JPH0593747U - ワーク送り装置 - Google Patents
ワーク送り装置Info
- Publication number
- JPH0593747U JPH0593747U JP449891U JP449891U JPH0593747U JP H0593747 U JPH0593747 U JP H0593747U JP 449891 U JP449891 U JP 449891U JP 449891 U JP449891 U JP 449891U JP H0593747 U JPH0593747 U JP H0593747U
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- JP
- Japan
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- target position
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- control
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワーク送り装置でワークの先端を目標位置に
正確かつ自動的に合わせること。 【構成】 目標位置の手前に副目標位置を設け、副目標
位置までは適宜な高速度でワークを送り、ワークが副目
標位置を通過したことを副目標位置に設けた検出器が検
出したら、以後はシーケンス制御により後退送りと前進
送りを行なって、副目標位置を一定の低速度で前進送り
を行なうよう制御する。目標位置と副目標位置の間の距
離は予じめ正確に計測されており、しかも初速度は低速
度なので以降はプログラムによる数値制御を行なう。以
上の制御により、自動的に正確な目標位置への位置合わ
せができる。
正確かつ自動的に合わせること。 【構成】 目標位置の手前に副目標位置を設け、副目標
位置までは適宜な高速度でワークを送り、ワークが副目
標位置を通過したことを副目標位置に設けた検出器が検
出したら、以後はシーケンス制御により後退送りと前進
送りを行なって、副目標位置を一定の低速度で前進送り
を行なうよう制御する。目標位置と副目標位置の間の距
離は予じめ正確に計測されており、しかも初速度は低速
度なので以降はプログラムによる数値制御を行なう。以
上の制御により、自動的に正確な目標位置への位置合わ
せができる。
Description
【0001】
本考案は、型鋼等のワークを切断加工する加工機械において、ワークの先端等 を所定の目標位置に正しく合わせるための送り装置に関する。
【0002】
従来、型鋼等のワークを正しい位置に送って切断加工する場合は、ワークに付 されたマーク又はワークの先端を目印にして作業員が肉眼またはライトビーム等 の装置を用いて手動によって目標位置に位置合わせすることが行なわれている。
【0003】
しかし、作業員の手動操作による位置合わせは作業員の熟練度などによりばら つきがあり、常に正確な位置合わせすることが困難である。また、正確な位置合 わせのためには、高度の熟練と位置合わせ作業に長時間が必要で問題があった。
【0004】 そこで、本考案は上記問題点を改善し、ワークの位置合わせを自動的に、迅速 かつ正確に行ない得るワーク送り装置を提供することを目的とする。
【0005】
上記目的を達成するため、本考案は、ワークの代表点(例えば先端)を目標位 置に合わせて停止させるワーク送り装置において、前記目標位置の進行方向に対 し一定距離手前に設けられた副目標位置を前記代表点が通過したことを検出する 検出器と、前記ワークを双方向送り可能な駆動装置と、前記検出器の出力信号に 基づいて前記ワーク代表点を前記目標位置の進行方向に対し所定の速度で通過す るように前記駆動装置を制御するシーケンス制御装置と、前記副目標位置と前記 目標位置間のワーク送りを制御する数値制御装置とを設けた。
【0006】
【作用】 本考案は前記構成としたので以下のように作用する。ワーク代表点が副目標位 置を通過するまでは任意の高速度でワークの送りが行なわれる。ワーク代表点が 副目標位置を通過すると検出器から通過信号が出力され、この通過信号に基づい てシーケンス制御装置が作動状態となり、ワークを前進又は後進させ、所定の低 速度で副目標位置を通過させる。副目標位置と目標位置の一定区間(距離は予じ め正確に分っている。)は数値制御装置によりプログラム制御して、ワーク代表 点を目標位置に合わせる。
【0007】
以下本考案の実施例として、ワークWの先端から一定の距離dの所でワークW を切断する切断加工機に適用する場合について説明する。
【0008】 図1は本実施例の概略を示した図であり、この図において、ワークWが切断加 工機に設けられた保持部材1により保持されると共に、保持部材1と連結連動す る駆動装置3によって目標位置5a方向に往復動送りが行なわれる。
【0009】 前記目標位置5aから一定距離dだけ離れた位置に、ワークW切断用の鋸歯7 が設けられている。前記鋸歯7は、例えば丸鋸であってもよく、また帯鋸であっ てもよい。前記鋸歯7はワークWを切断するため適宜上下動または前後動するた めの駆動装置(図示省略)と連動されているものである。
【0010】 前記駆動装置3は、例えば図1に示すように、螺子杆9と、前記螺子杆9に螺 合し、前記保持部材1と連動連結したねじ部材11aと、前記ねじ部材11aを ガイドするためのガイド11bと、前記螺子杆9に連動連結するステップモータ 13からなるものでもよい。また、前記駆動装置3はこれに限るものではなく、 油圧シリンダ等から構成される油圧式の駆動装置であってもよい。
【0011】 前記目標位置5aの手前一定の距離L離れた副目標位置5sにはワークWの先 端が通過したことを検出する検出装置15が設けられてある。前記検出装置15 は、例えば図1に示すように、発行ダイオード16と、受光ダイオード17とか らなる光学的センサーであってもよい。前記検出装置15はこれに限るものでは なく、機械的センサー、磁気的センサー等であってもよいものである。
【0012】 なお、前記目標位置と副目標位置間の距離Lは正確に計測されている必要があ る。また距離Lの長さは正確な数値制御が可能でかつ適宜の長さとする。即ち、 ワークWの先端が目標位置5aを通過してもよい場合は適宜に短かい距離とし、 ワークWの先端が目標位置5aを通過することが許されない場合は適宜長い距離 とする。
【0013】 前記検出装置15の受光ダイオード17の出力は、信号変換回路21に接続さ れており、前記信号変換回路21は行きの通過信号S1 と帰りの通過信号S2 を 区別して出力する。前記信号回路21の出力は制御装置23に入力され、前記制 御装置23の出力が前記ステップモータ13に入力される。
