JP3432839B2 - 強化用及び熱可塑性有機材繊維からなる複合糸の製造装置 - Google Patents
強化用及び熱可塑性有機材繊維からなる複合糸の製造装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガラス繊維等の強化用繊
維と、熱可塑性有機材料で形成した繊維とからなる糸状
体の製造装置に関するものである。本発明は、2つの装
置を含む製造装置の枠内で用いられるものであり、それ
ら2つの装置のうち第1の装置はガラスを供給される少
なくとも1つのダイを含んでおり、このダイはそこに通
して連続フィラメントを機械的に引出す孔を有し、また
第2の装置は熱可塑性有機材料を供給される少なくとも
1つの押出しヘッドを含んでおり、この押出しヘッドは
そこに通して連続フィラメントを機械的に引出す孔を有
している。この種の装置は欧州特許出願EP 0 36
7 661に開示されている。
維と、熱可塑性有機材料で形成した繊維とからなる糸状
体の製造装置に関するものである。本発明は、2つの装
置を含む製造装置の枠内で用いられるものであり、それ
ら2つの装置のうち第1の装置はガラスを供給される少
なくとも1つのダイを含んでおり、このダイはそこに通
して連続フィラメントを機械的に引出す孔を有し、また
第2の装置は熱可塑性有機材料を供給される少なくとも
1つの押出しヘッドを含んでおり、この押出しヘッドは
そこに通して連続フィラメントを機械的に引出す孔を有
している。この種の装置は欧州特許出願EP 0 36
7 661に開示されている。
【0002】上記の欧州特許出願は、組み合わさって複
合糸状体を直接製造できる装置の各種例を示す。したが
って、かかる装置は、引出されたガラスフィラメント
(糸状体として集束されている、いないにかかわらず)
が、円錐シート状の有機フィラメントを供給する押出し
ヘッドを通過するような構造になっている。本発明の装
置はより詳しくは上記後者のほうの装置に組合わせて使
用されるものである。
合糸状体を直接製造できる装置の各種例を示す。したが
って、かかる装置は、引出されたガラスフィラメント
(糸状体として集束されている、いないにかかわらず)
が、円錐シート状の有機フィラメントを供給する押出し
ヘッドを通過するような構造になっている。本発明の装
置はより詳しくは上記後者のほうの装置に組合わせて使
用されるものである。
【0003】ガラスフィラメントと有機フィラメントの
引出速度は数十メートル/秒に達することがある。この
ような引出し速度下では、フィラメント近くの空気が煽
られてその装置の付近においては大なり小なり乱れた動
きをする。ガラスフィラメントと有機フィラメントとを
それらの通路が同軸となるように引出すと、そのフィラ
メント引出領域全体における空気の煽りが特に著しくな
る。これは、有機フィラメントを供給する押出しヘッド
の場合に特に見られる。この押出しヘッドやこれを取り
囲む部品は各種フィラメントによって発生させられる空
気の流れに対して障害物となる。こうして対流が生じる
が、この対流は特に、有機フィラメントを延伸する領域
の近くにおいては十分に抑制される。この現象によって
上記フィラメントの冷却が阻止され、また引出されたフ
ィラメントの直径のバラツキや1本あるいはそれ以上の
フィラメントの破断すら生じかねない。これを物語るの
が有機材料のガラスに対する割合(%)の局所的な変動
であり、これは製造した複合糸をそのまま用いて複合製
品を製造する場合に不都合となることがしばしばであ
る。
引出速度は数十メートル/秒に達することがある。この
ような引出し速度下では、フィラメント近くの空気が煽
られてその装置の付近においては大なり小なり乱れた動
きをする。ガラスフィラメントと有機フィラメントとを
それらの通路が同軸となるように引出すと、そのフィラ
メント引出領域全体における空気の煽りが特に著しくな
る。これは、有機フィラメントを供給する押出しヘッド
の場合に特に見られる。この押出しヘッドやこれを取り
囲む部品は各種フィラメントによって発生させられる空
気の流れに対して障害物となる。こうして対流が生じる
が、この対流は特に、有機フィラメントを延伸する領域
の近くにおいては十分に抑制される。この現象によって
上記フィラメントの冷却が阻止され、また引出されたフ
ィラメントの直径のバラツキや1本あるいはそれ以上の
フィラメントの破断すら生じかねない。これを物語るの
が有機材料のガラスに対する割合(%)の局所的な変動
であり、これは製造した複合糸をそのまま用いて複合製
品を製造する場合に不都合となることがしばしばであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の装置の目的
は、ガラスフィラメントと有機フィラメントとを同軸に
引出す装置の枠内において、各種フィラメントによって
煽られる空気流を抑制することにある。この種の装置の
枠内において、本発明の装置の目的は有機フィラメント
形成領域における空気対流を調整することにある。
は、ガラスフィラメントと有機フィラメントとを同軸に
引出す装置の枠内において、各種フィラメントによって
煽られる空気流を抑制することにある。この種の装置の
枠内において、本発明の装置の目的は有機フィラメント
形成領域における空気対流を調整することにある。
【0005】本発明の更なる目的は有機フィラメントの
冷却速度を一定化することにある。
冷却速度を一定化することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では下記の如き構成の複合糸製造装置を提供す
る。すなわち、本発明の装置は、ガラスを供給され、ジ
ュール効果によって加熱される少なくとも1つのダイを
含み、このダイの下面にはそこから連続フィラメントを
引出す多数の孔が穿設され、該ダイから供給されたガラ
スフィラメントを引出す中央通路と、溶融状態の熱可塑
性有機材料を供給する少なくとも1つの導管とを有する
少なくとも1つの押出しヘッドを含み、この導管は、そ
の下面に多数の孔を穿設されているチャンバーに接続さ
れており、それらの孔はそこから上記材料が押出されか
つ引出処理によって連続フィラメントを形成するもので
あり、上記押出しヘッドはフードで保護されており、こ
のフードの上部は上記ヘッドに被さっており、外観的に
は頂部と基部を有する覆い状であり、且つその頂部には
上記中央通路の軸線上に位置する開口を有しており、更
には該フードの下部は、上記押出しヘッドを囲みかつ該
押出しヘッドの下面の下方に延びた壁によって形成され
ていることを特徴とする。
に本発明では下記の如き構成の複合糸製造装置を提供す
