JPH0591664A - 消費電力量のピーク値制限装置 - Google Patents

消費電力量のピーク値制限装置

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JPH0591664A
JPH0591664A JP3249799A JP24979991A JPH0591664A JP H0591664 A JPH0591664 A JP H0591664A JP 3249799 A JP3249799 A JP 3249799A JP 24979991 A JP24979991 A JP 24979991A JP H0591664 A JPH0591664 A JP H0591664A
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Yoshiaki Iwakuma
義明 岩隈
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各電力機器が接続されている電力系統を自動
的に識別し、効率化を図った消費電力量のピーク値制限
装置を提供する。 【構成】 各電力系統A,B,Cに接続された各電気機
器11,12,13の電源オン/オフをサブコントロー
ラ41,42,43で検知して、各電気機器を識別する
とともに、各電力系統に流れる電流を電流センサ3,5
で検知して、電力系統を検出し、この識別した電気機器
および電力系統に基づいて電気機器の電力系統を特定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば200V単相3
線の電力線を介して供給される複数の電力系統の電力消
費量の総和が所定の設定上限であるピーク値を超えない
ように制限する消費電力量のピーク値制限装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近、200Vの電気機器が普及してき
ているが、このため200Vと100Vの両方の電気機
器を利用し得るように200V単相3線の電力線から1
00Vの2つの電力系統と200Vの1つの電力系統の
配線を行う方式が採用されている。
【0003】一方、多くの電力会社では、各需要家毎に
契約電力を設け、消費電力を制限している。この場合、
上述した200V単相3線式の場合には、単相3線の中
性線と残りの2線との間にそれぞれブレーカを設け、こ
れにより消費電力を制限することが行われている。これ
らのブレーカの許容値は各ブレーカの許容値の実効値の
和が全体の許容値になるようにしている。
【0004】このような配線系統においては、いずれか
の配線系統における消費電流がブレーカの許容値を超え
ると、ブレーカが作動し、この配線系統が切断される。
なお、ブレーカは消費電流が許容値を超えると、設定さ
れた若干の遅延時間の経過の後に動作し、電源を切断す
るようになっている。そこで、ブレーカ毎に電流センサ
を設けて、消費電流が許容値を超えると、ブレーカが作
動する前に、該電力系統に接続された電気機器を例えば
オフするように制御し、これにより該電力系統の消費電
力を低減するように制御するデマンドコントローラが設
けられている。
【0005】このようなデマンドコントローラにおいて
は、制御対象の電気機器がどの電力系統に接続されてい
るかという設定情報を前もってコントローラまたは各機
器を直接制御するアダプタであるサブコントローラに与
えておく必要があるが、このような設定は従来のデマン
ドコントローラでは利用者または設置工事者が設定スイ
ッチを利用して行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、各電
気機器が接続されている電力系統の情報は、従来、設定
スイッチによって与えられているため、各電気機器がど
の系統に接続されているかをいちいち調べてからスイッ
チを設定する必要があるが、このため手間が非常にかか
り、煩雑であるとともに、電気機器を移動して他の系統
の電源に接続した場合には、再度設定し直す必要があ
り、非常に不便である上に、また誤設定する可能性があ
るという問題がある。
【0007】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、各電力機器が接続されている
電力系統を自動的に識別し、効率化を図った消費電力量
