JPS6230635Y2 - - Google Patents

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JPS6230635Y2
JPS6230635Y2 JP1981041406U JP4140681U JPS6230635Y2 JP S6230635 Y2 JPS6230635 Y2 JP S6230635Y2 JP 1981041406 U JP1981041406 U JP 1981041406U JP 4140681 U JP4140681 U JP 4140681U JP S6230635 Y2 JPS6230635 Y2 JP S6230635Y2
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JP
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steam
pipe
pressure relief
jacket
crack
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JP1981041406U
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JPS57153878U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、スチーム等の配管に生じたクラツク
やピンホール等からスチーム等が洩れるのを止め
るスチーム等の洩れ止め具に関する。
(従来の技術) スチームは熱エネルギーの媒体として多くの分
野で使用されており、スチーム配管によつて必要
箇所に送られている。このスチーム配管にクラツ
クやピンホール等(以下クラツクを例にとつて説
明する)が発生すると、スチームが外部に流出し
多大なエネルギーの損失になり、又、その発生を
放置しておくと、クラツクの生長による破裂事故
にも発展しかねない。このため、クラツクの補修
をするためのスチーム洩れ止め具が従来から開発
されている。例えばこの洩れ止め具として、第1
図に示す如く、スチーム配管1を二つ割りバンド
2で挟みクラツク1aに鉛塊3を当接したもの
や、第2図を示す如く、二つ割り管4を溶接して
円筒にし、これをスチーム配管1のフランジ1b
に溶接した後、配管接続用ボルト5の頭部をフラ
ンジ1bに溶接したものがある。又、スチーム配
管のフランジ部分のパツキン不良の補修には、第
3図に示す如く、フランジ1bを二つ割りバンド
6で囲い、シール剤をシール剤注入ガン7でフラ
ンジ1b間に注入し、パツキン不良箇所に浸透さ
せてスチームの洩れ止めを図つたものがある。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、上記の何れの洩れ止め具を用いても、
スチームの洩れを確実に止めることはできず、
又、補修はスチームの送気を停止して行われなけ
ればならないため、操業損失が多大であつた。こ
れに加え、第1図のようなバンド等による洩れ止
めの場合は、スチーム配管1のクラツク1aに直
接鉛塊3を押し付ける構成のため、その押圧力に
よりクラツク1aが生長し、危険な事態が生ずる
ことがあるという問題や、クラツク1aの周辺に
突起物があると使用できないという問題があり、
第2図のものには、フランジがない場合には使用
できないという問題があつた。以上の問題は、ス
チームに限らず他の気体についても共通した問題
であつた。
本考案は、以上の点に鑑みてなされたもので、
その目的は、どのような箇所のスチーム等の洩れ
であつても確実に止めることができ、しかもその
補修をスチーム等の送気を停止することなく安全
且つ容易に行えるスチーム等の洩れ止め具を提供
することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決する本考案は、シール剤が充
填されるシール用溝を両端部に有し配管外周面と
の間隙を形成する溝を中央部に有したジヤケツト
と、該ジヤケツトと一体になつた圧抜き管と、該
圧抜き管に取付けられた圧抜き弁と、配管のクラ
ツク等から洩れるスチーム等を圧抜き管に吹き込
む集合管とを具備したことを特徴とするものであ
る。
(作用) 配管のクラツク等から洩れたスチーム等は、集
合管から圧抜き管内に吹き込まれ外部に放出され
るが、集合管からの吹き出しによるエジエクタ効
果により、ジヤケツト内の流体も外部に吸い出さ
れジヤケツト内が負圧になる。補修作業の最後に
圧抜き弁を閉めるとジヤケツト内はスチーム等で
充満され、配管内と略同一の圧力になる。
(実施例) 以下図面を参照し本考案の実施例を説明する。
第4図は本考案の一実施例であるスチームの洩
れ止め具を示す正面図(一部断面図)、第5図は
右側面図である。図において、10は10A及び
10Bより構成されるジヤケツトで、その両端部
にはシール用溝11及び12が設けられ、中央部
には、スチーム配管1の外周面との間隙を形成す
るための溝13が設けられている。このジヤケツ
ト10の両端部の内径は、後述のシール剤16,
17の洩れ防止のため、スチーム配管1の外径と
同一若しくは若干大きめ(例えば0〜0.2mm)に
選ばれている。又、ジヤケツト10の両端部に
は、シール剤注入口をなすナツト14,15が溶
接されており、そこにはナツト14,15の穴と
連続した貫通孔が形成されている。16,17は
シール用溝11,12に充填されたシール剤で、
常温では軟かく加熱されると硬化するものである
(例えば呉羽ゴム工業株式会社製のシール剤「ク
レシールCSタイプ」)。18,19はこのシール
剤16,17の充填後にシール剤注入口(ナツト
14,15)を封じるボルト、20はジヤケツト
10に一体的に溶接された圧抜き管、21は圧抜
き管20に取付けられた圧抜き弁(ボール弁やス
ルース弁等)である。23はスチーム配管1のク
ラツク1aを覆いそこから漏れるスチームを圧抜
き管20に吹き込む略円錐形のスチーム集合管
で、大径部分の端面はスチーム配管1に密着でき
るような形状に加工されており、小径部分には圧
抜き管20の内径より小さいスチーム吐出用孔2
2aが形成されている。このスチーム集合管22
