JPH0433435Y2 - - Google Patents

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JPH0433435Y2
JPH0433435Y2 JP7856486U JP7856486U JPH0433435Y2 JP H0433435 Y2 JPH0433435 Y2 JP H0433435Y2 JP 7856486 U JP7856486 U JP 7856486U JP 7856486 U JP7856486 U JP 7856486U JP H0433435 Y2 JPH0433435 Y2 JP H0433435Y2
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water
water supply
pump
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supply rotor
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は内燃機関の冷却用ウオータポンプに関
するもので、更に詳細には冷却水回路をシリンダ
ヘツド側とシリンダブロツク側に分離した2系統
冷却水回路をもつ内燃機関の冷却用ウオータポン
プに関するものである。
(従来の技術) この種の冷却装置に於いては、シリンダヘツド
側を冷却する冷却水温をシリンダブロツク側を冷
却する冷却水温よりも低く保つことが内燃機関に
とつて有益であることは周知であり、そのため冷
却水はシリンダヘツド側により多く流れることが
要求される。そこで、シリンダブロツク側及びシ
リンダヘツド側へ分岐した冷却水流路の流路断面
積に差をつけることで、両系統の冷却水流量に差
を与える、即ち、分岐後の冷却水流路断面積を、
シリンダヘツド側流路断面積S1がシリンダブロツ
ク側流路断面積S2より大きく設定する(S1>S2
ことにより、シリンダヘツド側冷却水流量をシリ
ンダブロツク側冷却水流量より大きくして、上記
要求を満たそうとするものが実開昭60−102422号
公報に関示されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、本来、冷却装置を設計する際、
冷却水回路に於ける通水抵抗は出来る限り小さく
なるように設計するものであるから、上記した従
来のもののように、冷却水流路断面積に差をつけ
ることにより、シリンダブロツク側の冷却水流路
の通水抵抗をシリンダヘツド側の冷却水流路の通
水抵抗に比し大きくするという方法は、実質上不
可能な事は明かである。したがつて、従来の方法
では、冷却水回路全体としての抵抗が必要以上に
大きくなつてしまい、そのためウオータポンプの
サイズアツプ及び重量アツプにつながるという問
題点があつた。また、冷却水流の圧力低下により
キヤビテーシヨンの発生を招くという恐れもあ
る。
そこで、本考案は、冷却水回路の通水抵抗を大
きくすることなく、冷却水量を両系統に配分する
ことを、その技術的課題とする。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 上記した技術的課題を解決するために講じた手
段は、二連式ウオータポンプに於いて、ポンプデ
ーに第1の送水ロータの吸入口と第1,第2の渦
室及び第1,第2の吐出口を設けると共に、第2
の送水ロータの吐出口を設け、第1の吐出口を内
燃機関のシリンダブロツクに設けられたウオータ
ジヤケツトに連通し且つ、第2の吐出口は第2の
送水ロータの吸入口に連通し、また第2の送水ロ
ータの吐出口は内燃機関のシリンダヘツドに設け
られたウオータジヤケツトに連通されることであ
る。
(作用) 第1の送水ロータにより吸入された冷却水は、
その一部が第1の渦室により第1の吐出口に導か
れ、シリンダブロツク側へ送水されると共に、そ
の残りが第2の送水ロータにより吸い込まれるよ
うに第2の渦室によつて第2の吐出口に導かれ、
第2の送水ロータによつて加速されシリンダヘツ
ド側へ送水される。
したがつて、シリンダブロツク側へは第1の送
水ロータ1/2の能力で、シリンダヘツド側へは第
1の送水ロータの1/2の能力と第2の送水ロータ
の能力で夫々冷却水が送水されることになり、そ
の結果本考案によればウオータポンプ自体が両系
統の冷却水流量の配分を行い、冷却水回路の通水
抵抗を大きくすることなく、冷却水流量を配分す
ることが可能となる。
(実施例) 以下、本考案に従つた二連式ウオータポンプの
一実施例を添付図に基づき説明する。
第1図及び第2図に於いて、二連式ウオータポ
ンプ10は、共通の隔壁12aにより軸方向に隔
てられた互いに同心の第1遠心ポンプ室24と第
2遠心ポンプ室25を郭定するポンプボデーを有
しており、第1,第2遠心ポンプ室25,26内
にポンプボデー12にベアリング13を介して支
承され、隔壁12aを貫通する回転軸14に固設
される夫々第1送水ロータ16と第2送水ロータ
17が配設されている。第2送水ロータ17とベ
アリング13との間の回転軸14上には、第2遠
心ポンプ室25を密封するために周知のメカニカ
ルシール15が配設されており、該メカニカルシ
ール15とベアリング13との間には、メカニカ
ルシール15から漏れた水を外部へ放出するため
の水抜穴28がポンプボデー12に設けられてい
る。尚、隔壁12aの回転軸14の貫通面にはシ
ール部材27が配設されている。
またポンプボデー12には、第1遠心ポンプ室
25へ第1送水ロータ16により冷却水を吸入す
る第1吸入口18と、第1送水ロータ16の揚水
作用により吐出される水を減速する第1渦室19
と、第1渦室19により減速された水を内燃機関
のシリンダブロツクのウオータジヤケツトへ吐出
する吐出口21を有すると共に、第1渦室19と
