JPH0591636U - 締付バンドの緊締力調整装置 - Google Patents

締付バンドの緊締力調整装置

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JPH0591636U
JPH0591636U JP3221792U JP3221792U JPH0591636U JP H0591636 U JPH0591636 U JP H0591636U JP 3221792 U JP3221792 U JP 3221792U JP 3221792 U JP3221792 U JP 3221792U JP H0591636 U JPH0591636 U JP H0591636U
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JP
Japan
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tightening band
tightening
band
guide shaft
buckle
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Withdrawn
Application number
JP3221792U
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Inventor
基文 新井
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新井ゴム株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水中マスクやスイミングゴーグルの取付状態
において締付バンドの緊締力を調整できるようにする。 【構成】 バックル8に設けられた一対の支持片12の
先端部間にガイド軸13を設け、そのガイド軸13に巻
付けられて折り返された締付バンド14にテーパ面17
を有する突出部16を所要の間隔をおいて設ける。一対
の支持片12間に組込まれた操作部材19をガイド軸1
3に対してスライド自在に設け、その操作部材19に係
合爪21を形成する。バックル8に設けた弾性片23に
より係合爪21が突出部16と係合する状態に保持し、
締付バンド14の締付バンド15を引く操作により締付
バンド14を引き締め、バックル8の後退動により係合
爪21と突出部16の係合を解除して締付バンド14が
弛められるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、締付バンドの緊締力調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、水中マスクやスイミングゴーグル等の水中メガネにおいては締付バン ドの緊締力を任意に調整できるようにして適切な水密状態が得られるようにして ある。
【0003】 締付バンドの緊締力を調整できるようにした装置として、実公昭63−929 0号公報に記載されたものが従来から知られている。
【0004】 上記公報に記載された緊締力調整装置においては、ゴーグル本体の側部に取付 けたバックルに挿通孔を形成し、この挿通孔内に締付バンドの掛回軸を設け、そ の掛回軸と挿通孔の一側縁間に挿通した締付バンドを掛回軸に沿って折り返し、 その折返しバンドを掛回軸と挿通孔の他側縁間に挿通している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記締付バンドの緊締力調整装置においては、バックル本体に設け た角状突部と締付バンドに形成したずれ止め用凹凸との係合によって締付バンド を緊締状態に保持しているため、締付バンドの緊締力を弱くする調整の際には、 水中マスクやスイミングゴーグルを顔面から取外した状態で行なう必要があり、 調整に手間がかかる不都合がある。
【0006】 この考案の課題は、水中マスクやスイミングゴーグルの装着状態において締付 バンドの緊締力を調整できるようにした緊締力調整装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】 上記の課題を解決するために、この考案においては、一対の支持片を有し、そ の支持片の先端部間にガイド軸を設けたバックルと、上記ガイド軸にかけられて 折り返された締付バンドと、上記支持片間においてガイド軸に対してスライド自 在に設けられた操作部材とから成り、前記締付バンドのガイド軸と摺接する面の 背面側に複数の突出部を締付バンドの長さ方向に所要の間隔をおいて設け、各突 出部の表面に上記締付バンドの折返しバンドを引く方向に向けて傾斜するテーパ 面を設け、前記操作部材には上記突出部の一つに対して係合可能な係合爪を形成 し、バックルには操作部材がガイド軸から離反する方向に後退動するのを防止し て係合爪を突出部と係合する状態に保持し、上記操作部材を押圧して後退動させ たとき弾性変形する弾性片を一体に設けた構成を採用したのである。
【0008】
【作用】
上記のように、係合爪を有する操作部材をガイド軸に対してスライド自在に設 けたことにより、締付バンドの折返しバンドを引くことによって突出部のテーパ 面が係合爪を押圧するため、操作部材が後退動し、締付バンドの緊縛力を強くす ることができる。
【0009】 また、操作部材を指先の押圧により後退動させることにより、係合爪がガイド 軸から離反して突出部との係合が解除するため、締付バンドを引くことにより、 緊締力を弱くすることができる。
【0010】
【実施例】
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0011】 図は、水中マスクに設けた締付バンドの緊締力調整装置を示す。図1乃至図4 に示すように、水中マスク1は、レンズ2と、このレンズ2を保持するレンズフ レーム3と、そのレンズフレーム3の背面側に設けられたパッド4とから成る。
【0012】 レンズフレーム3の両側部には丸孔5が設けられ、その丸孔5の内周上下に切 欠部6が形成されている。また、レンズフレーム3には弧状の長孔7が設けられ 、この長孔7の中心は丸孔5の中心と一致している。
【0013】 レンズフレーム3の両側部に取付けられるバックル8には連結軸9が設けられ 、その連結軸9の先端部に設けた一対の突起10は切欠部6に対して挿通可能に なっている。連結軸9は一対の突起10を切欠部6に位置合わせした状態から丸 孔5内に挿入される。その挿入状態においてバックル9を回転させることにより 、突起10がレンズフレーム3の両側部内面に係合し、その係合によって連結軸 9が抜け止めされる。
【0014】 また、バックル8には前記長孔7に挿入される突部11が設けられ、この突部 11が長孔7の両端に当接する範囲においてバックル8を回動し得るようになっ ている。
