JPH0592331U - 防音用床材 - Google Patents

防音用床材

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JPH0592331U
JPH0592331U JP038536U JP3853692U JPH0592331U JP H0592331 U JPH0592331 U JP H0592331U JP 038536 U JP038536 U JP 038536U JP 3853692 U JP3853692 U JP 3853692U JP H0592331 U JPH0592331 U JP H0592331U
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JP
Japan
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floor
joining
female
male
tongue
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Application number
JP038536U
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English (en)
Inventor
泰成 河崎
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 床の強度と平面度とを損なうことなく、床全
体の防音、防振性を向上できる防音用床材を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 緩衝材13を含む複数の板状材11,12を
積層して形成されると共に、長手方向および小口方向の
各一方の端部に形成した接合雄部2と、各他方の端部に
形成した接合雌部3とを備えて、それぞれの接合雄部2
と接合雌部3とを接合してゆくことで床を構成するよう
にした防音用床材において、緩衝材13の端部が、接合
雄部2および接合雌部3の一の接合面2a,3aをそれ
ぞれの構成している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、床の振動を緩衝するための緩衝材を含む多層構造の防音用床材に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の防音用床材として、図4および図5に示す断面構造のものが知 られている。図4に示す床材41は、合板で構成された上部木質部42および下 部木質部43の中間に、天然叉は合成ゴム等から成る緩衝材44を挟んだサンド イッチ構造となっている。緩衝材44は、上部木質部42からの振動を緩衝し、 これを減衰して下部木質部43に伝え、全体として床の防音や防振性を高めるよ うになっている。この場合、床材41は、長手方向および小口方向のそれぞれの 一方の端部に形成した雄ざね41aと、他方の端部に形成した雌ざね41bとで 接合部が構成され、一の床材41の雌ざね41bに他の一の床材41の雄ざね4 1aを嵌合するようにして順次、さねはぎで接合される。緩衝材44は、シート 状に形成されると共に、床材41の中間部位に積層されていて、雄ざね41aお よび雌ざね41bの部分にまで延びている。このため、多数の床材41により床 を張り終えたときに、シート状の緩衝材44が横方向に接続され、床全体に緩衝 材44による緩衝層を構成できるようになっている。
【0003】 一方、図5に示す防音用床材51では、図4に示す防音用床材41と同様に、 上部木質部52と下部木質部53との間に緩衝材54を挟んだサンドイッチ構造 となっているが、この場合は、上部木質部52は薄く、下部木質部53は厚く構 成されている。すなわち、緩衝材54が、床材51の雄ざね51aおよび雌ざね 51bの部分を逃げて、床材51の上部寄りの部位に積層されている。この場合 も、床材51はさねはぎにより接合されて、床全体にシート状に接続された緩衝 材54による緩衝層を構成できるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、図4に示す従来の防音用床材41にあっては、緩衝材44が上部木質 部42や下部木質部43より比較的柔らかいため、雄ざね41a側および雌ざね 41b側の縁部の厚さが安定しない問題がある。すなわち、接合される雌ざね4 1bの部分に雄ざね41aの部分が嵌合されると、それぞれ床材41の雄ざね4 1a側の縁部は厚さ方向に幾分縮小され、雌ざね41b側の縁部は幾分拡開され てしまう。これは、雌雄両さね41a,41bの上下の接合面が、それぞれ堅い 上部木質部42および下部木質部43の端部で構成されているため、柔らかい緩 衝材44の伸縮が直接、上部および下部両木質部42,43の縁部の厚みに影響 してしまうからである。したがって、隣接する床材41の境目に段差が生じ床面 が面一にならず、床材41が縁部を面取りした構造であっても、床の平面度が損 なわれてしまう。一方で、これを防止するために、緩衝材44を比較的堅い材質 のもので構成すると、所望の減衰特性が得られず、防音、防振性が損なわれてし まう問題があった。
