JP2000213788A - 空気調和機の制御装置およびその制御方法 - Google Patents

空気調和機の制御装置およびその制御方法

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JP2000213788A
JP2000213788A JP11013246A JP1324699A JP2000213788A JP 2000213788 A JP2000213788 A JP 2000213788A JP 11013246 A JP11013246 A JP 11013246A JP 1324699 A JP1324699 A JP 1324699A JP 2000213788 A JP2000213788 A JP 2000213788A
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English (en)
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Tsutomu Nakamura
中村  勉
Tsutomu Takahara
務 高原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般家庭で、空気調和機本体以外の電化製品
がフルに使用されている際、あるいは負荷の厳しい空調
条件下において、圧縮機を起動させた場合、あるいは周
波数変換装置を搭載した空気調和機を運転開始した場
合、あるいは圧縮機が設定された最大周波数付近で運転
した場合などに、過電流保護装置に流れる電流値がその
許容量を超えてOFF動作し、空気調和機使用時のフィ
ーリングを悪化させたり、また空気調和機以外の電化製
品が停止することを防止する。 【解決手段】 住宅の配線に流れる電流を検出するCT
回路11と、空気調和機17,17’の運転周波数を低
下させたり、空気調和機の圧縮機を停止させたり、空気
調和機17,17’の運転状態を待機状態へ設定する抑
制電流設定手段6と、元の運転状態を設定する復帰電流
設定手段20とを備え、空気調和機以外の電化製品に対
する電源投入による過電流保護装置7のOFF動作をな
くす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の空気調和機
の集中制御をすることが可能な空気調和機の制御装置お
よびその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、マイコン(マイクロコンピュー
タ)を使って制御を行う機器類の増加とともに、1台の
集中制御装置により複数の被制御装置を制御することが
できるようになり、空気調和機においても集中制御装置
を利用しようという傾向にある。
【0003】また、家庭内の電力供給側では、空気調和
機および空気調和機以外の負荷増設に伴う負荷ピークに
対応すべく供給設備の増強が必要となる。一方、電化製
品においてはマイコンのみ動作させ、例えば、使用しな
いパワー回路への電力供給レベルを低下させたり遮断し
たりして、待機時の省エネルギー化を図る工夫が順次、
いろいろな製品で取り組まれていく傾向にある。
【0004】しかし、現実では電力供給設備における負
荷稼働率および負荷使用特性の差による事情により、過
電流保護装置が作動するなどの需要家の便益を阻害する
状態が発生している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般家庭において、空
気調和機本体以外の電化製品がフルに使用されている
際、あるいは負荷の厳しい空調条件下において、圧縮機
を起動させた場合,周波数変換装置を搭載した空気調和
機を運転開始した場合,圧縮機が設定された最大周波数
付近で運転した場合には、過電流保護装置に流れる電流
値がその許容量を超えてOFF動作し、空気調和機使用
時のフィーリングを悪化させたり、また空気調和機以外
の電化製品が停止するなど、使用上の不便を起こしてい
た。
【0006】本発明は、前記従来複数台の空気調和機お
よび空気調和機以外の電化製品が使用されていても、そ
れらの使用状態を低下させたり、停止させるような不具
合の発生を防止することができる空気調和機の制御装置
およびその制御方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の空気調和機の制御装置は、住宅の配線に流
