JPH0591597A - ステレオ音声修復装置 - Google Patents

ステレオ音声修復装置

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JPH0591597A
JPH0591597A JP3105213A JP10521391A JPH0591597A JP H0591597 A JPH0591597 A JP H0591597A JP 3105213 A JP3105213 A JP 3105213A JP 10521391 A JP10521391 A JP 10521391A JP H0591597 A JPH0591597 A JP H0591597A
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JP
Japan
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audio signal
circuit
listener
delay circuit
speaker
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JP3105213A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Muramatsu
泰弘 村松
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】左右スピーカに対するセンターライン上からず
れた位置に試聴者が居る場合であっても、その試聴者に
はセンターライン上に居る場合と同じステレオ音を与え
ること。 【構成】試聴者の位置を検出する位置検出手段(発信音
装置8、受信回路6,7から成る)と、左音声信号およ
び右音声信号をそれぞれ遅延させて対応する左スピー
カ、右スピーカに出力する遅延回路13と、左音声信号と
右音声信号のレベル差を調整するアッテネータ14(音量
差調整回路)と、位置検出手段が検出した位置に基づい
て遅延回路13とアッテネータ14とを制御するマイクロコ
ンピュータ9(制御手段)とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステレオ再生装置、音
声多重テレビ受信機等のステレオ音声再生装置において
ステレオ音声を修復するステレオ音声修復装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般にステレオ音声再生装置により生じ
た音声を部屋で聞く場合、試聴者は左右スピーカに対し
センターラインの延長線上の位置に居ないで、その延長
線からずれた位置に居る場合が多い。これは部屋の状況
や装置の設置場所等により試聴者の位置が制約を受ける
からである。
【0003】図7は部屋の様子を天井側から見た図であ
る。試聴者4が装置の筐体1に取付けられた左右スピー
カ2,3のセンターライン5の延長上の位置に居る場
合、左スピーカ2から試聴者4の左耳までの距離Aと、
右スピーカ3から試聴者4の右耳までの距離Bは等し
く、スピーカスパンを2H、センターライン5の延長上
における試聴者4と、左右スピーカ2,3の中点との距
離をL、試聴者4の両耳間隔を2Mとすると次式が成立
する。
【0004】
【数1】
【0005】ところが試聴者4がセンターライン5から
距離Kだけずれた場合、上記A,Bに相当するA′,
B′は次式で表わされる。
【0006】
【数2】
【0007】
【数3】
【0008】すなわち、右スピーカ3から出力された音
が右耳に到達したときはすでに左スピーカ2から出力さ
れた音が左耳に到達した状況となっている。すなわち、
第8図に示すようにB′−A′の長さの分、左耳に到達
する音よりも右耳に到達する音の方が遅れている。ここ
で音速をvとするとこの時間差tは、
【0009】
【数4】 であり、この分だけ試聴者は音像が左スピーカ2へ寄っ
た状態で聞こえてしまうという欠点があった。
【0010】これを防ぐため左右のバランスボリウムを
操作して右側の音を大きくし、左右のバランスを取るこ
とが行なわれている。しかし上記時間差により生じる不
具合は何ら解決できず、試聴者は不満感を持って聞くこ
とになっていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように従来は試聴
者が左右スピーカのセンターラインの延長上からずれた
位置に居る場合、左スピーカから左耳までの距離と右ス
ピーカから右耳までの距離との差分だけ左右の耳への音
の到達時間に差が生じて正常なステレオ感が損われてい
た。
【0012】本発明の目的は、この時間差による不都合
を解消し、本来のステレオ音を試聴者に与えることであ
る。 [発明の構成]
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明では、与えられた
左音声信号および右音声信号をそれぞれ遅延させて対応
