JPH0596743A - インクジエツトプリンタのインクタンク - Google Patents

インクジエツトプリンタのインクタンク

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JPH0596743A
JPH0596743A JP28574591A JP28574591A JPH0596743A JP H0596743 A JPH0596743 A JP H0596743A JP 28574591 A JP28574591 A JP 28574591A JP 28574591 A JP28574591 A JP 28574591A JP H0596743 A JPH0596743 A JP H0596743A
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義彦 藤村
Takao Koike
孝雄 小池
Naoki Morita
直己 森田
Masaki Kataoka
雅樹 片岡
Masashi Hiratsuka
昌史 平塚
Nobuyuki Takao
信之 高尾
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録ヘッドに供給するインク圧力を適正なも
のとすることができ、それにより、インクの利用効率が
高く、信頼性の高いインクタンクを実現する。 【構成】 インク20を貯留する第1の室11と、多孔
性部材16を配置した第2の室15との間に毛細管14
が設けられ、その先端部のインクの表面張力によってイ
ンクが保持されている。ジョイント部17を記録ヘッド
部1に結合して、マニホルド5からヘッドチップ2にイ
ンクが供給される。印字によるインクの消費によって、
第2の室15は負圧となり、毛細管14からインクが滴
下して、第1の室11からのインク供給ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットプリン
タに用いられるカートリッジ化されたインクタンクに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタのインクカート
リッジにおいては、プリンタの構成上インクタンクのイ
ンク液面が記録ヘッドもノズル面より高くなることがあ
る。このような場合には、記録ヘッドのノズル面には高
さの相違による水頭差圧が加わり、ノズルよりインクが
流出する。これを防止するために、インクタンク内に負
圧を与える方法が用いられており、負圧発生手段を必要
とした。
【0003】インクタンク内にインクを収容しておく方
法としては、特開昭63−87242号公報や、特開平
32−34349号公報に記載されているように、イン
クタンク内にスポンジなどの多孔性部材を配置し、その
毛細管力を利用してインクを保持させる方法が一般的で
あり、広く用いられている。
【0004】しかしながら、この方法では、スポンジに
インクを完全に充填することができず、インクタンクの
容積の70%程度しかインクが入らないという問題があ
り、しかも、スポンジに充填されたインクの一部はスポ
ンジに残留してしまい、充填されたインクの80%程度
しか使用されないという問題がある。このため、インク
タンクの容積の利用効率は、50〜60%程度しかな
く、カートリッジの小型化が困難であった。
【0005】また、特開昭62−231759号公報に
記載されているように、インクタンクと記録ヘッド間に
圧力調整弁を設ける方法も提案されているが、この方法
は、弁の破損やゴミ等による詰まりなどにより、圧力調
整弁の故障が生じやすく、故障した場合にインクタンク
からインク漏れを生じるため、実際の使用に適さなかっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、記録ヘッドに供給するイン
ク圧力を適正なものとすることができ、それにより、イ
ンクの利用効率が高く、かつ、信頼性を高くすることが
できるインクジェットプリンタのインクタンクを提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録ヘッド部
分とインクタンクとが分離可能に構成されたインクジェ
