JPH0591671U - フロ用イス - Google Patents
フロ用イスInfo
- Publication number
- JPH0591671U JPH0591671U JP4096692U JP4096692U JPH0591671U JP H0591671 U JPH0591671 U JP H0591671U JP 4096692 U JP4096692 U JP 4096692U JP 4096692 U JP4096692 U JP 4096692U JP H0591671 U JPH0591671 U JP H0591671U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- cylindrical shaft
- retaining member
- seat receiving
- pawl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 老人や下半身が不自由な身体障害者等が他の
人の手を借りることなく、独りで容易に浴槽に入った
り、上がったりすることのできるフロ用イスの提供にあ
る。 【構成】 ねじ山が内周面に形成された開口部を中央に
有する略円錐台形状の台座部と、前記開口部に螺嵌され
るねじ山が外周面に形成された円筒状の軸と、この円筒
状の軸と一体に成形され、且つ上面外周部全周にころが
り軸受が設けられた円形状の座受部と、この座受部の上
面に設けられ、且つ裏面外周部全周にころがり軸受が設
けられた円形状の座部と、この座部を係止する抜け止め
部材とからなり、前記円筒状の軸と前記座受部の境部分
の内周部全周には突部が設けられるとともに、この突部
の下面にはつめが全周に設けられ、該つめと噛合するよ
うに前記抜け止め部材の上面外周部全周につめが設けら
れてなる。
人の手を借りることなく、独りで容易に浴槽に入った
り、上がったりすることのできるフロ用イスの提供にあ
る。 【構成】 ねじ山が内周面に形成された開口部を中央に
有する略円錐台形状の台座部と、前記開口部に螺嵌され
るねじ山が外周面に形成された円筒状の軸と、この円筒
状の軸と一体に成形され、且つ上面外周部全周にころが
り軸受が設けられた円形状の座受部と、この座受部の上
面に設けられ、且つ裏面外周部全周にころがり軸受が設
けられた円形状の座部と、この座部を係止する抜け止め
部材とからなり、前記円筒状の軸と前記座受部の境部分
の内周部全周には突部が設けられるとともに、この突部
の下面にはつめが全周に設けられ、該つめと噛合するよ
うに前記抜け止め部材の上面外周部全周につめが設けら
れてなる。
Description
【0001】
この考案はフロ用イスに係り、その目的は老人や下半身が不自由な身体障害者 等が他の人の手を借りることなく、独りで容易に浴槽に入ったり、上がったりす ることのできるフロ用イスの提供にある。
【0002】
今般では、老齢化が進み老人が多くなってきているのにも関わらず、核家族化 が進み老夫婦又は老人独りで生活しなければならないケースが多くなってきてい るが、老夫婦又は老人独りで生活することは様々な面で困難があり、中でも浴槽 に入ったり、上がったりすることは老人にとって非常に困難であった。そこで、 場合によっては派遣会社に依頼し、その派遣会社から派遣された看護人に浴槽に 入れてもらったり、上がらさせてもらったりしていた。ところが、看護人が老人 を浴槽に入れさせたり、上がらさせたりすることはかなりの重労働であった。 老人が家族と一緒に生活している場合も同様に、家族の人が老人を浴槽に入れ させたり、上がらさせたりしなければならず、看護をする人にとってはかなりの 重労働であった。 また、下半身が不自由な身体障害者の場合も同様に独りで浴槽に入ったり、上 がったりすることが困難であるため、看護する人の手を借りて浴槽に入れてもら ったり、上がらさせてもらったりしているが、看護をする人にとってはかなりの 重労働であった。
【0003】
実公平2−7557号において「入浴用リフター」が開示されていた。 この開示技術は、図6に示すように浴槽(11)の一端部に立設した伸縮する 支柱(12)の上端に吊りアーム(13)の一端を回動自在に取着し、吊りアー ム(13)の他端の外側部には椅子(14)を設け、支柱(12)の立設中途部 に回動自在に取着され水平方向に延設されるローラ受アーム(15)の先端は前 記吊りアーム(13)に摺動接触してなるものであった。
【0004】
ところが、実公平2−7557号の開示技術においては、浴槽に独りで容易に 入ったり、上がったりすることはできるが、リフターを浴室内に設けると前記リ フターが場所をとってしまい、浴室が狭くなってしまう虞があった。
【0005】 そこでこの考案者は上記実情に鑑み、老人や下半身が不自由な身体障害者等が 他の人の手を借りることなく、独りで容易に浴槽に入ったり、上がったりするこ とができ、しかも場所をとらないフロ用イスについて鋭意研究を続けた。
【0006】
