JP2017207115A - 結露防止弁 - Google Patents

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浩司 塩田
真史 小川
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真史 小川
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Abstract

【課題】空気圧アクチュエータに圧縮空気を供給する配管内に結露水が滞留することを防止する。【解決手段】結露防止弁は、第1と第2の入出力ポート25a,25bと、圧縮空気を外部に排出する排気口33とを備える弁ハウジング22を有し、配管を流れる空気中の結露の発生を防止する。内部流路32が設けられた開閉弁31aが弁ハウジング22に配置され、圧縮コイルばね39により、第1の受圧面37aに加わる空気圧の推力に抗してストッパ面29aに向かう方向のばね力が開閉弁31aに付勢される。内部流路32に圧縮空気が供給されたときに排気口33から圧縮空気を排気し、排気口33から圧縮空気が排出された後には排気口33と内部流路32との連通が遮断される。【選択図】図2

Description

本発明は、空気圧アクチュエータに圧縮空気を供給する配管に装着され、結露が配管内に発生することを防止する結露防止弁に関する。
空気圧シリンダ等の空気圧アクチュエータの圧力室は、アクチュエータから離れた位置に配置された圧縮機等の空気圧源に、チューブ等の配管により接続されている。圧力室に対して圧縮空気を供給する状態と、圧力室内の空気を外部に排出する状態とに切り換えるために、流路の切り換えを行う流路切換弁が配管の途中に設けられている。空気圧アクチュエータに設けられたピストン等の往復動部材の断面積が小さくて往復動ストロークが短く、流路切換弁と空気圧アクチュエータとの間の配管が長い場合には、圧力室の容積に比べて配管の容積が大きい。この場合には圧力室から排出された低圧空気が外部に排出されずに配管内に滞留し、再び圧縮空気が供給されるときに加圧されて再度圧力室に戻されることになる。このようにして、圧力室や配管内に滞留した空気が加圧状態と減圧状態とに繰り返されると、空気が断熱膨張と圧縮を繰り返して空気中に含まれる水蒸気が配管内で結露することがある。結露で生じた水は、流路切換弁の内部や空気圧アクチュエータの内部に入り込むと故障を引き起こす。
結露が圧力室や配管内に発生することを防止するために、空気圧アクチュエータに取り付けられる結露防止弁が特許文献1に記載されている。この結露防止弁は、空気圧アクチュエータの圧力室に供給された圧縮空気の一部を瞬間的に外部に排出している。
特許第5706465号公報
従来の結露防止弁は、空気圧アクチュエータの本体に直接取り付けられるか、空気圧アクチュエータへの配管の途中に取り付けられる。特に、結露防止弁が配管の途中に取り付けられる場合には、分岐する形態で設けられるので、結露防止弁は配管の途中で横方向に突出する。
本発明の目的は、空気圧アクチュエータに圧縮空気を供給する配管の途中に設けられて、横方向に突出しない、インライン型の結露防止弁を提供することにある。
本発明の結露防止弁は、配管を流れる空気の結露の発生を防止する結露防止弁であって、空気圧源側に接続される第1の配管、および空気圧アクチュエータに接続される第2の配管の何れか一方に連通する第1の入出力ポートと、何れか他方に連通する第2の入出力ポートと、前記第1または第2の入出力ポートから流入した圧縮空気を外部に排出する排気口とを備える弁ハウジングと、前記第1の入出力ポートと前記第2の入出力ポートとを連通させる内部流路が設けられ、前記弁ハウジング内に配置され、前記内部流路に圧縮空気が供給されたときに前記排気口から圧縮空気を排気し、前記排気口から圧縮空気が排出された後に前記排気口と前記内部流路との連通を遮断する開閉弁と、を有し、前記第1の入出力ポートは前記弁ハウジングの一端側に設けられ、前記第2の入出力ポートは前記弁ハウジングの他端側に設けられる。
結露防止弁が設けられた配管に空気圧源から圧縮空気が供給されると、開閉弁に設けられた内部流路を介して配管内に圧縮空気が供給される。内部流路に圧縮空気が供給されたときには排気口から圧縮空気の一部が排気される。排気口から圧縮空気が排出された後には、排気口と内部流路との連通が開閉弁により遮断される。これにより、圧縮空気は外部に排出されることなく、空気圧アクチュエータに供給される。このように、空気圧アクチュエータに圧縮空気が供給されるたびに、配管に設けられた結露防止弁の排気口から一部の圧縮空気が排出されるので、配管内に結露が発生することが抑制される。
本発明の結露防止弁は、空気圧アクチュエータへの配管の途中に設けられる。円筒形状の一端と他端に継手を有しでいるので、結露防止弁は配管の横方向に突出することなく、配管に沿う形状つまりインライン型の形状を有している。従って、結露防止弁が配管の途中に設けられても、邪魔になることがない。
