JPH0593339A - 強化用及び熱可塑性有機材繊維からなる複合糸の製造装置 - Google Patents
強化用及び熱可塑性有機材繊維からなる複合糸の製造装置Info
- Publication number
- JPH0593339A JPH0593339A JP4062891A JP6289192A JPH0593339A JP H0593339 A JPH0593339 A JP H0593339A JP 4062891 A JP4062891 A JP 4062891A JP 6289192 A JP6289192 A JP 6289192A JP H0593339 A JPH0593339 A JP H0593339A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hood
- wall
- extrusion head
- composite yarn
- central passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01F—CHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
- D01F9/00—Artificial filaments or the like of other substances; Manufacture thereof; Apparatus specially adapted for the manufacture of carbon filaments
- D01F9/08—Artificial filaments or the like of other substances; Manufacture thereof; Apparatus specially adapted for the manufacture of carbon filaments of inorganic material
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C70/00—Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts
- B29C70/04—Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts comprising reinforcements only, e.g. self-reinforcing plastics
- B29C70/06—Fibrous reinforcements only
- B29C70/10—Fibrous reinforcements only characterised by the structure of fibrous reinforcements, e.g. hollow fibres
- B29C70/16—Fibrous reinforcements only characterised by the structure of fibrous reinforcements, e.g. hollow fibres using fibres of substantial or continuous length
- B29C70/20—Fibrous reinforcements only characterised by the structure of fibrous reinforcements, e.g. hollow fibres using fibres of substantial or continuous length oriented in a single direction, e.g. roofing or other parallel fibres
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B37/00—Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
- C03B37/01—Manufacture of glass fibres or filaments
- C03B37/02—Manufacture of glass fibres or filaments by drawing or extruding, e.g. direct drawing of molten glass from nozzles; Cooling fins therefor
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B37/00—Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
- C03B37/01—Manufacture of glass fibres or filaments
- C03B37/02—Manufacture of glass fibres or filaments by drawing or extruding, e.g. direct drawing of molten glass from nozzles; Cooling fins therefor
- C03B37/0203—Cooling non-optical fibres drawn or extruded from bushings, nozzles or orifices
- C03B37/0213—Cooling non-optical fibres drawn or extruded from bushings, nozzles or orifices by forced gas cooling, i.e. blowing or suction
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01D—MECHANICAL METHODS OR APPARATUS IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS
- D01D5/00—Formation of filaments, threads, or the like
- D01D5/08—Melt spinning methods
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01D—MECHANICAL METHODS OR APPARATUS IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS
- D01D5/00—Formation of filaments, threads, or the like
- D01D5/12—Stretch-spinning methods
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2301/00—Use of unspecified macromolecular compounds as reinforcement
- B29K2301/12—Thermoplastic materials
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2309/00—Use of inorganic materials not provided for in groups B29K2303/00 - B29K2307/00, as reinforcement
- B29K2309/08—Glass
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Geochemistry & Mineralogy (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Composite Materials (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Glass Compositions (AREA)
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は有機フィラメントとガラスフィラメ
ントとから構成されていて複合糸を製造するのに使用す
る糸状体の製造装置に関するものである。この装置は溶
融ガラスを供給される少なくとも1つのダイと、組合さ
れて複合糸状体を形成する複数の連続フィラメントをそ
れから延伸する可塑性有機材料を圧力下で供給される少
なくとも1つの押出しヘッドとを含んでいる。 【構成】 上記押出しヘッドは、ガラスフィラメントを
その中を通って引出す中央通路を有しており、またフー
ドで保護されているが、このフードの上部には上記中央
通路の軸線上に位置する開口が設けられ、またフード下
部は、押出しヘッドを囲みかつ上記押出しヘッドの下面
の下方に延びた壁で形成されている。上記押出しヘッド
には有機フィラメントを冷却する装置が組合わされてい
る。
ントとから構成されていて複合糸を製造するのに使用す
る糸状体の製造装置に関するものである。この装置は溶
融ガラスを供給される少なくとも1つのダイと、組合さ
れて複合糸状体を形成する複数の連続フィラメントをそ
れから延伸する可塑性有機材料を圧力下で供給される少
なくとも1つの押出しヘッドとを含んでいる。 【構成】 上記押出しヘッドは、ガラスフィラメントを
その中を通って引出す中央通路を有しており、またフー
ドで保護されているが、このフードの上部には上記中央
通路の軸線上に位置する開口が設けられ、またフード下
部は、押出しヘッドを囲みかつ上記押出しヘッドの下面
の下方に延びた壁で形成されている。上記押出しヘッド
には有機フィラメントを冷却する装置が組合わされてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガラス繊維等の強化用繊
維と、熱可塑性有機材料で形成した繊維とからなる糸状
体の製造装置に関するものである。本発明は、2つの装
置を含む製造装置の枠内で用いられるものであり、それ
ら2つの装置のうち第1の装置はガラスを供給される少
なくとも1つのダイを含んでおり、このダイはそこに通
して連続フィラメントを機械的に引出す孔を有し、また
第2の装置は熱可塑性有機材料を供給される少なくとも
1つの押出しヘッドを含んでおり、この押出しヘッドは
そこに通して連続フィラメントを機械的に引出す孔を有
