JPS6234004Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6234004Y2
JPS6234004Y2 JP1982089118U JP8911882U JPS6234004Y2 JP S6234004 Y2 JPS6234004 Y2 JP S6234004Y2 JP 1982089118 U JP1982089118 U JP 1982089118U JP 8911882 U JP8911882 U JP 8911882U JP S6234004 Y2 JPS6234004 Y2 JP S6234004Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
pressure chamber
cylinder
operating position
exhaust gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982089118U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58191408U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8911882U priority Critical patent/JPS58191408U/ja
Publication of JPS58191408U publication Critical patent/JPS58191408U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6234004Y2 publication Critical patent/JPS6234004Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Actuator (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案はスライド式排気ブレーキ装置に関す
る。
「従来の技術」 従来、スライド式排気ブレーキ装置として、排
気管の途中に設けられて排気ガス通路を形成する
バルブボデイと、このバルブボデイに往復動可能
に設けられて上記排気ガス通路を開閉するバルブ
と、このバルブを排気ガス通路を閉鎖する作動位
置と開放する非作動位置とに往復移動させるアク
チエータとを備えたものが知られている。
また上記アクチエータは、通常、シリンダ内に
摺動自在に嵌合されて上記バルブ側に大気に連通
した大気室を、反対側に圧縮空気が導入される圧
力室を区画形成するピストンと、上記バルブボデ
イを気密を保つて摺動自在に貫通し、上記バルブ
とピストンとを連結するピストンロツドと、上記
ピストンの外周面に設けられて上記シリンダの内
周面に締代を持たせて摺接されたシール部材と、
上記ピストンを非作動位置に保持するばねとを備
えている(実開昭56−77620号、米国特許第
4054156号)。
「考案が解決しようとする問題点」 ところで、スライド式排気ブレーキ装置におい
ては、上記シリンダの内周面に徐々に排気ガス通
路から洩れてくる排気ガス中のカーボンが付着し
たり、摩耗粉等の塵埃が付着するようになる。
したがつて上記ピストンに設けたシール部材
は、そのような作動条件の悪いシリンダに対して
摺動することとなり、しかも排気ガス熱による高
温条件下で作動することになるので、シール部材
として通常用いられる材質では長時間の使用に耐
えられなかつた。
このため従来は上記シール部材が耐熱性に優れ
た高価な材質から製造していたが、それでも充分
な耐久性を得ることは困難であつた。
また、上述した従来のスライド式排気ブレーキ
装置においては、上記圧力室は上記シール部材に
よつて常に密封されていたため、上記ばねによつ
てピストンが作動位置から非作動位置に復帰する
際には、圧力室内の圧縮空気が速やかに圧力室か
ら排出させる必要がある。
しかしながら、大流量の圧縮空気の排出通路を
確保することは、コスト面や取付けスペース等の
関係から一般には困難であり、上記圧力室内に残
溜する圧縮空気がばねによるピストンの復帰作動
が阻害するので、その復帰作動の応答性が悪くな
つていた。
「問題点を解決するための手段」 本考案はそのような事情に鑑み、上述したスラ
イド式排気ブレーキ装置において、上記ピストン
の作動位置において上記シール部材をシリンダの
内周面に密着させて上記圧力室を密封するととも
に、上記ピストンの非作動位置において上記シー
ル部材とシリンダ内周面との間に隙間を形成して
上記大気室と圧力室とを連通させるようにしたも
のである。
「作 用」 上述した構成によれば、上記圧力室に圧縮空気
を供給した際には、上記シリンダの内周面とシー
ル部材との間の隙間を介して圧力室内の圧縮空気
が大気室側に噴出され、この圧縮空気の噴出流は
上記シール部材を冷却すると同時に、シリンダの
内周面やピストンロツドに付着したカーボンや摩
耗粉等をシリンダ外部に排出してクリーニングす
るので、上記シール部材の耐久性を著しく向上さ
せることができる。
また、上記圧縮空気によつてピストンが非作動
位置から作動位置に前進された際には、上記シー
ル部材がシリンダの内周面に密着して圧力室を密
封するので、圧縮空気の不必要な消費を抑制する
ことができる。
さらに、上記ピストンが作動位置から非作動位
置へ復帰される際には、圧力室内へ導入された圧
縮空気は上記シール部材とシリンダの内周部との
間の隙間を介して大気室側に逃げることができる
ので、ピストンの戻り時間を短縮することができ
る。
「実施例」 以下図示実施例について本考案を設明すると、