結露防止弁が設けられた配管を備えた空気圧システムの一例を示す概略図である。 一実施の形態の結露防止弁を示す断面図である。 図2の要部を示す断面図であり、(A)は配管内の圧縮空気により開閉弁が作動し始めた状態を示し、(B)は配管内の圧縮空気の一部を排気して排気口と内部流路との連通を遮断した状態を示す。 他の実施の形態の結露防止弁を示す断面図である。 図4の要部を示す断面図であり、(A)は配管内の圧縮空気により開閉弁が作動し始めた状態を示し、(B)は配管内の圧縮空気の一部を排気して排気口と内部流路との連通を遮断した状態を示す。 他の実施の形態の結露防止弁を示す断面図である。 図6の要部を示す断面図であり、(A)は配管内の圧縮空気により開閉弁が作動し始めた状態を示し、(B)は配管内の圧縮空気の一部を排気して排気口と内部流路との連通を遮断した状態を示す。 内部流路が低圧となった状態における他の実施の形態の結露防止弁を示す断面図である。 配管内の圧縮空気の一部の排気が完了して排気口と内部流路との連通を遮断した状態における図8の結露防止弁を示す断面図である。 内部流路が低圧となった状態における他の実施の形態の結露防止弁を示す断面図である。 配管内の圧縮空気の一部の排気が完了して排気口と内部流路との連通を遮断した状態における図10の結露防止弁を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。それぞれの図面においては、共通性を有する部材には同一の符号が付されている。
図1に示される空気圧システムは、空気圧アクチュエータ11と、空気圧源12から供給される圧縮空気を空気圧アクチュエータ11に供給する2本の配管13とを有している。この空気圧アクチュエータ11はピストンロッド14を備えており、ピストンロッド14を突出させる前進用の圧力室と、逆方向の後退用の圧力室とが空気圧アクチュエータ11の内部に設けられている。前進用の圧力室の給排ポートに連通する継手15aが空気圧アクチュエータ11に装着され、一方の配管13が継手15aに接続される。後退用の圧力室の給排ポートに連通する継手15bが空気圧アクチュエータ11に装着され、他方の配管13が継手15bに接続される。空気圧源12から圧縮空気が配管13によりそれぞれの圧力室に対して交互に供給される。流路切換弁16が図1に示すA位置に操作されると、圧縮空気が前進用の圧力室に一方の配管13を介して供給され、ピストンロッド14は突出方向に駆動される。このときには、後退用の圧力室の空気は大気に開放されて低圧となる。ピストンロッドを後退させるときには、流路切換弁16はB位置に操作される。
結露防止弁21がそれぞれの配管13に設けられ、配管13を流れる圧縮空気の一部が瞬間的に外部に排出され、配管13の中に結露が発生することが防止される。アクチュエータ側の配管つまり第1の配管13aは、空気圧アクチュエータ11に継手15a,15bを介して接続される。空気圧源側の配管つまり第2の配管13bは、空気圧源12に流路切換弁16を介して接続される。それぞれの結露防止弁21は、第1の配管13aと第2の配管13bとの間に設けられる。
図2は、一実施の形態の結露防止弁21aを示す断面図であり、結露防止弁21aが図1に示された空気圧システムに使用される場合には、図1の結露防止弁21に対応する。図3は図2の要部を示す断面図であり、図3(A)は配管内の圧縮空気により開閉弁が作動し始めた状態を示し、図3(B)は配管内の圧縮空気の排気が完了した状態を示す。
この結露防止弁21aは管状部材からなる弁ハウジング22を有し、円筒形状の第1のホルダー23aが弁ハウジング22の一端部の取付孔24aに取り付けられる。同様に、円筒形状の第2のホルダー23bが弁ハウジング22の他端部の取付孔24bに取り付けられる。第1の入出力ポート25aが弁ハウジング22の一端側のホルダー23aに設けられ、第2の入出力ポート25bが弁ハウジング22の他端側のホルダー23bに設けられている。第1の継手26aが第1のホルダー23aに装着され、第2の継手26bが第2のホルダー23bに装着される。
第1の継手26aは、ホルダー23aに取り付けられるガイドリング27aと、ガイドリング27aに軸方向に移動自在に装着される開放リング28aとを備えている。図示しないロック爪がガイドリング27aに設けられ、開放リング28aを挿入方向に移動させると、ロック爪が径方向外方に弾性変形する。第2の継手26bも第1の継手26aと同様の構造であり、ガイドリング27bと開放リング28bとを有している。
図2は、図1に示された第1の配管13aが第1の継手26aに接続され、第2の配管13bが第2の継手26bに接続された状態を示す。それぞれの配管13a,13bは、継手26a,26bに挿入されると、ロック爪により締結されて抜け止めされる。開放リング28a,28bが押し込まれると、ロック爪が解除されてそれぞれの配管13a,13bを継手26a,26bから取り外すことができる。
