JPH0510422U - 脱臭剤付ヘルメツト - Google Patents

脱臭剤付ヘルメツト

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JPH0510422U
JPH0510422U JP6508791U JP6508791U JPH0510422U JP H0510422 U JPH0510422 U JP H0510422U JP 6508791 U JP6508791 U JP 6508791U JP 6508791 U JP6508791 U JP 6508791U JP H0510422 U JPH0510422 U JP H0510422U
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JP
Japan
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helmet
sheet
activated carbon
deodorizing
deodorant
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JP6508791U
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English (en)
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広文 国信
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Kuraray Chemical Co Ltd
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Kuraray Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】活性炭を添着したシートに薄く通気性が高いシ
ートを重ね、ヘルメットの内面にマッチする様な紙帽子
型または矩形に成型し、ヘルメットの内面と内枠の間に
挿入し、マジックテープ(登録商標)または両面接着テ
ープにより、ヘルメットの内面に接着してなる脱臭剤付
ヘルメットであり、更にまた活性炭としてリンゴ酸及び
硫酸第1鉄を含有する活性炭を併用することが好まし
い。 【効果】本考案のヘルメットは、内部に蓄積される汗、
頭髪の臭気、体臭及び水分を脱臭シートにより吸着除去
するため、長時間着用しても不快感がなく、またムレも
防止出来る。更に脱臭シートは容易に取り替えられるた
め、脱臭機能が低下したら取り替えることにより常に優
れた脱臭性を保持出来る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、脱臭機能を有するヘルメットに関するもので、更に詳しく述べると 作業用ヘルメット等を長時間着用した場合、ヘルメットの内部に蓄積して不快感 の原因となる汗及び頭髪の臭気、体臭、タバコの臭気等を除去するために使用す るものである。
【0002】
【従来の技術】
ヘルメットを着用して長時間作業をする場合、ヘルメットの内部に蓄積する汗 及び頭髪の臭気、体臭等によって不快に感ずる人が多い。このためヘルメットの 装着用内枠に汗取り用として、活性炭を含んだ細い短冊状のシートを縫い付ける 試みがあったが、活性炭が汗を吸収してその表面が濡れて脱臭機能が低下するた め、充分な効果が得られなかった。
【0003】 また脱臭シートをヘルメットの内枠に直接取り付けると、頭部とシートが密着 して空隙がなくなるため、却ってムレ易く不快感を高める原因にもなっていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ヘルメットを着用して長時間作業をした場合でも、ヘルメットの内部に吸着性 シートを取り付けることにより、内部に蓄積して不快感の原因となる汗及び頭髪 の臭気、体臭等を除去して、快適に作業が出来るようなヘルメットを提供しよう とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案者は、脱臭性シートをヘルメットの内部に取り付ける場合、活性炭を添 着したシートが直接頭部に触れない様に、ヘルメットと内枠の間に挿入してヘル メットの内面側に接着すること、及び脱臭性シートの内面側に薄く通気性が高い シート例えば和紙を重ねて取り付けること、更に或る程度の期間使用すると脱臭 性が大幅に低下するので、マジックテープ等で容易に脱臭シートを交換出来るよ うにすれば、ヘルメットの内部に汗や頭髪の臭気による不快感が殆どなくなるこ とを見出し、これに基づいて本考案に到達した。
【0006】 すなわち、活性炭を添着したシートに薄く通気性が高いシートを重ね、ヘルメ ットの内面にマッチする様な紙帽子型または矩形に成型し、ヘルメットの内面と 内枠の間に挿入し、マジックテープまたは両面接着テープにより、ヘルメットの 内面に接着してなる脱臭剤付ヘルメットであり、更にまた活性炭としてリンゴ酸 及び硫酸第1鉄を含有する活性炭を併用することが好ましい。