ットプリンタのインクタンクにおいて、前記インクタン
クは主にインクを貯留し大気との開口を有する第1の室
と、記録ヘッドとのジョイント部と多孔性部材を有する
密閉された第2の室と、一端側が前記第1の室のインク
内に開口し他端側が前記第2の室にインクを滴下するよ
う配置された毛細管を有することを特徴とするものであ
る。
【0008】
【作用】インクタンクの第1の室にはインクが蓄えら
れ、毛細管の一端側がインク内に開口し、他端側は第2
の室に開口している。第1の室は大気に開放されてお
り、第2の室は密閉されている。したがって、第2の室
の毛細管端部には、インク液面と毛細管端の高低差と、
大気と第2の室の差圧が作用する。第2の室は、ジョイ
ント部を介して記録ヘッドに接続されており、ジョイン
ト部近傍には多孔性部材が配置されている。記録ヘッド
に作用するインク圧は、ノズル面と多孔性材の高低差
と、大気と第2の室の差圧と、多孔性材の毛細管力の和
である。第2の室の、毛細管端部のインクは、通常は、
自身の表面張力によって毛細管端部に保持されている。
印字によってインクが消費され、第2の室の多孔性材か
ら記録ヘッドにインクが送られると、毛細管のインクが
移動しない限り、第2の室は負圧になる。第2の室の負
圧が大きくなると、毛細管端部の表面張力による釣合が
くずれ、毛細管端からインクが流出し、液滴を形成する
ようになり、最終的に滴下して、第2の室にインクが供
給される。このインク供給によって第2の室の負圧が緩
和されると、毛細管端部の表面張力による釣合が回復
し、インクの供給が停止する。
【0009】このようにして、第1の室と第2の室とを
接続する毛細管によって、第1の室に蓄えられたインク
が第2の室に供給される。第1の室から記録ヘッドまで
のインク流路中に、表面張力による圧保持部を設け、第
2の室において印字時と同じ重力配置において、毛細管
力を一度遮断することで、第1の室と記録ヘッドの高低
差の圧力(正圧)が記録ヘッドに作用するのを防ぎ、第
2の室の多孔性材の保持圧力(負圧)を記録ヘッドに作
用させ、記録ヘッドには、印字に適した負圧が与えられ
る。
【0010】
【実施例】図1は、本発明のインクタンクの第1の実施
例の概略を示す断面図である。図中、1は記録ヘッド
部、2はヘッドチップ、3はハウジング、4はヒートシ
ンク、5はマニホールド、6はジョイントパッキング、
7はプリント配線基板、8はハウジングガイド、10は
インクタンク部、11は第1の室、12は大気連通孔、
13は膜部材、14は毛細管、15は第2の室、16は
多孔性部材、17はジョイント部、20はインクであ
る。記録ヘッド部1とインクタンク部10とは分離可能
に構成されており、インクタンク部10のケーシング
が、記録ヘッド部1のハウジング3に形成されたハウジ
ングガイド8に案内されて位置決めされる。記録ヘッド
部1のハウジング3には、ヘッドチップ2が取り付けら
れたヒートシンク4と、ヘッドチップ2に電気信号を供
給するプリント配線基板7、および、ヘッドチップ2に
インクを供給するマニホールド5が取り付けられてお
り、また、ハウジングガイド8が形成されている。ヘッ
ドチップ2には、多数のノズル(図示せず)が高密度で
形成されている。この実施例では、128個のノズルが
300spiの密度で形成されている。各ノズルには、
通電によって気泡を発生させ、インク滴を噴射するため
の発熱体(図示せず)が設けられている。図1において
は、インク滴の噴射は下向きに行なわれる。
【0011】インクタンク10は、インク20を貯蔵す
る第1の室11と多孔性部材16を有する第2の室15
とからなっている。多孔性部材16としては、この実施
例では、平均ボアサイズが200μmのウレタンフォー
ムを用いた。インクタンク10は、ポリエチレンテレフ
タレート(PET)で形成した。第1の室11には、第
1の室の圧力を大気圧に等しく保つための大気連通孔1
2が設けられており、大気連通孔12の下部には、イン
ク20が大気連通孔12から流出するのを防ぐため、空
気のみを通し、インクを通さない膜部材13が配置され
ている。第2の室15の下側には、記録ヘッド部1との
接続を行なうジョイント部17が設けられている。第1
の室11と第2の室15とは、毛細管14によって連結