それぞれの配管13a,13bを継手26a,26bに取り付けると、第1の入出力ポート25aに第1の配管13aが連通され、第2の入出力ポート25bに第2の配管13bが連通される。ただし、第1の配管13aを第2の継手26bに接続し、第2の配管13bを第1の継手26aに接続しても良い。つまり、第1の配管13aと第2の配管13bの何れか一方を第1の入出力ポート25aに連通し、何れか他方を第2の入出力ポート25bに連通させるように、それぞれの結露防止弁21aは配管13に装着される。
開閉弁31aが弁ハウジング22の内部に配置される。開閉弁31aは、一端部側の大径部30aと他端部側の小径部30bとを有し、内部流路32が開閉弁31aに軸方向に貫通して設けられている。両方の入出力ポート25a,25bは内部流路32を介して連通する。開閉弁31aの軸方向長さは、両方のホルダー23a,23bの間の長さよりも短く、開閉弁31aは両方のホルダー23a,23bの間で軸方向に移動自在である。複数の排気口33が弁ハウジング22に径方向に貫通して設けられている。内部流路32に圧縮空気が供給されていないときには、開閉弁31aの受圧面37aはホルダー23aに当接する。そのときの開閉弁31aの位置を排気位置と呼ぶ。この状態のもとで、一方の入出力ポートから内部流路32内に高圧の圧縮空気が流入すると、流入初期に瞬間的に圧縮空気の一部が排気口33から外部に排出される。排出された後には、開閉弁31aは、排気口33を閉じる遮断位置に摺動し、排気口33と内部流路32との連通を遮断する。
弁ハウジング22の内面のうち、開閉弁31aの大径部30aに対応する第1の弁摺動孔34の内径は、小径部30bに対応する第2の弁摺動孔35の内径よりも大径である。テーパ部36a,36bが弁摺動孔34の両端部に連なっており、テーパ部36bと弁摺動孔35との間に、排気口33が開口している。テーパ部36aは第1テーパ部であり、テーパ部36bは第2テーパ部である。
弁ハウジング22に設けられた第1のホルダー23aはストッパ部材を構成しており、ストッパ部材の内方の端面はストッパ面29aである。開閉弁31aの一端面は、ストッパ面29aに当接する第1の受圧面37aを形成しており、受圧面37aは環状の突起部の端面とその内側の端面とを有している。開閉弁31aの他端面は第2の受圧面37bを形成する。内部流路32は両方の受圧面37a,37bの間を貫通している。ばね収容孔38が開閉弁31aの他端部に設けられ、ばね部材としての圧縮コイルばね39がばね収容孔38に設けられている。この圧縮コイルばね39は一端がばね収容孔38の底面37cに当接し、他端が第2のホルダー23bの内方端面29bに当接する。圧縮コイルばね39は、受圧面37aに加わる空気圧の推力に抗して、開閉弁31aに対してストッパ面29aに向かう方向のばね力を付勢する。第2の受圧面37bとばね収容孔38の底面37cは、開閉弁31aの他端面側の受圧面を構成する。
ホルダー23aがストッパ部材を構成し、ストッパ部材としてのホルダー23aの内方端面が受圧面37aに当接するストッパ面29aとなっているが、継手26aのホルダー23aをストッパ部材とすることなく、ホルダー23aとは分離された別部材をストッパ部材として弁ハウジング22に設けるようにしても良い。また、受圧面37aを平坦なストッパ面29aに当接させることなく、受圧面37aの一部をストッパ部材つまりストッパに当接させるようにしても良い。
内部流路32に圧縮空気が供給されない場合のように、内部流路32が低圧のときには、開閉弁31aの受圧面37aは、ばね力によりストッパ面29aに当接し、開閉弁31aは排気位置を保持する。加圧された空気が内部流路32に供給されると、受圧面37aに加わる空気圧により、受圧面37aはばね力に抗してストッパ面29aから離れて、開閉弁31aは遮断位置に向かう。
図3(A)に示されるように、第1の受圧面37aの径をD1とし、第2の受圧面37bの径をD2とすると、径D1は径D2よりも大径である。D2は、第2の受圧面37bの径であるが、より正確には第2の弁摺動孔35の内径である。環状溝41が開閉弁31aの他端部つまり小径部30bに設けられ、この環状溝41に常閉シール部材42が装着される。この常閉シール部材42は、弁ハウジング22の第2の弁摺動孔35に摺動接触し、内部流路32と排気口33とが第2の受圧面37bの側から連通することを遮断する。この常閉シール部材42は、開閉弁31aの全移動ストロークにおいて弁ハウジング22の内周面に摺動接触する。なお、環状溝41を弁ハウジング22の内周面に設け、常閉シール部材42を弁ハウジング22に装着するようにしても良い。
排気隙間43が弁ハウジング22の弁摺動孔34と開閉弁31aとの間に形成される。環状溝44が開閉弁31aの一端部つまり大径部30aに設けられ、この環状溝44に切換シール部材45が装着される。図2において、開閉弁31aの受圧面37aはストッパ面29aに当接し、開閉弁31aおよび切換シール部材45は排気位置に位置している。このとき、切換シール部材45はテーパ部36aに対向する位置となり、大径部側排気隙間43aが切換シール部材45とテーパ部36aの間に形成される。従って、内部流路32と排気隙間43とは、受圧面37a側に位置する大径部側排気隙間43aを介して連通する。空気室46が開閉弁31aに設けられ、空気室46は排気隙間43に連通している。ウエアリング47が空気室46と切換シール部材45との間に設けられ、ウエアリング47は弁摺動孔34に接触して開閉弁31aの軸方向移動を案内する。ウエアリング47の外周面と弁ハウジング22の内周面との間にも排気隙間43が形成される。