する左スピーカ、右スピーカに出力する遅延回路と、前
記左音声信号と前記右音声信号のレベル差を調整して前
記左右スピーカの音量差を調整する音量差調整回路と、
試聴者の位置を検出する位置検出手段と、この位置検出
手段が検出した位置に基づいて前記遅延回路における前
記左音声信号および前記右音声信号の遅延時間を制御す
ると共に前記音量調整回路のレベル差を制御する制御手
段とを具備する構成となっている。
【0014】また、本発明では、与えられた左音声信号
および右音声信号をそれぞれ遅延させて対応する左スピ
ーカ、右スピーカに出力する第1の遅延回路と、前記与
えられた左音声信号を前記右スピーカに、前記与えられ
た右音声信号を前記左スピーカにそれぞれ遅延させて出
力する第2の遅延回路と、この第2の遅延回路を通過す
る前記左音声信号および前記右音声信号のレベルをそれ
ぞれ調整するレベル調整回路と、前記第2の遅延回路を
通過する前記左音声信号および前記右音声信号の位相を
それぞれ反転させる位相反転回路と、試聴者の位置を検
出する位置検出手段と、この位置検出手段が検出した位
置に基づいて前記第1および第2の遅延回路における前
記左音声信号および前記右音声信号の遅延時間を制御す
ると共に前記レベル調整回路のレベルを制御する制御手
段とを具備する構成となっている。
【0015】
【作用】上記第1の構成において制御手段は、遅延回
路、音量差調整回路を制御し、本装置に同時刻に与えら
れた左音声信号および右音声信号にそれぞれ対応する音
を、試聴者の左右の耳に同レベルで、かつ同時刻に到達
させることができる。
【0016】上記第2の構成において制御手段は、第1
および第2の遅延回路、レベル調整回路を制御し、本装
置に同時刻に与えられた左音声信号および右音声信号に
それぞれ対応する音を試聴者の左右の耳に同時刻に到達
させることができ、かつその左右の耳に到達するクロス
トーク音を打消す音をその左右の耳に対応するスピーカ
から出力させることができる。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。
【0018】図2は本実施例装置を含むステレオ音声再
生装置が配置された部屋30の様子を天井側から見た図で
ある。ステレオ音声再生装置の筐体1には2つのスピー
カが取付けられており、それぞれのスピーカの近傍に受
信回路6,7が設けられている。試聴者4は上記左右ス
ピーカのセンターライン5より左側にずれた位置に居
て、発信音装置8を手に持っている。筐体1内には図1
に示す構成の回路が設けられている。
【0019】図1を説明すると、入力端子10,11にはそ
れぞれ左音声信号、右音声信号が与えられるようになっ
ている。入力端子10は切換回路121 の端子a、切換回路
122の端子bに接続されている。入力端子11は切換回路1
21 の端子c、切換回路123の端子a,bに接続されてい
る。切換回路121 の端子dは遅延回路13の入力側に接続
されている。遅延回路13の出力はアッテネータ14に与え
られるようにされ、アッテネータ14の出力は切換回路12
2 の端子aと切換回路123 の端子cに与えられるように
されている。切換回路122 ,123 の端子dはそれぞれ出
力端子15,16と接続されている。出力端子15,16はそれ
ぞれ左スピーカ、右スピーカに接続されている。マイク
ロコンピュータ9は、受信回路6,7が受信した音のレ
ベルに基づいて所定の演算を行ない、遅延回路13の遅延
時間、アッテネータ14のレベル差および切換回路121 ,
122 ,123 の切換えを制御するものである。マイクロコ
ンピュータ9は図3のフローチャートに示す各機能を有
する。
【0020】図2において、受信回路6,7の間隔を2
b、試聴者位置と発信音装置8の音源80との間隔をN、
音源80から受信回路6,7それぞれの受信部までの距離
をL1,L2 、左右スピーカから試聴者位置までのセン
ターライン5方向の距離をL、試聴者位置のセンターラ
イン5からのずれをKとすると次式が成立する。
【0021】
【数5】
【0022】
【数6】
【0023】音源80の発信音レベルをg、受信回路6,
7での受信レベルをG1 ,G2 とすると、
【0024】
【数7】
【0025】
【数8】 となり、試聴者位置を示すK、Lは次式により算出され
る。
【0026】
【数9】
【0027】
【数10】
【0028】この式(9) ,(10)を式(4) に代入した式か
ら時間差tは求められる。距離A′,B′の差による音
量差は、音量は距離の二乗に反比例するから次式であら
わされる。
【0029】
【数11】
【0030】
【数12】
【0031】次に本実施例装置の動作を図3のフローチ
ャートを参照して説明する。
【0032】試聴者5が持つ発信音装置8の発信音は受
信回路6,7で受信される。マイクロコンピュータ9は
受信回路6,7からG1 ,G2 を得て式(9) ,(10)より
K,Lを求め(ステップ101)、更に式(2) ,(3) より
A′,B′を求める(ステップ102)。次にマイクロコン