のピーク値制限装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の消費電力量のピーク値制限装置は、単相3
線の電力線を介して供給される複数の電力系統における
電力消費量の総和が所定の設定上限であるピーク値を超
えないように制限する消費電力量のピーク値制限装置で
あって、各電力系統に接続された各電気機器の電源オン
/オフを検知し、該オン/オフに基づいて各電気機器を
識別する機器識別手段と、各電力系統に流れる電流を検
知し、該検知電流に基づいて電力系統を検出する電力系
統検出手段と、前記機器識別手段が識別した電気機器お
よび前記電力系統検出手段が検出した電力系統に基づい
て前記電気機器の電力系統を特定する電力系統特定手段
とを有することを要旨とする。
【0009】また、本発明の消費電力量のピーク値制限
装置は、各電気機器のオン/オフ制御および動作状態の
検出を行い得るように各電気機器毎に対応して設けられ
たサブコントローラおよび各電気機器が消費する電力消
費量の総和を監視し、電力消費量の総和が所定の設定上
限であるピーク値を超えないように制限すべくサブコン
トローラに対して電気機器をオン/オフ制御するように
指令制御するメインコントローラを有する消費電力量の
ピーク値制限装置であって、各サブコントローラに設け
られ、該サブコントローラに対応する電気機器のアドレ
スを要求するアドレス要求手段と、メインコントローラ
に設けられ、前記サブコントローラからのアドレス要求
に応じてアドレスを発行するアドレス発行手段とを有す
ることを要旨とする。
【0010】更に、本発明の消費電力量のピーク値制限
装置は、各電気機器のオン/オフ制御および動作状態の
検出を行い得るように各電気機器毎に対応して設けられ
たサブコントローラおよび各電気機器が消費する電力消
費量の総和を監視し、電力消費量の総和が所定の設定上
限であるピーク値を超えないように制限すべくサブコン
トローラに対して電気機器をオン/オフ制御するように
指令制御するメインコントローラを有する消費電力量の
ピーク値制限装置であって、各サブコントローラに設け
られ、該サブコントローラに対応する電気機器のアドレ
スを要求するアドレス要求手段と、メインコントローラ
に設けられ、前記サブコントローラからのアドレス要求
に応じてアドレスを発行するアドレス発行手段と、各サ
ブコントローラに設けられ、前記アドレス発行手段から
発行されたアドレスに基づいてメインコントローラにア
クセスするアクセス手段と、各サブコントローラに設け
られ、他のサブコントローラが前記アクセス手段による
メインコントローラへのアクセスに使用するアドレスを
監視し、自己のアドレスと重複するか否かを検出する重
複検出手段と、各サブコントローラに設けられ、前記重
複検出手段がアドレスの重複を検出した場合、メインコ
ントローラに対して再度アドレスを要求するように前記
アドレス要求手段を制御する再要求制御手段とを有する
ことを要旨とする。
【0011】
【作用】本発明の消費電力量のピーク値制限装置では、
各電力系統に接続された各電気機器の電源オン/オフを
検知して、各電気機器を識別するとともに、各電力系統
に流れる電流を検知して、電力系統を検出し、この識別
した電気機器および電力系統に基づいて電気機器の電力
系統を特定する。
【0012】また、本発明の消費電力量のピーク値制限
装置では、サブコントローラに設けられたアドレス要求
手段によりサブコントローラに対応する電気機器のアド
レスを要求し、メインコントローラに設けられたアドレ
ス発行手段はサブコントローラからのアドレス要求に応
じてアドレスを発行するようになっている。
【0013】更に、本発明の消費電力量のピーク値制限
装置では、アドレスの重複を検出すると、アドレスを再
度要求するようになっている。
【0014】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0015】図1は、本発明の一実施例に係わる消費電
力量のピーク値制限装置の構成図である。同図におい
て、200V単相3線の電力線1は電流センサ3,5お
よびブレーカ7,9を介して100Vの2つの電力系統
A、電力系統Bおよび200Vの1つの電力系統Cに分
割配線され、電力系統Aにはエアコン11およびホット
カーペット13が接続され、電力系統Bにはエアコン1
2が接続されている。なお、単相3線の中性線21と他
の2本の電力線22,23との間に設けられたブレーカ
7,9の許容電力量の和が全体の許容電力量である。