空気圧源12からの圧縮空気が内部流路32に供給されずに、内部流路32が低圧となっているときには、図2に示されるように、受圧面37aはストッパ面29aに当接した状態となる。この状態のもとで内部流路32に圧縮空気が供給されると、圧縮空気は受圧面37aとストッパ面29aと大径部側排気隙間43aとを介して排気隙間43に流入する。排気隙間43に流入した圧縮空気は空気室46に流入する。このように、受圧面37aがストッパ面29aに当接する位置は、排気隙間43と内部流路32とを連通させる排気位置である。開閉弁31aおよび切換シール部材45が排気位置となっているときには、内部流路32から排気隙間43に空気が供給され、空気室46に圧縮空気が充填される。第1の受圧面37aの面積は、第2の受圧面37bと底面37cの合計面積よりも大きいので、受圧面37aがストッパ面29aから離れる方向の推力が、開閉弁31aに対して圧縮空気により加えられる。
図3(A)は受圧面37aに加えられる圧縮空気により、受圧面37aがストッパ面29aから離れて、切換シール部材45が弁摺動孔34に接触した状態を示す。切換シール部材45が弁摺動孔34に接触すると、大径部側排気隙間43aは閉ざされ、排気隙間43と内部流路32との連通が遮断される。
環状溝48が開閉弁31aに設けられ、空気室46は環状溝48と環状溝44の間に位置している。排気シール部材49が環状溝48に設けられる。図2に示されるように、切換シール部材45が排気位置となったときに、排気シール部材49は空気室46と排気口33との連通を遮断する。開閉弁31aが図3(A)に示す位置よりもストッパ面29aから離れて、排気シール部材49がテーパ部36bの位置になると、排気口側排気隙間43bが排気シール部材49とテーパ部36bに形成される。空気室46および排気隙間43内の圧縮空気は、排気口側排気隙間43bを通過して、排気口33から外部に排出される。このように圧縮空気の一部が排出されるときには、図3(B)に示されるように、遮断位置となった切換シール部材45により内部流路32と排気隙間43との連通が遮断されて、内部流路32の圧縮空気が排気隙間43と空気室46とに流入することが防止される。
したがって、図1に示される空気圧源12から配管13に圧縮空気が供給されて、内部流路32に圧縮空気が供給されると、一時的に空気室46に圧縮空気が充填される。その後、空気室46と排気隙間43内の圧縮空気が排気口33から外部に排出されると同時に、排気口33と内部流路32との連通が遮断される。排気口33と内部流路32との連通が遮断されると、内部流路32内の圧縮空気は外部に排出されることなく、空気圧アクチュエータ11に供給される。
このように、圧縮空気が内部流路32に供給された初期には、排気位置の開閉弁31aにより排気隙間43と空気室46とに圧縮空気が供給される。受圧面37aに加えられる空気圧により開閉弁31aが排気位置から遮断位置に移動する間に、排気隙間43と空気室46とに圧縮空気が供給される。開閉弁31aが遮断位置まで移動すると、空気室46と排気口33とが連通状態となるとともに排気口33と内部流路32との連通が遮断される。これにより、空気圧源12から空気圧アクチュエータ11の圧力室に供給される圧縮空気の一部は、配管13を流れる過程で瞬間的に排出される。したがって、配管13a、13bの内部や空気圧アクチュエータ11の圧力室に結露が発生することが防止される。
図2および図3に示される結露防止弁21aにおいては、常閉シール部材42と切換シール部材45と排気シール部材49とにより、シール機構が形成されている。切換シール部材45は大径部側排気隙間43aを開閉し、排気シール部材49は排気口側排気隙間43bを開閉する。大径部側排気隙間43aと排気口側排気隙間43bとは、同時に開かれることはない。テーパ部36aとテーパ部36bとの間隔と、切換シール部材45と排気シール部材49との間隔は、大径部側排気隙間43aと排気口側排気隙間43bが、同時に開かれることはないように、設定される。また、開閉弁31aの移動距離は、排気位置において大径部側排気隙間43aを開き、遮断位置において排気口側排気隙間43bを開く長さに設定される。