る。すなわち、本発明の装置は、ガラスを供給され、ジ
ュール効果によって加熱される少なくとも1つのダイを
含み、このダイの下面にはそこから連続フィラメントを
引出す多数の孔が穿設され、該ダイから供給されたガラ
スフィラメントを引出す中央通路と、溶融状態の熱可塑
性有機材料を供給する少なくとも1つの導管とを有する
少なくとも1つの押出しヘッドを含み、この導管は、そ
の下面に多数の孔を穿設されているチャンバーに接続さ
れており、それらの孔はそこから上記材料が押出されか
つ引出処理によって連続フィラメントを形成するもので
あり、上記押出しヘッドはフードで保護されており、こ
のフードの上部は上記ヘッドに被さっており、外観的に
は頂部と基部を有する覆い状であり、且つその頂部には
上記中央通路の軸線上に位置する開口を有しており、更
には該フードの下部は、上記押出しヘッドを囲みかつ該
押出しヘッドの下面の下方に延びた壁によって形成され
ていることを特徴とする。
【0007】また上記目的を達成するために本発明では
下記のごとき構成の製造装置を提供する。すなわち、本
発明の装置は、上記フードの下部が気体状流体通風装置
を少なくとも部分的に保護しており、その気体状流体通
風装置はその端部に、有機フィラメント形成領域に向か
って開口した1つもしくは多数の孔が設けられており、
上記端部は上記中央通路と上記有機フィラメント形成領
域との間および/またはフードの下部と上記有機フィラ
メント形成領域との間に設けられていることを特徴とす
る。
下記のごとき構成の製造装置を提供する。すなわち、本
発明の装置は、上記フードの下部が気体状流体通風装置
を少なくとも部分的に保護しており、その気体状流体通
風装置はその端部に、有機フィラメント形成領域に向か
って開口した1つもしくは多数の孔が設けられており、
上記端部は上記中央通路と上記有機フィラメント形成領
域との間および/またはフードの下部と上記有機フィラ
メント形成領域との間に設けられていることを特徴とす
る。
【0008】
【作用】押出しヘッドに被さりかつこれを囲むフードは
ガラスフィラメントによって煽られる空気流を案内しか
つ、有機フィラメントを形成する領域からその空気流を
遠ざける作用をもつ。またこのフードは、極めて脆い熱
可塑性フィラメントを、それらがまだ粘性をもってい
る、ダイの下方領域において保護するものでもある。し
たがってフードは糸あるいはガラスフィラメントが運ぶ
物質粒子、例えば、細小繊維または糊剤微小滴からの保
護を行うものである。
ガラスフィラメントによって煽られる空気流を案内しか
つ、有機フィラメントを形成する領域からその空気流を
遠ざける作用をもつ。またこのフードは、極めて脆い熱
可塑性フィラメントを、それらがまだ粘性をもってい
る、ダイの下方領域において保護するものでもある。し
たがってフードは糸あるいはガラスフィラメントが運ぶ
物質粒子、例えば、細小繊維または糊剤微小滴からの保
護を行うものである。
【0009】また通風装置は、有機フィラメントを、形
成しながら冷却するとともに、そこを通って有機フィラ
メントを延伸する孔の近くにおいて空気流を安定化させ
るものである。本発明の複合糸製造装置は、本発明の範
囲内において、複数の押出しヘッドを含むものでよい。
したがって、従来の、すなわち、平行四辺形の形状を有
する3つまたは4つの押出しヘッドを有するものでよ
い。それらの押出しヘッドを互いに近接して配設して、
それらの側壁が、三角形または方形の横断面を有する全
体的にはプリズム状の中央通路を画成している。
成しながら冷却するとともに、そこを通って有機フィラ
メントを延伸する孔の近くにおいて空気流を安定化させ
るものである。本発明の複合糸製造装置は、本発明の範
囲内において、複数の押出しヘッドを含むものでよい。
したがって、従来の、すなわち、平行四辺形の形状を有
する3つまたは4つの押出しヘッドを有するものでよ
い。それらの押出しヘッドを互いに近接して配設して、
それらの側壁が、三角形または方形の横断面を有する全
体的にはプリズム状の中央通路を画成している。
【0010】上記押出しヘッドの側壁の1つは弯曲した
ものでよい。こうして押出しヘッドを2つまたは3つず
つ、それらが全体的には円筒状の中央通路を画成するよ
うに配設している。押出しヘッドは1つでもよく、この
場合そのヘッドには中央通路を設けるとともにその外面
に、前記特許出願に述べるように輪状形状を与える。あ
るいは、そのヘッドはプリズム状またはその他の形状の
ものでよい。この押出しヘッドの中央通路の形状はその
外側壁によって画成されるものと異なってよく、例え
ば、円筒状として、外壁をプリズム状としてもよい。
ものでよい。こうして押出しヘッドを2つまたは3つず
つ、それらが全体的には円筒状の中央通路を画成するよ
うに配設している。押出しヘッドは1つでもよく、この
場合そのヘッドには中央通路を設けるとともにその外面
に、前記特許出願に述べるように輪状形状を与える。あ
るいは、そのヘッドはプリズム状またはその他の形状の
ものでよい。この押出しヘッドの中央通路の形状はその
外側壁によって画成されるものと異なってよく、例え
ば、円筒状として、外壁をプリズム状としてもよい。
【0011】特定の場合には、上記押出しヘッドは環状
に完全には閉じず、中央通路に通じる側部通路を画成す
ることができる。これは、後述するように特定の装置に
おいては有益である。押出しヘッドに被さるフードの上
部は中央通路の軸線に対して傾斜した1つもしくは複数
の側壁で形成する。したがって、フードの形状は、例え
ば、円錐台またはさい頭プリズムとしてよく、その大き
い基部で押出しヘッドを被覆する。この傾斜した側壁
は、ガラスフィラメントによって煽られた空気の少なく
とも一部を押出しヘッドの外部へそらせ、こうして押出
しヘッドの不規則動作の原因の1つを排除する効果をも
つ。
に完全には閉じず、中央通路に通じる側部通路を画成す
ることができる。これは、後述するように特定の装置に
おいては有益である。押出しヘッドに被さるフードの上
部は中央通路の軸線に対して傾斜した1つもしくは複数
の側壁で形成する。したがって、フードの形状は、例え
ば、円錐台またはさい頭プリズムとしてよく、その大き
い基部で押出しヘッドを被覆する。この傾斜した側壁
は、ガラスフィラメントによって煽られた空気の少なく
とも一部を押出しヘッドの外部へそらせ、こうして押出
しヘッドの不規則動作の原因の1つを排除する効果をも
つ。
【0012】上記のフードの特殊構成でも、ガラスフィ
ラメントによって煽られた空気の一部がそのフードの内
部へその頂部に設けた開口を通じて入り込む。この空気