れる負荷電流の総合値を検出する電流検出手段と、空気
調和機の運転周波数を低下させる電流値を設定する第1
の抑制電流設定手段と、圧縮機を停止させる電流値を設
定する第2の抑制電流設定手段と、空気調和機の運転を
停止させる電流値を設定する第3の抑制電流設定手段
と、複数台の空気調和機の運転を停止させる電流値を設
定する第4の抑制電流設定手段と、複数台の空気調和機
の運転を待機状態にさせる電流値を設定する第5の抑制
電流設定手段と、前記各抑制電流設定手段にて抑制運転
した空気調和機の運転を、待機状態から停止状態へ復帰
させる電流値を設定する第4の復帰電流設定手段と、複
数台の空気調和機の停止状態から空気調和機を再開させ
る電流値を設定する第3の復帰電流設定手段と、圧縮機
停止状態から空気調和機の運転を復帰させる電流値を設
定する第2の復帰電流設定手段と、運転周波数を低下さ
せた運転から通常運転周波数へ復帰させる電流値を設定
する第1の復帰電流設定手段と、各空気調和機がいずれ
の電源ラインに接続されるかを設定する配線系統設定手
段と、前記配線系統設定手段にて決定された同一電源ラ
インに接続される複数の空気調和機間の作動優先度を設
定する作動優先度設定手段と、空気調和機へ供給する商
用電源の電圧の種類を、それぞれの空気調和機について
設定する電圧区分設定手段と、前記電流検出手段の出力
と前記第1の抑制電流設定手段の出力を比較する第1の
比較手段と、前記電流検出手段の出力と前記第2の抑制
電流設定手段の出力を比較する第2の比較手段と、前記
電流検出手段の出力と前記第3の抑制電流設定手段の出
力を比較する第3の比較手段と、前記電流検出手段の出
力と前記第4の抑制電流設定手段の出力を比較する第4
の比較手段と、前記電流検出手段の出力と前記第5の抑
制電流設定手段の出力を比較する第5の比較手段と、前
記電流検出手段の出力と前記第1の復帰電流設定手段の
出力を比較する第6の比較手段と、前記電流検出手段の
出力と前記第2の復帰電流設定手段の出力を比較する第
7の比較手段と、前記電流検出手段の出力と前記第3の
復帰電流設定手段の出力を比較する第8の比較手段と、
前記各比較手段の出力に基づいて前記作動優先度設定手
段で設定した作動優先度に従って複数の空気調和機を制
御する集中制御機能を備えたことを特徴とする。
【0008】また、本発明の空気調和機の制御方法は、
過電流が流れたときに通電を停止する過電流保護装置を
介して少なくとも1台の空気調和機とその他の機器に給
電して、空気調和機を運転するに際し、空気調和機とそ
の他の機器が接続されている給電線の電流を測定し、こ
の電流値が第1の抑制電流設定値を超えたことを検出し
たときに、空気調和機相互間の作動優先順位の低いもの
から順に空気調和機の運転周波数を低下させ、電流値が
第2の抑制電流設定値を超えたことを検出したときに、
前記作動優先度の低いものから順に空気調和機における
少なくとも圧縮機の運転を停止し、電流値が第3の抑制
電流設定値を超えたことを検出したときに、前記作動優
先度の低いものから順に少なくとも1台の空気調和機の
運転を停止し、さらに、電流値が第4の抑制電流設定値
を超えたことを検出したときに、前記過電流保護装置を
介して接続される複数台の空気調和機の全機を停止し、
電流値が第5の抑制電流設定値を超えたことを検出した
ときに前記過電流保護装置を介して接続される複数台の
空気調和機の運転を待機状態に設定し、電流値が第1の
復帰電流設定値を下回ったことを検出したときに、空気
調和機相互間の作動優先順位の高いものから順に運転周
波数を低下させた運転から通常運転へ復帰させ、電流値
が第2の復帰電流設定値を下回ったことを検出したとき
に、前記作動優先順位の高いものから順に少なくとも圧
縮機を停止させた空気調和機の運転を通常運転へ復帰さ
せ、電流値が第3の復帰電流設定値を下回ったことを検
出したときに、前記作動優先順位の高いものから順に運
転停止した空気調和機の運転を通常運転へ復帰させ、電
流値が第4の復帰電流設定値を下回ったことを検出した
ときに、前記作動優先順位の高いものから順に待機状態
にある空気調和機を停止モードへ復帰させることを特徴
とする。
【0009】前記各発明によれば、複数の空気調和機お
よび空気調和機以外の電化製品の電流値の大小にかかわ
らず、電力の使用状態を監視し、前記空気調和機に対し
負荷制御指令を発し、使用電力超過具合に応じ、空気調
和機を制御することが可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0011】図1は本発明の実施形態を説明するための