ここで、結露防止弁21aが図1の空気圧回路に適用された場合の動作について説明する。図1において、空気圧アクチュエータ11の継手15aに接続されている結露防止弁21としての結露防止弁21aには、圧縮空気が充填されている。ここで、流路切換弁16がAの状態からBの状態に切り換えられると、結露防止弁21aの内部の圧縮空気は切換弁を介して大気に放出され、内部流路32の圧力は大気圧またはそれに近い低圧まで低下する。このときに、開閉弁31aは遮断位置から排気位置まで圧縮コイルばね39の力で移動する。その後、流路切換弁16がBの状態からAの状態に切り換えられると、開閉弁31aは排気位置から遮断位置まで、圧縮空気の力で移動する。開閉弁31aが移動を開始する前とその直後においては、大径部側排気隙間43aは開いているので、圧縮空気は大径部側排気隙間43aを通って空気室46に入り込む。開閉弁31aがさらに移動すると、切換シール部材45がテーパ部36aに接触し、大径部側排気隙間43aは閉じられる。開閉弁31aがさらに移動すると、排気シール部材49とテーパ部36bとの接触が解除され、排気口側排気隙間43bが開かれる。このときに、空気室46と排気隙間43の空気が排気口33から外部へ排気される。このように、空気圧アクチュエータ11が動作される毎に、空気圧アクチュエータ11近傍の配管13a、13bや内部流路32の空気が、僅かに外部へ排気される。
図4は他の実施の形態の結露防止弁21bを示す断面図であり、結露防止弁21aが図1に示された空気圧システムに使用される場合には、図1の結露防止弁21に対応する。図5は図4の要部を示す断面図であり、図5(A)は配管内の圧縮空気により開閉弁が移動し始めた状態を示し、図5(B)は配管内の圧縮空気の一部の排気が完了し、排気口と内部流路との連通を遮断した状態を示す。
この結露防止弁21bの開閉弁31bは、上述した結露防止弁21aの開閉弁31aと相違しているが、他の構造は結露防止弁21aと同様であり、重複した説明を省略する。上述した開閉弁31aに設けられた空気室46と排気シール部材49は、開閉弁31bには設けられていない。開閉弁31bにおいては、常閉シール部材42と切換シール部材45とによりシール機構が形成される。開閉弁31bがストッパ面29aに当接した位置は排気位置であり、この位置では切換シール部材45はテーパ部36aの位置になり、弁摺動孔34には接触しない。従って、大径部側排気隙間43aが切換シール部材45とテーパ部36aの間に形成される。排気口33は弁摺動孔34のうち弁摺動孔35の近傍に設けられている。
この結露防止弁21bにおいては、圧縮空気が内部流路32に供給されていないときには、図4に示されるように、開閉弁31bがストッパ面29aに当接して、開閉弁31bおよび切換シール部材45は排気位置となっている。この状態のもとで、圧縮空気が空気圧源12から内部流路32に供給されると、内部流路32から第1の受圧面37aに沿って流れた圧縮空気の一部が排気隙間43に流入する。流入した圧縮空気は排気口33から外部に排出される。受圧面37aに圧縮空気の圧力が加わると、圧縮コイルばね39のばね力に抗してストッパ面29aから離れる方向の推力が開閉弁31bに加わる。図5(A)は、受圧面37aに加わる圧縮空気の圧力により、開閉弁31bが移動し始めて、切換シール部材45が弁摺動孔34に接触し始めた状態を示す。図5(B)に示されるように、切換シール部材45が弁摺動孔34に確実に接触する位置まで開閉弁31bが移動すると、排気口33と内部流路32との連通が遮断される。
結露防止弁21bには、結露防止弁21aにおける空気室46が設けられておらず、排気口33からは排気隙間43に流入した圧縮空気が外部に排出される。空気室46が設けられている結露防止弁21aにおいては、排出される圧縮空気の量は、空気室46に充填される圧縮空気の量に限定される。それに対して、結露防止弁21bにおいては、開閉弁31bが移動を開始し、切換シール部材45がテーパ部36aに接触し、大径部側排気隙間43aが閉鎖されるまで、圧縮空気が外部に排出される。このように、排出される圧縮空気の量を限定する空気室46がないので、結露防止弁21aよりも結露防止弁21bの方が多い。しかし、空気室46がないので、結露防止弁21bの方が弁ハウジング22の長さは短い。結露防止弁21bにおいては、図4に示す給気位置から、図5(A)に示すように切換シール部材45が弁摺動孔34に接触する位置までの、開閉弁31bの移動長さを変更することにより、排気隙間43内に流入して排気口33から排出される圧縮空気の量を、変更することができる。
ここで、結露防止弁21bが図1の空気圧回路に適用された場合の動作について説明する。図1において、空気圧アクチュエータ11の継手15aに接続されている結露防止弁21としての結露防止弁21bには圧縮空気が充填されている。ここで、流路切換弁16がAの状態からBの状態に切り換えられると、結露防止弁21bの内部の圧縮空気は切換弁を介して大気に放出され、内部流路32の圧力は大気圧またはそれに近い低圧まで低下する。このときに、開閉弁31bは遮断位置から排気位置まで圧縮コイルばね39の力で移動する。その後、流路切換弁16がBの状態からAの状態に切り換えられると、開閉弁31bは排気位置から遮断位置まで、圧縮空気の力で移動する。開閉弁31bが移動を開始する前とその直後においては、大径部側排気隙間43aは開いているので、圧縮空気は大径部側排気隙間43aを通り、排気口33から外部へ排気される。開閉弁31bがさらに移動すると、切換シール部材45がテーパ部36aに接触し、大径部側排気隙間43aは閉じられて、一連の動作は終了する。その後、流路切換弁16がAの状態からBの状態に切り換えられると、内部流路32の圧力は大気圧またはそれに近い低圧まで低下し、開閉弁31bは遮断位置から排気位置まで圧縮コイルばね39の力で移動する。開閉弁31bが排気位置に移動したときに、内部流路32の圧力が大気圧よりも高い間は、内部流路32の空気は排気口33から外部へ排気される。このように、空気圧アクチュエータ11が動作される毎に、空気圧アクチュエータ11近傍の配管13a、13bや内部流路32の空気が、僅かに外部へ排気される。