排気ブレーキ装置のバルブボデイ1は図示しない
排気管の途中に取付けてあり、このバルブボデイ
1にその排気管内を流れる排気ガスを通過させる
排気ガス通路2を形成するとともに、この排気ガ
ス通路2に直交させてバルブ3を収納するバルブ
収納室4を形成している。上記バルブ3は、矢印
で示す排気ガスの流れ方向に対して下流側となる
収納室4の摺動面4a上に沿つて往復動可能とな
つており、上記排気ガス通路2上の閉位置ではこ
の通路2を閉鎖して排気ブレーキ作用を行なわ
せ、排気ガス通路2から外れた開位置(図示位
置)では排気ガスの自由な流通を許容して排気ブ
レーキ作用を解除させる。
上記バルブボデイ1にはブラケツト5を介して
アクチエータ6を取付けてあり、このアクチエー
タ6はシリンダ7、このシリンダ7内に摺動自在
に嵌合したピストン8、このピストン8の外周面
に設けたシール部材9、ピストン8に連結したピ
ストンロツド10、およびリターンスプリング1
1を備えている。上記ピストンロツド10は上記
ブラケツト5に設けた筒状軸受12を摺動自在に
貫通してバルブボデイ1内に突出し、ストツパリ
ング13を介してボルト14によりバルブ3に連
結している。上記リターンスプリング11はピス
トン8、ピストンロツド10およびバルブ3を右
方に附勢して図示位置に保持し、この際、上記ス
トツパリング13は軸受12の左端面に当接して
上記リターンスプリング11によるそれ以上の右
行を規制すると同時に、軸受12の内周面とピス
トンロツド10の外周面との間隙から漏洩しよう
とする排気ガスを密封する。また、上記ピストン
ロツド10の一部に段部を形成してその端面をス
トツパ15としてあり、圧力流体によりピストン
8、ピストンロツド10およびバルブ3が左行さ
れた際には、上記ストツパ15を軸受12の右端
面に当接させてその左行を停止させるとともに、
その当接により上述の間隙を閉鎖して排気ガスの
漏洩を防止できるようにしている。
然して、本実施例においては、シリンダ7の一
部にテーパ部7aを設けてこのテーパ部7aより
バルブボデイ1側を小径部7b、反対側を大径部
7cとするとともに、上記テーパ部7aをピスト
ン8のストローク範囲S内でバルブボデイ1側に
近接した位置に形成している。上記シリンダ7内
はピストン8の右側を圧力室16、左側を大気室
17としてあり、ピストン8が左方の作動端に位
置した際にはシール部材9を小径部7bの内周面
に所要の締代をもつて嵌合させ、上記圧力室16
と大気室17とを完全に区画できるようにしてい
る。他方、ピストン8が大径部7c内に位置して
いる際にはその大径部7cの内周面とシール部材
9の外周面との間に微少の隙間δを形成し、その
隙間δを介して圧力室16と大気室17とを連通
させるようにしている。
さらに上記圧力室16はポート18および図示
しない電磁弁を介して圧縮空気源に連通させてあ
り、また大気室17はピストンロツド10の周囲
に形成した大気孔19を介して大気に連通させて
いる。なおブラケツト5は板を湾曲させて形成し
たもので、このブラケツト5とアクチエータ6と
の間の空間は大気に連通している。
以上の構成において、圧力室16内に圧縮空気
が供給されていない非作動時にはピストン8、ピ
ストンロツド9およびバルブ3はリターンスプリ
ング11により図示非作動位置に保持され、前述
したようにストツパリング13が軸受12とピス
トンロツド10間の間隙を閉鎖して排気ガスの漏
洩を防止している。
この状態からポート18を介して圧力室16内
に圧縮空気が供給されると、この圧縮空気の一部
は隙間δを介して大気室17内に噴出され、残部
は圧力室16内の圧力を高め、リターンスプリン
グ11に抗してピストン8を左行させる。ピスト
ン8が上記シリンダ7のテーパ部7aを越えて左
行されると前述したようにシール部材9に所要の
締代が与えられ、ピストン8が左行端に位置した
際には圧力室16と大気室17との連通を完全に
遮断し、不必要な圧縮空気の消費を防止する。ま
たこの際には、ピストンロツド10のストツパ1
5が軸受12の右端面に当接してピストンロツド
10と軸受12間の間隙を密封して排気ガスの漏
洩を防止している。
上記ピストン8の左行中に隙間δから噴出され
る圧縮空気はシール部材9並びにシリンダ7を冷
却し、特にピストン8がテーパ部7aに近接した
際にはそのテーパ部7a内周面および小径部7b
の内周面、すなわちシール部材9の摺動面をクリ
ーニングする。このような圧縮空気の作用効果
と、全ストロークSに対して締代を持つた状態で
のシール部材9の移動量を小さくできることか
ら、従来に比してシール部材9の耐久性を著しく
向上させることが可能となる。
次に、上記ピストン8が左行端から元の非作動
位置に復帰する際には、上記圧力室16内に導入
された圧縮空気が上記隙間δを介して大気室17
側に逃げるので、ピストン8の非作動位置への復
帰作動が迅速に行なわれる。
なお、上記実施例ではテーパ部7aの両側に小
径部7bと大径部7cとを形成しているが、シリ
ンダ7全体をテーパ状としてもよく、このように
した場合にはプレス、ダイキヤスト等の塑性加工
でシリンダを成形する際に必要な抜き勾配をその
まま上記テーパとして利用することができる。
「考案の効果」 以上のように、本考案によれば、シール部材の
耐久性の向上を図ることができるとともに、ピス
トンの作動位置から非作動位置への復帰作動の応
答性を向上させることができるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示す縦断面図である。 1…バルブボデイ、2…排気ガス通路、3…バ
ルブ、6…アクチエータ、7…シリンダ、7a…
