JPS6362394B2 - - Google Patents

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JPS6362394B2
JPS6362394B2 JP54120693A JP12069379A JPS6362394B2 JP S6362394 B2 JPS6362394 B2 JP S6362394B2 JP 54120693 A JP54120693 A JP 54120693A JP 12069379 A JP12069379 A JP 12069379A JP S6362394 B2 JPS6362394 B2 JP S6362394B2
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Publication of JPS6362394B2 publication Critical patent/JPS6362394B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor

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  • Ink Jet (AREA)
  • Recording Measured Values (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明はサブタンクとメインタンクとを有する
インクジエツト記録装置に関する。 [従来の技術と発明が解決しようとする問題点] 従来の開放系供給機構によるインクジエツト記
録装置においては、第1図に示すように、圧電素
子等から構成される記録ヘツド1の端部に供給路
2を接続し、記録液タンクから記録液4の供給を
受ける。タンク3の上面にはタンク内部を常時大
気圧に保持するための通気孔5があけられてい
る。タンク3内の記録液4は常時供給路2を経て
記録ヘツド1の先端まで達し、記録液1の圧電素
子に加わる電気信号に応じて、記録ヘツド1の先
端、すなわち吐出オリフイス1Aから液滴6が吐
出されて印字紙に文字等が印字される。液滴6と
して吐出された記録液の減少分は、記録ヘツド1
の吐出オリフイス1Aの表面張力と、タンク3の
記録液面と記録ヘツド1との水位差により供給路
2を経てタンク3から逐次補充されるので、記録
ヘツド1先端の吐出オリフイス1Aには常に記録
液4が達している。 この種の従来のインクジエツト記録装置におい
ては、次のような問題点がある。すなわち、イン
クジエツト記録装置が組込まれる対象が例えば、
持ち運び自在な卓上計算機や小型タイプライタ等
の場合には、その持ち運びの際に装置本体を傾斜
させると、タンク3と記録ベツド1先端とはある
程度の距離をおいて配置されているため、タンク
3と吐出オリフイス1Aとの間の記録液の水位差
が適正な値に保たれないことがある。この場合に
は、吐出オリフイス1A部で形成されている記録
液のメニスカスが供給路2の内方に後退したり、
吐出オリフイス1Aより記録紙が漏れることがあ
る。メニスカスの後退はタンク3側から加圧する
などして回復することができるが、記録液が漏れ
た場合は装置内部を記録液で汚すこととなる。従
つて、運搬の都度後退したメニスカスの回復操作
を行つたり、装置内部で記録液が漏れたりするの
では操作者によつて非常に使い勝手が悪く好まし
くない。 また振動や衝撃等が装置に加わつたり、記録ヘ
ツド1が高速度で印字端部の衝突する場合には、
前述した記録液の漏れや、メニスカスの後退等の
現象がより一層起きやすくなる。すなわち、振動
や衝撃等が装置本体、あるいは記録ヘツド1や供
給路2に加わると、これによつて吐出オリフイス
1Aにおけるメニスカスが容易に破壊され、液滴
として外部に漏れたり、供給路2内方に後退した
りする。このとき、タンク3と記録ヘツド1との
間に適正な値以上の水位差がある場合、一度こわ
れたメニスカスは容易に復元せず、外部に連続的
に漏出したり、水位差と表面張力との平衡状態を
保てる位置までメニスカスが供給路2の内部で後
退したりする。このような振動や衝撃は、記録ヘ
ツド1を記録媒体、例えば印字紙等に対して往復
移動して記録させる場合には常に生ずるので、記
録ヘツド1がこのような振動や衝撃の影響を受け
ることは致命的である。したがつて記録ヘツド1
の往復移動速度には限度があり、高速印字は困難
である。 更に他の問題点は、供給路2中に気泡が入つた
