JPH0596482U - 水封式真空ポンプ - Google Patents

水封式真空ポンプ

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JPH0596482U
JPH0596482U JP9257991U JP9257991U JPH0596482U JP H0596482 U JPH0596482 U JP H0596482U JP 9257991 U JP9257991 U JP 9257991U JP 9257991 U JP9257991 U JP 9257991U JP H0596482 U JPH0596482 U JP H0596482U
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JP
Japan
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water
port
exhaust
intake
vacuum pump
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Application number
JP9257991U
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English (en)
Inventor
泰利 妹尾
伸章 柳原
範雄 安
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miura Co Ltd
Original Assignee
Miura Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水封式真空ポンプにおいて、その構成する部
品を可能な限り一体化して、構成部品点数を削減するこ
とを目的とする。 【構成】 吸気側ケーシング1に給水口1eと吸気口1
b及び吸気ポート1dを設ける。排気側ケーシング2に
排気口2aと排気ポート2cを設け、前記吸気側ケーシ
ング1と排気側ケーシング2との間にポンプ室3を形成
し、このポンプ室3内にインペラ4を設けた構成の水封
式真空ポンプ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、水封式真空ポンプに関するもので、更に詳細には真空ポンプの構 成部品を改良して削減するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、ケーシング内の液体(例えば、水)をインペラによって回転さ せることにより、その液体がインペラの半径方向へ移動するのに伴って気体(例 えば、空気)を吸入排出し、圧送または排除する水封式の真空ポンプは公知であ り、このポンプを複数個使用し、1段側ポンプの排気口と2段側ポンプの吸気口 を連通して一段のものよりも高い真空度を得られるようにした2段水封式真空ポ ンプも種種提案されている。
【0003】 この種の水封式真空ポンプは、図5に示すようにポンプ部pと軸受部31から なり、ポンプ部pは吸気側ケーシング32と排気側ケーシング33との間に介設 した吸気側ポートプレート34および排気側ポートプレート35により構成され ており、このポンプ部pはボルト36により軸受部31に対して連結されている 。したがって、前記ポンプ部pの構成は合計4部品が必要となり、各部品の連結 面も部品数と同数となるからシール材及び空気漏れも、加工組立上配慮しなけれ ばならない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、前記の問題点に鑑み、ポンプ部pを構成する部品を可能な限り一 体化して、構成部品点数を削減した水封式真空ポンプを提供することを目的とす るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、前記課題を解決するためになされたものであって、吸気側ケーシ ングと排気側ケーシングとの間にポンプ室を形成し、このポンプ室にインペラを 内設した構成の水封式真空ポンプにおいて、前記排気側ケーシングの外面より排 気口を穿設するとともに、内面より三日月状の排気ポートを形成し、それぞれの 深奥部は壁面を貫通させずに偏心状態で会合せしめることにより、それら排気口 と排気ポートとを連通したことを特徴とし、また、吸気側ケーシングの外側より 吸気口を穿設するとともに、ポンプ室の側面より三月状の吸気ポートを形成し、 それぞれの深奥部は壁面を貫通させずに会合せしめることにより、それら吸気口 と吸気ポートを連通したことを特徴としている。 請求項3については、吸気ポートと排気ポートを共にポンプ室の一方の側壁の 内側に形成するとともに、吸気口と排気口とをその側壁の外側又は外面に設けて 、吸気ポートと吸気口、排気ポートと排気口をそれぞれ連通したことを特徴とし ている。