集中制御装置の構成を示すブロック図であり、1は中央
処理装置、2は信号送受信部、3,4は伝送経路、5は
メモリ部、6は抑制電流設定手段、7は過電流保護装
置、8,8’,8’’は商用電源線、9は商用電源入力
端子、10は比較手段、11はCT回路、11−1,1
1−2はCTトランス、11−3,11−4は整流器、
11−5,11−6は放電用抵抗、11−7,11−8
は平滑用コンデンサ、12は配線系統設定手段、13は
電圧区分設定手段、14は機種区分設定手段、15は作
動優先度設定手段、16は空気調和機操作用端末器、1
7,17’は空気調和機、18は空気調和機操作用のリ
モコン、19は集中制御装置、20は復帰電流設定手
段、21は運転モード表示部、22は室温設定手段、2
3は空気調和機操作用端末器の表示部、24は電流設定
手段である。
【0012】前記各部材について具体的に説明すると、
16は複数(本例では4つ)の空気調和機操作用端末
器、19は複数の空気調和機操作用端末器16を制御す
る集中制御装置、17は100V入力の空気調和機、1
7’は200V入力の空気調和機を示す。
【0013】1は中央処理装置(以下、CPUと称
す)、2は複数の空気調和機操作用端末器16と集中制
御装置19を結合する信号送受信部である。3,4は複
数の空気調和機端末器と集中制御装置19を接続する伝
送経路である。5はプログラム用メモリとデータ用メモ
リから構成されるメモリ部である。8,8’,8’’は
空気調和機17,17’へ供給される商用電源線を示
し、単相3線式の各幹線を示す。100V入力の空気調
和機17は商用電源線の8−8’間および8’−8’’
間にそれぞれ接続される。
【0014】11は各住宅につながる機器の負荷電流の
総合値を検出する電流検出手段であるCT回路を示し、
電流検出部のCTトランス11−1および11−2、C
Tトランス11−1および11−2の出力を整流する整
流器11−3,11−4、放電用抵抗11−5,11−
6、整流器11−3,11−4に接続される平滑コンデ
ンサ11−7,11−8から構成されている。12は商
用電源線8,8’,8’’に接続される空気調和機17
が商用電源線の8−8’間あるいは8’−8’’間いず
れの系統に接続されているのかを選択する配線系統設定
手段であり、少なくとも接続される空気調和機の台数と
同じ数のスイッチが配置される。
【0015】本例の場合、配線系統設定手段12による
設定は、商用電源線の8−8’間および8’−8’’間
の系統に空気調和機17が接続される際に行われ、配線
系統設定手段12による、例えばスイッチの状態などは
CPU1を介して読み取られる。
【0016】6は住宅の配線に流す電流を規定する抑制
電流設定手段であり、20は抑制運転状態の空気調和機
を元の運転状態へ復帰させる復帰電流設定手段である。
抑制電流値および復帰電流値の設定は、直流電圧を、例
えば抵抗6−1〜6−6および抵抗20−1〜20−5
の抵抗分割により、抑制電流値および復帰電流値に相当
する電圧値を作り出す。本例においては、第1の抑制電
流値を決定する電圧を抵抗6−6,6−5の交点より取
り出し(第1の抑制電流設定部)、第2の抑制電流値を
決定する電圧を抵抗6−5,6−4の交点より取り出し
(第2の抑制電流設定部)、第3の抑制電流値を決定す
る電圧を抵抗6−4,6−3の交点より取り出し(第3
の抑制電流設定部)、第4の抑制電流値を決定する電圧
を抵抗6−3,6−2の交点より取り出し(第4の抑制
電流設定部)、第5の抑制電流値を決定する電圧を抵抗
6−2,6−1の交点より取り出す(第5の抑制電流設
定部)。
【0017】また、第1の復帰電流値を決定する電圧を
抵抗20−5,20−4の交点より取り出し(第1の復
帰電流設定部)、第2の復帰電流値を決定する電圧を抵
抗20−4,20−3の交点より取り出し(第2の復帰
電流設定部)、第3の復帰電流値を決定する電圧を抵抗
20−3,20−2の交点より取り出し(第3の復帰電
流設定部)、第4の復帰電流値を決定する電圧を抵抗2
0−2,20−1の交点より取り出す(第4の復帰電流
設定部)。
【0018】前記各抑制電流値,復帰電流値を決定する
各レベルの電圧は、2系統電源ラインL1,L2ごとに
設定される。この2系統電源ラインL1,L2には各レ
ベルごとに比較手段10における一方の入力端子(例え
ば−側入力端子)が接続され、また比較手段10の他方
