JPH059596U - ひな壇兼用の人形収納箱 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、人形収納箱の蓋と仕切箱とを箱本
体に組合せて、ひな壇として用いることを目的とするも
のである。 【構成】 本考案は、人形収納箱本体（１）の底板を上
にして、その上に蓋（２）をずらして重ね、留め金具
（３）にて結合し、或いは仕切箱（４）を本体（１）の
前に並べてひな壇として用いるようにした、ひな壇兼用
の人形収納箱である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、節句人形の収納と壇飾りに兼用して使用する、収納箱に関するも のである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、節句人形を飾る時には、人形収納箱とは別個に組立てたひな壇を用 いていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする問題点】

従来は、ひな壇と人形収納箱とは別個の部品として使用していたので、保管の ための容積が大きくなり、製作に要する材料と手間並びに取扱いに要する手間と 時間が餘分にかかり不経済であった。 この考案は、この問題を解決したものであり、人形を保管する収納箱の本体と 、蓋及び仕切箱とを利用してひな壇として用い、それに要する経費と時間並に保 管容積とを縮小することを目的としている。

【０００４】

【問題を解決するための手段】

（イ） 人形の収納箱の中に仕切箱を設けて人形の整理に利用した。 （ロ） 人形を壇飾りする時は、収納箱の本体を底面を上にして、その上に蓋 をずらして重ね、留め金具で連結すると共に、仕切箱を取出して箱本体の前面に 接合し、組合せた箱の上面が階段状になり、３段のひな壇になるようにした。 （ハ） 人形を収納する時は、仕切箱の底面を下にして収納箱本体の中に組入 れると、箱の仕切りとなり、人形が整理保管されて蓋をすれば収納箱として用い られる。 （ニ） 人形を収納する時、仕切箱を利用しない場合は、収納箱の本体と蓋と の組合せで２段のひな壇として用いることが出来る。

【０００５】

【作用及び実施例】

以下、図面にもとづいて説明すると、 （イ） 人形を壇飾りする時は、収納箱の本体（１）より２個の仕切箱（４） を取出し、収納箱の本体（１）の底面を上にして、その上に蓋（２）を段の巾だ けずらして重ね、両側面を留め金具（３）にて結合し、２個の仕切箱（４）を底 面を上にして縦に接合し、収納箱本体（１）の前面に接置すれば、仕切箱（４） 、本体（１）、蓋（２）の順になり、その上面は階段状の台を形成し、３段の壇 飾りとなる。 （ロ） 仕切箱（４）を用いずに、収納箱本体（１）と蓋（２）のみを用いた 場合は、２段飾りのひな壇となる。 （ハ） 人形を収納する時は、留め金具（３）を外した後、仕切箱（４）の底 面を下にして収納箱本体（１）内に入れて仕切りとし、その中に人形を整理保管 して蓋（２）をすれば、人形収納箱となる。

【０００６】

【考案の効果】

この考案は、収納箱の本体（１）と蓋（２）或は仕切箱（４）とを、目的に応 じて階段状に組立ててひな壇として使用出来るので、特別にひな壇を使用する必 要がなく、人形を飾る場合も収納する場合も、場所をとらず手間が省け、材料費 も加工費も節約されて、経済的で便利である。

【０００７】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案を壇飾りに組立てた場合の実施例を示す
平面図である。

【図２】第１図の側面図である。

【図３】本考案を収納箱とした場合の実施例を示す平面
図である。

【図４】第３図の側面図である。

【図５】本考案を本体と蓋のみにて壇飾りに組立てた場
合の実施例を示す平面図である。

【図６】第５図の側面図である。

【図７】本考案の本体と蓋のみにて収納箱とした場合の
平面図である

【図８】第７図の側面図である。

【符号の説明】

１．収納箱の本体 ２．蓋 ３．留め金具 ４．仕切箱

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 人形を保管するための人形収納箱本体の
   底面を上にして、その上に蓋をずらして重ねると共に、
   収納箱内の仕切箱を取出し、底面を上にして本体の全面
   に接置させ、外形を階段状に組立ててなる、ひな壇兼用
   の人形収納箱。
2. 【請求項２】 人形を保管するための人形収納箱本体の
   底面を上にして、その上に蓋をずらして重ねることによ
   り、外形を階段状に組立ててなる、ひな壇兼用人形収納
   箱。