JPH0596327U - 天井のフレーム装置 - Google Patents

天井のフレーム装置

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JPH0596327U
JPH0596327U JP4485692U JP4485692U JPH0596327U JP H0596327 U JPH0596327 U JP H0596327U JP 4485692 U JP4485692 U JP 4485692U JP 4485692 U JP4485692 U JP 4485692U JP H0596327 U JPH0596327 U JP H0596327U
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Application number
JP4485692U
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English (en)
Inventor
信宏 金海
Original Assignee
株式会社タクス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数が少ない簡単な構成により、フレー
ム本体下部の開き止め機能を有すると共に、化粧板等の
必要な部材を取付けることができる天井のフレーム装置
を提供する。 【構成】 長手方向に延びて平行に配設された一対の側
板51,52を有するフレーム本体28と、各側板5
1,52の内壁面51a,52aに内方に向けてそれぞ
れ突出形成され且つ長手方向に延びる一対の下部突出片
53,54と、この一対の下部突出片53,54の上面
53a,54aの間にスライド自在に架け渡され、上方
に向けて一対の係合部57,58が両側部に突出形成さ
れたスペーサ55と、各側板51,52の内壁面51
a,52aに内方に向けて突出形成され且つ長手方向に
延び、スペーサ55の一対の係合部57,58がスライ
ド自在に嵌合して各側板51,52間の距離を規制する
ための溝部65,66を有する一対の上部突出片63,
64とを備えた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば半導体の製造に用いられるクリーンルームの天井に設けられ るフレーム装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば半導体を製造するためのクリーンルームを備える建家には、屋根の下に 、クリーンルームの天井の一部を構成するフレーム装置が吊り下げられている。 このフレーム装置には、化粧板、配管、照明機器等が取付けられているが、かか るフレーム装置の構造は製造メーカによってまちまちで、未だ規格化されていな い。
【0003】 例えば、図6,図7に示すような従来の天井のフレーム装置においては、フレ ーム本体1の一対の側板2,2の内壁面3,3に一対の係止片4,4を突出させ 、この係止片4,4の下面には側板2,2間の開き止め用の下部板材5を係止さ せ、また係止片4,4の上面には、下部板材5をビス6を介して固定するための 上部板材7を配設している。これにより、下部板材5が両側板2,2の下部の開 き止め機能を果すこととなり、また下部板材5の下に化粧板8や図示してない配 管等を取付けることができるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来のフレーム本体1にあっては、下部板材5を 固定するためには上部板材7を設け、さらに両板材5,7をビス6により連結し なければならないため、部品点数が多くなって、取付作業が煩雑であるという問 題があった。
【0005】 本考案は、かかる問題を解決するためになされたもので、部品点数が少ない簡 単な構成により、フレーム本体下部の開き止め機能を果すとともに、化粧板等の 必要な部材を取付けることができる天井のフレーム装置を提供することを課題と する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案は、長手方向に延びて平行に配設された一対 の側板を有するフレーム本体と、前記各側板の内壁面に内方に向けてそれぞれ突 出形成され且つ長手方向に延びる一対の下部突出片と、この一対の下部突出片の 上面の間にスライド自在に架け渡され、上方に向けて一対の係合部が両側部に突 出形成されたスペーサと、前記各側板の内壁面に内方に向けて突出形成され且つ 長手方向に延び、前記スペーサの一対の係合部がスライド自在に嵌合して前記各 側板間の距離を規制するための溝部を有する一対の上部突出片と、を備えたこと を構成とするものである。
【0007】
【作用】