ピュータ9はA′とB′を比較し(ステップ103)、A′
≦B′ならば切換回路121 ,122 ,123 における端子a
を端子dに接続し(ステップ104)、A′>B′ならば切
換回路121 ,122 ,123 における端子cを端子dに接続
する(ステップ105)。図2に示す例では試聴者4はセン
ターライン5より左側に居るのでA′≦B′であるから
切換回路121 ,122 ,123 における端子aが端子dに接
続される。
【0033】次にマイクロコンピュータ9は式(4) を計
算して時間差tを求め、これを遅延時間設定データ信号
として遅延回路13に与える(ステップ106)。次にマイク
ロコンピュータ9は式(12)を計算してA′/B′を求
め、これから音量差設定データ信号を作成してこれをア
ッテネータ14に出力する(ステップ107)。こうしてマイ
クロコンピュータ9により遅延回路13は遅延時間を設定
され、アッテネータ14は音量差を設定される。
【0034】図2に示すようにセンターライン5より左
側に試聴者が居る場合、入力端子10,11にそれぞれ左音
声信号、右音声信号が与えられると遅延回路13は左音声
信号を遅延させ、アッテネータ14はその左音声信号のレ
ベルを下げて左スピーカに出力する。右音声信号は直接
に右スピーカに至る。左右スピーカから音声が出力され
ると、試聴者の左右の耳それぞれには入力端子10,11に
同時に与えられた左右音声信号に対応する音声それぞれ
が同時にかつ同じレベルで与えられる。
【0035】本実施例において遅延回路は、遅延回路13
と切換回路121 ,122 ,123 から構成され、音量差調整
回路は、アッテネータ14から構成され、位置検出手段
は、発信装置8、受信回路6,7およびマイクロコンピ
ュータ9(ステップ101 の機能に相当する部分)から構
成され、制御手段はマイクロコンピュータ9(ステップ
102 〜ステップ107 の機能に相当する部分)から構成さ
れる。
【0036】図4は本発明の他の実施例の構成図であ
る。この実施例装置を説明する。発信装置8が用いられ
ることは前述の実施例と同じであり、ステレオ音声再生
装置に本実施例装置の他の構成要素が組み込まれている
ことも前述の実施例と同じである。このステレオ音声再
生装置は図5に示すように部屋30に設置されており、試
聴者4は上記ステレオ音声再生装置の左右スピーカのセ
ンターライン5より左側にずれた位置に居る。
【0037】図4に示す受信回路6,7は、図5に示す
ステレオ音声再生装置の筐体1において左右スピーカ
2,3それぞれの近傍に取付けられている。入力端子1
0,11にはそれぞれ左音声信号、右音声信号が与えられ
るようになっている。入力端子10に与えられる信号は、
一方で遅延回路18を介して加算器231 に至るようにさ
れ、他方でレベル調整回路171 、遅延回路19、位相反転
器221 を介して加算器232 に至るようにされている。入
力端子11に与えられる信号は、一方で遅延回路21を介し
て加算器232 に至るようにされ、他方でレベル調整回路
172 、遅延回路20、位相反転器222 を介して加算器231
に至るようにされている。加算器231 ,232 はそれぞれ
出力端子15,16に接続されている。出力端子15,16はそ
れぞれ左スピーカ、右スピーカに接続されている。マイ
クロコンピュータ90は、受信回路6,7が受信した音の
レベルに基づいて所定の演算を行ない、遅延回路18,1
9,20,21の各遅延時間およびレベル調整回路171 ,172
の各レベルを制御するものである。マイクロコンピュ
ータ90は図6のフローチャートに示す各機能を有する。
【0038】図5において、左スピーカ2から試聴者4
の右耳までの距離をA″、右スピーカ3から試聴者4の
左耳までの距離をB″とすると次式が成立する。
【0039】
【数13】
【0040】
【数14】
【0041】図5に示すA′、B′、K、L、M、Hは
図5に示した同符号と同じである。
【0042】左スピーカ2から試聴者4の左耳までと右
スピーカ3から試聴者4の左耳まで、それぞれ音が伝わ
るのに要する時間の差t1 は次式であらわされる。
【0043】
【数15】 式(14)、式(2) を式(15)に代入すると、
【0044】
【数16】 となる。
【0045】右スピーカ3から試聴音4の右耳までと左
スピーカ2から試聴者4の右耳まで、それぞれ音が伝わ
るのに要する時間の差t2 は次式であらわされる。
【0046】
【数17】 式(3) 、式(13)を式(17)に代入すると、
【0047】
【数18】 となる。
【0048】距離B″,A′の差による音量差は次式で
あらわされる。
【0049】
【数19】 距離B′,A″の差による音量差は次式であらわされ
る。
【0050】
【数20】
【0051】次に本実施例装置の動作を図6のフローチ
ャートを参照して説明する。
【0052】試聴者4が持つ発信音装置8の発信音は受
信回路6,7で受信される。マイクロコンピュータ90は
受信回路6,7から受信レベルG1 ,G2 を得て式(9),
