JPH0594347U - 地下構造物用蓋のバール穴閉塞構造 - Google Patents

地下構造物用蓋のバール穴閉塞構造

Info

Publication number
JPH0594347U
JPH0594347U JP4698292U JP4698292U JPH0594347U JP H0594347 U JPH0594347 U JP H0594347U JP 4698292 U JP4698292 U JP 4698292U JP 4698292 U JP4698292 U JP 4698292U JP H0594347 U JPH0594347 U JP H0594347U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
underground
cover plate
hook
underground structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4698292U
Other languages
English (en)
Inventor
和有 友広
Original Assignee
友鉄工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 友鉄工業株式会社 filed Critical 友鉄工業株式会社
Priority to JP4698292U priority Critical patent/JPH0594347U/ja
Publication of JPH0594347U publication Critical patent/JPH0594347U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 [目的] 地下構造物用蓋のバール穴閉塞構造及び地下
構造物内の異常圧力等による蓋の飛散防止構造に関する
改良であり、地下構造物内に水、泥砂等の落流を防止
し、かつ、地下構造物内の異常圧力等による蓋の飛散防
止を確実に行うことができるバール穴閉塞構造を提供す
ることを目的とする。 [構成] 地下構造物用蓋の受枠内周壁には塞板移動溝
及び鉤係止片を設け、蓋体にはバール穴の内部下方に塞
板、アーム、回転軸、鉤を一体に成形した塞板本体を回
転可能に取り付け、且つ、受枠の鉤係止片と鉤とを一定
距離をもって取り付けると共に塞板本体の背面にはねぢ
りコイルばねを装着する。 [効果] 地下構造物内への雨水、泥砂の落流を防ぎ、
かつ、地下構造物内からの臭気等の流出を防止すること
ができると共に、地下構造物内に水圧、ガス圧等による
内圧が生じた場合は、蓋体は一定距離浮上し、それ以上
は浮上せず、蓋体が浮上した時の水平方向への蓋体の移
動が制限され、蓋体の飛散防止機能が強い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は上下水道用、電力用、ガス用鉄蓋等の地下構造物用蓋の蓋体に設け られたバール穴を常時は閉塞し、必要時には開けることができるバール穴閉塞構 造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、地下構造物内に水、泥砂等の落流を防止するための地下構造物用蓋のバ ール穴閉塞構造及び地下構造物内の異常圧力等による蓋の飛散防止構造に関して は種々のものが使用されているが、いずれも機能上及び保安上万全とはいい難く 次のような欠点があった。 1)塞板によるバール穴閉塞力が弱く、外力の影響で揺動し、塞板としての効果 が不十分であった。 2)蓋体の飛散防止構造では、蓋の浮き上がり代が少ないものや全くないものが あり、また、一定距離浮上した後、蓋が水平方向に移動して外れる等保安上の問 題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、上記従来の技術がもつ欠点を取り除くことにより、、地下構造物 内に水、泥砂等の落流を防止し、かつ、地下構造物内の異常圧力等による蓋の飛 散防止を確実に行うことができるバール穴閉塞構造を提供することを目的とする 。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための手段として、地下構造物用蓋の受枠内周壁には塞板 移動溝及び鉤係止片を設け、蓋体にはバール穴の内部下方に塞板、アーム、回転 軸、突起鉤を一体に成形した塞板本体を蓋体裏面に設けた側板と軸受箱により回 転可能に、しかも、突起鉤と鉤係止片とを一定距離をもって取り付ける。また、 塞板本体の背面にはねじりコイルばねを取り付け、該ねじりコイルばねの弾性力 により塞板の揺動を防止するとともに、常時適切な圧力で内部下方より塞板を押 上げバール穴を常閉する構造とする。
