JPH02271090A - スクロール流体機械 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は一対のスクロールを回転させる全系回転形の
スクロール流体機械に関するものであるＯ〔従来の技術
〕 第３図ないし第４図は例えば特開昭６３−８００８９号
公報に開示されている従来のスクロール流体機械を示す
もので、図において、（１）は上部に配設され、第１の
スクロールを構成した駆動スクロールで、円板部（１ｂ
）に渦巻突起体（ハ）が設けられ、軸中心０１に吐出口
（ｌｃ）が設けられ、上方に駆動軸（１ｆ）が一体に、
又は固着により出されている。

（１ａ）は後述する弁（ハ）を介して吐出口（ＩＣ）に
連通する軸方向の連通口を構成する排気経路、（１ｅ）
は半径方向にあけられた複数の吐出穴、（２）は下方に
配設され、第２のスクロールを構成した従動スクロール
で、円板部（２ｂ）に設けられた渦巻突起体＜ｈ＞が渦
巻突起体（ＩＪＬ）に組合わされ、下部にボス部（２ｃ
）が設けられている。（３）は吸気口（３＆）を有する
第１の容器を構成する円筒状の容器、（３１１１）はそ
の吸入室、（３Ｃ）はこの容器（３）の下端に設けられ
た軸受ハウジングで、軸受（５）　、　（６）を介し上
記従動スクロール（２）のボス部（２Ｃ）を支持してい
る。（７）は容器（３）の上端にボルト（８）により０
リング溝（又）内の０リング（ト）を介し気密に取付け
られた上部ハウジノグで、中央部に円筒状の軸受支持部
（７ａ）が設けられているｏ（１）は上記ハウジング（
７）内に形成される環状の大気圧室、（ロ）はこの室（
γｂ）内に封入された油、（２）は軸受支持部（γ＆）
に嵌合され駆動軸（１ｆ）を支持する軸受、（至）はス
プリングα尋でバックアップされたシール、（至）は上
部ハウジング（７）にボルト（７）で固定された７ラン
ジであり、大気圧室（７ｂ）を大気に連通させる連通口
（」ａ）を有している。αηは駆動軸（１ｆ）を支承す
る軸受、（ト）は７ランジ（ト）に固定された邪魔板、
α優は押え板で、ポルｌ）によって上部ハウジング（７
）に固定され、シール（ハ）及び軸受＠を支持している
。Ｑυは駆動源の電動機で、そのモータフランジ（ム）
で７ランジ（至）上にボルト（２）Ｋより取付けられて
いる。（２１１））は電動機（財）の回転軸で、軸継手
（転）により駆動軸（ｉｆ）を連結している。例は吐出
口（１Ｃ）に設けられた弁で、ばね四により逆止されて
いる。（ホ）は吐出口（ＩＣ）内に固定され、上記弁（
ハ）と大きく離間し、ばね（至）を支持する弁受け、（
財）はばね（イ）を受ける座金、（ハ）は弁（ハ）の弁
座で、Ｏリング四によりシールされ、スナップリング（
１）により抜は止めされている。ｔ３υは容器（３）内
に封入された油である。

次に動作について説明する。

モークロ２乃を回転すると、駆動スクロール（１）は軸
中心０□を中心として回転され、その渦巻突起体（１ａ
）に渦巻突起体（２ａ）が接触した従動スクロール（２
）が軸中心０□を中心として追従して回転される。

双方のスクロール（１）　、　（２）の回転により、気
体の吸入、圧縮、吐出しが行われる。

従って、上記スクロール（１）　、　（２）の回転によ
り、吸入口（３ａ）から気体が吸入され、吸入室（３ｂ
）に吸引され、圧縮室（４）に入る。圧縮室（Ａ）に入
った気体は、圧縮室（Ａ）が中心側に移動することによ
り、気体の圧縮作用が行なわれ、吐出口（ＩＣ）から吐
出しされる。一方、容器（３）内の油（３Ｉ）は双方の
渦巻突起体（ｌａ）、　（２ａ）の先端及び対応する両
側壁の接触部の封止し、気密性を確保すると共に軸受（
５）　、　（６）を潤滑している。また、圧縮された気
体は、吐出口（１Ｃ）から油の非圧縮性の性質を利用し
て、弁（ハ）を押し上げ、排気経路ＣＭ）、吐出穴（１
θ）を経て、大気圧室（乃）に至る。この大気圧室（１
）は相当大きい容積で構成されており、ここで気体と油
は分離され、さらに邪魔板（ト）で油は確実に分離され
、気体は連通口（Ｌ５ａ）から大気中へと排出される。