の少なくとも一部は、外部に向かって、好ましくは側壁
の基部において開口する1つもしくはそれ以上の側部開
口を通じて排出することができる。この開口は例えば、
1つもしくはそれ以上の水平スロットの形をしたもので
ある。
ラメントによって煽られた空気の一部がそのフードの内
部へその頂部に設けた開口を通じて入り込む。この空気
の少なくとも一部は、外部に向かって、好ましくは側壁
の基部において開口する1つもしくはそれ以上の側部開
口を通じて排出することができる。この開口は例えば、
1つもしくはそれ以上の水平スロットの形をしたもので
ある。
【0013】フードの上部の基部は、押出しヘッドの上
に被さる平らな板で作ったものでよい。この板はその中
央に、上記中央通路の軸線上にある開口を有する。フー
ドの上部の壁に孔を穿設し、またその壁を上記フードの
内部において、その頂部に設けた開口の縁部から中央通
路の上域まで延ばしてもよい。
に被さる平らな板で作ったものでよい。この板はその中
央に、上記中央通路の軸線上にある開口を有する。フー
ドの上部の壁に孔を穿設し、またその壁を上記フードの
内部において、その頂部に設けた開口の縁部から中央通
路の上域まで延ばしてもよい。
【0014】フードの内壁は例えば、円筒状またはプリ
ズム状とし、またその横断面積を押出しヘッドも中央通
路の横断面積と等しくあるいはそれより小さくし、更に
は、その内壁を上記中央通路の頂部から、フードの下部
を形成する壁の少なくとも基部まで延ばしてもよい。こ
の内壁は固体である。この内壁は、フードの上部に対し
て基部となる板の中心にある開口の縁部に接続してもよ
い。またこの内壁は、フードの頂部から中央通路の上部
まで延びた内壁の基部に接続してもよい。この実施例に
おいては、フードは、フードの下部を形成する壁の基部
まで、頂部に設けた開口の縁部からその一部が延びてい
る内壁を有する。この内壁は、円筒状またはプリズム状
のものであるが、中央通路の横断面積と等しいあるいは
それより小さい横断面積をその全高にわたって有してよ
い。またその上部には孔を穿設し、下部を固体とする。
ズム状とし、またその横断面積を押出しヘッドも中央通
路の横断面積と等しくあるいはそれより小さくし、更に
は、その内壁を上記中央通路の頂部から、フードの下部
を形成する壁の少なくとも基部まで延ばしてもよい。こ
の内壁は固体である。この内壁は、フードの上部に対し
て基部となる板の中心にある開口の縁部に接続してもよ
い。またこの内壁は、フードの頂部から中央通路の上部
まで延びた内壁の基部に接続してもよい。この実施例に
おいては、フードは、フードの下部を形成する壁の基部
まで、頂部に設けた開口の縁部からその一部が延びてい
る内壁を有する。この内壁は、円筒状またはプリズム状
のものであるが、中央通路の横断面積と等しいあるいは
それより小さい横断面積をその全高にわたって有してよ
い。またその上部には孔を穿設し、下部を固体とする。
【0015】上記の通風装置は1つもしくはそれ以上の
流体供給ダクトで形成してもよく、それらのダクトは上
記押出しヘッドの上方に配設した1本もしくはそれ以上
の導管に接続される。それらの導管は上記中央通路を画
成する上記ヘッドの側壁に沿って延びている。また上記
ダクトは有機フィラメント形成領域に向けた1つまたは
多数の孔に至っている。
流体供給ダクトで形成してもよく、それらのダクトは上
記押出しヘッドの上方に配設した1本もしくはそれ以上
の導管に接続される。それらの導管は上記中央通路を画
成する上記ヘッドの側壁に沿って延びている。また上記
ダクトは有機フィラメント形成領域に向けた1つまたは
多数の孔に至っている。
【0016】上記流体供給ダクトは、押出しヘッドの外
側壁に沿って下行する導管に接続してよい。また同様
に、フードの下部を形成する壁に沿って内部に延ばして
よい。上記導管は、押出しヘッドの下面の高さより下方
に開口する少なくとも1つのスロットに終端している。
これらのスロットはヘッドの孔の配置に応じて直線状、
弯曲状あるいは輪状のいずれかである。有機フィラメン
トの近くにおいて気体状流体を均一分布させるのに、各
スロットの上流位置にデフユーザーを設けるのが好まし
い。
側壁に沿って下行する導管に接続してよい。また同様
に、フードの下部を形成する壁に沿って内部に延ばして
よい。上記導管は、押出しヘッドの下面の高さより下方
に開口する少なくとも1つのスロットに終端している。
これらのスロットはヘッドの孔の配置に応じて直線状、
弯曲状あるいは輪状のいずれかである。有機フィラメン
トの近くにおいて気体状流体を均一分布させるのに、各
スロットの上流位置にデフユーザーを設けるのが好まし
い。
【0017】上記導管はまた、流体滞留チャンバーに終
端する、あるいはその端部を拡幅して、気状流体がその
中に配分されるチャンバーを形成してもよい。このチャ
ンバーの壁は有機フィラメント形成領域に向けられ、こ
の壁には多数の孔を穿設するか、この壁をその高さの少
なくとも一部にわたって格子で構成する。このチャンバ
ーは、ガラスフィラメントがそこを走行する領域と、有
機フィラメント形成領域との間に配設してもよい。その
チャンバーはまた、フードの下部を形成する壁と有機フ
ィラメント形成領域との間に配設してもよい。
端する、あるいはその端部を拡幅して、気状流体がその
中に配分されるチャンバーを形成してもよい。このチャ
ンバーの壁は有機フィラメント形成領域に向けられ、こ
の壁には多数の孔を穿設するか、この壁をその高さの少
なくとも一部にわたって格子で構成する。このチャンバ
ーは、ガラスフィラメントがそこを走行する領域と、有
機フィラメント形成領域との間に配設してもよい。その
チャンバーはまた、フードの下部を形成する壁と有機フ
ィラメント形成領域との間に配設してもよい。
【0018】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明を更に詳細に
説明する。第1装置は、機械的引出処理によって連続し
たガラスフィラメントを形成することのできる一連の装
置からなる。ダイ10は通常、ガラス供給源に接続され
る。このガラス供給源はダイ10の頂部に直接に溶融ガ
ラスを運ぶ前炉でよい。この供給源はまた、例えば、ボ
ールの形状で入手、保蔵される低温のガラスを収容し
て、ダイ10へのガラスの供給を単純に重力で行うホッ
パーでもよい。
説明する。第1装置は、機械的引出処理によって連続し
たガラスフィラメントを形成することのできる一連の装
置からなる。ダイ10は通常、ガラス供給源に接続され
る。このガラス供給源はダイ10の頂部に直接に溶融ガ
ラスを運ぶ前炉でよい。この供給源はまた、例えば、ボ