【0007】 以下本考案について詳しく説明する。
【0008】 通常ヘルメットの内部に蓄積する臭気の原因は、汗、頭髪、体臭またはタバコ の臭気等で化学的には通常の悪臭物質の他に、アセトアルデヒドなどの低級脂肪 族アルデヒド、アンモニア、低級アミン、炭化水素、硫化水素、メチルメルカプ タン等が含まれている。一方、活性炭は優れた無極性吸着剤として特異な材質で 、殆どすべてのガス状臭気物に対して高い吸着性を示す。しかし、通常の活性炭 のみでは上記の悪臭物質の中、アルデヒド、アンモニア、トリメチルアミンの臭 気を完全に除去することは困難である。従って、これらの臭気を充分に除去する ためには、リンゴ酸及び硫酸第1鉄を含有する活性炭を併用すればより効果的で ある。
【0009】 また活性炭が悪臭を吸着する能力には一定の飽和量があるため、飽和量に達す ると以後は吸着性が著しく低下するため、定期的に吸着シートを取り替えられる 様に配慮したことも重要な点である。
【0010】 本考案では脱臭用として活性炭を添着したシートを使用する必要がある。シー ト状の基材は、通気性が高くまた外気との接触面積が大きく、且つ加工し易いも のが好ましい。例えば、発泡ポリウレタン、不織布、ポリエチレンやポリプロピ レン製の網などが好適である。
【0011】 活性炭はヤシ殻その他木炭系、石炭系の炭化物を賦活して得られたものの何れ も使用できるが、ココヤシの殻の炭化物を賦活して作られたものが吸着性が優れ て最も好ましい。また、活性炭は吸着速度及びシート状基材への添着性の点から も粉末状が好ましい。
【0012】 活性炭の基材への添着量は、脱臭性の点では多い程好ましいが、均一に添着さ せる必要があること及び添着後も空気が充分に流通できる状態に保持する必要が あるため、基材100 部に対し活性炭50〜300 部が適当である。
【0013】 更にアンモニア、アセトアルデヒド、トリメチルアミン等を完全に除去するた めには、通常の活性炭の他、活性炭にリンゴ酸及び硫酸第1鉄を添着した活性炭 を併用すれば一層効果的である。リンゴ酸及び硫酸第1鉄有機酸は誤って頭髪や 皮膚に触れても炎症や損傷を起すおそれがなく安全である。添着量は、活性炭に 対し5〜50%が好ましい。
【0014】 本考案の脱臭剤は活性炭のみでもよく、更に活性炭にリンゴ酸及び硫酸第1鉄 を添着した活性炭を併用してもよく、或いは、リンゴ酸及び硫酸第1鉄の何れか 一つを添着したものを併用してもよい。
【0015】 活性炭の添着方法は特に限定しないが、粉末状活性炭をラテックスに分散させ 、シート状基材に含浸・添着させる方法が、活性炭の吸着能力を殆ど損なわずに 基材に添着できるため好適である。これは、活性炭粒子が水中に懸濁していたラ テックス粒子により、ミクロ的にはところどころ基材に点接着された様な状態に なるためと考えられる。
【0016】 リンゴ酸及び硫酸第1鉄の添着方法は特に限定しないが、これらの化合物を水 に溶解して振り掛けるか、或いはシート状基材をこれらの化合物の溶液に含浸し て添着する方法が適当である。
【0017】 上記の様に調製された脱臭剤は、ヘルメットの内部に蓄積した臭気の中、アン モニアやトリメチルアミン、アセトアルデヒド等の臭いも充分に除去することが 出来る機能を持っている。
【0018】 次に、この活性炭添着シートの片側に目が荒く薄いすなわち通気性が高いシー トを重ねる必要がある。これは脱臭シートが頭髪や皮膚等に触れた時、活性炭や リンゴ酸、硫酸第1鉄有機酸が付着するのを防止するためである。通気性が高い シートには織布、編物、不織布及び紙等通気性が良いものであれば何でも使用で きる。例えば和紙や薄いネットが好適である。
【0019】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本考案を更に具体的に説明する。
【0020】 図1に本考案の脱臭剤付ヘルメットの一態様の断面図を示す。ヘルメット1と ヘルメット装着用の内枠2との間の空隙に脱臭シート3が挿入されている。脱臭 シート3は、ウレタンスポンジのシートを活性炭粉末を分散したラテックスに浸 漬乾燥したものであり、脱臭シート3の内側には和紙の薄いシート4が重ね合わ され、その積層シートがずれない様に、脱臭シート3の縁で和紙のシート4が折 り返され重なっている。
【0021】 ヘルメット1及び内枠2の材質はは特に限定しないが、通常ヘルメット本体は ガラス繊維で強化したポリエステル樹脂成型品であり、その内面に通常ボタンで 取り付けられている内枠はポリエチレン或いはポリプロピレン成型品である。尚 本考案のヘルメットは作業用のみでなく、モーターバイク用等のヘルメットにも 使用出来る。
【0022】 ヘルメット本体1と内枠2の間隔は通常かなり広く、脱臭シートを挿入するこ とが可能であるが、ヘルメットの内部がムレない様にするためには、内枠を改造 して本体と枠の間隔を少し広くすればより好ましい。
