JPH0592507U - 結露防止機構付き空気圧シリンダ - Google Patents

結露防止機構付き空気圧シリンダ

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JPH0592507U
JPH0592507U JP3899092U JP3899092U JPH0592507U JP H0592507 U JPH0592507 U JP H0592507U JP 3899092 U JP3899092 U JP 3899092U JP 3899092 U JP3899092 U JP 3899092U JP H0592507 U JPH0592507 U JP H0592507U
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JP
Japan
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pneumatic cylinder
communication hole
pressure chamber
cylinder
air
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Application number
JP3899092U
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English (en)
Inventor
沢 彰 会
Original Assignee
エスエムシー株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 結露を防止した空気圧シリンダを提供する。 【構成】 シリンダチューブ2内を摺動するピストン5
に、一対の圧力室8aと8bを連通させる小径の連通孔
11を設け、供給側の圧力室に供給された圧縮空気の一
部を連通孔11から排出側の圧力室に流入させ、この流
入空気によって排出側の圧力室の冷えた空気を完全に外
部に排出させるとともに、排出側の圧力室を加温する。 【効果】 冷えた空気による空気圧シリンダの結露を防
止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、結露を防止した空気圧シリンダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
空気圧シリンダ、特に小口径でストロークが短い空気圧シリンダにおいては、 圧力室に供給された圧縮空気の排気時に、排出空気が断熱膨張によりシリンダ及 び配管内で冷却して霧を発生する。この霧は、完全に排出されないと、作動の繰 り返しによって徐々に水滴となり、結露を生ずることがある。そして結露が生ず ると、シール部に施したグリス等の潤滑油が流されて空気圧シリンダが作動不良 になることがある。
【0003】 この問題を解決するために、従来は、シリンダと切換弁の間の配管を短くかつ 細くしたり、或いはシリンダの近くに急速排気弁を設けたりして、配管中の冷え た空気をできるだけ多く外部に排出するようにしている。 しかしながら、これら公知の構成によっては、低温の空気を完全に外部に排出 することができないので、満足できる結果が得られない。 また、小口径のシリンダは通常狭い場所に設置されるために、設置スペースに よっては、シリンダの近くに急速排気弁を取付けられないことがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が解決しようとする課題は、配管や排気弁によることなく、シリンダ自 体が結露防止機能を有する空気圧シリンダを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案の結露防止機構付き空気圧シリンダは、ピス トンで区画された一対の圧力室に圧縮空気を給排してピストンを往復動させる空 気圧シリンダにおいて、上記一対の圧力室を、上記ピストンに設けた、該ピスト ンの往復動に影響を与えない小径の連通孔によって連通させ、該連通孔から流出 する空気によって排出側の圧力室の空気を排出させることを特徴としている。 また、同様の課題を解決するため、連通孔を、ピストンとシリンダチューブの 間をシールするシールパッキン、またはシリンダチューブに設けたことを特徴と している。
【0006】
【作用】
一方の圧力室に圧縮空気を供給すると、ピストンが所定の方向に摺動して他方 の圧力室の空気を排出させるとともに、供給された圧縮空気の一部が連通孔から 排出側の圧力室に流出し、この空気によって排出側の圧力室の冷えた空気が完全 に外部に排出されるとともに、流出した空気によって加温される。したがって、 排気の繰り返しによるシリンダの結露を防止することができる。 この場合、連通孔を小径としたので、排出側の圧力室に流入する空気によって ピストンの摺動が妨げられることはない。
【0007】
【実施例】
図1は本考案の第1実施例を示し、小口径でかつストロークが短いものとして 構成された空気圧シリンダ1のシリンダチューブ2は、止め輪4によって該シリ ンダチューブ2の開口部に取付けられたカラー3で閉鎖されており、シリンダチ ューブ1内を気密に摺動するピストン5のロッド6は、カラー3を気密に貫通し て外部に延出し、シリンダチューブ2に、ピストン5で区画された圧力室8a, 8bに圧縮空気を給排するポート9a,9bが開設されている。そして、これら のポート9a,9bは、配管10a,10bによって切換弁(図示省略)の出力 ポートに連通している。 上記ピストン5には、圧力室8aと8bとを連通させる連通孔11が形成され ている。この連通孔11は、一方の圧力室に供給された圧縮空気の一部を他方の 圧力室に流出させるもので、ピストン5の摺動に支障がない程度に小径とされて いる。 図中の符号12は、シリンダチューブ2とピストン5の間をシールするシール パッキンである。
【0008】 上記第1実施例は、ポート9aから圧力室8aに圧縮空気を供給すると、ピス トン5とロッド6が図において左動して、圧力室8bの空気がポート9bから配 管10bを通って排出される。この場合、ピストン5に設けた小径の連通孔11 によって圧力室8aに供給された空気の一部が圧力室8bに流出するので、この 流出空気によって圧力室8b内の冷えた空気は完全に外部に排出され、かつこの 空気によって圧力室8bが加温される。したがって、連通孔11によって空気圧 シリンダ1の結露を防止することができる。 ピストン5とロッド6が図において右動するときの動作は、左動の場合と同じ である。
【0009】 図2は本考案の第2実施例を示し、第2実施例の空気圧シリンダ14は、ピス トン5の外周面に嵌着させた、ピストン5とシリンダチューブ2との間をシール するシールパッキン15に、連通孔11が形成されている。第2実施例の他の構 成及び作用は第1実施例と同じである。
【0010】 図3は本考案の第3実施例を示し、第3実施例の空気圧シリンダ16は、シリ ンダチューブ17に連通孔11が形成されている。第3実施例の他の構成及び作 用は第1実施例と同じであるから、図の主要な箇所に同一の符号を付して詳細な 説明は省略する。
【0011】
【考案の効果】
本考案は、一対の圧力室を連通させる小径の連通孔によって、排出側の圧力室 の冷えた空気を完全に外部に排出することができるとともに、排出側の圧力室が 加温されるので、空気の排出によるシリンダの結露を防止することができる。 また、空気圧シリンダに付属機器を取付ける必要がないので、設置のためのス ペースが増加することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の縦断面図である。
【図2】第2実施例の要部の縦断面図である。
【図3】第3実施例の要部の縦断面図である。
【符号の説明】
1,14,16 空気圧シリンダ 5 ピストン 8a,8b 圧力室 11 連通孔 15 シールパッキン 17 シリンダチューブ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンで区画された一対の圧力室に圧
    縮空気を給排してピストンを往復動させる空気圧シリン
    ダにおいて、 上記一対の圧力室を、上記ピストンに設けた、該ピスト
    ンの往復動に影響を与えない小径の連通孔によって連通
    させ、該連通孔から流出する空気によって排出側の圧力
    室の空気を排出させる、 ことを特徴とする結露防止機構付き空気圧シリンダ。
  2. 【請求項2】 連通孔を、ピストンとシリンダチューブ
    との間をシールするシールパッキンに設けた、 ことを特徴とする請求項1に記載した結露防止機構付き
    空気圧シリンダ。
  3. 【請求項3】 連通孔を、シリンダチューブに設けた、 ことを特徴とする請求項1に記載した結露防止機構付き
    空気圧シリンダ。
JP3899092U 1992-05-14 1992-05-14 結露防止機構付き空気圧シリンダ Pending JPH0592507U (ja)

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Cited By (5)

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JP2014214757A (ja) * 2013-04-22 2014-11-17 株式会社コガネイ 結露防止弁
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6328901B2 (ja) * 1978-12-09 1988-06-10 Henkel Kgaa

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