している。この種の装置は欧州特許出願EP 0 36
7 661に開示されている。
維と、熱可塑性有機材料で形成した繊維とからなる糸状
体の製造装置に関するものである。本発明は、2つの装
置を含む製造装置の枠内で用いられるものであり、それ
ら2つの装置のうち第1の装置はガラスを供給される少
なくとも1つのダイを含んでおり、このダイはそこに通
して連続フィラメントを機械的に引出す孔を有し、また
第2の装置は熱可塑性有機材料を供給される少なくとも
1つの押出しヘッドを含んでおり、この押出しヘッドは
そこに通して連続フィラメントを機械的に引出す孔を有
している。この種の装置は欧州特許出願EP 0 36
7 661に開示されている。
【0002】上記の欧州特許出願は、組み合わさって複
合糸状体を直接製造できる装置の各種例を示す。したが
って、かかる装置は、引出されたガラスフィラメント
(糸状体として集束されている、いないにかかわらず)
が、円錐シート状の有機フィラメントを供給する押出し
ヘッドを通過するような構造になっている。本発明の装
置はより詳しくは上記後者のほうの装置に組合わせて使
用されるものである。
合糸状体を直接製造できる装置の各種例を示す。したが
って、かかる装置は、引出されたガラスフィラメント
(糸状体として集束されている、いないにかかわらず)
が、円錐シート状の有機フィラメントを供給する押出し
ヘッドを通過するような構造になっている。本発明の装
置はより詳しくは上記後者のほうの装置に組合わせて使
用されるものである。
【0003】ガラスフィラメントと有機フィラメントの
引出速度は数十メートル/秒に達することがある。この
ような引出し速度下では、フィラメント近くの空気が煽
られてその装置の付近においては大なり小なり乱れた動
きをする。ガラスフィラメントと有機フィラメントとを
それらの通路が同軸となるように引出すと、そのフィラ
メント引出領域全体における空気の煽りが特に著しくな
る。これは、有機フィラメントを供給する押出しヘッド
の場合に特に見られる。この押出しヘッドやこれを取り
囲む部品は各種フィラメントによって発生させられる空
気の流れに対して障害物となる。こうして対流が生じる
が、この対流は特に、有機フィラメントを延伸する領域
の近くにおいては十分に抑制される。この現象によって
上記フィラメントの冷却が阻止され、また引出されたフ
ィラメントの直径のバラツキや1本あるいはそれ以上の
フィラメントの破断すら生じかねない。これを物語るの
が有機材料のガラスに対する割合(%)の局所的な変動
であり、これは製造した複合糸をそのまま用いて複合製
品を製造する場合に不都合となることがしばしばであ
る。
引出速度は数十メートル/秒に達することがある。この
ような引出し速度下では、フィラメント近くの空気が煽
られてその装置の付近においては大なり小なり乱れた動
きをする。ガラスフィラメントと有機フィラメントとを
それらの通路が同軸となるように引出すと、そのフィラ
メント引出領域全体における空気の煽りが特に著しくな
る。これは、有機フィラメントを供給する押出しヘッド
の場合に特に見られる。この押出しヘッドやこれを取り
囲む部品は各種フィラメントによって発生させられる空
気の流れに対して障害物となる。こうして対流が生じる
が、この対流は特に、有機フィラメントを延伸する領域
の近くにおいては十分に抑制される。この現象によって
上記フィラメントの冷却が阻止され、また引出されたフ
ィラメントの直径のバラツキや1本あるいはそれ以上の
フィラメントの破断すら生じかねない。これを物語るの
が有機材料のガラスに対する割合(%)の局所的な変動
であり、これは製造した複合糸をそのまま用いて複合製
品を製造する場合に不都合となることがしばしばであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の装置の目的
は、ガラスフィラメントと有機フィラメントとを同軸に
引出す装置の枠内において、各種フィラメントによって
煽られる空気流を抑制することにある。この種の装置の
枠内において、本発明の装置の目的は有機フィラメント
形成領域における空気対流を調整することにある。
は、ガラスフィラメントと有機フィラメントとを同軸に
引出す装置の枠内において、各種フィラメントによって
煽られる空気流を抑制することにある。この種の装置の
枠内において、本発明の装置の目的は有機フィラメント
形成領域における空気対流を調整することにある。
【0005】本発明の更なる目的は有機フィラメントの
冷却速度を一定化することにある。
冷却速度を一定化することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では下記の如き構成の複合糸製造装置を提供す
る。すなわち、本発明の装置は、ガラスを供給され、ジ
ュール効果によって加熱される少なくとも1つのダイを
含み、このダイの下面にはそこから連続フィラメントを
引出す多数の孔が穿設されている第1の装置と、溶融状
態の熱可塑性有機材料を圧力下で供給され、そこに通し
てガラスフィラメントを延伸する中央通路を有する(画
成する)1つの(または多数の)押出しヘッドを含む第
2装置とから構成されており、上記押出しヘッドは、上
記熱可塑性有機材料を供給する少なくとも1つの導管を
含んでおり、この導管は、その下面に多数の孔を穿設さ
れているチャンバーに接続されており、それらの孔はそ
こから上記材料が押出されかつ引出処理によって連続フ
ィラメントを形成するものであり、また上記押出しヘッ
ドはフードで保護されており、このフードの上部は上記
ヘッドに被さってこれに嵌合しており、またその外観的
には椀状であり、その頂部には上記中央通路の軸線上に
位置する開口を有しており、更にはフード下部は、上記
押出しヘッドを囲みかつそのヘッドの下面の下方に延び
た壁によって形成されていることを特徴とする。
に本発明では下記の如き構成の複合糸製造装置を提供す
る。すなわち、本発明の装置は、ガラスを供給され、ジ
ュール効果によって加熱される少なくとも1つのダイを
含み、このダイの下面にはそこから連続フィラメントを
引出す多数の孔が穿設されている第1の装置と、溶融状
態の熱可塑性有機材料を圧力下で供給され、そこに通し
てガラスフィラメントを延伸する中央通路を有する(画
成する)1つの(または多数の)押出しヘッドを含む第
2装置とから構成されており、上記押出しヘッドは、上
記熱可塑性有機材料を供給する少なくとも1つの導管を
含んでおり、この導管は、その下面に多数の孔を穿設さ
れているチャンバーに接続されており、それらの孔はそ
こから上記材料が押出されかつ引出処理によって連続フ
ィラメントを形成するものであり、また上記押出しヘッ
ドはフードで保護されており、このフードの上部は上記
ヘッドに被さってこれに嵌合しており、またその外観的
には椀状であり、その頂部には上記中央通路の軸線上に
位置する開口を有しており、更にはフード下部は、上記
押出しヘッドを囲みかつそのヘッドの下面の下方に延び
た壁によって形成されていることを特徴とする。
【0007】また上記目的を達成するために本発明では
下記のごとき構成の製造装置を提供する。すなわち、本
発明の装置は、上記フードの下部が気状流体ブロワーを
少なくとも部分的に保護しており、その気状流体ブロワ
ーはその端部に、有機フィラメント形成領域に向かって
開口した1つもしくは多数の孔が設けられており、上記
端部は上記中央通路と上記有機フィラメント形成領域と
の間および/またはフードの下壁と上記領域との間に設
けられていることを特徴とする。
下記のごとき構成の製造装置を提供する。すなわち、本
発明の装置は、上記フードの下部が気状流体ブロワーを
少なくとも部分的に保護しており、その気状流体ブロワ
ーはその端部に、有機フィラメント形成領域に向かって
開口した1つもしくは多数の孔が設けられており、上記
端部は上記中央通路と上記有機フィラメント形成領域と
の間および/またはフードの下壁と上記領域との間に設
けられていることを特徴とする。
【0008】
【作用】押出しヘッドに被さりかつこれを囲むフードは
ガラスフィラメントによって煽られる空気流を案内しか
つ、有機フィラメントを形成する領域からその空気流を
遠ざける作用をもつ。またこのフードは、極めて脆い熱
可塑性フィラメントを、それらがまだ粘性をもってい
る、ダイの下方領域において保護するものでもある。し
たがってフードは糸あるいはガラスフィラメントが運ぶ
物質粒子、例えば、細小繊維または糊剤微小滴からの保
護を行うものである。
ガラスフィラメントによって煽られる空気流を案内しか
つ、有機フィラメントを形成する領域からその空気流を
遠ざける作用をもつ。またこのフードは、極めて脆い熱
可塑性フィラメントを、それらがまだ粘性をもってい
る、ダイの下方領域において保護するものでもある。し
たがってフードは糸あるいはガラスフィラメントが運ぶ
物質粒子、例えば、細小繊維または糊剤微小滴からの保
護を行うものである。
【0009】また流体ブロワーは、有機フィラメント
を、形成しながら冷却するとともに、そこを通って有機
フィラメントを延伸する孔の近くにおいて空気流を安定
化させるものである。本発明の複合糸製造装置の第2装
置は、本発明の範囲内において、複数の押出しヘッドを
含むものでよい。したがって、第2装置は従来の、すな
わち、平行四辺形の形状を有する3つまたは4つの押出
しヘッドを有するものでよい。それらの押出しヘッドを
互いに近接して配設して、それらの側壁が、三角形また
は方形の横断面を有する全体的にはプリズム状の中央通
路を画成している。
を、形成しながら冷却するとともに、そこを通って有機
フィラメントを延伸する孔の近くにおいて空気流を安定
化させるものである。本発明の複合糸製造装置の第2装
置は、本発明の範囲内において、複数の押出しヘッドを
含むものでよい。したがって、第2装置は従来の、すな
わち、平行四辺形の形状を有する3つまたは4つの押出
しヘッドを有するものでよい。それらの押出しヘッドを
互いに近接して配設して、それらの側壁が、三角形また
は方形の横断面を有する全体的にはプリズム状の中央通
路を画成している。
【0010】上記押出しヘッドの側壁の1つは弯曲した
ものでよい。こうして押出しヘッドを2つまたは3つず
つ、それらが全体的には円筒状の中央通路を画成するよ
うに配設している。上記第2装置はまたその押出しヘッ
ドは1つでもよく、この場合そのヘッドには中央通路を
設けるとともにその外面に、前記特許出願に述べるよう
に輪状形状を与える。あるいは、そのヘッドはプリズム
