JPH059351U - 形状可変シート - Google Patents

形状可変シート

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JPH059351U
JPH059351U JP6545891U JP6545891U JPH059351U JP H059351 U JPH059351 U JP H059351U JP 6545891 U JP6545891 U JP 6545891U JP 6545891 U JP6545891 U JP 6545891U JP H059351 U JPH059351 U JP H059351U
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seat
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adjusting rod
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JP6545891U
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浩幸 立山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】例えば車両用シートの形状を座る人の体型や好
みに合わせて変えることのできるシートを提供する。 【構成】シートクッション10及びシートバック20が
平板状基部11a,21aの左右両側にこの基部11
a,21aから所定量突出する一対のサイド部11b,
21bを備えた本体11,21と、この本体11,21
の両サイド部11b,21b間にはめ込み固定される平
板状の天板12,22とからなる。この平板状の天板1
2,22のシートパッド12a,22aの内部にはシー
ト表面と平行方向で横方向の孔13,23がシート表面
から同じ深さのところに複数本形成されている。この孔
13,23には抜き差し可能に径の異なるシート形状調
整棒30が圧入されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は例えば車両用シート等に使用されている形状可変シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
シートの一形式として図5に示すように、シートクッション40及び/または シートバック50が平板状基部41a,51aの左右両側にこの基部41a,5 1aから所定量突出する一対のサイド部41b,51bを備えた本体41,51 と、この本体41,51の両サイド部41b,51b間にはめ込み固定される平 板状の天板42,52とを有するシートがある。このシートのサイド部41b, 51bや平板状の天板42,52はウレタンフォーム等のパッド材からなるシー トパッドを主要部材としている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来のシートではシートパッドの外形が固定されていて、座る人 の体の形状や寸法等個人の体型に適するように、あるいは座る人の好みに応じて シート形状を調整することができない。 そこで本考案はこの問題点を解決して、簡単な構造で容易にシートの形状、即 ちシートの外形を形成しているシートパッドの形状を座る人の体型や好みに合わ せて変えることのできるシートを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案の形状可変シートは、シートクッション及び シートバックの少なくとも一方のシートパッドの内部に、シート表面と平行方向 で横方向に延びる少なくとも一本の挿入孔を設け、この挿入孔にシート形状調整 棒を抜き差し可能に圧入してなるものである。 そして、挿入孔に圧入するシート形状調整棒を複数本の棒で構成してもよく、 またそれぞれのシート形状調整棒の径が異なっていてもよい。 また、形状可変シートをシートクッション及びシートバックの少なくとも一方 が平板状基部の左右両側にこの基部から所定量突出する一対のサイド部を備えた 本体と、この本体の両サイド部間にはめ込み固定される平板状の天板と、この平 板状の天板のシートパッドの内部に形成したシート表面と平行方向で横方向に延 びる少なくとも一本の挿入孔に抜き差し可能に圧入されたシート形状調整棒とか らなるように構成してもよい。
【0005】
【考案の作用・効果】
このような構成によればシートパッド内に形成した挿入孔にシート形状調整棒 を圧入すると、この箇所でシートパッドの挿入孔が押圧拡張されてその部分のシ ートパッドの表面が膨らむ。従って、シート形状調整棒の圧入位置を選択するこ とで座る人の好みに応じて、あるいは座る人の体の形状や寸法等、個人の体型に 合わせて容易にシートの形状を変えることができる。そしてシート形状調整棒と して種々の径のものを用意し、挿入孔の位置により適当な径のものを選択して圧 入すれば、より自由度のあるシートの形状の調整を行うことができる。
【0006】
【実施例】
以下に本考案の一実施例を図面を用いて説明する。 図1は本考案の一実施例の形状可変シートの斜視図で、この図におけるA−A 面の断面図が図2に示されている。シートクッション10及びシートバック20 は平面状基部11a,21aの左右両側にこの基部11a,21aから所定量突 出する一対のサイド部11b,21bを備えた本体11,21と、この本体11 ,21の両サイド部11b、21b間にはめ込み、面接着テープ15で固定され る平板状の天板12,22とからなっており、サイド部11b,21b及び天板 12,22はウレタンフォーム等の発泡材からなるシートパッドで外形が形成さ れている。尚、シートクッション天板12の前端部はシートクッション本体11 を構成するフレームに回動可能に、又シートバック天板22の上端部はシートバ ック本体21を構成するフレームに回動可能に組み付けられている。
【0007】 図3は図1の形状可変シートの形状を調整する際の手法を説明するための図で あり、シートクッション本体11及びシートバック本体21にはめ込まれている 平板状の天板12,22を取り外して天板のシートパッド12a,22aに形成 された複数の挿入孔13,23の中に、座る人の腰に当接する部分には大きな径 のシート形状調整棒30を、それより上方には径の小さなさまざまな径のシート 形状調整棒30を圧入して調整しようとしている。このようにシート形状調整棒 30を圧入すると、図4(図1のB−B面における断面図)の(a)に示すよう に調整前は切り込まれた挿入孔23が偏平で一面に同じ厚みであったシートバッ ク20の天板22が、シート形状調整棒30を圧入することによって図4(b) に示すように挿入孔23の内表面が外側に膨らんでシート形状調整棒30の径に 合わせてシートパッド22aが膨出し、シートバック20の形状が変化する。
