JPH05265522A - ねじ加工装置 - Google Patents
ねじ加工装置Info
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- JPH05265522A JPH05265522A JP6603892A JP6603892A JPH05265522A JP H05265522 A JPH05265522 A JP H05265522A JP 6603892 A JP6603892 A JP 6603892A JP 6603892 A JP6603892 A JP 6603892A JP H05265522 A JPH05265522 A JP H05265522A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ねじ加工装置において、回転モータ12と送
りモータ7との駆動バランスをのズレを減少させ、ねじ
加工工具の限界に近いような高速ねじ加工時において
も、精度の高いねじ加工を行うことができるねじ加工装
置を提供すること。 【構成】 主軸11を回転させる回転モータ12を駆動
する回転指令値Rsが加減速演算器50に入力される。
回転指令値Rsは加減速演算器50により指令速度を目
標として任意の曲線で加減速する回転指令値Rに変換さ
れ、これに基づき、回転モータ12,送りモータ7制御
され主軸ヘッド5が上下に送られてタップ工具15によ
り被加工物17にねじ加工が行われる。
りモータ7との駆動バランスをのズレを減少させ、ねじ
加工工具の限界に近いような高速ねじ加工時において
も、精度の高いねじ加工を行うことができるねじ加工装
置を提供すること。 【構成】 主軸11を回転させる回転モータ12を駆動
する回転指令値Rsが加減速演算器50に入力される。
回転指令値Rsは加減速演算器50により指令速度を目
標として任意の曲線で加減速する回転指令値Rに変換さ
れ、これに基づき、回転モータ12,送りモータ7制御
され主軸ヘッド5が上下に送られてタップ工具15によ
り被加工物17にねじ加工が行われる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、先端にねじ加工工具が
装着された主軸を回転させるための回転モータと、主軸
を被加工物に対して接近させるための送りモータとによ
り、主軸に装着された加工工具にて、被加工物に対し
て、ねじ加工を行うねじ加工装置に関するものである。
装着された主軸を回転させるための回転モータと、主軸
を被加工物に対して接近させるための送りモータとによ
り、主軸に装着された加工工具にて、被加工物に対し
て、ねじ加工を行うねじ加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のねじ加工装置について
は、特開昭64−58425号公報に記載されているも
のがあり、以下その概略構成を説明する。
は、特開昭64−58425号公報に記載されているも
のがあり、以下その概略構成を説明する。
【0003】図3に示すように、ねじ加工装置の機械本
体1はたて型のタップ盤をなすものであり、基台2に直
立配置したコラム3にスライダ4を介して主軸ヘッド5
が上下に摺動自在に支持され、主軸ヘッド5はボールね
じ6に係合されている。ボールねじ6はACサーボモー
タからなる送りモータ7に連結されて回転駆動され、主
軸ヘッド5を昇降する。送りモータ7には、回転速度を
検出するタコゼネレータ8と、回転位置を検出するパル
スゼネレータ9とが設けられている。また、パルスゼネ
レータ9は主軸ヘッド5の送り位置を検出する送り位置
検出手段をも兼ねている。
体1はたて型のタップ盤をなすものであり、基台2に直
立配置したコラム3にスライダ4を介して主軸ヘッド5
が上下に摺動自在に支持され、主軸ヘッド5はボールね
じ6に係合されている。ボールねじ6はACサーボモー
タからなる送りモータ7に連結されて回転駆動され、主
軸ヘッド5を昇降する。送りモータ7には、回転速度を
検出するタコゼネレータ8と、回転位置を検出するパル
スゼネレータ9とが設けられている。また、パルスゼネ
レータ9は主軸ヘッド5の送り位置を検出する送り位置
検出手段をも兼ねている。
【0004】主軸ヘッド5には主軸11が回転自在に軸
支され、回転モータ12により回転駆動される。回転モ
ータ12はACサーボモータからなり、回転速度を検出
するタコゼネレータ13と、回転位置を検出するパルス
ゼネレータ14とが設けられている。また、パルスゼネ
レータ14は主軸11の回転位置を検出する回転位置検
出手段をも兼ねている。主軸11の下端にはタップ工具
15が取り付けられ、下孔16の空けられた被加工物1
7にねじ加工を施す。
支され、回転モータ12により回転駆動される。回転モ
