JPH0596515A - 螺旋状棒状材の製造方法と製造装置 - Google Patents

螺旋状棒状材の製造方法と製造装置

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JPH0596515A
JPH0596515A JP3258830A JP25883091A JPH0596515A JP H0596515 A JPH0596515 A JP H0596515A JP 3258830 A JP3258830 A JP 3258830A JP 25883091 A JP25883091 A JP 25883091A JP H0596515 A JPH0596515 A JP H0596515A
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rod
plate
rollers
curved
shaped
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JP3258830A
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Takao Sakano
隆雄 坂野
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Nichiha Corp
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Nichiha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 螺旋状の棒状材を能率よく正確に製造する。 【構成】 棒状の板3を一対の並列するローラ1,2の
間に通して、両側のローラ1,2の周速差によって棒状
の板3を板厚方向に湾曲すると共に、片側のローラ1に
その軸芯と傾斜する方向に沿って設けた多数本のはす歯
4によって棒状の板3を板幅方向に湾曲する。螺旋状に
湾曲した複数本の棒状の板3を、接着剤を介して重合
し、接着剤の硬化前に、成形型の円筒面にその軸芯と傾
斜する方向に沿って巻き付けて押圧し、螺旋状の棒状材
に成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、螺旋状の棒状材を製造
する方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】螺旋階段の木製手摺に用いる螺旋状の棒
状材を製造する場合、木材から多数本の棒状の薄板を製
作し、これらの棒状の薄板を接着剤を介して積層し、棒
状の積層体を形成する。
【0003】棒状の積層体は、接着剤の硬化前に、プレ
ス機の下型の凸状円筒面とこれに嵌合する上型の凹状円
筒面の間に、その円筒面の軸芯と傾斜する方向に配置
し、プレス機の下型と上型で挟持して、円筒面にその軸
芯と傾斜する方向に沿って巻き付く螺旋状に成形する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の螺旋状棒状材の
製造方法においては、棒状の積層体は、元の形状に戻ろ
うとするスプリングバックが強いので、螺旋状に成形し
た後、プレス機から取り外すと、スプリングバックによ
って螺旋形状が相当に緩む。
【0005】そこで、積層体のスプリングバックの量を
予め予測して、プレス機で積層体を設計形状より鋭く湾
曲させることにしている。
【0006】ところが、積層体のスプリングバックの量
は、積層体の材質や寸法等によって変化し、正確に予測
することが非常に困難である。
【0007】従って、螺旋状の棒状材を設計形状の通り
に正確に製造することは、非常に困難である。
【0008】本発明の目的は、上記のような従来の課題
を解決することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、棒状の板を一
対の並列するローラの間に通して、両側のローラの周速
差によって棒状の板を板厚方向に湾曲すると共に、片側
のローラにその軸芯と傾斜する方向に沿って設けた多数
本のはす歯によって棒状の板を板幅方向に湾曲し、この
ように螺旋状に湾曲した複数本の棒状の板を、接着剤を
介して重合し、接着剤の硬化前に、成形型の円筒面にそ
の軸芯と傾斜する方向に沿って巻き付けて押圧し、螺旋
状の棒状材に成形することを特徴とする螺旋状棒状材の
製造方法である。
【0010】また、2本のローラを並列し、両側のロー
ラを逆方向にそれぞれの速度で回転する駆動装置を設け
て、両側のローラの間を通過した棒状の板を両側のロー
ラの周速差によって板厚方向に湾曲する構成にし、片側
のローラに、その軸芯と傾斜する方向に沿った多数本の
はす歯を設けて、両側のローラの間を通過した棒状の板
を板幅方向に湾曲する構成にしたことを特徴とする螺旋
状棒状材の製造装置である。
【0011】
【作用】本発明の製造方法においては、棒状の板を螺旋
状に湾曲し、螺旋状に湾曲した複数本の棒状の板を重合
して螺旋状に成形する。
【0012】本発明の製造装置においては、棒状の板を
ローラの間に通すと、棒状の板は、螺旋状に湾曲され
る。
【0013】
【発明の効果】本発明の製造方法においては、螺旋状に
湾曲した棒状の板を螺旋状に成形するので、スプリング
バックの量が非常に少ない。従って、螺旋状の棒状材を
正確に製造することが容易である。
【0014】本発明の製造装置においては、棒状の板を
螺旋状に湾曲するのが容易であるので、螺旋状に湾曲し
た棒状の板を能率よく製造することができ、本発明の製
造方法に使用して螺旋状の棒状材を能率よく正確に製造
することができる。
【0015】
【実施例】本例は、螺旋階段の木製手摺に用いる螺旋状
の棒状材を製造する例である。
【0016】製造装置の湾曲装置は、図1に示すよう
に、2本の同径のローラ1,2を上下に並列し、両側の
ローラ1,2を逆方向にそれぞれの速度で回転する図示
しない駆動装置を設けて、両側のローラ1,2の間を通
過した棒状の板3を両側のローラ1,2の周速差によっ
て板厚方向に湾曲する構成にしている。
【0017】上側ローラ1の周面の中央部には、図1と
図2に示すように、その軸芯と傾斜する方向に沿った多
数本のはす歯4を等間隔位置に設けて、両側のローラ
1,2の間を通過した棒状の板3を板幅方向に湾曲し、
棒状の板3の上側板面の中央部に、その板幅方向と傾斜
する方向に沿った多数本のエンボス溝5を等間隔位置に
形成する構成にしている。
【0018】上側ローラ1の前側位置には、両側のロー
ラ1,2の間を通過した棒状の板3のエンボス溝5付き
上側板面に液状の接着剤を散布する装置6を設けてい
る。
【0019】製造方法の湾曲工程は、木材から複数本の
棒状の板3を製作し、各板3を順次両側のローラ1,2
の間に通す。
【0020】すると、図1と図2に示すように、棒状の
板3は、上側ローラ1の周速が下側ローラ2の周速より
早いので、下側に湾曲すると共に、上側ローラ1のはす
歯4が上側ローラ1の軸芯と傾斜しているので、はす歯
4の傾斜方向によって定まる右側又は左側に、図示例で
は右側に湾曲し、また、はす歯4によって上側板面の中
央部にその板幅方向と傾斜する方向に沿った多数本のエ
ンボス溝5が等間隔に形成される。
【0021】更に、棒状の板3のエンボス溝5付き上側
板面には、図1に示すように、接着剤散布装置6から液
状の接着剤が散布され、各エンボス溝5に接着剤が溜
る。
【0022】即ち、棒状の各板3は、両側のローラ1,
2の間を通過すると、螺旋状に湾曲し、板面に接着剤が
付着する。
【0023】製造装置の成形装置は、図3と図4に示す
ように、成形型8の凸状円筒面に、その軸芯と傾斜する
方向に沿って2列に多数本の螺軸9を等間隔位置に突設
している。
【0024】製造方法の成形工程は、図3と図5に示す
ように、螺旋状に湾曲した接着剤付きの棒状の板3を、
順次、成形型8の2列の螺軸9の間に挿入して重合し、
成形型8の凸状円筒面にその軸芯と傾斜する方向に沿っ
て載置し、最上層の棒状の板3の接着剤付き上側板面に
棒状の薄板10を螺旋状に湾曲して重合する。接着剤の
硬化前に、図3、図4と図5に示すように、薄板10の
上に、それを横断する方向に沿って押え板11を等間隔
位置に重合し、各押え板11の両端をそれぞれ2列の螺
軸9の上端に貫通し、押え板11の両端から突出した2
列の螺軸9の上端にそれぞれ薄肉L型断面状の押え棒1
2を貫通し、両押え棒12から突出した各螺軸9の上端
にそれぞれナット13を螺合して緊締する。
【0025】即ち、複数本の板3と1本の薄板10は、
互いに押圧されて接着すると共に、成形型8の凸状円筒
面にその軸芯と傾斜する方向に沿って巻き付いて押圧さ
れ、図6に示すように、複数本の板3と1本の薄板10
を積層した螺旋状の棒状材14に成形される。
【0026】棒状材14は、図6に鎖線で示すように、
両側面を切削して螺旋階段の手摺に加工する。手摺の上
下左右の面には、板3のエンボス溝5が現れない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の螺旋状棒状材の製造方法にお
ける湾曲工程の側面図である。
【図2】同例の螺旋状棒状材の製造方法における湾曲工
程の平面図である。
【図3】同例の螺旋状棒状材の製造方法における成形工
程の正面図である。
【図4】同例の螺旋状棒状材の製造方法における成形工
程の平面図である。
【図5】同例の螺旋状棒状材の製造方法における成形工
程の部分拡大斜視図である。
【図6】同例の螺旋状棒状材の製造方法によって製造さ
れた螺旋状棒状材の斜視図である。
【符号の説明】
1 上側ローラ 2 下側ローラ 3 棒状の板 4 はす歯 8 成形型 14 螺旋状の棒状体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04F 11/10 9025−2E