ールの形状で入手、保蔵される低温のガラスを収容し
て、ダイ10へのガラスの供給を単純に重力で行うホッ
パーでもよい。
【0019】上記いずれの供給源であっても、ダイ10
は一般的には、プラチナ−ロジュム合金で作られ、ジュ
ール効果で加熱されるものである。このダイによれば、
ガラスを再溶解させて、ガラスがフィラメント延伸に適
した粘度に達するようにそのガラスを高温保持すること
ができる。溶融ガラスはダイ10の基部に設けた複数の
孔から薄い流れとなって流れる。その薄いガラスの流れ
は直ちに引出されて極めて多数の連続的なガラスフィラ
メントとなり、これらのフィラメントは集束されると単
一のシートとなる。それらのフィラメントにはローラ1
3で示す装置によって仕上げ剤あるいは糊剤を施す。こ
の装置はトレイからなるものでよく、その中に回転ロー
ラの下部を浸漬する。このローラは、その表面と接触す
るフィラメントが通過するにつれて引上げられる仕上げ
剤または糊剤の薄膜で被覆される。この塗布装置によっ
て付着させられる糊剤は、ガラス繊維を有機材料に付着
させることを目的としている。この種の糊剤の配合は各
種が公知されており、例えばフランス国特許FR 2
167771に示すものがある。フィラメント11にも
同様に、少なくとも1種類のフォトイニシエータ(ph
oto−initiator)からなる仕上げ剤を施し
ても良い。このフォトイニシエータは化学作用放射線の
作用で仕上げ剤の化学転化を生じさせるものである。フ
ランス国特許出願2597 856にはいくつかの仕上
げ剤の配合が示されているが、それらはその特許出願の
例8,12に示すように本発明の範囲内で使用すること
ができるものである。
は一般的には、プラチナ−ロジュム合金で作られ、ジュ
ール効果で加熱されるものである。このダイによれば、
ガラスを再溶解させて、ガラスがフィラメント延伸に適
した粘度に達するようにそのガラスを高温保持すること
ができる。溶融ガラスはダイ10の基部に設けた複数の
孔から薄い流れとなって流れる。その薄いガラスの流れ
は直ちに引出されて極めて多数の連続的なガラスフィラ
メントとなり、これらのフィラメントは集束されると単
一のシートとなる。それらのフィラメントにはローラ1
3で示す装置によって仕上げ剤あるいは糊剤を施す。こ
の装置はトレイからなるものでよく、その中に回転ロー
ラの下部を浸漬する。このローラは、その表面と接触す
るフィラメントが通過するにつれて引上げられる仕上げ
剤または糊剤の薄膜で被覆される。この塗布装置によっ
て付着させられる糊剤は、ガラス繊維を有機材料に付着
させることを目的としている。この種の糊剤の配合は各
種が公知されており、例えばフランス国特許FR 2
167771に示すものがある。フィラメント11にも
同様に、少なくとも1種類のフォトイニシエータ(ph
oto−initiator)からなる仕上げ剤を施し
ても良い。このフォトイニシエータは化学作用放射線の
作用で仕上げ剤の化学転化を生じさせるものである。フ
ランス国特許出願2597 856にはいくつかの仕上
げ剤の配合が示されているが、それらはその特許出願の
例8,12に示すように本発明の範囲内で使用すること
ができるものである。
【0020】糊剤または仕上げ剤を施された後、フィラ
メント11は集束装置15によって集束されて単一の糸
14を形成する。この集束装置15は小さい溝車でよ
い。その糸14とその上流のフィラメント11とは一緒
に運ばれ、モータ(図示せず)によって回転駆動される
装置16によって機械的に引出される。この公知装置は
例えば、米国特許A−3 265 482に詳述されて
いる。すなわち、この装置16は、フィラメント引出車
17と糸案内装置18とからなる。糸案内装置18は、
糸14を車17の周囲へ十分な長さにわたって押圧して
その糸状体を単純に摩擦で搬送するように配置されてい
る。車17の周囲には一連の横方向スロット19が一定
間隔で穿設されている。
メント11は集束装置15によって集束されて単一の糸
14を形成する。この集束装置15は小さい溝車でよ
い。その糸14とその上流のフィラメント11とは一緒
に運ばれ、モータ(図示せず)によって回転駆動される
装置16によって機械的に引出される。この公知装置は
例えば、米国特許A−3 265 482に詳述されて
いる。すなわち、この装置16は、フィラメント引出車
17と糸案内装置18とからなる。糸案内装置18は、
糸14を車17の周囲へ十分な長さにわたって押圧して
その糸状体を単純に摩擦で搬送するように配置されてい
る。車17の周囲には一連の横方向スロット19が一定
間隔で穿設されている。
【0021】上記車17の内部には、この車より直径が
小さくかつ、その周囲に放射状ブレード21を備えた第
2の車20が設けられている。また上記ブレード21の
端部が上記スロット19を通過するように第2車20は
第1の車17に対して偏心している。またこの車20
は、伝達装置または機械的接続(図示せず)を介して、
車17の回転運動と同期した回転運動によって駆動され
る。車17,20の協働作用で、糸14は機械的に運ば
れて更には、ブレード21によって車17から離れさせ
られる。その離去領域からは、糸は、車17の実質的に
接線方向の糸道をたどる。したがって、噴出させた糸状
体の糸道は、車20の位置を相応に選ぶだけで決められ
る。
小さくかつ、その周囲に放射状ブレード21を備えた第
2の車20が設けられている。また上記ブレード21の
端部が上記スロット19を通過するように第2車20は
第1の車17に対して偏心している。またこの車20
は、伝達装置または機械的接続(図示せず)を介して、
車17の回転運動と同期した回転運動によって駆動され
る。車17,20の協働作用で、糸14は機械的に運ば
れて更には、ブレード21によって車17から離れさせ
られる。その離去領域からは、糸は、車17の実質的に
接線方向の糸道をたどる。したがって、噴出させた糸状
体の糸道は、車20の位置を相応に選ぶだけで決められ
る。
【0022】第2装置は、第1図にその外観だけを示
す、本発明の装置を含む。この装置は、円錐台(フード
の上部)23と、円錐台23の基部の周囲から延長され
た円筒壁(フードの下部)24とからなるフードから形
成されている。このフードは輪状押出しヘッド(図示せ
ず)を保護するものであって、円錐台23は押出しヘッ
ドに被さり、円筒壁24が押出しヘッドの外側壁を囲ん
でいる。この押出しヘッドは溶融状態の熱可塑性ポリマ
ーを圧力下で供給される。そのポリマーの入り口は導管
25で示す。電流供給源を示すケーシングとリード線2
6をフードの円筒壁24の上に示す。この装置によっ
て、輪状ダイの壁を電気抵抗で加熱することができる。
す、本発明の装置を含む。この装置は、円錐台(フード
の上部)23と、円錐台23の基部の周囲から延長され
た円筒壁(フードの下部)24とからなるフードから形
成されている。このフードは輪状押出しヘッド(図示せ
ず)を保護するものであって、円錐台23は押出しヘッ
ドに被さり、円筒壁24が押出しヘッドの外側壁を囲ん
でいる。この押出しヘッドは溶融状態の熱可塑性ポリマ
ーを圧力下で供給される。そのポリマーの入り口は導管
25で示す。電流供給源を示すケーシングとリード線2
6をフードの円筒壁24の上に示す。この装置によっ
て、輪状ダイの壁を電気抵抗で加熱することができる。
【0023】フードの円錐台23はその頂部に、糸14
をその軸線に沿って導入する円形開口27を有する。押
出し、次に機械的引出によって、シート状の有機フィラ
メント28が形成されるが、この有機フィラメント28
のシートは頂点が下方に向いた円錐のように外部から見
える。糸14が上記円錐の軸線上を進み、その円錐の頂
点が有機フィラメント28と糸14との集束領域にな
る。
をその軸線に沿って導入する円形開口27を有する。押
出し、次に機械的引出によって、シート状の有機フィラ
メント28が形成されるが、この有機フィラメント28
のシートは頂点が下方に向いた円錐のように外部から見
える。糸14が上記円錐の軸線上を進み、その円錐の頂
点が有機フィラメント28と糸14との集束領域にな
る。
【0024】簡単なノッチ30を有する集束装置29に
よって、糸14とフィラメント28とが物理的に組み合
わされて、複合糸31が形成される。装置32によって
案内された後、複合糸31は回転支持体(図示せず)に
直接に巻取られる。複合糸31は、ノッチ付きの板33
で示す糸案内装置によってその支持体の上に配分され、
この糸案内装置は双頭矢で示すように往復駆動される。
この例において得られる製品34は側面が真直ぐになっ
ているコイル状に巻かれた糸のパッケージである。ガラ
スフィラメント11に施した仕上げ剤が紫外線等の化学
作用放射線の作用で反応できるような場合、複合糸31
の糸道上に、例えば集束装置29と案内装置32との間
に紫外線放射源を置くことができる。この紫外線の作用
下での仕上げ剤の、少なくとも部分的な転化の効果によ
って結果として得られる複合糸の粘着性が増大する。
よって、糸14とフィラメント28とが物理的に組み合
わされて、複合糸31が形成される。装置32によって
案内された後、複合糸31は回転支持体(図示せず)に
直接に巻取られる。複合糸31は、ノッチ付きの板33
で示す糸案内装置によってその支持体の上に配分され、
この糸案内装置は双頭矢で示すように往復駆動される。
この例において得られる製品34は側面が真直ぐになっ
ているコイル状に巻かれた糸のパッケージである。ガラ
スフィラメント11に施した仕上げ剤が紫外線等の化学
作用放射線の作用で反応できるような場合、複合糸31
の糸道上に、例えば集束装置29と案内装置32との間
に紫外線放射源を置くことができる。この紫外線の作用
下での仕上げ剤の、少なくとも部分的な転化の効果によ
って結果として得られる複合糸の粘着性が増大する。
【0025】図2は本発明の実施範囲内における、別の
装置組み合わせ方法を示す。ダイ10と同様のダイ35
は、単一のシート37を形成する多数のガラスフィラメ
ント36を押出すものである。これらのフィラメントに
はローラ38で示す装置によって糊剤または仕上げ剤が
施される。ダイ35と装置38とは装置39の上方かつ
上記装置のほぼ垂直軸線上に配置される。
装置組み合わせ方法を示す。ダイ10と同様のダイ35
は、単一のシート37を形成する多数のガラスフィラメ
ント36を押出すものである。これらのフィラメントに
はローラ38で示す装置によって糊剤または仕上げ剤が
施される。ダイ35と装置38とは装置39の上方かつ
上記装置のほぼ垂直軸線上に配置される。
【0026】図1に示す繊維引出装置におけるように、
第2装置において、フードは円錐台40と、円錐台40
の基部の周囲から延長された円筒壁41とを有する。こ
のフードは輪状押出しヘッド42を保護するものであ
り、この押出しヘッド42はサーモスタット制御される
ダクト43によって溶融状態の熱可塑性ポリマーを圧力
下で供給される。円錐台40はその頂部およびその基部
に、押出しヘッド42と同じ軸線を有する2つの円形開
口44,45を備える。そのうち開口45は円錐台40
の基部と一体化され且つ押出しヘッド42の中央通路を
通る円筒部46を介して下方に延びている。
第2装置において、フードは円錐台40と、円錐台40
の基部の周囲から延長された円筒壁41とを有する。こ
のフードは輪状押出しヘッド42を保護するものであ
り、この押出しヘッド42はサーモスタット制御される
ダクト43によって溶融状態の熱可塑性ポリマーを圧力
下で供給される。円錐台40はその頂部およびその基部
に、押出しヘッド42と同じ軸線を有する2つの円形開
口44,45を備える。そのうち開口45は円錐台40
の基部と一体化され且つ押出しヘッド42の中央通路を
通る円筒部46を介して下方に延びている。
【0027】押出しヘッド42からは円錐シート48の
形状で有機フィラメント47が機械的に引き出される。
それらのシート37,48は小さい集束装置49によっ
て集束され、その組み合わさったものから複合糸50が
形成される。図3は図2に示す態様にて複合糸を製造す
る装置の第2押出し装置の部分断面概略図である。
形状で有機フィラメント47が機械的に引き出される。
それらのシート37,48は小さい集束装置49によっ
て集束され、その組み合わさったものから複合糸50が
形成される。図3は図2に示す態様にて複合糸を製造す
る装置の第2押出し装置の部分断面概略図である。
【0028】この装置は押出機から熱可塑性有機材料を
供給される輪状押出しヘッド51を備える。その材料、
例えば、ポリプロピレンは、押出機において溶解させら
れて液状で、押出しヘッド51の中の押出しチャンバー
53へ導管52によって輸送される。圧力を加えると、
その材料は格子54を通過し、ヘッド51の基部にある
輪状のダイ板に分布させた孔55を通って流れる。押出
された材料は装置(図示せず)によって直ちに機械的に
引出させられて極めて多数の連続フィラメントになる。
またこの材料は、ヘッド51の様々な壁に設けた電気抵
抗57等の加熱装置によって必要な流動状態に保持され
る。
供給される輪状押出しヘッド51を備える。その材料、
例えば、ポリプロピレンは、押出機において溶解させら
れて液状で、押出しヘッド51の中の押出しチャンバー