このような構成の天井のフレーム装置によれば、スペーサは一対の下部突出片 の上面に載置されてこの上面上を自在にスライドし、任意の位置に配置されるこ とができる。またスペーサの両側部の一対の係合部が上部突出片の溝部に係合し ているので、両側板間の距離は規制されることとなり、両側板の下部の開き止め 機能をも発揮する。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面に基づいて説明する。図1乃至図5は、本 考案に係る天井のフレーム装置の一実施例を説明するための図である。
【0009】 まず、図1によりいわゆる全面層流型クリーンルームの周囲の建築構造を説明 する。このクリーンルームを備える大きな建家は、雪や風等による影響を考慮し て、屋根が上下方向に多少変位してもその変位を許容するような構造になってい る。屋根(図示せず)のフレーム21は、床22から立設された壁部材23の上 端部23aと離れていて、この上端部23aとの間に隙間がある。フレーム21 は、図示しない柱部材により屋根に直接支持されている。そして、屋根の上に雪 が積もって荷重がかかるとフレーム21は下方に撓み、壁部材23の上端部23 aとの間の隙間を小さくし、あるいは零にして接触する。
【0010】 フレーム21にはロッド材26を介してパネル部材25が吊り下げられている 。パネル部材25の下方には、多数の開口部28aを有するフレーム本体28が 棒部材27により吊り下げられている。またフレーム本体28の上には、その開 口部28aを覆う多数のフィルタ部材30が周縁部をシールされて載置されてい る。
【0011】 パネル部材25と壁部材23との間はシール材32により密封され、またフレ ーム本体28と壁部材23との間もシール材33により密封されている。したが って、パネル部材25とフレーム本体28と壁部材23とにより囲まれた空間3 1は、フィルタ部材30の微細な孔を除けば密閉された空間となっている。
【0012】 フレーム本体28の下方はクリーンルーム35になっており、このクリーンル ーム35内で半導体の製造作業等著しくゴミやチリ等を嫌う作業が行われる。ク リーンルーム35の床部36には、その下方の空間38とクリーンルーム35と を連通させる多数の孔36aが形成されている。空間31と38は配管40によ り連通しており、この配管40の途中には送風ファン42が設けられている。
【0013】 このような建築構造においては、送風ファン42が作動することにより、配管 40を通って空間38から空間31に空気が移動する。空間31内の空気は、フ ィルタ部材30を通過することによりゴミやチリを除去されて清浄化される。清 浄化された空気は、フレーム本体28の開口部28aからクリーンルーム35に 流入してこのクリーンルーム35内を清浄な状態にしている。このようにして、 送風ファン42の作動により、空気は空間31、クリーンルーム35、空間38 、配管40、空間31の順で循環しており、クリーンルーム35内の空気は常に 清浄な状態に保持されることとなる。
【0014】 次に、クリーンルーム35の天井のフレーム装置についてさらに詳述する。図 1及び図2に示すように、開口部28aを有するフレーム本体28はシステムフ レームとも呼ばれており、吊りボルト等の棒部材27によりパネル部材25から 吊り下げられている。このフレーム本体28の下面には、クリーンルーム35内 を照明する照明器具43、或は化粧板や配管等が取付けられる。またフレーム本 体28は、アルミニウム等により一体成形された複数のユニットフレーム本体を 互いに接続することにより一体化されて、クリーンルーム35の天井全体に渡っ て配設されている。
【0015】 図3に示すように、フレーム本体28は、長手方向(紙面に垂直方向)に延び て平行に配設された一対の側板51,52を有している。また各側板51,52 の内壁面51a,52aには、内方に向けてそれぞれ突出形成されて対向し且つ 長手方向に延びる一対の下部突出片53,54が一体的に設けられている。この 下部突出片53,54は、矩形の断面形状を有しており、その各上面53a,5 4aの間には、長さL(図5参照)の板状のスペーサ55がスライド自在に架け 渡されている。
【0016】 このスペーサ55は、平板状の底板56と、この底板56の両側部に上方に向 けてそれぞれ突出形成された一対の係合部57,58とを備えており、底板56 と係合部57,58との間には段部59,60がそれぞれ形成されている。上記 側板51,52の下部突出片53,54の上面53a,54aには、スペーサ5 5の各段部59,60の底面61,62がスライド自在に当接している。これに よりスペーサ55は、下部突出片53,54上に載置されることとなって落下す るおそれは全くない。
【0017】 各側板51,52の内壁面51a,52aには、内方に向けてそれぞれ突出形 成されて対向し且つ長手方向に延びる一対の上部突出片63,64が一体的に設 けられている。この上部突出片63,64は、下部突出片53,54の上方近傍 に位置しており、その基部下面には溝部65,66が長手方向にそれぞれ形成さ れている。
