JP2006014769A - 自動車用消臭パック - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、常温自然対流下の自動車空間において、消臭効果を長時間に亘って効率よく発揮する消臭パックを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、通気性のある不織布の容器に充填した臭気吸着剤によって吸着されたアンモニア、硫化水素、メチルメルカプタン、酢酸、アセトアルデヒド等の臭気を、繊維物に担持した臭気分解剤の消臭作用により効果的に分解するもので、臭気吸着剤と臭気分解剤をそれぞれ単体で使用するよりも消臭性能は飛躍的に良好となり、消臭効果の持続性もよいものとなる。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明は、通気性のある不織布の容器に充填した臭気吸着剤によって吸着されたアンモニア、硫化水素、メチルメルカプタン、酢酸、アセトアルデヒド等の臭気を、繊維物に担持した臭気分解剤の消臭作用により効果的に分解するもので、臭気吸着剤と臭気分解剤をそれぞれ単体で使用するよりも消臭性能は飛躍的に良好となり、消臭効果の持続性もよいものとなる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、自動車の車内の自然対流下において悪臭を取り除く消臭パックに関するもので、通気性のある容器と、容器に充填される臭気吸着剤と、臭気分解剤を担時させる繊維物との組み合わせによって、効率よく消臭をおこなう自動車用消臭パックに関するものである。
消臭パックは、冷蔵庫、下駄箱、クローゼット等の小スペース内で悪臭を消臭する消臭グッズとして、椰子殻活性炭を通気性のある容器に入れたものが多く市販されている。また、最近ではエアコンや空気清浄機を使った消臭、脱臭も広く行なわれるようになり、健康で快適な暮らしを求める人々の清潔空間志向への要望の強いことを示している。これらの消臭、脱臭の方法は、主に活性炭、触媒、オゾン酸化等によるものが既に多く提案されている。
活性炭による消臭方法は、活性炭が悪臭の吸着剤として作用し、吸着量が飽和量に達するまでは消臭効果が大きく、冷蔵庫等の小スペース内で悪臭を短期間で消臭するものとしては、安価で効果がある方法としてよく使われているが、吸着量が飽和量に達するとそれ以上の悪臭ガスの吸着が不可能となり、吸着寿命が短いという欠点がある。
触媒による消臭は、寿命、性能等活性炭に勝る点もあるが、反応スピードが遅いものが多く、それ自身の使用では、悪臭物質の分解が追いつかず満足のいくものではない。
オゾン酸化による消臭においては、オゾンそのものが人体に有害であるため装置が大型化したり、コスト高になり好ましいものでなかった。
実公昭60−931号公報
特開平09−225013号公報
特開2002−219166号公報
冬は氷点下、夏の日中では八十度にもなるといわれる自動車の室内環境は、冷蔵庫、下駄箱、クローゼット等の温度変化の少ない室内環境とは比較にならないほど過酷であり、従来からの冷蔵庫等の小スペース内の消臭方法では満足のいくものではなかった。本発明は、通気性のある容器と、容器に充填される臭気吸着物質と、臭気分解剤を繊維物に担持させた臭気分解物質との組み合わせにより、常温自然対流下の自動車空間において、消臭効果を長時間に亘って効率よく発揮する消臭パックを提供することを目的とするものである。
本発明者らは、このような課題を解決するために鋭意検討の結果、エアコン等の装置を使わない常温自然対流下の自動車空間において、活性炭、木炭、籾殻灰、珪藻土、ゼオライト、多孔シリカ等の吸着材によって吸着された悪臭を、繊維物に担持されたヒドラジン誘導体及び消臭性無機物質の消臭剤によって消臭分解するもので、吸着材と消臭剤の相互の欠点を補完し合って消臭能力を向上させ、自動車空間のような厳しい条件下において空気の浄化を効果的におこなえることを見出し、本発明に到達した。本発明者らは、上記課題を解決するための手段として以下の項目を提言する。
[1]臭気分解剤を繊維物に担持させた臭気分解物質と、通気性のある不織布の容器に充填した臭気吸着物質とを組み合わせ、通気性のある容器に入れた自動車用消臭パック。
[2]前記臭気吸着物質が、活性炭、木炭、籾殻灰、珪藻土、ゼオライト、多孔シリカから選ばれる1種または複数の臭気吸着剤を、前記通気性のある不織布の容器に充填したことを特徴とする前項1記載の自動車用消臭パック。