テーパ部、7b…小径部、7c…大径部、8…ピ
ストン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 排気管の途中に設けられて排気ガス通路を形成
    するバルブボデイと、このバルブボデイに往復動
    可能に設けられて上記排気ガス通路を開閉するバ
    ルブと、このバルブを排気ガス通路を閉鎖する作
    動位置と開放する非作動位置とに往復移動させる
    アクチエータとを備え、上記アクチエータは、シ
    リンダ内に摺動自在に嵌合されて上記バルブ側に
    大気に連通した大気室を、反対側に圧縮空気が導
    入される圧力室を区画形成するピストンと、上記
    バルブボデイを気密を保つて摺動自在に貫通し、
    上記バルブとピストンとを連結するピストンロツ
    ドと、上記ピストンの外周面に設けられて上記シ
    リンダの内周面に締代を持たせて摺接されたシー
    ル部材と、上記ピストンを非作動位置に保持する
    ばねとを備えるスライド式排気ブレーキ装置にお
    いて、 上記ピストンの作動位置において上記シール部
    材をシリンダの内周面に密着させて上記圧力室を
    密封するとともに、上記ピストンの非作動位置に
    おいて上記シール部材とシリンダ内周面との間に
    隙間を形成して上記大気室と圧力室とを連通させ
    たことを特徴とするスライド式排気ブレーキ装
    置。
JP8911882U 1982-06-15 1982-06-15 スライド式排気ブレ−キ装置 Granted JPS58191408U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8911882U JPS58191408U (ja) 1982-06-15 1982-06-15 スライド式排気ブレ−キ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8911882U JPS58191408U (ja) 1982-06-15 1982-06-15 スライド式排気ブレ−キ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58191408U JPS58191408U (ja) 1983-12-20
JPS6234004Y2 true JPS6234004Y2 (ja) 1987-08-31

Family

ID=30097754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8911882U Granted JPS58191408U (ja) 1982-06-15 1982-06-15 スライド式排気ブレ−キ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58191408U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49133779A (ja) * 1972-11-13 1974-12-23

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49133779A (ja) * 1972-11-13 1974-12-23

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58191408U (ja) 1983-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4383546A (en) High temperature, high pressure valve
US20070057214A1 (en) Valve for essentially gastight closing a flow path
US4553648A (en) Exhaust brake apparatus of sliding type
JPH0542282Y2 (ja)
JPS6234004Y2 (ja)
US2606739A (en) Fluid control valve
US3313485A (en) Temperature actuated valves
JPS6233126Y2 (ja)
JPH0325477Y2 (ja)
CN203730784U (zh) 气动蝶阀
USRE26840E (en) Temperature actuated valves
CA1137946A (en) Three-port thermally responsive valve
JPH0592507U (ja) 結露防止機構付き空気圧シリンダ
JPH044562U (ja)
JPS6136750Y2 (ja)
JP2549537Y2 (ja) 排気ブレーキ装置
JP2513838Y2 (ja) 空気圧シリンダ装置
ITTO960281A1 (it) Valvola, in particolare valvola del refrigerante per torrette rotanti portautensili.
JPH0716885Y2 (ja) シリンダ装置
JPH025071Y2 (ja)
JPH0324943Y2 (ja)
EP0009961A1 (en) Actuator for use in a braking system
GB1424855A (en) Pneumatic diaphragm actuated valve
JP2570689Y2 (ja) スライド式排気ブレーキ装置
JPS6116405Y2 (ja)