JPH059162U - 小型電動機の軸受装置 - Google Patents

小型電動機の軸受装置

Info

Publication number
JPH059162U
JPH059162U JP215191U JP215191U JPH059162U JP H059162 U JPH059162 U JP H059162U JP 215191 U JP215191 U JP 215191U JP 215191 U JP215191 U JP 215191U JP H059162 U JPH059162 U JP H059162U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
small electric
bearing device
electric motor
rotor shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP215191U
Other languages
English (en)
Inventor
哲郎 川本
洋介 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP215191U priority Critical patent/JPH059162U/ja
Publication of JPH059162U publication Critical patent/JPH059162U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動や騒音が低減できる小型電動機の軸受装
置の提供。 【構成】 回転子軸の両端を軸受台に装備された軸受に
て回転可能に支持する小型電動機の軸受装置において、
少なくとも軸受台の一方を、軸受を装備する内方筒部
と、内方筒部より大径の外方筒部と、両筒部から放射状
に連設されて両筒部を連結する複数の連結部にて形成す
るとともに、厚肉帯状の緩衝部材を各連結部の軸方向に
交互に位置するよう配設して緩衝部材が主として連結部
の振動エネルギーを吸収するようにした。また、軸受台
の両筒部と連結部が形成する空間に対応した緩衝部材を
その各空間に配設して、さらに両筒部の振動エネルギー
をも吸収するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、回転子軸の両端を軸受台に装備された軸受にて支持する小型電動機 の軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
小型電動機、例えば内転形式の無刷子電動機は、図5に示す構成のものが一般 的である。回転子1 は、回転子軸2 に円筒状の永久磁石3 を固着してなる。固定 子4 は、打ち抜き積層した固定子鉄心5 と、内方に突設した磁極子の周囲に巻装 したコイル6 により構成される。モータケース7 は、有底円筒状をなし、その内 周面に固定子4 を圧入や接着により固定し、開口部にはブラケット8 を取着して いる。このモータケース7 とブラケット8 には、円板状あるいは底浅の有底円筒 状をなす軸受台9,10が固着され、この軸受台9,10の中央に、図6に示すように、 回転子軸2 の両端を回転可能に支持する軸受11,12 が圧入等により装備されてい る。またブラケット8 は、ホール素子13を装備するとともに、これのリード線挿 通孔やコイル端末挿通孔を有している。14は信号線で、ホール素子13の検知信号 を図外駆動回路に入力する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述した小型電動機の軸受装置にあっては、軸受11,12 が軸受台9, 10に圧入され、この軸受台9,10がモータケース7 に固着される構成であるため、 回転子1 が回転すると、それの振動は回転子軸2 から軸受11,12 、軸受台9,10を 通ってモータケース7 に伝わる。一方、近年の小型電動機は、小型化や高出力化 の要求から回転子1 の高速化が図られており、その場合には回転子1 の振動やそ れに起因する騒音も増大して使用上無視できない問題となってきつつある。
【0004】 本考案は、かかる事由に鑑みてなしたもので、その目的とするところは、振動 や騒音が低減できる小型電動機の軸受装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するために、請求項1記載の考案の小型電動機の軸受装置は 、回転子軸の両端を軸受台に装備された軸受にて回転可能に支持する小型電動機 の軸受装置において、少なくとも前記軸受台の一方を、軸受を装備する内方筒部 と、内方筒部より大径の外方筒部と、両筒部から放射状に連設されて両筒部を連 結する複数の連結部にて形成するとともに、厚肉帯状の緩衝部材を各連結部の軸 方向に交互に位置するよう配設した構成としてある。
【0006】 また請求項2記載の小型電動機の軸受装置は、少なくとも前記軸受台の一方を 、軸受を装備する内方筒部と、内方筒部より大径の外方筒部と、両筒部から放射 状に連設されて両筒部を連結する複数の連結部にて形成するとともに、両筒部と 連結部が形成する空間に対応した緩衝部材をその各空間に配設した構成としてあ る。
【0007】
【作用】
これらの構成によれば、回転子の振動が回転子軸から軸受、軸受台の内方筒部 、連結部、外方筒部そしてモータケースに伝わる際に、緩衝部材が主として連結 部の振動エネルギーを吸収し、モータケースに伝わる振動やそれに起因する騒音 を低減する。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の第1実施例を図1乃至図3に基づいて説明する。なお、先に説 明した従来例と基本的機能が同一の部材には同一の符号を付してある。
【0009】 回転子1 は、回転子軸2 に円筒状の永久磁石3 を固着してなる。固定子4 は、 打ち抜き積層した固定子鉄心5 と、内方に突設した磁極子の周囲に巻装したコイ ル6 により構成される。モータケース7 は、有底円筒状をなし、その内周面に固 定子4 を圧入や接着により固定し、開口部にはブラケット8 を取着している。こ のモータケース7 とブラケット8 には、後述する軸受台9,10が固着され、この軸 受台9,10の中央に、回転子軸2 の両端を回転可能に支持する軸受11,12 が圧入等 により装備されている。またブラケット8 は、ホール素子13を装備するとともに 、これのリード線挿通孔やコイル端末挿通孔を有している。14は信号線で、ホー ル素子13の検知信号を図外駆動回路に入力する。