されており、第2の室15は、毛細管14とジョイント
部17とを封鎖すると密閉状態となる。毛細管14の一
方の端部は、第1の室11の底部にまで延びている。こ
の端部に対向する第1の室11の底部壁に窪みを設けて
おくと、インク切れとなるときのインクの残量を少なく
できる。毛細管14の他方の端部は、第2の室15の空
間に突出しており、インクタンクの使用時に、他方の端
部は突出部として形成され、その先端からインク滴が多
孔性部材16に滴下するように配置されている。毛細管
14は、本体が内径200μmのステンレス(SUS)
パイプであり、突出部は、先端外形が300μm、内径
100μmのガラスで構成されている。
【0012】動作について説明する。まず、インクタン
ク部10が、記録ヘッド部1から分離している場合につ
いて説明する。毛細管14には、その毛細管力によって
インクが充填されている。第1の室11および第2の室
15は大気圧と等しく、毛細管14の先端には、インク
20の液面と毛細管14の先端との高低差分の圧力が作
用している。この圧力は、毛細管14の先端でのインク
の表面張力による力と釣合い、インクは毛細管14の内
側で保持されている。インクタンク部10の幾何学的デ
ィメンションは、インクタンク部10をいかなる向きに
置いても、インクが毛細管14の内側で保持されるよう
に設計される。インクタンクに振動が加えられた場合
も、毛細管14の内部の流路抵抗が大きく、振動加速度
の作用時間が短いため、インクは毛細管14の内側で保
持される。したがって、第1の室11のインクが第2の
室に移動することはない。
【0013】次に、インクタンク部10を記録ヘッド部
1に取り付けた場合について説明する。マニホールド5
は、この実施例では、ポリエーテルスルホン(PEC)
で形成され、先端部は、ステンレス(SUS)で形成さ
れている。この先端部は、ジョイント部17の開口部よ
り多孔性部材16に差し込まれ、ジョイント部は、ジョ
イントパッキング6で密閉される。ジョイントパッキン
グ6には、ブチルゴムを用いた。インクタンク部10を
記録ヘッド部1に取り付けた後、初期充填のためにヘッ
ドチップ2のノズル部より負圧を作用させると、第2の
室15の圧力が低下する。第1の室11と第2の室15
との圧力差が、毛細管14の先端でのインクの表面張力
による力を上回ると、毛細管14の先端からインクが流
出し、多孔性部材16に滴下する。滴下したインクは、
多孔性部材16を充填し、マニホールド5を介してヘッ
ドチップ2へ送られる。ヘッドチップ2のノズル部に作
用する負圧を止めると、第2の室15の圧力は、インク
の滴下に伴って大気圧に近づき、第1の室11と第2の
室15との圧力差が、毛細管14の先端でのインクの表
面張力と釣り合うとインクの滴下は停止する。この時、
第2の室15の圧力は、大気圧に近い弱い負圧である。
ヘッドチップ2のノズル部に働くインクの圧力は、第1
の室11のインク20の液面とノズル面との高低差圧
と、多孔性部材16の保持圧と第2の室の圧力の差であ
り、この値が、印字に適した値、例えば、−20〜−1
30mmH2 Oとなるように、多孔性部材16のボアサ
イズを選択している。
【0014】印字動作時について説明する。印字によっ
てインクが消費されると、第2の室15の多孔性部材1
6に充填されているインクがヘッドチップ2に送られ
る。これによって第2の室15の圧力が低下し、第1の
室11と第2の室15の圧力差が毛細管14の先端での
インクの表面張力による力を上回ると、毛細管14の先
端からインクが流出し、多孔性部16に滴下する。印字
が終了すると、第2の室15の圧力は、インクの滴下に
伴って大気圧に近づき、第1の室11と第2の室15の
圧力差が、毛細管14の先端でのインクの表面張力と釣
合うと、インクの滴下は停止する。このようにして、印
字によって消費したインク量とほぼ同じ量のインクが、
第1の室11から第2の室15へ供給される。
【0015】図2は、本発明のインクタンクの第2の実
施例の概略を示す断面図である。図中、図1と同様な部
分には同じ符号を付して説明を省略する。この実施例で
は、第2の室15を第1の室11の下側に配置した。こ
の配置では、インク20と毛細管14の先端との高低差
による圧力が大きいので、毛細管14の先端に加わる圧
