JPH059355Y2 - - Google Patents

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JPH059355Y2
JPH059355Y2 JP1987004714U JP471487U JPH059355Y2 JP H059355 Y2 JPH059355 Y2 JP H059355Y2 JP 1987004714 U JP1987004714 U JP 1987004714U JP 471487 U JP471487 U JP 471487U JP H059355 Y2 JPH059355 Y2 JP H059355Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は例えば試験管のような容器に付けら
れたキヤツプを自動的に着脱すると共に所要の液
体を注入または希釈等の処理を行うキヤツプ付容
器処理装置に関する。
「従来の技術」 キヤツプ付容器を機械によつて自動的に脱着さ
せようとする試みが例えば「特公昭53−47480号
公報」あるいは「特開昭59−142993号公報」に見
られるように各種なされている。
前者にはドラム缶に蓋を自動的に被せる装置が
示されている。また後者にはねじ込式の蓋を容器
に対して着脱する容器蓋開閉装置が開示されてい
る。
「考案が解決しようとする問題点」 従来の技術に開示した前者の装置では蓋の装着
だけを目的としており、試験管のような容器に対
するキヤツプ着脱装置には応用することはできな
い。
また後者にはねじ込式の蓋を容器に対して着脱
する装置が開示されているが、この装着には容器
を搬送する手段がなく、従つて搬送装置上にある
容器と、回動手段との間を位置合わせするための
手段は存在しない。また、この従来技術ではねじ
蓋をリンク結合された3組のレバーによつて把持
する構造のため、構造が複雑になる欠点がある。
このため、例えば試験管に収納した被検体に希
釈液を注入したり、あるいは試薬を注入するため
にキヤツプ付の試験管を移動させ、これらの希釈
作業および試薬の注入作業等を行わせる装置に応
用することはできない。
この考案の目的は希釈作業、試薬の注入作業等
を行うために容器を移動させる搬送装置を具備し
た装置において、搬送装置によつて搬送される容
器とキヤツプ着脱装置を構成する指の位置を正確
に合致させることができる構造としたキヤツプ付
容器処理装置を提供しようとするものである。
「課題を解決するための手段」 この考案では被検体を収納したキヤツプ付容器
を把持する把持手段を具備し、この把持手段を容
器と共に直線に沿つて搬送する容器搬送装置と、
この容器搬送装置によつて搬送されるキヤツプ付
容器のキヤツプを把持する一対の指を具備し、こ
の一対の指が上下方向に移動してキヤツプ付容器
のキヤツプを容器に対して脱着動作するキヤツプ
把持装置とによつて構成されるキヤツプ付容器処
理装置において、 キヤツプ把持装置は容器搬送装置の搬送方向に
対して直交する方向に移動する移動台によつて進
退自在に支持され、容器搬送装置の停止位置と、
移動台の停止位置の設定によつてキヤツプ付容器
の軸芯と、キヤツプ把持装置の軸芯とを合致させ
るように構成したことを特徴とする。
「作用」 この考案の構成によれば、被検体を収納した容
器は容器搬送装置の把持手段によつて把持された
状態で搬送され、この考案によるキヤツプ着脱装
置の位置で停止する。この停止状態で第1移動台
が容器搬送装置に向かつて移動し、第2移動台に
装着したキヤツプ把持装置を下降させ指を容器の
キヤツプ位置に合致させる。その状態でキヤツプ
把持装置にも電気信号を与え指を閉じさせキヤツ
プを把持する。
指がキヤツプを把持した状態で第2移動台を上
方に移動させることによつて容器は容器搬送装置
の把持手段に把持されているからキヤツプだけを
持ち上げることができ、これによつてキヤツプを
外すことができる。
キヤツプが外れると容器搬送装置は容器を移動
させ、他の位置で試薬等の注入、パツフア液での
希釈等の処理を行い、再びキヤツプ着脱装置の位
置に戻る。その位置で第2移動台を下降させるこ
とにより指でつかんだキヤツプを容器の口に嵌合
させ、容器の口を塞ぐことができる。
このように、この考案の構成によればキヤツプ
把持装置と容器搬送装置との移動方向を直交させ
た構造としたことにより、キヤツプ把持装置の指
と、容器搬送装置で運ばれて来る容器の軸芯とを
容易に合致させることができる利点が得られる。
また、キヤツプ把持装置を構成する指の形状を
互いに向き合う面に、凹面を形成したからキヤツ
プの把持を確実に行うことができる。更に指から
直交する向きに延長させたラツクを1個のピニオ
ンに噛合させて駆動させる構造としたから、キヤ