【0010】 次に、本考案の要部を説明すると、軸受台9,10は、軸受11,12 を装備する内方 筒部9a,10aと、内方筒部より大径の外方筒部9b,10bと、両筒部から放射状に連設 されて両筒部を連結する複数の連結部9c,9c,─,10c,10c, ─を有してアルミニウ ムのような金属材料のダイキャスト加工等により形成される。具体的には、軸受 11,12 の外径を 6mm、外方筒部9b,10bの外径を16mm、各筒部と連結部9c,9c,─,1 0c,10c, ─の厚さを 1mm、そして連結部9c,9c,─,10c,10c, ─を略等間隔の各 6 個としている。またこの実施例の場合、組み立てられた状態における連結部9c,9 c,─,10c,10c, ─の内方端面を両筒部の端面より少し沈ませてある。
【0011】 15は緩衝部材で、所謂スポンジ (海綿状のゴム又は合成樹脂) にて、図3(a) に示すように、幅が連結部9c,10cの径方向長さよりやや小さい厚肉帯状をなし、 両端部にL字状の切り込み15a,15b を形成している。この緩衝部材15は、図3(c ) に示すように、各連結部9c,9c,─,10c,10c, ─を順次縫うように、すなわち各 連結部の軸方向に交互に位置するよう挿入し、切り込み15a,15b 同士を引っ掛け 、好ましくは熱圧着して配設される。図3(b) は、緩衝部材15が軸受台9,10に配 設されたときの緩衝部材15の形状あるいは状態を示している。
【0012】 このものは、回転子1 が高速回転して振動し、それが回転子軸2 、軸受11,12 、軸受台9,10の内方筒部9a,10a、連結部9c,9c,─,10c,10c, ─、外方筒部9b,10b と伝わる際に、主として連結部9c,9c,─,10c,10c, ─の振動エネルギーが緩衝部 材15により吸収されてモータケース7 へ伝わる振動やそれに起因する騒音を大幅 に低減することとなる。
【0013】 次に、本考案の第2実施例を図4に基づいて説明する。このものは、第1実施 例の緩衝部材のみが異なっている。すなわち緩衝部材16は、軸受台9,10の両筒部 9a,9b,10a,10b と連結部9c,9c,─,10c,10c, ─が形成する空間に対応してそれよ り若干大きく形成され、各空間に圧入気味に配設される。このものも第1実施例 と同様の作用とともに、さらに両筒部9a,9b,10a,10b の振動を緩衝することとな る。
【0014】 なお、両実施例とも両軸受台に緩衝部材を配設したものを説明したが、一方側 にのみ緩衝部材を配設してもよい。また、電動機の形式も無刷子電動機に限定さ れるものでないことは勿論である。
【0015】
【考案の効果】
請求項1記載の小型電動機の軸受装置は、回転子の振動が回転子軸から軸受、 軸受台の内方筒部、連結部、外方筒部そしてモータケースに伝わる際に、緩衝部 材が主として連結部の振動エネルギーを吸収し、モータケースに伝わる振動やそ れに起因する騒音を低減する。
【0016】 請求項2記載の小型電動機の軸受装置は、前述の作用効果のうえに、さらに両 筒部の振動エネルギーを吸収してモータケースに伝わる振動やそれに起因する騒 音をより低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す分解斜視図である。
【図2】その断面図である。
【図3】その要部説明図で、(a) は緩衝部材の側面図、
(b) は緩衝部材の状態図、(c)は緩衝部材が軸受台に配
設された状態の斜視図である。
【図4】本考案の第2実施例を示す要部分解斜視図であ
る。
【図5】従来例を示す分解斜視図である。
【図6】その要部分解斜視図である。
【符号の説明】
1 回転子 2 回転子軸 4 固定子 7 モータケース 8 ブラケット 9,10 軸受台 9a,10a 内方筒部 9b,10b 外方筒部 9c,10c 連結部 11,12 軸受 15,16 緩衝部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転子軸の両端を軸受台に装備された軸
    受にて回転可能に支持する小型電動機の軸受装置におい
    て、少なくとも前記軸受台の一方を、軸受を装備する内
    方筒部と、内方筒部より大径の外方筒部と、両筒部から
    放射状に連設されて両筒部を連結する複数の連結部にて
    形成するとともに、厚肉帯状の緩衝部材を各連結部の軸
    方向に交互に位置するよう配設したことを特徴とする小
    型電動機の軸受装置。
  2. 【請求項2】 回転子軸の両端を軸受台に装備された軸
    受にて回転可能に支持する小型電動機の軸受装置におい
    て、少なくとも前記軸受台の一方を、軸受を装備する内
    方筒部と、内方筒部より大径の外方筒部と、両筒部から
    放射状に連設されて両筒部を連結する複数の連結部にて
    形成するとともに、両筒部と連結部が形成する空間に対
    応した緩衝部材をその各空間に配設したことを特徴とす
    る小型電動機の軸受装置。
JP215191U 1991-01-28 1991-01-28 小型電動機の軸受装置 Pending JPH059162U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP215191U JPH059162U (ja) 1991-01-28 1991-01-28 小型電動機の軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP215191U JPH059162U (ja) 1991-01-28 1991-01-28 小型電動機の軸受装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH059162U true JPH059162U (ja) 1993-02-05

