JPH04103145U - 脱臭フイルター - Google Patents

脱臭フイルター

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JPH04103145U
JPH04103145U JP1229891U JP1229891U JPH04103145U JP H04103145 U JPH04103145 U JP H04103145U JP 1229891 U JP1229891 U JP 1229891U JP 1229891 U JP1229891 U JP 1229891U JP H04103145 U JPH04103145 U JP H04103145U
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JP
Japan
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frame
filter
hot air
deodorizing
deodorizing filter
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Application number
JP1229891U
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English (en)
Inventor
輝弘 岡田
衛 北島
Original Assignee
クラレケミカル株式会社
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Publication date
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】除塵用ネット1、脱臭性シート2、枠3及び取
り付け具4からなり、除塵用ネットと脱臭性シートを積
層して枠の内部に取り付け、枠に取り付具を設けてな
る、エアコン、温風ヒーター等に脱着容易な脱臭フィル
ターである。また脱臭フィルターの枠3が屈曲性を有す
る材質にした場合にはエアコン、温風ヒーターの吹き出
口が曲面の場合にも適合できる。 【効果】 最近は生活様式の変化に伴って、室内の臭気
除去の要求が強くなっている。本考案の脱臭フィルター
をエアコン、温風ヒーター等に使用すれば室内の臭気除
去に著しい効果が認められる。併せて除塵効果も一層高
めることができる。更に本考案の脱臭フィルターは脱着
が極めて容易であるから、例えば温風ヒーターの場合点
火時及び消火時のみ強い石油臭と刺激臭が発生するが、
そのような必要時のみ取り付けて使用することも可能で
ある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、室内空気の脱臭及び除塵用フィルターに関するもので、さらに詳し く述べるならば、主としてエアコン、温風ヒーター等の吹き出し口に取り付けて 使用するものである。
【0002】
【従来の技術】
室内空気の悪臭を除去するため従来から非常に多くの方法が開示されている。 例えば、かなり多量な活性炭または他の悪臭の成分を除去できる薬剤の充填層と フィルターを併用した脱臭機、或いはエアコンの吹き出し側に活性炭などの脱臭 剤の充填層を設ける構造等である。
【0003】 密閉された室内でエアコン、温風ヒーター等を使用すると、室内に意外に臭気 がこもることは、多くの人が日常体験していることである。殊に灯油の温風ヒー ターは、着火時及び消火時に、かなり強い石油臭と刺激臭が室内に充満すること が多い。このような場合、多くは専用の室内用脱臭機或いは空気浄化機が使用さ れていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
比較的構造が簡単なフィルターで、脱臭及び除塵性能が高く、エアコン或いは 温風ヒーターへの脱着が容易なフィルターを開発して、エアコン等の除塵フィル ターと併用するか、または吹き出し口に必要時のみ取り付けて使用できるフィル ターを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
ネットまたはシートに、脱臭剤を添着したものは、構造が簡単であるにも拘ら ず、悪臭成分の吸着速度が著しく高い性質を有する点に着目して、既存のエアコ ン等の内部または外部の吹き出し口に、取り付けることができるものを案出して 本考案に到達した。
【0006】 すなわち、除塵用ネット1、脱臭性シート2、枠3及び取り付け具4からなり 、除塵用ネットと脱臭性シートを積層して枠の内部に取り付け、枠に取り付具を 設けてなる、エアコン、温風ヒーター等に脱着容易な脱臭フィルターである。