【0016】前記電流センサ3,5は、単相3線の中性
線21以外の他の2本の電力線23,22にそれぞれ設
けられ、これにより電流センサ3は100Vの電力系統
Aと200Vの電力系統Cに流れる電流を検知し、電流
センサ5は100Vの電力系統Bと200Vの電力系統
Cを検知するようになっている。この結果、電流センサ
3のみが電流を検知した場合には、該電流は電力系統A
に流れる電流であり、電流センサ5のみが電流を検知し
た場合には、該電流は電力系統Bに流れる電流であり、
電流センサ3,5の両方が電流を検知した場合には、該
電流は200Vの電力系統Cに流れる電流であることが
わかる。
【0017】電流センサ3,5はメインコントローラ2
0に接続され、該メインコントローラ20はバスライン
40を介してサブコントローラ41,42,43に接続
されている。サブコントローラ41,42,43は、そ
れぞれ各電気機器、すなわちエアコン11,12および
ホットカーペット13に接続されている。
【0018】また、各電力系統に接続された各電気機
器、すなわちエアコン11,12およびホットカーペッ
ト13には、それぞれ電流センサ31,32,33が設
けられている。具体的には、各電流センサ31,32,
33は各電気機器に電力を供給する電力線に設けられ、
これにより各電気機器に流れる電流を検知し、この検知
した電流をサブコントローラ41,42,43にそれぞ
れ供給するようになっている。サブコントローラ41,
42,43は、対応する各電流センサ31,32,33
からの検知電流に基づいて各機器の状態、すなわち動作
中であるか、休止中であるか、休止中からの動作である
か、動作中からの休止であるか等を識別し、この識別し
た各機器の状態情報をバスライン40を介してメインコ
ントローラ20に供給するようになっている。
【0019】この結果、メインコントローラ20は、各
サブコントローラ41,42,43から供給される各機
器の状態情報に基づいてどの機器が動作中であるか、休
止中であるか、休止中から動作したものであるか、動作
中から休止したものであるか等を識別し得るようになっ
ている。
【0020】更に、メインコントローラ20は、電流セ
ンサ3,5が検知した電流値をサンプリングして一定時
間毎にモニタし、各電流センサ3,5が検知した電流状
態を記憶するフラグΔIA およびΔIB を各電流センサ
3,5に対応して有している。具体的には、電流センサ
3が検知した電流値が前回モニタした値より大きい場
合、フラグΔIA はセットされ、電流センサ3が検知し
た電流値が前回モニタした値より小さい場合には、フラ
グΔIA はリセットされる。また、電流センサ5の場合
も同様に、フラグΔIB をセット/リセットするように
なっている。
【0021】この結果、メインコントローラ20は、各
サンプリング毎に更新されたフラグΔIA およびΔIB
をチェックすることにより、どの電力系統に電流が流れ
たか、すなわちどの電力系統に接続された電気機器が動
作したかを識別することができる。具体的には、電流セ
ンサ3,5の検知電流値をサンプリングした結果、電流
センサ3,5に対応するフラグΔIA ,ΔIB がそれぞ
れ1,0、すなわちΔIA =1,ΔIB =0である場合
には、電力系統Aに電流が流れたことを、すなわち電力
系統Aに接続された電気機器が動作したことを識別し、
フラグΔIA ,ΔIB がそれぞれ0,1、すなわちΔI
A =0,ΔIB =1の場合には、電力系統Bに接続され
た電気機器が動作したことを識別し、更にΔIA =1,
ΔIB =1の場合には、電力系統Cに接続された電気機
器が動作したことを識別することができる。また、ΔI
A =0,ΔIB =0の場合には、電力系統の不明となる
が、本実施例では例えば制御の都合上電力系統Cの20
0Vの電気機器として処理するようにしている。
【0022】次に、図2および図3を参照して、作用を
説明する。なお、図2はサブコントローラ41,42,
43およびメインコントローラ20の動作を縦方向に示
す時間に従って示す図であり、図3は横軸に時間を示
し、縦軸に電流センサ3,5が検知した電流値をそれぞ
れA,Bで示している図である。
【0023】まず、図2に示すように、エアコン11が
時刻t01においてオンすると、該エアコン11に対応す
る電流センサ31からの検知信号がサブコントローラ4
1に供給され(図2においては、各サブコントローラは
サブコンと省略して記載されている)、これにより該サ
ブコントローラ41はエアコン11が動作したことを識