(10)よりK,Lを求め(ステップ201)、更に式(2),(3),
(13),(14) よりA′,B′,A″,B″を求める(ステ
ップ202)。次にマイクロコンピュータ90は、A′と
B′、A′とB″、A″とB′をそれぞれ比較し、以下
の4つの場合に分けて異なる制御を行なう(ステップ20
3 〜209)。
【0053】 (1) A′<B′、A′<B″かつA″≦B′ (2) A′≦B′、A′<B″かつA″>B′ (3) A′>B′、A′≦B″かつA″>B′ (4) A′>B′、A′>B′かつA″>B′
【0054】(1) の場合、マイクロコンピュータ90は式
(14),(15),(17)よりt,t1 ,t2 を求め、遅延回路1
8,19,20,21にそれぞれ遅延時間t+t2 ,t,t1
+t2 ,t2 のデータ信号を出力する。
【0055】(2) の場合、マイクロコンピュータ90は式
(4),(15),(17) よりt,t1 ,t2 を求め、遅延回路1
8,19,20,21にそれぞれ遅延時間t,t+t2
1 ,0のデータ信号を出力する。
【0056】(3) の場合、マイクロコンピュータ90は式
(4),(15),(17) よりt,t1 ,t2 を求め、遅延回路1
8,19,20,21にそれぞれ遅延時間0,t2 ,t+
1 ,tのデータ信号を出力する。
【0057】(4) の場合、マイクロコンピュータ90は式
(4),(15),(17) よりt,t1 ,t2 を求め、遅延回路1
8,19,20,21にそれぞれ遅延時間t1 ,t1 +t2
t,t+t1 のデータ信号を出力する。
【0058】以上(1) 〜(4) のいずれの場合においても
マイクロコンピュータ90は式(19),(20)からB″/
A′、B′/A′を求め、これに基づいてレベル調整回
路171 ,172 の信号レベルを決定し、その信号レベルを
それぞれに出力する(ステップ210)。
【0059】図5に示すようにセンターライン5より試
聴者の右耳が左側にある場合、マイクロコンピュータ90
は上記(1) の制御を行なう。このため遅延回路18,19,
20,21にはそれぞれ遅延時間t+t2 ,t,t1
2 ,t2 が設定される。そしてレベル調整回路171 ,
172 にはそれぞれ(B″/A′)2 ,(A″/B′)2
に応じたレベルが設定される。次に入力端子10,11にそ
れぞれ左音声信号、右音声信号が与えられると、まず左
音声信号は一方で遅延回路18で時間t+t2遅延させら
れ加算回路231 に至り、他方でレベル調整回路171でレ
ベル調整された後遅延回路19で時間t遅延させられ位相
反転回路221 で位相反転させられて加算回路232 に至
る。右音声信号は一方で遅延回路21で時間t2 遅延させ
られ加算回路232 に至り、他方でレベル調整回路172 で
レベル調整された後遅延回路20で時間t1 +t2 遅延さ
せられ位相反転回路222で位相反転させられて加算回路2
31 に至る。加算回路231 ,232 の出力はそれぞれ左右
スピーカに至る。左右スピーカから音声が出力される
と、試聴者の左右の耳それぞれには入力端子10,11に同
時に与えられた左右音声信号に対応する音声それぞれが
同時に与えられると共に、クロストーク音がキャンセル
された状態となっている。
【0060】本実施例において、第1の遅延回路は、遅
延回路18,21から構成され、第2の遅延回路は、遅延回
路19,20から構成され、レベル調整回路はレベル調整回
路171 ,172 から構成され、位相反転回路は位相反転回
路221 ,222 から構成され、位置検出手段は、発信装置
8、受信回路6,7およびマイクロコンピュータ90(ス
テップ201 の機能に相当する部分)から構成され、制御
手段は、マイクロコンピュータ90(ステップ202 〜210
の機能に相当する部分)から構成される。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば試聴者は左右スピーカの
センターラインからずれた位置に居ても、センターライ
ン上に居る場合と同じ感覚でステレオ音声を聞くことが
出来る。また、本発明によればクロストーク音がキャン
セルされた状態でステレオ音声を聞くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成ブロック図。
【図2】本発明の一実施例の各部の配置を示す図。
【図3】本発明の一実施例の動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図4】本発明の他の実施例の構成ブロック図。
【図5】本発明の他の実施例におけるステレオ音声再生
装置と試聴者の位置関係を説明するための図。
【図6】本発明の他の実施例の動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図7】一般的ステレオ音声再生装置と試聴者の位置関
係を説明するための図。
【図8】従来のステレオ音声再生装置の動作を説明する
ための図。
【符号の説明】