【0008】 シート形状調整棒30の材質としては金属製の中実または筒状の棒を用いるこ ともできるが、可撓性合成樹脂で適当な弾力性のある材質を採用すれば着座時に 撓むので、座る人は腰から背中にかけての一様な支持感を感じるだけでなく、ゆ ったりとしたスプリング感も得られて、座り心地が良くなる。又、シート形状調 整棒30の形状は図3及び図4に示したような断面円形に限らず、断面が三角形 、四角形、楕円形等にしてもよく、その形状は製造上の都合や、取扱のしやすさ を考慮して適宜設計できる。
【0009】 このように、シート形状調整棒30として種々の径のものを用意し、挿入孔1 3,23の位置により適当な径のものを選択して圧入すれば、自由度のあるシー トの形状の調整を行うことができる。従って、座る人の体の形状や寸法等、個人 の体型に合わせて容易にシートの形状を変えることが可能である。又、座る人の 好みに応じてシート形状を変化させることもできる。上記実施例のように座る人 の腰に当たる部分には径の大きいシート形状調整棒30を、それより上方には徐 々に径の小さなシート形状調整棒30を圧入して座る人の腰と背中の形状に合わ せてシート形状を調整すれば、座る人の腰と背中全体を一様に支持でき、特に腰 の部分の支持感が高まるので座り心地よいばかりでなく、長時間座る人にとって は疲れを低減し、腰痛発生の防止にもなる。また、シートクッション10の天板 12のシートパッド12aに形成した挿入孔13にもシート形状調整棒30を圧 入して、座る人の体型や好みに合わせて自由にシート形状を調節することができ る。
【0010】 更に、この実施例ではシートクッション10の天板12はシートクッション本 体11の前方先端部に回動可能に固定され、またシートバック20の天板22は シートバック本体21の上方先端部に回動可能に固定されて、シート形状調整時 には天板12,22をシートクッション本体11やシートバック本体21から回 動して取り出せるようになっている。このように天板12,22をシートクッシ ョン本体11及びシートバック本体21に取り付けておけば、シート形状調整作 業を簡便に行うことができ、また作業後の天板12,22のはめ込みも容易で、 天板12,22が位置ずれしたりすることもない。もちろん、図5に示したよう に天板40,41とシートクッション本体11あるいはシートバック本体21と が完全に離れるタイプのシートの天板にシート形状調整棒30を圧入できるよう に構成してもよい。
【0011】 また、シートクッションやシートバックのシートパッドを天板と本体の別部材 で形成せず、一体に形成してパッドの側部からシート形状調整棒30を圧入する ようにしてもよいが、この実施例のように平板状の天板12,22を本体11, 21の両サイド部11b,21b間にはめ込み固定できるように構成すれば、天 板12,22のシートパッド内に圧入したシート形状調整棒30の端部は本体1 1,21の両サイド部11b,21bで押さえられるので、天板12,22のシ ートパッド12a,22aから突出することがなく好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例である形状可変シートの斜
視図である。
【図2】 図1のA−A面における断面図である。
【図3】 図1の形状可変シートの形状調整を説明する
分解図である。
【図4】 図1のシートパッドの形状調整前、形状調整
後のB−B面における断面図である。
【図5】 従来のシートの分解図である。
【符号の説明】
10…シートクッション、11…シートクッション本
体、11a…基部、11b…サイド部、12…天板、1
2a…シートパッド、13…挿入孔、15…面接着テー
プ、20…シートバック、21シートバック本体、21
a…基部、21b…サイド部、22…天板、22a…シ
ートパッド、23…挿入孔、30…シート形状調整棒、
42,52…天板。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートクッション及びシートバックの少な
    くとも一方のシートパッドの内部に、シート表面と平行
    方向で横方向に延びる少なくとも一本の挿入孔を設け、
    この挿入孔にシート形状調整棒を抜き差し可能に圧入し
    たことを特徴とする形状可変シート。
  2. 【請求項2】前記シート形状調整棒が径の異なる複数本
    の棒であることを特徴とする請求項1記載の形状可変シ
    ート。
  3. 【請求項3】前記シート形状調整棒が可撓性であること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の形状可変シ
    ート。
  4. 【請求項4】請求項1記載の形状可変シートがシートク
    ッション及びシートバックの少なくとも一方が平板状基
    部の左右両側にこの基部から所定量突出する一対のサイ
    ド部を備えた本体と、この本体の両サイド部間にはめ込
    み固定される平板状の天板と、この平板状の天板のシー
    トパッドの内部に形成したシート表面と平行方向で横方
    向に延びる少なくとも一本の挿入孔に抜き差し可能に圧
    入されたシート形状調整棒とからなる形状可変シート。
JP6545891U 1991-07-24 1991-07-24 形状可変シート Expired - Lifetime JP2545298Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10414293B2 (en) 2017-01-18 2019-09-17 Nhk Spring Co., Ltd. Vehicle seat

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JP2545298Y2 (ja) 1997-08-25

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