状またはその他の形状のものでよい。このヘッドの中央
通路の形状はその外側壁によって画成されるものと異な
ってよく、例えば、円筒状として、外壁をプリズム状と
してもよい。
ものでよい。こうして押出しヘッドを2つまたは3つず
つ、それらが全体的には円筒状の中央通路を画成するよ
うに配設している。上記第2装置はまたその押出しヘッ
ドは1つでもよく、この場合そのヘッドには中央通路を
設けるとともにその外面に、前記特許出願に述べるよう
に輪状形状を与える。あるいは、そのヘッドはプリズム
状またはその他の形状のものでよい。このヘッドの中央
通路の形状はその外側壁によって画成されるものと異な
ってよく、例えば、円筒状として、外壁をプリズム状と
してもよい。
【0011】特定の場合には、上記押出しヘッドは完全
には閉じず、その2つ端部で、中央通路の自由軸線とな
る側通路を画成することがある。これは、後述するよう
に特定の装置においては有益である。押出しヘッドに被
さるフード上部は中央通路の軸線に対して傾斜した1つ
もしくは複数の側壁で形成する。したがって、フードの
形状は、例えば、円錐台またはさい頭プリズムとしてよ
く、その大きい基部で押出しヘッドを被覆する。この傾
斜した側壁は、ガラスフィラメントによって煽られた空
気の少なくとも一部を押出しヘッドの外部へそらせ、こ
うして押出しヘッドの不規則動作の原因の1つを排除す
る効果をもつ。
には閉じず、その2つ端部で、中央通路の自由軸線とな
る側通路を画成することがある。これは、後述するよう
に特定の装置においては有益である。押出しヘッドに被
さるフード上部は中央通路の軸線に対して傾斜した1つ
もしくは複数の側壁で形成する。したがって、フードの
形状は、例えば、円錐台またはさい頭プリズムとしてよ
く、その大きい基部で押出しヘッドを被覆する。この傾
斜した側壁は、ガラスフィラメントによって煽られた空
気の少なくとも一部を押出しヘッドの外部へそらせ、こ
うして押出しヘッドの不規則動作の原因の1つを排除す
る効果をもつ。
【0012】上記のフードの特殊構成でも、ガラスフィ
ラメントによって煽られた空気の一部がそのフードの内
部へその頂部に設けた開口を通じて入り込む。この空気
の少なくとも一部は、外部に向かって、好ましくは側壁
の基部において開口する1つもしくはそれ以上の側開口
を通じて排出することができる。この開口は例えば、1
つもしくはそれ以上の水平スロットの形をしたものであ
る。
ラメントによって煽られた空気の一部がそのフードの内
部へその頂部に設けた開口を通じて入り込む。この空気
の少なくとも一部は、外部に向かって、好ましくは側壁
の基部において開口する1つもしくはそれ以上の側開口
を通じて排出することができる。この開口は例えば、1
つもしくはそれ以上の水平スロットの形をしたものであ
る。
【0013】フード上部の基部は、押出しヘッドの上に
被さってこれに嵌合する平な板で作ったものでよい。こ
の板はその中央に、上記中央通路の軸線上にある開口を
有する。フードの上部の壁に孔を穿設し、またその壁を
上記フードの内部において、その頂部に設けた開口の縁
部から中央通路の上域まで延ばしてもよい。
被さってこれに嵌合する平な板で作ったものでよい。こ
の板はその中央に、上記中央通路の軸線上にある開口を
有する。フードの上部の壁に孔を穿設し、またその壁を
上記フードの内部において、その頂部に設けた開口の縁
部から中央通路の上域まで延ばしてもよい。
【0014】フードの内壁は例えば、円筒状またはプリ
ズム状とし、またその横断面積を押出しヘッドも中央通
路の横断面積と等しくあるいはそれより小さくし、更に
は、その内壁を上記中央通路の頂部から、フードの下部
を外部から形成する壁の少なくとも基部まで延ばしても
よい。この内壁は固体である。この壁は、フードの上部
に対して基部となる板の中心にある開口の縁部に接続し
てもよい。またこの内壁は、フードの頂部から中央通路
の上部まで延びた内壁の基部に接続してもよい。この実
施例においては、フードは、フードの下部を外部から形
成する壁の基部まで、頂部に設けた開口の縁部からその
一部が延びている内壁を有する。この内壁は、円筒状ま
たはプリズム状のものであるが、中央通路の横断面積と
等しいあるいはそれより小さい横断面積をその全高にわ
たって有してよい。またその上部には孔を穿設し、下部
を固体とする。
ズム状とし、またその横断面積を押出しヘッドも中央通
路の横断面積と等しくあるいはそれより小さくし、更に
は、その内壁を上記中央通路の頂部から、フードの下部
を外部から形成する壁の少なくとも基部まで延ばしても
よい。この内壁は固体である。この壁は、フードの上部
に対して基部となる板の中心にある開口の縁部に接続し
てもよい。またこの内壁は、フードの頂部から中央通路
の上部まで延びた内壁の基部に接続してもよい。この実
施例においては、フードは、フードの下部を外部から形
成する壁の基部まで、頂部に設けた開口の縁部からその
一部が延びている内壁を有する。この内壁は、円筒状ま
たはプリズム状のものであるが、中央通路の横断面積と
等しいあるいはそれより小さい横断面積をその全高にわ
たって有してよい。またその上部には孔を穿設し、下部
を固体とする。
【0015】上記のブロワーは1つもしくはそれ以上の
流体供給ダクトで形成してもよく、それらのダクトは上
記押出しヘッドの上方に配設した1本もしくはそれ以上
の導管に接続される。それらの導管は上記中央通路を画
成する上記ヘッドの側壁に沿って延びている。また上記
ダクトは有機フィラメント形成領域に向けた1つまたは
多数の孔に至っている。
流体供給ダクトで形成してもよく、それらのダクトは上
記押出しヘッドの上方に配設した1本もしくはそれ以上
の導管に接続される。それらの導管は上記中央通路を画
成する上記ヘッドの側壁に沿って延びている。また上記
ダクトは有機フィラメント形成領域に向けた1つまたは
多数の孔に至っている。
【0016】上記流体供給ダクトは、押出しヘッドの外
側壁に沿って下行する導管に接続してよい。また同様
に、フードの下部を形成する壁に沿って内部に延ばして
よい。上記導管は、押出しヘッドの下面の高さより下方
に開口する少なくとも1つのスロットに終端している。
これらのスロットはヘッドの孔の配置に応じて直線状、
弯曲状あるいは輪状のいずれかである。有機フィラメン
トの近くにおいて気状流体を均一分布させるのに、各ス
ロットの上流位置にデフユーザーを設けるのが好まし
い。
側壁に沿って下行する導管に接続してよい。また同様
に、フードの下部を形成する壁に沿って内部に延ばして
よい。上記導管は、押出しヘッドの下面の高さより下方
に開口する少なくとも1つのスロットに終端している。
これらのスロットはヘッドの孔の配置に応じて直線状、
弯曲状あるいは輪状のいずれかである。有機フィラメン
トの近くにおいて気状流体を均一分布させるのに、各ス
ロットの上流位置にデフユーザーを設けるのが好まし
い。
【0017】上記導管はまた、流体滞留チャンバーに終
端する、あるいはその端部を拡幅して、気状流体がその
中に配分されるチャンバーを形成してもよい。このチャ
ンバーの壁は有機フィラメント形成領域に向けられ、こ
の壁には多数の孔を穿設するか、この壁をその高さの少
なくとも一部にわたって格子で構成する。このチャンバ
ーは、ガラスフィラメントがそこを走行する領域と、有
機フィラメント形成領域との間に配設してもよい。その
チャンバーはまた、フードの下部を形成する壁と有機フ
ィラメント形成領域との間に配設してもよい。
端する、あるいはその端部を拡幅して、気状流体がその
中に配分されるチャンバーを形成してもよい。このチャ
ンバーの壁は有機フィラメント形成領域に向けられ、こ
の壁には多数の孔を穿設するか、この壁をその高さの少
なくとも一部にわたって格子で構成する。このチャンバ
ーは、ガラスフィラメントがそこを走行する領域と、有
機フィラメント形成領域との間に配設してもよい。その
チャンバーはまた、フードの下部を形成する壁と有機フ
ィラメント形成領域との間に配設してもよい。
【0018】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明を更に詳細に
説明する。第1装置は、機械的引出処理によって連続し
たガラスフィラメントを形成することのできる一連の装
置からなる。ダイ10は通常、ガラス供給源に接続され
る。このガラス供給源はダイ10の頂部に直接に溶融ガ
ラスを運ぶ前炉でよい。この供給源はまた、例えば、ボ
ールの形状で入手、保蔵される低温のガラスを内容し
て、上記ダイへのガラスの供給を単純に重力で行うホッ
パーでもよい。
説明する。第1装置は、機械的引出処理によって連続し
たガラスフィラメントを形成することのできる一連の装
置からなる。ダイ10は通常、ガラス供給源に接続され
る。このガラス供給源はダイ10の頂部に直接に溶融ガ
ラスを運ぶ前炉でよい。この供給源はまた、例えば、ボ
ールの形状で入手、保蔵される低温のガラスを内容し
て、上記ダイへのガラスの供給を単純に重力で行うホッ
パーでもよい。
【0019】上記いずれの供給源であっても、ダイ10
は一般的には、プラチナ−ロジュム合金で作られ、ジュ
ール効果で加熱されるものである。このダイによれば、
ガラスを再溶解させて、ガラスがフィラメント延伸に適
した粘度に達するようにそのガラスを高温保持すること
ができる。溶融ガラスはダイの基部に設けた複数の孔か
ら薄い流層となって流れる。そのガラス薄層流は直ちに
引出されて極めて多数の連続フィラメントとなり、これ
らのフィラメントは集束されると単一のシートとなる。
それらのフィラメントにはローラ13で示す装置によっ
て仕上げ剤あるいは糊剤を施す。この装置はトレイから
なるものでよく、その中に回転ローラの下部を浸漬す
る。このローラは、その表面と接触するフィラメントが
通過するにつれて引上げられる仕上げ剤または糊剤の薄
膜で被覆される。この塗布装置によって付着させられる
糊剤は、ガラス繊維を有機材料に付着させることを目的
としている。この種の糊剤の配合は各種が公知されてお
り、例えばフランス国特許FR 2 167 771に
示すものがある。フィラメント11にも同様に、少なく
とも1種類のフォトイニシエータ(photo−ini
tiator)からなる仕上げ剤を施しても良い。この
フォトイニシエータは化学作用放射線の作用で仕上げ剤
の化学転化を生じさせるものである。フランス国特許出
願2597 856にはいくつかの仕上げ剤の配合が示
されているが、それらはその特許出願の例8,12に示
すように本発明の範囲内で使用することができるもので