この考案は、上記した課題を達成するための技術的手段として、フロ用イスを 次のように構成した。即ち、ねじ山が内周面に形成された開口部を中央に有する 合成プラスチック等の略円錐台形状の台座部と、前記開口部に螺嵌されるねじ山 が外周面に成形された合成プラスチック等の円筒状の軸と、この円筒状の軸と一 体に成形され、且つ上面外周部全周にころがり軸受が設けられた円形状の座受部 と、この座受部の上面に設けられ、且つ裏面外周部全周にころがり軸受が設けら れた円形状の座部と、この座部を係止する抜け止め部材とからなり、前記円筒状 の軸と前記座受部の境部分の内周部全周には突部が設けられるとともに、この突 部の下面にはつめが全周に設けられ、該つめと噛合するように前記抜け止め部材 の上面外周部全周につめが設けられてなることを特徴として構成されている。 上記構成のフロ用イスを提供することにより、上記課題を悉く解決しようとす るものである。
【0007】
座部の中央部に座り圧力が加わると、弾性反発力によって円筒状の軸と座受部 の境部分の内周部全周に突出された突部の下面に設けられたつめと、抜け止め部 材の上面外周部全周に設けられたつめとの噛み合いが外れ、回動自在となる。 従って、前記座部の中央部に圧力を加えたままで、前記座部を回動させるのみ で容易に浴槽に入ったり、上がったりすることができる。 また、座部に圧力を加えないか若しくは座部の側部に圧力が加わると、円筒状 の軸と座受部の境部分の内周部全周に突出された突部の下面に設けられたつめと 、抜け止め部材の上面外周部全周に設けられたつめとが噛合して固定されるので 、安定性に優れたものとなる。
【0008】
以下、この考案の好適な実施例について図面を参照しながら詳述する。図1は この考案のフロ用イスを示す断面図、図2は座受部の構造を示す部分拡大図、図 3は座部及び抜け止め部材の構造を示す部分拡大図、図4はつめが噛合している 状態を示す部分拡大図、図5はつめの噛み合いが外れた状態を示す図である。
【0009】 図1において、フロ用イス(1)は合成プラスチック等からなり、このフロ用 イス(1)の台となる略円錐台形状の台座部(2)の中央には、開口部(3)が 設けられており、この開口部(3)の内周面には、ねじ山(10)が設けられて いる。 前記開口部(3)には、ねじ山(10)が外周面に設けられた円筒状の軸(5 )が螺嵌される。この円筒状の軸(5)と開口部(3)とが螺嵌されることによ り、任意の高さに調節することができる。 前記円筒状の軸(5)の上端には、円筒状の軸(5)と一体に形成された円形 状の座受部(4)が設けられおり、座受部(4)の上面外周部全周には、図2に 示すようにころがり軸受(7b)が設けられている。 前記円筒状の軸(5)と座受部(4)との境部分の内周部全周には突部(16 )が設けられ、この突部(16)の下面にはつめ(6a)が設けられている。 前記座受部(4)の上面には円形状の座部(8)が設けられ、その座部(8) の裏面外周部全周には、図3に示すようにころがり軸受(7b)が設けられてい る。 円筒状の軸(5)と座受部(4)との境部分の内空間には、座部(8)を係止 する抜け止め部材(17)が設けられており、この抜け止め部材(17)の上面 外周部全周には、突部(16)の下面に設けられたつめ(6a)と噛合するつめ (6b)が設けられている。 勿論、座受部(4)の上面外周部全周に設けられたころがり軸受(7a)と座 部(8)の裏面外周部全周に設けられたころがり軸受(7b)の間にはコロ(9 )が設けられている。 尚、前記つめ(6a)(6b)、前記ころがり軸受(7a)(7b)は、アル ミニウム等の金属であっても良い。
【0010】 次に、このフロ用イス(1)の使用状態を説明する。 浴槽から上がる場合には、まず浴槽の側にフロ用イス(1)を置き、その浴槽 の枠の高さと同じ高さに座部(8)の上面がくるように調節した後、その浴槽の 枠に両手をかけ、両腕を伸ばして浴槽の枠の高さまで腰を持ち上げ、フロ用イス (1)を置いた側の枠に腰を下ろす。 この場合、浮力が働くので容易に腰を持ち上げることができる。 次に、浴槽の枠に下ろした腰をフロ用イス(1)の座部(8)の中央部まで腰 を移動する。すると、図4に示すように今まで円筒状の軸(5)と座受部(4) の境部分の内周部全周に突出された突部(16)の下面に設けられたつめ(6a )と、抜け止め部材(17)の上面外周部全周に設けられたつめ(6b)とが噛 合して固定されていた座部(8)が弾性反発力によって図5に示すように噛み合 いが外れ、ころがり軸受(7a)(7b))を介して回動自在となる。そして座 部(8)の中央部に腰掛けたままで、座部(8)を回動させることによって浴槽 から上がることができ、更に脚を下ろすことにより、座部(8)の側部に圧力が 加わり、円筒状の軸(5)と座受部(4)の境部分の内周部全周に突出された突 部(16)の下面に設けられたつめ(6a)と、抜け止め部材(17)の上面外 周部全周に設けられたつめ(6b)とが再び噛合して固定される。 また、浴槽に入る場合は、浴槽から上がる場合の逆の動作を行えば良い。
【0011】 このように、座部(8)の中央部に圧力が加わると、弾性反発力により噛合し て固定されていた円筒状の軸(5)と座受部(4)の境部分の内周部全周に突出 された突部(16)の下面に設けられたつめ(6a)と、抜け止め部材(17) の上面外周部全周に設けられたつめ(6b)との噛み合いが外れ、座部(8)が 回動自在になり、座部(8)の中央部に圧力を加えたままで、座部(8)を回動 させるのみで容易に浴槽から上がることができる。 座部(8)の側部に圧力が加わると、円筒状の軸(5)と座受部(4)の境部 分の内周部全周に突出された突部(16)の下面に設けられたつめ(6a)と、 抜け止め部材(17)の上面外周部全周に設けられたつめ(6b)とが噛合する ことにより、座部(8)が固定され、安定性に優れたものとなる。
