JPH0594431U - 平板瓦のケラバ用部材 - Google Patents
平板瓦のケラバ用部材Info
- Publication number
- JPH0594431U JPH0594431U JP8536791U JP8536791U JPH0594431U JP H0594431 U JPH0594431 U JP H0594431U JP 8536791 U JP8536791 U JP 8536791U JP 8536791 U JP8536791 U JP 8536791U JP H0594431 U JPH0594431 U JP H0594431U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof tile
- flat roof
- main body
- upper side
- reverse slope
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
［目的］ ケラバ用部材の上辺に逆勾配を予めつけてお
くことにより、現場施工においてその逆勾配をつけるた
めの切断作業を省き、それによって逆勾配のつけ忘れに
基づく漏水をなくす。 ［構成］ 平板瓦本体１の右または左半分の上辺３を、
該本体１の形状に照らし合わせたとき勾配が逆向きとな
るように切断Ａ−Ｂして形成した。
くことにより、現場施工においてその逆勾配をつけるた
めの切断作業を省き、それによって逆勾配のつけ忘れに
基づく漏水をなくす。 ［構成］ 平板瓦本体１の右または左半分の上辺３を、
該本体１の形状に照らし合わせたとき勾配が逆向きとな
るように切断Ａ−Ｂして形成した。
Description
【０００１】
本願考案は平板瓦の施工の際に、屋根のケラバ部で使用される平板瓦のケラバ 用部材に関する。
【０００２】
従来は図６に示すように、ケラバ部では平板瓦本体１０から該ケラバ部に合っ た寸法の板１１を切断して作るが、その際、ケラバ水切１２の捨て板１３にかか る部分は流水を屋根面に呼ばないように逆勾配をつけて幅１００ｍｍ程切断し、 肩１４を取り付けている。従ってケラバ部では平板瓦本体１０を横方向の寸法合 わせのために縦に切断し、さらに逆勾配をつけるために切断するので、二度の切 断作業を必要とする。
【０００３】 上記作業は現場施工の際に行うので、逆勾配をつけることを往々にして忘れる ことが多い。特に近年、熟練職人が相対的に減り、未熟練者が施工することが多 くなったため、この忘れによる漏水が多い。
【０００４】
従って、本願考案の目的は現場施工の際に上述の逆勾配をつけるための切断作 業を省き、それによって漏水の原因をなくすことにある。
【０００５】
本願考案に係る平板瓦本体の特徴は平板瓦本体の右または左半分の上辺を、該 瓦本体の形状に照らし合わせたときに勾配が逆向きとなるように形成したところ にある。
【０００６】
本願考案の実施例につき、図１乃至図５を参照して以下説明する。
【０００７】 図１は平板瓦本体１を示す。図２は前記瓦本体１を半分に切断した右半部２を 示す。該右半部２の上辺３を、流水を屋根面に呼ばないように前記瓦本体１の形 状に照らし合わせた場合に勾配が逆向きになるようにＡ−Ｂ線に沿って予め切断 して形成したものを用意する。そして現場では、ケラバ側の寸法に合うようにＣ −Ｄ線に沿って縦に切断し、斜線部分を左側ケラバ用部材として使用する。
【０００８】 図３は前記瓦本体１を半分に切断した左半部４を示す。該左半部４の上辺５を 図２と同様に前記瓦本体１の形状に照らし合わせた場合に勾配が逆向きになるよ うにＡ１−Ｂ１線に沿って予め切断して形成したものを用意する。そして現場で はケラバ側の寸法に合うようにＣ１−Ｄ１線に沿って縦に切断し、斜線部分を右 側ケラバ用部材として使用する。
【０００９】 図４に示すものは図２に示す前記瓦本体１の右半部６の上辺に代え、流水を屋 根面に呼ばないようにするとともに重なり面積をできるだけ大きくするためにＡ ２−Ｂ２間において逆勾配で、且つ階段状に予め切断して形成したものを用意す る。そして現場ではケラバ側の寸法に合うようにＣ２−Ｄ２線に沿って切断し、 斜線部分を左側ケラバ用部材として使用する。
【００１０】 図５は図４に示すものとは上辺のＡ３−Ｂ３間を鋸歯状に切断した他は同じ形 状のケラバ用部材を示している。
【００１１】 まお、寸法上の点について触れると、各図に示すケラバ用部材の高さＬは平板 瓦１の側辺の寸法Ｌに等しいことは勿論だが、その横幅Ｗはケラバ水切の捨て板 の幅が約９０ｍｍであることから、図２乃至図４に示すものにおいては１００ｍ ｍ以上とする。また、図５に示すものにおいては１つの鋸歯幅Ｗ１をそれぞれ１ ００ｍｍ以上とするのが望ましい。
【００１２】
【考案の効果】 以上の説明から理解されるように、本願考案によれば平板瓦を施工する際に、 ケラバ用部材は予め上述のように上辺に逆勾配をつけてあるから、現場ではケラ バ側の寸法に合うように縦に一度切断するだけでよい。従って現場でケラバ用部 材の上辺に逆勾配をつける作業を必要としないから、逆勾配のつけ忘れによる漏 水は皆無となる。
【図１】平板瓦の平面図である。
【図２】第１実施例に係る右側ケラバ用部材を説明する
平面図である。
平面図である。
【図３】同上の左側ケラバ用部材を説明する平面図であ
る。
る。
【図４】第２実施例に係る右側ケラバ用部材を説明する
ための平面図である。
ための平面図である。
【図５】第３実施例に係る右側ケラバ用部材を説明する
ための平面図である。
ための平面図である。
【図５】従来の平板瓦の施工を説明するための斜視図で
ある。
ある。
【符号の説明】１ 平板瓦本体 ３ 上辺
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成５年６月２１日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図１】平板瓦の平面図である。
【図２】第１実施例に係る右側ケラバ用部材を説明する
平面図である。
平面図である。
【図３】同上の左側ケラバ用部材を説明する平面図であ
る。
る。
【図４】第２実施例に係る右側ケラバ用部材を説明する
ための平面図である。
ための平面図である。
【図５】第３実施例に係る右側ケラバ用部材を説明する
ための平面図である。
ための平面図である。
【図６】従来の平板瓦の施工を説明するための斜視図で
ある。
ある。
Claims (1)
- 【請求項１】 平板瓦本体の右または左半分の上辺を、
該本体の形状に照らし合わせたときに勾配が逆向きとな
るように形成したことを特徴とする平板瓦のケラバ用部
材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8536791U JPH0594431U (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 平板瓦のケラバ用部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8536791U JPH0594431U (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 平板瓦のケラバ用部材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0594431U true JPH0594431U (ja) | 1993-12-24 |
Family
ID=13856751
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8536791U Pending JPH0594431U (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 平板瓦のケラバ用部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0594431U (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5622225B2 (ja) * | 1977-03-04 | 1981-05-23 |
-
1991
- 1991-09-25 JP JP8536791U patent/JPH0594431U/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5622225B2 (ja) * | 1977-03-04 | 1981-05-23 |
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