ある。
は一般的には、プラチナ−ロジュム合金で作られ、ジュ
ール効果で加熱されるものである。このダイによれば、
ガラスを再溶解させて、ガラスがフィラメント延伸に適
した粘度に達するようにそのガラスを高温保持すること
ができる。溶融ガラスはダイの基部に設けた複数の孔か
ら薄い流層となって流れる。そのガラス薄層流は直ちに
引出されて極めて多数の連続フィラメントとなり、これ
らのフィラメントは集束されると単一のシートとなる。
それらのフィラメントにはローラ13で示す装置によっ
て仕上げ剤あるいは糊剤を施す。この装置はトレイから
なるものでよく、その中に回転ローラの下部を浸漬す
る。このローラは、その表面と接触するフィラメントが
通過するにつれて引上げられる仕上げ剤または糊剤の薄
膜で被覆される。この塗布装置によって付着させられる
糊剤は、ガラス繊維を有機材料に付着させることを目的
としている。この種の糊剤の配合は各種が公知されてお
り、例えばフランス国特許FR 2 167 771に
示すものがある。フィラメント11にも同様に、少なく
とも1種類のフォトイニシエータ(photo−ini
tiator)からなる仕上げ剤を施しても良い。この
フォトイニシエータは化学作用放射線の作用で仕上げ剤
の化学転化を生じさせるものである。フランス国特許出
願2597 856にはいくつかの仕上げ剤の配合が示
されているが、それらはその特許出願の例8,12に示
すように本発明の範囲内で使用することができるもので
ある。
【0020】糊剤または仕上げ剤を施された後、フィラ
メント11は集束装置15によって集束されて単一の糸
14を形成する。この集束装置15は小さい溝車でよ
い。その糸14とその上流のフィラメント11とは一緒
に運ばれ、モータ(図示せず)によって回転駆動される
装置16によって機械的に引出される。この公知装置は
例えば、米国特許A−3 265 482に詳述されて
いる。すなわち、この装置16は、フィラメント引出装
置17と糸案内装置18とからなる。その装置18は、
糸14を車17の周囲へ十分な長さにわたって押圧して
その糸状体を単純に摩擦で搬送するように配置されてい
る。車17の周囲には一連の横方向スロット19が一定
間隔で穿設されている。
メント11は集束装置15によって集束されて単一の糸
14を形成する。この集束装置15は小さい溝車でよ
い。その糸14とその上流のフィラメント11とは一緒
に運ばれ、モータ(図示せず)によって回転駆動される
装置16によって機械的に引出される。この公知装置は
例えば、米国特許A−3 265 482に詳述されて
いる。すなわち、この装置16は、フィラメント引出装
置17と糸案内装置18とからなる。その装置18は、
糸14を車17の周囲へ十分な長さにわたって押圧して
その糸状体を単純に摩擦で搬送するように配置されてい
る。車17の周囲には一連の横方向スロット19が一定
間隔で穿設されている。
【0021】上記車17の内部には、この車より直径が
小さくかつ、その周囲に放射状ブレード21を備えた第
2の車20が設けられている。また上記ブレード21の
端部が上記スロット19を通過するように第2車20は
第1の車17に対して偏心している。またこの車20
は、伝達装置または機械的接続(図示せず)を介して、
車17の回転運動と同期した回転運動によって駆動され
る。車17,20の協働作用で、糸14は機械的に運ば
れて更には、ブレード21によって車17から離れさせ
られる。その離去領域からは、糸は、車17の実質的に
接線方向の糸道をたどる。したがって、噴出させた糸状
体の糸道は、車20の位置を相応に選ぶだけで決められ
る。
小さくかつ、その周囲に放射状ブレード21を備えた第
2の車20が設けられている。また上記ブレード21の
端部が上記スロット19を通過するように第2車20は
第1の車17に対して偏心している。またこの車20
は、伝達装置または機械的接続(図示せず)を介して、
車17の回転運動と同期した回転運動によって駆動され
る。車17,20の協働作用で、糸14は機械的に運ば
れて更には、ブレード21によって車17から離れさせ
られる。その離去領域からは、糸は、車17の実質的に
接線方向の糸道をたどる。したがって、噴出させた糸状
体の糸道は、車20の位置を相応に選ぶだけで決められ
る。
【0022】第2装置は、第1図にその外観だけを示
す、本発明の装置を含む。この装置は、その基部の周囲
における延長部として円筒壁24を有する円錐台23か
らなるフードから形成されている。このフードは輪状押
出しヘッド(図示せず)を保護するものであって、円錐
台23はヘッドに被さり、壁24がその外側壁を囲んで
いる。この押出しヘッドは溶融状態の熱可塑性ポリマー
を圧力下で供給される。そのポリマーの入り口は導管2
5で示す。電流供給源を示すケーシングとリード線26
をフードの円筒壁の上に示す。この装置によって、輪状
ダイの壁を電気抵抗で加熱することができる。
す、本発明の装置を含む。この装置は、その基部の周囲
における延長部として円筒壁24を有する円錐台23か
らなるフードから形成されている。このフードは輪状押
出しヘッド(図示せず)を保護するものであって、円錐
台23はヘッドに被さり、壁24がその外側壁を囲んで
いる。この押出しヘッドは溶融状態の熱可塑性ポリマー
を圧力下で供給される。そのポリマーの入り口は導管2
5で示す。電流供給源を示すケーシングとリード線26
をフードの円筒壁の上に示す。この装置によって、輪状
ダイの壁を電気抵抗で加熱することができる。
【0023】フードはその頂部に、糸をその軸線に沿っ
て噴出する円形開口を有する。押出し、次に機械的引出
によって、シート状の有機フィラメント28が形成され
るが、このフィラメントは頂点が下方に向いた円錐のよ
うに外部から見える。糸14が上記円錐の軸線上を進
み、その円錐の頂点が有機フィラメントと糸状体14と
の集束領域になる。
て噴出する円形開口を有する。押出し、次に機械的引出
によって、シート状の有機フィラメント28が形成され
るが、このフィラメントは頂点が下方に向いた円錐のよ
うに外部から見える。糸14が上記円錐の軸線上を進
み、その円錐の頂点が有機フィラメントと糸状体14と
の集束領域になる。
【0024】簡単なノッチ39を有する集束装置29に
よって、糸状体14とフィラメント28とが物理的に組
み合わされて、複合糸31が形成される。装置32によ
って案内された後、糸31は回転支持体(図示せず)に
直接に巻取られる。この位置31は、ノッチ付きの板3
3で示す糸案内装置によってその支持体の上に配分さ
れ、この糸案内装置は双頭矢で示すように往復駆動され
る。この例において得られる製品は側面34が真直ぐに
なっているコイル状糸である。フィラメント11に施し
た仕上げ剤が紫外線等の化学作用放射線の作用で反応で
きるようになると、複合糸の糸道上に、例えば集束装置
29と案内装置32との間に紫外線放射源を置くことが
できる。この紫外線の作用下での仕上げ剤の、少なくと
も部分的な転化の効果によって結果として得られる複合
糸の粘着性が増大する。
よって、糸状体14とフィラメント28とが物理的に組
み合わされて、複合糸31が形成される。装置32によ
って案内された後、糸31は回転支持体(図示せず)に
直接に巻取られる。この位置31は、ノッチ付きの板3
3で示す糸案内装置によってその支持体の上に配分さ
れ、この糸案内装置は双頭矢で示すように往復駆動され
る。この例において得られる製品は側面34が真直ぐに
なっているコイル状糸である。フィラメント11に施し
た仕上げ剤が紫外線等の化学作用放射線の作用で反応で
きるようになると、複合糸の糸道上に、例えば集束装置
29と案内装置32との間に紫外線放射源を置くことが
できる。この紫外線の作用下での仕上げ剤の、少なくと
も部分的な転化の効果によって結果として得られる複合
糸の粘着性が増大する。
【0025】図2は本発明の実施範囲内における、別の
装置組み合わせ方法を示す。ダイ10と同様のダイ35
は、単一のシートを形成する多数のガラスフィラメント
36を押出すものである。これらのフィラメントにはロ
ーラ36で示す装置によって糊剤または仕上げ剤が施さ
れる。ダイ35と装置38とは装置39の上方かつ上記
装置のほぼ垂直軸線上に配置される。
装置組み合わせ方法を示す。ダイ10と同様のダイ35
は、単一のシートを形成する多数のガラスフィラメント
36を押出すものである。これらのフィラメントにはロ
ーラ36で示す装置によって糊剤または仕上げ剤が施さ
れる。ダイ35と装置38とは装置39の上方かつ上記
装置のほぼ垂直軸線上に配置される。
【0026】図1に示す繊維引出装置におけるように、
第2装置は円錐台40から形成されている。この円錐台
40はその基部の周囲における延長部として円筒壁41
を有する。このフードは、サーモスタット制御されるダ
クト43によって溶融状態の熱可塑性ポリマーを圧力下
で供給される輪状押出しヘッド42を保護するものであ
る。円錐台40はその頂部およびその基部に、押出しヘ
ッド42と同じ軸線を有する2つの円形開口44,45
を備える。そのうち開口45は円筒部46を介して下方
に延びており、その円筒部は円錐台40の基部と一体化
しており、また押出しヘッド42の中央通路を通ってい
る。
第2装置は円錐台40から形成されている。この円錐台
40はその基部の周囲における延長部として円筒壁41
を有する。このフードは、サーモスタット制御されるダ
クト43によって溶融状態の熱可塑性ポリマーを圧力下
で供給される輪状押出しヘッド42を保護するものであ
る。円錐台40はその頂部およびその基部に、押出しヘ
ッド42と同じ軸線を有する2つの円形開口44,45
を備える。そのうち開口45は円筒部46を介して下方
に延びており、その円筒部は円錐台40の基部と一体化
しており、また押出しヘッド42の中央通路を通ってい
る。
【0027】ヘッド42からは円錐シート48の形状で
有機フィラメント47が機械的に延伸される。それらの
シート37,48は小さい集束装置49によって集束さ
れ、その組み合わさったものから複合糸50が形成され
る。図3は図2に示す態様にて複合糸を製造する装置の
第2押出し装置の部分断面概略図である。
有機フィラメント47が機械的に延伸される。それらの
シート37,48は小さい集束装置49によって集束さ
れ、その組み合わさったものから複合糸50が形成され
る。図3は図2に示す態様にて複合糸を製造する装置の
第2押出し装置の部分断面概略図である。
【0028】この装置は押出機から熱可塑性有機材料を
