JPH0595495A - 遅延回路 - Google Patents

遅延回路

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Publication number
JPH0595495A
JPH0595495A JP3255266A JP25526691A JPH0595495A JP H0595495 A JPH0595495 A JP H0595495A JP 3255266 A JP3255266 A JP 3255266A JP 25526691 A JP25526691 A JP 25526691A JP H0595495 A JPH0595495 A JP H0595495A
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JP
Japan
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signal
delay
delay circuit
circuit
supplied
Prior art date
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Pending
Application number
JP3255266A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Aihara
研一 相原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH0595495A publication Critical patent/JPH0595495A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特性の劣る低価格な部品を使用して出力映像
信号の周波数特性を劣化させない遅延回路を構成できる
ようにする。 【構成】 入力信号を、それぞれステップ数が等しいC
CDよりなり互いに逆相の転送クロックが供給される第
1及び第2の遅延回路12及び13に供給し、この第1
及び第2の遅延回路12及び13の出力を混合し、この
混合信号を出力信号とするようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばビデオカメラの
輪郭強調回路に適用して好適な遅延回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオカメラにおいて、撮像して
得た映像信号を良好にするために、映像の輪郭部を強調
させる輪郭強調処理が行われている(実公昭57−29
420号など参照)。
【0003】図3は、従来の輪郭強調処理の一例を示す
図で、図中1は撮像して得た映像信号の入力端子を示
し、この入力端子1に得られる映像信号を、第1の遅延
回路2に供給して、1水平走査期間(以下1Hと称す
る)遅延させると共に、輪郭強調信号生成回路3に供給
する。そして、第1の遅延回路2の出力を、輪郭強調信
号生成回路3に供給すると共に、第2の遅延回路4に供
給する。この第2の遅延回路4も、第1の遅延回路2と
同様に、入力信号を1H遅延させるものである。そし
て、第2の遅延回路4の出力を輪郭強調信号生成回路3
に供給する。そして、輪郭強調信号生成回路3で、供給
される3つの信号より輪郭強調信号を生成させ、この輪
郭強調信号を加算器5に供給する。この加算器5には、
第1の遅延回路2の出力が供給され、第1の遅延回路2
の出力に輪郭強調信号が加算される。そして、この輪郭
強調信号が加算された映像信号を出力端子6から出力さ
せる。
【0004】ここで、輪郭強調信号生成回路3での輪郭
強調信号の生成状態について図4を参照して説明する
と、図4のAに示す入力端子1に得られる信号は、第1
の遅延回路2で1H遅延されて図4のBに示す信号とさ
れると共に、さらに第2の遅延回路4で1H遅延されて
図4のCに示す信号とされる。ここで、1Hずつタイミ
ングがずれた3つの信号を加減算することで、信号レベ
ルが急激に変化する輪郭部を強調させる強調信号が図4
のDに示すように生成される。この輪郭強調信号は第1
の遅延回路2の出力を基準としたタイミングの信号であ
り、第1の遅延回路2の出力にこの輪郭強調信号を加算
することで、良好に輪郭強調された映像信号が得られ
る。この場合に行われる輪郭強調は、垂直方向の輪郭強
調である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
輪郭強調回路を通過した映像信号に周波数特性などの劣
化があると、それだけビデオカメラが撮像して出力する
映像信号の特性が悪くなるので、輪郭強調回路での処理
で、出来るだけ信号を劣化させないようにする必要があ
る。ここで、図3に示す輪郭強調回路の出力端子6に得
られる映像信号の周波数特性を劣化させないことを考え
ると、第1の遅延回路2として、入力信号の周波数特性
をほとんど劣化させずに遅延させる素子が必要で、この