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状の板を一対の並列するローラの間に
    通して、両側のローラの周速差によって棒状の板を板厚
    方向に湾曲すると共に、片側のローラにその軸芯と傾斜
    する方向に沿って設けた多数本のはす歯によって棒状の
    板を板幅方向に湾曲し、 このように螺旋状に湾曲した複数本の棒状の板を、接着
    剤を介して重合し、接着剤の硬化前に、成形型の円筒面
    にその軸芯と傾斜する方向に沿って巻き付けて押圧し、
    螺旋状の棒状材に成形することを特徴とする螺旋状棒状
    材の製造方法。
  2. 【請求項2】 2本のローラを並列し、両側のローラを
    逆方向にそれぞれの速度で回転する駆動装置を設けて、
    両側のローラの間を通過した棒状の板を両側のローラの
    周速差によって板厚方向に湾曲する構成にし、 片側のローラに、その軸芯と傾斜する方向に沿った多数
    本のはす歯を設けて、両側のローラの間を通過した棒状
    の板を板幅方向に湾曲する構成にしたことを特徴とする
    螺旋状棒状材の製造装置。
JP3258830A 1991-10-07 1991-10-07 螺旋状棒状材の製造方法と製造装置 Expired - Lifetime JPH07102552B2 (ja)

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JPH07102552B2 JPH07102552B2 (ja) 1995-11-08

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005325622A (ja) * 2004-05-17 2005-11-24 Hirotaka Ikeda 木製螺旋階段
RU2471615C1 (ru) * 2011-07-08 2013-01-10 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Сибирский государственный технологический университет" (СибГТУ) Устройство для гнутья заготовок из древесины

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005325622A (ja) * 2004-05-17 2005-11-24 Hirotaka Ikeda 木製螺旋階段
RU2471615C1 (ru) * 2011-07-08 2013-01-10 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Сибирский государственный технологический университет" (СибГТУ) Устройство для гнутья заготовок из древесины

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