供給される輪状押出しヘッド51を備える。その材料、
例えば、ポリプロピレン、押出機において溶解させられ
て液状で、ヘッド51の中の押出しチャンバー53へ導
管52によって輸送される。圧力を加えると、その材料
は格子54を通過し、ヘッド51の基部にある輪状のダ
イ板に分布させた開口55を通って流れる。押出された
材料は装置(図示せず)によって直ちに機械的に引出さ
せられて極めて多数の連続フィラメントになる。またこ
の材料は、ヘッド51の様々な壁に設けた電気抵抗57
等の加熱装置によって必要な流動状態に保持される。
供給される輪状押出しヘッド51を備える。その材料、
例えば、ポリプロピレン、押出機において溶解させられ
て液状で、ヘッド51の中の押出しチャンバー53へ導
管52によって輸送される。圧力を加えると、その材料
は格子54を通過し、ヘッド51の基部にある輪状のダ
イ板に分布させた開口55を通って流れる。押出された
材料は装置(図示せず)によって直ちに機械的に引出さ
せられて極めて多数の連続フィラメントになる。またこ
の材料は、ヘッド51の様々な壁に設けた電気抵抗57
等の加熱装置によって必要な流動状態に保持される。
【0029】ヘッド51の壁および加熱装置57の周り
にはアスベスト層58等の断熱層が設けられている。1
本またそれ以上のダクト59が被圧気状流体源、例えば
噴射速度調節付きであって流量を制御するブロワーから
の空気に接続されている。このダクトは更に、ヘッド5
1の頂部およびその内側壁に沿って走る1本もしくはそ
れ以上の導管に接続されている。これらの導管の内側に
はデフユーザ(図示せず)を設けるのが好ましい。曲管
の下手において、上記導管の端部61は、フィラメント
形成領域に向けられた押出しヘッドの基部の下方に開口
している。押出しヘッド51の外側壁に沿って走り、そ
の端部が同様にフィラメント形成領域56に面向してい
るその他の導管にはダクト59を接続できる。
にはアスベスト層58等の断熱層が設けられている。1
本またそれ以上のダクト59が被圧気状流体源、例えば
噴射速度調節付きであって流量を制御するブロワーから
の空気に接続されている。このダクトは更に、ヘッド5
1の頂部およびその内側壁に沿って走る1本もしくはそ
れ以上の導管に接続されている。これらの導管の内側に
はデフユーザ(図示せず)を設けるのが好ましい。曲管
の下手において、上記導管の端部61は、フィラメント
形成領域に向けられた押出しヘッドの基部の下方に開口
している。押出しヘッド51の外側壁に沿って走り、そ
の端部が同様にフィラメント形成領域56に面向してい
るその他の導管にはダクト59を接続できる。
【0030】この集束装置は上部の円錐壁62と下部の
円筒壁70とで外部から形成されたフードによって保護
されている。このフードの上部は板66によってその基
部を閉じられており、この板は壁62に接続されかつ押
出しヘッド51に被さってこれに嵌合している。この上
部には同じ直径の2つの円形開口63,64が設けられ
ている。その開口の1つは頂部にまたもう1つは板66
の中央にそれぞれ設けられている。これら2つの開口
は、多数の孔69を穿設された円筒壁68によって接続
されている。その壁68は簡単な格子でもよい。壁62
の壁には上記の板66の近くに複数の水平スロット65
が設けられている。
円筒壁70とで外部から形成されたフードによって保護
されている。このフードの上部は板66によってその基
部を閉じられており、この板は壁62に接続されかつ押
出しヘッド51に被さってこれに嵌合している。この上
部には同じ直径の2つの円形開口63,64が設けられ
ている。その開口の1つは頂部にまたもう1つは板66
の中央にそれぞれ設けられている。これら2つの開口
は、多数の孔69を穿設された円筒壁68によって接続
されている。その壁68は簡単な格子でもよい。壁62
の壁には上記の板66の近くに複数の水平スロット65
が設けられている。
【0031】上記スロット65の代わりに、吸込み装置
に接続した1つもしくはそれ以上の孔を使用してもよ
い。したがって、穴64を通る、煽られた空気の量は、
実施した吸込みに応じて制御できる。壁70によって外
部から形成されたフードの下部は押出しヘッド51とそ
の組み合わせ装置を完全に囲んでいる。この下部も、こ
の例に置いては、円筒状の固体内壁71を有する。その
横断面積はヘッド51の中央通路の横断面積より小さく
なっている。またこの壁71は板66と一体であり、押
出しヘッド51の孔55の下方に終端している円筒壁7
0の基部の下方に延びている。
に接続した1つもしくはそれ以上の孔を使用してもよ
い。したがって、穴64を通る、煽られた空気の量は、
実施した吸込みに応じて制御できる。壁70によって外
部から形成されたフードの下部は押出しヘッド51とそ
の組み合わせ装置を完全に囲んでいる。この下部も、こ
の例に置いては、円筒状の固体内壁71を有する。その
横断面積はヘッド51の中央通路の横断面積より小さく
なっている。またこの壁71は板66と一体であり、押
出しヘッド51の孔55の下方に終端している円筒壁7
0の基部の下方に延びている。
【0032】シート状ガラスフィラメント72によって
煽られた空気はその大部分が壁62によって外部へ向か
わせられる。孔63を通過する空気のその幾分かが孔6
5や孔69を通じて排出される。また、円筒部71を通
過しているガラスフィラメントによって依然煽られてい
る空気は有機フィラメント形成領域を乱さないように十
分に離れた高さの部分において排出される。上述のよう
に、その高さにおいてフィラメントによって煽られる空
気の量はフード上部において空気を吸込むことによって
制御してもよい。その領域における雰囲気は導管60の
端部61から来る空気を拡散することによって制御す
る。
煽られた空気はその大部分が壁62によって外部へ向か
わせられる。孔63を通過する空気のその幾分かが孔6
5や孔69を通じて排出される。また、円筒部71を通
過しているガラスフィラメントによって依然煽られてい
る空気は有機フィラメント形成領域を乱さないように十
分に離れた高さの部分において排出される。上述のよう
に、その高さにおいてフィラメントによって煽られる空
気の量はフード上部において空気を吸込むことによって
制御してもよい。その領域における雰囲気は導管60の
端部61から来る空気を拡散することによって制御す
る。
【0033】図4は図3に示すものと同様な装置におけ
る本発明の別の実施例を示す。相違点はブロワーにあ
る。押出しヘッド51の頂部とその内側壁とを通過した
後、流体供給導管60は流体滞留チャンバー75の中に
至る。このチャンバーはその壁76が有機フィラメント
形成領域に向けられまたこの壁には極めて多数の孔77
が穿設されている。またこのチャンバーの頂部はヘッド
51の孔55の高さに隣接しており、また基部は外壁の
基部より低いところにある。壁76は外見的には円錐台
状になっている。
る本発明の別の実施例を示す。相違点はブロワーにあ
る。押出しヘッド51の頂部とその内側壁とを通過した
後、流体供給導管60は流体滞留チャンバー75の中に
至る。このチャンバーはその壁76が有機フィラメント
形成領域に向けられまたこの壁には極めて多数の孔77
が穿設されている。またこのチャンバーの頂部はヘッド
51の孔55の高さに隣接しており、また基部は外壁の
基部より低いところにある。壁76は外見的には円錐台
状になっている。
【0034】壁76に対向してチャンバー75は固体壁
78によって画成されている。この壁78は本実施例に
おいては円筒状であり、導管60の頂部の内壁は内壁7
1に代替させてもよい。図5はフードと押出しヘッドが
図3に示す装置の同様のものである、本発明の第3実施
例を示す。
78によって画成されている。この壁78は本実施例に
おいては円筒状であり、導管60の頂部の内壁は内壁7
1に代替させてもよい。図5はフードと押出しヘッドが
図3に示す装置の同様のものである、本発明の第3実施
例を示す。
【0035】気状流体供給導管79が、外見的に円筒状
である流体滞留チャンバー80の基部に達している。壁
70の下部は、孔55の近くに位置するチャンバー80
の頂部を囲んでいる。このチャンバーの外壁81は壁7
0を下方に延ばしたものである。上記チャンバー80の
内壁82は有機フィラメント形成領域56に向けられか
つ多数の孔を穿設されている。この壁も円錐台状になっ
ている。
である流体滞留チャンバー80の基部に達している。壁
70の下部は、孔55の近くに位置するチャンバー80
の頂部を囲んでいる。このチャンバーの外壁81は壁7
0を下方に延ばしたものである。上記チャンバー80の
内壁82は有機フィラメント形成領域56に向けられか
つ多数の孔を穿設されている。この壁も円錐台状になっ
ている。
【0036】フィラメント56を高速度で延伸する場
合、図4、図5に示す実施例の1つによる流体滞留チャ
ンバーからなるブロワーを使用するのが好ましい。これ
らのチャンバーの機能は、気状流体、一般的には空気を
大きな領域にわたって配分することにある。こうして空
気はフィラメント形成領域全体にわたって低い、比較的
一定した速度で拡散させられる。この効果として押出し
作業を調整できる。空気分布をできるだけ均一化するた
めには、壁76,82に金属繊維あるいは多孔材料の1
つもしくはそれ以上の層を設けるのがこのましい。
合、図4、図5に示す実施例の1つによる流体滞留チャ
ンバーからなるブロワーを使用するのが好ましい。これ
らのチャンバーの機能は、気状流体、一般的には空気を
大きな領域にわたって配分することにある。こうして空
気はフィラメント形成領域全体にわたって低い、比較的
一定した速度で拡散させられる。この効果として押出し
作業を調整できる。空気分布をできるだけ均一化するた
めには、壁76,82に金属繊維あるいは多孔材料の1
つもしくはそれ以上の層を設けるのがこのましい。
【0037】図6は本発明の1つの特定実施例の概略図
である。この図から解るように、破線で示す押出しヘッ
ド84に被さるフードの上部は円錐台部分83を持って
いる。図の簡略を期してヘッド84を囲む各種部材は図
に示してない。フードにはその頂部に円形の開口85が
設けられ、この開口は押出しヘッドの中央通路86と同
軸になっている。このヘッドは完全な輪状ではなく、む
しろ蹄鉄状になっている。その2つの端部87,88に
よって側部通路89が画成されている。
である。この図から解るように、破線で示す押出しヘッ
ド84に被さるフードの上部は円錐台部分83を持って
いる。図の簡略を期してヘッド84を囲む各種部材は図