ツプ把持装置の構造を簡素化することができる。
「実施例」 第1図にこの考案の一実施例を示す。図中10
0は容器搬送装置、200はこの考案によるキヤ
ツプ着脱装置、300はバツフア液注入装置、4
00は試薬注入装置を示す。
つまり、この例においては容器搬送装置100
に沿つてキヤツプ着脱装置200と、バツフア液
注入装置300と、試薬注入装置400を配置し
た場合を示す。
容器搬送装置100はキヤツプ着脱装置20
0、バツフア液注入装置300、試薬注入装置4
00の配列方向に架設した一対のシヤフト10
1,102と、このシヤフト101,102に案
内されて横動する搬送台103と、この搬送台1
03をベルト104によつて横動させるステツピ
ングモータ105と、搬送台103に取付けられ
搬送台103に形成された孔に挿入された容器を
把持する把持手段106とによつて構成すること
ができる。
搬送台103には第2図に示すように容器50
0を挿入する孔107を有し、この孔107に試
験管のような容器500を挿入し、容器500を
鉛直な姿勢に保持する。
これと共に把持手段106は二本の指108
A,108Bを有し、この二本の指108A,1
08Bによつて容器を把持する。また電気信号に
よつてその把持状態を解除することができる。
把持手段106の内部構造の概略を説明する
と、駆動源は直流マイクロモータを用いる。直流
マイクロモータの出力軸は減速ギヤボツクスに接
続し、減速ギヤボツクスの出力軸に第1図に示す
ピニオン109を取付ける。ピニオン109に一
対のラツク111Aと111Bを噛合させ、ラツ
ク111Aと111Bをピニオン109の回転に
よつて二本の指108Aと108Bを互いに逆向
きに移動させる。
従つて直流マイクロモータに印加する直流電圧
の極性によつて直流マイクロモータを正転及び逆
転駆動することによつてラツク111Aと111
Bが互いに近接する方向と離れる方向に可動され
る。ラツク111A,111Bの最大偏倚位置に
はリミツトスイツチを設け、その各最大偏倚位置
で直流マイクロモータが自動的に停止する構造と
なつている。
ラツク111Aと111Bにはアーム112
A,112Bが取付けられ、このアーム112
A,112Bに指108A,108Bが取付けら
れ、この指108A,108Bが直流マイクロモ
ータの駆動によつて近傍または離れる方向に移動
し、近接方向に移動させることによつて指108
A,108Bが容器500を把持する。
容器500は搬送台103が第1図に示すAに
位置するとき、ここには特に図示しないが多関節
作業腕によつて搬送台103に容器500を搭載
する。容器500が搭載されると把持手段106
は容器500を把持し、ステツピングモータ10
5を起動させて搬送台103を移動させる。第1
図に示すA点、B点、C点、D点、E点、F点は
搬送台103の停止位置を示す。この停止位置A
〜F点はステツピングモータ105に与えるパル
ス数によつて決定され、特に図示しないが制御器
から制御パルスによつてA〜F点の任意の位置に
搬送台103を移動させ、その位置に停止させる
ことができる構造となつている。第2図に示す6
00及び601は光学式の位置検出センサを示
し、これはシヤフト101,102の両端に設け
られ搬送台103の暴走を防止するリミツトスイ
ツチとして動作する。
搬送台103がB点に到来するとその位置で搬
送台103が停止し、その停止のタイミングを受
けてキヤツプ着脱装置200が起動される。
キヤツプ着脱装置200は容器搬送装置100
に対して進退方向に架設した第1案内レール20
1と、この第1案内レール201に移動自在に装
着した第1可動台202と、この第1可動台20
2に鉛直方向に摺動自在に装着され、一対のシヤ
フトによつて構成された第2案内レール203
と、この第2案内レール203の両端に取付けた
第2可動台204と、第2可動台204の間に架
設したラツク205と、第1移動台202に搭載
された直流モータ206と、この直流モータ20
6の減速出力軸に取付けられ、ラツク205と噛
合したピニオン207と、第2移動台204に搭
載され容器搬送装置100の方向に突出したアー
ム208と、このアーム208の先端に取付けら
れ、キヤツプをつかむ一対の指を具備したキヤツ
プ把持装置209とによつて構成される。
キヤツプ把持装置209は容器搬送装置100
に搭載した把持手段106と同一構造のものを用
いる。従つて二本の指209Aと209Bは互い
に対向する面に凹面を有し、この凹面によつて円
形のキヤツプを把持する。また、その駆動は先の
説明と同様に直流マイクロモータに取付けたピニ
オンと、指209A,209Bと直交する向きに
取付けたラツクとの噛合によつて互いに接近する