別し、このエアコン11の動作情報をメインコントロー
ラ20に通知する。
【0024】メインコントローラ20は、該エアコン1
1の動作情報を時刻t0Mで受信するとともに、図3に示
すように該時刻t0Mの次のサンプリング時刻t50におい
て電流センサ3,5からの検知電流をサンプリングし、
この結果フラグΔIA を1にセットし、フラグΔIB を
0にリセットする。メインコントローラ20は、このフ
ラグに基づいて電力系統Aに電流が流れたことを識別す
ることになるが、この識別結果を前記サブコントローラ
41から受信したエアコン11の動作情報と合わせて、
エアコン11は電力系統Aに接続されていることを判別
する。
【0025】そして、メインコントローラ20は、この
ように判別したエアコン11の電力系統Aの情報を図2
に示すように時刻t1Mでサブコントローラ41に送信す
る。サブコントローラ41は時刻t11においてエアコン
11が電力系統Aに接続されていることを識別すること
ができる。
【0026】また、エアコン12およびホットカーペッ
ト13が動作した場合も、同様に動作し、メインコント
ローラ20はエアコン12が電力系統Bに接続され、ホ
ットカーペット13が電力系統Aに接続されていること
を識別するとともに、これらの情報をそれぞれエアコン
12およびホットカーペット13が接続されているサブ
コントローラ42,43に送信する。
【0027】そして、図2および図3の時刻t6Mに示す
ように、電力系統Bに流れる電流が契約電力量に相当す
る値を超えることをメインコントローラ20が検出する
と、メインコントローラ20は該電力系統Bに接続され
ている電気機器のすべての電源をオフにするようにグル
ープ同報通信で一斉に各サブコントローラに指令する。
この場合、サブコントローラ41,43は電力系統Aに
接続されていることを認識しているので、この指令信号
を無視し、電力系統Bに接続されているサブコントロー
ラ42のみがエアコン12をオフする。
【0028】図4は、本発明の他の実施例に係わる消費
電力量のピーク値制限装置の構成図である。同図におい
ては、交流電源線51は電流センサ53を介して各電気
機器、すなわちエアコン71、温風器72、ホットカー
ペット73、エアコン74に接続され、これらの各電気
機器に交流電力を供給している。また、前記電流センサ
53は電源線51に流れる電流を検知し、この検知した
電流信号をメインコントローラ55に供給するようにな
っている。
【0029】メインコントローラ55は、バスライン5
7を介してサブコントローラ61,62,63,64に
接続されている。各サブコントローラ61,62,6
3,64は、それぞれ前記電気機器、すなわちエアコン
71、温風器72、ホットカーペット73、エアコン7
4に接続され、これらの電気機器をメインコントローラ
55からの指令信号に基づいてオン/オフ制御するとと
もに、これらの電気機器の動作状態を検知し、メインコ
ントローラ55に通知し得るようになっている。
【0030】上述したように、メインコントローラ55
からの指令信号を各サブコントローラに供給し、各サブ
コントローラを介して各電気機器をオン/オフ制御した
り、また各サブコントローラから対応する各電気機器の
動作状態をメインコントローラ55に通知するのに、ど
のサブコントローラへの指令であるのか、またはどのサ
ブコントローラからの情報であるのかを判別するために
各電気機器に対応して、すなわち各サブコントローラに
対応してアドレスを重複なく適確に割り当てることが必
要であるが、本実施例においてはこのアドレスを各サブ
コントローラに付与する処理を実行するために、各サブ
コントローラはメインコントローラ55に対してアドレ
スの発行を要求する機能を有するとともに、またメイン
コントローラ55はこのアドレス発行要求処理に応じて
各サブコントローラにアドレスを発行する機能を有して
いる。
【0031】以下、図5以降の図面を参照して、作用を
説明する。
【0032】まず、図5に示すフローチャートを参照し
て、メインコントローラ55の作用を説明する。メイン
コントローラ55は、電流センサ53によって電源線5
1に流れる電流値を測定し(ステップ110)、この測
定した電流値に基づいて消費電力量が所定の契約電流に
対応する値よりも超えているか否かをチェックする(ス
テップ120)。消費電力量が契約電流に対応する値を
超えている場合には、メインコントローラ55は、各電