は針金23でもつてスチーム配管1に取付けら
れ、その吐出用円孔22aは、ジヤケツト10の
スチーム配管1への取付け後においては、圧抜き
管20と対向している。
上記スチーム洩れ止め具によるスチーム配管の
補修について説明すると、先ず針金23でもつて
スチーム配管1の洩れ箇所(クラツク)にスチー
ム集合管22を取付け(第6図a)、次に予め圧
抜き管20等が溶接されたジヤケツト10の10
A及び10Bで、圧抜き管20とスチーム集合管
22とが同軸になるようにスチーム配管1をつつ
み、10Aと10Bの接合部を溶接する(第6図
b)。尚、このとき圧抜き弁21は全開状態にあ
る。この溶接後シール剤注入ガン(第3図のもの
と同様のもの)をナツト18,19にねじ込み、
シール剤16,17をジヤケツト10の両端部に
シール用溝11,12内に注入する。シール剤注
入後シール剤注入ガンを取外し、そこにボルト1
8,19をねじ込む。この状態でシール剤16,
17が固結するまで放置し、固結後圧抜き弁21
を閉じることにより補修が終了する。
以上のようなスチーム洩れ止め具においては、
第7図に示す如く、補修時に漏れたスチームがス
チーム集合管22から圧抜き管20内に吹き込ま
れるため、エジエクタ効果によりジヤケツト10
内が負圧になり、漏れたスチームが10A,10
B等の接合部から飛散することがなく、溶接作業
やシール剤注入作業が安全且つ容易に行える。こ
のため、補修時にスチームの通気を停止する必要
がない。又、バンド等の洩れ止めと異なり、クラ
ツク箇真に洩れ止め具から力が直接加わることが
ないので、クラツク箇所を内側に押圧することに
よるクラツクの生長はなく、更に圧抜き弁21を
閉めた後においては、ジヤケツト10内にスチー
ムが充満しスチーム配管1内との圧力差が略なく
なるので、クラツク箇所がスチーム配管1内の圧
力によつて外側に押されることもなくなり、クラ
ツクが生長することはなくなる。又、クラツクの
周囲に突起物がある場合やフランジが無い場合で
も使用できる。更に、補修時にジヤケツト10内
が負圧であることから、シール剤16,17の注
入や溶接が完全に行えるため、スチームの洩れを
完全に止めることができる。
尚、上記実施例においては、ジヤケツト10の
10A,10Bとして半円筒状のものを用いた
が、補修箇所に応じてその形状を変えて使用する
ことも可能である。このようにすれば、スチーム
配管1の曲がり部に発生したクラツクにも対処で
きる。又、スチーム集合管22をジヤケツト10
の10A,10Bと別々に構成したものを示した
が、ジヤケツト10の10A又は10Bと一体に
構成しても良い。更に、洩れ対象をスチームに限
る必要はなく、他の洩れ気体に対しても本考案を
適用できることは言うまでもない。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案に係るスチーム等
の洩れ止め具によれば、ジヤケツト内を負圧にで
きるため、スチーム等の送気を停止することなく
安全且つ容易にスチーム等の配管の補修ができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は従来例の構成図、第4図は
本考案の一実施例であるスチームの洩れ止め具の
一実施例を示す正面図(一部断面図)、第5図は
右側面図、第6図はスチーム配管の補修の手順説
明図、第7図はエジエクタ効果の説明図である。 10,10A,10B……ジヤケツト、11,
12……シール用溝、13……溝、14,15…
…ナツト(シール剤注入口)、16,17……シ
ール剤、18,19……ボルト、20……圧抜き
管、21……圧抜き弁、22……スチーム集合
管、23……針金。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シール剤が充填されるシール用溝を両端部に有
    し配管外周面との間隙を形成する溝を中央部に有
    したジヤケツトと、該ジヤケツトと一体になつた
    圧抜き管と、該圧抜き管に取付けられた圧抜き弁
    と、配管のクラツク等から洩れるスチーム等を圧
    抜き管に吹き込む集合管とを具備したスチーム等
    の洩れ止め具。
JP1981041406U 1981-03-23 1981-03-23 Expired JPS6230635Y2 (ja)

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JP1981041406U JPS6230635Y2 (ja) 1981-03-23 1981-03-23

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JPS57153878U JPS57153878U (ja) 1982-09-27
JPS6230635Y2 true JPS6230635Y2 (ja) 1987-08-06

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ID=29838475

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0326388Y2 (ja) * 1985-08-12 1991-06-07
JP6455307B2 (ja) * 2015-05-13 2019-01-23 中国電力株式会社 分岐配管の溶接方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5232123A (en) * 1975-09-06 1977-03-11 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd Sealing method and device of flange jointing in low temperature storag e device
JPS5451021A (en) * 1977-09-12 1979-04-21 Team Inc Leakage repairing clamp

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