場合に生ずる。すなわち、気泡が供給路2中にの
み存在しているのであれば、吐出性能に特に支障
はきたさないが、記録液の移動とともに気泡が記
録ヘツド1まで移動してきた場合には吐出不良が
生じる。特に記録ヘツド1の吐出駆動源として電
気機械変換体の変形作用を利用するものにあつて
は、変形によつて生ずるエネルギーが気泡に吸収
され、このエネルギーが記録液に伝達されず記録
ヘツド1からの記録液の吐出は完全に停止してし
まい、連続して安定した印字が困難となる。 本出願人はこのような開放系供給機構における
問題点の解消を図つたインクジエツト記録装置を
先に提案した。 第2図AおよびBは、上述の提案によるインク
ジエツト記録装置の一例を示し、ここで符号10
は記録ヘツドであり、記録ヘツド10とタンク1
1は1つの容器12に一体化されて格納されてい
る。容器12はキヤリツジ13に固定され、キヤ
リツジ13はシヤフト14に摺動自在に取付けら
れ、印字用紙の幅方向に沿つて移動しながら印字
を行つていく。記録ヘツド10は、圧電素子1
5、ノズル部16、吐出オリフイス17および供
給管18で構成でき、この供給管18は記録ヘツ
ド本体からタンク11内部にほぼL字形状をなし
て挿入されており、タンク11内の記録液19が
この供給管18を経て記録ヘツド10内に導かれ
る。またこの供給管18は容器12の上方を覆う
ように設けられている壁20に固定され、振動や
衝撃によつて供給管18が動くことのないように
なつている。21はタンク11の通気孔であり、
これによりタンク11内の圧力は常に大気圧に保
持される。また22,23は記録ヘツド10を構
成する圧電素子15に外部からの電気信号を供給
するためのコネクタであり、圧電素子15とコネ
クタ22,23は図示されていない信号線で結ば
れている。ここでノズル部16の先端に設けられ
た吐出オリフイス17と供給管18の終端部18
Aとの距離は好適な距離に設定されるように設計
される。 以上のように構成したインクジエツト記録装置
によれば、記録ヘツド10と記録液タンク11を
1つの容器12に一体にして収容し、記録液を記
録ヘツド10に供給するための供給管18を適切
な長さに定めてタンク11内に挿入したから、前
述したような傾斜、振動、衝撃等によつて記録ヘ
ツド10から記録液が漏れたり、吐出オリフイス
17におけるメニスカスが供給管18内方に後退
することがない。 また、特開昭49−102760号には、インク滴を噴
射するノズルと該ノズルにインクを供給するため
のインク供給手段とが、プラテンに対して移動し
得るキヤリアに一体に装着されている印刷装置が
記載されている(FIG.4b参照)。 しかしながら、このようなインクジエツト記録
装置や印刷装置においてもいくつかの問題点のあ
ることが判明した。 まず、高速の印字速度が要求される小型計算機
等の場合、往復移動する駆動キヤリツジ部は駆動
モータの性能の点からできるだけ軽量化されてい
ることが望ましく、このため、タンク内に貯留さ
れる記録液は重量的制約をうける。たとえば、5
×7のドツトマトリツクスにより1キヤラクタを
構成するプリンタにおいて、記録ヘツドの吐出オ
リフイス内径が50〜100μmの場合、記録液1c.c.
で15〜20万キヤラクタ印字できることが実験的に
確認されている。従つて、3c.c.程度のタンク容器
にすれば長期にわたつて記録液の補充、交換なし
にインクジエツト記録装置を組込んだ電子機器、
例えばプリンタ付電卓を使用することが可能であ
る。しかしながら、プリンタ付電卓等において、
記録液の補充ないしはタンクの交換を半年に1回
程度の頻度で行うようにタンク容量を適切に設定
し、しかもその補充あるいはタンク交換機構をい
かに簡素化し、補充、交換作業を容易にしても、
これらの作業に起因する故障が予想される。また
タンク容量を3c.c.程度にしてもタンクが充分に満
たされている場合と空の場合とでは、約3gの重
量変化が生じることになり、キヤリツジ駆動用モ
ータとして、リニアモータ等を使用する場合に
は、この重量変化によつてキヤリツジ駆動速度、
すなわち印字速度が変化し、ひいては印字品位を
所期の状態に維持できなくなる。 第3図はこのような問題点を解消するために本
出願人が先に提案したインクジエツト記録装置の
概略構成を示し、ここで31は記録ヘツド32を
サブタンク33と一体化したヘツド/タンク部で
あり、キヤリツジ34上に装着される。キヤリツ