【0015】 バックル8は、一対の支持片12を上下に有し、その支持片12の先端部間に 設けたガイド軸13に締付バンド14が巻付けられて折り返されている。15は 折返しバンドを示す。
【0016】 締付バンド14にはガイド軸13に摺接する面の背面側に複数の突出部16が 所要の間隔をおいて設けられ、各突出部16の表面はテーパ面17とされている 。このテーパ面17は折返しバンド15を引く方向に向けて傾斜している。
【0017】 操作部材19はガイド軸13に対してスライド自在になり、そのガイド軸13 と対向する前側部には締付バンド14の突出部16に対して係合可能な係合爪2 1が形成されている。係合爪21の背面は傾斜面22とされ、バックル8には上 記傾斜面22に先端部が対向する弾性片23が一体に設けられている。
【0018】 弾性片23はガイド軸13から離反する方向に操作部材19が後退動するのを 防止して係合爪21を突出部16と係合する状態に保持する。また、弾性片23 は操作部材19を指先で押圧して後退動させたとき弾性変形し、その変形による 復元力で操作部材19を前方に押圧する。
【0019】 図2は、係合爪21が突出部16に係合している状態を示し、その係合爪21 と突出部16の係合によって締付バンド14は弛むが防止される。
【0020】 図2の状態において、折返しバンド15を引くと、突出部16のテーパ面17 が係合爪21を押圧し、その押圧によって操作部材19が後退動する。そのため 、折返しバンド15を引くことによって締付バンド14は引き締められ、締付バ ンド14の緊締力を強くすることができる。
【0021】 また、操作部材19を指先で押圧してガイド軸13から離反する方向に後退動 させると、図5に示すように、係合爪21と突出部16の係合が解除され、締付 バンド14を引くことにより、締付バンド14の緊締力を弱くすることができる 。
【0022】 操作部材19の後退時、弾性片23は弾性変形し、その変形による復元力は操 作部材19を押圧するため、締付バンド14の緊締力の調整後に操作部材19の 押圧を解除すると、弾性片23の弾力により操作部材19が前進して係合爪21 が突出部16に係合し、締付バンド14は緊締状態に保持される。
【0023】 実施例の場合は、レンズフレーム3に対してバックル8を着脱自在に設けたが 、レンズフレーム3にバックル8を一体に設けてもよい。また、実施例では、こ の考案に係る締付バンドの緊締力調整装置を水中マスクに設けた例を示したが、 水中マスク用に限定されるものではなく、例えば、スイミングゴーグルであって もよい。
【0024】
【考案の効果】
以上のように、この考案に係る緊締力調整装置においては、折返しバンドを引 くことによって締付バンドの緊締力を強くすることができ、操作部材を後退動さ せることによって締付バンドを弛めることができるため、締付バンドの緊締力調 整に際してスイミングゴーグルや水中マスクを取外す必要がなく、装着状態にお いて調整することができる。
【0025】 また、バックルに設けた弾性片は係合爪が突出部と係合する状態に保持するた め、締付バンドを緊締力の調整状態に確実に保持することができる。
【0026】 さらに、弾性片をバックルに一体に設けることによって、バックルをスプリン グで押圧する場合に比較して部品点数が少なくなり、組立てが容易であると共に コストの低減に効果を挙げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る緊締力調整装置の一実施例を示
す斜視図
【図2】同上の要部を示す横断平面図
【図3】同上の分解斜視図
【図4】図2のIV−IV線に沿った断面図
【図5】図2の作動状態を示す横断平面図
【符号の説明】
8 バックル 12 支持片 13 ガイド軸 14 締付バンド 15 折返しバンド 16 突出部 17 テーパ面 19 操作部材 21 係合爪 23 弾性片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の支持片を有し、その支持片の先端
    部間にガイド軸を設けたバックルと、上記ガイド軸にか
    けられて折り返された締付バンドと、上記支持片間にお
    いてガイド軸に対してスライド自在に設けられた操作部
    材とから成り、前記締付バンドのガイド軸と摺接する面
    の背面側に複数の突出部を締付バンドの長さ方向に所要
    の間隔をおいて設け、各突出部の表面に上記締付バンド
    の折返しバンドを引く方向に向けて傾斜するテーパ面を
    設け、前記操作部材には上記突出部の一つに対して係合
    可能な係合爪を形成し、バックルには操作部材がガイド
    軸から離反する方向に後退動するのを防止して係合爪を
    突出部と係合する状態に保持し、上記操作部材を押圧し
    て後退動させたとき弾性変形する弾性片を一体に設けた
    締付バンドの緊締力調整装置。
JP3221792U 1992-05-15 1992-05-15 締付バンドの緊締力調整装置 Withdrawn JPH0591636U (ja)

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JP3221792U JPH0591636U (ja) 1992-05-15 1992-05-15 締付バンドの緊締力調整装置

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JP3221792U JPH0591636U (ja) 1992-05-15 1992-05-15 締付バンドの緊締力調整装置

Publications (1)

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JPH0591636U true JPH0591636U (ja) 1993-12-14

Family

ID=12352765

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3221792U Withdrawn JPH0591636U (ja) 1992-05-15 1992-05-15 締付バンドの緊締力調整装置

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JP (1) JPH0591636U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011135946A (ja) * 2009-12-25 2011-07-14 Tabata Co Ltd 水中マスク

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960801