ータ12はACサーボモータからなり、回転速度を検出
するタコゼネレータ13と、回転位置を検出するパルス
ゼネレータ14とが設けられている。また、パルスゼネ
レータ14は主軸11の回転位置を検出する回転位置検
出手段をも兼ねている。主軸11の下端にはタップ工具
15が取り付けられ、下孔16の空けられた被加工物1
7にねじ加工を施す。
【0005】主軸11を回転制御する回転系(以下、R
軸と称する)の制御回路について説明する。
軸と称する)の制御回路について説明する。
【0006】入力装置21に入力されたデータに基づ
き、演算器22において時間tに対する回転速度に応じ
た回転指令値Rが演算され、回転速度に応じたパルス列
として回転偏差カウンタ30(回転偏差演算手段)に出
力される。ここで、図4に示すように、回転指令値Rは
指令回転速度を目標として直線で加減速している。回転
偏差カウンタ30には位置フィードバックパルスとし
て、回転モータ12の回転角に応じたパルスがパルスゼ
ネレータ14から入力される。回転偏差カウンタ30で
は回転指令値Rより読み出される指定回転位置とパルス
ゼネレータ14で検出された主軸の回転位置rとの偏差
E(R)=R−rを演算し、その回転偏差E(R)を回
転速度指令として回転サーボアンプ29(回転モータ駆
動手段)に出力する。回転サーボアンプ29には速度フ
ィードバック信号としてタコゼネレータ13からの実際
の速度に応じた信号v(r)が入力され、速度ループ系
を構成して回転モータ12を駆動する。上記の回転系
(R軸)の制御回路は通常の回転制御に用いられる回路
構成と同じである。
き、演算器22において時間tに対する回転速度に応じ
た回転指令値Rが演算され、回転速度に応じたパルス列
として回転偏差カウンタ30(回転偏差演算手段)に出
力される。ここで、図4に示すように、回転指令値Rは
指令回転速度を目標として直線で加減速している。回転
偏差カウンタ30には位置フィードバックパルスとし
て、回転モータ12の回転角に応じたパルスがパルスゼ
ネレータ14から入力される。回転偏差カウンタ30で
は回転指令値Rより読み出される指定回転位置とパルス
ゼネレータ14で検出された主軸の回転位置rとの偏差
E(R)=R−rを演算し、その回転偏差E(R)を回
転速度指令として回転サーボアンプ29(回転モータ駆
動手段)に出力する。回転サーボアンプ29には速度フ
ィードバック信号としてタコゼネレータ13からの実際
の速度に応じた信号v(r)が入力され、速度ループ系
を構成して回転モータ12を駆動する。上記の回転系
(R軸)の制御回路は通常の回転制御に用いられる回路
構成と同じである。
【0007】次に、主軸ヘッド5を上下する送り系(以
下、Z軸と称する)の制御回路について説明する。送り
系では、送り指令値Zが入力装置21から直接与えられ
るのではなく、回転偏差E(R)から算出され制御され
る。
下、Z軸と称する)の制御回路について説明する。送り
系では、送り指令値Zが入力装置21から直接与えられ
るのではなく、回転偏差E(R)から算出され制御され
る。
【0008】回転偏差カウンタ30からの回転偏差E
(R)は加速度演算器45に入力される。加速度演算器
45では回転偏差E(R)から回転の加速度A(ε)=
d/dt×E(R)を演算し、その加速度A(ε)を加
算器46に出力する。加算器46には、回転偏差カウン
タ30からの回転偏差E(R)が入力され、加算器46
は、回転偏差E(R)と回転偏差E(R)の加速度A
(ε)を加算し、送り指令値演算器47に出力する。回
転偏差E(R)は実際の回転速度v(r)に対応した値
になるから、加算器46の出力は主軸の回転速度と加速
度を加え合わせたもの(E(R)+d/dt×E
(R))になる。送り指令値演算器47では、予め入力
装置21から入力され演算器22を経由して与えられる
ねじ加工のピッチPとボールねじ6のリードLから、加
算器46の出力をP/L倍し送り指令値Z=P/L×
(E(R)+d/dt×E(R))を算出する。加速度
演算器45,加算器46及び回転指令値演算器47によ
り送り指令値演算手段を構成している。
(R)は加速度演算器45に入力される。加速度演算器
45では回転偏差E(R)から回転の加速度A(ε)=
d/dt×E(R)を演算し、その加速度A(ε)を加
算器46に出力する。加算器46には、回転偏差カウン
タ30からの回転偏差E(R)が入力され、加算器46
は、回転偏差E(R)と回転偏差E(R)の加速度A
(ε)を加算し、送り指令値演算器47に出力する。回
転偏差E(R)は実際の回転速度v(r)に対応した値
になるから、加算器46の出力は主軸の回転速度と加速
度を加え合わせたもの(E(R)+d/dt×E
(R))になる。送り指令値演算器47では、予め入力
装置21から入力され演算器22を経由して与えられる