ジ34はシヤフト35に移動可能に取付けられ
て、キヤリツジ駆動用モータ(図示せず)の制御
の下にシヤフト35に沿つて往復移動する。サブ
タンク33の一側壁の下方部には、記録液導入口
36を設け、この導入口36に可撓性供給路37
を接続する。この供給路37を固定点38を介し
て供給路39と接続する。更にこの供給路39を
メインタンク40の一側壁の下方部に設けた記録
液送出口41に接続する。ここで、サブタンク3
3およびメインタンク40の上面にはそれぞれ通
気孔42および43をあけ、それぞれのタンク内
の圧力が常に大気圧となるようにする。 このように構成した第3図示のインクジエツト
記録装置において、印年指令信号が記録ヘツド3
2に入力されると、この信号に応じて記録ヘツド
32から液滴が印字紙に向けて吐出されるととも
に、キヤリツジ駆動モータ(図示せず)もまた、
この信号によつて制御され、ヘツド/タンク部3
1を搭載したキヤリツジ34がシヤフト35上を
移動して印字紙に所望の文字、数字が印字され
る。第4図に示すように、キヤリツジ34、従つ
てヘツド/タンク部31はシヤフト35上を左右
に移動するから、このヘツド/タンク部31に接
続された記録液補充用供給路37は、ヘツド/タ
ンク部31のシヤフト35に沿つた往復移動に伴
つて固定点38を中心として左右に運転(夾角運
動)する。このとき供給路37内の記録液には、
固定点38を中心とする供給路37の運動のため
に、遠心力が働き、いわゆるポンプ作用によるイ
ンク供給力が発生する。この結果、印字により記
録紙が減少したサブタンク33内にメインタンク
40から記録液が効果的に補充される。 ここで、第3図および第4図のように構成され
るインクジエツト記録装置のメインタンクからサ
ブタンクへの供給路中のポンプ圧力は次のように
求めることができる。第5図において、ヘツド/
タンク部31中のサブタンク33は中間固定点を
介さずに供給路37によりメインタンク40と直
接に接続された場合について説明していく。ここ
でヘツド/タンク部31がシヤフト35上を角速
度ω(速度Vl)で移動するものとし、メインタン
ク40からヘツド/タンク部31までの供給路3
7の長さをl、供給路37の断面積をS、記録液
の比重量をρ、重力加速度をg、メインタンク4
0の側壁から任意の距離rにおける供給路37の
速度をVrとすれば、距離rの地点における供給
路37の微小範囲drの記録液前後に働く圧力差
dpによる力Fと、メインタンク40を中心とし
た供給路37の左右への運動による記録液に働く
遠心力fとはF=fと表わすことができる。ここ
で記録液の微小範囲drの記録液面前後に働く圧力
差drにより記録液が受ける力Fは、 F=S(P+dP/drdr)−SP =S・dP/drdr ……(1) と表わせる。一方、遠心力fは、 f=Sρdr/g・ω2r ……(2) と表わせるから、F=fより、 S・dP/drdr=Sρdr/g・ω2r ……(3) となり、圧力Pは、 P=ρ/2g・ω2r2=ρ/2g・Vr2 ……(4) と表わすことができる。この圧力Pをポンプ圧力
とすれば、ポンプ圧力Pはキヤリツジ34の速度
Vlの2乗に比例する。このようにキヤリツジ3
4の走行の毎度に、供給路37中の記録液には走
行速度に依存した遠心力が働き、この力によりポ
ンプ作用が発生し、反インク供給力(例えば供給
路内径、材質、フイルター等による合成抵抗力)
に打勝つ程度の高速でキヤリツジを移動させれ
ば、高速印字を行えると同時にサブタンク33内
にメインタンク40より記録液が効果的に補充さ
れる。 また、高速印字を行うためにはヘツド/タンク
部31は軽量、小型が好ましく、そのヘツド/タ
ンク部31は例えば第6図に示すように構成でき
る。第6図において、50は圧電素子51、ノズ
ル部52、吐出オリフイス53、供給管54から
構成される記録ヘツド、55はサブタンクで、そ
の一側壁(第6図では左側壁)をサブタンク上面
部でほぼ直角にキヤリツジ34側へ向けて折曲
げ、突出部55Aを形成し、突出部55A上に記
録ヘツド50を固着し、またキヤリツジ34と固
定する。このようにキヤリツジ34の上部に記録
ヘツド50を、キヤリツジ34の側部にサブタン
ク55を設けたから第2図示例よりも小型、軽
量、かつ薄型に構成することができ極めて好まし
い。またサブタンク55の上面には通気孔(通気
フイルタ)56を設けて、タンク内圧を常時大気
圧と同一に保持する。サブタンク55上面の材質
