JPH0595503U - 電子血圧計用カフ - Google Patents

電子血圧計用カフ

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Publication number
JPH0595503U
JPH0595503U JP3806092U JP3806092U JPH0595503U JP H0595503 U JPH0595503 U JP H0595503U JP 3806092 U JP3806092 U JP 3806092U JP 3806092 U JP3806092 U JP 3806092U JP H0595503 U JPH0595503 U JP H0595503U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cuff
air bag
sensor
blood pressure
measurement site
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3806092U
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English (en)
Inventor
剛史 渡辺
孝博 相馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】センサー端部から中枢側の端部にかけての空気
袋の部位に「しわ」が発生しにくく、阻血対象動脈に空
気袋の圧力が正確に伝わる様な電子血圧計用カフを提供
する。 【構成】コロトコフ音を検出するためのセンサー16
と、空気袋12を有する電子血圧計用カフ10におい
て、カフ横断面にセンサー16と板状の剛性体18が設
けられ、かつ、センサー16は空気袋12の測定部位に
面する側に、剛性体18は空気袋12の測定部位に面さ
ない外側に夫々設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、血圧測定部位に巻きつけ使用される電子血圧計用カフに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は、コロトコフ音を検出するセンサーを用いた、非観血血圧測定を行うた めの、従来のカフ帯の一例を示した図である。図3において、カフ帯50は、空 気袋(阻血袋)52とコロトコフ音検出センサー54と、これら空気袋52及び コロトコフ音検出センサー54を包む布部56と、この布部56に取り付けられ た一対の面ファスナー58a,58bとから概略構成されている。コロトコフ音 に基づいて血圧を測定する場合には、コロトコフ音検出センサー54が阻血対象 動脈上に正確に位置しており、且つ、空気袋により阻血対象動脈に損失なく圧力 が加えられ阻血されることが重要である。そのため、実際の血圧測定に際しては 、コロトコフ音検出センサー54を阻血対象動脈上に正確に位置させる様にカフ 帯50を測定部位に巻きつける。そして面ファスナー58a,58bで固定して 、空気袋52の阻血対象動脈上に位置する部分に「しわ」ができないようにカフ 帯50をややきつめに密着して巻き、空気袋の伸びによる表面積の増加を押さえ るよう対処するか、カフ幅方向に空気袋を静脈が閉じない程度に密着させ、幅方 向端部において、圧力伝達がロスしない様に対処していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のコロトコフ音検出センサー54を用いたカフ 帯50においては、測定部位が手首部の様に細い場合、カフ帯50の曲率半径が 小さくなり、又カフ幅も狭くなるため、空気袋52に「しわ」が発生し易く、特 に異物となるセンサー54の端部から中枢側の空気袋52の端部にかけて「しわ 」が発生し易くなる。そして、コロトコフ音検出センサー54が阻血対象動脈上 に位置していることから、「しわ」も同じ動脈上に発生することになる。また、 カフ幅方向カフ端部の測定部位と空気袋の間にはすき間(デッドスペース)が生 じ易く、カフ加圧の際このすき間を埋めようと空気袋が膨張することにより、カ フ圧力の伝達が不良となり、空気袋52の圧力が阻血対象動脈に損失なく伝わら ず、正しい血圧測定が行えないという問題点があった。
【0004】 従って、本考案は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的とする ところは、センサー端部から中枢側の端部にかけての空気袋の部位に「しわ」が 発生しにくく、カフ幅方向カフ端部の測定部位と空気袋の間のすき間を小さくし て、阻血対象動脈に空気袋の圧力が損失なく伝わる様な電子血圧計用カフを提供 することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決し、目的を達成するために、本考案の電子血圧計用カフは、 コロトコフ音を検出するためのセンサーと、空気袋を有する電子血圧計用カフに おいて、カフ横断面に前記センサーと板状の剛性体が設けられ、かつ、該センサ ーは前記空気袋の測定部位に面する側に、該剛性体は前記空気袋の測定部位に面 さない外側に設けられていることを特徴としている。