力が大きい。したがって、毛細管14の先端径を第1の
実施例より小さくする必要がある。この実施例では、イ
ンクタンク部10を、よりコンパクトに形成できる利点
がある。
【0016】上述した実施例の説明からも明らかなよう
に、本発明においては、第1の室から記録ヘッドに至る
インク流路を、一旦表面張力で遮断する必要があり、毛
細管先端のインク保持状態が重要である。第1および第
2の実施例においては、1本の毛細管を用いた。しか
し、1本に限られる理由はなく、2本またはそれ以上で
あってもよい。このように、毛細管として管状体を用い
た場合の毛細管の先端のインク保持は、図3に示すよう
に、毛細管14からインクのメニスカスが生じていると
き、接触角をθ,インクの表面張力をγ,毛細管の半径
をr,圧力差をPとすると P=(2γcosθ)/r であり、θ=60°、γ=30dyn/cm、r=50
μm では、保持圧力は、 P=60mm H2 Oである。
【0017】図4に示すように、毛細管の外径でメニス
カスを保持している場合は、r=150μmとすれば、
保持圧力は、 P=20mm H2 O となり、1/3となってしまう。
【0018】この毛細管の先端のインク保持状態を安定
に保つために、表面処理をほどこすことは効果的であ
る。図5に示すように、コーティングなどによって外面
を撥インク性コーティング18により表面処理を行なう
と、インクの保持は、毛細管の内壁で安定して行なわ
れ、結果として、記録ヘッドへのインク供給も安定して
行なわれる。撥インク性のコーティング材料としては、
例えば、シリコーン樹脂SR2410(東レ・ダウコー
ニング株式会社製)や、含フッ化シリコンのKP−80
1(信越化学株式会社製)などが適している。
【0019】また、図6に示すように、毛細管14の先
端に、テーパーを付け、毛細管14の先端の外径を細く
すると、メニスカスが外径側に変化しても、その変化分
は小さいから、実効的に毛細管径の変化が小さくなり、
インク保持圧の変動を小さく抑えるのに効果的である。
【0020】さらに、毛細管の管路中に圧電素子等を設
け、毛細管先端に微小な圧力の脈動を加えることは、毛
細管先端からのインクの滴下を安定に行なうことができ
る効果がある。図7に示すように、毛細管14の外周
に、径方向に伸縮する圧電素子21を設け、例えば、1
0〜20KHzの振動を与えると、滴下するインク滴の
サイズが安定化し、保持圧も一定なものにすることがで
きる。圧電素子21は、円筒状のPZTセラミックスを
用い、内側と外側に電極22が設けて、高周波交流23
を印加した。振動の振幅は、非常に小さい値でよく、毛
細管14の先端からインクが流出していなければ滴下を
起こすことがない大きさである。圧電素子の駆動は、印
字の有無に拘らず、記録ヘッドの動作時においては連続
して行なわれる。
【0021】図8は、本発明のインクタンクの第3の実
施例の概略を示す断面図である。図中、図1と同様な部
分には同じ符号を付して説明を省略する。24は高分子
電歪板である。この実施例では、第2の実施例と同様に
第2の室15を第1の室11の下側に配置したが、第1
の室11と第2の室15との間は、微細な多数の開口を
有する高分子電歪板24によって仕切られている。多孔
性部材16としては、平均ボアサイズが200μmのポ
リビニルアルコール(PVA)フォームを用いた。イン
クタンク10の本体は、ポリエーテルサルホン(PE
S)で形成したが、これらの材料は一例であり、第1ま
たは第2の実施例で用いた材料や、他の適宜の材料を選
択することができる。
【0022】高分子電歪板について、図9で説明する。
(A)図は平面図、(B)図は断面図である。厚さが1
00μmのポリフッ化ビリニデン(PVF2)25の両
面に、アルミ電極26が蒸着によって付けられ、これに
直径が50μm程度の孔27を多数設けてある。さら
に、第1の室に面する側には、レタンコーティングによ
る絶縁被覆28が、また、第2の室に面する側には、上
述したKP−801のコーティングによる撥インク処理
膜29が施されている。
【0023】図8に戻って説明する。高分子電歪板24
は、第2の室15の上面を形成しており、第2の室15
の下側には、多孔性部材16が配置され、さらに下側
