JPH059361Y2 - - Google Patents

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JPH059361Y2
JPH059361Y2 JP5758187U JP5758187U JPH059361Y2 JP H059361 Y2 JPH059361 Y2 JP H059361Y2 JP 5758187 U JP5758187 U JP 5758187U JP 5758187 U JP5758187 U JP 5758187U JP H059361 Y2 JPH059361 Y2 JP H059361Y2
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JP
Japan
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barrier
corridor
upper jaw
exterior
outer edge
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JP5758187U
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JPS63165001U (ja
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  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は建物の外廊下に設けるプレキヤストコ
ンクリート(以下PCという)製障壁の取付け構
造に関するものである。
〔従来の技術〕
マンシヨン等の高層建築の外廊下には通常出入
口等の前面に目隠しと風の吹込みを防止するため
の障壁が設けられている。この障壁を平板状の
PC板とし、これを外廊下外縁に取付けるには、
従来、通常、「フアスナー」として知られる形式
の取付け金具を用い、L形断面のプレートのフラ
ンジとボルトとによつて、取付け金具がPC製障
壁の重量を支持するような取付け構造としてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕 上記取付け構造によると、PC製障壁は重いた
め取付け金具が錆びてその耐荷重が減少してくる
と、障壁の荷重に耐えきれず取付け金具が折損し
てPC製障壁が脱落するという危険があつた。
本考案は上記従来の問題点に鑑み、これを解消
すべくなされたものであつて、その目的とすると
ころは取付け金具にPC製障壁の荷重が直接加わ
らず、取付け金具が錆びて耐荷重が減少しても障
壁が直ちに落下する危険のない建物の外廊下に設
けるPC製障壁の取付け構造を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的を達成するため本考案は、建物の外廊
下に設けるPC製障壁の取付け構造において、前
記PC製障壁の上端には直角に屈折する上あごを
形成してあり、上記障壁の上あごを各階の外廊下
の外縁に乗せ掛け、上あごと廊下の外縁との両接
合部を緩衝部材を介してボルトで止め着けると共
に、障壁の下端は各下階の障壁の上端に順次ボル
トで止め着けてあることを特徴とする。
〔作用〕
上記構造において、PC製障壁の重量は上あご
によつて外廊下に支持されるため、障壁と外廊
下、あるいは上下の障壁同士を止め着けるボルト
に障壁の重量が直接加わらず、ボルトが錆びて耐
荷重が減少してきてもボルトが折損して障壁が直
ちに脱落する危険が避けられると共に、上あごと
廊下の外縁との両接合部を緩衝部材を介してボル
トで止め着けることによつて、障壁が地震力を受
けても、緩衝部材の変形によつて吸収することが
できる。
〔実施例〕
以下本考案を図示の一実施例に基いて説明す
る。第1図は本考案に係るPC製障壁の取付け構
造の縦断面図、第2図は同構造の内面視立面図、
第3図は止め着け部の拡大断面図であつて、図に
おいて、1は建物の躯体からはね出された各階の
外廊下、2は外廊下1の外縁に沿つて取付けられ
た手摺り、3は部屋の出入口等の前面に設けられ
た障壁である。
障壁3は縦長長方形状のプレキヤストコンクリ
ート板で成り、上部に直角に屈折する上あご3a
が形成されている。上あご3aには左右両端部寄
りの上面にボツクス4が埋込まれると共に、ボツ
クス4底面から上あご3aを下方に貫通するボル
ト孔5が穿設され、また障壁3上端面に上階の障
壁3下部を止め着けるためのアンカーナツト6が
埋込まれている。
さらに、障壁3下部の左右両端部寄り内面にボ
ツクス7が埋込まれ、ボツクス7下面から障壁3
を下方に貫通するボルト孔8が穿設されている。
上述の障壁3は取付けに当り、各階の外廊下1
の外縁の所定位置に上あご3aを乗せ掛けて障壁
3の荷重を支持させ、ボツクス4からボルト孔5
にボルト9を挿通し、予め外廊下1の外縁所定位
置に埋込んであつたアンカーナツト10に締着
し、外廊下1に障壁3を止め着ける。この時ボル
ト9には地震等による外廊下1と障壁3との相対
変位を吸収させるためのスプリングワツシヤ等の
緩衝部材11として、コイルスプリングを挿通し
て介在させる。そして障壁3下部のボツクス7か
らボルト孔8にボルト12を挿通し、障壁3上端
面のアンカーナツト6に締着し、上下の障壁3,
3同士を止め着ける。
第4図は地震等により階層に水平変位が生じた
場合の状態を示したもので、階層の水平方向の変
位により障壁3は傾き一端が浮上がるが、この浮
上がりは上あご3aと外廊下1とを止め着けるボ
ルト9に介在された緩衝部材11によつて吸収さ
れる。
なお、上下に連続する障壁3同士の相対変位は
僅かであるため上下の障壁3を止め着けるボルト
12には緩衝部材を介在させなくても差支えな
い。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、建物の外廊下に
設けるPC製障壁の取付け構造において、前記PC
製障壁の上端には直角に屈折する上あごを形成し
てあり、上記障壁の上あごを各階の外廊下の外縁
に乗せ掛け、上あごと廊下の外縁との両接合部を
緩衝部材を介してボルトで止め着けると共に、障
壁の下端は各下階の障壁の上端に順次ボルトで止
め着けてあるから、PC製障壁の重量は上あごに
よつて外廊下に支持され、障壁と外廊下、あるい
は上下の障壁同士を止め着けるボルトに障壁の重
量が直接加わらず、取付けボルトが錆びて耐荷重
が減少してきてもボルトが折損して障壁が直ちに
脱落する危険を免れることができるばかりでな
く、止め着けたボルトにかかる外力が緩衝部材の
変形によつて吸収されるから、PC製障壁の取付
け構造として極めて新規的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は本考
案に係るプレキヤストコンクリート製障壁の取付
け構造の縦断面図、第2図は同構造の内面視立面
図、第3図は止め着け部の拡大断面図、第4図は
地震等により階層に水平変位が生じた場合の説明
図である。 1……外廊下、3……プレキヤストコンクリー
ト製障壁、3a……上あご、6,10……アンカ
ーナツト、9,12……ボルト、11……緩衝部
材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 建物の外廊下に設けるプレキヤストコンクリー
    ト製障壁の取付け構造において、前記プレキヤス
    トコンクリート製障壁の上端には直角に屈折する
    上あごを形成してあり、上記障壁の上あごを各階
    の外廊下の外縁に乗せ掛け、上あごと廊下の外縁
    との両接合部を緩衝部材を介してボルトで止め着
    けると共に、障壁の下端は各下階の障壁の上端に
    順次ボルトで止め着けてあることを特徴とする建
    物の外廊下に設けるプレキヤストコンクリート製
    障壁の取付け構造。
JP5758187U 1987-04-16 1987-04-16 Expired - Lifetime JPH059361Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP5758187U JPH059361Y2 (ja) 1987-04-16 1987-04-16

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JP5758187U JPH059361Y2 (ja) 1987-04-16 1987-04-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63165001U JPS63165001U (ja) 1988-10-27
JPH059361Y2 true JPH059361Y2 (ja) 1993-03-09

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