【0006】 また、この考案に係わる電子血圧計用カフにおいて、前記剛性体は実質上前記 センサーの一端よりカフ端まで伸びる長さであることを特徴としている。
【0007】
【作用】
以上の様に本考案に係わる電子血圧計用カフが構成されていることにより、空 気袋外側面に取り付けられた剛性体下の空気袋は、カフ加圧にともない剛性体及 びセンサーが空気袋にくい込むことにより、空気袋の他の部分に比べ測定部位に 、より密着し、そのため、カフ幅方向のカフ端部のすき間(デッドスペース)が 小さくなり、空気袋の膨張による圧力損失が軽減される。また、剛性体下及びセ ンサー上の空気袋は、剛性体によって膨張を抑制されている。「しわ」は空気袋 の表面積が膨張により増加した部分の逃げがなくなることにより発生するので、 剛性体下及びセンサー上の部分の様に、膨張による表面積の増加を抑制され、且 つ、曲率半径が小さくなる現象が軽減された部分には「しわ」は発生しにくい。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の好適な一実施例について添付図面を参照して詳細に説明する。 図1は、一実施例の電子血圧計用カフの構成を示した斜視図である。 図1において、電子血圧計用カフ10は、人間の血圧を測定するために、腕ま たは手首等に巻きつけて使用される。電子血圧計用カフ10は、空気を充填して 阻血対象動脈を圧迫するための空気袋12と、カフを容易に巻きつけられる様に するためのバッキング13、及びこの空気袋12とバッキング13の外部を覆う 様に配設された布袋14とを備えている。なお、このバッキング13はあっても なくてもよい。
【0009】 布袋14の両端部付近には、一対の面ファスナー20a,20bが配設されて おり、電子血圧計用カフ10を人間の腕または手首等に巻きつけた後、この一対 の面ファスナー20a,20bを互いに密着させることにより、電子血圧計用カ フ10が、腕または手首等に固定される。 なお、この電子血圧計用カフ10は、コロトコフ音により血圧を測定する様に なされており、空気袋12の内周面には、コロトコフ音を検出するため測定対象 動脈径よりも十分大きい幅を有するセンサー16が配置されている。そのため、 電子血圧計用カフ10を腕または手首等に固定する場合には、センサー16が阻 血対象動脈上に正確に位置する様に、この電子血圧計用カフ10を位置決めし、 面ファスナー20a,20bで固定する。
【0010】 空気袋12の外側の、センサー16に隣接した位置には、剛性のある板状部材 18が取り付けられている。この板状部材18は、センサー16の一端部から、 幅方向の空気袋12の端部まで伸びており、また、その幅は、測定対象動脈径よ りも十分大きい幅を有するセンサー16と同等か、あるいは、センサー16の幅 よりもやや広く設定されている。空気袋12は、空気が充填された時に、この板 状部材18及びセンサー16により裏打ちされているために、板状部材18に裏 打ちされた部分は折れ曲がることが無く、この部分に「しわ」が発生することが 無い。そして、「しわ」は、空気袋の膨張により表面積が増加し、また曲率半径 が最も小さい板状部材18とその周囲の部分との境目に発生する。また、板状部 材18によって、カフ幅方向カフ端部の空気袋は測定部位に、より密着するので 、デッドスペースが小さくなり、膨張による圧力損失が軽減される。従って、空 気袋12の圧力が阻血対象動脈に損失なく伝わることとなる。
【0011】 また、板状部材18は、センサー16とは重ならない様に配置されているが、 これは、板状部材18が、センサー16と重なる位置にまで伸びていると、セン サー16がこの板状部材18により圧迫され、センサー16が必要以上に腕や手 首等の測定部位に押し付けられ、装用感を極めて悪くするばかりか、カフ内圧が 低い場合には、板状部材18が直接センサー16を圧迫し、正確にカフ圧が伝達 されないからである。また、通常、センサー16はある程度の剛性を有している ため、このセンサー16が板状部材18と同様の裏打ちの作用をするため、実際 上センサー16の位置している部分には、それ以上の裏打ちが必要ないためであ る。