[3]前記臭気分解剤がヒドラジン誘導体及び消臭性無機物質から選ばれる少なくとも1種または複数の臭気分解剤である前項1または2に記載の自動車用消臭パック。
[4]前記臭気吸着物質が150〜250g 前記容器内に充填したことを特徴とする前項1乃至3項のいずれか1項に記載の自動車用消臭パック。
[5]前記臭気分解剤を2〜20g前記容器内の繊維物に担持させたことを特徴とする前項1乃至4項のいずれか1項に記載の自動車用消臭パック。
[6]前記繊維物が立毛布帛である前項1乃至5項のいずれか1項に記載の自動車用消臭パック。
[7]前記立毛布がカーペットである前項6に記載の自動車用消臭パック。
[1]の発明では臭気分解剤を繊維物に担持させた臭気分解物質と、通気性のある不織布の容器に充填した臭気吸着物質とを組み合わせ、通気性のある容器に充填しているので、臭気吸着物質に吸着された悪臭を臭気分解物質か効率良く分解する。
[2]の発明では、比表面積が大きな臭気吸着物質として、活性炭、木炭、籾殻灰、珪藻土、ゼオライト、多孔シリカから選ばれる1種または複数の臭気吸着剤を前記容器内に充填しているので、アンモニア、硫化水素、メチルメルカプタン、酢酸、アセトアルデヒド等の臭気をしっかり吸着する事ができる。
[3]の発明では、臭気分解剤としてヒドラジン誘導体及び消臭性無機物質から選ばれる少なくとも1種または複数の臭気分解剤を繊維物に担持させているので、臭気吸着剤に吸着されたアンモニア、硫化水素、メチルメルカプタン、酢酸、アセトアルデヒド等の臭気を効率良く分解する事ができる。
[4]の発明では、前記臭気吸着物質が150〜250gと大量に容器内に充填されているので多くのアンモニア、硫化水素、メチルメルカプタン、酢酸、アセトアルデヒド等の臭気を吸着する事ができる。
[5]の発明では、臭気分解剤を2〜20g容器内の繊維物に担持させているので多くのアンモニア、硫化水素、メチルメルカプタン、酢酸、アセトアルデヒド等の臭気を分解する事ができる。また、自動車内の気温が上昇した場合、一旦吸着剤に吸着された臭気が車内に再放出されるが、繊維物に担持させた臭気分解剤の量が多いため、再放出臭気を直ちに分解し、気温の上昇にも対応した消臭効果が得られる。
[6]の発明では、繊維物が立毛布帛であるので、良好な通気性を確保し多くの臭気分解剤を担持させる事ができる。
[7]の発明では、カーペットはそれ自身が吸着剤として優れた材料であるため、繊維物をカーペットとすれば、通気性を確保しさらに優れた臭気吸着分解能力をもつ事ができる。
本発明は、通気性のある不織布の容器に充填した臭気吸着剤によって吸着されたアンモニア、硫化水素、メチルメルカプタン、酢酸、アセトアルデヒド等の臭気を、繊維物に担持した臭気分解剤の消臭作用により効果的に分解するもので、それぞれ単体で消臭するよりも消臭性能は飛躍的に良好で、消臭効果の持続性もよいものである。本発明による消臭パックは、特に自動車という過酷な条件下で使用することが出来るものであるが、当然ゴミ箱、下駄箱、ロッカー、冷蔵庫、物置、タンス等の限られた空間内に放置しても、常温下での自然対流によって、安価に不快な臭いを消臭することが出来るものである。
本発明の一実施形態に係る消臭パックの概略断面図を図1に示す。
前記臭気吸着剤2としては、活性炭、木炭、籾殻灰、珪藻土、ゼオライト、多孔シリカから選ばれる1種または複数の臭気吸着剤を使用することができる。臭気吸着剤は多孔質で表面積の大きい方が吸着能力に優れているが、一度吸着した臭気は分解されない限りそのまま保持され、吸着能力を超えた量の臭気はそれ以上吸着されないことが知られている。また、自動車内の気温は八十度にもなるといわれており、一旦吸着剤に吸着された臭気が車内に一部再放出されてしまうが、臭気分解剤が2〜20g 容器内の繊維物に担持させているので再放出した臭気も分解することができる。臭気吸着剤の粒径は、細かく粉砕し表面積の大きいほど、吸着能力は向上する。例えば、活性炭の粒径は0.1〜10mmが好ましく、0.1mmより小さいと通気性のある不織布の容器の目から漏れてしまうので好ましくない。また、10mmより大きいと吸着能力が低下する。また、臭気吸着物質の量としては150〜250g容器内に充填する必要があり、より好ましくは180〜220gである。
