て車両の室内気温が検出される。そして、前述した場合
と同様に、内気検出手段が検出した検出値に基づいて熱
交換器の作動が制御されてこれを通過した後の空気(空
調空気)が車両室内へ送給される。
には、制御手段によって内気検出手段の近傍に設けられ
た第2の導風手段が作動される。このため、第2の導風
手段によって内気検出手段へ車両の室内空気が導風され
る。従って、この場合においても、内気検出手段によっ
て車両の室内気温が検出される。そして、前述した場合
と同様に、内気検出手段が検出した検出値に基づいて熱
交換器の作動が制御されてこれを通過した後の空気(空
調空気)が車両室内へ送給される。
【0010】このように、第1の導風手段の作動時には
負圧により、第1の導風手段の停止時には第2の導風手
段を作動させることにより、車両の室内空気が内気検出
手段によって検出される。従って、単一の内気検出手段
で確実に車両の室内空気を検出することができる。
負圧により、第1の導風手段の停止時には第2の導風手
段を作動させることにより、車両の室内空気が内気検出
手段によって検出される。従って、単一の内気検出手段
で確実に車両の室内空気を検出することができる。
【0011】
【実施例】以下、図1を用いて、本発明が適用された一
実施例に係る車両用自動空気調和装置10の概略構成を
説明する。なお、この車両用自動空気調和装置10は、
図示しないメインスイッチをONすることにより作動す
るようになっている。
実施例に係る車両用自動空気調和装置10の概略構成を
説明する。なお、この車両用自動空気調和装置10は、
図示しないメインスイッチをONすることにより作動す
るようになっている。
【0012】図1に示されるように、バス12のフロア
14における乗客用座席16の下部には、ヒータユニッ
ト18が配設されている。このヒータユニット18には
ヒータブロア20とヒータコア22とが設置されてい
る。従って、ヒータユニット18の作動時には、ヒータ
ブロア20によって導風されたバス12の室内空気がヒ
ータコア22で温められて車両室内へ送給される。ヒー
タブロア20及びヒータコア22の作動は、制御手段と
しての制御装置32に制御されている。なお、ヒータブ
ロア20の作動時における空気流路が図1の矢印A方向
(二点鎖線)で示されている。
14における乗客用座席16の下部には、ヒータユニッ
ト18が配設されている。このヒータユニット18には
ヒータブロア20とヒータコア22とが設置されてい
る。従って、ヒータユニット18の作動時には、ヒータ
ブロア20によって導風されたバス12の室内空気がヒ
ータコア22で温められて車両室内へ送給される。ヒー
タブロア20及びヒータコア22の作動は、制御手段と
しての制御装置32に制御されている。なお、ヒータブ
ロア20の作動時における空気流路が図1の矢印A方向
(二点鎖線)で示されている。
【0013】また、バス12の天井部24には、その天
井パネル26に内気導入口28が設けられており、内気
導入ダンパ30の開閉により開閉可能とされている。内
気導入ダンパ30の開閉操作は制御装置32によって制
御されており、開放されることにより室内空気が導入さ
れる。一方、天井部24の端部には外気導入口34が設
けられており、外気導入ダンパ36の開閉により開閉可
能とされている。外気導入ダンパ36の開閉操作は制御
装置32によって制御されており、開放されることによ
り外気が導入される。内気導入ダンパ30及び外気導入
ダンパ36の開閉は適宜状況に応じて変更される。
井パネル26に内気導入口28が設けられており、内気
導入ダンパ30の開閉により開閉可能とされている。内
気導入ダンパ30の開閉操作は制御装置32によって制
御されており、開放されることにより室内空気が導入さ
れる。一方、天井部24の端部には外気導入口34が設
けられており、外気導入ダンパ36の開閉により開閉可
能とされている。外気導入ダンパ36の開閉操作は制御
装置32によって制御されており、開放されることによ
り外気が導入される。内気導入ダンパ30及び外気導入
ダンパ36の開閉は適宜状況に応じて変更される。
【0014】この天井部24内にはクーラユニット37
が設けられており、クーラダクト38を備えている。ク
ーラダクト38内には第1の導風手段としてのクーラブ
ロア40が配設されており、図示しないモータが駆動す
ることにより作動するようになっている。このクーラブ
ロア40の導風方向下流側には熱交換器としてのエバポ
レータ42が設置されており、導風された空気の除湿及
び冷却を行っている。さらに、エバポレータ42の下流
側には所定の間隔で複数の吹き出し口44が設けられて
いる。なお、クーラブロア40の作動時における空気流
路が図1の矢印B方向(実線)で示されている。
が設けられており、クーラダクト38を備えている。ク
ーラダクト38内には第1の導風手段としてのクーラブ
ロア40が配設されており、図示しないモータが駆動す
ることにより作動するようになっている。このクーラブ
ロア40の導風方向下流側には熱交換器としてのエバポ
レータ42が設置されており、導風された空気の除湿及
び冷却を行っている。さらに、エバポレータ42の下流
側には所定の間隔で複数の吹き出し口44が設けられて
いる。なお、クーラブロア40の作動時における空気流
路が図1の矢印B方向(実線)で示されている。
【0015】さて、クーラブロア40の下部近傍には、