6,7 受信回路 9,90 マイクロコンピュータ 13,18,19,20,21 遅延回路 14 アッテネータ 80 発信音装置 121 ,122 ,123 切換回路 171 ,172 レベル調整回路 221 ,222 位相反転回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【産業上の利用分野】本発明は、ステレオ再生装置、音
声多重テレビ受信機等のステレオ音声再生装置において
ステレオ音声を修復するステレオ音声修復装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般にステレオ音声再生装置により生じ
た音声を部屋で聞く場合、試聴者は左右スピーカに対し
センターラインの延長線上の位置に居ないで、その延長
線からずれた位置に居る場合が多い。これは部屋の状況
や装置の設置場所等により試聴者の位置が制約を受ける
からである。
【0003】図7は部屋の様子を天井側から見た図であ
る。試聴者4が装置の筐体1に取付けられた左右スピー
カ2,3のセンターライン5の延長上の位置に居る場
合、左スピーカ2から試聴者4の左耳までの距離Aと、
右スピーカ3から試聴者4の右耳までの距離Bは等し
く、スピーカスパンを2H、センターライン5の延長上
における試聴者4と、左右スピーカ2,3の中点との距
離をL、試聴者4の両耳間隔を2Mとすると次式が成立
する。
【0004】
【数1】
【0005】ところが試聴者4がセンターライン5から
距離Kだけずれた場合、上記A,Bに相当するA′,
B′は次式で表わされる。
【0006】
【数2】
【0007】
【数3】
【0008】すなわち、右スピーカ3から出力された音
が右耳に到達したときはすでに左スピーカ2から出力さ
れた音が左耳に到達した状況となっている。すなわち、
第8図に示すようにB′−A′の長さの分、左耳に到達
する音よりも右耳に到達する音の方が遅れている。ここ
で音速をvとするとこの時間差tは、
【0009】
【数4】 であり、この分だけ試聴者は音像が左スピーカ2へ寄っ
た状態で聞こえてしまうという欠点があった。
【0010】これを防ぐため左右のバランスボリウムを
操作して右側の音を大きくし、左右のバランスを取るこ
とが行なわれている。しかし上記時間差により生じる不
具合は何ら解決できず、試聴者は不満感を持って聞くこ
とになっていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように従来は試聴
者が左右スピーカのセンターラインの延長上からずれた
位置に居る場合、左スピーカから左耳までの距離と右ス
ピーカから右耳までの距離との差分だけ左右の耳への音
の到達時間に差が生じて正常なステレオ感が損われてい
た。
【0012】本発明の目的は、この時間差による不都合
を解消し、本来のステレオ音を試聴者に与えることであ
る。 [発明の構成]
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明では、与えられた
左音声信号および右音声信号をそれぞれ遅延させて対応
する左スピーカ、右スピーカに出力する遅延回路と、前
記左音声信号と前記右音声信号のレベル差を調整して前
記左右スピーカの音量差を調整する音量差調整回路と、
試聴者の位置を検出する位置検出手段と、この位置検出
手段が検出した位置に基づいて前記遅延回路における前
記左音声信号および前記右音声信号の遅延時間を制御す
ると共に前記音量調整回路のレベル差を制御する制御手
段とを具備する構成となっている。
【0014】また、本発明では、与えられた左音声信号
および右音声信号をそれぞれ遅延させて対応する左スピ
ーカ、右スピーカに出力する第1の遅延回路と、前記与
えられた左音声信号を前記右スピーカに、前記与えられ
た右音声信号を前記左スピーカにそれぞれ遅延させて出
力する第2の遅延回路と、この第2の遅延回路を通過す
る前記左音声信号および前記右音声信号のレベルをそれ
ぞれ調整するレベル調整回路と、前記第2の遅延回路を
通過する前記左音声信号および前記右音声信号の位相を
それぞれ反転させる位相反転回路と、試聴者の位置を検
出する位置検出手段と、この位置検出手段が検出した位
置に基づいて前記第1および第2の遅延回路における前
記左音声信号および前記右音声信号の遅延時間を制御す
ると共に前記レベル調整回路のレベルを制御する制御手
段とを具備する構成となっている。
【0015】
【作用】上記第1の構成において制御手段は、遅延回
路、音量差調整回路を制御し、本装置に同時刻に与えら
れた左音声信号および右音声信号にそれぞれ対応する音
を、試聴者の左右の耳に同レベルで、かつ同時刻に到達
させることができる。
【0016】上記第2の構成において制御手段は、第1
および第2の遅延回路、レベル調整回路を制御し、本装
置に同時刻に与えられた左音声信号および右音声信号に
それぞれ対応する音を試聴者の左右の耳に同時刻に到達
させることができ、かつその左右の耳に到達するクロス