前記繊維物としては、カーペット、モケット、パイル編物、不織布等の立毛布帛が空隙率がたかく、変形しにくく消臭用の繊維物としては好適である。中でもカーペットは臭気の吸着性にも優れたものがあり、繊維物として好適である。これらの繊維物にヒドラジン誘導体と消臭性無機物質からなる臭気分解剤をアクリル系バインダー樹脂あるいは酢酸ビニル系バインダー樹脂等によって強固に担持させ消臭繊維物とする。また、カーペットのバッキング材の中にも、前記臭気分解剤を混入すればさらに消臭効果を向上する事ができる。消臭繊維物を構成する繊維は、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレンなどの合成繊維、綿、レーヨン、麻、絹、羊毛などの天然繊維、およびこれらの2種類以上からなる複合繊維が挙げられるが特に限定するものではない。カーペットのパイル長、ステッチ数、パイル糸の太さ等は特に限定するものではないが、パイル形態の安定性からループパイルのカーペットが繊維物として好適である。
ヒドラジン誘導体は例えばヒドラジン系化合物と長鎖の脂肪族系化合物とを反応させたもの、或いはヒドラジン系化合物と芳香族系化合物を反応させたもの等が挙げられる。中でも、ヒドラジンおよびセミカルバジドからなる群より選ばれる1種または2種の化合物と、炭素数8〜16のモノカルボン酸、ジカルボン酸、芳香族モノカルボン酸、および芳香族ジカルボン酸からなる群より選ばれる1種または2種以上の化合物との反応性成物や、ヒドラジンおよびセミカルバジドからなる群より選ばれる1種または2種の化合物と、炭素数8〜16のモノグリシジル誘導体およびジグリシジル誘導体からなる群より選ばれる1種または2種以上の化合物との反応性成物が好適である。このようなヒドラジン誘導体を用いれば、一層優れた消臭性能を得ることができる。前記反応性成物としては、セバシン酸ジヒドラジド、ドテカンニ酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒドラジドなどを挙げられるが、特にこれら例示の化合物に限定されるものではない。
消臭性無機物質としては例えばマグネシウム、アルミニウム、亜鉛、チタン、銅、銀、ケイ素等の金属酸化物等が挙げられる。消臭性無機物質は、粒子が細かいほど表面積が大きくなって消臭効率がよく、消臭速度も速くなり、繊維物への接着性からも粒径は5μm以下が好ましい。
前記通気性のある不織布の容器は、活性炭等の臭気吸着剤が漏れることなく適度な通気性がなければならず、コスト的に不織布から形成されるのが好ましい。不織布の通気度は30〜500cc/cm2/secが好ましく、500cc/cm2/secを越えると、臭気吸着剤の微粒子が不織布を通過して漏れてしまう恐れがあり、通気度が30cc/cm2/sec以下では消臭性能が低下することになる。より好ましくは通気度が50〜400cc/cm2/secがよく、更に好ましくは通気度が60〜300cc/cm2/secが望ましい。
つぎに本発明の具体的な実施例に沿って作成した消臭パックとその評価結果について述べる。以下図面を用いてより詳細に説明をする。図1は本発明の一実施例を示す自動車用消臭パックの概略断面を示す斜視図である。自動車用消臭パック1において、臭気分解剤を担持したカーペット2の片方の面上に、活性炭からなる臭気吸着剤がポリプロピレン繊維からなる通気性のある袋状の不織布容器3に充填され、通気性のある容器4に入れられている。容器4の底面には、滑り止めのために突起5がつけられている。
消臭性能の測定方法
図4は消臭性能評価装置の概略図である。容量200リットルの箱8の底に、本発明の消臭パック1を置き、両方のガスコック6を開き、一定濃度の臭気ガスを一定時間連続注入させてから、一旦両方のガクコック6を閉め、10分後に容器内の臭気ガス濃度を検知管で測定するものである。本発明の性能評価としては、アンモニアガスの場合は100ppm、硫化水素、アセトアルデヒドの場合には10ppmに設定し、50時間連続注入後、100時間連続注入後、200時間連続注入後にそれぞれ上記方法でガス濃度を測定し、以下の算出式でガスの除去率を算出した。
アンモニアガスの除去率(%)=(1−測定濃度/100)×100
硫化水素、アセトアルデヒドの除去率(%)=(1−測定濃度/10)×100
図4は消臭性能評価装置の概略図である。容量200リットルの箱8の底に、本発明の消臭パック1を置き、両方のガスコック6を開き、一定濃度の臭気ガスを一定時間連続注入させてから、一旦両方のガクコック6を閉め、10分後に容器内の臭気ガス濃度を検知管で測定するものである。本発明の性能評価としては、アンモニアガスの場合は100ppm、硫化水素、アセトアルデヒドの場合には10ppmに設定し、50時間連続注入後、100時間連続注入後、200時間連続注入後にそれぞれ上記方法でガス濃度を測定し、以下の算出式でガスの除去率を算出した。
アンモニアガスの除去率(%)=(1−測定濃度/100)×100
