JPH059375U - 脱臭性簡易洋服ボツクス - Google Patents

脱臭性簡易洋服ボツクス

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JPH059375U
JPH059375U JP6508891U JP6508891U JPH059375U JP H059375 U JPH059375 U JP H059375U JP 6508891 U JP6508891 U JP 6508891U JP 6508891 U JP6508891 U JP 6508891U JP H059375 U JPH059375 U JP H059375U
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JP
Japan
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activated carbon
sheet
box
deodorant
clothes
Prior art date
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Application number
JP6508891U
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English (en)
Inventor
輝弘 岡田
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Kuraray Chemical Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
  • Holders For Apparel And Elements Relating To Apparel (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】洋服ボックス本体1の上面2はジャバラ状で伸
縮性があり、更にハンガーを通す穴3及び左右両端にフ
ック4が設けられ、前面5はファスナー6により開閉出
来、左右両側面7の内側には活性炭を添着したシート8
が取り付けられ、底面9は開放され、活性炭を添着した
シート8が取り替え可能である、脱臭性簡易洋服ボック
スである。更にまたは活性炭としてリンゴ酸及び硫酸第
1鉄を含有する活性炭を併用することが好ましい。 【効果】本考案の脱臭性簡易洋服ボックスは、使用しな
い時は畳むとコンパックトな形になり、また使用時は広
げて使用出来る簡易な洋服ボックスである。ボックス内
部の空気の流通状態が不良でも、面積が大きく空気の流
通性が高い脱臭シートにより、汗、タバコの臭気、体
臭、化粧品の香り等を短時間で吸着除去出来る。更に脱
臭シートの取り替えが容易で、常に高い脱臭機能を保持
できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、簡易洋服ボックスに関するもので、更に詳しく述べると、脱臭性を 有する活性炭を添着した脱臭性シートを内部に取り付けた洋服ボックスで、洋服 類の脱臭と移り香を防止する機能を有するものである。
【0002】
【従来の技術】
洋服ダンスの内部はしばしば汗の臭い、体臭、タバコの臭気等が蓄積するため 、その脱臭方法については従来から多くの試みがなされている。最も広く使用さ れている脱臭方法は、粒状活性炭を小さなボックスに入れて洋服ダンスの内部に 吊るして置く方法である。
【0003】 しかし、脱臭剤の活性炭を小さなボックスに入れてあるため、内部の空気の流 通が不充分なためその効果が充分でなく、防虫剤の臭気が付いた洋服を吊るして 置いても、容易にその臭気が消えないことを経験した人も多い。
【0004】 最近洋服用の脱臭剤として、液状またはガス状の消臭液等が使用されることが あるが、洋服に直接消臭液等を吹き付けるため変質、変色を起こすことがあり、 その化学的成分によっては安全上の懸念が有る場合もある。更に最近はコンクリ ート壁から発生するアンモニアガスによって衣類が変質を起こすこと等も問題に なっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、簡易に使用出来る洋服ボックスにおいて、洋服を保存する時に内部 の空気の流通状態が不良であっても、内部に蓄積した汗、タバコの臭気、体臭等 を短時間でも充分に除去出来る洋服ボックスを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本考案者は洋服ダンスの内部に蓄積する汗、タバコの臭気、体臭等の除去法に ついて検討した結果、微粉末活性炭を添着した多孔性物質を使用すれば、これら の臭気を吸着除去する速度が極めて速いことに注目し、通気性が高く且つ面積が 広いシートに活性炭を添着して使用すること及び、この様なシートは新しい間は 吸着性が高いが、相当量の悪臭を吸着すると吸着性が大幅に低下するため、脱臭 性シートを容易に新品に交換出来るようにすれば、常に高い悪臭除去性を保持で きることを見出し、これに基づいて本考案に到達した。
【0007】 すなわち、洋服ボックス本体1の上面2はジャバラ状で伸縮性があり、更にハ ンガーを通す穴3及び左右両端にフック4が設けられ、前面5はファスナー6に より開閉出来、左右両側面7の内側には活性炭を添着したシート8が取り付けら れ、底面9は開放され、活性炭を添着したシート8が取り替え可能である、脱臭 性簡易洋服ボックスである。更にまたは活性炭としてリンゴ酸及び硫酸第1鉄を 含有する活性炭を併用することが好ましい。
【0008】 以下本考案について詳しく説明する。
【0009】 通常洋服ボックス内部に蓄積する臭気の原因は、汗、体臭またはタバコの臭気 或いは化粧品の香り等で化学的には通常の悪臭物質や香料の他、アセトアルデヒ ドなどの低級脂肪族アルデヒド、アンモニア、低級アミン、炭化水素、硫化水素 、メチルメルカプタン等が含まれている。一方、活性炭は優れた無極性吸着剤と して特異な材質で、殆ど全てのガス状臭気物に対して高い吸着性を示す。しかし 、通常の活性炭のみでは上記の悪臭物質の中、アルデヒド、アンモニア、トリメ チルアミンの臭気を完全に除去することは困難である。従って、これらの臭気を 充分に除去するためには、リンゴ酸及び硫酸第1鉄を含有する活性炭を併用する ことが好ましい。
【0010】 また活性炭が悪臭を吸着する能力には一定の飽和量があるため、飽和量に達す ると以後は吸着性が著しく低下する。従って、定期的に吸着シートを取り替えら れる様に配慮したことも重要な点である。