【0006】
【実施例】
以下、この考案の第一の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図示の実施 例は、一例として、単段の水封式真空ポンプについての説明である。
【0007】 図1に示すように、水封式真空ポンプは、ポンプ部pと軸受部5からなり、ポ ンプ部pは一方側から吸気し、他方側へ排気するもので、吸気側ケーシング1と 排気側ケーシング2により構成されており、このポンプ部pはボルト6により軸 受部5に対して連結されている。
【0008】 前記吸気側ケーシング1と排気側ケーシング2との間にポンプ室3が形成され ており、このポンプ室3にはインペラ4が回転自在に設けられており、このイン ペラ4は回転軸7にキーおよびバネを介してc型止め輪により固定してある。そ して、前記軸受部5には、回転軸7を回転自在に支持する軸受と駆動モータ(図 示省略)を配置している。
【0009】 前記吸気側ケーシング1は、図1及び図2に示すように、中心にメカニカルシ ール8を収納する孔1aを有していて、斜上方には吸気口1bを設け、その吸気 口1bと連通する流路1cを介して吸気ポート1dを形成してあり、この吸気ポ ート1dは、前記ポンプ室3に連通している。又、上方には給水口1eを設け、 流路1fを介してポンプ室3に封水を送水するようにしてる。
【0010】 前記排気側ケーシング2は、図1及び図3に示すように、斜上方に排気口2a を設け、その排気口2aに連通する流路2bを介して排気ポート2cを形成して あり、この排気ポート2cはポンプ室3に連通している。この考案に係る排気側 ケーシング2は、排気口2aと排気ポート2cを互いに両面より穿設又は三日月 状に形成し、それぞれの深奥部は壁面を貫通させずに偏心状態せしめることより 排気口の流路2bと排気ポート2cをクロスオーバーさせて連通している。この クロスオーバーした部分の流路断面積は充分にとってあるので性能を低下させる ことはない。図中9は、ドレン抜きのためのプラグである。
【0011】 次に、この水封式真空ポンプの作動及び作用を説明する。 給水口1eから水を供給し、図示しないモーターにより回転軸7を回転してイ ンペラ4を回転すると、ポンプ室3内の水はポンプ室の内周壁に沿って流れ、環 状になって周回する。インペラ4の中心はポンプ室3の内周壁の中心に対して偏 心しているので、インペラのボス面と水面との間に三月状の空間部が生じ、イン ペラの羽根と水面に挟まれた空間部がインペラの回転によって膨張収縮すること により空気を吸入排出する。
【0012】 一方、空気の流れを説明すると、吸気口1bからの空気は流路1cを通過し吸 気ポート1dからポンプ室3に吸い込まれる。ポンプ室3内から排出される空気 は、排気側ケーシング2の内面に形成した排気ポート2cから流路2bを通過し 排気口2aを介して外部に排出されることになる。
【0013】 つぎに、この考案の第2の実施例を図面に基づいて説明する。 図4に示すように、吸気ポート21と排気ポート22を共にポンプ室23の一 方の側壁の内側に形成するとともに、吸気口24と排気口25とをその側壁の外 側に設けて、吸気ポート21と吸気口24、排気ポート22と排気口25をそれ ぞれ連通させたものであって中心部には給水口26を設けた構成としている。 又、図4では、上述の吸気ポート21、排気ポート22のほか吸気口24排気口 25給水口26を図示のケーシング27に設けたが、これをケーシング28に設 けることもできる。 尚、この実施例の水封式真空ポンプは、ポンプ室23への吸気およびポンプ室2 3からの排気を片方側だけで行なうので、加工組立が容易となる。その他の構成 および作用は第1の実施例と重複するので説明を省略する。
【0014】 この考案は、前記第1の実施例の単段水封式真空ポンプに適用する以外に、図 6に示すように2段水封式真空ポンプにも全く同様に適用することができる。即 ち、従来の2段水封式真空ポンプは、図7に示すように、1段側ポンプ部101 と2段側ポンプ102と軸受部103とからなり、1段側ポンプ101と2段側 ポンプ部102の間に連通プレート104を介在し、その連通プレート104に より仕切られた1段側ポンプ室105内に1段側インペラ106を、又2段側ポ ンプ室107内には2段側インペラ108を同一回転軸上にそれぞれ配設し、1 段側ポンプ部101の排気口と2段側ポンプ部102の吸気口を、前記連通プレ ート104を介して連通している。前記2段水封式真空ポンプへの給水は、図6 に示す給水口109より1段側ポンプ室106及び2段側ポンプ室107内へ矢 印に示すように給水する。