トーク音を打消す音をその左右の耳に対応するスピーカ
から出力させることができる。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。
【0018】図2は本実施例装置を含むステレオ音声再
生装置が配置された部屋30の様子を天井側から見た図で
ある。ステレオ音声再生装置の筐体1には2つのスピー
カが取付けられており、それぞれのスピーカの近傍に受
信回路6,7が設けられている。試聴者4は上記左右ス
ピーカのセンターライン5より左側にずれた位置に居
て、発信音装置8を手に持っている。筐体1内には図1
に示す構成の回路が設けられている。
【0019】図1を説明すると、入力端子10,11にはそ
れぞれ左音声信号、右音声信号が与えられるようになっ
ている。入力端子10は切換回路121 の端子a、切換回路
122の端子bに接続されている。入力端子11は切換回路1
21 の端子c、切換回路123の端子a,bに接続されてい
る。切換回路121 の端子dは遅延回路13の入力側に接続
されている。遅延回路13の出力はアッテネータ14に与え
られるようにされ、アッテネータ14の出力は切換回路12
2 の端子aと切換回路123 の端子cに与えられるように
されている。切換回路122 ,123 の端子dはそれぞれ出
力端子15,16と接続されている。出力端子15,16はそれ
ぞれ左スピーカ、右スピーカに接続されている。マイク
ロコンピュータ9は、受信回路6,7が受信した音のレ
ベルに基づいて所定の演算を行ない、遅延回路13の遅延
時間、アッテネータ14のレベル差および切換回路121 ,
122 ,123 の切換えを制御するものである。マイクロコ
ンピュータ9は図3のフローチャートに示す各機能を有
する。
【0020】図2において、受信回路6,7の間隔を2
b、試聴者位置と発信音装置8の音源80との間隔をN、
音源80から受信回路6,7それぞれの受信部までの距離
をL1,L2 、左右スピーカから試聴者位置までのセン
ターライン5方向の距離をL、試聴者位置のセンターラ
イン5からのずれをKとすると次式が成立する。
【0021】
【数5】
【0022】
【数6】
【0023】音源80の発信音レベルをg、受信回路6,
7での受信レベルをG1 ,G2 とすると、
【0024】
【数7】
【0025】
【数8】 となり、試聴者位置を示すK、Lは次式により算出され
る。
【0026】
【数9】
【0027】
【数10】
【0028】この式(9) ,(10)を式(4) に代入した式か
ら時間差tは求められる。距離A′,B′の差による音
量差は、音量は距離の二乗に反比例するから次式であら
わされる。
【0029】
【数11】
【0030】
【数12】
【0031】次に本実施例装置の動作を図3のフローチ
ャートを参照して説明する。
【0032】試聴者5が持つ発信音装置8の発信音は受
信回路6,7で受信される。マイクロコンピュータ9は
受信回路6,7からG1 ,G2 を得て式(9) ,(10)より
K,Lを求め(ステップ101)、更に式(2) ,(3) より
A′,B′を求める(ステップ102)。次にマイクロコン
ピュータ9はA′とB′を比較し(ステップ103)、A′
≦B′ならば切換回路121 ,122 ,123 における端子a
を端子dに接続し(ステップ104)、A′>B′ならば切
換回路121 ,122 ,123 における端子cを端子dに接続
する(ステップ105)。図2に示す例では試聴者4はセン
ターライン5より左側に居るのでA′≦B′であるから
切換回路121 ,122 ,123 における端子aが端子dに接
続される。
【0033】次にマイクロコンピュータ9は式(4) を計
算して時間差tを求め、これを遅延時間設定データ信号
として遅延回路13に与える(ステップ106)。次にマイク
ロコンピュータ9は式(12)を計算してA′/B′を求
め、これから音量差設定データ信号を作成してこれをア
ッテネータ14に出力する(ステップ107)。こうしてマイ
クロコンピュータ9により遅延回路13は遅延時間を設定
され、アッテネータ14は音量差を設定される。
【0034】図2に示すようにセンターライン5より左
側に試聴者が居る場合、入力端子10,11にそれぞれ左音
声信号、右音声信号が与えられると遅延回路13は左音声
信号を遅延させ、アッテネータ14はその左音声信号のレ
ベルを下げて左スピーカに出力する。右音声信号は直接
に右スピーカに至る。左右スピーカから音声が出力され
ると、試聴者の左右の耳それぞれには入力端子10,11に
同時に与えられた左右音声信号に対応する音声それぞれ
が同時にかつ同じレベルで与えられる。
【0035】本実施例において遅延回路は、遅延回路13
と切換回路121 ,122 ,123 から構成され、音量差調整
回路は、アッテネータ14から構成され、位置検出手段
は、発信装置8、受信回路6,7およびマイクロコンピ
ュータ9(ステップ101 の機能に相当する部分)から構
成され、制御手段はマイクロコンピュータ9(ステップ
102 〜ステップ107 の機能に相当する部分)から構成さ
れる。
【0036】図4は本発明の他の実施例の構成図であ
る。この実施例装置を説明する。発信装置8が用いられ
ることは前述の実施例と同じであり、ステレオ音声再生
装置に本実施例装置の他の構成要素が組み込まれている
ことも前述の実施例と同じである。このステレオ音声再
生装置は図5に示すように部屋30に設置されており、試
聴者4は上記ステレオ音声再生装置の左右スピーカのセ
ンターライン5より左側にずれた位置に居る。
【0037】図4に示す受信回路6,7は、図5に示す
ステレオ音声再生装置の筐体1において左右スピーカ
2,3それぞれの近傍に取付けられている。入力端子1
0,11にはそれぞれ左音声信号、右音声信号が与えられ
るようになっている。入力端子10に与えられる信号は、
一方で遅延回路18を介して加算器231 に至るようにさ
れ、他方でレベル調整回路171 、遅延回路19、位相反転
器221 を介して加算器232 に至るようにされている。入
力端子11に与えられる信号は、一方で遅延回路21を介し
て加算器232 に至るようにされ、他方でレベル調整回路
172 、遅延回路20、位相反転器222 を介して加算器231
に至るようにされている。加算器231 ,232 はそれぞれ
出力端子15,16に接続されている。出力端子15,16はそ
れぞれ左スピーカ、右スピーカに接続されている。マイ
クロコンピュータ90は、受信回路6,7が受信した音の
レベルに基づいて所定の演算を行ない、遅延回路18,1
9,20,21の各遅延時間およびレベル調整回路171 ,172
の各レベルを制御するものである。マイクロコンピュ
ータ90は図6のフローチャートに示す各機能を有する。
【0038】図5において、左スピーカ2から試聴者4
の右耳までの距離をA″、右スピーカ3から試聴者4の
左耳までの距離をB″とすると次式が成立する。
【0039】
【数13】
【0040】
【数14】
【0041】図5に示すA′、B′、K、L、M、Hは
図5に示した同符号と同じである。
【0042】左スピーカ2から試聴者4の左耳までと右
スピーカ3から試聴者4の左耳まで、それぞれ音が伝わ
るのに要する時間の差t1 は次式であらわされる。
【0043】
【数15】 式(14)、式(2) を式(15)に代入すると、
【0044】
【数16】 となる。
【0045】右スピーカ3から試聴音4の右耳までと左
スピーカ2から試聴者4の右耳まで、それぞれ音が伝わ
るのに要する時間の差t2 は次式であらわされる。
【0046】
【数17】 式(3) 、式(13)を式(17)に代入すると、
【0047】
【数18】 となる。
【0048】距離B″,A′の差による音量差は次式で
あらわされる。
【0049】
【数19】 距離B′,A″の差による音量差は次式であらわされ
る。
【0050】
【数20】
【0051】次に本実施例装置の動作を図6のフローチ
ャートを参照して説明する。
【0052】試聴者4が持つ発信音装置8の発信音は受
信回路6,7で受信される。マイクロコンピュータ90は
受信回路6,7から受信レベルG1 ,G2 を得て式(9),
(10)よりK,Lを求め(ステップ201)、更に式(2),(3),
(13),(14) よりA′,B′,A″,B″を求める(ステ
ップ202)。次にマイクロコンピュータ90は、A′と
B′、A′とB″、A″とB′をそれぞれ比較し、以下
の4つの場合に分けて異なる制御を行なう(ステップ20
3 〜209)。
【0053】(1) A′<B′、A′<B″かつA″≦
B′ (2) A′≦B′、A′<B″かつA″>B′ (3) A′>B′、A′≦B″かつA″>B′ (4) A′>B′、A′>B′かつA″>B′
【0054】(1) の場合、マイクロコンピュータ90は式
(14),(15),(17)よりt,t1 ,t2 を求め、遅延回路1
8,19,20,21にそれぞれ遅延時間t+t2 ,t,t1
+t2 ,t2 のデータ信号を出力する。
【0055】(2) の場合、マイクロコンピュータ90は式
(4),(15),(17) よりt,t1 ,t2 を求め、遅延回路1
8,19,20,21にそれぞれ遅延時間t,t+t2
1 ,0のデータ信号を出力する。
【0056】(3) の場合、マイクロコンピュータ90は式
(4),(15),(17) よりt,t1 ,t2 を求め、遅延回路1
8,19,20,21にそれぞれ遅延時間0,t2 ,t+
1 ,tのデータ信号を出力する。
【0057】(4) の場合、マイクロコンピュータ90は式
(4),(15),(17) よりt,t1 ,t2 を求め、遅延回路1
8,19,20,21にそれぞれ遅延時間t1 ,t1 +t2
t,t+t1 のデータ信号を出力する。
【0058】以上(1) 〜(4) のいずれの場合においても
マイクロコンピュータ90は式(19),(20)からB″/
A′、B′/A′を求め、これに基づいてレベル調整回
路171 ,172 の信号レベルを決定し、その信号レベルを
それぞれに出力する(ステップ210)。