内気検出手段としての内気センサ46が配設されてい
る。更に内気センサ46の設置位置について説明する
と、内気センサ46はクーラブロア40の作動時にこの
作動によって負圧が生じる位置に設置されていると共
に、バス12の天井パネル26に設けられた吸気口48
に設置されている。内気センサ46によって検出値(現
在の室内気温)は、制御装置32へ出力されている。な
お、制御装置32には、乗員の操作により設定された目
標気温Xが記憶されるようになっている。
内気検出手段としての内気センサ46が配設されてい
る。更に内気センサ46の設置位置について説明する
と、内気センサ46はクーラブロア40の作動時にこの
作動によって負圧が生じる位置に設置されていると共
に、バス12の天井パネル26に設けられた吸気口48
に設置されている。内気センサ46によって検出値(現
在の室内気温)は、制御装置32へ出力されている。な
お、制御装置32には、乗員の操作により設定された目
標気温Xが記憶されるようになっている。
【0016】また、内気センサ46の上方には第2の導
風手段としての内気センサ用モータ50及びファン52
が配設されている。従って、モータ54が作動すること
によりファン52が作動して室内空気を内気センサ46
側へ吸気するようになっている。なお、この内気センサ
用モータ50は制御装置32によってその作動が制御さ
れている。
風手段としての内気センサ用モータ50及びファン52
が配設されている。従って、モータ54が作動すること
によりファン52が作動して室内空気を内気センサ46
側へ吸気するようになっている。なお、この内気センサ
用モータ50は制御装置32によってその作動が制御さ
れている。
【0017】以下に、図2に示されるフローチャートを
用いて、本実施例の作用を説明する。
用いて、本実施例の作用を説明する。
【0018】まず、ステップ60で、空気調和装置10
の図示しないメインスイッチの状態(ONまたはOF
F)が判断される。ここで、ステップ60で否定された
場合(メインスイッチがOFFの場合)はこの判断が繰
り返される。ステップ60で肯定された場合(メインス
イッチがONの場合)、次のステップ62でクーラブロ
ア40が作動しているか否かが判断される。
の図示しないメインスイッチの状態(ONまたはOF
F)が判断される。ここで、ステップ60で否定された
場合(メインスイッチがOFFの場合)はこの判断が繰
り返される。ステップ60で肯定された場合(メインス
イッチがONの場合)、次のステップ62でクーラブロ
ア40が作動しているか否かが判断される。
【0019】ステップ62で肯定された場合、即ちクー
ラブロア40が作動している場合、ステップ63で内気
センサ用のファン52をOFFさせ、ステップ66で内
気センサ46による室内気温Tが測定される。これにつ
いて更に説明すると、クーラブロア40が作動すること
により、その回りに負圧が生じるが、この負圧により室
内空気が吸気口48を通って内気センサ46側へ吸気さ
れる。従って、内気センサ46によって室内空気の気温
が測定される。
ラブロア40が作動している場合、ステップ63で内気
センサ用のファン52をOFFさせ、ステップ66で内
気センサ46による室内気温Tが測定される。これにつ
いて更に説明すると、クーラブロア40が作動すること
により、その回りに負圧が生じるが、この負圧により室
内空気が吸気口48を通って内気センサ46側へ吸気さ
れる。従って、内気センサ46によって室内空気の気温
が測定される。
【0020】一方、ステップ62で否定された場合、即
ちクーラブロア40が停止している場合、ステップ64
へ移行して内気センサ用モータ50が駆動される。この
ため、ファン52が作動し室内空気が内気センサ46へ
強制的に吸気される。そして、ステップ66で前述した
場合と同様にして内気センサ46によって室内気温Tが
測定される。
ちクーラブロア40が停止している場合、ステップ64
へ移行して内気センサ用モータ50が駆動される。この
ため、ファン52が作動し室内空気が内気センサ46へ
強制的に吸気される。そして、ステップ66で前述した
場合と同様にして内気センサ46によって室内気温Tが
測定される。
【0021】次に、ステップ68で室内気温Tと目標気
温Xとが一致しているか否かが判断される。ステップ6
8で肯定された場合、即ち室内気温Tと目標気温Xとが
一致している場合には、ステップ66へ戻り内気センサ
46による室内気温Tの測定が繰り返される。一方、ス
テップ68で否定された場合、即ち室内気温Tと目標気
温Xとが一致していない場合にはステップ70で室内気
温Tが目標気温Xになるようにエバポレータ42、ヒー
タコア22等の作動が調節される。
温Xとが一致しているか否かが判断される。ステップ6
8で肯定された場合、即ち室内気温Tと目標気温Xとが
一致している場合には、ステップ66へ戻り内気センサ
46による室内気温Tの測定が繰り返される。一方、ス
テップ68で否定された場合、即ち室内気温Tと目標気
温Xとが一致していない場合にはステップ70で室内気
温Tが目標気温Xになるようにエバポレータ42、ヒー
タコア22等の作動が調節される。
【0022】なお、冷房運転時には、エバポレータ42
を通過した後の除湿冷却風が、クーラダクト38を通っ
て吹き出し口44から車両室内へ送給されることによっ
て冷房される。また、暖房運転時には、ヒータユニット