図6は、さらに他の実施の形態の結露防止弁21cを示す断面図である。図7は図6の要部を示す断面図であり、図7(A)は配管内の圧縮空気により開閉弁が移動し始めて、配管内の圧縮空気の一部が排気されている状態を示し、図7(B)は排気が完了し排気口と内部流路との連通を遮断した状態を示す。
この結露防止弁21cの開閉弁31cは、上述した結露防止弁21aの開閉弁31aと相違して、連通溝51が弁ハウジング22に設けられ、開閉シール部材52が開閉弁31cに設けられている。また、排気シール部材49は開閉弁31cには設けられていない。他の構造は、上述した結露防止弁21a,21bと同様であり、重複した説明を省略する。
連通溝51は弁摺動孔34に開口しており、開閉シール部材52が連通溝51の位置に移動すると、排気口33と内部流路32との連通を許容する。図6に示されるように、圧縮空気が内部流路32に供給されていないときには、開閉シール部材52は、弁摺動孔34のうち連通溝51とテーパ部36aとの間の部分に接触する。このときには、連通溝51と内部流路32との連通が遮断される。圧縮空気が内部流路32に供給されると、受圧面37aに加わる圧縮空気により開閉弁31cがストッパ面29aから離れて、図7(A)に示されるように、開閉シール部材52は連通溝51に対向する位置になる。つまり、開閉弁31cは、連通溝51を介して内部流路32と排気隙間43とに連通させる排気位置となる。これにより、内部流路32の圧縮空気の一部は、排気口33から外部に排出される。
開閉弁31cが圧縮空気の推力によって、さらにストッパ面29aから離れるように移動するに伴って、開閉シール部材52は弁摺動孔34の中央部側に接触する。これにより、排気口33と内部流路32との連通が開閉シール部材52により遮断される。このように、開閉シール部材52は、内部流路32に圧縮空気が供給されていないときに連通溝51と内部流路32との連通を遮断しており、内部流路32に圧縮空気が供給されると、開閉弁31cは、連通溝51を介して排気口33と内部流路32に連通させる排気位置を経た後に、遮断位置に移動する。
開閉弁31a〜31cにおいては、内部流路32に供給された圧縮空気は、排気隙間43や連通溝51を介して受圧面37a側から排気口33に瞬間的に排出される。排出後に、内部流路32に圧縮空気が供給されている状態のもとでは、内部流路32と排気口33との連通は遮断される。内部流路32が低圧となると、それぞれの開閉弁31a〜31cは、ストッパ面29aに当接する。
図8および図9は、他の実施の形態の結露防止弁21dを示す断面図であり、結露防止弁21dが図1に示された空気圧システムに使用される場合には、結露防止弁21dは、図1の結露防止弁21に対応する。図8は配管内の圧力が低い状態を示し、図9は配管内の圧縮空気の一部を排気して排気口と内部流路との連通を遮断した状態を示す。
この結露防止弁21dの開閉弁31dは、上述した開閉弁31a〜31cとは相違しているが、他の構造は、上述した結露防止弁21a〜21cと同様であり、重複した説明を省略する。
常閉シール部材42は開閉弁31dの大径部30aに設けられており、弁摺動孔34と大径部30aとの間をシールする。この常閉シール部材42は、受圧面37aの側から内部流路32と排気口33とが連通するのを遮断する。切換シール部材45は、開閉弁31dの小径部30bに設けられている。テーパ部36cが大径の第1の弁摺動孔34と小径の第2の弁摺動孔35との間に設けられている。図8に示されるように、内部流路32が低圧の状態であって、開閉弁31dがストッパ面29aに当接しているときには、切換シール部材45はテーパ部36cに対応する排気位置に位置する。排気口33は常閉シール部材42と切換シール部材45の間に対応する位置に設けられている。
内部流路32に圧縮空気が供給されると、圧縮空気は、ウエアリング47と第2の弁摺動孔35の間から排気口33に流れる。同時に、内部流路32から受圧面37aにも圧縮空気が流れる。したがって、図8において、常閉シール部材42の左右両側に圧縮空気が流入するが、ウエアリング47と第2の弁摺動孔35との間の隙間は小さいので、常閉シール部材42に受圧面37b側から加わる圧力の上昇は、受圧面37a側から加わる圧力の上昇に比べて遅くなる。これにより、開閉弁31dは図9に示されるように、遮断位置に向かって移動する。このように、開閉弁31dが設けられた結露防止弁21dにおいては、内部流路32に圧縮空気が供給されると、受圧面37b側から排気口33に瞬間的に圧縮空気が排出され、受圧面37aに加わる圧縮空気により開閉弁31dは排気位置から遮断位置に移動する。