ような特性を満足するものとして、従来はガラス超音波
遅延線が使用されていた(実開平2−133068号公
報など参照)。このガラス超音波遅延線は、電気信号を
圧電素子などの変換素子で一旦超音波に変換してガラス
中に送り、ガラス中を所定期間かけて伝送された超音波
を再度電気信号に変換するようにしたもので、ガラスの
超音波の伝送時間分だけ遅延させることができるもので
ある。
【0006】ところが、このガラス超音波遅延線は非常
に高価である不都合があり、このような輪郭強調回路が
組み込まれたビデオカメラなどの映像機器を高価にさせ
てしまう要因になっていた。このため、ガラス超音波遅
延線の代わりに、安価なCCD(電荷結合素子)よりな
る遅延回路を使用することが考えられるが、遅延回路と
してのCCDは、周波数特性がガラス超音波遅延線より
も劣る不都合があり、ビデオカメラなどの映像機器に使
用するのは問題があった。
【0007】本発明はかかる点に鑑み、特性の劣る低価
格な部品を使用して出力映像信号の周波数特性を劣化さ
せない遅延回路を構成できるようにすることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えば図1に
示すように、入力信号を、それぞれステップ数が等しい
CCDよりなり互いに逆相の転送クロックが供給される
第1及び第2の遅延回路12及び13に供給し、この第
1及び第2の遅延回路12及び13の出力を混合し、こ
の混合信号を出力信号とするようにしたものである。
【0009】
【作用】このようにしたことで、個々の遅延回路12及
び13の通過帯域はナイキスト帯域で決まるが、両遅延
回路12及び13の出力が逆相であるため、混合するこ
とでほぼ2倍の周波数帯域の信号が得られ、通過帯域が
個々のCCDの特性の2倍に伸びる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及び図2を参
照して説明する。
【0011】本例の遅延回路は、ビデオカメラの輪郭強
調回路に適用したもので、図1に示すように構成する。
この図1において、図中11はビデオカメラ内の撮像回
路で得た映像信号が供給される映像信号入力端子を示
し、この入力端子11に得られる映像信号を、第1及び
第2の遅延回路12及び13に供給する。この第1及び
第2の遅延回路12及び13は、入力信号を1H遅延さ
せるもので、CCD(電荷結合素子)より構成され、同
一のステージ数とされる。そして、両遅延回路12及び
13に供給される転送クロックは、逆相としてある。即
ち、転送クロック入力端子14に得られる転送クロック
を、直接第1の遅延回路12に供給すると共に、インバ
ータゲート15を介して第2の遅延回路13に供給す
る。このようにすることで、両遅延回路12及び13で
は、180°ずれた位相で入力信号の転送動作が行われ
る。
【0012】そして、両遅延回路12及び13の遅延出
力を、混合回路を構成する可変抵抗器16に供給し、可
変抵抗器16の可動端子に得られる混合信号を加算器1
7に供給する。
【0013】また、入力端子11に得られる映像信号
を、輪郭強調信号生成回路18に直接供給すると共に、
第3の遅延回路19に供給する。この第3の遅延回路1
9は、入力信号を1H遅延させるもので、CCDより構
成される。
【0014】そして、第3の遅延回路19が出力する映
像信号を、輪郭強調信号生成回路18に供給すると共
に、第4の遅延回路20に供給する。この第3の遅延回
路16も、入力信号を1H遅延させるもので、CCDよ
り構成される。そして、この第4の遅延回路20が出力
する映像信号を、輪郭強調信号生成回路18に供給す
る。
【0015】そして、輪郭強調信号生成回路18では、
タイミングが異なる3つの映像信号に基づいて輪郭強調
信号を生成させる。この輪郭強調信号の生成処理は、図
4を用いて説明した従来例の回路と同じである。そし
て、輪郭強調信号生成回路18で生成された輪郭強調信
号を加算器17に供給し、第1及び第2の遅延回路12
及び13の出力が混合された映像信号に輪郭強調信号を
加算し、加算された映像信号を映像信号出力端子21に
供給し、後段の映像信号処理回路(図示せず)に供給す
る。
【0016】このようにして輪郭強調回路を構成したこ
とで、各遅延回路12,13,19,20としてCCD
を使用しているので、従来のガラス超音波遅延線を使用
したものに比べ、非常に安価に構成できる。即ち、CC
Dはガラス超音波遅延線の数十分の1の価格であり、遅
延回路の使用数が本例のように増えても、ガラス超音波
遅延線を使用した場合より非常に安価に構成できる。
【0017】そして、CCDは単体ではガラス超音波遅
延線よりも周波数特性が劣るが、出力映像信号の本線系
の信号の遅延処理を行う回路は、第1の遅延回路12と
第2の遅延回路13との並列接続で構成したことで、良
好な周波数特性が確保される。この点について図2を用
いて説明すると、両遅延回路12,13に供給される転
送クロックは互いに逆相であるので、第1の遅延回路1
2に図2のAに示す転送クロックが供給されるとき、第
2の遅延回路13に供給される転送クロックは図2のB
に示すようになる。ここで、図2のCに示す第1の遅延
回路12の出力信号N,N+1,N+2‥‥(Nは任意
の数)と、図2のDに示す第2の遅延回路13の出力信
号N(π),N+1(π),N+2(π)‥‥とは、π
(180°)だけ位相がずれたものになる。この例で
は、クロックの立ち下がり時に転送が行われるとして示
してある。この180°だけ位相がずれた信号は、抵抗
器16を介して混合されることで、結果としてそれぞれ
の遅延回路12,13の出力の1/2の周期で変化する
信号が得られ、1/2の周期(即ち2倍の周波数)の信
号まで劣化なく通過させることができる。
【0018】例えば、各遅延回路12,13に14MH
zの転送クロックを供給した場合、個々のCCDではナ
イキスト帯域で決まる7MHzまでの信号しか通過でき
ないが、本例のように構成することで14MHzの信号
まで劣化なく通過させることができる。
【0019】なお、両遅延回路12,13でのビートの
発生状況は逆相になるので、混合によりキャンセルさ
れ、信号成分だけが混合出力に残り、混合にノイズが加
わることはない。従って、加算器17に供給される本線
系の映像信号は、周波数特性の劣化がほとんどない解像
度の高い信号になり、本例の輪郭強調回路を通過するこ
とによる周波数特性の劣化はほとんどない。
【0020】また、輪郭強調信号を生成させるための遅
延回路19,20は、それぞれ1個のCCDで構成する
ようにしたが、このように1個のCCDで構成させても
輪郭強調信号を生成させるのには充分な特性が得られ、
出力端子21に得られる輪郭強調された映像信号の劣化
にはつながらない。但し、それぞれの遅延回路19,2
0を、遅延回路12,13のように並列接続された2個
のCCDで構成させて、より特性を向上させても良い。
【0021】なお、上述実施例ではビデオカメラの輪郭
強調回路に使用する遅延回路について説明したが、他の
各種映像信号処理回路に使用される遅延回路にも適用で
きることは勿論である。
【0022】
【発明の効果】本発明によると、安価ではあるが比較的
特性の劣るCCDを使用した構成にもかかわらず、通過
信号の周波数帯域が広い良好な周波数特性の遅延回路に
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】一実施例の説明に供するタイミング図である。
【図3】従来の輪郭強調回路を示す構成図である。
【図4】輪郭強調回路の動作を示すタイミング図であ
る。
【符号の説明】
11 映像信号入力端子 12 第1の遅延回路 13 第2の遅延回路 14 転送クロック入力端子 15 インバータゲート 17 加算器 18 輪郭強調信号生成回路 19 第3の遅延回路 20 第4の遅延回路 21 映像信号出力端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を、それぞれステップ数が等し
    いCCDよりなり互いに逆相の転送クロックが供給され
    る第1及び第2の遅延回路に供給し、該第1及び第2の
    遅延回路の出力を混合し、該混合信号を出力信号とする
    ようにした遅延回路。
JP3255266A 1991-10-02 1991-10-02 遅延回路 Pending JPH0595495A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3255266A JPH0595495A (ja) 1991-10-02 1991-10-02 遅延回路

Applications Claiming Priority (1)

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JP3255266A JPH0595495A (ja) 1991-10-02 1991-10-02 遅延回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0595495A true JPH0595495A (ja) 1993-04-16

Family

ID=17276364

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3255266A Pending JPH0595495A (ja) 1991-10-02 1991-10-02 遅延回路

Country Status (1)

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JP (1) JPH0595495A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6453076B1 (en) * 1998-01-30 2002-09-17 Sony Corporation Edge enhancement circuit

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