の入力端子、すなわち+側入力端子へは電流検出手段1
1の各系統の出力が接続される。
【0019】21は比較手段10の各出力により各空気
調和機17,17’を停止させたり、あるいは少なくと
も圧縮機を停止させたり、あるいは運転周波数の減速な
ど、空気調和機17,17’の各抑制運転状態の表示を
行う運転モード表示部を示し、例えば運転周波数の減
速、あるいは少なくとも圧縮機を停止させたときは、空
気調和機17,17’に対応する表示部21を例えば1
秒同期で点滅させたり、通常運転のときには点灯させ、
また停止時のときには消灯させ、また空気調和機17,
17’の待機時には表示部21を例えば2秒同期で点滅
させるようにする。
【0020】13は空気調和機17,17’の入力電圧
の違いによる電圧区分設定手段を示し、空気調和機1
7,17’に対応してそれぞれ設けられ、例えば100
V/200Vの設定を行う。本例では200V入力の空
気調和機は、図1の17’に示すように商用電源線8−
8’’間に接続され、空気調和機17’にて消費される
電流は、電源ラインL1,L2の両系統に流れる。した
がって、100V入力の空気調和機17の如く、電源ラ
インL1およびL2のいずれに接続されるかを設定する
配線系統設定手段は特に必要としない。200V入力の
空気調和機17’は、電源ラインL1およびL2に流れ
る電流を検出するCTトランス11−1,11−2の双
方の出力から後述する抑制運転が行われる。
【0021】22は各空気調和機17の運転室温を設定
する室温設定手段であり、空気調和機17と1対1に対
応する複数個のキースイッチ(図示せず)が配置され
る。15は配線系統設定手段12にて設定した同一配線
系統に接続される空気調和機17間において作動優先度
の設定を行う作動優先度設定手段である。図1にて作動
優先度設定手段15の設定スイッチA,B,C,Dはそ
れぞれ空気調和機17と対応して設けられる。例えば、
前記A〜Dの各設定スイッチは数ビットのコードスイッ
チからなり、この設定スイッチにて各空気調和機17の
優先度が決定される。
【0022】また比較手段10の各出力はCPU1を介
して読み取られ、CT回路11にて検出される住宅の配
線に流れる電流値が前記第5の抑制電流設定部における
出力より大きい場合、各空気調和機17を住宅の配線に
接続される系統ごとに待機状態にする待機信号を、信号
送受信部2を介して各空気調和機操作用端末器16へ伝
送し、またCT回路11にて検出される住宅の配線に流
れる電流値が前記第4の復帰電流設定部における出力よ
り小さい場合、前記待機信号を出力した空気調和機に対
し信号送受信部2を介して各空気調和機操作用端末器1
6へ元の停止状態へ復帰させる信号を出力する。またC
T回路11にて検出される住宅の配線に流れる電流値
が、前記第4の抑制電流設定部における出力より大きい
場合、各空気調和機17を前記住宅の配線に接続される
系統ごとに、一斉停止の信号を信号送受信部2を介して
各空気調和機操作用端末器16へ伝送し、またCT回路
11にて検出される住宅の配線に流れる電流値が、前記
第3の復帰電流設定部における出力より小さい場合、前
記一斉停止の信号を出力した空気調和機に対し、信号送
受信部2を介して各空気調和機操作用端末器16へ元の
運転状態へ復帰させる信号を作動優先度の高い空気調和
機より順に出力する。なお、信号送受信部2と空気調和
機操作用端末器16とは伝送経路3,4を介して接続さ
れ、集中制御装置19側の信号送受信部2と空気調和機
操作用端末器16間において信号授受が行われる。
【0023】同様にして第1〜第3の抑制電流設定部お
よび第1〜第2の復帰電流設定部についても前記作動制
御が行われる。
【0024】すなわち、CT回路11にて検出される住
宅の配線に流れる電流値が、前記第3の抑制電流設定部
における出力より大きい場合、空気調和機17の中で作
動優先度の低い空気調和機より順に、各電源ラインL
1,L2の系統ごとにCT回路11にて検出される電流
値が前記第3の抑制電流設定部における電流値以下にな
るまで空気調和機を停止させる。また、CT回路11に
て検出される住宅の配線に流れる電流値が、前記第2の
抑制電流設定部の出力より大きい場合、空気調和機17
の中で、作動優先度の低い空気調和機より順に、各電源
ラインL1,L2の系統ごとに、CT回路11にて検出
される電流値が前記第2の抑制電流設定部における電流
値以下になるまで空気調和機の少なくとも圧縮機を停止
させる。
【0025】またCT回路11にて検出される住宅の配