【0012】 なお、板状部材18を形成する材質としては、剛性があり軽く、厚みがあって 曲がらない様な材料が適しており、例えば、軽金属や硬質プラスチックが使用さ れる。 次に、図2は、電子血圧計用カフ10を測定部位に巻きつけ、空気袋12に空 気を充填した状態を示した図である。電子血圧計用カフ10は、図示した様にセ ンサー16が阻血対象動脈上に位置する様に巻かれる。このようにすれば、板状 部材18も阻血対象動脈上に位置する様になり、この阻血対象動脈上の空気袋の 部位に「しわ」が形成されることが防止される。そして、空気袋12の「しわ」 は、図示した様に、板状部材18の両脇の部分に形成されるので、阻血対象動脈 にかかる空気袋12の圧力伝達の損失が無い。また、カフ幅方向、カフ端部のデ ッドスペースは阻血対象動脈上では小さくなる。従って、正確な血圧測定をする ことが可能となる。
【0013】 以上説明した様に、この実施例においては、剛性のある板状部材18によりコ ロトコフ音検出センサー16の周囲を裏打ちしているので、コロトコフ音を検出 するための阻血対象動脈に対応する空気袋12の部位に「しわ」が発生すること を防止し、またカフ幅方向、カフ端部のデッドスペースを小さくできるので、空 気袋12の圧力が損失なく阻血対象動脈に伝達され、正確な血圧測定を行うこと ができる。
【0014】 なお、本考案は、その主旨を逸脱しない範囲で上記実施例を修正または変形し たものに適用可能である。
【0015】
【考案の効果】
以上説明した様に、本考案の電子血圧計用カフによれば、空気袋外側面に取り 付けられた剛性体下の空気袋は、カフ加圧にともない剛性体及びセンサーが空気 袋にくい込むことにより、空気袋の他の部分に比べ測定部位に、より密着し、そ のため、カフ幅方向のカフ端部のすき間(デッドスペース)が小さくなり、空気 袋の膨張による圧力損失が軽減される。また、剛性体下及びセンサー上の空気袋 は、剛性体によって膨張を抑制されている。「しわ」は空気袋の表面積が膨張に より増加した部分の逃げがなくなることにより発生するので、剛性体下及びセン サー上の部分の様に、膨張による表面積の増加を抑制され、且つ、曲率半径が小 さくなる現象が軽減された部分には「しわ」は発生しにくい。従って、阻血対象 動脈上に空気袋の圧力が損失なく伝わり、正確な血圧測定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の電子血圧計用カフの斜視図
である。
【図2】電子血圧計用カフを測定部位に巻きつけ、加圧
したときの様子を示した断面図である。
【図3】コロトコフ音検出センサーを用いた従来の血圧
測定用のカフである。
【符号の説明】
10 電子血圧計用カフ 12 空気袋 14 布袋 16 センサー 18 板状部材 20a,20b 面ファスナー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コロトコフ音を検出するためのセンサー
    と、空気袋を有する電子血圧計用カフにおいて、 カフ横断面に前記センサーと板状の剛性体が設けられ、
    かつ、該センサーは前記空気袋の測定部位に面する側
    に、該剛性体は前記空気袋の測定部位に面さない外側に
    設けられていることを特徴とする電子血圧計用カフ。
JP3806092U 1992-06-05 1992-06-05 電子血圧計用カフ Withdrawn JPH0595503U (ja)

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JP3806092U JPH0595503U (ja) 1992-06-05 1992-06-05 電子血圧計用カフ

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JP3806092U JPH0595503U (ja) 1992-06-05 1992-06-05 電子血圧計用カフ

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Publication Number Publication Date
JPH0595503U true JPH0595503U (ja) 1993-12-27

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111511278A (zh) * 2017-12-28 2020-08-07 欧姆龙健康医疗事业株式会社 血压测量装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111511278A (zh) * 2017-12-28 2020-08-07 欧姆龙健康医疗事业株式会社 血压测量装置
CN111511278B (zh) * 2017-12-28 2023-05-02 欧姆龙健康医疗事业株式会社 血压测量装置

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