に、ジョイント部17が設けられている。高分子電歪板
24の電極26(図9)には、50V,100KHzの
高周波交流電圧が印加されており、高分子電歪板24
は、上下に微小な振動をしている。上述した他の実施例
と同様に、印字によって第2の室15のインクが消費さ
れ、第2の室15が負圧になると、高分子電歪板24の
微細な孔27(図9)が毛細管として作用し、これより
インクが引き出されて供給される。この実施例では、撥
インク性処理膜と高分子電歪板の振動とにより、開口部
がノズル形状でなくてもインクの滴下が安定して行なわ
れる。さらに、第1の室11と第2の室15をつなぐ高
分子電歪板24の保持圧を高めるために、微細孔径を小
さくしたことにより、流路抵抗が高くなっても、微細孔
の数を多くできるので、必要なインク供給量を確保する
ことができる。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、インクタンクと記録ヘッドの高低差による差
圧を、流路中で毛細管力により一旦遮断し、表面張力に
よる圧保持部を設けることによってインクを保持する構
成にしたので、インクタンク中の大部分にスポンジの多
孔性部材を充填する必要がなく、インクタンク容積に無
駄がなく、また多孔性部材にインクが残留することがな
く、ほぼ100%のインクを印字に使用することができ
る。また、インクタンクからのインクの流出は、毛細管
の流路抵抗と、毛細管端部の表面張力によって抑えられ
ているため、静的状態はもとより、振動加速度が加わっ
た場合も、インクタンクからのインク流出を有効に防ぐ
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインクタンクの第1の実施例の概略
の断面図である。
【図2】 本発明のインクタンクの第2の実施例の概略
の断面図である。
【図3】 毛細管によるインク保持力の説明図である。
【図4】 毛細管の外径でインクを保持している場合の
説明図である。
【図5】 毛細管の一実施例の断面図である。
【図6】 毛細管の他の実施例の断面図である。
【図7】 毛細管に振動を与えた実施例の断面図であ
る。
【図8】 本発明のインクタンクの第3の実施例の概略
の断面図である。
【図9】 高分子電歪板の説明図である。
【符号の説明】
1 記録ヘッド部、2 ヘッドチップ、3 ハウジン
グ、4 ヒートシンク、5マニホールド、6 ジョイン
トパッキング、7 プリント配線基板、8 ハウジング
ガイド、10 インクタンク部、11 第1の室、12
大気連通孔、13膜部材、14 毛細管、15 第2
の室、16 多孔性部材、17 ジョイント部、20
インク、24 高分子電歪板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片岡 雅樹 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ツクス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 平塚 昌史 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ツクス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 高尾 信之 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ツクス株式会社海老名事業所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッド部分とインクタンクとが分離
    可能に構成されたインクジェットプリンタのインクタン
    クにおいて、前記インクタンクは主にインクを貯留し大
    気との開口を有する第1の室と、記録ヘッドとのジョイ
    ント部と多孔性部材を有する密閉された第2の室と、一
    端側が前記第1の室のインク内に開口し他端側が前記第
    2の室にインクを滴下するよう配置された毛細管を有す
    ることを特徴とするインクジェットプリンタのインクタ
    ンク。
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