18から送給された温風によって暖房される。また、中
間シーズン、湿度の高い場合はエバポレータ42を通過
し吹き出し口44から車両室内へ送給された除湿冷却風
と、ヒータユニット18から送給された温風とが、車両
室内で対流することによって除湿冷暖房される。
を通過した後の除湿冷却風が、クーラダクト38を通っ
て吹き出し口44から車両室内へ送給されることによっ
て冷房される。また、暖房運転時には、ヒータユニット
18から送給された温風によって暖房される。また、中
間シーズン、湿度の高い場合はエバポレータ42を通過
し吹き出し口44から車両室内へ送給された除湿冷却風
と、ヒータユニット18から送給された温風とが、車両
室内で対流することによって除湿冷暖房される。
【0023】その後、ステップ72でメインスイッチが
OFFになったか否かが判断される。ステップ72で否
定された場合、即ちメインスイッチがONになっている
場合にはステップ62へ戻りクーラブロア40が作動し
ているかどうかを判断し、ステップ63又はステップ6
4で内気センサ用のファン52をON又はOFFさせた
上で内気センサ46による室内気温Tの測定が引続き行
われる。一方、ステップ72で肯定された場合、即ちメ
インスイッチがOFFにされた場合には終了する。
OFFになったか否かが判断される。ステップ72で否
定された場合、即ちメインスイッチがONになっている
場合にはステップ62へ戻りクーラブロア40が作動し
ているかどうかを判断し、ステップ63又はステップ6
4で内気センサ用のファン52をON又はOFFさせた
上で内気センサ46による室内気温Tの測定が引続き行
われる。一方、ステップ72で肯定された場合、即ちメ
インスイッチがOFFにされた場合には終了する。
【0024】このように本実施例では、クーラブロア4
0の作動により負圧が生じる箇所に内気センサ46を配
設し、この内気センサ46の近傍に内気センサ用モータ
50及びファン52を配設し、クーラブロア40が作動
している場合には負圧を利用して室内空気を内気センサ
46側へ吸気し、クーラブロア40が停止している場合
には内気センサ用モータ50及びファン52により強制
的に室内空気を内気センサ46側へ吸気するように構成
したので、単一の内気センサ46でクーラブロア40の
作動・停止の如何に拘わらず確実に室内気温Tの測定を
することができる。従って、適切な空調を行うことがで
きる。
0の作動により負圧が生じる箇所に内気センサ46を配
設し、この内気センサ46の近傍に内気センサ用モータ
50及びファン52を配設し、クーラブロア40が作動
している場合には負圧を利用して室内空気を内気センサ
46側へ吸気し、クーラブロア40が停止している場合
には内気センサ用モータ50及びファン52により強制
的に室内空気を内気センサ46側へ吸気するように構成
したので、単一の内気センサ46でクーラブロア40の
作動・停止の如何に拘わらず確実に室内気温Tの測定を
することができる。従って、適切な空調を行うことがで
きる。
【0025】また、内気センサ46をクーラユニット3
7側とヒータユニット18側との双方に配設して各々室
内気温を測定する場合には各内気センサ46の設置位置
が必然的に異なるので、冷房及び暖房相互の切り換え時
に急変する室温制御をしてしまうが、本実施例では内気
センサ46が単一であるため、冷房及び暖房相互の切り
換え時を行っても連続した制御を行う。
7側とヒータユニット18側との双方に配設して各々室
内気温を測定する場合には各内気センサ46の設置位置
が必然的に異なるので、冷房及び暖房相互の切り換え時
に急変する室温制御をしてしまうが、本実施例では内気
センサ46が単一であるため、冷房及び暖房相互の切り
換え時を行っても連続した制御を行う。
【0026】さらに、本実施例では、制御装置32によ
ってクーラブロア40が停止している場合にのみ内気セ
ンサ用モータ50及びファン52を作動させるように構
成したので、内気センサ46側へ吸気させるために常に
内気センサ用モータ50及びファン52を作動させる場
合に比し、内気センサ用モータ50に加わる負荷を低減
することができる。従って、耐久性の高い内気センサ用
モータを用いる必要がなくなり、コストダウンに資する
ことができる。
ってクーラブロア40が停止している場合にのみ内気セ
ンサ用モータ50及びファン52を作動させるように構
成したので、内気センサ46側へ吸気させるために常に
内気センサ用モータ50及びファン52を作動させる場
合に比し、内気センサ用モータ50に加わる負荷を低減
することができる。従って、耐久性の高い内気センサ用
モータを用いる必要がなくなり、コストダウンに資する
ことができる。
【0027】なお、本実施例では、内気センサ46をク
ーラユニット37側に設置したが、これに限らず、ヒー
タユニット18側に設置してもよい。この場合、ヒータ
ブロア20が作動することにより負圧が生じる位置に内
気センサ46が設置される。
ーラユニット37側に設置したが、これに限らず、ヒー
タユニット18側に設置してもよい。この場合、ヒータ
ブロア20が作動することにより負圧が生じる位置に内
気センサ46が設置される。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る車両用
自動空気調和装置は、第1の導風手段の他に第2の導風
手段を設け、第1の導風手段の作動時には負圧により、