ねじ加工のピッチPとボールねじ6のリードLから、加
算器46の出力をP/L倍し送り指令値Z=P/L×
(E(R)+d/dt×E(R))を算出する。加速度
演算器45,加算器46及び回転指令値演算器47によ
り送り指令値演算手段を構成している。
【0009】送り指令値演算器47から出力される送り
指令値Zは、回転速度と加速度を加え合わせたものに相
当する値となるから、主軸11のこれからの回転を予測
した送り指令値になる。そして、この送り指令値Zは加
算器28を経由して送りサーボアンプ24に出力され
る。
指令値Zは、回転速度と加速度を加え合わせたものに相
当する値となるから、主軸11のこれからの回転を予測
した送り指令値になる。そして、この送り指令値Zは加
算器28を経由して送りサーボアンプ24に出力され
る。
【0010】加算器28では送り指令値Zの補正が行わ
れる。すなわち、主軸ヘッド5の送り位置zを検出する
パルスゼネレータ9からのパルスは送り偏差カウンタ2
3に入力される。一方、回転位置rを検出するパルスゼ
ネレータ14からのパルスは送り補正値演算器31に入
力され、ねじ加工のねじピッチPとボールねじ6のリー
ドLとから回転位置rをP/L倍し、回転位置rに相当
する送り補正値z(r)=P/L×rを演算して送り偏
差カウンタ23に出力する。送り偏差カウンタ23で
は、上記送り補正値z(r)と主軸ヘッド5の送り位置
zとの送り偏差E(z)を演算し、加算器28に出力す
る。加算器28では、送り指令値演算器47からの送り
指令値Zを送り偏差E(z)により補正し、補正された
送り指令値Z(E)=Z+E(z)を送りサーボアンプ
24に出力する。
れる。すなわち、主軸ヘッド5の送り位置zを検出する
パルスゼネレータ9からのパルスは送り偏差カウンタ2
3に入力される。一方、回転位置rを検出するパルスゼ
ネレータ14からのパルスは送り補正値演算器31に入
力され、ねじ加工のねじピッチPとボールねじ6のリー
ドLとから回転位置rをP/L倍し、回転位置rに相当
する送り補正値z(r)=P/L×rを演算して送り偏
差カウンタ23に出力する。送り偏差カウンタ23で
は、上記送り補正値z(r)と主軸ヘッド5の送り位置
zとの送り偏差E(z)を演算し、加算器28に出力す
る。加算器28では、送り指令値演算器47からの送り
指令値Zを送り偏差E(z)により補正し、補正された
送り指令値Z(E)=Z+E(z)を送りサーボアンプ
24に出力する。
【0011】送りサーボアンプ24には速度フィードバ
ック信号として、タコゼネレータ8からの速度に応じた
信号v(z)が入力され、速度ループ系を構成して送り
モータ7を補正された送り指令値Z(E)に従って駆動
する。
ック信号として、タコゼネレータ8からの速度に応じた
信号v(z)が入力され、速度ループ系を構成して送り
モータ7を補正された送り指令値Z(E)に従って駆動
する。
【0012】上記の制御回路は、サーボアンプ24,2
9を除き、デジタル演算を行う回路であり、演算器2
2,回転偏差カウンタ30,送り偏差カウンタ23,加
速度演算器45,加算器46,送り指令値演算器47,
送り補正値演算器31、加算器28等は、マイクロコン
ピュータを用いた内部演算処理として実現される。
9を除き、デジタル演算を行う回路であり、演算器2
2,回転偏差カウンタ30,送り偏差カウンタ23,加
速度演算器45,加算器46,送り指令値演算器47,
送り補正値演算器31、加算器28等は、マイクロコン
ピュータを用いた内部演算処理として実現される。
【0013】入力装置21にねじのピッチ,送りのスト
ローク(タップ深さ),回転速度などのデータを入力す
ることにより、回転モータ12が駆動され、回転モータ
12に従動して送りモータ7が同期して送り駆動され、
ねじ加工が行われる。
ローク(タップ深さ),回転速度などのデータを入力す
ることにより、回転モータ12が駆動され、回転モータ
12に従動して送りモータ7が同期して送り駆動され、
ねじ加工が行われる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかいながら、フィー
ドバック制御を行ってモータを駆動している装置では、
指令信号に対するモータの駆動には遅れを生じることが
知られており、特に、加速度が変化する部分において大
きく遅れを生じる。このため、回転モータ12の回転偏
差と回転偏差の加速度を加算した値にしたがって送りモ
ータ7を駆動する上述した構成のねじ加工装置では、指
令信号の加速度に変化があると、回転モータ12が信号
に対して大きく遅れを生じ、送りモータ7と回転モータ
12との駆動バランスがズレてねじ加工精度の悪くする
といった問題点があった。特に、ねじ加工深さの浅い加
工、又は工具を小さなステップ幅でステップさせながら