【0005】
【実施例】
この考案の実施例について、図面を参照して説明する。 図1はこの考案の実施例を示す断面図であり、図2は蓋体の浮上状態を、図3 は開蓋状態を示す説明断面図である。図4は塞板本体の斜視図である。
【0006】 受枠(2)と、この受枠(2)に嵌合して開閉可能に配置された蓋体(1)と からなる地下構造物用蓋において、蓋体(1)の外縁部に設けたバール穴(3) の内部下方に塞板(5)を配置してバール穴(3)を塞ぎ、該塞板(5)はアー ム(6)により回転軸(7)、突起鉤(8)と一体に成形された塞板本体(4) と連結する。該塞板本体(4)は蓋体(1)の裏面に回転可能な構造で取り付け る。すなわち、蓋体(1)の裏面に設けた一対の側板(12)に、回転軸(7) を軸受箱(13)で組み込み軸受箱固定用ボルトナット(14)で固定する。従 って、回転軸(7)は軸受箱(13)内で回転するのみで移動はしない。
【0007】 本考案に最適の特性を有しているねじりコイルばね(9)を塞板本体(4)の 背面に取り付け、適切な圧力をもって内部下方より塞板(5)を押上げ、バール 穴(3)を常閉する構造とする。
【0008】 受枠(2)の内周壁には塞板の移動溝(10)及び鉤係止片(11)を設け、 鉤係止片(12)は突起鉤(8)とは当接せずに、一定距離だけ離し蓋体(1) の浮上代をもたせた構造とする。
【0009】 上記実施例において、一対の側板(12)の一方を固定された軸受とするもの であってもよく、バール穴(3)の常閉機構はねじりコイルばね(9)の弾性力 に限るものではなく、塞板本体(4)の自重による押力を利用したものも、本考 案の技術範囲に属する。
【0010】
【作用】
塞板(5)には、塞板本体(4)の背面に取り付けたねじりコイルばね(9) の弾性力が働き、外力により揺動することがなく、適切な圧力でバール穴(3) を常閉する。ねじりコイルばねの圧力はコイルの巻数、線径を変えることにより 適切な圧力に設定することが可能である。
【0011】 また、地下構造物内に水圧、ガス圧等による内圧が生じた場合は蓋体(1)は 一定距離浮上し、突起鉤(8)及び受枠内周壁に設けた鉤係止片(11)により 、それ以上は浮上することはなく、さらに、蓋体(1)が浮上した時の水平方向 への蓋(1)の移動が制限される。
【0012】 蓋体(1)を開けるには、ねじりコイルばね(9)の弾性力に打ち勝つ力でバ ール穴(3)の外部から塞板(5)を蓋体開閉用バール棒(16)等により押す ことによって可能となる。すなわち、突起鉤(8)は、受枠内周壁の鉤係止片( 11)に係合する位置から退避し、この状態となって蓋体(1)は上方へ持ち上 げることが可能となり、蓋体(1)を開けることができる。
【0012】
【考案の効果】
本考案は、以上説明した通り塞板はバール穴を最適の圧力で常閉できるので、 塞板の上に泥砂等が乗ってもその自重程度では塞板は開かず、雨水、泥砂の落流 を防ぎ、かつ、地下構造物内からの臭気等の流出を防止することができる。
【0013】 また、地下構造物内に水圧、ガス圧等による内圧が生じた場合は、蓋は一定距 離浮上し、突起鉤及び受枠内周壁に設けた鉤係止片により、それ以上は浮上する ことはなく、蓋が浮上した時の水平方向への蓋の移動が制限されるため、蓋体の 飛散防止機能が強く、保安上安全である等、幾多の効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例を示す断面図
【図2】 浮上状態を示す説明断面図
【図3】 開蓋状態を示す説明断面図
【図4】 塞板本体の斜視図
【符号の説明】
1:蓋体 2:受枠 3:バール穴 4:塞板本体 5:塞板 6:アーム 7:回転軸 8:突起鉤 9:ねじりコイルばね 10:塞板移動溝 11:鉤係止片 12:側板 13:軸受箱 14:軸受箱固定用ボルトナット 15:ねじりコイルばね取り付け用ボルト 16:蓋体開閉用バール棒