第1の導風手段の停止時には第2の導風手段を作動させ
ることにより、車両の室内空気を内気検出手段で検出す
るので、単一のセンサで車両の室内気温を確実に測定す
ることができるという優れた効果を有する。
自動空気調和装置は、第1の導風手段の他に第2の導風
手段を設け、第1の導風手段の作動時には負圧により、
第1の導風手段の停止時には第2の導風手段を作動させ
ることにより、車両の室内空気を内気検出手段で検出す
るので、単一のセンサで車両の室内気温を確実に測定す
ることができるという優れた効果を有する。
【図1】本実施例に係る自動空気調和装置の概略構成を
示す車両側方から見た側面図である。
示す車両側方から見た側面図である。
【図2】図1の制御装置の制御を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図3】従来例に係る自動空気調和装置の概略構成を示
す車両側方から見た側面図である。
す車両側方から見た側面図である。
10 車両用自動空気調和装置 32 制御装置(制御手段) 40 クーラブロア(第1の導風手段) 42 エバポレータ(熱交換器) 46 内気センサ(内気検出手段) 50 内気センサ用モータ(第2の導風手段) 52 ファン(第2の導風手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伴 律文 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 鷹羽 正人 愛知県豊田市吉原町上藤池25番地 アラコ 株式会社内 (72)発明者 毛利 雅弘 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 車両に設置された熱交換器と、 この熱交換器へ車両の室内空気又は室外空気を導風する
第1の導風手段と、 前記車両の室内気温を検出する内気検出手段と、 を備え、 前記内気検出手段による検出値に基づいて前記熱交換器
の作動を制御して前記熱交換器を通過した後の空気を車
両室内へ送給する車両用自動空気調和装置であって、 前記第1の導風手段の作動により負圧が生じる位置に前
記内気検出手段を設け、 該内気検出手段の近傍に該内気検出手段へ前記車両の室
内空気を導風する第2の導風手段を設け、 前記第1の導風手段の停止時に前記第2の導風手段を作
動させる制御手段を設けたことを特徴とする車両用自動
空気調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26365191A JPH0596928A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 車両用自動空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26365191A JPH0596928A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 車両用自動空気調和装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0596928A true JPH0596928A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=17392438
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26365191A Pending JPH0596928A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 車両用自動空気調和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0596928A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006076537A (ja) * | 2004-09-13 | 2006-03-23 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用空調システム |
US9061595B2 (en) | 2008-12-02 | 2015-06-23 | General Electric Company | Auxiliary drive apparatus and method of manufacturing same |
-
1991
- 1991-10-11 JP JP26365191A patent/JPH0596928A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006076537A (ja) * | 2004-09-13 | 2006-03-23 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用空調システム |
US9061595B2 (en) | 2008-12-02 | 2015-06-23 | General Electric Company | Auxiliary drive apparatus and method of manufacturing same |
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