【0014】 前記制御装置23はシーケンス制御装置と数値制御装置を兼ね備えたものであ る。即ち、シーケンス制御の過程では以下に詳述するような制御信号を出力し、 数値制御の過程では一定のプログラムに従った制御信号を出力する。
【0015】 以下図2を参照して、前記制御装置23で行なうシーケンス制御について説明 する。
【0016】 図2は縦軸に速度V、横軸に距離xをとったものである。最初ワークWは任意 の高速度で目標位置に向かって送られる。このとき、副目標位置0を通過すると 検出装置15によって行きの通過が検出され、信号回路21から出力信号S1 が 出力される。制御装置23は、これに基づいて出力信号を減少させ、出力が一定 の負値になるまで減少を続ける。この場合、ワークWの先端は図2のA→B→C の如く移動し、ワークWは進行方向と逆向きに送られる。
【0017】 ワークWが逆向きに送られて、副目標位置0を通過すると、検出装置15から 帰りの通過が検出され、信号回路21から信号S2 が出力される。制御装置23 は信号S2 に基づいて出力信号を一定値Vs まで増加させる。この場合、ワーク Wの先端は図2のC→D→E→F→Gのように移動する。ワークの先端が再び副 目標位置を進行方向に向かって通過したら以後は数値制御に切替える。
【0018】 前記シーケンス制御では、簡単のため、検出装置や駆動装置におくれのない理 想的な場合について説明した。しかし、実際はおくれが存在するため、図2のA →a→b→c→d→e→f→gのように移動する。最初はワークWの送り速度が 大きいので、大きな偏差[Aa]を生ずるが、最後の送り速度は小さいので偏差 [Gg]も小さくなる。また、FG間は一定の低速度であり、予じめ偏差[Gg ]を測定しておいて、数値制御を行なう際に補正することもできる。
【0019】 プログラムによる数値制御の過程では、ワークWの初速度及び距離Lが予じめ 正確に知られているので、プログラム制御による開ループ制御によっても目標位 置に正しく停止させることができる。例えば、図2のG→H→J→Kのように制 御することもできる。
【0020】 なお、シーケンス制御は図2に示すものに限るものではなく、図3に示すよう に複数回の前進と後退を行なわせるようにしてもよい。また、図4に示すように 副目標位置を行きと帰りに分けて設けてもよいものである。さらに、複数の副目 標位置を設けてもよく、図5(a)または(b)に示すように後退させないで制 御を行なってもよい。
【0021】 本実施例は上記のような構成としたので、正確な位置合わせが自動的にできる 。従って、作業員の熟練を必要とすることもなくかつ短時間の位置合わせが可能 である。さらに、ワークの先端が最初に副目標位置を通過するまでは任意の速度 で送ることができ、またこの期間は制御も必要がないので制御装置が簡単となり 、ワークの送り開始位置と副目標位置の間が長距離であっても短時間に位置合わ せが可能である。
【0022】
前記実施例の説明からも理解できるように、本考案は位置合わせが正確に、か つ自動的にできるという効果がある。
【図1】本考案に係る実施例に全体を示す図である。
【図2】本実施例のシーケンス制御の1例を示す図であ
る。
る。
【図3】本実施例のシーケンス制御の別の例を示す図で
ある。
ある。
【図4】副目標位置を行きと帰りを別々に設けたシーケ
ンス制御を示す図である。
ンス制御を示す図である。
【図5】後退の送りを設けないシーケンス制御の例であ
る。
る。
3 駆動装置 5a 目標位置 5s 副目標位置 13 ステップモータ 15 検出装置 21 信号変換回路 23 制御装置
Claims (1)
- 【請求項1】 ワークの代表点(例えば先端)を目標位
置に合わせて停止させるワーク送り装置において、前記
目標位置の進行方向に対し一定距離手前に設けられた副
目標位置を前記代表点が通過したことを検出する検出器
と、前記ワークを双方向送り可能な駆動装置と、前記検
出器の出力信号に基づいて前記ワーク代表点を前記目標
位置の進行方向に対し所定の速度で通過するように前記
駆動装置を制御するシーケンス制御装置と、前記副目標
位置と前記目標位置間のワーク送りを制御する数値制御
装置とからなることを特徴とするワーク送り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991004498U JP2564214Y2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | ワーク送り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991004498U JP2564214Y2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | ワーク送り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0593747U true JPH0593747U (ja) | 1993-12-21 |
JP2564214Y2 JP2564214Y2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=11585731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991004498U Expired - Fee Related JP2564214Y2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | ワーク送り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2564214Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS571642A (en) * | 1980-05-23 | 1982-01-06 | Nissan Motor Co Ltd | Feed control equipment of machine tool |
-
1991
- 1991-02-07 JP JP1991004498U patent/JP2564214Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS571642A (en) * | 1980-05-23 | 1982-01-06 | Nissan Motor Co Ltd | Feed control equipment of machine tool |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2564214Y2 (ja) | 1998-03-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |