JPH0592693U - X線透視検査装置用マニピュレータ - Google Patents

X線透視検査装置用マニピュレータ

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JPH0592693U
JPH0592693U JP3861192U JP3861192U JPH0592693U JP H0592693 U JPH0592693 U JP H0592693U JP 3861192 U JP3861192 U JP 3861192U JP 3861192 U JP3861192 U JP 3861192U JP H0592693 U JPH0592693 U JP H0592693U
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JP
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rotation
sample
motor
universal joint
tilting
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Pending
Application number
JP3861192U
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Inventor
操 大澤
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
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Hitachi Medical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ICなどの試料をX線透視検査する際、その試
料の水平状態及び傾斜状態での回転を小形,軽量な構成
にて達成する。 【構成】試料回転用モータ1の軸と試料13のクランパ
4との間にユニバーサルジョイント2を設け、このユニ
バーサルジョイント2のジョイント軸心に試料傾斜用モ
ータ5の回転軸心が直交する方向から合致する位置にそ
の試料傾斜用モータ5を配置し、また、一端がこの傾斜
用モータ5の回転軸にその回転を伝達可能に連結され、
他端がユニバーサルジョイント2からクランパ4までの
間の所定部分にその部分を回転自在に保持する軸受板7
を設けることで、試料13の水平状態及び傾斜状態での
回転を可能とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、試料、特にICのような小形電子部品などの試料の微細な欠陥をX 線透視検査装置によって所望の方向,角度から観察,検査する場合に、前記試料 を水平状態及び傾斜状態で回転させるのに好適なマニピュレータに関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的なマニピュレータは、回転用モータにより回転させながら傾斜用 モータで傾斜させることにより、回転用モータの回転軸先端に取り付けられたク ランパにクランプされた試料の各部を所望の方向,角度から観察,検査可能とし た点は同様であるが、回転機構部全体を傾斜機構部の軸で支持することにより、 試料を傾斜させる構成となっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように従来技術では、回転機構部全体を傾斜機構部の軸で支持すること により試料を傾斜させる構成であるので、構造的に大形,大重量になるという問 題点があった。 試料がICのような小形電子部品の場合、X線透視検査装置としてマイクロフ ォーカスX線透視検査装置が用いられ、透視像の拡大表示可能としている。その 際、撮像系をテーブルの上下方向に配置し、またマニピュレータを前記テーブル 上に設置し、テーブルを上下動することにより、TVモニタに写し出される透視 像の拡大率を変えている。このように、マニピュレータをテーブル上に設置する 場合には、その形状,重量は小さいことが望ましいが、上記従来技術では構造的 に大形,大重量になってしまい、従来、特にICのような小形電子部品を試料と するマニピュレータについて、この点についての改善が要望されていた。
【0004】 本考案の目的は、小形,軽量にて、試料の水平状態及び傾斜状態での回転を達 成させることができ、特にICのような小形電子部品を試料とする場合に有効な X線透視検査装置用マニピュレータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、回転用モータで回転させながら傾斜用モータで傾斜させることに より、回転用モータの回転軸先端に取り付けられたクランパにクランプされた試 料の各部を所望の方向,角度から観察,検査可能としたX線透視検査装置用マニ ピュレータにおいて、前記回転用モータ軸及びクランパ相互間にユニバーサルジ ョイントを介在させ、このユニバーサルジョイントのジョイント軸心に前記傾斜 用モータの回転軸心が直交する方向から合致する位置に前記傾斜用モータが配置 され、一端がこの傾斜用モータの回転軸に当該回転軸の回転を伝達可能に連結さ れ、他端が前記ユニバーサルジョイントからクランパまでの間の所定部分に当該 部分を回転自在に保持した軸受板を設けることにより達成される。