方向と離れる方向に可動させることができるよう
に構成される。
第1移動台202は第4図の基板Mに設置され
た直流マイクロモータ211によつて移動操作さ
れる。つまり、第1案内レール201の前端と後
端にプーリ212A,212Bを設け、後端側の
プーリ212Bに直流マイクロモータ211を連
結する。プーリ212A,212Bにはベルト2
13を架張し、ベルト213を第1移動台202
に連結する。
このような構造によつて直流マイクロモータ2
11を正転方向または逆転方向に駆動することに
よつて第1移動台202を前進及び後退させるこ
とができる。前進の所定位置と後退の所定位置に
は特に図示しないがリミツトスイツチを設け、こ
のリミツトスイツチによつて第1移動台202の
停止位置を決定する構造としている。
第1移動台202には水平方向に突出した突片
202Aを設け、この突片202Aに鉛直方向に
二つの孔を形成し、この二つの孔に第2案内レー
ル203を構成する二本のシヤフトを貫通させ
る。シヤフトの上端と下端に第2移動台204を
構成する板を取付ける。従つて第2移動台204
は第2案内レール203が突片202Aを摺動す
ることによつて上下方向に移動できるように支持
される。第2案内レール203に沿つてラツク2
05を架設し、このラツク205に直流モータ2
06によつて駆動されるピニオン207が噛合さ
れる。
つまり、直流モータ206は第1移動台202
に搭載され、その出力軸は減速ギヤボツクス20
6Aを通じて取り出される。減速ギヤボツクス2
06Aの出力軸にピニオン207が取付けられ、
このピニオン207がラツク205に噛合され
る。
この構造によつて直流モータ206を正転方向
及び逆転方向に駆動することにより第2移動台2
04が上方向または下方向に移動する。第2移動
台204が上方向及び下方向に移動することによ
り、アーム208を上下に移動させることができ
る。
以上説明した構造によつて、アーム208の先
端に取付けたキヤツプ把持装置209を容器搬送
装置100に対して進退させることができ、また
上下に移動させることができる。よつてキヤツプ
把持装置209の指209A,209Bを最も開
いた状態にして第1移動台202を前進させ、指
209A,209Bが容器500の上に達した状
態で第2移動台204を下降させ、指209A,
209Bを容器500の上端、つまりキヤツプ5
01(第2図参照)の位置で第2移動台204を
停止させる。その状態でキヤツプ把持装置209
を起動させ指209A,209Bを互いに近接す
る方向に移動させる。これによつて指209A,
209Bはキヤツプ501を把持する。指209
A,209Bがキヤツプ501を把持した状態で
第2移動台204を上昇させることにより、キヤ
ツプ501を容器500から引き抜くことができ
る。
容器500はキヤツプ501が取り除かれるこ
とにより上端が開放され試薬等の注入が可能な状
態となる。
この例では容器500のキヤツプ501を取り
外した後に容器搬送装置100の移動台103を
C点に移動させ、この位置で容器500にバツフ
ア液注入装置300によつてバツフア液を注入
し、被検体を所定の濃度となるように希釈するよ
うに構成した場合を示す。
バツフア液注入装置300はキヤツプ着脱装置
200と同様の構造によつてアーム308を前進
及び後退させることができる。また第2移動台3
02が上下方向に移動することによつてアーム3
08を上下方向に移動させることができる。なお
以下に説明するバツフア液注入装置300と試薬
注入装置400において、先に説明したキヤツプ
着脱装置200の各部と対応する部分には符号の
下2桁を同一にして示している。
アーム308の先端には第5図に示すように下
向きにノズル315を設け、このノズル315に
可撓性チユーブ316を接続し、可撓性チユーブ
316の先にポンプとタンク(特に図示しない)
を接続し、ポンプによつてタンクからバツフア液
を吸い上げ、そのバツフア液をノズル315から
容器500に注入する動作を行わせる。
第5図において317はノズル315を洗浄す
る洗浄ポートを示す。この洗浄ポート317は柱
状ブロツクの上端側に二本の穴317A,317
Bを有し、この二本の穴317A,317Bの上
側は互いに連結される。一方の穴317Aにはそ
の側面から洗浄液を供給し、その洗浄液を他方の
穴317Bに流し込み、この穴317Bの底部か
ら洗浄液を流出させる。このようにして必要に応
じて(制御器からポンプに指令を送つたとき)洗
浄液を流して、その流れにノズル315を侵して
ノズル315を洗浄する。
つまりノズル315は洗浄ポート317におい
て洗浄されている状態で待機している。
C点に容器500が送られて来ると第2移動台