次に、結露防止弁21dが図1の空気圧回路に適用された場合の動作について説明する。上述した場合と同様に、図1の流路切換弁16がAの状態からBの状態に切り換えられると、結露防止弁21dの内部の圧縮空気は切換弁を介して大気に放出され、内部流路32の圧力は大気圧またはそれに近い低圧まで低下する。このときに、開閉弁31dは遮断位置から排気位置まで圧縮コイルばね39の力で移動する。その後、流路切換弁16がBの状態からAの状態に切り換えられると、開閉弁31dは排気位置から遮断位置まで、圧縮空気の力で移動する。ウエアリング47と弁摺動孔35との間には隙間があるので、開閉弁31dが移動を開始する前とその直後においては、圧縮空気は受圧面37bの側から隙間を通って排気口33から外部に排気される。開閉弁31dがさらに移動すると、切換シール部材45が弁摺動孔35に接触し、内部流路32と排気口33との連通は遮断される。その後、流路切換弁16がAの状態からBの状態に切り換えられると、内部流路32の圧力は大気圧またはそれに近い低圧まで低下し、開閉弁31dは遮断位置から排気位置まで圧縮コイルばね39の力で移動する。開閉弁31dが排気位置に移動するときに、内部流路32の圧力が大気圧よりも高い間は、内部流路32の空気は排気口33から外部へ排気される。このように、空気圧アクチュエータ11が動作される毎に、空気圧アクチュエータ11近傍の配管13a、13bや内部流路32の空気が、僅かに外部へ排気される。
図10および図11は、他の実施の形態の結露防止弁21eを示す断面図であり、結露防止弁21eが図1に示された空気圧システムに使用される場合には、結露防止弁21eは、図1の結露防止弁21に対応する。図10は配管内の圧力が低い状態を示し、図11は配管内の圧縮空気の一部を排気して排気口と内部流路との連通を遮断した状態を示す。
この結露防止弁21eの開閉弁31eは、上述した開閉弁31a〜31dとは相違しているが、他の構造は、上述した結露防止弁21a〜21dと同様であり、重複した説明を省略する。
第1の常閉シール部材42aが開閉弁31eの大径部30aに設けられ、第2の常閉シール部材42bが開閉弁31eの小径部30bに設けられている。第1の常閉シール部材42aは、弁摺動孔34と大径部30aとの間をシールし、第2の常閉シール部材42bは、弁摺動孔35と小径部30bとの間をシールする。したがって、内部流路32は両方の受圧面37a,37bの側からは、排気口33には流れない。
切換シール部材45は、両方の常閉シール部材42a,42bの間に位置させて、開閉弁31eの小径部30bに設けられている。図10に示されるように、内部流路32が低圧の状態であって、開閉弁31eがストッパ面29aに当接しているときには、切換シール部材45はテーパ部36cに対応する排気位置に位置する。テーパ部36cが大径の第1の弁摺動孔34と小径の第2の弁摺動孔35との間に設けられている。排気口33は常閉シール部材42aと切換シール部材45の間に対応する位置に設けられている。連通孔53が常閉シール部材42bと切換シール部材45との間に設けられており、連通孔53は開閉弁31eに径方向に延び、内部流路32と開閉弁31eの外周面との間が連通孔53により連通される。
内部流路32に圧縮空気が供給されると、圧縮空気は、連通孔53を介して排気口33に流れる。同時に、内部流路32から受圧面37aにも圧縮空気が流れる。図10において、常閉シール部材42aの左右両側に圧縮空気が流入するが、連通孔53と弁摺動孔35の間の隙間は小さいので、開閉弁31eの受圧面37aに向けて推力を加える圧力の上昇は、受圧面37a側から加わる圧力の上昇に比べて遅くなる。これにより、開閉弁31eは図11に示されるように、遮断位置に向かって移動する。このように、開閉弁31eが設けられた結露防止弁21eにおいては、内部流路32に圧縮空気が供給されると、連通孔53から排気口33に瞬間的に圧縮空気が排出され、受圧面37aに加わる圧縮空気により開閉弁31eは排気位置から遮断位置に移動する。
図10および図11に示される結露防止弁21eにおいては、開閉弁31eが移動を開始する前とその直後においては、連通孔53が排気口33と連通しているので、内部流路32内の圧縮空気は連通孔53を通って排気口33から外部に排気される。開閉弁31eがさらに移動すると、切換シール部材45が弁摺動孔35に接触し、連通孔53と排気口33との連通が遮断される。その後、流路切換弁16がAの状態からBの状態に切り換えられると、内部流路32の圧力は大気圧またはそれに近い低圧まで低下し、開閉弁31eは遮断位置から排気位置まで圧縮コイルばね39の力で移動する。開閉弁31eが排気位置に移動したときに、内部流路32の圧力が大気圧よりも高い間は、内部流路32の空気は排気口33から外部へ排気される。このように、空気圧アクチュエータ11が動作される毎に、空気圧アクチュエータ11近傍の配管13a、13bや内部流路32の空気が、僅かに外部へ排気される。