行う加工を高速化すると、主軸11の回転及び主軸ヘッ
ド5の送りにおける加速度の変化が激しくなり、サーボ
制御などでモータを駆動する場合などは、追従遅れによ
る誤差が大きな問題点となる。
ドバック制御を行ってモータを駆動している装置では、
指令信号に対するモータの駆動には遅れを生じることが
知られており、特に、加速度が変化する部分において大
きく遅れを生じる。このため、回転モータ12の回転偏
差と回転偏差の加速度を加算した値にしたがって送りモ
ータ7を駆動する上述した構成のねじ加工装置では、指
令信号の加速度に変化があると、回転モータ12が信号
に対して大きく遅れを生じ、送りモータ7と回転モータ
12との駆動バランスがズレてねじ加工精度の悪くする
といった問題点があった。特に、ねじ加工深さの浅い加
工、又は工具を小さなステップ幅でステップさせながら
行う加工を高速化すると、主軸11の回転及び主軸ヘッ
ド5の送りにおける加速度の変化が激しくなり、サーボ
制御などでモータを駆動する場合などは、追従遅れによ
る誤差が大きな問題点となる。
【0015】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、回転モータと送りモータとの駆
動バランスをのズレを減少させ、ねじ加工工具の限界に
近いような高速ねじ加工時においても、精度の高いねじ
加工を行うことができるねじ加工装置を提供することを
目的とする。
になされたものであり、回転モータと送りモータとの駆
動バランスをのズレを減少させ、ねじ加工工具の限界に
近いような高速ねじ加工時においても、精度の高いねじ
加工を行うことができるねじ加工装置を提供することを
目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のねじ加工装置では、主軸を回転させるための
回転モータと、回転モータにより回転した主軸の回転位
置を検出する回転位置検出手段と、その回転位置検出手
段により検出された主軸の回転位置と回転速度を含む回
転指令との回転偏差を演算する回転偏差演算手段と、そ
の回転偏差に従って、回転モータを駆動する回転モータ
駆動手段と、先端にねじ加工工具が装着された主軸を被
加工物に対して接近させるための送りモータと、回転速
度,加速度を算出し、その各算出値とねじピッチとに基
づいて送り指令値を演算する送り指令値演算手段と、送
りモータにより送られた主軸の送り位置を検出する送り
位置検出手段と、その送り位置検出手段により検出され
た主軸の送り位置と送り指令値との送り偏差を演算する
送り偏差演算手段と、その送り偏差に従って、送りモー
タを駆動する送りモータ駆動手段と、回転指令に基づき
主軸の回転速度が指令速度を目標として任意の連続曲線
で加減速するように回転指令を修正して回転駆モータ動
手段に出力する加減速演算手段を備えている。
に本発明のねじ加工装置では、主軸を回転させるための
回転モータと、回転モータにより回転した主軸の回転位
置を検出する回転位置検出手段と、その回転位置検出手
段により検出された主軸の回転位置と回転速度を含む回
転指令との回転偏差を演算する回転偏差演算手段と、そ
の回転偏差に従って、回転モータを駆動する回転モータ
駆動手段と、先端にねじ加工工具が装着された主軸を被
加工物に対して接近させるための送りモータと、回転速
度,加速度を算出し、その各算出値とねじピッチとに基
づいて送り指令値を演算する送り指令値演算手段と、送
りモータにより送られた主軸の送り位置を検出する送り
位置検出手段と、その送り位置検出手段により検出され
た主軸の送り位置と送り指令値との送り偏差を演算する
送り偏差演算手段と、その送り偏差に従って、送りモー
タを駆動する送りモータ駆動手段と、回転指令に基づき
主軸の回転速度が指令速度を目標として任意の連続曲線
で加減速するように回転指令を修正して回転駆モータ動
手段に出力する加減速演算手段を備えている。
【0017】
【作用】上記の構成を有する本発明のねじ加工装置で
は、加減速演算手段が回転指令に基づき主軸の回転速度
が指令速度を目標として任意の連続曲線で加減速するよ
うに回転指令を修正して回転モータ駆動手段に出力す
る。このため、回転モータと送りモータとの駆動バラン
スのズレを減少させ、ねじ加工工具の限界に近いような
高速ねじ加工時においても、精度の高いねじ加工を行う
ことができる。
は、加減速演算手段が回転指令に基づき主軸の回転速度
が指令速度を目標として任意の連続曲線で加減速するよ
うに回転指令を修正して回転モータ駆動手段に出力す
る。このため、回転モータと送りモータとの駆動バラン
スのズレを減少させ、ねじ加工工具の限界に近いような
高速ねじ加工時においても、精度の高いねじ加工を行う
ことができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0019】但し、従来技術と同一の部材については、
同一の符号を付し、その説明を省略する。
同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0020】図1に示すように、入力装置21に入力さ
れたデータに基づき、演算器22において回転速度に応
じた回転指令値Rs(図2(a)参照)が演算され加減
速演算器50(加減速演算手段)に出力される。加減速
演算器50は回転指令値Rsに応じて指令速度を目標と
して任意の曲線で加減速する回転指令値R(図2(b)
参照)を出力する。ここで、加減速演算器50には、基
準回転速度に対する時間による速度変化量が記憶されて
おり、加減速演算器50は回転指令値Rsが入力される
と、前記速度変化量を回転指令値Rsの指令速度に応じ
て所定倍した回転指令値Rを出力する。
れたデータに基づき、演算器22において回転速度に応
じた回転指令値Rs(図2(a)参照)が演算され加減
速演算器50(加減速演算手段)に出力される。加減速
演算器50は回転指令値Rsに応じて指令速度を目標と
して任意の曲線で加減速する回転指令値R(図2(b)
参照)を出力する。ここで、加減速演算器50には、基
準回転速度に対する時間による速度変化量が記憶されて
おり、加減速演算器50は回転指令値Rsが入力される
と、前記速度変化量を回転指令値Rsの指令速度に応じ
て所定倍した回転指令値Rを出力する。
【0021】回転速度に応じて滑らかに加減速する回転
指令値Rはパルス列として回転偏差カウンタ30に出力
される。
指令値Rはパルス列として回転偏差カウンタ30に出力
される。
【0022】そして、従来技術と同様の処理が行われ
て、回転モータ12が駆動されて主軸11が回転され、
回転モータ12に従動して送りモータ7が同期して送り
駆動されて主軸ヘッド11が送られてタップ工具15に
より被加工物17にねじ加工が行われる。
て、回転モータ12が駆動されて主軸11が回転され、
回転モータ12に従動して送りモータ7が同期して送り
駆動されて主軸ヘッド11が送られてタップ工具15に
より被加工物17にねじ加工が行われる。
【0023】このように構成されたねじ加工装置では、
回転指令値Rが滑らかに加減速する任意の曲線であるの
で、加速度の変化が小さくなり回転モータ12の指令信
号に対する追従性が一定となり、送りモータ7と回転モ
ータ12との駆動バランスのズレを減少することができ
る。また、前記送り補正値演算器31から算出される送
り補正値z(r)と、パルスゼネレータ9から検出され
る送り位置zとにより送り偏差E(z)を算出し、その
算出値より送り指令値Zを補正しているので、送り位置
と回転位置との定常的な誤差が開くことがなく精度を向
上させる効果をもつ。
回転指令値Rが滑らかに加減速する任意の曲線であるの
で、加速度の変化が小さくなり回転モータ12の指令信
号に対する追従性が一定となり、送りモータ7と回転モ
ータ12との駆動バランスのズレを減少することができ
る。また、前記送り補正値演算器31から算出される送
り補正値z(r)と、パルスゼネレータ9から検出され
る送り位置zとにより送り偏差E(z)を算出し、その
算出値より送り指令値Zを補正しているので、送り位置
と回転位置との定常的な誤差が開くことがなく精度を向
上させる効果をもつ。
【0024】以上述べた実施例では、回転偏差E(R)
に基づいて回転の加速度を算出し、その加速度A(ε)
により送り指令値Zを算出したが、回転速度と加速度を
他の値から算出し制御することも可能である。例えば、
パルスゼネレータ14により検出された実際の主軸11
の回転位置rに基づいて算出したり、演算器22からの
回転指令値Rに基づいて算出してもよい。
に基づいて回転の加速度を算出し、その加速度A(ε)
により送り指令値Zを算出したが、回転速度と加速度を
他の値から算出し制御することも可能である。例えば、
パルスゼネレータ14により検出された実際の主軸11
の回転位置rに基づいて算出したり、演算器22からの
回転指令値Rに基づいて算出してもよい。
【0025】尚、本実施例では、加減速演算器50に
は、基準回転速度に対する時間による速度変化量が記憶
されており、加減速演算器50は前記速度変化量を回転
指令値Rsの指令速度に応じて所定倍して指令速度を目
標とした任意の曲線で加減速する回転指令値Rを出力し
ているが、加減速演算器50は、他の方法によって回転
指令値Rsの指令速度を目標として任意の曲線で加減速
する回転指令値Rを出力してもよい。
は、基準回転速度に対する時間による速度変化量が記憶
されており、加減速演算器50は前記速度変化量を回転
指令値Rsの指令速度に応じて所定倍して指令速度を目
標とした任意の曲線で加減速する回転指令値Rを出力し