【0018】 図4に示すように、この溝部65,66内には、スペーサ55の係合部57, 58の上端部が長手方向にスライド自在にそれぞれ係合している。したがって、 スペーサ55は、両側板51,52間の距離Wが広がったり狭まったりして寸法 が不均一になることを防止するように両側板51,52を規制している。
【0019】 さらに、図3乃至図5に示すように、スペーサ55の下部には、側板51,5 2間の開口部を塞ぐための化粧板67がビス68により取付けられており、クリ ーンルーム35からはフレーム本体28の内部が見えないようになっている。こ こで、上記のように側板51,52間の距離Wが一定になっているので、化粧板 67を上記開口部に容易且つ正確に取付けることができる。
【0020】 ところで、上記スペーサ55には、フレーム側板51,52の下方の開口部が 広くなったり狭くなったりすることを防止する機能と、化粧板67を取付けるた めのビス座としての機能の他に、配管(図示せず)や照明機器43等を吊り下げ る機能も要求されているが、本実施例に係るフレーム装置においては、スペーサ 55のみの一つの部品で、従来のような上部板材7や取付け用ビス6(図7参照 )を用いて固定することなく、上記の全ての機能が発揮されることとなる。
【0021】 即ち、図6,図7に示すように従来は、上下二種類の部品5,7が必要で、一 方の部品5は開き止めの機能を有し、両部品5,7を上下に配設してビス6によ り相互に固定することにより上記機能を果していたのに対し、本実施例装置はス ライド自在なスペーサ55のみを設けるだけでよく、構造を極めて簡略化するこ とができる。
【0022】 また、スペーサ55はフレーム本体28に対してスライド自在になっているの で、スペーサ55をフレーム本体28の任意の位置に移動、配置することができ 、また配設するスペーサ55の数も任意にセットできる。
【0023】
【考案の効果】
本考案に係る天井のフレーム装置は上記のように構成したので、従来のような 複数の部品の代りに1つのスペーサを準備するだけでよく、部品点数の少ない簡 単な構成にすることができるという効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を説明するためのクリーンルームの建築
構造を示す断面図である。
【図2】図1に示すフレーム本体のII−II線矢視図であ
る。
【図3】フレーム本体の一部破断分解正面図である。
【図4】図3に示すフレーム本体を組立てた状態を示す
一部破断正面図である。
【図5】図4に示すフレーム本体のV−V線矢視断面図
である。
【図6】従来のフレーム装置を示す分解正面断面図であ
る。
【図7】図6に示すフレーム装置を組立てた状態を示す
正面断面図である。
【符号の説明】
21 フレーム 22 床 23 壁部材 25 パネル部材 26 ロッド材 27 棒部材 28 フレーム本体 30 フィルタ部材 31 空間 32,33 シール材 35 クリーンルーム 36 床部 38 空間 40 配管 42 送風ファン 43 照明機器 51,52 側板 51a,52a 内壁面 53,54 下部突出片 53a,54a 上面 55 スペーサ 56 底板 57,58 係合部 59,60 段部 61,62 底面 63,64 上部突出片 65,66 溝部 67 化粧板 68 ビス

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に延びて平行に配設された一対
    の側板を有するフレーム本体と、 前記各側板の内壁面に内方に向けてそれぞれ突出形成さ
    れ且つ長手方向に延びる一対の下部突出片と、 この一対の下部突出片の上面の間にスライド自在に架け
    渡され、上方に向けて一対の係合部が両側部に突出形成
    されたスペーサと、 前記各側板の内壁面に内方に向けて突出形成され且つ長
    手方向に延び、前記スペーサの一対の係合部がスライド
    自在に嵌合して前記各側板間の距離を規制するための溝
    部を有する一対の上部突出片と、 を備えたことを特徴とする天井のフレーム装置。
JP4485692U 1992-06-04 1992-06-04 天井のフレーム装置 Pending JPH0596327U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5314315B2 (ja) * 1973-07-04 1978-05-16
JPS62248735A (ja) * 1986-04-21 1987-10-29 鹿島建設株式会社 クリ−ンル−ム用hepa枠

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5314315B2 (ja) * 1973-07-04 1978-05-16
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