Family

ID=11521357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP215191U Pending JPH059162U (ja) 1991-01-28 1991-01-28 小型電動機の軸受装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH059162U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49117626U (ja) * 1973-01-27 1974-10-08
JPS5178619U (ja) * 1974-12-18 1976-06-21

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49117626U (ja) * 1973-01-27 1974-10-08
JPS5178619U (ja) * 1974-12-18 1976-06-21
JPS5335958Y2 (ja) * 1974-12-18 1978-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000060053A (ja) 回転電機及びその軸受構造
JP2008035616A (ja) モータ
US5402024A (en) Rotor for a permanent-magnet motor
JP3364960B2 (ja) 永久磁石電動機の回転子
JP2002515569A (ja) ファン
JPH0578157U (ja) モータ
JP2910222B2 (ja) 電動機
JPH059162U (ja) 小型電動機の軸受装置
JP3684341B2 (ja) 永久磁石式回転電機
US11699937B2 (en) Blower
JP4004846B2 (ja) モータ
CN214227981U (zh) 振镜电机
JP3706016B2 (ja) 扁平な小形ブラシレス振動モータ
JP2001178098A (ja) Dcブラシレスモータ
JPH0631354U (ja) 直流電動機のフレーム構造
JP4811707B2 (ja) 回転電機
JPH08130847A (ja) モータ
KR100739516B1 (ko) 두께를 감소시킨 브러시리스 직류 전동기
JPS6142250A (ja) 磁石発電機の回転子
JP2002010604A (ja) 電動機
JPS63110944A (ja) ブラシレスモ−トルの回転子構造
JPH05316683A (ja) 直流ブラシレス電動機
JPS638704B2 (ja)
JPS5947278U (ja) ブラシレスモ−タ
JPH11252882A (ja) 軸方向空隙式超小型コアレス振動モータ