【0005】 図5に示す従来の防音用床材51にあっては、緩衝材54が雄ざね51aおよ び雌ざね51bの部分から逃げて積層されているため、上記の従来例の持つ問題 は解消される。しかし、上部木質部52が薄いので、特に雌ざね51b側の縁部 の強度が不足する問題がある。すなわち、雌ざね51bの部分では、上部木質部 52の肉厚で荷重を支える構造になっているが、この部分の強度が不足すると上 部木質部52や緩衝材54が剥離してしまうおそれがある。この場合、強度を満 足するためには、上部木質部52を単板構造とするか、厚くすることが考えられ る。しかし、前者にあっては、コスト的に高くなると共に、材のそりなどが生じ 易く、後者にあっては、いたずらに厚みが増して規格に合致しなくなる問題があ った。
【0006】 しかも、これら両従来技術では、床材を接合したときに、同時に緩衝材同士を 接続することにより床全体に緩衝層を構成するようにしているが、この接続は、 緩衝材の端面同士の突き合わせ接続であるため、接合状態が不安定で隙間などが 生じ易く、この接合部分から下方に振動が逃げ、床全体として設計通りの防音、 防振性能が得られない問題があった。また、両従来技術とも、接合面が木質部で あるため、この部分にがたつきなどがあると、かえって発生した振動が共振され るおそれがあった。
【0007】 本考案は、このような問題点を解決するためになされたものであり、床の強度 と平面度とを損なうことなく、床全体の防音、防振性を向上できる防音用床材を 提供することをその目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく本考案は、緩衝材を含む複数の板状材を積層して形成さ れると共に、長手方向および小口方向の各一方の端部に形成した接合雄部と、各 他方の端部に形成した接合雌部とを備えて、それぞれの接合雄部と接合雌部とを 接合してゆくことで床を構成するようにした防音用床材において、緩衝材の端部 が、接合雄部および接合雌部の一の接合面をそれぞれ構成していることを特徴と する。
【0009】
【作用】
防音用床材のそれぞれの接合雄部と接合雌部とを接合してゆくことで床が構成 され、この接合雄部と接合雌部との接合で同時に緩衝材同士が接合される。この 場合、緩衝材の端部が、接合雄部および接合雌部の一の接合面をそれぞれ構成し ていれば、接合雄部と接合雌部とを接合したときに接合部に加わる厚さ方向の力 は、一の接合面を構成するこの緩衝材が収縮することにより吸収され、床材の縁 部が縮小されたり拡開されることがない。また、緩衝材は床材の上下方向の中央 寄りに位置するため、床材の接合雄部側の縁部の厚みを十分に取ることができ、 強度を保持することができる。一方、緩衝材同士は、いわゆる合いじゃくりの状 態で接合される。したがって、緩衝材同士の接合部位は重なって隙間が生ずるこ とがなく緩衝材が一体化され、床張りにより床全体にシート状の緩衝層が形成さ れる。
【0010】
【実施例】
以下、図1を参照して、本考案の一実施例に係る防音用床材1について説明す る。図1は防音用床材の断面構造を示している。この床材1は、縁甲板張り用の 定尺もので、上部木質部11と下部木質部12との間に緩衝材13を挟み込んで 接着したサンドイッチ構造となっいる。上部木質部11は、小口方向の縁部が面 取りされた合板で構成されており、図示しないが、その表面には薄い化粧板が積 層されている。下部木質部12は、上部木質部11と同様に合板で構成されてお り、緩衝材13が床材1の中間上部に積層されていることにより、上部木質部1 1より厚手に形成されている。緩衝材13は、シート状に形成された天然や合成 ゴム等から成り、床材1の表面に発生した振動を緩衝し、これを減衰する。
【0011】 床材1の端部には、長手方向および小口方向の各一方の端部に雄ざね(接合雄 部)2が形成され、各他方の端部に雌ざね(接合雌部)3が形成されていて、各 床材1は長手方向、小口方向共に、いわゆるさねはぎで接合されるようになって いる(図2参照)。雄ざね2および雌ざね3は、床材1の厚みのほぼ1/3の厚 さで、その中間部に形成された凸条または凹条であり、床材1同士を連結して、 主に床材の小口方向の強度を保持する。そして、この雄ざね2および雌ざね3は 、下部木質部12の端部と緩衝材13の端部とで構成されている。
【0012】 すなわち、緩衝材13の端部は、雄ざね2および雌ざね3まで延びており、こ れらの部分で肉厚の半分がカットされて、それぞれ上側の接合面2a,3aを構 成している。これにより、雌ざね3に雄ざね2が嵌合(接合)すると、雄ざね2 の緩衝材部位13aと雌ざね3の緩衝材部位13bとが重なるようにして接合さ れる。これにより、一の床材1の緩衝材13と他の一の床材1の緩衝材13とが 隙間なく連結され、一体化する。一方、雌ざね3に雄ざね2が嵌合した場合に生 ずる床材1端部の厚み方向の力は、この両緩衝材部位13a、13bが収縮する ことにより吸収されるため、床材1の両縁部が盛り上がったり、沈み込んだりす ることがない。
【0013】 図2は、複数の床材1を接合して床を構成した状態を示している。床材1同士 は、長手方向、小口方向共にさねはぎにより接合されている。各床材1の接合部 は上側で緩衝材13同士が重なり、下側で下部木質部12同士が重なった接合状 態となっている。これにより、緩衝材13は一体に連結され、床全体を覆うシー ト状の緩衝層を構成している。