としては、ポリエチレン、フツ素樹脂、シリコン
樹脂等が好適であり、ここに通気孔56として内
径100μm以下の孔を複数あけてもよく、また、
メイブランフイルタを装着してもよい。サブタン
ク55の一側壁(第6図では右側壁)の下方部に
は記録液をサブタンク55内に補充するための供
給路37を接続する記録液導入口57を設ける。
このようにヘツド/タンク部は第2図示の既提案
のヘツド/タンク部と基本的にほぼ同様に構成す
るのみならず、小型、軽量かつ薄型に構成するこ
とができるため、前述したと同様、本体装置の傾
斜、振動、衝撃等によつて記録ヘツド50の先端
から記録液が漏れたり、吐出オリフイス53にお
けるメニスカスが供給管54の内方に後退するこ
ともなく、また、供給路37および39中の記録
液に気泡が混入しても、この気泡は第1図示の従
来装置のように直接記録ヘツド50内にまで入り
込まず、いつたんサブタンク55内に入り、しか
もサブタンク55には通気孔56があけられてい
るから、サブタンク55内に入り込んだ気泡はサ
ブタンク55内で消滅し、記録ヘツド50内に入
り込むことはない。従つて、吐出オリフイス53
が吐出不良を起こすおそれがなく、安定した印字
を実行できる。またサブタンクのポンプ圧緩衝作
用により、オリフイスからのインク漏れもないか
ら第1図示の装置よりも超高速のキヤリツジ移動
が可能となる。 更に、第3図および第4図に示す記録装置にお
いて、サブタンク33へはポンプ作用力にて記録
液が供給されるので、メインタンク40の底面位
置をサブタンク33の底面位置より低く設置でき
る。 以上述べたインクジエツト記録装置の改良は、
主にインクジエツト記録装置が組込まれるプリン
タ付電卓等の小型プリンタ付電子機器を持ち運ぶ
際に生ずる記録液の漏れ防止の観点からなされた
ものであるが、例えば小型電子機器のプリンタと
してインクジエツト記録装置を使用する際には、
この他に設置スペースを考慮して装置をコンパク
トに構成する必要がある。特にメインタンクの設
置場所は、従来、記録ヘツドとの位置関係で制約
を受けていたので、装置を小型化するにあたり支
障となつていた。 すなわち、第1図示のインクジエツト記録装置
では、記録ヘツド1先端部の吐出オリフイス1A
の表面張力によつてメインタンク3から記録ヘツ
ド1へ記録液が供給されているため、メインタン
ク3を記録ヘツド1より低くすることが難しく、
メインタンク3を記録ヘツド1より上方に配置せ
ざるを得ない場合があつた。しかもメインタンク
については、インクの補充或いはメインタンクの
交換の回数をできる限り少なくするために大容量
のものとすることが求められていた。その結果、
従来のインクジエツト記録装置においては、メイ
ンタンクと記録ヘツドの配置の自由度とメインタ
ンクの容量とに制限があり、インクジエツト記録
装置の小型化とメインタンクの大容量化との双方
を同時に達成することが困難である場合があつ
た。 例えば、特開昭54−123953号公報には、インキ
容器を右側部に固定して搬送支持体とほぼ同じ高
さに設けたインキジエツトプリンタが記載されて
いる。 しかしながら、上記公報に記載された技術内容
は、インキ容器を配置する位置からの制限によつ
て、装置を小型化するためにはインキ容器の容量
を限られたものにせざるを得ず、インキ容器を大
容量化するためにはその分装置を大型化せざるを
得ないという互いに相反する問題を抱えている。 すなわち、上記公報に記載された技術内容で
は、やはり記録装置の小型化とインクタンクの大
容量化との双方を同時に達成することは困難であ
つた。 また、実開昭53−60826号の明細書及び図面に
は、インクジエツトヘツドと該インクジエツトヘ
ツドに供給されるインクを貯留するインクカート
リツジとの間にインク接続器を設けたインクジエ
ツト記録装置が記載されている。 更に、実開昭54−86433号の明細書及び図面に
は、インクジエツトヘツドとサブインクタンクと
該サブインクタンクから前記インクジエツトヘツ
ドへインクを供給するための剛体のインク供給管
とがキヤリツジに搭載されており、前記サブイン
クタンクへインクを供給するためのメインタンク
が装置の不動部に固定されているインクジエツト
記録装置が記載されている。 しかしながら、これらの件にはいずれも、イン
クカートリツジ又はメインタンクを配置する位置
については何等記載されていない。 尚、前記した特開昭54−123953号公報には、イ
ンキ容器からプリント装置へインキを供給する可