硫化水素、アセトアルデヒドの除去率(%)=(1−測定濃度/10)×100
<実施例1>
セバシン酸ジヒドラジド5重量部を75重量部の水に加えた後、攪拌機によって攪拌し、分散液を得た。この分散液にさらに20重量部のアクリル樹脂(固形分50%)を加え、よく攪拌して均一な分散液(処理液)を得た。この処理液にタフテッドカーペット(パイル:ループパイル、2000dtexナイロンBCF、目付け400g/m2 、1st基布:ポリエステルスパンボンド目付け110g/m2 ,2nd基布:ポリエステル不織布、目付け150g/m2 )を浸漬した後、取り出してマングルで絞って乾燥させ、臭気分解物質を得た。このカーペットからなる臭気分解物質を通気性容器4の大きさに合わせて裁断し、それを3枚重ねて臭気分解物質2とした。この時臭気分解物質に担持された臭気分解剤のセバシン酸ジヒドラジドは15gであった。つぎに、通気度100cc/cm2/secのポリエステル不織布を通気性容器4の大きさに合わせて袋状に縫製し、内部に活性炭200gを入れ、入口をミシンで縫製し、前記3枚重ねのカーペットの上にして、通気性容器の中に詰め、図1のような自動車用消臭パックを作成した。消臭性能評価装置でアンモニアガス、硫化水素、アセトアルデヒドのガスを各一定時間連続注入し、50時間連続注入後、100時間連続注入後、200時間連続注入後にガクコックを閉め、10分後の容器内ガス濃度を測定し、ガスの除去率を表2に表記した。
セバシン酸ジヒドラジド5重量部を75重量部の水に加えた後、攪拌機によって攪拌し、分散液を得た。この分散液にさらに20重量部のアクリル樹脂(固形分50%)を加え、よく攪拌して均一な分散液(処理液)を得た。この処理液にタフテッドカーペット(パイル:ループパイル、2000dtexナイロンBCF、目付け400g/m2 、1st基布:ポリエステルスパンボンド目付け110g/m2 ,2nd基布:ポリエステル不織布、目付け150g/m2 )を浸漬した後、取り出してマングルで絞って乾燥させ、臭気分解物質を得た。このカーペットからなる臭気分解物質を通気性容器4の大きさに合わせて裁断し、それを3枚重ねて臭気分解物質2とした。この時臭気分解物質に担持された臭気分解剤のセバシン酸ジヒドラジドは15gであった。つぎに、通気度100cc/cm2/secのポリエステル不織布を通気性容器4の大きさに合わせて袋状に縫製し、内部に活性炭200gを入れ、入口をミシンで縫製し、前記3枚重ねのカーペットの上にして、通気性容器の中に詰め、図1のような自動車用消臭パックを作成した。消臭性能評価装置でアンモニアガス、硫化水素、アセトアルデヒドのガスを各一定時間連続注入し、50時間連続注入後、100時間連続注入後、200時間連続注入後にガクコックを閉め、10分後の容器内ガス濃度を測定し、ガスの除去率を表2に表記した。
<実施例2〜7>
表1に示す構成からなる臭気分解剤、臭気吸着剤、立毛布帛、通気性容器を用いて表1に示す条件で行なった以外は実施例1と同様にして消臭パックを得、それぞれのガス濃度を測定し、ガスの除去率を表2に表記した。
表1に示す構成からなる臭気分解剤、臭気吸着剤、立毛布帛、通気性容器を用いて表1に示す条件で行なった以外は実施例1と同様にして消臭パックを得、それぞれのガス濃度を測定し、ガスの除去率を表2に表記した。
<比較例1>
実施例1において、セバシン酸ジヒドラジドを除いた以外は、実施例1と同様にして消臭パックを得、それぞれのガス濃度を測定し、ガスの除去率を表2に表記した。
実施例1において、セバシン酸ジヒドラジドを除いた以外は、実施例1と同様にして消臭パックを得、それぞれのガス濃度を測定し、ガスの除去率を表2に表記した。
<比較例2>
実施例1において、活性炭を除いた以外は、実施例1と同様にして消臭パックを得、それぞれのガス濃度を測定し、ガスの除去率を表2に表記した。
実施例1において、活性炭を除いた以外は、実施例1と同様にして消臭パックを得、それぞれのガス濃度を測定し、ガスの除去率を表2に表記した。
<比較例3>
実施例1において、活性炭を100gとした以外は、実施例1と同様にして消臭パックを得、それぞれのガス濃度を測定し、ガスの除去率を表2に表記した。
実施例1において、活性炭を100gとした以外は、実施例1と同様にして消臭パックを得、それぞれのガス濃度を測定し、ガスの除去率を表2に表記した。
<比較例4>
実施例1において、セバシン酸ジヒドラジドを1.5gとした以外は、実施例1と同様にして消臭パックを得、それぞれのガス濃度を測定し、ガスの除去率を表2に表記した。