304が上方に移動し、ノズル315を洗浄ポー
ト317から引き出す。ノズル315が洗浄ポー
ト317から引き出されると第1移動台302が
前進し、ノズル315を容器500の上部に運
ぶ。ノズル315が容器500の真上に到達した
状態で第2移動台304は下方に移動し、ノズル
315を容器500に挿入する。
ノズル315が容器500に充分挿入された状
態でノズル315からバツフア液を注入する。バ
ツフア液の注入が終了すると第2移動台304が
上昇し、ノズル315を容器500から引き出
す。ノズル315が容器500から充分に引き出
された状態で第1移動台302が後退しノズル3
15を洗浄ポート317の上に運ぶ。ノズル31
5が洗浄ポート317の上に到達すると第1移動
台302の移動が停止され、代わつて第2移動台
304が下降する。ノズル315が洗浄ポート3
17に挿入された状態で第2移動台304の移動
が停止し待機状態となる。
この待機中にノズル315は洗浄液によつて洗
浄され、容器500に挿入された際に被検体と接
触したとしても次回に動作するときはノズル31
5は完全に洗浄され、前の被検体が次の被検体に
混入するようなことが起きないようにしている。
バツフア液注入装置300によつてバツフア液
が注入された後は、この例では三種類の試薬を順
次注入する場合を示す。400はこの試薬注入装
置を示す。
試薬注入装置400は三本のアーム408A,
408B,408Cを有し、この三本のアーム4
08A,408B,408Cは一つの第1移動台
402によつて一斉に進退し、上下方向には格別
に移動できるように構成される。
このために第1移動台402上に三個の直流モ
ータ406を搭載し、この直流モータ406の出
力軸をそれぞれ減速ギヤボツクス406Aを通じ
てピニオン407に伝達する。
各ピニオン407は格別に設けた第2移動台4
04A,404B,404Cに取付けたラツク4
05A,405B,405Cに噛合させる。各第
2移動台404A,404B,404Cは共通の
第1移動台402に上下方向に摺動自在に設けた
三組の第2案内レール403によつて各別に上下
方向に移動できるように支持される。
このようにして三つのモータ406を各別に駆
動させることによつてアーム408A,408
B,408Cを各別に上下動させることができ
る。
421A,421B,421Cは試薬ポツトを
示す。各アーム408A,408B,408Cの
先端には第5図で説明したバツフア液注入装置3
00と同じようにノズルが装着される。各ノズル
にはチユーブが接着され、そのチユーブが特に図
示しないが定量吸引手段に接続される。
試薬の注入は例えば次のようにして行われる。
各アーム408A,408B,408Cに取付け
られたノズルは待機中の試薬ポツト421A,4
21B,421Cに侵されている。先ず容器50
0がD点に運ばれたとすると、このとき各アーム
408A,408B,408Cのノズルにそれぞ
れ種類が異なる試薬を一定量ずつ吸引させる。試
薬の吸引が完了した状態で各アーム408A,4
08B,408Cを一斉に上昇させる。
各アーム408A,408B,408Cが最上
位置に達した状態で直流モータ411を起動さ
せ、ベルト413を介して第1移動台402を容
器搬送装置100に向かつて前進させる。アーム
408A,408B,408Cの先端が容器搬送
装置100の上に達した状態でアーム408Aだ
けを下降させ、そのノズルを容器500に挿入
し、容器500に第1の試薬を注入する。
第1の試薬を注入した状態でアーム408Aは
上昇し、ノズルを容器500から引き出す。容器
500からノズルが引き出されると容器搬送装置
100が起動し、移動台103をE点に移動させ
る。
移動台103がE点に達するとアーム408B
が下降し、その先端に設けたノズルを容器500
に挿入し、容器500に第2の試薬を注入する。
試薬の注入が終わるとアーム408Bは上昇し、
ノズルを容器500から引き出す。ノズルが容器
から引き出されると容器搬送装置100が起動し
容器500をF点に移動させる。
容器500がF点に運ばれると上述と同様にア
ーム408Cが下降し、容器500に第3の試薬
を注入する。
このようにして全ての試薬を容器500に注入
し、アーム408Cが最上位置に戻ると第1移動
台402が後退し、アーム408A,408B,
408Cを一斉に後退させる。
アーム408A,408B,408Cの先端、
つまりノズルが洗浄ポート417の上に到達した
状態で第1移動台402の移動を一時停止させ、
その状態でアーム408A,408B,408C
を一斉に下降させノズルを洗浄ポート417に挿
入し、各アーム408A,408B,408Cの
ノズルを洗浄する。
一定時間の洗浄が終了すると各アーム408