撓性供給管がインキ容器とプリント装置との間で
移動する角を最低にすることで、前記インキの供
給に対するプリント装置の加速及び減速の影響を
最低にすることは記載されているが、キヤリツジ
の移動に伴つて生ずるポンプ作用を逆に有効に利
用してインクタンクから記録ヘツドへ記録液を供
給することについては何等示されていない。 また特開昭54−123953号公報には、インキ容器
を右側部に固定して搬送支持体とほぼ同じ高さに
設けている(特開昭54−123953号公報のFIG.1参
照)ことからも明らかな通り、前記したポンプ作
用を有効に利用してインクタンクをプリンタユニ
ツトの下方に配置することで、記録装置の小型化
を実現することについても何等示されていない。 [問題点を解決するための手段] 本発明は、上述したポンプ圧供給方式のインク
ジエツト記録装置においては、メインタンクの配
置の制約が少ないこと、即ち、上述のいわゆるポ
ンプ圧供給方式によれば、供給路中に発生する記
録液供給力が従来より大きく、メインタンクの底
面をサブタンク底面より低くすることができる
等、メインタンクの設置場所は従来に比べて制約
を受けることが少ないことに着目してなされたも
のである。 前記した問題点を解決し得る本発明のインクジ
エツト記録装置は、 電気信号に応動して記録液を吐出する記録ヘツ
ド、該記録ヘツドに供給する記録液を貯留するた
めのサブタンク、プラテン、及び前記記録ヘツド
と前記サブタンクとを搭載し前記プラテンに沿つ
て移動し得るキヤリツジを有するプリンタユニツ
トと、 該プリンタユニツトの直下に固定配置され、前
記サブタンクに供給する記録液を貯留するための
偏平薄型の可撓性の袋状容器及び該容器を収容す
るための筐体を有するメインタンクと、 前記キヤリツジの移動に伴うその途中に設けら
れた固定点を中心とした左右への運動により生ず
るポンプ作用で前記メインタンクから前記サブタ
ンクへ記録液を供給し得る供給路と、 を具備することを特徴とするものである。 [作用] 以上説明したように、本発明によれば、キヤリ
ツジの移動に伴つて生ずるポンプ作用によつてメ
インタンクからサブタンクへ記録液をスムーズに
供給することができる。 また本発明によれば、前記ポンプ作用によつて
記録液の圧力に変動が生じても該圧力の変動をサ
ブタンク内の記録液によつて吸収することがで
き、それ故記録ヘツドにはサブタンクから記録液
が一定圧力で安定的に供給され得るので、常に良
好な記録を行うことができる。 また本発明によれば、前記ポンプ作用を利用す
ることで記録ヘツドやプラテン等から構成された
プリンタユニツトの下方に偏平薄型のメインタン
クを配置するという装置内の空間の有効利用がで
きるので、インクジエツト記録装置の小型化(高
さが低く、しかも奥行が小さい)とメインタンク
の大容量化との双方を同時に達成することができ
る。従つて、例えば小型プリンタ付電卓等の携帯
用小形電子機器のプリンタとして好適なインクジ
エツト記録装置を提供することができる。 [実施例] 以下に図面に基づいて本発明の実施例を詳細に
説明する。 第7図は本発明インクジエツト記録装置の一実
施例を示す模式図である。ここで61は記録ヘツ
ド62をサブタンク63と一体化したヘツド/タ
ンク部であり、キヤリツジ64上に装着される。
サブタンク63の上部には、タンク内を常時大気
圧に保持するための通気孔(通気フイルタ)63
Aをあけておく。符号65は記録ヘツド62と対
向して配置されたプラテンであり、ロール紙装填
部66に装填されたロール紙67の先端68を、
プラテン65とピンチローラ69との間に挟み込
んで、ロール紙67をプラテン65に装填する。
キヤリツジ64はシヤフト70に移動可能に取付
けられて、キヤリツジ駆動用モータ(図示せず)
の制御の下にシヤフト70に沿つて往復移動す
る。これらを基台71に載置してプリンタユニツ
ト72を構成する。基台71の下には、偏平容器
としてのメインタンク、例えば着脱可能な偏平袋
状容器73(メインタンク交換の迅速化を図る上
でおおいに役立つ)を薄型筐体74内に収容して
構成した記録液カセツト75を配置する。この記
録液カセツト75にはカセツト内部を常時大気圧
に保持するめの通気孔76を設けるとともに、一
側端(第7図では右側端)には、弾性材からな
り、袋状容器73を着脱自在に保持する記録液導
出口77を装着して袋状容器73と接続してお
く。またサブタンク63の一側壁の下方部には、