に示してない。フードにはその頂部に円形の開口85が
設けられ、この開口は押出しヘッドの中央通路86と同
軸になっている。このヘッドは完全な輪状ではなく、む
しろ蹄鉄状になっている。その2つの端部87,88に
よって側部通路89が画成されている。
【0038】フードも同様にその全高にわたって開いて
いる。この開口は上記のように外壁70、円錐台状上部
および内壁71に対するものである。これを通路90で
示す。ブロワーは場合によっては同様に遮断される。ガ
ラスフィラメントを供給するダイを停止した後、第2装
置中央部のガラスフィラメントが上記ダイが再起動され
ると容易に移動させることができる。
いる。この開口は上記のように外壁70、円錐台状上部
および内壁71に対するものである。これを通路90で
示す。ブロワーは場合によっては同様に遮断される。ガ
ラスフィラメントを供給するダイを停止した後、第2装
置中央部のガラスフィラメントが上記ダイが再起動され
ると容易に移動させることができる。
【0039】以上に述べた実施例は本発明を制約するも
のではない。当該技術関係者であれば解るように、フー
ドの形状を変え、このフードに1つもしくはそれ以上の
ブロワーを組み合わせることができ、しかも本発明の範
囲を逸脱することがない。
のではない。当該技術関係者であれば解るように、フー
ドの形状を変え、このフードに1つもしくはそれ以上の
ブロワーを組み合わせることができ、しかも本発明の範
囲を逸脱することがない。
【図1】図1は本発明の複合糸状体製造装置の概略全体
図である。
図である。
【図2】図2は本発明の複合糸状体製造装置の概略部分
図である。
図である。
【図3】図3は図2に示す装置の枠内における本発明の
第1実施例の概略図である。
第1実施例の概略図である。
【図4】図4は本発明の第2実施例の概略図である。
【図5】図5は本発明の第3実施例の概略図である。
【図6】図6は図3、図4に示す実施例に適用可能な変
更例の概略部分図である。
更例の概略部分図である。
10…ダイ 11…連続フィラメント 23…フード上部(椀状) 24…壁 25…導管 27…開口 28…連続フィラメント 31…複合糸 42…押出しヘッド 53…チャンバー 55…孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フイリツプ ボワソンナ フランス国,エフ−73230 バルビー,ア ブニユ ドウ レグリス,64 (72)発明者 ドミニク ルビヌ フランス国,エフ−73000 シヤンベリー, リユ ポール ベール,136
Claims (17)
- 【請求項1】 複合糸(31,50,73)を製造する
装置において、ガラスを供給され、ジュール効果によっ
て加熱される少なくとも1つのダイ(10,35)を含
み、このダイの下面にはそこから連続フィラメント(1
1,36,72)を引出す多数の孔が設けられている第
1の装置と、溶融状態の熱可塑性有機材料を圧力下で供
給され、そこに通してガラスフィラメント(11,3
6,72)を引出す中央通路を有する(画成する)1つ
の(または多数の)押出しヘッド(42,51,84)
を含む第2装置とから構成されており、上記押出しヘッ
ド(42,51,84)は、上記熱可塑性有機材料を供
給する少なくとも1つの導管(25,43,52)を含
んでおり、この導管は、その下面に多数の孔(55)を
穿設されているチャンバー(53)に接続されており、
それらの孔はそこから上記材料が押出されかつ引出処理
によって連続フィラメント(28,47,56)を形成
するものであり、また上記押出しヘッドはフードで保護
されており、このフードの上部(23,40,62)は
上記ヘッドに被さって嵌合しており、またその外観的に
は椀状であり、その頂部には上記中央通路の軸線上に位
置する開口(27,44,63)を有しており、更には
フード下部は、上記押出しヘッドを囲みかつそのヘッド
の下面の下方に延びた壁(24,41,70)によって
形成されている複合糸製造装置。 - 【請求項2】 上記フードの下部が気状流体ブロワーを
少なくとも部分的に保護しており、この気状流体ブロワ
ーはその端部に、有機フィラメント形成領域(56)に
向かって開口した1つもしくは多数の孔(61,77)
が設けられており、上記端部は上記中央通路と上記有機
フィラメント形成領域との間および/またはフード(7
0)の下壁と上記領域との間に設けられている、請求項
1に記載の複合糸製造装置。 - 【請求項3】 上記フードの上部が、上記中央通路の垂
直軸線に対して傾斜させた1枚もしくはそれ以上の板
(23,40,62)によって形成されている、請求項
1に記載の複合糸製造装置。 - 【請求項4】 上記フードの上部(23,40,62)
が円錐台あるいはさい頭プリズムの形状になっている、
請求項3に記載の複合糸製造装置。 - 【請求項5】 上記フードの上部に少なくとも1つの側
開口(65)が設けられている、請求項3または請求項
4のいずれかに記載の複合糸製造装置。 - 【請求項6】 上記側開口(65)が1つのスロットあ
るいは一連のスロットで形成されている、請求項5に記
載の複合糸製造装置。 - 【請求項7】 上記フードの上部がその基部を板(6
6)によって閉じられており、その板は上記押出しヘッ
ド(51)に被さって嵌合しておりまたその中央に、上
記中央通路の軸線上に位置する開口(64)を備える、
請求項3〜6のいずれか1つに記載の複合糸製造装置。 - 【請求項8】 上記フードの上部が、孔を穿設された内
壁(68)を含んでおり、この内壁は上記フードの内部
で、フード頂部の開口(63)の縁部から、上記押出し
ヘッドの中央通路の頂部まであるいは上記フード上部の
基部を閉じる上記の板(66)の開口(64)の縁部ま
で延びている、請求項3〜7のいずれか1つに記載の複
合糸製造装置。 - 【請求項9】 上記フードは固体内壁(46,71)を
含んでおり、この内壁はその横断面積が上記押出しヘッ
ドの中央通路の横断面積に等しいまたはそれより小さく
なっており、またその内壁が上記中央通路の頂部からあ
るいは上記フードの上部の基部を閉じる上記板(66)
の開口(64)の縁部から、フードの下部を外部から形
成する内壁(41,70)の少なくとも基部まで延びて
いる、請求項1および請求項2のいずれかに記載の複合
糸製造装置。 - 【請求項10】 上記フードの内壁(68,71)は円
筒状あるいはプリズム状であり、またこの内壁の横断面
積が上記押出しヘッドの中央通路の横断面積に等しいま
たはそれより小さくなっており、またその内壁は上記フ
ードの頂部の開口(63)の縁部から、フードの下部を
外部から形成する内壁(70)の基部まで延びており、
さらには上記内壁の上部(68)に多数の孔(69)が
穿設されている、請求項8および請求項9のいずれかに
記載の複合糸製造装置。 - 【請求項11】 1本もしくはそれ以上の導管(60)
に接続された1本もしくはそれ以上の流体供給ダクト
(59)からなる少なくとも1つの噴出装置を含んでお
り、上記導管は上記押出しヘッド(51)の上方に配設
され、また上記押出しヘッドの側壁に沿って延びてお
り、またこの側壁は上記中央通路を画成するとともに、
有機フィラメント形成領域に向けられた1つもしくは多
数の開口(61)に至っている、請求項2に記載の複合
糸製造装置。 - 【請求項12】 上記導管(60)が、上記押出しヘッ
ド(51)の下面の下方に開口している少なくとも1つ
のスロット(61)に終端している、請求項11に記載
の複合糸製造装置。 - 【請求項13】 上記導管(60)が少なくとも1つの
気状流体滞留チャンバー(75)に終端しており、この
チャンバーの、上記有機フィラメント形成領域に向けら
れた壁(76)にはその高さの少なくとも一部において
多数の孔(77)が穿設されている、あるいはその壁
(76)がその高さの少なくとも一部にわたって1つも
しくはそれ以上の金属繊維または多孔材料で形成されて
いる、請求項11に記載の複合糸製造装置。 - 【請求項14】 上記気状流体滞留チャンバーの、上記
中央通路に向けられた壁(78)も同様に、円筒状ある
いはプリズム状内壁の少なくとも一部を形成しており、
この円筒状内壁の横断面積は上記中央通路の横断面積と
等しいあるいはそれより小さくなっており、また同内壁
が上記中央通路の頂部から、少なくとも、上記フードの
下部を外部から形成している壁(70)まで延びてい
る、請求項13に記載の複合糸製造装置。 - 【請求項15】 少なくとも1つの気状流体ブロワーを
含んでおり、この装置は、上記流体を供給しかつ、上記
有機フィラメント形成領域の周辺に配設した、上記流体
に対する少なくとも1つの滞留チャンバー(80)に終
端する少なくとも1本の導管(79)で形成されてお
り、上記滞留チャンバー(80)の壁(82)は、上記
有機フィラメント形成領域に向けられており、またその
高さの少なくとも一部において多数の孔が穿設されてい
るあるいはその高さの少なくとも一部にわたって金属繊
維あるいは多孔材料の1つもしくはそれ以上の層で形成
されている、請求項2〜10のいずれか1つに記載の複
合糸製造装置。 - 【請求項16】 上記の流体滞留チャンバー(80)
が、その高さの少なくとも一部にわたって下方に延びた
外壁(81)を含み、上記外壁(71)が上記フードの
下部を形成している、請求項15に記載の複合糸製造装
置。 - 【請求項17】 上記第2装置が1つもしくはそれ以上
の押出しヘッド(84)を含んでおり、この押出しヘッ
ドは、その全高にわたって、この第2装置の外部と上記
ヘッドの中央通路(86)との間に側通路(90)を有
しており、また、フードと、上記ヘッドの側通路の延長
部に側通路を全高にわたって備えたブロワーとを有す
る、請求項1に記載の複合糸製造装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9103273A FR2674260B1 (fr) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | Dispositif de fabrication d'un fil composite forme de fibres de renforcement et de matiere organique thermoplastique. |
FR9103273 | 1991-03-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0593339A true JPH0593339A (ja) | 1993-04-16 |