53へ導管52によって輸送される。圧力を加えると、
その材料は格子54を通過し、ヘッド51の基部にある
輪状のダイ板に分布させた孔55を通って流れる。押出
された材料は装置(図示せず)によって直ちに機械的に
引出させられて極めて多数の連続フィラメントになる。
またこの材料は、ヘッド51の様々な壁に設けた電気抵
抗57等の加熱装置によって必要な流動状態に保持され
る。
【0029】ヘッド51の壁および加熱装置57の周り
にはアスベスト層58等の断熱層が設けられている。1
本またそれ以上のダクト59が加圧気体状流体源、例え
ば速度調節付きであって流量を制御するブロワーからの
空気に接続されている。このダクト59は更に、ヘッド
51の頂部およびその内側壁に沿って走る1本もしくは
それ以上の導管60に接続されている。これらの導管6
0の内側にはデフユーザ(図示せず)を設けるのが好ま
しい。曲管の下手において、上記導管の端部61は、フ
ィラメント形成領域に向けられた押出しヘッドの基部の
下方に開口している。押出しヘッド51の外側壁に沿っ
て走り、その端部が同様にフィラメント形成領域56に
向いているその他の導管にダクト59を接続することも
できる。
にはアスベスト層58等の断熱層が設けられている。1
本またそれ以上のダクト59が加圧気体状流体源、例え
ば速度調節付きであって流量を制御するブロワーからの
空気に接続されている。このダクト59は更に、ヘッド
51の頂部およびその内側壁に沿って走る1本もしくは
それ以上の導管60に接続されている。これらの導管6
0の内側にはデフユーザ(図示せず)を設けるのが好ま
しい。曲管の下手において、上記導管の端部61は、フ
ィラメント形成領域に向けられた押出しヘッドの基部の
下方に開口している。押出しヘッド51の外側壁に沿っ
て走り、その端部が同様にフィラメント形成領域56に
向いているその他の導管にダクト59を接続することも
できる。
【0030】この押出しヘッド51は上部の円錐壁62
と下部の円筒壁70とで形成されたフードによって保護
されている。このフードの上部(円錐壁62)は板66
によってその基部を閉じられており、この板66は円錐
壁62に接続されかつ押出しヘッド51に被さってい
る。フードの上部には同じ直径の2つの円形開口63,
64が設けられている。その開口の1つは頂部にまたも
う1つは板66の中央にそれぞれ設けられている。これ
ら2つの開口は、多数の孔69を穿設された円筒壁68
によって接続されている。その壁68は簡単な格子でも
よい。円錐壁62の壁には上記の板66の近くに複数の
水平スロット65が設けられている。
と下部の円筒壁70とで形成されたフードによって保護
されている。このフードの上部(円錐壁62)は板66
によってその基部を閉じられており、この板66は円錐
壁62に接続されかつ押出しヘッド51に被さってい
る。フードの上部には同じ直径の2つの円形開口63,
64が設けられている。その開口の1つは頂部にまたも
う1つは板66の中央にそれぞれ設けられている。これ
ら2つの開口は、多数の孔69を穿設された円筒壁68
によって接続されている。その壁68は簡単な格子でも
よい。円錐壁62の壁には上記の板66の近くに複数の
水平スロット65が設けられている。
【0031】上記スロット65の代わりに、吸込み装置
に接続した1つもしくはそれ以上の孔を使用してもよ
い。したがって、開口64を通って、煽られた(引きず
られた)空気の量は、実施した吸込みに応じて制御でき
る。壁70によって形成されたフードの下部は押出しヘ
ッド51とその組み合わせ装置を完全に囲んでいる。フ
ードの下部も、この例においては、円筒状の固体内壁7
1を有する。その横断面積はヘッド51の中央通路の横
断面積より小さくなっている。またこの壁71は板66
と一体であり、押出しヘッド51の孔55の下方に終端
している円筒壁70の基部の下方に延びている。
に接続した1つもしくはそれ以上の孔を使用してもよ
い。したがって、開口64を通って、煽られた(引きず
られた)空気の量は、実施した吸込みに応じて制御でき
る。壁70によって形成されたフードの下部は押出しヘ
ッド51とその組み合わせ装置を完全に囲んでいる。フ
ードの下部も、この例においては、円筒状の固体内壁7
1を有する。その横断面積はヘッド51の中央通路の横
断面積より小さくなっている。またこの壁71は板66
と一体であり、押出しヘッド51の孔55の下方に終端
している円筒壁70の基部の下方に延びている。
【0032】シート状ガラスフィラメント72によって
煽られた空気はその大部分が壁62によって外部へ向か
わせられる。開口63を通過する空気のその幾分かがス
ロット65や孔69を通じて排出される。また、壁71
を通過しているガラスフィラメントによって依然煽られ
ている空気は有機フィラメント形成領域を乱さないよう
に十分に離れた高さの部分において排出される。上述の
ように、その高さにおいてフィラメントによって煽られ
る空気の量はフード上部において空気を吸込むことによ
って制御してもよい。その領域における雰囲気は導管6
0の端部61から来る空気を拡散することによって制御
する。
煽られた空気はその大部分が壁62によって外部へ向か
わせられる。開口63を通過する空気のその幾分かがス
ロット65や孔69を通じて排出される。また、壁71
を通過しているガラスフィラメントによって依然煽られ
ている空気は有機フィラメント形成領域を乱さないよう
に十分に離れた高さの部分において排出される。上述の
ように、その高さにおいてフィラメントによって煽られ
る空気の量はフード上部において空気を吸込むことによ
って制御してもよい。その領域における雰囲気は導管6
0の端部61から来る空気を拡散することによって制御
する。
【0033】図4は図3に示すものと同様な装置におけ
る本発明の別の実施例を示す。相違点は通風装置にあ
る。押出しヘッド51の頂部とその内側壁とを通過した
後、流体供給導管60は流体滞留チャンバー75の中に
至る。このチャンバーはその壁76が有機フィラメント
形成領域に向けられまたこの壁には極めて多数の孔77
が穿設されている。またこのチャンバーの頂部はヘッド
51の孔55の高さに隣接しており、また基部は外壁の
基部より低いところにある。壁76は外見的には円錐台
状になっている。
る本発明の別の実施例を示す。相違点は通風装置にあ
る。押出しヘッド51の頂部とその内側壁とを通過した
後、流体供給導管60は流体滞留チャンバー75の中に
至る。このチャンバーはその壁76が有機フィラメント
形成領域に向けられまたこの壁には極めて多数の孔77
が穿設されている。またこのチャンバーの頂部はヘッド