記録液導入口78を設け、この導入口78に可撓
性供給路79を接続する。この供給路79を、イ
ンクジエツト記録装置が搭載されるプリンタ付電
子機器本体に設けたタンク接続部80に接続す
る。タンク接続部80の他端には、針81を設け
て弾性材から構成される記録液導出口77を針8
1に押圧して、以つて針81を導出口77内に挿
入し、供給路79と記録液カセツト75とを接続
する。 このように構成した第7図示のインクジエツト
記録装置において、印字指令信号が記録ヘツド6
2に入力されると、この信号に応じて記録ヘツド
62から液滴が印字紙67に向けて吐出されると
ともに、キヤリツジ駆動モータ(図示せず)もま
た、この信号によつて制御され、ヘツド/タンク
部61を搭載したキヤリツジ64がシヤフト70
上を移動して印字紙67に所望の文字、数字が印
字される。このときヘツド/タンク部61はシヤ
フト70上を左右に移動するから、ヘツド/タン
ク部61に接続された記録液補充用供給路79
は、ヘツド/タンク部61の移動に伴つて夾角運
動する。従つて、前述したように、供給路79内
の記録液には遠心力が働き、いわゆるポンプ作用
による記録液供給力が発生する。この結果、メイ
ンタンクとしての偏平袋状容器73をサブタンク
63の液面より低い位置に設置しても、印字によ
り記録液が減少したサブタンク63内に偏平袋状
容器73から記録液が効果的に補充される。 従つて、記録ヘツド62とサブタンク63の底
面との位置関係を、記録ヘツド62の表面張力に
よる記録液吸引力に関連させて適切に定めておけ
ば、メインタンクとしての偏平袋状容器73と記
録ヘツド62との位置関係は特に制限を受けるこ
とが少なく、メインタンクとしての偏平袋状容器
73をサブタンク63より下に配置することがで
きる。 ここで、この種の袋状偏平容器は密閉容器であ
り、容器内部圧力を外気と同等に保つための通気
孔は設けていないので、印字により消費した記録
液を記録ヘツドに補充するためには、減少した液
体量に追随して容器自体の形状が変形できるよう
にする必要がある。従つて、袋状容器の材質とし
ては変形が容易な柔軟性の高いものが要求され、
例えば、ナイロン、ポリエチレン等の高分子可撓
性フイルムあるいはこれらのラミネートフイルム
が用いられている。しかし、このような可撓性材
料を用いても上述の要求を満たすに足る柔軟性を
得るためには、200μm程度以下の厚みにするの
が好ましい。 一般に高分子フイルムのガス透過性および透湿
性は、柔軟性の高いほど、また厚みの薄いほど大
きいので、上述したようなフイルム厚さ200μm
以下の袋状容器の場合には、その内部に貯留する
記録液の組成成分である水やグリコール等の溶媒
の蒸発を完全に阻止することはできない。また外
気中の有害ガス成分が逆に容器内に侵入するおそ
れもある。いずれにせよ、これらの現象は記録液
の組成を変化させるので、記録液の吐出性能や印
字(画像)性能に悪影響を及ぼす場合がある。 上述の点に鑑みて、本発明においては偏平袋状
容器を例えば第8図AおよびBに示すように構成
するのが好適である。図において符号82は袋状
容器で、第8図Bに示すように、高分子フイル
ム、例えばポリエチレンフイルム83上に金属薄
膜、例えばアルミニウム薄膜84をラミネート層
として被着したり、蒸着によりりポリエチレンフ
イルム83上にアルミニウム薄膜84を付着さ
せ、更にそのアルミニウム薄膜84上にナイロン
フイルム85を被着して形成する。かかる3層構
造の袋状容器82に、記録液導出管86を挿入し
て、記録液容器全体を構成する。 第1表は、高分子フイルム層だけからなる容器
と、高分子フイルム表面上にアルミニウム薄膜を
被着した容器との透湿度、気体透過度、および容
器内に記録液を充満させて、60℃の温度で1か月
放置した後の記録液の重量損失率を対比して示し
たものである。
【表】 第1表から判るように、この種の高分子フイル
ム表面に金属薄膜を被着した偏平袋状容器によれ
ば、透湿度、気体透過度は零であり、重量損失率
もほぼ零であるから、高分子フイルムのみから構
成された袋状容器と異なり記録液の組成、品質は
長期にわたつて変化しない。 [発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、キヤリ
ツジの移動に伴つて生ずる供給路におけるポンプ
作用によつてメインタンクからサブタンクへ記録
液をスムーズに供給することができる。 また本発明によれば、前記ポンプ作用によつて
記録液の圧力に変動が生じても該圧力の変動をサ
ブタンク内の記録液によつて吸収することがで
き、それ故記録ヘツドにはサブタンクから記録液
が一定圧力で安定的に供給され得るので、常に良
好な記録を行うことができる。 また本発明によれば、前記ポンプ作用を利用す
ることで記録ヘツドやプラテン等から構成された
プリンタユニツトの下方に偏平薄型のメインタン
クを配置するという装置内の空間の有効利用を行
うことができるので、インクジエツト記録装置の
小型化(高さが低く、しかも奥行が小さい)とメ
インタンクの大容量化との双方を同時に達成する
ことができる。従つて、例えば小型プリンタ付電
卓等の携帯用小型電子機器のプリンタとして好適
なインクジエツト記録装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のインクジエツト記録装置の概略
構成図、第2図A,B、第3図、第4図は本出願
人による既提案のインクジエツト記録装置の一例
を示す概略構成図、第5図は第3図示および第4
図示の記録装置の模式的動作説明図、第6図はヘ
ツド/タンク部の具体例を示す構成図、第7図は
本発明インクジエツト記録装置の一例を示す構成
図、第8図Aは本発明における袋状容器の構成の
一例を示す斜視図、および第8図Bはその断面図
である。 1……記録ヘツド、1A……吐出オリフイス、
2……供給路、3……メインタンク、4……記録
液、5……通気孔、6……液滴、10……記録ヘ
ツド、11……タンク、12……容器、13……
キヤリツジ、14……シヤフト、15……圧電素
子、16……ノズル、17……吐出オリフイス、
18……供給管、19……記録液、20……壁、
21……通気孔、22,23……コネクタ、31
……ヘツド/タンク部、32……記録ヘツド、3
3……サブタンク、34……キヤリツジ、35…
…シヤフト、36……記録液導入口、37,39
……供給路、38……固定点、40……メインタ
ンク、41……記録液送出口、42,43……通
気孔、50……記録ヘツド、51……圧電素子、
52……ノズル、53……吐出オリフイス、54
……供給管、55……サブタンク、55A……突
出部、56……通気孔、57……記録液導入口、
61……ヘツド/タンク部、62……記録ヘツ
ド、63……サブタンク、63A……通気孔、6
4……キヤリツジ、65……プラテン、66……
ロール紙装填部、67……ロール紙、68……ロ
ール紙先端、69……ピンチローラ、70……シ
ヤフト、71……基台、72……プリンタユニツ
ト、73……袋状容器、74……薄型筐体、75
……記録液カセツト、76……通気孔、77……
記録液導出口、78……記録液導入口、79……
供給路、80……タンク接続部、81……針、8
2……袋状容器、83……ポリエチレンフイル
ム、84……アルミニウム薄膜、85……ナイロ
ンフイルム、86……記録液導出管。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電気信号に応動して記録液を吐出する記録ヘ
    ツド、該記録ヘツドに供給する記録液を貯留する
    ためのサブタンク、プラテン、及び前記記録ヘツ
    ドと前記サブタンクとを搭載し前記プラテンに沿
    つて移動し得るキヤリツジを有するプリンタユニ
    ツトと、 該プリンタユニツトの直下に固定配置され、前
    記サブタンクに供給する記録液を貯留するための
    偏平薄型の可撓性の袋状容器及び該容器を収容す
    るための筐体を有するメインタンクと、 前記キヤリツジの移動に伴うその途中に設けら
    れた固定点を中心とした左右への運動により生ず
    るポンプ作用で前記メインタンクから前記サブタ
    ンクへ記録液を供給し得る供給路と、 を具備することを特徴とするインクジエツト記録
    装置。
JP12069379A 1979-09-21 1979-09-21 Ink-jet recording device Granted JPS5644663A (en)

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DE19803035664 DE3035664A1 (de) 1979-09-21 1980-09-22 Tintenstrahldrucker

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