JP3432839B2 JP3432839B2 (ja) | 2003-08-04 |
Family
ID=9410856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06289192A Expired - Fee Related JP3432839B2 (ja) | 1991-03-19 | 1992-03-19 | 強化用及び熱可塑性有機材繊維からなる複合糸の製造装置 |
Country Status (17)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5316561A (ja) |
EP (1) | EP0505274B1 (ja) |
JP (1) | JP3432839B2 (ja) |
KR (1) | KR100196963B1 (ja) |
AT (1) | ATE113672T1 (ja) |
BR (1) | BR9200923A (ja) |
CA (1) | CA2061581C (ja) |
CZ (1) | CZ283170B6 (ja) |
DE (1) | DE69200600T2 (ja) |
DK (1) | DK0505274T3 (ja) |
ES (1) | ES2065138T3 (ja) |
FI (1) | FI94776C (ja) |
FR (1) | FR2674260B1 (ja) |
IE (1) | IE71517B1 (ja) |
NO (1) | NO175683C (ja) |
SK (1) | SK279762B6 (ja) |
TW (1) | TW202486B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003239152A (ja) * | 2002-01-10 | 2003-08-27 | Schappe:Sa | 防護衣料の製造に特に意図される切断耐性のヤーン |
Families Citing this family (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2698038B1 (fr) * | 1992-11-19 | 1995-01-27 | Vetrotex France Sa | Procédé et dispositif de formation d'un fil composite. |
FR2702778B1 (fr) * | 1993-03-18 | 1995-05-05 | Vetrotex France Sa | Procédé et dispositif de formation d'un fil composite. |
US5571610A (en) * | 1993-06-21 | 1996-11-05 | Owens Corning Fiberglass Technology, Inc. | Glass mat thermoplastic product |
US5980680A (en) * | 1994-09-21 | 1999-11-09 | Owens Corning Fiberglas Technology, Inc. | Method of forming an insulation product |
US5626643A (en) * | 1994-09-26 | 1997-05-06 | Owens-Corning Fiberglas Technology Inc. | Contact drying of fibers to form composite strands |
US5620752A (en) * | 1995-05-31 | 1997-04-15 | Owens-Corning Fiberglass Technology, Inc. | Method and apparatus for drying sized glass fibers |
FR2735151B1 (fr) * | 1995-06-09 | 1997-07-18 | Vetrotex France Sa | Composition d'ensimage pour fils composites et fils composites revetus de cette composition |
TW357200B (en) * | 1995-09-13 | 1999-05-01 | Owens Corning Fiberglas Tech | Unidirectional fabric and method and apparatuses for forming the same |
US5840370A (en) * | 1996-05-02 | 1998-11-24 | Owens Corning Fiberglas Technology, Inc. | In-line processing of continous glass fibers with thermoset solution epoxy |
FR2750979B1 (fr) * | 1996-07-10 | 1998-10-02 | Vetrotex France Sa | Dispositif pour la fabrication d'un fil composite |
US6099910A (en) * | 1996-08-12 | 2000-08-08 | Owens Fiberglas Technology, Inc. | Chemical treatments for fibers |
US6533882B1 (en) | 1996-08-12 | 2003-03-18 | Owens Corning Fiberglas Technology, Inc. | Chemical treatments for fibers and wire-coated composite strands for molding fiber-reinforced thermoplastic composite articles |
US5954853A (en) * | 1996-12-31 | 1999-09-21 | Owens Corning Fiberglas Technology, Inc. | Method and apparatus for applying a sizing composition to glass fibers |
US5961685A (en) * | 1997-03-14 | 1999-10-05 | Owens Corning Fiberglass Technology, Inc. | Apparatus for applying a generally uniform sizing composition to glass fibers |
US6254817B1 (en) | 1998-12-07 | 2001-07-03 | Bay Mills, Ltd. | Reinforced cementitious boards and methods of making same |
US6592666B1 (en) | 1999-12-29 | 2003-07-15 | Owens Corning Fiberglas Technology, Inc. | Method and apparatus for applying a sizing composition to glass fibers |
WO2001049484A1 (en) * | 2000-01-05 | 2001-07-12 | Saint-Gobain Technical Fabrics Of America, Inc. | Smooth reinforced cementitious boards and methods of making same |
FR2815046B1 (fr) * | 2000-10-11 | 2003-01-10 | Vetrotex France Sa | Procede et dispositif de production d'un fil composite |
EP1368179B1 (en) * | 2001-03-13 | 2005-05-18 | EMS-Chemie AG | Non-isothermal method for fabricating hollow composite parts |
US7049251B2 (en) * | 2003-01-21 | 2006-05-23 | Saint-Gobain Technical Fabrics Canada Ltd | Facing material with controlled porosity for construction boards |
US20050079786A1 (en) * | 2003-10-10 | 2005-04-14 | Wilkins Rodney R. | Fiberglass-polypropylene mat and method of forming a fiberglass-polypropylene mat |
FR2899243B1 (fr) * | 2006-03-30 | 2008-05-16 | Saint Gobain Vetrotex | Procede et dispositif de fabrication d'un fil composite |
FR2899571B1 (fr) | 2006-04-10 | 2009-02-06 | Saint Gobain Vetrotex | Procede de fabrication d'un enroulement a fils separes |
US10232562B1 (en) | 2015-05-21 | 2019-03-19 | Richard F. Langner | Methods and apparatus for making a fabric that includes a thermoplastic |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2289568A (en) * | 1938-08-16 | 1942-07-14 | Bloch Godfrey | Textile material and method and apparatus for making same |