分離された油（ロ）は大気圧室（７ｂ）に貯留され、軸
受（２）を潤滑する。

更に、シール（至）は大気圧室（）ｂ）と吸入室（３ｂ
）の密封を行っている。才だ、弁（ハ）は圧縮室（Ａ）
内より圧縮吐出された気体および油が大気圧室（Ｉｙｂ
）より圧縮室（、ｋ）内へ逆戻りすることを防止し、真
空度を向上させる役目をしている。この弁（ハ）の位＠
は吐出口（１Ｃ）に設けるのが望ましい。なお、弁（ハ
）は（イ）で逆止され、弁座（ト）で位置決めされてい
る。また弁受（１）は中央に穴かあり、この穴を経て排
気経路（１ｄ）に至る。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来のスクロール流体機械は以上のように構成されてい
るので圧縮された気体は、吐出口（ＩＣ）から弁（財）
を押し上げ吐出されており逆上弁部の抵抗により、ポン
プ効率が低下するという問題点かあつた〇 この発明はかかる問題点を解決するためになされたもの
で、ポンプ効率の高いスクロール流体機械を得ることを
目的とする。

〔課題と解決するための手段〕 この発明に係るスクロール流体機械は、上記第１のスク
ロールと上記第２のスクロールの夫々の各軸中心に形成
され、圧縮流体を吐出し得る第１の吐出口と？ｌ！２の
吐出口を設けると共に上記第１の吐出口と上記第２の吐
出口に夫々個別に第１の逆上弁と第２の逆止弁を設けこ
の第１．第２の逆上弁で圧縮流体を逆止めしたものであ
る。

〔作　用〕

この発明における、スクロール流体機械は、ポンプ作用
により圧縮された流体が排出されるときに第１のスクロ
ール、第２のスクロールの２ケ所の吐出口より排出され
ることにより、吐出口部の抵抗がＶ２となり、高いポン
プ効率が得られる。

〔発明の実施例〕

第１図、第２図はこの発明の一実施例を示す断面図であ
り（２Ｃ）は第２のスクロール（２）に設けられた吐出
口である。図は吐出口（２Ｃ）に設けられた弁で、ばね
（３５１により逆止されている。關は弁（財）の弁座で
、０リング−によりシールされ、スナップリング顛によ
り抜は止めされている。

また、（ｌｃ）は、第１スクロール（１）に設けられた
吐出口である。（ハ）は吐出口（ＩＣ）に設けられた弁
で、ばね（イ）により逆止されている。（至）は弁（ハ
）の弁座で、Ｏリング四によりシールされ、スナップリ
ング（７）により抜は止めされている。

その他の符号の説明は従来装置と同様につき省略する。

上記のように構成されたスクロール流体機械において第
１スクロール、第２スクロールの回転により吸入口（３
ａ）から流体を吸入し、さらに圧縮していく。＠、−は
逆止弁（財）、ｔ３４を夫々逆止するばねで、ばね（ホ
）、鈴四夫々の押し圧と大気圧の和より圧縮室（Ｂ）の
圧力が高くなると、逆止弁（ハ）、−より排出される。

逆上弁（財）より排出されたものは従来装置と同様に第
１スクロールの連通口ＣＭ）と吐出穴（１８）を経て大
気圧室（７ｂ）へ排出される０逆止弁図より排出された
ものは第２スクロールの連通口（２ｄ）を経てベース（
４）内の空間へ排気され、連通口（４ｂ）、　（３ｂ）
、　（）Ｃ）を経て上記の大気圧室（７ｂ）へと運ばれ
る。

〔発明の効果〕

本発明は以上のように第１のスクロールと第２のスクロ
ールの夫々の各軸中心に形成され、圧縮流体を吐出し得
る第１の吐出口と第２の吐出口を設けると共に第１の吐
出口と＠２の吐出口に夫々個別に第１の逆上弁と第２の
逆上弁を設けこの第１、第２の逆止弁で圧縮流体を逆止
めしたので、排気時にスムーズな排気となり、ポンプ効
率を高めることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す断面図、第２図はそ
の部分断面図、第３図は従来のスクロール流体機械を示
す断面図、＠４図はその部分断面図である。 図において、１：第１スクロール、２：第２スクロール
、３：吸入口、４ａ、　３ｂ、　７ｃ：連通口、Ｉ７ｂ
：大気圧室、１５ｂ：排気口、２４，３４：逆止弁、２
５゜３５＝ばね、３６：シールである。 なお、図中、同一符号は同−又は相当部分を示す０

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　駆動源によつて回転される第１のスクロール、この第
   １のスクロールの軸心に対して偏心して配置され、上記
   第１のスクロールと共働して、圧縮流体を形成し得る第
   ２のスクロール、上記の第１のスクロールと上記の第２
   のスクロールの夫々の各軸中心に形成され、上記圧縮流
   体を吐出し得る第１の吐出口及び第２の吐出口、及び上
   記第１の吐出口及び上記第２の吐出口に夫々個別に設け
   られ、上記圧縮流体を逆止めする第１の逆止弁及び第２
   の逆止弁を備えたスクロール流体機械。