JPH078878Y2 - 2連式ウォータポンプ - Google Patents

2連式ウォータポンプ

Info

Publication number
JPH078878Y2
JPH078878Y2 JP15617388U JP15617388U JPH078878Y2 JP H078878 Y2 JPH078878 Y2 JP H078878Y2 JP 15617388 U JP15617388 U JP 15617388U JP 15617388 U JP15617388 U JP 15617388U JP H078878 Y2 JPH078878 Y2 JP H078878Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
impeller
pump chamber
shaft
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP15617388U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0276192U (ja
Inventor
啓亮 永金
淳 千葉
賛整 高倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP15617388U priority Critical patent/JPH078878Y2/ja
Publication of JPH0276192U publication Critical patent/JPH0276192U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH078878Y2 publication Critical patent/JPH078878Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案はメインポンプの他の他方側のポンプを、過給機
の冷却用等に利用できる2連式ウォータポンプに関する
ものである。
(従来の技術) 従来実開昭59-188996号公報により提案されている2連
式ポンプを第4図について説明すると、普通の隔壁30に
より軸方向に隔てられた互に同心の第1,第2ポンプ室3
1,32が、ポンプハウジング33内に形成されており、前記
隔壁30を貫通すると共に、第1ポンプ室31より更に外方
に延設され、該延設部が軸受34を介してハウジング33に
支持されたポンプ軸35を設け、該ポンプ軸35の更に軸受
34より外方に延設された部分には駆動プーリ36が固定さ
れている。またポンプ軸35の隔壁30の貫通部には、該隔
壁30を隔てて夫々第1,第2ポンプ室31,32内に配設され
た夫々異径の第1,第2インペラ37,38が固定されてお
り、また第1,第2ポンプ室31,32には夫々水の供給口39,
40と吐出口41,42が設けられている。
(考案が解決しようとする課題) 前記第4図の2連式ポンプでは、第1,第2ポンプ室31,3
2が隔壁30を隔てて隣り合っているが、該各ポンプ室31,
32は夫々独立していて連通しておらず、また第1インペ
ラ37が第2インペラ38より大径となっている。従って第
1インペラ37が配設されている第1ポンプ室31のポンプ
容量は第2インペラ38が配設されている第2ポンプ室32
のポンプ容量より大きい。
ここで駆動プーリ36を介してポンプ軸35が回転すると、
第1,第2インペラ37,38が同時に回転するが、ポンプの
吐出量はポンプの回転数、即ちポンプ容量に比例する。
従って第2ポンプ室32からの吐出量を所定量確保しよう
とすると、第1ポンプ室31からの吐出量が必要以上に多
くなり、消費動力が無駄になるなどの問題があった。
本考案は2つのポンプ室をチェックバルブ付の通路で連
結することにより、前記の課題を解決し得る2連式ウォ
ータポンプを提供せんとするものである。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) このため本考案は、ハウジングにシャフトを回転自在に
軸支し、該シャフトに取付けた第1,第2インペラを該ハ
ウジング内に設けた第1,第2ポンプ室内に夫々配設して
なる2連式ウォータポンプにおいて、前記第1インペラ
を第2インペラより大径にすると共に、前記第1,第2ポ
ンプ室を通路により連結し、該通路内に該第1,第2ポン
プ室間の差圧が所定圧以上になった時開くチェックバル
ブを設けてなるもので、これを課題解決のための手段と
するものである。
(作用) シャフトが回転すると、該シャフトに取付けた第1,第2
インペラが回転するが、第1インペラの径が第2インペ
ラより大径のため、第1ポンプ室側のポンプ容量が第2
ポンプ室側のポンプ容量より大きくなる。そしてこの第
1,第2ポンプ室間の差圧が所定圧より大きくなると、第
1,第2ポンプ室を連通する通路上のチェックバルブが開
いて、第1ポンプ室から第2ポンプ室に水が流れ、両ポ
ンプ室間の差圧が必要以上には大きくならないようにな
る。
(実施例) 以下本考案を図面の実施例について説明すると、第1図
は本考案の2連式ウォータポンプの1実施例を示す。図
において1,1′は左右のハウジングで、ボルト穴11を介
して図示しないボルトにより連結されており、両側には
カバー2,2′が夫々ボルト12により取付けられている。
またハウジング1,1′の接面13にはOリング1aが介設さ
れると共に、ハウジング1′の接面部には接面13側に開
口するオイル室8が設けられ、該オイル室8内には供給
口14より循環供給される圧油により回転するモータ3が
設けられている。このモータ3には、例えばシャフト10
にスプラインにより連結されたギヤ又はロータ15とその
外側のギヤ又はロータ15′を設けたトロコイドギヤ式又
はロータ式油圧モータなどが用いられる。またモータ3
の両側にはストッパ16,16′が設けられている。このよ
うにシャフト10は油圧モータ3により回転されるように
なっているが、このモータ3の配設位置及び機構は図面
の実施例と異なる構造であっても差支えない。
シャフト10はハウジング1,1′の軸受4,4′部に回転自在
に支持されて、ハウジング1,1′とカバー2,2′との間に
形成された第1,第2ポンプ室9,9′に延びており、該シ
ャフト10の両端部には、該第1,第2ポンプ室9,9′に位
置するように第1,第2インペラ7,7′が固定されてい
る。そして第1ポンプ室9と第1インペラ7は、第2ポ
ンプ室9′と第2インペラ7′よりも夫々容量及び直径
が大きい。従って第1ポンプ室9側のポンプ容量は第2
ポンプ室9′側よりも大きい。5,5′はオイルシール、
6,6′はメカニカルシールである。また第1ポンプ室9
には水の吸入口17と吐出口18が連通しており、第2ポン
プ室9′には水の吸入口17′が連通しており、図示しな
いが吐出口も設けられている。19はモータ3で仕事をし
た後排出されるオイルの排出口である。
20は第1ポンプ室9と第2ポンプ室9′とを連通する通
路であり、ハウジング1,1′内に形成されており、該通
路20内には第1,第2ポンプ室9,9′間の差圧が所定圧以
上になった時開くチェックバルブ21が設けられている。
即ち、差圧が所定圧以上になると、第1ポンプ室9から
第2ポンプ室9′に通路20及びチェックバルブ21を経て
流入する。この構成が本考案の特徴とする点である。
次に第1図の実施例について作用を説明すると、供給口
14より循環供給される圧油によりモータ3が回転するこ
とにより、スプラインを介してシャフト10が回転する。
従ってシャフト10の両端に固定されている第1,第2イン
ペラ7,7′が回転し、第1ポンプ室9には吸入口17より
水が吸入されて吐出口18より吐出される。また他側の第
2インペラ7′の回転により吸入口17′より第2ポンプ
室9′に水が吸入され、図示しない吐出口より吐出され
る。なお、モータ3部へはオイルシール5,5′、メカニ
カルシール6,6′、Oリング1aにより水等の浸入が阻止
される。
この場合、第1ポンプ室9側のポンプ容量が第2ポンプ
室9′側より大きいため、シャフト10の回転数が上昇し
て来ると、第1,第2ポンプ室9,9′間の差圧が大きくな
り、これが所定圧以上になるとチェックバルブ21が開
き、第1ポンプ室9内の水が通路20を通って第2ポンプ
室9′側に流入する。
従って第4図の従来のように、第1,第2ポンプ室31,32
が連通されていない場合には、第3図の如くポンプ回転
数の増加につれて冷却水(ポンプ容量大の側)の流量
が、冷却水(ポンプ容量小の側)の流量に比べて比例
的に大きくなり、両者の流量差が拡大し、消費動力に無
駄が発生する。
これに対し第1図の本考案の実施例のように、通路20で
第1,第2ポンプ室9,9′を連通させた場合には、第2図
の如くチェックバルブ作動開始点から、冷却水(第1
ポンプ室9側)の流量は、直線から下方へ曲がる曲線と
なって減少し、冷却水(第2ポンプ室9′側)の流量
は、直線から上方へ曲がる曲線となって増加する。従っ
て無駄な消費動力の減少を図ることができる。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明した如く本考案は、第1,第2ポンプ室を
連結する通路上にチェックバルブを設けたので、両ポン
プ室間の差圧が所定圧以上になるとこのチェックバルブ
が開き、ポンプ容量の大きい側のポンプ室から小さい側
のポンプ室に水が流れ、両ポンプ室からの水の吐出量の
比が大きくなるのを防ぐことができ、しかもこの作用を
1連の2連式ウォータポンプ単体で可能にすることがで
きる。
従って本考案によると、例えばポンプ容量が大きい側の
冷却水の吐出量が、ポンプ回転数低回転時に多くの流量
を必要とし、高回転時には比較的流量を必要としない場
合(内燃機関のメイン冷却回路など)で、ポンプ容量が
小さい側の冷却水の吐出量が、回転数低回転時に流量を
比較的必要とせず、高回転時に多くの流量を必要とする
場合(内燃機関水冷インタークーラの冷却水回路など)
に、チェックバルブの設定条件を適合することにより、
第1,第2ポンプ室からの冷却水の吐出量を夫々理想的な
状態で吐出することができ、無駄な消費動力の減少を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す2連式ウォータポンプの
側断面図、第2図は本考案におけるポンプ回転数と流量
との関係を示す線図、第3図は従来の場合のポンプ回転
数と流量との関係を示す線図、第4図は従来の2連式ポ
ンプの側断面図である。 図の主要部分の説明 1,1′……ハウジング、2,2′……カバー 3……油圧モータ、4,4′……軸受 7……第1インペラ、7′……第2インペラ 9……第1ポンプ室、9′……第2ポンプ室 10……シャフト、14……供給口 17,17′……吸入口、18……吐出口 19……排出口、20……通路 21……チェックバルブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングにシャフトを回転自在に軸支
    し、該シャフトに取付けた第1,第2インペラを該ハウジ
    ング内に設けた第1,第2ポンプ室内に夫々配設してなる
    2連式ウォータポンプにおいて、前記第1インペラを第
    2インペラより大径にすると共に、前記第1,第2ポンプ
    室を通路により連結し、該通路内に該第1,第2ポンプ室
    間の差圧が所定圧以上になった時開くチェックバルブを
    設けたことを特徴とする2連式ウォータポンプ。
JP15617388U 1988-11-30 1988-11-30 2連式ウォータポンプ Expired - Lifetime JPH078878Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15617388U JPH078878Y2 (ja) 1988-11-30 1988-11-30 2連式ウォータポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15617388U JPH078878Y2 (ja) 1988-11-30 1988-11-30 2連式ウォータポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0276192U JPH0276192U (ja) 1990-06-11
JPH078878Y2 true JPH078878Y2 (ja) 1995-03-06