線に流れる電流値が、前記第1の抑制電流設定部におけ
る出力より大きい場合、空気調和機17の中で、作動優
先度の低い空気調和機より順に、各電源ラインL1,L
2の系統ごとに、CT回路11にて検出される電流値が
前記第1の抑制電流設定部における電流値以下になるま
で、周波数変換装置搭載の空気調和機については運転周
波数を減速させ、また汎用の空気調和機については少な
くとも圧縮機を停止させる。
【0026】さらに、CT回路11にて検出される住宅
の配線に流れる電流値が、前記第2の復帰電流設定部に
おける出力より小さい場合、各空気調和機17の中で、
作動優先度の高い空気調和機より順に、各電源ラインL
1,L2の系統ごとに、CT回路11にて検出される電
流値が前記第2の復帰電流設定部における電流値にほぼ
等しい値になるまで、一旦停止した圧縮機の運転を再開
させる。
【0027】さらに、CT回路11にて検出される住宅
の配線に流れる電流値が、前記第1の復帰電流設定部の
出力より小さい場合、各空気調和機17の中で、作動優
先度の高い空気調和機より順に、各電源ラインL1,L
2の系統ごとに、CT回路11にて検出される電流値が
前記第1の復帰電流設定値にほぼ等しい値になるまで、
また周波数変換装置搭載の空気調和機については運転周
波数を元の通常運転周波数になるまで、また汎用の空気
調和機については圧縮機の運転を再開させる。
【0028】次に、200V入力の空気調和機17’の
抑制および復帰運転について説明する。200V入力の
空気調和機17’は、前記したごとく特に配線系統設定
手段12にて設定する必要はない。したがって、空気調
和機17’は、CT回路11にて検出され、さらに比較
手段10の各出力により各空気調和機間で設定される作
動優先度設定手段15にて決定される作動優先順に従
い、前記した抑制および復帰運転が行われる。
【0029】作動優先度設定手段15は、電源ラインL
1,L2の各系統にそれぞれ設けられているため、電源
ラインL1,L2の2系統で前記作動優先度が設定され
ることとなるが、これらの電源ラインL1,L2のいず
れかの系統における設定値に従うこととなる。
【0030】14は運転周波数変換装置搭載の空気調和
機と、運転周波数変換装置を搭載していない空気調和機
とを区分する機種区分設定手段である。空気調和機の抑
制運転および復帰運転は前記したような制御が行われ
る。
【0031】23は、前記住宅の配線に流れる電流値に
より抑制運転される各空気調和機の各運転状態を、各空
気調和機操作用端末器16に表示する表示部を示し、例
えば、運転周波数の減速および少なくとも圧縮機の停止
があったときは、その空気調和機に対応する表示部23
を1秒同期で点滅し、通常運転時は点灯、停止時は消
灯、また空気調和機の待機時には表示部23を例えば2
秒同期で点滅させるようにする。また24は過電流保護
装置7の定格電流あるいは許容電流の設定手段であり、
例えば設定値をX(A)としたとき、前記第1〜第5の
抑制電流設定部にてX(A)の比率が設定される。
【0032】図2は本実施形態における空気調和機の室
内機の動作に係るフローチャートであり、電源が投入さ
れて集中制御装置19から信号を受けると(S1)、そ
の信号と自己アドレスを参照して適合すれば(S2のY
ES)、その信号が通常信号か否かを判断し(S3)、
通常信号であれば所定の通常作動制御を行う(S4)。
通常信号でなければ、待機信号か復帰信号の判定を行い
(S5)、待機信号受信時には、例えば制御部のマイコ
ン以外の例えばドライブ回路の電源回路への電力供給レ
ベルを低下させたり、また必要に応じて遮断して待機時
の省電力化を図る(S6)。また停止復帰信号受信時は
待機信号受信後に行った省電力化の処理を元の状態へ戻
す(S7)。
【0033】前記のように本実施形態では、過電流保護
装置7に過電流が流れた際、過電流保護装置7をOFF
動作させないように、単に空気調和機を停止させるので
はなく、過電流のレベルに応じた抑制運転を行うため、
空気調和機の不要な停止運転の回数が少なくなる。
【0034】また、例えば未使用状態の空気調和機のコ
ンセントが商用電源に接続されて、不要な電力が消費さ
れるが、このようなときには空気調和機の運転を待機状
態へ設定して省電力を図り、作動させたい他の空気調和
機あるいは空気調和機以外の電化製品に対して余剰電力
として回すことができる。このことを図3の説明図にて
図解して説明すると、曲線カーブは例えば空気調和機