【0006】
【作用】
ユニバーサルジョイントが回転用モータ軸及びクランパ相互間に介在すること により、クランパにクランプされた試料を水平状態のみならず傾斜状態でも回転 可能になる。傾斜用モータは、ユニバーサルジョイントのジョイント軸心にその 回転軸心が直交する方向から合致する位置に配置されている。軸受板は、一端が 傾斜用モータの回転軸に当該回転軸の回転を伝達可能に連結され、他端がユニバ ーサルジョイントからクランパまでの間の所定部分に当該部分を回転自在に保持 している。 すなわち、ユニバーサルジョイント及び軸受板の存在のみで試料の水平状態及 び傾斜状態での回転が可能となり、したがって、小形,軽量化が図れ、特にIC のような小形電子部品を試料とする場合に有効となる。
【0007】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。 まず、本考案マニピュレータが用いられるX線透視検査装置の一例について図 3を参照して説明する。
【0008】 図示するように、X線防護箱15内には、位置決め移動体としてのX,Y,Z 方向に動くテーブル16と、X線管装置17と、X線透過像を光学像に変換する イメージインテンシファイア18と、イメージインテンシファイア18の出力像 を撮像するTVカメラ19とが設けられており、本考案のマニピュレータ14は 上記テーブル15上に設置されている。 上記テーブル16のX,Y,Z軸に、マニピュレータ14の回転軸と傾斜軸を 加え、装置全体として5軸制御マニピュレータと同等の機構として機能する。 そして、マニピュレータ14に保持された試料13に向ってX線管装置17か らX線を照射すると、試料13のX線透過像が光学像としてTVカメラ19で撮 像されるようになっている。TVカメラ19によって撮像された光学像(透視像 )は、制御箱20内のカメラ制御器21を通じてTVモニタ22に写し出される もので、写し出された像により、試料13の欠陥が観察,検査される。
【0009】 制御装置24は、操作盤25のスイッチ類にて上記テーブル16のX,Y,Z 方向の動きと、マニピュレータ14の回転及び傾斜角を制御しているもので、こ れにより、試料13は所望の方向,角度から観察,検査される。 テーブル16は、上記のように操作盤25のスイッチにより上下動(Z方向移 動)されるが、これによりTVモニタ22に写し出される像を数倍から150倍 までその拡大率を変えることができ、試料13の微細な欠陥が観察,検査される 。 なおX線管装置17は、X線制御器23による高電圧発生の制御により制御 されている。
【0010】 前記本考案マニピュレータ14の構成例を図1及び図2を参照して説明する。 図1は平面図、図2は図1のII−II線断面図で、両図において、10はベース板 である。 このベース板10には回転用モータ1が取り付けられ、その回転軸端にユニバ ーサルジョイント2が接続されている。そして、ユニバーサルジョイント2の先 端部に、中間回転軸3が軸受板7の他端軸受部によって回転自在に支持されてい る。また中間回転軸3の先端部には、試料13をクランプするためのクランパ4 が取り付けられている。
【0011】 前記ベース板10には、傾斜用モータ5も取り付けられている。この傾斜用モ ータ5は、その回転軸心がユニバーサルジョイントのジョイント軸心に直交する 方向から合致する位置に配置されている。 また、傾斜用モータ5の回転軸端には、スイッチカム板6が取り付けられると 共に、このスイッチカム板6を介して前記軸受板7の一端部が、傾斜用モータ5 の回転軸の回転を軸受板7の他端軸受部に伝達可能に連結されている。
【0012】 スイッチカム板6の上下には、回転用モータ1の軸心を基準に、上限角度30 度の位置に上限用マイクロスイッチ8が、下限角度30度の位置に下限用マイク ロスイッチ9が、各々取り付けられており、傾斜用モータ5の回転角、すなわち 試料13の傾斜角の上限及び下限を設定している。マイクロスイッチ8,9は、 接続ケーブル12によって前記制御箱20の制御装置24(図3参照)に接続さ れている。
【0013】 テーブル16は、操作盤25のスイッチにより上下動(Z方向移動)されるも ので、これによりTVモニタ22に写し出される像を数倍から150倍まで、そ の拡大率を変えることができ、試料13の微細な欠陥が観察,検査される。
【0014】 以上のマニピュレータ構成部分の全体はカバー11で覆われている。そして、 図3に示すようにテーブル16上に設置されるもので、前述したように、操作盤 25のスイッチで操作してテーブル16を上下(Z)方向に移動することにより 、TVモニタ22に写し出される像が数倍から150倍まで拡大率を変えること ができる。また、操作盤25のスイッチの操作により試料13の回転(矢印イ参 照)、傾斜回転(矢印ロ参照)及び停止を制御して、試料13の微細な欠陥が観 察,検査される。
【0015】 試料13が例えばICの場合には、そのボンディングワイヤの接続状態や内部 の欠陥の有無が、TVモニタ22に写し出される透視像により観察,検査される 。この際、操作盤25のスイッチの操作によりICの回転、傾斜回転、停止が可 能であり、IC各部を所望の方向,角度から観察,検査可能である。 またここでは、回転用モータ1及び傾斜用モータ5として、それぞれ2r.p .mのギヤードモータ(減速機内蔵モータ)を用いているので、回転させながら の観察,検査も可能である。
【0016】 なお上述実施例では、傾斜用モータ5の回転角(試料13の傾斜角)の上限及 び下限の設定手段としてマイクロスイッチ8,9を用いたが、これに代えてマイ クロフォトセンサを使用してもよい。
【0017】 また本実施例では、試料13の傾斜方向をテーブル16面に対して上下(垂直 )方向とした場合について述べたが、試料の検査目的によってテーブル16面に 対して左右(水平)方向に傾斜させように構成してもよい。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、回転用モータで回転させながら傾斜用モ ータで傾斜させることにより、回転用モータの回転軸先端に取り付けられたクラ ンパにクランプされた試料の各部を所望の方向,角度から観察,検査可能とした X線透視検査装置用マニピュレータにおいて、回転用モータ軸及びクランパ相互 間にユニバーサルジョイントを介在させ、このユニバーサルジョイントのジョイ ント軸心に傾斜用モータの回転軸心が直交する方向から合致する位置に傾斜用モ ータを配置し、一端がこの傾斜用モータの回転軸に当該回転軸の回転を伝達可能 に連結され、他端がユニバーサルジョイントからクランパまでの間の所定部分に 当該部分を回転自在に保持した軸受板を設けて構成したので、小形,軽量にて、 試料の水平状態及び傾斜状態での回転を達成させることができ、特にICのよう な小形電子部品を試料とする場合に有効なX線透視検査装置用マニピュレータを 提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるマニピュレータの一実施例を示す
平面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】本考案マニピュレータが用いられるX線透視検
査装置の一例の概略構成図である。
【符号の説明】
1 回転用モータ 2 ユニバーサルジョイント 3 中間回転軸 4 クランパ 5 傾斜用モータ 6 スイッチカム板 7 軸受板 8 上限用マイクロスイッチ 9 下限用マイクロスイッチ 10 ベース板 11 カバー 12 接続ケーブル 13 試料(IC) 16 テーブル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転用モータで回転させながら傾斜用モー
    タで傾斜させることにより、回転用モータの回転軸先端
    に取り付けられたクランパにクランプされた試料の各部
    を所望の方向,角度から観察,検査可能としたX線透視
    検査装置用マニピュレータにおいて、前記回転用モータ
    軸及びクランパ相互間にユニバーサルジョイントを介在
    させ、このユニバーサルジョイントのジョイント軸心に
    前記傾斜用モータの回転軸心が直交する方向から合致す
    る位置に前記傾斜用モータが配置され、一端がこの傾斜
    用モータの回転軸に当該回転軸の回転を伝達可能に連結
    され、他端が前記ユニバーサルジョイントからクランパ
    までの間の所定部分に当該部分を回転自在に保持した軸
    受板を具備すること特徴とするX線透視検査装置用マニ
    ピュレータ。
JP3861192U 1992-05-13 1992-05-13 X線透視検査装置用マニピュレータ Pending JPH0592693U (ja)

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JP3861192U JPH0592693U (ja) 1992-05-13 1992-05-13 X線透視検査装置用マニピュレータ

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JPH0592693U true JPH0592693U (ja) 1993-12-17

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ID=12530064

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3861192U Pending JPH0592693U (ja) 1992-05-13 1992-05-13 X線透視検査装置用マニピュレータ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101252820B1 (ko) * 2011-09-29 2013-04-09 포항공과대학교 산학협력단 시료 홀더조립체 및 이를 갖는 증착장치

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101252820B1 (ko) * 2011-09-29 2013-04-09 포항공과대학교 산학협력단 시료 홀더조립체 및 이를 갖는 증착장치

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