US2318679A (en) * | 1940-08-05 | 1943-05-11 | Celanese Corp | Production of artificial filaments, films, and like materials |
NL290369A (ja) * | 1959-05-29 | |||
US3299469A (en) * | 1964-11-18 | 1967-01-24 | Du Pont | Melt-spinning apparatus |
US3551949A (en) * | 1968-11-15 | 1971-01-05 | Monsanto Co | Spinning chimney |
FR2638467B1 (ja) * | 1988-10-28 | 1991-11-08 | Saint Gobain Vetrotex |
-
1991
- 1991-03-19 FR FR9103273A patent/FR2674260B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-02-20 CA CA002061581A patent/CA2061581C/fr not_active Expired - Fee Related
- 1992-02-25 IE IE920582A patent/IE71517B1/en not_active IP Right Cessation
- 1992-03-09 TW TW081101783A patent/TW202486B/zh active
- 1992-03-10 SK SK710-92A patent/SK279762B6/sk unknown
- 1992-03-10 CZ CS92710A patent/CZ283170B6/cs not_active IP Right Cessation
- 1992-03-16 US US07/852,279 patent/US5316561A/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-03-18 KR KR1019920004401A patent/KR100196963B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1992-03-18 BR BR929200923A patent/BR9200923A/pt not_active IP Right Cessation
- 1992-03-18 FI FI921166A patent/FI94776C/fi not_active IP Right Cessation
- 1992-03-18 NO NO921063A patent/NO175683C/no unknown
- 1992-03-19 DK DK92400729.7T patent/DK0505274T3/da active
- 1992-03-19 AT AT92400729T patent/ATE113672T1/de not_active IP Right Cessation
- 1992-03-19 EP EP92400729A patent/EP0505274B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 1992-03-19 DE DE69200600T patent/DE69200600T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-03-19 ES ES92400729T patent/ES2065138T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1992-03-19 JP JP06289192A patent/JP3432839B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003239152A (ja) * | 2002-01-10 | 2003-08-27 | Schappe:Sa | 防護衣料の製造に特に意図される切断耐性のヤーン |
JP4542746B2 (ja) * | 2002-01-10 | 2010-09-15 | ソシエテ アノニム シヤープ | 防護衣料の製造に特に意図される切断耐性のヤーン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
NO921063D0 (no) | 1992-03-18 |
CZ283170B6 (cs) | 1998-01-14 |
SK279762B6 (sk) | 1999-03-12 |
EP0505274B1 (fr) | 1994-11-02 |
IE920582A1 (en) | 1992-09-23 |
JP3432839B2 (ja) | 2003-08-04 |
EP0505274A1 (fr) | 1992-09-23 |
FI921166A (fi) | 1992-09-20 |
FI94776C (fi) | 1995-10-25 |
US5316561A (en) | 1994-05-31 |
NO175683C (no) | 1994-11-16 |
BR9200923A (pt) | 1992-11-17 |
IE71517B1 (en) | 1997-02-12 |
NO175683B (no) | 1994-08-08 |
ATE113672T1 (de) | 1994-11-15 |
FI94776B (fi) | 1995-07-14 |
KR100196963B1 (ko) | 1999-06-15 |
CA2061581C (fr) | 2002-01-15 |
DE69200600T2 (de) | 1995-05-24 |
FI921166A0 (fi) | 1992-03-18 |
ES2065138T3 (es) | 1995-02-01 |
DK0505274T3 (da) | 1995-03-13 |
CS71092A3 (en) | 1992-10-14 |
NO921063L (no) | 1992-09-21 |
FR2674260B1 (fr) | 1994-01-14 |
FR2674260A1 (fr) | 1992-09-25 |
KR920018253A (ko) | 1992-10-21 |
CA2061581A1 (fr) | 1992-09-20 |
DE69200600D1 (de) | 1994-12-08 |
TW202486B (ja) | 1993-03-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0593339A (ja) | 強化用及び熱可塑性有機材繊維からなる複合糸の製造装置 | |
TW476818B (en) | Method and apparatus for spinning a multifilament yarn | |
US5011523A (en) | Process and device for producing a yarn or ribbon formed from reinforcement fibers and a thermoplastic organic material | |
US3920362A (en) | Filament forming apparatus with sweep fluid channel surrounding spinning needle | |
US6572798B2 (en) | Apparatus and method for spinning a multifilament yarn | |
US8137094B2 (en) | Method and device for producing a composite yarn | |
CN1630740A (zh) | 用于制造热塑性非织造布与粘合布的成形系统 | |
JP2006057233A (ja) | 熱可塑性合成樹脂製のフィラメントから成る不織布ウエブを連続製造する装置 | |
JPH08501976A (ja) | デプスフィルタカートリッジ並びにその製造方法及び製造装置 | |
US4224373A (en) | Fibrous product of non-woven glass fibers and method and apparatus for producing same | |
US5328493A (en) | Apparatus for manufacturing a glass and organic composite strand, including a blowing device | |
KR100225086B1 (ko) | 합성엔드리스 필라멘트의 제조방법 및 장치 | |
US5433591A (en) | Apparatus for making a synthetic filament yarn | |
JP2000515934A (ja) | 有機繊維の製造方法 | |
US4988270A (en) | Apparatus for cooling and conditioning melt-spun material | |
US5688458A (en) | Method and device to manufacture synthetic endless filaments | |
US5336071A (en) | Air gun for the production of non-woven fabric and non-woven fabric producing apparatus | |
WO1991012944A1 (en) | Apparatus and method for applying preform fibers | |
JPH04270148A (ja) | 液体集束剤アプリケーター周囲の気流の方向を変更するための方法および装置 | |
US4070731A (en) | Method of and apparatus for packaging a linear fibrous element | |
JP2790357B2 (ja) | 不織布製造用エアガン | |
JPH03269156A (ja) | 不織布製造装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |