JPH0596692U - 配管凍結装置 - Google Patents
配管凍結装置Info
- Publication number
- JPH0596692U JPH0596692U JP4310092U JP4310092U JPH0596692U JP H0596692 U JPH0596692 U JP H0596692U JP 4310092 U JP4310092 U JP 4310092U JP 4310092 U JP4310092 U JP 4310092U JP H0596692 U JPH0596692 U JP H0596692U
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- Japan
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- container
- casing
- refrigerant
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- Pipe Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 配管の欠陥部でも凍結できるようにする。
【構成】 配管1の外側を包むようにする容器9に冷媒
を入れるようにする。容器9の外側にあるケーシング1
3を配管1に取り付ける。容器9とケーシング13で二
重管式とする。ケーシング13を貫通させた冷媒給排用
管10と11を内側の容器9内に連通させる。容器9内
に冷媒を入れて配管1を凍結するとき、配管1に割れが
入って内部流体が容器9外へ漏出すると、外側のケーシ
ング13で受け止められる。漏出した内部流体が外部へ
出ることが防止される。
を入れるようにする。容器9の外側にあるケーシング1
3を配管1に取り付ける。容器9とケーシング13で二
重管式とする。ケーシング13を貫通させた冷媒給排用
管10と11を内側の容器9内に連通させる。容器9内
に冷媒を入れて配管1を凍結するとき、配管1に割れが
入って内部流体が容器9外へ漏出すると、外側のケーシ
ング13で受け止められる。漏出した内部流体が外部へ
出ることが防止される。
Description
【0001】
本考案は内部流体を抜くことなく配管の補修等ができるようにするための配管 凍結装置に関するものである。
【0002】
配管や弁のメンテナンス施工を実施する場合、配管内を流れている流体(たと えば、水)を抜いた状態にすると、メンテナンスが容易にできることになる。
【0003】 しかし、水を抜く場合は、抜いた水を他の場所へ運ばなければならず、特に、 原子力関係では、水は遮蔽効果を有しているので、水はできるだけ抜かないよう にしている。
【0004】 そのため、従来では、配管に交換したい個所があると、配管内の流体を抜かな いで、配管を凍結させて、配管内に閉塞栓を設けるようにすることが提案されて いる。
【0005】 図2はその一例を示すもので、配管1の凍結しようとする個所に、ドライアイ ス3を詰めた容器2の中央部分を嵌合させて、容器2と配管1の接触部をシール 材4でシールするようにし、且つ配管1に容器2を嵌合させるため容器2に設け られた切欠部にパティ5を詰めるようにし、ドライアイス3の冷熱で配管1内の 流体を凍結させて配管1内に閉塞栓が形成されるようにしたものである。
【0006】 又、図3は従来の別の例を示すもので、二重管を2分割した如き構成とした左 右の容器体6aと6bをフランジ7にて結合することにより一体にできるように した2つ割型の容器6を構成し、且つ各容器体6a,6bの上部に各々液体窒素 LN2 の給排口8を設け、配管1を中心部で挟むようにした容器体6a,6b内 に液体窒素を入れることによって、該容器体6aと6bの壁を通じて配管1に冷 熱を伝えるようにし、配管1内の流体を凍結させるようにしたものである。
【0007】 上記いずれの方式の場合も、従来は、配管1の欠陥部を見付け、配管1に欠陥 のないところに容器2又は6をセットして配管1を凍結し、配管内部の流体を凍 結させて閉塞栓を設けるようにしている。
【0008】
ところが、凍結を実施する前には、非破壊検査等により配管凍結部に異常な欠 陥がないことを確認するが、非破壊検査も欠陥検出に限界があり、特に配管1が 小口径管の場合は、欠陥を見付けることが難しく有害な欠陥部のある部分を凍結 すると、欠陥部が割れ易く凍結時に配管内部の流体が漏出するおそれがある。又 、配管1の欠陥のないところを凍結するときでも、材料に残留応力がある場合等 材料の低温域での脆性低下により配管1に割れが入って、配管内部の流体が漏出 するおそれがある。従来のいずれの方式も、配管1の外側に、冷媒を充填した容 器2又は6を置いただけの構成であるから、上記配管内部の流体が漏出すると、 漏出した流体が外部へ出てしまうという問題がある。
【0009】 そこで、本考案は、欠陥を見付けにくい小口径管の場合でも配管の凍結を実施 して、万一内部流体が漏出しても、漏出した流体を外部へ出すことがないように しようとするものである。
【0010】
本考案は、上記課題を解決するために、被凍結配管を取り囲むように構成した 容器と、上記容器よりも大きくし且つ該容器を包むようにして上記配管にシール 又は溶接するようにしたケーシングとで二重管構造とし、上記容器内に冷媒を給 排するための冷媒給排用管を上記ケーシングを貫通して上記容器内に連通させた 構成とする。
【0011】
【作用】 配管の凍結しようとする個所に容器を配置し、更に、上記容器を覆うように配 したケーシングを配管に取り付けてシール又は溶接によりケーシング内を密封状 態にし、この状態で容器内に冷媒を入れて配管を凍結させる。配管の凍結により 配管に割れが入って配管内部の流体が漏出しても、容器の外側にケーシングがあ るので、ケーシングから外へ漏れ出ることが防止できる。
【0012】
以下、図面に基づき本考案の実施例を説明する。
【0013】 図1(A)(B)は本考案の実施例を示すもので、内部を流体が流れている配 管1の途中の凍結しようとする個所を二重管構造の凍結装置で凍結させるように する。すなわち、中空の二重管を2分割した構造として各々の内部に冷媒を詰め ることができるようにしてある容器体9aと9bを1つの容器9として一体化で きるようにし、該各容器体9a,9bには内部に冷媒を供給するための供給用管 10と排出するための排出用管11を接続して設ける。又、上記冷媒給排用の管 10,11をシール材12を介して貫通させ且つ上記容器9を包むような径と長 さとしてある2つ割構造のケーシング13を有し、該ケーシング13を閉じたと きの突き合わせ部を全面シールできるようにすると共に、ケーシング13の両端 面13aに形成された配管1の貫通用孔14と配管1との隙間をシール材15で シールするか、溶接によりシールして、ケーシング13の内部が密閉状態に保た れて外部と遮断できるようにする。
【0014】 配管1が小口径管の場合は、欠陥位置の検知は大変で欠陥を見付けにくいとい う問題があるが、本考案では、配管1の欠陥個所を事前に確認できない場合にお いても配管1を凍結しても支障がないようにしてある。
【0015】 今、配管1中を流体が流れている状態で配管又は弁のメンテナンスの必要が生 じたときは、配管1の任意の個所に容器9を取り付けると共に、ケーシング13 を配管1に取り付け、次いで、ケーシング13の両端面13aの中心部に形成さ れる孔14と配管1との間をシールするため、該個所を溶接するかシール材15 にてシールする。
【0016】 次に、容器9内への冷媒の給排を給排用管10,11を通して行い、冷媒によ る冷熱を配管1に伝えることによって、配管1内を流れている流体を凍結に至ら しめ、配管1の途中に流体の凍結による閉塞栓を形成させる。これにより配管1 内の流体を抜くことなく配管1や弁等のメンテナンスができることになる。
【0017】 上記において、配管1の凍結個所が、万一、欠陥部であった場合は、凍結時に 欠陥部が破れて内部の流体が漏出することになるが、本考案では、配管内部の流 体が漏出しても、これを外部へ出さないように防護するためのケーシング13が あるので、欠陥部から内部流体が漏出してもケーシング13内で受け止めて外部 へ出すことがなく、したがって、欠陥のあるところでも凍結させることが可能と なる。
【0018】 又、欠陥のないところでも、配管1の凍結時に、配管材料の低温域での脆性低 下による破損に伴い配管1に割れが入って内部流体の漏出のおそれがあるが、か かる場合でも漏出した内部流体をケーシング13で受け止めることができるので 、外部へ出すことが防止できる。
【0019】
以上述べた如く、本考案の配管凍結装置によれば、冷媒を入れて配管を凍結さ せる装置の外にケーシングを備え、配管凍結時に配管の欠陥部あるいは配管の割 れにより漏出する内部流体をケーシングで受け止めて外部へ出すことがないよう にした構成としてあるので、配管の欠陥部でも凍結させることが可能となって、 特に、欠陥部の検出が大変で欠陥を見つけにくい小口径の配管の凍結実施におい て、事前に欠陥個所の確認作業が不要となる、という優れた効果を奏し得る。
【図1】本考案の配管凍結装置の実施例を示すもので、
(A)は概略斜視図、(B)は図1の一部切断側面図で
ある。
(A)は概略斜視図、(B)は図1の一部切断側面図で
ある。
【図2】従来の配管凍結装置の一例を示す概略図であ
る。
る。
【図3】従来の配管凍結装置の別の例を示す概略図であ
る。
る。
1 配管 9 容器 9a,9b 容器体 10 冷媒供給用管(給排用の管) 11 冷媒排出用管(給排用の管) 13 ケーシング 14 孔 15 シール材
Claims (1)
- 【請求項1】 凍結すべき配管の外側に取り付けられる
ようにし且つ内部に冷媒を入れることができるようにし
てある容器と、該容器を取り囲むような大きさを有し且
つ両端面の中心部に上記配管を貫通させる孔を有するケ
ーシングとで二重管構造とし、上記容器内に冷媒を給排
するための冷媒給排用の管を上記ケーシングを貫通させ
て上記容器内に連通させたことを特徴とする配管凍結装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4310092U JPH0596692U (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | 配管凍結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4310092U JPH0596692U (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | 配管凍結装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0596692U true JPH0596692U (ja) | 1993-12-27 |
Family
ID=12654421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4310092U Pending JPH0596692U (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | 配管凍結装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0596692U (ja) |
-
1992
- 1992-06-01 JP JP4310092U patent/JPH0596692U/ja active Pending
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