【0023】 ヘルメット本体1と内装枠2の間隔は通常かなり広いから、通常ヘルメットを 着用した状態では頭髪や皮膚が脱臭シートに接触することはない。しかし、頭髪 が乱れたり、顎紐を強く締めた時には頭髪が脱臭シートに触れることがある。こ の様な時、活性炭の粉末やリンゴ酸或いは硫酸第1鉄が頭髪や皮膚に付着するお それがある。これを防止するために脱臭シート3の内側に和紙の薄いシート4を 重ねている。
【0024】 脱臭シートに添着されている活性炭は通常の活性炭のみでもよいが、活性炭に リンゴ酸及び硫酸第1鉄を添着した活性炭を併用してもよい。リンゴ酸及び硫酸 第1鉄を添着した活性炭を併用すれば、アンモニア、アセトアルデヒド、トリメ チルアミン等の除去効果が高く、従って、タバコの臭気除去に著しい効果がある 。
【0025】 脱臭シート3はマジックテープ5でヘルメットの内面に取り付けてある。脱臭 シートの機能が低下した時は、マジックテープ5を剥がして容易に新しい脱臭シ ートに取り替えることが出来る。活性炭を添着したシートは、活性炭が新しい時 は非常に優れた脱臭性を有するが、吸着量が飽和量に近ずくと吸着性が急激に低 下する。従って、定期的或いは吸着性が低下した時、容易に脱臭シートが取り替 えられる様な構造にしておくことは、極めて重要である。
【0026】 脱臭シートをヘルメットの内面に取り付ける場合、マジックテープの代わりに 両面接着テープを使用することも出来る。
【0027】 図2及び図3、図4にそれぞれ脱臭シート3の一態様を示す。図2は脱臭シー ト3を紙帽子型に成型したものであり、マジックテープ5でヘルメットの内面に 取り付ける様になっている。また図3は、脱臭シート3を長方形に成型したもの で、両面接着テープ6でヘルメットに取り付ける様になっている。図4は脱臭シ ート3を十字形に成型したもので、両面接着テープ6でヘルメットに取り付ける 様になっている。図4の長方形のシートを2枚重ねたような態様も、本考案に含 まれている。また脱臭シート3に重ねた薄いシート4はいずれも和紙で、脱臭シ ートの縁の部分のみ折り返して重ね、シート4がずれない様にしている。
【0028】
【考案の効果】
本考案のヘルメットは、内部に蓄積される汗、頭髪の臭気、体臭及び水分を脱 臭シートにより吸着除去するため、長時間着用しても不快感がなく、またムレも 防止出来る。更に脱臭シートは容易に取り替えられるため、脱臭機能が低下した ら取り替えることにより常に優れた脱臭性を保持出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の脱臭剤付ヘルメットの一態様の断面図
を示す。
【図2】
【図3】
【図4】それぞれ脱臭シートの一態様の斜視図を示す。
【符号の説明】
1 ヘルメット 2 内装枠 3 脱臭シート 4 薄い通気性が高いシート 5 マジックテープ 6 両面接着テープ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性炭を添着したシートに薄く通気性が
    高いシートを重ね、ヘルメットの内面にマッチする様な
    紙帽子型または矩形に成型し、ヘルメットの内面と内枠
    の間に挿入し、マジックテープまたは両面接着テープに
    より、ヘルメットの内面に接着してなる脱臭剤付ヘルメ
    ット。
  2. 【請求項2】 活性炭及びリンゴ酸と硫酸第1鉄を含有
    する活性炭を添着したシートに薄く通気性が高いシート
    を重ね、ヘルメットの内面にマッチする様な紙帽子型ま
    たは矩形に成型し、ヘルメットの内面と内枠の間に挿入
    し、マジックテープまたは両面接着テープにより、ヘル
    メットの内面に接着してなる脱臭剤付ヘルメット。
JP6508791U 1991-07-22 1991-07-22 脱臭剤付ヘルメツト Pending JPH0510422U (ja)

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JP6508791U JPH0510422U (ja) 1991-07-22 1991-07-22 脱臭剤付ヘルメツト

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210028535A (ko) * 2019-09-04 2021-03-12 동의대학교 산학협력단 스마트 안전모
KR20210088063A (ko) * 2020-01-06 2021-07-14 동의대학교 산학협력단 스마트 안전모
KR20210100333A (ko) * 2020-02-06 2021-08-17 동의대학교 산학협력단 휴대용 헬멧

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210028535A (ko) * 2019-09-04 2021-03-12 동의대학교 산학협력단 스마트 안전모
KR20210088063A (ko) * 2020-01-06 2021-07-14 동의대학교 산학협력단 스마트 안전모
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