5台が運転停止し、3台が通常運転であるときの負荷電
流波形、は過電流保護装置の許容最大電流のレベルで
あって、これ以上の電気使用不可の状態とする。する
と、本実施形態のごとく前記運転停止の5台を待機状態
に設定すると、負荷電流は曲線カーブの一部破線に示
すごとく下降し、余剰電力Pが発生することになる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数台の空気調和機および空気調和機以外の電化製品が
使用されている際など、過電流保護装置に流れる電流値
がその許容量を超えてOFF動作をし、空気調和機使用
時のフィーリングを悪化させたり、あるいは空気調和機
以外の電化製品が停止するなどの使用上の不具合の発生
を防ぐことができる。
【0036】また、過電流保護装置に過電流が流れた
際、過電流保護装置をOFF動作させず、単に空気調和
機を停止させるのではなく、過電流のレベルに応じた抑
制運転を行うため、空気調和機の不要な停止運転の回数
を少なくすることができる。
【0037】また、例えば未使用の空気調和機のコンセ
ントが商用電源に接続されて、不要な電力を消費するこ
とを防いで、空気調和機の運転を待機状態へ設定して省
電力を図ることにより、作動させたい他の空気調和機あ
るいは空気調和機以外の電化製品に対して余剰電力とし
て回すことが可能になるなど、実際的な効果が大であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための集中制御装
置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施形態における空気調和機の室内機
の動作に係るフローチャート
【図3】本発明の実施形態において余剰電力が生じるこ
との説明図
【符号の説明】
1 CPU 2 信号送受信部 3,4 伝送経路 5 メモリ部 6 抑制電流設定手段 7 過電流保護装置 8,8’,8’’ 商用電源線 9 商用電源入力端子 10 比較手段 11 CT回路 11−1,11−2 CTトランス 11−3,11−4 整流器 11−5,11−6 放電抵抗 11−7,11−8 平滑用コンデンサ 12 配線系統設定手段 13 電圧区分設定手段 14 機種区分設定手段 15 作動優先度設定手段 16 空気調和機操作用端末器 17,17’ 空気調和機 18 空気調和機操作用リモコン 19 集中制御装置 20 復帰電流設定手段 21 運転モード表示部 22 室温設定手段 23 空気調和機操作用端末器の表示部 24 電流設定手段 L1,L2 電源ライン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住宅の配線に流れる負荷電流の総合値を
    検出する電流検出手段と、空気調和機の運転周波数を低
    下させる電流値を設定する第1の抑制電流設定手段と、
    圧縮機を停止させる電流値を設定する第2の抑制電流設
    定手段と、空気調和機の運転を停止させる電流値を設定
    する第3の抑制電流設定手段と、複数台の空気調和機の
    運転を停止させる電流値を設定する第4の抑制電流設定
    手段と、複数台の空気調和機の運転を待機状態にさせる
    電流値を設定する第5の抑制電流設定手段と、前記各抑
    制電流設定手段にて抑制運転した空気調和機の運転を、
    待機状態から停止状態へ復帰させる電流値を設定する第
    4の復帰電流設定手段と、複数台の空気調和機の停止状
    態から空気調和機を再開させる電流値を設定する第3の
    復帰電流設定手段と、圧縮機停止状態から空気調和機の
    運転を復帰させる電流値を設定する第2の復帰電流設定
    手段と、運転周波数を低下させた運転から通常運転周波
    数へ復帰させる電流値を設定する第1の復帰電流設定手
    段と、各空気調和機がいずれの電源ラインに接続される
    かを設定する配線系統設定手段と、前記配線系統設定手
    段にて決定された同一電源ラインに接続される複数の空
    気調和機間の作動優先度を設定する作動優先度設定手段
    と、空気調和機へ供給する商用電源の電圧の種類を、そ
    れぞれの空気調和機について設定する電圧区分設定手段
    と、前記電流検出手段の出力と前記第1の抑制電流設定
    手段の出力を比較する第1の比較手段と、前記電流検出
    手段の出力と前記第2の抑制電流設定手段の出力を比較