同様な減速作用を行なう第2渦室20と、第2渦
室20により減速された水を第2送水ロータ17
の吸入口23に導くように直結される第2吐出口
22を回転軸14に対し対象な位置に有してお
り、且つ第2吸入口23より第2遠心ポンプ室2
6へ吸入され、第2送水ロータ17の揚水作用に
より吐出された水を、図示しない第3渦室を介し
て内燃機関のシリンダヘツドに設けられるウオー
タジヤケツトに吐出する第3吐出口24を有して
いる。尚、第1図に於いて、11は図示しない内
燃機関のクランクシヤフトの回転力をベルト等に
よつて回転軸14に伝えるために回転軸14端部
に固設されるプーリーである。
以上の構成から成る本実施例の作用を説明す
る。
内燃機関のクランクシヤフトの回転力が、ベル
ト等の伝達手段によりプーリー11に伝わり、回
転軸14が回転され、それにより第1,第2送水
ロータ16,17は第1,第2遠心ポンプ室2
5,26内で揚水作用を行なう。第1送水ロータ
16により第1吸入口18により吸入された水
は、放射線方向に吐出され、第1渦室19により
減速されながら第1吐出口20に導かれ、シリン
ダブロツク側のウオータジヤケツトへ送水される
一方、第2渦室20へ吐出され、第2送水ロータ
17により第2遠心ポンプ室26へ吸入され、該
ロータ17によつて加速され、第3吐出口24よ
りシリンダヘツド側のウオータジヤケツトへ送水
される。
したがつて、第1吸入口18より吸入された水
は、第1送水ロータ16の1/2の容量でシリンダ
ブロツク側へ送水され、第1送水ロータ16の1/
2の容量と、第2送水ロータ17の容量とでシリ
ンダヘツド側へ送水されることになり、その時の
シリンダブロツク側とシリンダヘツド側の夫々の
揚程Hと流量Qとの関係を表す特性図を夫々3−
a,第3−b図に示す。
このようにシリンダヘツド側及びシリンダブロ
ツク側の流量は、ウオータポンプ自体によつて配
分され、第3−a,第3−b図からも明らかなよ
うに通水抵抗が大きくなることなく配分される。
また第4図に本考案の他の実施例としてシリン
ダヘツド側の流量を大幅に増加させるために、第
2送水ロータに第5図に示すような薄肉高圧型の
ロータ29を用いた二連式ウオータポンプを示
し、第1図と同じ構成部品には第1図と同じ番号
を付してある。尚、このようなシリンダヘツド
側,シリンダブロツク側の2系統の流量分配割合
を変更することは、第1,第2渦室19,20の
形状第1,第2送水ロータ16,17の形状及び
吐出口径を変更することにより可能である。
〔考案の効果〕
本考案の技術的課題を解決するためには、実開
昭59−188996号公報に示されるように、2つの送
水ロータに対し、夫々吸入口、吐出口を設け且
つ、2つのロータの容量に差をつける方法を考え
られるが、このものに於いては容量の大小はロー
タ径の大小により決めるため、容量小側のロータ
径は小さいにもかかわらず、ウオータポンプ全体
のサイズは容量大側のロータ径に合わせる必要が
あり、サイズアツプを招くという問題点がある。
そこが本考案によれば、容量大側に多段ポンプの
原理を応用しており、2つのロータの径に大きな
差をつけることなく容量の大小を配分できるた
め、ウオータポンプ全体のサイズをコンパクトに
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に従つた二連式ウオータポンプ
の一実施例を示す断面図、第2図は第1図に於け
るA−A断面図、第3−a図は第1図に示す二連
式ウオータポンプに於けるシリンダブロツク側流
量Qと揚程Hとの関係を表す特性図、第3−b図
は第1図に示す二連式ウオータポンプに於けるシ
リンダヘツド側流量Qと揚程Hとの関係を表す特
性図、第4図は本考案に従つた二連式ウオータポ
ンプの他の実施例を示す断面図、第5図は第4図
に於ける第2送水ロータの拡大前面図である。 10……二連式ウオータポンプ、12……ポン
プボデー、12a……隔壁、13……ベアリン
グ、14……回転軸、15……メカニカルシー
ル、16……第1送水ロータ、17,29……第
2送水ロータ、18……第1吸入口、19……第
1渦室、20……第2渦室、21……第1吐出
口、22……第2吐出口、23……第2吸入口、
24……第3吐出口、25……第1遠心ポンプ
室、26……第2遠心ポンプ室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 共通の隔壁により軸方向に隔てられた互いに同
    心の第1の遠心ポンプ室と第2の遠心ポンプ室を
    郭定するポンプボデーと、前記第1,第2の遠心
    ポンプ室内に設けられ、1つの回転軸により支持
    される夫々第1,第2の送水ロータとを有した二
    連式ウオーターポンプに於いて、前記ポンプボデ
    ーが前記第1の送水ロータの吸入口と第1,第2
    の渦室及び第1,第2の吐出口を有すと共に、第
    2の送水ロータの吐出口を有し、前記第1の吐出
    口は内燃機関のシリンダブロツクに設けられたウ
    オータジヤケツトに連通し且つ、前記第2の吐出
    口は前記第2の送水ロータの吸入口に連通し、ま
    た前記第2の送水ロータの吐出口は内燃機関のシ
    リンダヘツドに設けられたウオータジヤケツトに
    連通することを特徴とする二連式ウオータポン
    プ。
JP7856486U 1986-05-23 1986-05-23 Expired JPH0433435Y2 (ja)

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JP5242785B2 (ja) * 2009-06-25 2013-07-24 株式会社Tbk 可変流量式ポンプ

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