ているが、加減速演算器50は、他の方法によって回転
指令値Rsの指令速度を目標として任意の曲線で加減速
する回転指令値Rを出力してもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のねじ加工装置によれば、回転速度を指令速度まで
任意の曲線で加減速して回転指令値を算出しているの
で、回転指令値の加速度の変化が小さくなり回転モータ
の指令信号に対する追従性が一定となり、送りモータと
回転モータとの駆動バランスのズレを減少することがで
きる利点を有する。
発明のねじ加工装置によれば、回転速度を指令速度まで
任意の曲線で加減速して回転指令値を算出しているの
で、回転指令値の加速度の変化が小さくなり回転モータ
の指令信号に対する追従性が一定となり、送りモータと
回転モータとの駆動バランスのズレを減少することがで
きる利点を有する。
【図1】本発明の一実施例を示すねじ加工装置の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】(a)は加減速演算器に入力される信号を示す
説明図である。(b)は加減速演算器から出力される信
号を示す説明図である。
説明図である。(b)は加減速演算器から出力される信
号を示す説明図である。
【図3】従来技術のねじ加工装置の構成を示すブロック
図である。
図である。
【図4】従来技術の主軸回転の信号を示す説明図であ
る。
る。
7 送りモータ 9 パルスゼネレータ 12 回転モータ 14 パルスゼネレータ 23 送り偏差カウンタ 24 送りサーボアンプ 29 回転サーボアンプ 30 回転偏差カウンタ 45 加速度演算器 46 加算器 47 送り指令値演算器 50 加減速演算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05B 19/407 K 9064−3H G05D 3/12 306 R 9179−3H
Claims (1)
- 【請求項1】 先端にねじ加工工具が装着された主軸を
回転させるための回転モータと、 前記回転モータにより回転された主軸の回転位置を検出
する回転位置検出手段と、 その回転位置検出手段により検出された主軸の回転位置
と回転速度や回転距離を含む回転指令との回転偏差を演
算する回転偏差演算手段と、 その回転偏差に従って、回転モータを駆動する回転モー
タ駆動手段と、 主軸を被加工物に対して接近させるための送りモータ
と、主軸の回転速度,加速度を算出し、その各算出値と
ねじピッチとに基づいて送り指令値を演算する送り指令
値演算手段と、 前記送りモータにより送られた主軸の送り位置を検出す
る送り位置検出手段と、 その送り位置検出手段により検出された主軸の送り位置
と送り速度や送り長さを含む送り指令値との送り偏差を
演算する送り偏差演算手段と、 その送り偏差に従って、送りモータを駆動する送りモー
タ駆動手段と、 前記回転指令に基づき主軸の回転速度が指令速度を目標
として任意の連続曲線で加減速するように回転指令を修
正して前記回転モータ駆動手段に出力する加減速演算手
段とを備えたことを特徴とするねじ加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6603892A JPH05265522A (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | ねじ加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6603892A JPH05265522A (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | ねじ加工装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05265522A true JPH05265522A (ja) | 1993-10-15 |
Family
ID=13304318
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6603892A Pending JPH05265522A (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | ねじ加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05265522A (ja) |
-
1992
- 1992-03-24 JP JP6603892A patent/JPH05265522A/ja active Pending
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