    する第2の比較手段と、前記電流検出手段の出力と前記
    第3の抑制電流設定手段の出力を比較する第3の比較手
    段と、前記電流検出手段の出力と前記第4の抑制電流設
    定手段の出力を比較する第4の比較手段と、前記電流検
    出手段の出力と前記第5の抑制電流設定手段の出力を比
    較する第5の比較手段と、前記電流検出手段の出力と前
    記第1の復帰電流設定手段の出力を比較する第6の比較
    手段と、前記電流検出手段の出力と前記第2の復帰電流
    設定手段の出力を比較する第7の比較手段と、前記電流
    検出手段の出力と前記第3の復帰電流設定手段の出力を
    比較する第8の比較手段と、前記各比較手段の出力に基
    づいて前記作動優先度設定手段で設定した作動優先度に
    従って複数の空気調和機を制御する集中制御機能を備え
    たことを特徴とする空気調和機の制御装置。
  2. 【請求項2】 各空気調和機の入力電圧の違いをそれぞ
    れ設定する電圧区分設定手段を備えたことを特徴とする
    請求項1記載の空気調和機の制御装置。
  3. 【請求項3】 各空気調和機の運転状態をそれぞれ表示
    する表示部を備えたことを特徴とする請求項1または2
    記載の空気調和機の制御装置。
  4. 【請求項4】 住宅配線に接続される過電流保護装置の
    定格電流、あるいは許容電流を設定する手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の空気調和機の制
    御装置。
  5. 【請求項5】 過電流が流れたときに通電を停止する過
    電流保護装置を介して少なくとも1台の空気調和機とそ
    の他の機器に給電して、空気調和機を運転するに際し、
    空気調和機とその他の機器が接続されている給電線の電
    流を測定し、この電流値が第1の抑制電流設定値を超え
    たことを検出したときに、空気調和機相互間の作動優先
    順位の低いものから順に空気調和機の運転周波数を低下
    させ、電流値が第2の抑制電流設定値を超えたことを検
    出したときに、前記作動優先度の低いものから順に空気
    調和機における少なくとも圧縮機の運転を停止し、電流
    値が第3の抑制電流設定値を超えたことを検出したとき
    に、前記作動優先度の低いものから順に少なくとも1台
    の空気調和機の運転を停止し、さらに、電流値が第4の
    抑制電流設定値を超えたことを検出したときに、前記過
    電流保護装置を介して接続される複数台の空気調和機の
    全機を停止し、電流値が第5の抑制電流設定値を超えた
    ことを検出したときに前記過電流保護装置を介して接続
    される複数台の空気調和機の運転を待機状態に設定し、
    電流値が第1の復帰電流設定値を下回ったことを検出し
    たときに、空気調和機相互間の作動優先順位の高いもの
    から順に運転周波数を低下させた運転から通常運転へ復
    帰させ、電流値が第2の復帰電流設定値を下回ったこと
    を検出したときに、前記作動優先順位の高いものから順
    に少なくとも圧縮機を停止させた空気調和機の運転を通
    常運転へ復帰させ、電流値が第3の復帰電流設定値を下
    回ったことを検出したときに、前記作動優先順位の高い
    ものから順に運転停止した空気調和機の運転を通常運転
    へ復帰させ、電流値が第4の復帰電流設定値を下回った
    ことを検出したときに、前記作動優先順位の高いものか
    ら順に待機状態にある空気調和機を停止モードへ復帰さ
    せることを特徴とする空気調和機の制御方法。
  6. 【請求項6】 空気調和機とその他の機器が接続されて
    いる給電線の電流を電源の各系統ごとに測定し、この各
    電流値を各設定電流値と比較して、各系統ごとにその系
    統内における空気調和機の作動優先順位に従って各空気
    調和機を制御することを特徴とする請求項5記載の空気
    調和機の制御方法。
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CN117450634A (zh) * 2023-12-19 2024-01-26 珠海格力电器股份有限公司 空调器的控制方法、装置、可读存储介质和电子设备
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