気機器、すなわちエアコン71、温風器72、ホットカ
ーペット73、エアコン74の中で最も優先順位の低い
オン状態の電気機器をオフするように該電気機器に対応
するサブコントローラに指令信号を送信する(ステップ
130)。
【0033】また、メインコントローラ55は、各サブ
コントローラから受信データがあるか否かチェックする
(ステップ140)。受信データがある場合には、その
受信データの内容をチェックし(ステップ150)、サ
ブコントローラからのアドレス要求の場合には、ステッ
プ160に進んで、図6に示すようにメインコントロー
ラに記憶されているアドレス管理テーブルから空きアド
レスを探して、サブコントローラに送信するとともに、
該アドレス管理テーブルに該サブコントローラに対応す
る電気機器の状態をセットする。また、受信データの内
容がサブコントローラからの状態通知の場合には、ステ
ップ170に進んで、自己アドレスに対応する電気機器
の状態を更新する。
【0034】上述したように、メインコントローラは図
6に示すようにアドレス管理テーブルを使用し、各サブ
コントローラに対するアドレスを管理しているが、この
アドレス管理テーブルは図6に示すようにアドレス0〜
31を有し、このアドレスを各サブコントローラに発行
し得るようになっているが、サブコントローラに発行し
て使用済みの場合には、アドレスに対応する「使用済」
欄に「T」の記号を記入し、未使用の場合には、「F」
を記入するようになっている。また、各アドレスに対応
して電気機器の状態を記憶する「機器の状態」欄が設け
られており、各電気機器の動作状態がオン・オフで記憶
されるようになっている。
【0035】また、サブコントローラからアドレスの要
求があった場合には、図6に示すアドレス管理テーブル
から、未使用のアドレスを探し、このアドレスを該サブ
コントローラに発行するようになっている。
【0036】次に、図7を参照して、サブコントローラ
の作用を説明する。
【0037】各サブコントローラは、該サブコントロー
ラに接続されている対応する各電気機器の状態を監視
し、該機器がオン状態になったか否かを検出し(ステッ
プ210)、機器がオン状態になると、メインコントロ
ーラ55に対してアドレス要求を行う。メインコントロ
ーラはサブコントローラからのアドレス要求に応じて図
6に示すアドレス管理テーブルから空きアドレスを探し
出し、このアドレスをサブコントローラに送信する。サ
ブコントローラはメインコントローラから発行されるア
ドレスを受け付け(ステップ220)、該機器の状態を
オン状態に設定する(ステップ230)。
【0038】それから、サブコントローラは機器の状態
に変化があるか否かをチェックし(ステップ240)、
変化があると、機器の状態を変更するとともに(ステッ
プ250)、この状態変化の情報を自己に割り当てられ
たアドレスとともにメインコントローラ55に送信する
(ステップ260)。メインコントローラは、この状態
変化情報をサブコントローラのアドレス情報とともに受
信すると、該アドレスに対応する図6に示すテーブルの
機器の状態の欄に該機器の状態を記憶する。
【0039】図8は、上述したアドレス要求および発行
処理を全体的に示す説明図である。同図に示すように、
エアコン71がオンすると、該エアコン71に対応する
サブコントローラ61はメインコントローラ55に対し
てアドレス要求を行う。メインコントローラはこの要求
に対してアドレス発行を行い、サブコントローラ61に
対してアドレス0を発生する。
【0040】また、温風器72がオンすると、対応する
サブコントローラ62がメインコントローラに対してア
ドレス要求を行い、メインコントローラからアドレス1
がサブコントローラ62に発行される。ホットカーペッ
ト73およびエアコン74に対応するサブコントローラ
63,64も同様にアドレス要求を行い、メインコント
ローラからアドレス2,3が発行される。
【0041】図9は、本発明の別の実施例に係わる消費
電力量のピーク値制限装置の作用を示すフローチャート
である。この実施例は、図4〜図8に示した実施例にお
いて各サブコントローラに発行されたアドレスが重複し
た場合、該重複を各サブコントローラが検出し、アドレ
スの再要求をメインコントローラに行うようにした点が
追加されたものである。
【0042】図9を参照して、サブコントローラの作用
を説明する。なお、メインコントローラの作用は図5に
示したものと同じである。
【0043】図9において、サブコントローラは、メイ