Family

ID=31434472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15617388U Expired - Lifetime JPH078878Y2 (ja) 1988-11-30 1988-11-30 2連式ウォータポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH078878Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0276192U (ja) 1990-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2638987B2 (ja) 油圧駆動ファンシステム用油圧ポンプ
JPH078878Y2 (ja) 2連式ウォータポンプ
JP2824413B2 (ja) オイルポンプ
US4826410A (en) Cooling systems for rotary piston engines
JP3509171B2 (ja) 船外機用ウォータポンプ
US20020119065A1 (en) Cartridge vane pump having enhanced cold start performance
JPH05306686A (ja) 可変容量型ベーンポンプ
JP2000199413A (ja) エンジンのオイルポンプ
JPH06221274A (ja) 自動変速機用オイルポンプ
JP2684911B2 (ja) 水封式真空ポンプ
JPS63117118A (ja) 内燃機関用ウオ−タポンプ
JPH0714186U (ja) ベーンポンプ
JPH0452476Y2 (ja)
JPS63246482A (ja) オイルポンプ
JPH0433435Y2 (ja)
JPH05332257A (ja) 容積型燃料ポンプ
JPH0248716Y2 (ja)
JPH0587286U (ja) 2段水封式真空ポンプにおけるポンプ室の構造
JPS599118Y2 (ja) 電動機と一体の油圧ポンプ
JP2787919B2 (ja) 油圧モータ
JPS5867996U (ja) ロ−タリ−ベ−ンコンプレツサ
JPS63176691A (ja) 多気筒回転圧縮機
JPH041354Y2 (ja)
JPH04272488A (ja) 回転ポンプ
JPH0141918Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term