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地下構造物用蓋の受枠内周壁には塞板移
    動溝及び鉤係止片を設け、蓋体にはバール穴の内部下方
    に塞板、アーム、回転軸、突起鉤を一体に成形した塞板
    本体を回転可能に、しかも、受枠の鉤係止片と突起鉤と
    を一定距離をもって取り付け、塞板本体の背面に取り付
    けたねじりコイルばねの弾性力によりバール穴を常閉
    し、蓋体の飛散を防止することを特徴とする地下構造物
    用蓋のバール穴閉塞構造。
JP4698292U 1992-05-25 1992-05-25 地下構造物用蓋のバール穴閉塞構造 Pending JPH0594347U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4698292U JPH0594347U (ja) 1992-05-25 1992-05-25 地下構造物用蓋のバール穴閉塞構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4698292U JPH0594347U (ja) 1992-05-25 1992-05-25 地下構造物用蓋のバール穴閉塞構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0594347U true JPH0594347U (ja) 1993-12-24

Family

ID=12762436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4698292U Pending JPH0594347U (ja) 1992-05-25 1992-05-25 地下構造物用蓋のバール穴閉塞構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0594347U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007224687A (ja) * 2006-02-27 2007-09-06 Nippon Chutetsukan Kk マンホール用鉄蓋の施錠装置
JP2019112827A (ja) * 2017-12-23 2019-07-11 アクアインテック株式会社 地下構造物用蓋受枠セット
JP2020002769A (ja) * 2017-12-23 2020-01-09 アクアインテック株式会社 地下構造物用蓋受枠セット
JP2022003215A (ja) * 2019-08-22 2022-01-11 アクアインテック株式会社 地下構造物用蓋受枠セット

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007224687A (ja) * 2006-02-27 2007-09-06 Nippon Chutetsukan Kk マンホール用鉄蓋の施錠装置
JP4648218B2 (ja) * 2006-02-27 2011-03-09 日本鋳鉄管株式会社 マンホール用鉄蓋の施錠装置
JP2019112827A (ja) * 2017-12-23 2019-07-11 アクアインテック株式会社 地下構造物用蓋受枠セット
JP2020002769A (ja) * 2017-12-23 2020-01-09 アクアインテック株式会社 地下構造物用蓋受枠セット
JP2021191946A (ja) * 2017-12-23 2021-12-16 アクアインテック株式会社 地下構造物用蓋受枠セット
JP2022003215A (ja) * 2019-08-22 2022-01-11 アクアインテック株式会社 地下構造物用蓋受枠セット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0594347U (ja) 地下構造物用蓋のバール穴閉塞構造
CN203613557U (zh) 自锁式井盖及其开启装置
CN207122202U (zh) 手柄限位防盗防刮平面锁
KR20110085408A (ko) 맨홀
KR20080026032A (ko) 무볼트 이중고정식 맨홀덮개
JPH0657975U (ja) 配管における臭気防止装置
JP4035839B2 (ja) 地中構造物の蓋用ロック装置
CN211429062U (zh) 一种散热型电机前端盖
JP4761604B2 (ja) 天井点検口
JP2643075B2 (ja) マンホール用鉄蓋の蝶番
CN210288636U (zh) 一种双重磁吸式防臭地漏
KR200326624Y1 (ko) 석쇠걸이 장치
JPH0245310Y2 (ja)
JPH036668Y2 (ja)
JPH0756357Y2 (ja) 地下構造物用蓋の施錠構造
JPH0128206Y2 (ja)
JPH0632985U (ja) 庫内扉板開閉機構
JP3756387B2 (ja) 地下構造物用蓋の施錠装置
JPH042208Y2 (ja)
KR100569956B1 (ko) 차량의 도어 체커 고정장치
JPH0649625Y2 (ja) 地下構造物用蓋体
KR200304803Y1 (ko) 건설장비용 도어 힌지 로커장치
JPS6011979Y2 (ja) 地下構造物用蓋の蝶番構造
JPH0754368A (ja) 地下埋設物用蓋
JPH07305369A (ja) 地下埋設物用蓋