【0007】 以下、本考案について詳しく説明する。
【0008】 エアコン、温風ヒーター等の空気の吸い込み口には、通常機内にごみなどを吸 い込まないようにウレタンフォームまたは、合成樹脂製のネットが枠に取り付け られてはめ込まれている。このネットは、一定期間使用した後洗浄もしくはエア ーブローにより、ごみやほこりを取り除いて再使用されている。
【0009】 本考案では、このネットの取り付枠に臭気を吸収する材料を付着させたフィル ターを取り付けたり、或いは空気の取り入れ口または外部への吹き出し口に取り 付けられる脱臭及び除塵の機能を持たせたフィルターである。すなわち、エアコ ン、温風ヒーター等の所定箇所に取り付けることにより、脱臭の目的を果たそう とするものである。
【0010】 臭気を吸収する材料を付着させたネットのみでも使用可能であるが、脱臭及び 除塵性能を高めるためには、両フィルターを積層して使用する必要がある。更に 本フィルターをエアコン等に取り付けるためフィルターの枠及び取り付具が必要 である。
【0011】 本考案に使用する脱臭剤を付着させる基材となるネットは、ナイロン、ポリエ ステル、ポリプロピレン、木綿等の糸を網状に編んだもの、または、ガーゼ状に 織ったものが使用できる。空気がネット面を貫通していくため、空気抵抗の少な い形の編み物または織物が好ましい。
【0012】 臭気を吸収する材料としては、例えば活性炭、ゼオライトなどが使用できるが 、活性炭は吸着性が高く、また多くの種類の悪臭物質を良く吸着する性質を有す るため好適である。
【0013】 活性炭はヤシ殻その他木炭系、石炭系の炭化物を賦活して得られたものの何れ も使用できるが、ココヤシの殻の炭化物を賦活して作られたものが吸着性が優れ て最も好ましい。また、活性炭の性状は吸着速度およびシート状基材への添着性 の点から粉末状が好ましい。
【0014】 活性炭の基材への付着量は、脱臭性の点では多いほど好ましいが、均一に付着 させる必要があること及び付着後も空気が十分に流通できる状態に保持する必要 があるため、基材100 部に対し活性炭50〜100 部が好ましい。
【0015】 要すれば更に、活性炭にリンゴ酸および酒石酸などの有機酸或いはアミン化合 物を添着させることが好ましい。有機酸を添着させた活性炭はアンモニア、硫化 水素などのアルカリ性成分、及びタバコの臭気の主成分であるアルデヒド類の除 去に特に有効であり、また、アミン化合物を添着すると酸性のガスの臭気の除去 に効果的である。
【0016】 活性炭を編み物などの基材に付着するには、粉末状活性炭をラテックスに分散 させ、編み物などの基材に含浸させて付着することができる。この方法は活性炭 の吸着能力を損なわずに基材に付着させるのに適している。これは、活性炭粒子 が水中に懸濁していたラテックス粒子により、その表面の一部のみが基材に接着 されるためと考えられる。
【0017】 有機酸又はアミン化合物は水に溶解して振り掛けるか、或いは編み物などの基 材をこれらの化合物の溶液に含浸して添着する方法が適当である。 この臭気を吸収する材料を付着させたネットを取り付ける枠は、合成樹脂製が 好ましいが、屈曲性が必要な場合には腰の強い織布、不織布、厚紙などで出来て いるものも使用することが出来る。
【0018】 この枠にフィルターを取り付けるには、ホットメルト接着材、超音波接着、射 出成形、その他通常の方法で取り付けることが出来る。
【0019】 本考案のフィルターをエアコン等に取り付ける場合、その取り付け具は特にフ ィルターの脱着が容易なものである必要がある。フィルターをエアコン等の内部 に装着する場合、このフィルターを加工して本考案のフィルターとしたり、また はこのフィルターと脱臭・除塵フィルターを積層して内装することも可能である が、その場合フィルターをエアコン等に取り付ける器具即ち取り付け具はエアコ ン等に適合するものを使用することが必要である。しかし、これらのフィルター を収容する容積は通常余り大きくないので、高い効果が得られない場合もある。
【0020】 より高い効果を望む場合はエアコン、温風ヒーター等の空気取り入口または吹 き出口に、よりフィルター面積が大きく、吸着容量も大きいフィルターを取り付 ける必要がある。この場合取り付具はフィルターの脱着が容易であることが必要 で、フィルターの枠及びそれを取り付けるエアコン等の本体側に例えば、マジッ クテープを使用すれば枠の周囲からの空気漏れもなく好ましい。また枠に屈曲性 がある材質例えば、厚い洋服の芯地を使用すれば温風ヒーター等の吹き出口が曲 面になっている場合にも容易に適合することが出来る。
【0021】 特に、温風ヒーターは点火時及び消火時に室内に石油臭及び刺激臭が充満する ことが多いので、このような時のみ取り付けて使用すると本考案のフィルターの 使用期間が長くなり有効である。