51の孔55の高さに隣接しており、また基部は外壁の
基部より低いところにある。壁76は外見的には円錐台
状になっている。
【0034】壁76に対向してチャンバー75は固体壁
78によって画成されている。この壁78は本実施例に
おいては円筒状であり、導管60の頂部の内壁は内壁7
1に代替させてもよい。図5はフードと押出しヘッドが
図3に示す装置の同様のものである、本発明の第3実施
例を示す。
78によって画成されている。この壁78は本実施例に
おいては円筒状であり、導管60の頂部の内壁は内壁7
1に代替させてもよい。図5はフードと押出しヘッドが
図3に示す装置の同様のものである、本発明の第3実施
例を示す。
【0035】気体状流体供給導管79が、外見的に円筒
状である流体滞留チャンバー80の基部に達している。
壁70の下部は、孔55の近くに位置するチャンバー8
0の頂部を囲んでいる。このチャンバーの外壁81は壁
70を下方に延ばしたものである。上記チャンバー80
の内壁82は有機フィラメント形成領域56に向けられ
かつ多数の孔を穿設されている。この壁も円錐台状にな
っている。
状である流体滞留チャンバー80の基部に達している。
壁70の下部は、孔55の近くに位置するチャンバー8
0の頂部を囲んでいる。このチャンバーの外壁81は壁
70を下方に延ばしたものである。上記チャンバー80
の内壁82は有機フィラメント形成領域56に向けられ
かつ多数の孔を穿設されている。この壁も円錐台状にな
っている。
【0036】フィラメント56を高速度で延伸する場
合、図4、図5に示す実施例の1つによる流体滞留チャ
ンバーからなる通風装置を使用するのが好ましい。これ
らのチャンバーの機能は、気体状流体、一般的には空気
を大きな領域にわたって配分することにある。こうして
空気はフィラメント形成領域全体にわたって低い、比較
的一定した速度で拡散させられる。この効果として押出
し作業を調整できる。空気分布をできるだけ均一化する
ためには、壁76,82に金属繊維あるいは多孔材料の
1つもしくはそれ以上の層を設けるのがこのましい。
合、図4、図5に示す実施例の1つによる流体滞留チャ
ンバーからなる通風装置を使用するのが好ましい。これ
らのチャンバーの機能は、気体状流体、一般的には空気
を大きな領域にわたって配分することにある。こうして
空気はフィラメント形成領域全体にわたって低い、比較
的一定した速度で拡散させられる。この効果として押出
し作業を調整できる。空気分布をできるだけ均一化する
ためには、壁76,82に金属繊維あるいは多孔材料の
1つもしくはそれ以上の層を設けるのがこのましい。
【0037】図6は本発明の1つの特定実施例の概略図
である。この図から解るように、破線で示す押出しヘッ
ド84に被さるフードの上部は円錐台部分83を持って
いる。図の簡略を期してヘッド84を囲む各種部材は図
に示してない。フードにはその頂部に円形の開口85が
設けられ、この開口は押出しヘッドの中央通路86と同
軸になっている。このヘッドは完全な輪状ではなく、む
しろ蹄鉄状になっている。その2つの端部87,88に
よって側部通路89が画成されている。
である。この図から解るように、破線で示す押出しヘッ
ド84に被さるフードの上部は円錐台部分83を持って
いる。図の簡略を期してヘッド84を囲む各種部材は図
に示してない。フードにはその頂部に円形の開口85が
設けられ、この開口は押出しヘッドの中央通路86と同
軸になっている。このヘッドは完全な輪状ではなく、む
しろ蹄鉄状になっている。その2つの端部87,88に
よって側部通路89が画成されている。
【0038】フードも同様にその全高にわたって開いて
いる。この開口は上記のように外壁70、円錐台状上部
および内壁71に対するものである。これを通路90で
示す。通風装置は場合によっては同様に遮断される。ガ
ラスフィラメントを供給するダイを停止した後、第2装
置中央部のガラスフィラメントが上記ダイが再起動され
ると容易に移動させることができる。
いる。この開口は上記のように外壁70、円錐台状上部
および内壁71に対するものである。これを通路90で
示す。通風装置は場合によっては同様に遮断される。ガ
ラスフィラメントを供給するダイを停止した後、第2装
置中央部のガラスフィラメントが上記ダイが再起動され
ると容易に移動させることができる。
【0039】以上に述べた実施例は本発明を制約するも
のではない。当該技術関係者であれば解るように、フー
ドの形状を変え、このフードに1つもしくはそれ以上の
ブロワーを組み合わせることができ、しかも本発明の範
囲を逸脱することがない。
のではない。当該技術関係者であれば解るように、フー
ドの形状を変え、このフードに1つもしくはそれ以上の
ブロワーを組み合わせることができ、しかも本発明の範
囲を逸脱することがない。
【図1】図1は本発明の複合糸状体製造装置の概略全体
図である。
図である。
【図2】図2は本発明の複合糸状体製造装置の概略部分
図である。
図である。
【図3】図3は図2に示す装置の枠内における本発明の
第1実施例の概略図である。
第1実施例の概略図である。
【図4】図4は本発明の第2実施例の概略図である。
【図5】図5は本発明の第3実施例の概略図である。
【図6】図6は図3、図4に示す実施例に適用可能な変
更例の概略部分図である。
更例の概略部分図である。
10…ダイ
11…連続フィラメント
23…フード上部
24…壁
25…導管
27…開口
28…連続フィラメント
31…複合糸
42…押出しヘッド
53…チャンバー
55…孔
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 フィリップ ボワソンナ
フランス国,エフ−73230 バルビー,
アブニュ ドゥ レグリス,64
(72)発明者 ドミニク ルビヌ
フランス国,エフ−73000 シャンベリ
ー,リュ ポール ベール,136
(56)参考文献 特開 平2−160907(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
D02J 1/00 - 13/00
D01D 1/00 - 13/02
D02G 1/00 - 3/48
Claims (17)
- 【請求項1】 複合糸(31,50,73)を製造する
装置において、 ガラスを供給され、ジュール効果によって加熱される少
なくとも1つのダイ(10,35)を含み、該ダイの下
面にはそこから連続フィラメント(11,36,72)
を引出す多数の孔が設けられ、 該ダイから供給された ガラスフィラメント(11,3
6,72)を引出す中央通路と、溶融状態の熱可塑性有