【0015】 上記2段水封式真空ポンプの1段側ポンプ部101は、吸気側ケーシング11 0と吸気ポートプレート111及び連通プレート104で構成し、2段側ポンプ 部102も前記連通プレート104と排気ポートプレート112及び排気側ケー シング113で構成してあるので、この2段水封式真空ポンプのポンプ部の構成 は合計5部品が必要となるが、図6に示すように、この考案を実施した2段水封 式真空ポンプでは、吸気側ケーシング43と排気側ケーシング44との間に中間 ケーシング45を介在し、1段側ポンプ室41と2段側ポンプ室42を形成した ので各ポンプ室の構成部品は3部品となる。尚、吸気側ケーシング43及び排気 側ケーシング44の構成は前述の単段式と同様であり、又、その他の構成は従来 の2段式と同様であるので説明を省略する。
【0016】
【考案の効果】
この考案は以上のように構成したので次のような効果がある。 即ち、吸気側ケーシング及び排気側ケーシングとも、両面から吸排気口と吸排 気ポートをそれぞれ貫通させずに、一部をクロスオーバーして連通し2部品を1 部品に一体化させたので、ポンプ構成部品点数を従来の4部品から2部品にする ことができる。2段式の場合は5部品から3部品となる。又、同時に各構成部品 の連結面のシール材も削減でき、組立や分解及び加工に手間がかからず生産コス トも低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案を適用した第1の実施例の水封式真空
ポンプの断面図である。
【図2】図1の吸気側ケーシングの正面図である。
【図3】図1の排気側ケーシングの正面図である。
【図4】この考案を適用した第2の実施例の水封式真空
ポンプの断面図である。
【図5】従来の水封式真空ポンプの段面図である。
【図6】この考案を適用した2段水封式真空ポンプの断
面図である。
【図7】従来の2段水封式真空ポンプの断面図である。
【符号の説明】
1 吸気側ケーシング 2 排気側ケーシング 2a 排気口 2c 排気ポート 3 ポンプ室 4 インペラ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気側ケーシング1と排気側ケーシング
    2との間にポンプ室3を形成し、このポンプ室3にイン
    ペラ4を内設した構成の水封式真空ポンプにおいて、前
    記排気側ケーシング2の外面より排気口2aを穿設する
    とともに、内面より三日月状の排気ポート2cを形成
    し、それぞれの深奥部は壁面を貫通させずに偏心状態で
    会合せしめることにより、それら排気口2aと排気ポー
    ト2cとを連通したことを特徴とする水封式真空ポン
    プ。
  2. 【請求項2】 吸気側ケーシング1の外側より吸気口1
    bを穿設するとともに、ポンプ室3の側面より三日月状
    の吸気ポート1dを形成し、それぞれの深奥部は壁面を
    貫通させずに会合せしめることにより、それらの吸気口
    1bと吸気ポート1dとを連通したことを特徴とする請
    求項1に記載の水封式真空ポンプ。
  3. 【請求項3】 吸気ポート21と排気ポート22を共に
    ポンプ室23の一方の側壁の内側に形成するとともに、
    吸気口24と排気口25とをその側壁の外側又は外面に
    設けて、吸気ポート21と吸気口24、排気ポート22
    と排気口25をそれぞれ連通したことを特徴とする水封
    式真空ポンプ。
JP9257991U 1991-04-24 1991-10-15 水封式真空ポンプ Pending JPH0596482U (ja)

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JP3-38046 1991-04-24
JP3804691 1991-04-24
JP9257991U JPH0596482U (ja) 1991-04-24 1991-10-15 水封式真空ポンプ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001329982A (ja) * 2000-05-23 2001-11-30 Suikan Giken:Kk 複数吸気の容積形ガスポンプ
US11143186B2 (en) 2017-01-30 2021-10-12 Ebara Corporation Liquid ring vacuum pump

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02169890A (ja) * 1988-12-22 1990-06-29 Tetsuo Morisawa 液封真空ポンプ

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