図8〜図11に示した開閉弁31d,31eにおいては、内部流路32に供給された圧縮空気は、受圧面37a側から排気口33に排出されない。図8および図9に示された開閉弁31dにおいては、ウエアリング47と弁摺動孔35との間から排気口33に瞬間的に圧縮空気が流れる。一方、図10および図11に示された開閉弁31eにおいては、連通孔53から排気口33に瞬間的に圧縮空気が流れる。
上述したそれぞれの結露防止弁21a〜21eは、一例として示した図1のような空気圧システムにおける配管13に装着されて使用される。配管13に装着されるそれぞれの結露防止弁21a〜21eを代表して、図1に結露防止弁21として示されている。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
13a 第1の配管
13b 第2の配管
21,21a〜21e 結露防止弁
22 弁ハウジング
25a 第1の入出力ポート
25b 第2の入出力ポート
29a ストッパ面
31a〜31e 開閉弁
32 内部流路
33 排気口
37a 第1の受圧面
37b 第2の受圧面
39 圧縮コイルばね
42 常閉シール部材
43 排気隙間
45 切換シール部材
46 空気室
49 排気シール部材
51 連通溝
52 開閉シール部材
53 連通孔

Claims (12)

  1. 配管を流れる空気の結露の発生を防止する結露防止弁であって、
    空気圧源側に接続される第1の配管、および空気圧アクチュエータに接続される第2の配管の何れか一方に連通する第1の入出力ポートと、何れか他方に連通する第2の入出力ポートと、前記第1または第2の入出力ポートから流入した圧縮空気を外部に排出する排気口とを備える弁ハウジングと、
    前記第1の入出力ポートと前記第2の入出力ポートとを連通させる内部流路が設けられ、前記弁ハウジング内に配置され、前記内部流路に圧縮空気が供給されたときに前記排気口から圧縮空気を排気し、前記排気口から圧縮空気が排出された後に前記排気口と前記内部流路との連通を遮断する開閉弁と、を有し、
    前記第1の入出力ポートは前記弁ハウジングの一端側に設けられ、前記第2の入出力ポートは前記弁ハウジングの他端側に設けられる、結露防止弁。
  2. 請求項1記載の結露防止弁において、
    前記第1の入出力ポート側に設けられるストッパに向けて前記開閉弁を押し当てる、ばね部材を有する、結露防止弁。
  3. 請求項2記載の結露防止弁において、
    前記開閉弁は、第1の入出力ポート側に設けられる大径部と、第2の入出力ポート側に設けられる小径部を有し、前記内部流路に供給される圧縮空気により、前記開閉弁はばね力に抗して前記第2の入出力ポート側の遮断位置へ移動する、結露防止弁。
  4. 請求項3記載の結露防止弁において、
    前記開閉弁の前記小径部に設けられ、前記排気口と前記内部流路との連通を遮断する常閉シール部材を有する結露防止弁。
  5. 請求項4記載の結露防止弁において、
    前記開閉弁の前記大径部に設けられ、前記開閉弁が前記遮断位置へ移動したときに、前記排気口と前記内部流路との連通を遮断する切換シール部材を有する結露防止弁。
  6. 請求項5記載の結露防止弁において、
    前記開閉弁が前記第1の入出力ポート側に位置するときに、前記切換シール部材との間で排気隙間を生じる第1テーパ部が前記弁ハウジングに設けられる、結露防止弁。
  7. 請求項6記載の結露防止弁において、
    前記開閉弁の前記切換シール部材と前記排気口との間に設けられ、前記開閉弁が前記遮断位置に位置するときに第2テーパ部との間で排気隙間を生じる排気シール部材を有する、結露防止弁。
  8. 請求項7記載の結露防止弁において、
    前記開閉弁は、前記切換シール部材と前記排気シール部材との間に位置する空気室を有する、結露防止弁。
  9. 請求項4記載の結露防止弁において、
    前記開閉弁の前記大径部に設けられ、前記弁ハウジングの内周面に設けられた連通溝に位置したときに、前記排気口と前記内部流路との連通を許容する開閉シール部材を有する、結露防止弁。
  10. 請求項3記載の結露防止弁において、
    前記開閉弁の前記大径部に設けられ、前記排気口と前記内部流路との連通を遮断する常閉シール部材を有する結露防止弁。
  11. 請求項10記載の結露防止弁において、
    前記開閉弁の前記小径部に設けられ、前記開閉弁が前記遮断位置へ移動したときに、前記排気口と前記内部流路との連通を遮断する切換シール部材を有する結露防止弁。
  12. 請求項11記載の結露防止弁において、
    前記開閉弁の前記小径部に設けられ、前記排気口と前記内部流路との連通を遮断する第2の常閉シール部材と、
    前記常閉シール部材と前記第2の常閉シール部材との間に開口し、前記内部流路に連通する連通孔を有する結露防止弁。
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