【0011】 本考案では脱臭用として活性炭を添着したシートを使用する必要がある。シー ト状の基材は、通気性が高くまた外気との接触面積が大きく、且つ加工し易いも のが好ましい。例えば、発泡ポリウレタン、不織布、ポリエチレンやポリプロピ レン製の網などが好適である。
【0012】 活性炭はヤシ殻その他木炭系、石炭系の炭化物を賦活して得られたものの何れ も使用できるが、ココヤシの殻の炭化物を賦活して作られたものが吸着性が優れ 最も好ましい。また、活性炭は吸着速度及びシート状基材への添着性の点からも 粉末状が好ましく、微粉末状がより好ましい。
【0013】 活性炭の基材への添着量は、脱臭性の点では多い程好ましいが、均一に添着さ せる必要があること、及び添着後も空気が充分に流通できる様に、圧損失が低い 状態に保持する必要があるため、基材100 部に対し活性炭50〜300 部が適当であ る。
【0014】 更にアンモニア、アセトアルデヒド、トリメチルアミン等を完全に除去するた めには、通常の活性炭の他、活性炭にリンゴ酸及び/または硫酸第1鉄を添着し て併用すれば一層効果的である。リンゴ酸及び硫酸第1鉄有機酸は皮膚に触れて も炎症や損傷を起すおそれがなく安全である。添着量は、活性炭に対し5〜50% が好ましい。
【0015】 本考案の脱臭剤は活性炭のみでもよく、更に活性炭にリンゴ酸及び硫酸第1鉄 を添着した活性炭を併用してもよく、或いは、リンゴ酸及び硫酸第1鉄の何れか 一つを添着したものを併用してもよい。
【0016】 活性炭の添着方法は特に限定しないが、粉末状活性炭をラテックスに分散させ 、シート状基材に含浸・添着させる方法が、活性炭の吸着能力を殆ど損なわずに 、基材に添着できるため好適である。これは、活性炭粒子が水中に懸濁していた ラテックス粒子により、ミクロ的にはところどころ基材に点接着された様な状態 になるためと考えられる。
【0017】 またリンゴ酸及び硫酸第1鉄の添着方法は特に限定しないが、これらの化合物 を水に溶解して振り掛けるか、或いはシート状基材をこれらの化合物の溶液に含 浸して添着する方法が適当である。
【0018】 薄手のスポンジ、不織布、編み物または織物に、活性炭またはリンゴ酸或いは 硫酸第1鉄を添着したシートは、マジックテープによってボックス内面に取り付 けることが出来、またボックスの内部に取り付けたネット状の袋に入れて使用す ることも出来る。
【0019】 上記の様に調製された脱臭剤は、洋服ボックスの内部に蓄積した臭気の中、ア ンモニアやトリメチルアミン、アセトアルデヒド等の臭いも充分に除去すること が出来る機能を持っている。
【0020】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0021】 図1に本考案の脱臭性簡易洋服ボックスの一態様の斜視図を示す。尚内部構造 を分かり易くするため、一部部分断面図を併用して内部の状態を示した。洋服ボ ックス本体1の上面2は、長方形のプラスチック板また固いシート状材料からな っているが、プラスチック板等の接合部分は屈伸可能な材質で作られている。ま たその他の部分はガスバリャー性が高いシート状材料が好ましく、例えばナイロ ン、ポリエチレン、ビニールフィルムまたはビニール被覆した布製シート等が好 ましい。本体1の上面2は、固いシート状材料を屈伸可能な材質で接合したジャ バラ構造を有するため伸縮性があり、内部に入れる洋服の量が多いか少ないかよ って、ジャバラを伸縮してボックスの容積を調節することが出来る。また上面は ジャバラ状の構造の他プリーツ状に成型する等、伸縮可能な構造であればその他 の形状でもよい。
【0022】 上面2のジャバラの山の部分には洋服を吊るす間隔を考慮して、ハンガーの吊 り手を通す穴3が設けられている。ハンガーの穴の間隔は、洋服の厚さより少し 長い位が好ましく、また簡易洋服ボックスに収容する洋服は2〜4着位が好まし い。また上面2の左右両端にはフック4が設けられている。フック4でボックス を吊るせば、内部に洋服を収納出来る空間が確保出来る。またハンガーの吊り手 の中間部で上面の穴3を保持して、洋服とボックスの上面が接触しないようにす れば、フック4は無くてもハンガーの吊り手でボックスを吊るすことが出来る。 ボックス1の内部で洋服12は、ハンガー13に吊るされる様になっている。
【0023】 前面5にはファスナー6が取り付けられ、開閉出来る様になっていて、ここか ら洋服が出し入れ出来る。また後面のシートは、前面と同じ材料であるが開閉口 は設けられていない。また左右両側面7のシートも前面及び後面と同じ素材のシ ートでもよいが、内側には活性炭を添着したシート8がマジックテープ11により 取り付けられている。
【0024】 活性炭添着シート8は、ウレタンスポンジに活性炭微粉末を分散したラテック スを含浸、添着、乾燥したものである。また活性炭微粉末と共に、活性炭粉末に リンゴ酸及び硫酸第1鉄を添着した活性炭を併用してもよく、或いは、リンゴ酸 及び硫酸第1鉄の何れか一つを添着したものを併用してもよい。
【0025】 またマジックテープの代わりに、左右両側面7の内側に活性炭添着シート8を 入れるネットの袋を設け、その中に添着シートを入れてもよい。活性炭粉末にリ ンゴ酸或いは硫酸第1鉄を添着した場合には、シートをネットの中に入れれば、 活性炭添着シートが直接洋服と接触するおそれが無くなるため、より好ましい。 簡易洋服ボックスの底面9は開放状態になっているから、ボックスの裾の部分 は床に接触するように設置する必要がある。
【0026】
【考案の効果】
本考案の脱臭性簡易洋服ボックスは、使用しない時は畳むとコンパックトな形 になり、また使用時は広げて使用出来る簡易な洋服ボックスである。洋服を保存 する時には内部の空気の流通状態が不良であっても、面積が大きく空気の流通性 が高い脱臭シートにより、内部に蓄積した汗、タバコの臭気、体臭、化粧品の香 り等を短時間で吸着除去出来る。更に脱臭シートの取り替えが容易で、常に高い 脱臭機能を保持できる特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の脱臭性簡易洋服ボックスの一態様の斜
視図(一部、部分断面図併用)を示したものである。
【符号の説明】
1 脱臭性簡易洋服ボックス本体 2 ボックス上面 3 ハンガーの吊り手を通す穴 4 ボックスのフック 5 ボックスの前面 6 ファスナー 7 ボックスの側面 8 活性炭添着シート 9 ボックスの底部 10 ボックスの後面 11 マジックテープ 12 洋服 13 ハンガー