ンコントローラに対してアドレス要求を送信する(ステ
ップ310)。それから、対応する電気機器の状態が変
化したか否かをチェックし(ステップ320)、変化し
た場合には、機器の状態を更新する(ステップ33
0)。次に、受信データがあるか否かをチェックする
(ステップ340)。受信データがある場合には、アド
レスをチェックする(ステップ350)。
【0044】宛先アドレスが自分のアドレスの場合に
は、内容をチェックし(ステップ360)、アドレス発
行の場合には、メインコントローラ55からのアドレス
を待ち(ステップ370)、メインコントローラが発行
するアドレスを自己アドレスとして登録する(ステップ
380)。また、内容がオン/オフ要求の場合には、対
応する電気機器のオン/オフを行う(ステップ39
0)。
【0045】更に、前記ステップ350におけるアドレ
スのチェックにおいて、自己アドレスが自分のアドレス
である場合には、他のサブコントローラに発行されたア
ドレスと重複していることになるので、メインコントロ
ーラ55に対してアドレス要求を送信し(ステップ40
0)、アドレス待ちの状態にして、自分のアドレスを廃
棄する(ステップ410)。
【0046】図10は、上述したアドレス要求、重複お
よびアドレス再発行処理を全体的に示す説明図である。
同図に示すように、エアコン71に対応するサブコント
ローラ61がメインコントローラ55に対してアドレス
要求を行うと、メインコントローラからサブコントロー
ラ61に対してアドレス0の発行が行われる。また、温
風器72、ホットカーペット73、エアコン74にそれ
ぞれ対応するサブコントローラ62,63,64がメイ
ンコントローラ55に対してアドレス要求をほぼ同時に
行うと、メインコントローラは図6に示すアドレス管理
テーブルから空きアドレスを探し出し、例えばアドレス
1を各サブコントローラ62,63,64に対して発行
する。
【0047】この結果、各サブコントローラ62,6
3,64はメインコントローラから発行された同じアド
レス1を受信することになるが、ここで例えば図10に
示すようにサブコントローラ62に対応する温風器72
がオンすると、該サブコントローラ62はメインコント
ローラ55およびサブコントローラ63,64に対して
アドレス1オフ通知を行うので、この通知によりサブコ
ントローラ63,64はサブコントローラ62と重複し
ているアドレスを受信していることを認識する。そこ
で、サブコントローラ63,64は、メインコントロー
ラ55に対してアドレス再要求を行う。この結果、メイ
ンコントローラ55はアドレス2を発行するので、この
アドレス2はサブコントローラ63,64で重複して受
信されることになるが、この重複は上述したと同様に検
出されるので、サブコントローラ63はメインコントロ
ーラ55に対してアドレス再要求を行い、メインコント
ローラからアドレス3が発行されることになる。
【0048】上述したように、複数のサブコントローラ
がメインコントローラにアドレス要求があると、メイン
コントローラはこれらのサブコントローラに対して同じ
アドレスを発行してしまうが、各サブコントローラは他
のサブコントローラが該アドレスを使用してメインコン
トローラと通信を行う場合のアドレスを監視することに
より、アドレスの重複を検出するようになっている。そ
して、アドレスの重複を検出したサブコントローラは、
メインコントローラに対してアドレスの再要求を行い、
これにより新たなアドレスをメインコントローラから受
け取るようになっているのである。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各電力系統に接続された各電気機器の電源オン/オフを
検知して、各電気機器を識別するとともに、各電力系統
に流れる電流を検知して、電力系統を検出し、この識別
した電気機器および電力系統に基づいて電気機器の電力
系統を特定するので、従来のように煩雑で手間がかか
り、誤りの発生しやすいスイッチを使用した各電気機器
と電力系統との対応付けを行うこともなく、適確にかつ
効率的に対応関係を認識することができるとともに、特
定の電力系統に接続されている電気機器のみを選択的に
適確に制御することができる。また、各電気機器に対す
るアドレスを適確かつ重複しないように発行することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる消費電力量のピーク
値制限装置の構成図である。