実施例1において、セバシン酸ジヒドラジドを1.5gとした以外は、実施例1と同様にして消臭パックを得、それぞれのガス濃度を測定し、ガスの除去率を表2に表記した。
上記表2において除去率の判定基準を80%以上「◎」、60%〜80%未満「○」、50%〜60%未満「△」、50%未満「×」とした。
また、実施例1と比較例1及び比較例2の消臭パックを2000CCクラスのセダン車の助手席の下に置いて、実車テストを行なった。試験方法は車の中で煙草三本を吹かし5名のモニターで5日間同じ時刻に車内の臭いを判定する官能評価とした。評価基準を5…強烈な臭い 4…強い臭い 3…楽に感知できる臭い 2…何の臭いかわかる弱い臭い 1…やっと感知できる臭い 0…無臭とし5名のモニターの平均値を臭気強度として評価したところ、実施例1は1.64、比較例1は1.90、比較例2は1.82という評価をえることができ、消臭パックを置かない場合が3.8〜3.9であったことと比較し本発明の効果が確認できた。また5日間での経過日数による変化は少なかった。
また、臭気分解剤を繊維物に担持させた臭気分解物質と、通気性のある不織布の容器に充填した臭気吸着物質との組み合わせとしては、図1のようにしてもよいし、図2のようにカーペットの臭気分解物質で臭気吸着物質を挟み込むような組み合わせにしてもかまわない。また、図3のように、臭気吸着物質を2層にし、それぞれ臭気吸着物質を臭気分解物質で挟むような組み合わせにしてもよい。
1 自動車用消臭パック
2 臭気分解物質(カーペット)
3 臭気吸着物質(不織布容器)
4 通気性容器
5 突起
6 ガスコック
7 ガス配管
8 試験箱
2 臭気分解物質(カーペット)
3 臭気吸着物質(不織布容器)
4 通気性容器
5 突起
6 ガスコック
7 ガス配管
8 試験箱
Claims (7)
- 臭気分解剤を繊維物に担持させた臭気分解物質と、通気性のある不織布の容器に充填した臭気吸着物質とを組み合わせ、通気性のある容器に入れた自動車用消臭パック。
- 前記臭気吸着物質が、活性炭、木炭、籾殻灰、珪藻土、ゼオライト、多孔シリカから選ばれる1種または複数の臭気吸着剤を、前記通気性のある不織布の容器に充填したことを特徴とする請求項1に記載の自動車用消臭パック。
- 前記臭気分解剤がヒドラジン誘導体及び消臭性無機物質から選ばれる少なくとも1種または複数の臭気分解剤である請求項1または2に記載の自動車用消臭パック。
- 前記臭気吸着物質が150〜250g 前記容器内に充填したことを特徴とする請求項1乃至3項のいずれか1項に記載の自動車用消臭パック。
- 前記臭気分解剤を2〜20g前記容器内の繊維物に担持させたことを特徴とする請求項1乃至4項のいずれか1項に記載の自動車用消臭パック。
- 前記繊維物が立毛布帛である請求項1乃至5項のいずれか1項に記載の自動車用消臭パック。
- 前記立毛布がカーペットである請求項6に記載の自動車用消臭パック。
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---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008013870A (ja) * | 2006-07-05 | 2008-01-24 | Kawashima Selkon Textiles Co Ltd | 減臭機能性布帛及び減臭機能剤 |
JP2008043580A (ja) * | 2006-08-18 | 2008-02-28 | Mitsubishi Electric Corp | 脱臭フィルタ並びに空気清浄装置 |
WO2008041482A1 (fr) * | 2006-09-25 | 2008-04-10 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Tissu désodorisé et procédé permettant de désodoriser un tissu |
CN109833767A (zh) * | 2017-11-27 | 2019-06-04 | 菏泽海诺知识产权服务有限公司 | 一种汽车除味装置 |
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2004
- 2004-06-30 JP JP2004192883A patent/JP2006014769A/ja active Pending
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