【0012】
以上詳述した如くこの考案は、ねじ山が内周面に形成された開口部を中央に有 する合成プラスチック等の略円錐台形状の台座部と、前記開口部に螺嵌されるね じ山が外周面に成形された合成プラスチック等の円筒状の軸と、この円筒状の軸 と一体に成形され、且つ上面外周部全周にころがり軸受が設けられた円形状の座 受部と、この座受部の上面に設けられ、且つ裏面外周部全周にころがり軸受が設 けられた円形状の座部と、この座部を係止する抜け止め部材とからなり、前記円 筒状の軸と前記座受部の境部分の内周部全周には突部が設けられるとともに、こ の突部の下面にはつめが全周に設けられ、該つめと噛合するように前記抜け止め 部材の上面外周部全周につめが設けられてなることを特徴とするフロ用イスであ るから、以下の効果を奏する。 即ち、円筒状の軸と座受部の境部分の内周部全周に突出された突部の下面に設 けられたつめと、抜け止め部材の上面外周部全周に設けられたつめとが噛合する ように設けられ、前記座部の中央部に圧力が加わると噛み合いが外れ、前記座部 が回動自在になるため、前記座部の中央部に圧力を加えたままで、前記座部を回 動させるのみで容易に独りで浴槽に入ったり、上がったりすることができる。 また、座部に圧力が加わらないか、若しくは前記座部の側部に圧力が加わると 、円筒状の軸と座受部の境部分の内周部全周に突出された突部の下面に設けられ たつめと、抜け止め部材の上面外周部全周に設けられたつめとが噛合し前記座部 が固定されるため、安定性に優れた効果を奏する。
【図1】この考案の実施例を示す断面図である。
【図2】座受部の構造を示す部分拡大図である。
【図3】座部及び抜け止め部材の構造を示す部分拡大図
である。
である。
【図4】つめが噛合している状態を示す部分拡大図であ
る。
る。
【図5】つめの噛み合いが外れた状態を示す部分拡大図
である。
である。
【図6】従来の実施例を示す図である。
1 フロ用イス 2 台座部 3 開口部 4 座受部 5 軸 6a,6b つめ 7a,7b ころがり軸受 8 座部 10 ねじ山 16 突部 17 抜け止め部材
Claims (1)
- 【請求項1】 ねじ山が内周面に形成された開口部を中
央に有する合成プラスチック等の略円錐台形状の台座部
と、前記開口部に螺嵌されるねじ山が外周面に成形され
た合成プラスチック等の円筒状の軸と、この円筒状の軸
と一体に成形され、且つ上面外周部全周にころがり軸受
が設けられた円形状の座受部と、この座受部の上面に設
けられ、且つ裏面外周部全周にころがり軸受が設けられ
た円形状の座部と、この座部を係止する抜け止め部材と
からなり、前記円筒状の軸と前記座受部の境部分の内周
部全周には突部が設けられるとともに、この突部の下面
にはつめが全周に設けられ、該つめと噛合するように前
記抜け止め部材の上面外周部全周につめが設けられてな
ることを特徴とするフロ用イス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4096692U JPH0591671U (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | フロ用イス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4096692U JPH0591671U (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | フロ用イス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0591671U true JPH0591671U (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=12595217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4096692U Pending JPH0591671U (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | フロ用イス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0591671U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH073471U (ja) * | 1993-06-28 | 1995-01-20 | 勝 水野 | ふろばの回る腰掛け |
-
1992
- 1992-05-21 JP JP4096692U patent/JPH0591671U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH073471U (ja) * | 1993-06-28 | 1995-01-20 | 勝 水野 | ふろばの回る腰掛け |
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