【0014】 このように本実施例では、緩衝材13の端部が雄ざね2および雌ざね3まで延 びて、それぞれ上側の接合面2a,3aを構成しているので、床材1をさねはぎ により施工することで、一の床材1の雄ざね2の緩衝材部位13aと、他の一の 床材1の雌ざね3の緩衝材部位13bとが必然的に重なって、一体的に連結され る。このため、床全体に隙間のない緩衝層が形成され、振動を確実に減衰するこ とができる。したがって、床の防音、防振性が格段に向上される。また、緩衝材 部位13a,13b同士の重なりは、床材1同士の振動の伝達をも緩衝するため 、発生源からの音や振動の水平方向への広がりも有効に防止できる。さらに、上 部木質部11は十分な厚みで構成できるので、床材1の雌ざね3側の縁部の強度 が保持でき、剥離による上部木質部11のそりなどを防止することができる。
【0015】 次に、図3を参照して、本考案の第2の実施例について説明する。この実施例 は、いわゆる合いじゃくりで接合される床材1であり、床材1の端部が段部とな って、雄じゃくり5および雌じゃくり6が形成されている。この場合も、緩衝材 13の端部が雄じゃくり5および雌じゃくり6まで延びて、それぞれ雄じゃくり 5および雌じゃくり6の上側の接合面5a,6aを構成している。
【0016】 なお、本考案は、上述した実施例に限られることなく、種々の態様で実施する ことができる。例えば、第1の実施例の床材1では、中間上部に緩衝材13を積 層するようにしているが、これを中間下部に積層するようにしてもよい。また、 接合部は上記のさねはぎや合いじゃくり以外の、例えばやといざねはぎ等にも適 用できることは、いうまでもない。さらに、上記実施例では、床材1を木材を主 体にした材料で構成しているが、他の塩化ビニール等で構成したものにも適用で きることは、いうまでもない。
【0017】
【考案の効果】
以上のように本考案の防音用床材によれば、緩衝材の端部が、接合雄部および 接合雌部の一の接合面を構成しているので、床材の縁部の厚みを安定させること ができ、床の平面度を保持することができる。また、床材の接合雄部側の縁部の 厚みを十分に取ることができて、小口方向の強度を保持することができる。さら に、接合部において、緩衝材が一体化され、床張りにより床全体にシート状の緩 衝層を形成でき、防音、防振性を格段に向上さらることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る防音用床材の断面構
造図である。
【図2】第1実施例の防音用床材により床張りした状態
の分解斜視図である。
【図3】本考案の第2実施例に係る防音用床材の断面構
造図である。
【図4】従来の防音用床材の断面構造図である。
【図5】従来の防音用床材の断面構造図である。
【符号の説明】
1 防音用床材 2 雄ざね 2a 接合面 3 雌ざね 3a 接合面 11 上部木質部 12 下部木質部 13 緩衝材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緩衝材を含む複数の板状材を積層して形
    成されると共に、長手方向および小口方向の各一方の端
    部に形成した接合雄部と、各他方の端部に形成した接合
    雌部とを備えて、それぞれの接合雄部と接合雌部とを接
    合してゆくことで床を構成するようにした防音用床材に
    おいて、 前記緩衝材の端部が、前記接合雄部および前記接合雌部
    の一の接合面をそれぞれ構成していることを特徴とする
    防音用床材。
JP038536U 1992-05-12 1992-05-12 防音用床材 Pending JPH0592331U (ja)

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JP038536U JPH0592331U (ja) 1992-05-12 1992-05-12 防音用床材

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JP038536U JPH0592331U (ja) 1992-05-12 1992-05-12 防音用床材

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Family

ID=12528010

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007132155A (ja) * 2005-11-14 2007-05-31 Daiken Trade & Ind Co Ltd 遮音床用下地板
JP2015074901A (ja) * 2013-10-08 2015-04-20 株式会社グレイプ フローリング材及び建物の床構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63268870A (ja) * 1987-04-24 1988-11-07 松下電工株式会社 防音床材

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19961210