【0022】 更に本考案のフィルターは取り替えも極めて容易であるから、吸着性が低下し て脱臭能力が低くなった時は容易に新しいフィルターに交換する事が出来る。
【0023】 本考案の脱臭フィルターはエアコン、温風ヒーターに好適であるが、その他除 湿機、乾燥機等同様な機能を要求される機器に広く使用出来る。
【0024】
【実施例】
以下実施例を挙げて本考案を更に具体的に説明する。
【0025】 (実施例1) 吸着性シート2はナイロン繊維を用いて編んだ直径4.5 mmの丸い穴が並んだ 形の編み物に、300 メッシュパスの成分が90%以上のヤシ殻活性炭微粉末を、ア クリル系ラテックスをバインダーとして付着せしめたものである。この活性炭付 着ネットは厚さ0.5 mm、活性炭付着量100 g/m2 、穴の直径は約4mm、ネ ットの開口率は70%であった。
【0026】 外枠は幅2cm、厚さ2mmの洋服の芯に使用する厚い布地の縦40cm、横30 cmの枠3に、ポリプロピレン製で目開き1mmのネット1と活性炭付着ネット を重ねてホットメルト接着剤で接着して、フィルターを組み立てた。
【0027】 このフィルターの枠の温風ヒーターの吹き出し口と接触する面の全周にマジッ クテープを接着した取り付け具4を設け、曲面となっている温風ヒーター吹き出 口周囲にもマジックテープを接着した。得られた吸着性フィルターの正面図及び 平面図を図1に示す。
【0028】 温風ヒーターの点火時及び消火時のみ、本考案の脱臭フィルターを取り付けて 使用したが、石油臭及び刺激臭が僅かに感じられる程度で、著しい効果が認めら れた。吸着性フィルターを温風ヒーターの吹き出し口に取り付けた場合の斜視図 を図2に示す。
【0029】 また本考案のフィルターを取り付けないで、温風ヒーターの点火及び消火をし たときは室内に石油臭と刺激臭が充満した。
【0030】 (実施例2) 市販のエアコンの除塵フィルター挿入部に適合するように、ポリ塩化ビニール 製で枠の厚さ3mm、内側のネットを張る箇所の厚さが1mmで、縦29cm、横 30cmの枠に、実施例1で得られた吸着性シート2とポリプロピレン製で目開き 1mmの除塵ネット1を重ね、エアコンのフィルター挿入箇所に取り付けて使用 した。尚本考案の脱臭フィルターの枠にはフィルター脱着用の把手(取り付具) 4が設けられている。
【0031】 以前と同様な除塵効果が得られた他、部屋の臭気が相当少なくなり、本考案の 脱臭フィルターの効果が認められた。
【0032】
【考案の効果】
最近は生活様式の変化に伴って、室内の臭気除去の要求が強くなっている。本 考案の脱臭フィルターをエアコン、温風ヒーター等に使用すれば室内の臭気除去 に著しい効果が認められる。併せて除塵効果も一層高めることができる。
【0033】 更に本考案の脱臭フィルターは脱着が極めて容易であるから、例えば温風ヒー ターの場合点火時及び消火時のみ強い石油臭と刺激臭が発生するが、そのような 必要時のみ取り付けて使用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一態様の正面図及び平面図を示したも
のである。
【符号の説明】
1 塵埃除去用ネット 2 脱臭性シート 3 枠 4 取り付け具
【図2】本考案のフィルターを温風ヒーターの吹き出し
口に取り付けた斜視図を示したものである。
【符号の説明】
5 脱臭フィルター 6 温風ヒーター

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 除塵用ネット1、脱臭性シート2、枠3
    及び取り付け具4からなり、除塵用ネットと脱臭性シー
    トを積層して枠の内部に取り付け、枠に取り付具を設け
    てなる、エアコン、温風ヒーター等に脱着容易な脱臭フ
    ィルター。
  2. 【請求項2】 脱臭フィルターの枠3が屈曲性を有する
    材質である請求項1の脱臭フィルター。
JP1229891U 1991-01-15 1991-01-15 脱臭フイルター Pending JPH04103145U (ja)

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JP1229891U JPH04103145U (ja) 1991-01-15 1991-01-15 脱臭フイルター

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JP1229891U JPH04103145U (ja) 1991-01-15 1991-01-15 脱臭フイルター

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