A,408B,408Cを一斉に上昇させ、その
位置から再び第1移動台402を後退させる。ノ
ズルの位置が試薬ポツト421A,421B,4
21Cの上に到達した状態で第1移動台402の
移動を停止させ、これに代わつて各第2移動台4
04A,404B,404Cを下降させノズルを
各試薬ポツトに侵した状態にし、動作を終了す
る。
このようにして、この例では三種類の試薬を容
器500に注入することができる。なお、アーム
の数を増加させれば注入する試薬の数を自由に選
定することができる。
試薬を注入した容器500は、例えば容器搬送
装置100の終端に運ばれ、他の例えば作業腕等
につかまれて他の処理工程に移されるか、または
再度左側の始点に戻り、A点でキヤツプ着脱装置
200によつてキヤツプを被せ、キヤツプによつ
て開口部分を蓋した状態で他の処理工程に送るよ
うに構成することができる。
以上説明した一連の動作は特に図示しないが別
に設けた制御器からの制御信号によつて制御され
て実行される。
「考案の効果」 以上説明したように、この考案によれば被検体
を収納した容器500のキヤツプ501を自動的
に取り外すことができる。よつて多量の被検体を
順次連続して検査する場合に、その前処理工程の
先頭部分にこの考案によるキヤツプ着脱装置を設
けることにより、人手を頼らずに全自動で前処理
を行う装置を構成をすることができる。
しかもこの考案によれば、キヤツプ把持装置2
09と容器搬送装置100の移動方向を直交させ
た構造としたから、キヤツプ把持装置209の指
209A,209Bと、容器搬送装置100で運
ばれて来る容器500の軸芯を容易に合致させる
ことができる利点が得られる。
またキヤツプ把持装置209を構成する指20
9A,209Bの形状を互いに向き合う面に凹面
を形成したから、キヤツプの把持を確実に行うこ
とができる。更に指209A,209Bから直交
する向きに延長させたラツクを1個のピニオンに
噛合させて駆動させる構造としたから、キヤツプ
把持装置の構造を簡素化することができる利点も
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す平面図、第
2図はこの考案の実施例に用いた容器搬送装置の
構造を説明するための断面図、第3図はこの考案
の要部の構造を説明するための側面図、第4図は
その背面図、第5図はこの考案の実施例に用いた
バツフア液注入装置の一例を説明するための側面
図である。 100……容器搬送装置、103……移動台、
106……把持手段、200……キヤツプ着脱装
置、201……第1案内レール、202……第1
移動台、203……第2案内レール、204……
第2移動台、205……ラツク、206……直流
モータ、206A……減速ギヤボツクス、207
……ピニオン、208……アーム、209……キ
ヤツプ把持装置、209A,209B……指、2
11……直流マイクロモータ、212A,212
B……プーリ、213……ベルト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) A 被検体を収納したキヤツプ付容器を把持
    する把持手段を具備し、この把持手段を上記
    容器と共に直線に沿つて搬送する容器搬送装
    置と、この容器搬送装置によつて搬送される
    キヤツプ付容器のキヤツプを把持する一対の
    指を具備し、この一対の指が上下方向に移動
    して上記キヤツプ付容器のキヤツプを上記容
    器に対して脱着動作するキヤツプ把持装置と
    によつて構成されるキヤツプ付容器処理装置
    において、 B 上記キヤツプ把持装置は上記容器搬送装置
    の搬送方向に対して直交する方向に移動する
    移動台によつて進退自在に支持され、上記容
    器搬送装置の停止位置と、上記移動台の停止
    位置の設定によつて上記キヤツプ付容器の軸
    芯と、上記キヤツプ把持装置の軸芯とを合致
    させるように構成したことを特徴とするキヤ
    ツプ付容器処理装置。 (2) 請求項1記載の一対の指は互いに向き合う面
    に凹面を有し、この凹面によつてキヤツプを把
    持する構造としたキヤツプ付容器処理装置。 (3) 請求項1記載の一対の指は、指の突出方向と
    直交する方向に互いに平行するラツクを具備
    し、このラツクの相互の間にピニオンを配置
    し、このピニオンを直流マイクロモータによつ
    て駆動し、上記一対の指を互いに逆向きに近接
    および距間させるように構成したキヤツプ付容
    器処理装置。
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