【0059】図5に示すようにセンターライン5より試
聴者の右耳が左側にある場合、マイクロコンピュータ90
は上記(1) の制御を行なう。このため遅延回路18,19,
20,21にはそれぞれ遅延時間t+t2 ,t,t1
2 ,t2 が設定される。そしてレベル調整回路171 ,
172 にはそれぞれ(B″/A′)2 ,(A″/B′)2
に応じたレベルが設定される。次に入力端子10,11にそ
れぞれ左音声信号、右音声信号が与えられると、まず左
音声信号は一方で遅延回路18で時間t+t2遅延させら
れ加算回路231 に至り、他方でレベル調整回路171でレ
ベル調整された後遅延回路19で時間t遅延させられ位相
反転回路221 で位相反転させられて加算回路232 に至
る。右音声信号は一方で遅延回路21で時間t2 遅延させ
られ加算回路232 に至り、他方でレベル調整回路172 で
レベル調整された後遅延回路20で時間t1 +t2 遅延さ
せられ位相反転回路222で位相反転させられて加算回路2
31 に至る。加算回路231 ,232 の出力はそれぞれ左右
スピーカに至る。左右スピーカから音声が出力される
と、試聴者の左右の耳それぞれには入力端子10,11に同
時に与えられた左右音声信号に対応する音声それぞれが
同時に与えられると共に、クロストーク音がキャンセル
された状態となっている。
【0060】本実施例において、第1の遅延回路は、遅
延回路18,21から構成され、第2の遅延回路は、遅延回
路19,20から構成され、レベル調整回路はレベル調整回
路171 ,172 から構成され、位相反転回路は位相反転回
路221 ,222 から構成され、位置検出手段は、発信装置
8、受信回路6,7およびマイクロコンピュータ90(ス
テップ201 の機能に相当する部分)から構成され、制御
手段は、マイクロコンピュータ90(ステップ202 〜210
の機能に相当する部分)から構成される。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば試聴者は左右スピーカの
センターラインからずれた位置に居ても、センターライ
ン上に居る場合と同じ感覚でステレオ音声を聞くことが
出来る。また、本発明によればクロストーク音がキャン
セルされた状態でステレオ音声を聞くことができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 与えられた左音声信号および右音声信号
    をそれぞれ遅延させて対応する左スピーカ、右スピーカ
    に出力する遅延回路と、前記左音声信号と前記右音声信
    号のレベル差を調整して前記左右スピーカの音量差を調
    整する音量差調整回路と、試聴者の位置を検出する位置
    検出手段と、この位置検出手段が検出した位置に基づい
    て前記遅延回路における前記左音声信号および前記右音
    声信号の遅延時間を制御すると共に前記音量差調整回路
    のレベル差を制御する制御手段とを具備するステレオ音
    声修復装置。
  2. 【請求項2】 与えられた左音声信号および右音声信号
    をそれぞれ遅延させて対応する左スピーカ、右スピーカ
    に出力する第1の遅延回路と、前記与えられた左音声信
    号を前記右スピーカに前記与えられた右音声信号を前記
    左スピーカにそれぞれ遅延させて出力する第2の遅延回
    路と、この第2の遅延回路を通過する前記左音声信号お
    よび前記右音声信号のレベルをそれぞれ調整するレベル
    調整回路と、前記第2の遅延回路を通過する前記左音声
    信号および前記右音声信号の位相をそれぞれ反転させる
    位相反転回路と、試聴者の位置を検出する位置検出手段
    と、この位置検出手段が検出した位置に基づいて前記第
    1および第2の遅延回路における前記左音声信号および
    前記右音声信号の遅延時間を制御すると共に前記レベル
    調整回路のレベルを制御する制御手段とを具備するステ
    レオ音声修復装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002500844A (ja) * 1997-05-28 2002-01-08 バウク、ジェラルド、エル 拡大スイートスポット用ラウドスピーカアレイ
EP1703772A1 (en) 2005-03-15 2006-09-20 Yamaha Corporation Position detecting system, speaker system, and user terminal apparatus
JP5038145B2 (ja) * 2005-10-18 2012-10-03 パイオニア株式会社 定位制御装置、定位制御方法、定位制御プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体

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