機材料を供給する少なくとも1つの導管(25,43,
52)とを有する少なくとも1つの押出しヘッド(4
2,51,84)を含み、該導管は、その下面に多数の
孔(55)を穿設されているチャンバー(53)に接続
されており、それらの孔はそこから上記材料が押出され
かつ引出処理によって連続フィラメント(28,47,
56)を形成するものであり、 上 記押出しヘッドはフードで保護されており、該フード
の上部(23,40,62)は該押出しヘッドに被さっ
ており、外観的には頂部と基部を有する覆い状であり、
且つその頂部には上記中央通路の軸線上に位置する開口
(27,44,63)を有しており、更に該フードの下
部は、上記押出しヘッドを囲みかつ該押出しヘッドの下
面の下方に延びた壁(24,41,70)によって形成
されている複合糸製造装置。 - 【請求項2】 上記フードの下部が気体状流体通風装置
を少なくとも部分的に保護しており、この気体状流体通
風装置はその端部に、有機フィラメント形成領域(5
6)に向かって開口した1つもしくは多数の孔(61,
77)が設けられており、上記端部は上記中央通路と上
記有機フィラメント形成領域との間および/またはフー
ド(70)の下部と上記有機フィラメント形成領域との
間に設けられている、請求項1に記載の複合糸製造装
置。 - 【請求項3】 上記フードの上部が、上記中央通路の垂
直軸線に対して傾斜させた1枚もしくはそれ以上の板
(23,40,62)によって形成されている、請求項
1に記載の複合糸製造装置。 - 【請求項4】 上記フードの上部(23,40,62)
が円錐台あるいはさい頭プリズムの形状になっている、
請求項3に記載の複合糸製造装置。 - 【請求項5】 上記フードの上部に少なくとも1つの側
部開口(65)が設けられている、請求項3または請求
項4のいずれかに記載の複合糸製造装置。 - 【請求項6】 上記側部開口(65)が1つのスロット
あるいは一連のスロットで形成されている、請求項5に
記載の複合糸製造装置。 - 【請求項7】 上記フードの上部がその基部を板(6
6)によって閉じられており、該板は上記押出しヘッド
(51)に被さっておりまたその中央に、上記中央通路
の軸線上に位置する開口(64)を備える、請求項3〜
6のいずれか1つに記載の複合糸製造装置。 - 【請求項8】 上記フードの上部が、孔を穿設された内
壁(68)を含んでおり、該内壁は、上記中央通路と同
軸上に延び、上記フードの内部で、フード頂部の開口
(63)の縁部から、上記押出しヘッドの中央通路の頂
部まであるいは上記フード上部の基部を閉じる上記の板
(66)の開口(64)の縁部まで延びている、請求項
3〜7のいずれか1つに記載の複合糸製造装置。 - 【請求項9】 上記フードは固体内壁(46,71)を
含んでおり、該内壁の横断面積が上記押出しヘッドの中
央通路の横断面積に等しいまたはそれより小さくなって
おり、該内壁が上記中央通路の頂部からあるいは上記フ
ードの上部の基部を閉じる板(66)の開口(64)の
縁部から、少なくともフードの下部を形成する壁(4
1,70)の基部まで延びている、請求項1または請求
項2のいずれかに記載の複合糸製造装置。 - 【請求項10】 上記フードの内壁(68,71)は円
筒状あるいはプリズム状であり、該内壁の横断面積が上
記押出しヘッドの中央通路の横断面積に等しいまたはそ
れより小さくなっており、該内壁は上記フードの頂部の
開口(63)の縁部から、フードの下部を形成する壁
(70)の基部まで延びており、さらには上記内壁の上
部(68)に多数の孔(69)が穿設されている、請求
項8または請求項9のいずれかに記載の複合糸製造装
置。 - 【請求項11】 1本もしくはそれ以上の導管(60)
に接続された1本もしくはそれ以上の流体供給ダクト
(59)からなる少なくとも1つの通風装置を含んでお
り、上記導管は上記押出しヘッド(51)の上方を通っ
て上記中央通路 を画成する押出しヘッドの側壁に沿って
延びており、上記導管は有機フィラメント形成領域に向
けられた1つもしくは多数の開口(61)に至ってい
る、請求項2に記載の複合糸製造装置。 - 【請求項12】 上記導管(60)が、上記押出しヘッ
ド(51)の下面の下方に開口している少なくとも1つ
のスロット(61)に終端している、請求項11に記載
の複合糸製造装置。 - 【請求項13】 上記導管(60)が少なくとも1つの
気体状流体滞留チャンバー(75)に終端しており、該
チャンバーの、上記有機フィラメント形成領域に向けら
れた壁(76)にはその高さの少なくとも一部において
多数の孔(77)が穿設されている、あるいはその壁
(76)がその高さの少なくとも一部にわたって1つも
しくはそれ以上の金属繊維または多孔材料で形成されて
いる、請求項11に記載の複合糸製造装置。 - 【請求項14】 上記気体状流体滞留チャンバーの、上
記中央通路に向けられた壁(78)も同様に、円筒状あ
るいはプリズム状内壁の少なくとも一部を形成してお
り、この円筒状内壁の横断面積は上記中央通路の横断面
積と等しいあるいはそれより小さくなっており、また同
内壁が上記中央通路の頂部から、少なくとも、上記フー
ドの下部を形成している壁(70)まで延びている、請
求項13に記載の複合糸製造装置。 - 【請求項15】 少なくとも1つの気体状流体通風装置
を含んでおり、該通風装置は、上記流体を供給しかつ、
上記有機フィラメント形成領域の周辺に配設した、上記
流体に対する少なくとも1つの滞留チャンバー(80)
に終端する少なくとも1本の導管(79)で形成されて
おり、上記滞留チャンバー(80)の壁(82)は、上
記有機フィラメント形成領域に向けられており、またそ
の高さの少なくとも一部において多数の孔が穿設されて
いるあるいはその高さの少なくとも一部にわたって金属
繊維あるいは多孔材料の1つもしくはそれ以上の層で形
成されている、請求項2〜10のいずれか1つに記載の
複合糸製造装置。 - 【請求項16】 上記の流体滞留チャンバー(80)
が、その高さの少なくとも一部にわたって下方に延びた
外壁(81)を含み、上記外壁(71)が上記フードの
下部を形成している、請求項15に記載の複合糸製造装
置。 - 【請求項17】 上記押出しヘッド(84)は、その全
高にわたって、上記押出しヘッドの外部と中央通路(8
6)との間に側部通路(89)を有しており、また、フ
ードは、上記押出しヘッドの側部通路と整列する側部通
路(90)を全高にわたって備えた通風装置を有する、
請求項1に記載の複合糸製造装置。
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