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洋服ボックス本体1の上面2はジャバラ
    状で伸縮性があり、更にハンガーを通す穴3及び左右両
    端にフック4が設けられ、前面5はファスナー6により
    開閉出来、左右両側面7の内側には活性炭を添着したシ
    ート8が取り付けられ、底面9は開放され、活性炭を添
    着したシート8が取り替え可能である、脱臭性簡易洋服
    ボックス。
  2. 【請求項2】 洋服ボックス本体1の上面2はジャバラ
    状で伸縮性があり、更にハンガーを通す穴3及び左右両
    端にフック4が設けられ、前面5はファスナー6により
    開閉出来、左右両側面7の内側には活性炭及び活性炭に
    リンゴ酸及び/または硫酸第1鉄を添着したシート8が
    取り付けられ、底面9は開放され、活性炭及び活性炭に
    リンゴ酸及び/または硫酸第1鉄を添着したシート8が
    取り替え可能である、脱臭性簡易洋服ボックス。
JP6508891U 1991-07-22 1991-07-22 脱臭性簡易洋服ボツクス Pending JPH059375U (ja)

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JPH059375U true JPH059375U (ja) 1993-02-09

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ID=13276833

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JP6508891U Pending JPH059375U (ja) 1991-07-22 1991-07-22 脱臭性簡易洋服ボツクス

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101306204B1 (ko) * 2011-05-16 2013-09-09 이덕열 제습기능을 갖는 의류포장케이스

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