【図2】図1に示す消費電力量のピーク値制限装置の作
用を示す説明図である。
【図3】図1に示す消費電力量のピーク値制限装置の作
用を示す電流波形図である。
【図4】本発明の他の実施例に係わる消費電力量のピー
ク値制限装置の構成図である。
【図5】図4の消費電力量のピーク値制限装置のメイン
コントローラの作用を示すフローチャートである。
【図6】図4の消費電力量のピーク値制限装置のメイン
コントローラが有するアドレス管理テーブルの構成を示
す図である。
【図7】図4の消費電力量のピーク値制限装置のサブコ
ントローラの作用を示すフローチャートである。
【図8】図4の消費電力量のピーク値制限装置の全体的
作用を示す説明図である。
【図9】本発明の別の実施例の作用を示すフローチャー
トである。
【図10】図9に示す実施例の全体的作用を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 電力線 3,5 電流センサ 7,9 ブレーカ 11,12 エアコン 13 ホットカーペット 20 メインコントローラ 31,32,33 電流センサ 41,42,43 サブコントローラ A,B 100V電力系統 C 200V電力系統

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単相3線の電力線を介して供給される複
    数の電力系統における電力消費量の総和が所定の設定上
    限であるピーク値を超えないように制限する消費電力量
    のピーク値制限装置であって、各電力系統に接続された
    各電気機器の電源オン/オフを検知し、該オン/オフに
    基づいて各電気機器を識別する機器識別手段と、各電力
    系統に流れる電流を検知し、該検知電流に基づいて電力
    系統を検出する電力系統検出手段と、前記機器識別手段
    が識別した電気機器および前記電力系統検出手段が検出
    した電力系統に基づいて前記電気機器の電力系統を特定
    する電力系統特定手段とを有することを特徴とする消費
    電力量のピーク値制限装置。
  2. 【請求項2】 各電気機器のオン/オフ制御および動作
    状態の検出を行い得るように各電気機器毎に対応して設
    けられたサブコントローラおよび各電気機器が消費する
    電力消費量の総和を監視し、電力消費量の総和が所定の
    設定上限であるピーク値を超えないように制限すべくサ
    ブコントローラに対して電気機器をオン/オフ制御する
    ように指令制御するメインコントローラを有する消費電
    力量のピーク値制限装置であって、各サブコントローラ
    に設けられ、該サブコントローラに対応する電気機器の
    アドレスを要求するアドレス要求手段と、メインコント
    ローラに設けられ、前記サブコントローラからのアドレ
    ス要求に応じてアドレスを発行するアドレス発行手段と
    を有することを特徴とする消費電力量のピーク値制限装
    置。
  3. 【請求項3】 各サブコントローラに設けられ、前記ア
    ドレス発行手段から発行されたアドレスに基づいてメイ
    ンコントローラにアクセスするアクセス手段と、各サブ
    コントローラに設けられ、他のサブコントローラが前記
    アクセス手段によるメインコントローラへのアクセスに
    使用するアドレスを監視し、自己のアドレスと重複する
    か否かを検出する重複検出手段と、各サブコントローラ
    に設けられ、前記重複検出手段がアドレスの重複を検出
    した場合、メインコントローラに対して再度アドレスを
    要求するように前記アドレス要求手段を制御する再要求
    制御手段とを有することを特徴とする請求項2記載の消
    費電力量のピーク値制限装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002109018A (ja) * 2000-09-28 2002-04-12 Mitsubishi Electric Corp サーバーシステム及び管理対象機器システム
JP2016070816A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 三菱電機株式会社 電力計測装置及び電圧系統判別方法

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